JP3224346B2 - Ｃｄｍａ移動通信システムにおける無線チャネル構成方法 - Google Patents
Ｃｄｍａ移動通信システムにおける無線チャネル構成方法Info
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- JP3224346B2 JP3224346B2 JP19480996A JP19480996A JP3224346B2 JP 3224346 B2 JP3224346 B2 JP 3224346B2 JP 19480996 A JP19480996 A JP 19480996A JP 19480996 A JP19480996 A JP 19480996A JP 3224346 B2 JP3224346 B2 JP 3224346B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多元接続
（以下、ＣＤＭＡと略称する）方式の移動通信システム
における無線チャネル構成方法に関し、特に通信用物理
チャネル内にユーザ情報を伝送する情報チャネルに付随
して設けられ、制御信号を伝送するための付随制御チャ
ネルを効率的に確保し得るＣＤＭＡ移動通信システムに
おける無線チャネル構成方法に関する。
（以下、ＣＤＭＡと略称する）方式の移動通信システム
における無線チャネル構成方法に関し、特に通信用物理
チャネル内にユーザ情報を伝送する情報チャネルに付随
して設けられ、制御信号を伝送するための付随制御チャ
ネルを効率的に確保し得るＣＤＭＡ移動通信システムに
おける無線チャネル構成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在世界中でサービス提供されているデ
ィジタル移動通信システムは、ＴＭＤＡとＦＤＭＡを利
用したシステムであり、周波数分割および時間分割によ
り無線回線を確保している。これらのシステムには、通
信用物理チャネル内に制御信号を伝送するための付随制
御チャネルが設けられている。
ィジタル移動通信システムは、ＴＭＤＡとＦＤＭＡを利
用したシステムであり、周波数分割および時間分割によ
り無線回線を確保している。これらのシステムには、通
信用物理チャネル内に制御信号を伝送するための付随制
御チャネルが設けられている。
【０００３】ＴＤＭＡとＦＤＭＡを利用したシステムに
おいて、付随制御チャネルのために常時大きな伝送速度
を確保することは、直接無線回線容量の浪費につながる
ことになる。例えば、付随制御チャネルの伝送速度とし
て、ユーザ情報を伝送する情報チャネルの伝送速度と同
一の伝送速度を確保した場合の無線回線容量は、付随制
御チャネルを不要として全て情報チャネルとして使用し
た場合の無線回線容量の半分となる。
おいて、付随制御チャネルのために常時大きな伝送速度
を確保することは、直接無線回線容量の浪費につながる
ことになる。例えば、付随制御チャネルの伝送速度とし
て、ユーザ情報を伝送する情報チャネルの伝送速度と同
一の伝送速度を確保した場合の無線回線容量は、付随制
御チャネルを不要として全て情報チャネルとして使用し
た場合の無線回線容量の半分となる。
【０００４】具体的には、図２に示すように、周波数１
で構成される通信用物理チャネルでは、付随制御チャネ
ルＣ１，Ｃ２の伝送速度が情報チャネルＩ１，Ｉ２の伝
送速度と等しく設定され、１つのＴＤＭＡフレームで示
す時間内で２チャネル（ｃｈ）分しか多重されていない
のに対して、付随制御チャネルＣ１，Ｃ２がない場合に
は、周波数２で示すように、１つのＴＤＭＡフレーム内
に情報チャネルＩ１，Ｉ２，Ｉ３，Ｉ４の４チャネル分
を多重化できるというように無線回線容量を倍にするこ
とができる。
で構成される通信用物理チャネルでは、付随制御チャネ
ルＣ１，Ｃ２の伝送速度が情報チャネルＩ１，Ｉ２の伝
送速度と等しく設定され、１つのＴＤＭＡフレームで示
す時間内で２チャネル（ｃｈ）分しか多重されていない
のに対して、付随制御チャネルＣ１，Ｃ２がない場合に
は、周波数２で示すように、１つのＴＤＭＡフレーム内
に情報チャネルＩ１，Ｉ２，Ｉ３，Ｉ４の４チャネル分
を多重化できるというように無線回線容量を倍にするこ
とができる。
【０００５】付随制御チャネルで伝送される制御信号量
が時間的に変動なく、ある一定量であれば、付随制御チ
ャネルとして、対応する伝送速度を確保することに意味
がある。しかしながら、実際には制御信号の発生は時間
的に変動し、瞬間的に多量の制御信号が生成されるもの
であるが、またほとんどの時間は伝送されるべき制御信
号はない状態である。
が時間的に変動なく、ある一定量であれば、付随制御チ
ャネルとして、対応する伝送速度を確保することに意味
がある。しかしながら、実際には制御信号の発生は時間
的に変動し、瞬間的に多量の制御信号が生成されるもの
であるが、またほとんどの時間は伝送されるべき制御信
号はない状態である。
【０００６】従って、付随制御チャネルとして、大きな
伝送速度を確保した場合には、無線回線容量を無駄に浪
費することになる。このため、ＴＤＭＡとＦＤＭＡを利
用した従来のシステムでは、付随制御チャネルとして大
きな伝送速度を確保することができず、低い伝送速度が
設定されている。従って、瞬間的に多量の制御信号が生
成された場合には、伝送速度が低いため、この多量の制
御信号の伝送に長い時間を要することとなり、制御遅延
が増大することとなる。
伝送速度を確保した場合には、無線回線容量を無駄に浪
費することになる。このため、ＴＤＭＡとＦＤＭＡを利
用した従来のシステムでは、付随制御チャネルとして大
きな伝送速度を確保することができず、低い伝送速度が
設定されている。従って、瞬間的に多量の制御信号が生
成された場合には、伝送速度が低いため、この多量の制
御信号の伝送に長い時間を要することとなり、制御遅延
が増大することとなる。
【０００７】このような制御遅延の増大を防止するた
め、従来のディジタル移動通信システムでは、瞬間的に
多量の制御信号が生成された場合、ユーザ情報の伝送を
犠牲にし、瞬間的に情報チャネルを用いて（スチールし
て）、高速に制御信号を伝送するようにしている。
め、従来のディジタル移動通信システムでは、瞬間的に
多量の制御信号が生成された場合、ユーザ情報の伝送を
犠牲にし、瞬間的に情報チャネルを用いて（スチールし
て）、高速に制御信号を伝送するようにしている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のＴＤＭＡとＦＤＭＡを利用したシステムでは、付随制
御チャネルとして大きな伝送速度を確保することが困難
であり、瞬間的に発生した多量の制御信号に対して制御
遅延が長くなるのを容認するか、または制御遅延が容認
できない場合にはユーザ情報の伝送を犠牲にするしかな
いという問題がある。
のＴＤＭＡとＦＤＭＡを利用したシステムでは、付随制
御チャネルとして大きな伝送速度を確保することが困難
であり、瞬間的に発生した多量の制御信号に対して制御
遅延が長くなるのを容認するか、または制御遅延が容認
できない場合にはユーザ情報の伝送を犠牲にするしかな
いという問題がある。
【０００９】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ユーザ情報を犠牲にしたり、
制御遅延の増大を発生することなく、瞬間的に発生する
多量の制御信号を適確に伝送し得るように付随制御チャ
ネルを確保したＣＤＭＡ移動通信システムにおける無線
チャネル構成方法を提供することにある。
その目的とするところは、ユーザ情報を犠牲にしたり、
制御遅延の増大を発生することなく、瞬間的に発生する
多量の制御信号を適確に伝送し得るように付随制御チャ
ネルを確保したＣＤＭＡ移動通信システムにおける無線
チャネル構成方法を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の本発明は、符号分割多元接続方式の
移動通信システムにおいて、ユーザ情報を伝送する情報
チャネルに付随して設けられ、制御信号を伝送するため
の付随制御チャネルとして、瞬間的に発生する制御信号
量を所要の伝送遅延で伝送できるだけの伝送速度を確保
し、該付随制御チャネルは伝送すべき制御信号がない場
合には送信を停止することを要旨とする。
め、請求項１記載の本発明は、符号分割多元接続方式の
移動通信システムにおいて、ユーザ情報を伝送する情報
チャネルに付随して設けられ、制御信号を伝送するため
の付随制御チャネルとして、瞬間的に発生する制御信号
量を所要の伝送遅延で伝送できるだけの伝送速度を確保
し、該付随制御チャネルは伝送すべき制御信号がない場
合には送信を停止することを要旨とする。
【００１１】請求項１記載の本発明にあっては、付随制
御チャネルとして瞬間的に発生する制御信号量を所要の
伝送遅延で伝送できるだけの伝送速度を確保し、該付随
制御チャネルは伝送すべき制御信号がない場合には送信
を停止しているため、制御信号がなく、付随制御チャネ
ルの送信を停止している場合には無線回線容量に対する
影響は全くなく、瞬間的に制御信号が発生した場合のみ
付随制御チャネルが送信されるが、これによりユーザ情
報が犠牲にされることもなく、また制御遅延が増大する
こともない。
御チャネルとして瞬間的に発生する制御信号量を所要の
伝送遅延で伝送できるだけの伝送速度を確保し、該付随
制御チャネルは伝送すべき制御信号がない場合には送信
を停止しているため、制御信号がなく、付随制御チャネ
ルの送信を停止している場合には無線回線容量に対する
影響は全くなく、瞬間的に制御信号が発生した場合のみ
付随制御チャネルが送信されるが、これによりユーザ情
報が犠牲にされることもなく、また制御遅延が増大する
こともない。
【００１２】また、請求項２記載の本発明は、符号分割
多元接続方式の移動通信システムにおいて、制御信号と
ユーザ情報の伝送を行う第１の伝送速度の無線フレーム
と、制御信号がなく、ユーザ情報のみを伝送する第２の
伝送速度の無線フレームの２種類の伝送速度の無線フレ
ームを設け、無線フレームによらず、拡散コードのチッ
プ速度を一定とし、伝送すべき制御信号がある場合に
は、前記第１の伝送速度の無線フレームを用いるととも
に、該無線フレームを第１の所定の送信電力で送信し、
伝送すべき制御信号がない場合には、前記第２の伝送速
度の無線フレームを用い、該無線フレームを前記第１の
所定の送信電力に前記第１の伝送速度分の前記第２の伝
送速度を掛けた第２の所定の送信電力で送信することを
要旨とする。
多元接続方式の移動通信システムにおいて、制御信号と
ユーザ情報の伝送を行う第１の伝送速度の無線フレーム
と、制御信号がなく、ユーザ情報のみを伝送する第２の
伝送速度の無線フレームの２種類の伝送速度の無線フレ
ームを設け、無線フレームによらず、拡散コードのチッ
プ速度を一定とし、伝送すべき制御信号がある場合に
は、前記第１の伝送速度の無線フレームを用いるととも
に、該無線フレームを第１の所定の送信電力で送信し、
伝送すべき制御信号がない場合には、前記第２の伝送速
度の無線フレームを用い、該無線フレームを前記第１の
所定の送信電力に前記第１の伝送速度分の前記第２の伝
送速度を掛けた第２の所定の送信電力で送信することを
要旨とする。
【００１３】請求項２記載の本発明にあっては、伝送す
べき制御信号がある場合には、第１の伝送速度の無線フ
レームを用いて第１の所定の送信電力で制御信号とユー
ザ情報を送信し、制御信号がない場合には、第２の伝送
速度の無線フレームを用い、第１の所定の送信電力に第
１の伝送速度分の第２の伝送速度を掛けた第２の所定の
送信電力でユーザ情報のみを送信するため、例えば第１
の所定の送信電力を第２の所定の送信電力の２倍とした
場合には第１の伝送速度を第２の伝送速度の２倍で送信
することにより、受信品質を劣化させることなく、また
ユーザ情報を犠牲にすることもなく、更に制御遅延の増
大を招くことなく、瞬間的に多量に発生する制御信号を
適確に伝送することができる。
べき制御信号がある場合には、第１の伝送速度の無線フ
レームを用いて第１の所定の送信電力で制御信号とユー
ザ情報を送信し、制御信号がない場合には、第２の伝送
速度の無線フレームを用い、第１の所定の送信電力に第
１の伝送速度分の第２の伝送速度を掛けた第２の所定の
送信電力でユーザ情報のみを送信するため、例えば第１
の所定の送信電力を第２の所定の送信電力の２倍とした
場合には第１の伝送速度を第２の伝送速度の２倍で送信
することにより、受信品質を劣化させることなく、また
ユーザ情報を犠牲にすることもなく、更に制御遅延の増
大を招くことなく、瞬間的に多量に発生する制御信号を
適確に伝送することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【００１５】ＣＤＭＡ移動通信システムでは、無線回線
容量は干渉電力量で決まり、所定の干渉電力量を超えた
時点で無線回線容量が限界となる。逆にいえば、干渉電
力量を増やさなければ、無線回線容量は浪費されない。
干渉電力を抑えるには、送信すべき情報がない場合に送
信を停止すればよいことになる。
容量は干渉電力量で決まり、所定の干渉電力量を超えた
時点で無線回線容量が限界となる。逆にいえば、干渉電
力量を増やさなければ、無線回線容量は浪費されない。
干渉電力を抑えるには、送信すべき情報がない場合に送
信を停止すればよいことになる。
【００１６】従って、本発明の一実施形態に係る無線チ
ャネル構成方法では、ユーザ情報を伝送する情報チャネ
ルに付随して設けられ、制御信号を伝送するための付随
制御チャネルとして、瞬間的に発生する制御信号量を所
要の伝送遅延で伝送できるだけの伝送速度を時間的に確
保しておき、該付随制御チャネルは伝送すべき制御信号
がない場合には送信を停止するようにしている。
ャネル構成方法では、ユーザ情報を伝送する情報チャネ
ルに付随して設けられ、制御信号を伝送するための付随
制御チャネルとして、瞬間的に発生する制御信号量を所
要の伝送遅延で伝送できるだけの伝送速度を時間的に確
保しておき、該付随制御チャネルは伝送すべき制御信号
がない場合には送信を停止するようにしている。
【００１７】従って、制御信号がなく、付随制御チャネ
ルの送信を停止している場合には、無線回線容量に対す
る影響は全くなく、瞬間的に制御信号が発生した場合の
み付随制御チャネルが送信されるが、これによりユーザ
情報が犠牲にされることもなく、制御遅延が増大するこ
ともない。
ルの送信を停止している場合には、無線回線容量に対す
る影響は全くなく、瞬間的に制御信号が発生した場合の
み付随制御チャネルが送信されるが、これによりユーザ
情報が犠牲にされることもなく、制御遅延が増大するこ
ともない。
【００１８】図１は、本発明の他の実施形態に係る無線
チャネル構成方法において使用される無線フレームの送
信電力を示す図である。
チャネル構成方法において使用される無線フレームの送
信電力を示す図である。
【００１９】本実施形態においては、図１（ａ）に示す
ように情報チャネルと付随制御チャネルを送信電力２Ｐ
で伝送する伝送速度２ｘの第１の無線フレームと図１
（ｂ）に示すように情報チャネルのみを送信電力Ｐで伝
送する伝送速度ｘの第２の無線フレームの２種類の無線
フレームを設けるとともに、無線フレームによらず、拡
散コードのチップ速度を一定とし、これにより情報チャ
ネルと付随制御チャネルを送信する場合と情報チャネル
のみを送信する場合とで同様の受信品質を維持しながら
情報チャネルの伝送速度を同じにし、制御遅延の増大を
防止している。
ように情報チャネルと付随制御チャネルを送信電力２Ｐ
で伝送する伝送速度２ｘの第１の無線フレームと図１
（ｂ）に示すように情報チャネルのみを送信電力Ｐで伝
送する伝送速度ｘの第２の無線フレームの２種類の無線
フレームを設けるとともに、無線フレームによらず、拡
散コードのチップ速度を一定とし、これにより情報チャ
ネルと付随制御チャネルを送信する場合と情報チャネル
のみを送信する場合とで同様の受信品質を維持しながら
情報チャネルの伝送速度を同じにし、制御遅延の増大を
防止している。
【００２０】更に詳しくは、ＣＤＭＡ無線通信におい
て、受信品質の１つの指標であるビットエネルギＥb は
次式で表される。
て、受信品質の１つの指標であるビットエネルギＥb は
次式で表される。
【００２１】Ｅb ＝Ｃ×ＰR ×Ｒchip／Ｒbit ここで、ＰR は希望波受信電力、Ｒchipはチップ速度、
Ｒbit は情報伝送速度、Ｃは定数である。なお、Ｒchip
／Ｒbit は拡散利得と呼ばれるものである。
Ｒbit は情報伝送速度、Ｃは定数である。なお、Ｒchip
／Ｒbit は拡散利得と呼ばれるものである。
【００２２】図１においては、情報チャネルと付随制御
チャネルを伝送する場合においても情報チャネルの伝送
速度を情報チャネルのみを伝送する場合と同様にするた
めに、図１（ａ）の第１の無線フレームの伝送速度を情
報チャネルのみを伝送する場合の伝送速度ｘの２倍の２
ｘにするとともに、このように伝送速度が２倍になった
場合にも、同一の受信品質を維持するために、上式から
わかるように、希望波受信電力を２倍にする必要があ
り、この受信品質を２倍にするために、送信電力を情報
チャネルのみを伝送する場合の送信電力Ｐの２倍の２Ｐ
にしている。
チャネルを伝送する場合においても情報チャネルの伝送
速度を情報チャネルのみを伝送する場合と同様にするた
めに、図１（ａ）の第１の無線フレームの伝送速度を情
報チャネルのみを伝送する場合の伝送速度ｘの２倍の２
ｘにするとともに、このように伝送速度が２倍になった
場合にも、同一の受信品質を維持するために、上式から
わかるように、希望波受信電力を２倍にする必要があ
り、この受信品質を２倍にするために、送信電力を情報
チャネルのみを伝送する場合の送信電力Ｐの２倍の２Ｐ
にしている。
【００２３】一般的には、図１（ａ）に示す第１の無線
フレームの伝送速度および送信電力をそれぞれＡおよび
Ｔとし、図１（ｂ）に示す第２の無線フレームの伝送速
度をＢとすると、第１および第２の無線フレームの受信
品質を同じにするには、第２の無線フレームの送信電力
はＴ×Ｂ／Ａになる。
フレームの伝送速度および送信電力をそれぞれＡおよび
Ｔとし、図１（ｂ）に示す第２の無線フレームの伝送速
度をＢとすると、第１および第２の無線フレームの受信
品質を同じにするには、第２の無線フレームの送信電力
はＴ×Ｂ／Ａになる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
付随制御チャネルとして瞬間的に発生する制御信号量を
所要の伝送遅延で伝送できるだけの伝送速度を確保し、
該付随制御チャネルは伝送すべき制御信号がない場合に
は送信を停止しているため、制御信号がなく、付随制御
チャネルの送信を停止している場合には無線回線容量に
対する影響は全くなく、瞬間的に制御信号が発生した場
合のみ付随制御チャネルが送信されるが、これによりユ
ーザ情報が犠牲にされることもなく、また制御遅延が増
大することもない。
付随制御チャネルとして瞬間的に発生する制御信号量を
所要の伝送遅延で伝送できるだけの伝送速度を確保し、
該付随制御チャネルは伝送すべき制御信号がない場合に
は送信を停止しているため、制御信号がなく、付随制御
チャネルの送信を停止している場合には無線回線容量に
対する影響は全くなく、瞬間的に制御信号が発生した場
合のみ付随制御チャネルが送信されるが、これによりユ
ーザ情報が犠牲にされることもなく、また制御遅延が増
大することもない。
【００２５】また、本発明によれば、伝送すべき制御信
号がある場合には、第１の伝送速度の無線フレームを用
いて第１の所定の送信電力で制御信号とユーザ情報を送
信し、制御信号がない場合には、第２の伝送速度の無線
フレームを用い、第１の所定の送信電力に第１の伝送速
度分の第２の伝送速度を掛けた第２の所定の送信電力で
ユーザ情報のみを送信するので、例えば第１の所定の送
信電力を第２の所定の送信電力の２倍とした場合には第
１の伝送速度を第２の伝送速度の２倍で送信することに
より、受信品質を劣化させることなく、またユーザ情報
を犠牲にすることもなく、更に制御遅延の増大を招くこ
となく、制御信号を適確に伝送することができる。
号がある場合には、第１の伝送速度の無線フレームを用
いて第１の所定の送信電力で制御信号とユーザ情報を送
信し、制御信号がない場合には、第２の伝送速度の無線
フレームを用い、第１の所定の送信電力に第１の伝送速
度分の第２の伝送速度を掛けた第２の所定の送信電力で
ユーザ情報のみを送信するので、例えば第１の所定の送
信電力を第２の所定の送信電力の２倍とした場合には第
１の伝送速度を第２の伝送速度の２倍で送信することに
より、受信品質を劣化させることなく、またユーザ情報
を犠牲にすることもなく、更に制御遅延の増大を招くこ
となく、制御信号を適確に伝送することができる。
【図１】本発明の他の実施形態に係る無線チャネル構成
方法において使用される無線フレームの送信電力を示す
図である。
方法において使用される無線フレームの送信電力を示す
図である。
【図２】付随制御チャネルの伝送速度を情報チャネルの
伝送速度と同一に確保した場合の無線回線容量を説明す
るための図である。
伝送速度と同一に確保した場合の無線回線容量を説明す
るための図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−312783（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−312881（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 7/24 - 7/26 113 H04Q 7/00 - 7/38
Claims (2)
- 【請求項１】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
ムにおいて、ユーザ情報を伝送する情報チャネルに付随
して設けられ、制御信号を伝送するための付随制御チャ
ネルとして、瞬間的に発生する制御信号量を所要の伝送
遅延で伝送できるだけの伝送速度を確保し、該付随制御
チャネルは伝送すべき制御信号がない場合には送信を停
止することを特徴とするＣＤＭＡ移動通信システムにお
ける無線チャネル構成方法。 - 【請求項２】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
ムにおいて、制御信号とユーザ情報の伝送を行う第１の
伝送速度の無線フレームと、制御信号がなく、ユーザ情
報のみを伝送する第２の伝送速度の無線フレームの２種
類の伝送速度の無線フレームを設け、無線フレームによ
らず、拡散コードのチップ速度を一定とし、伝送すべき
制御信号がある場合には、前記第１の伝送速度の無線フ
レームを用いるとともに、該無線フレームを第１の所定
の送信電力で送信し、伝送すべき制御信号がない場合に
は、前記第２の伝送速度の無線フレームを用い、該無線
フレームを前記第１の所定の送信電力に前記第１の伝送
速度分の前記第２の伝送速度を掛けた第２の所定の送信
電力で送信することを特徴とするＣＤＭＡ移動通信シス
テムにおける無線チャネル構成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19480996A JP3224346B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | Ｃｄｍａ移動通信システムにおける無線チャネル構成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19480996A JP3224346B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | Ｃｄｍａ移動通信システムにおける無線チャネル構成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1042355A JPH1042355A (ja) | 1998-02-13 |
| JP3224346B2 true JP3224346B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=16330627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19480996A Expired - Lifetime JP3224346B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | Ｃｄｍａ移動通信システムにおける無線チャネル構成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3224346B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1499039B1 (en) | 1997-04-17 | 2009-01-28 | NTT DoCoMo, Inc. | Transmission apparatus for a mobile communication system |
| JP2000091985A (ja) * | 1998-09-08 | 2000-03-31 | Hitachi Ltd | 通信システムの電力制御方法 |
| EP1587337B1 (en) * | 2003-01-23 | 2012-09-19 | Fujitsu Limited | Communication resource management device |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP19480996A patent/JP3224346B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1042355A (ja) | 1998-02-13 |
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