JP3223707U - 殺菌マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】殺菌作用と脱臭作用を有する殺菌マスクを提供する。【解決手段】殺菌マスクは、銀含有繊維と竹繊維を含む殺菌層110と、第1フィルタ層120とを含み、更に、第2フィルタ層130、および外表層140を含む。第1フィルタ層120は、ナノファイバー繊維である。殺菌層110は、複数の銀イオン、特にナノオーダーの銀イオンを含む。第1フィルタ層120は、ナノファイバー層と不織布を更に含む。【選択図】図2

Description

本考案は、殺菌マスクに関し、特に、銀含有繊維を使用することにより殺菌作用、減菌作用及び抗菌効果を有する殺菌マスクに関する。
空気は、人間の生活の基本的な要素の1つであり、生命には空気が不可欠である。しかし、人間の産業と技術の発展に伴い、現代の大気汚染は深刻になり続けており、肉眼では確認することができないものの、空気中のPM2.5と細菌の濃度は徐々に上昇している。
調査によると、2016年に肺がんは罹患率と死亡率が最も高いがんとなり、一般に理解されている腸がんまたは肝臓がんを超えている。また、喫煙や飲酒などの悪習慣を持たない患者が増えており、大気汚染が肺がんの発生率を高めることが多くの研究で指摘されている。
徐々に深刻化する大気汚染に向き合うため、マスクを着用することが直接的な予防手段であるが、マスクの種類は多数あり、機能も同じではない。ほとんどのマスクはPM2.5をある程度隔絶する能力を有しているが、それらのほとんどは隔絶するだけで、殺菌作用を有していない。また、マスクはほとんどが織物製品であるため、長時間の使用ではマスク内で細菌が増殖し、使用者の健康に有害となることもある。
そこで、上記の問題を解決する上で、マスク内の残留細菌の問題を克服することは、当業者が考えるべきこととなっている。
特開2000−288106号公報
本考案は、上記の現状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不良物質をブロックする多層フィルタ層が備えることにより、銀イオンを含む繊維の殺菌作用を利用し、マスクに殺菌効果を有する殺菌マスクを提供することにある。
本考案が提供する殺菌マスクは、殺菌層と第1フィルタ層とを含み、殺菌層は、銀含有繊維である。第1フィルタ層は、ナノファイバー繊維である。
上記の殺菌マスクにおいて、前記殺菌層は複数の銀イオンを含む。
上記の殺菌マスクにおいて、前記銀イオンはナノオーダーの銀イオンである。
上記の殺菌マスクにおいて、前記第1フィルタ層は、少なくとも1つのナノファイバー層を含む。
上記の殺菌マスクにおいて、前記第1フィルタ層は、不織布をさらに含む、
上記の殺菌マスクにおいて、第2フィルタ層をさらに含む。
上記の殺菌マスクにおいて、外表層をさらに含む。
上記の殺菌マスクにおいて、殺菌層が竹繊維をさらに含む。
本考案の有益効果は、マスクに殺菌と脱臭の作用があることである。
本考案の殺菌マスクを示す図である。 殺菌マスクの分層構造を示す図である。
本考案の上記の目的、特徴および利点を分かり易くするため、以下に実施例により図面を合わせて、詳細に説明する。注意すべきこととして、図面中の各部材は、説明のためであり、各部材の実際の割合に合わせて図示してはいない。
図1を参照し、図1が示すのは、本考案の殺菌マスクである。本考案は、多層設計であり且つ、その中に銀を含むファブリックを加えた殺菌マスク100を提供し、殺菌マスク100に不良物質を隔絶すると同時に、マスク上の細菌を消滅できるようにさせ、口の細菌がマスクを通貨又はマスク上に残留し難くさせる。
図2を参照し、図2に示すのは、殺菌マスクの層構造である。殺菌マスク100は、殺菌層110、第1フィルタ層120、第2フィルタ層130、および外表層140を含む。殺菌層110は、殺菌マスク100の主要構造であり、殺菌層110は、着用者の皮膚に比較的近い殺菌マスク100の内部材料である。殺菌層110は、銀含有繊維であり、好ましくは、ナノオーダーの銀イオン弾性繊維布である。本実施例では、殺菌層110は、複数の銀イオンを含む。
銀イオンは、正電荷であるため、銀イオンが細菌と接触した後、細菌内のタンパク質の負電荷と結合し、故に銀イオンは細菌の細胞膜に浸透して細菌体内に入る。細菌に入った銀イオンは、細菌内のタンパク質を変化させ、細菌に代謝、呼吸、生殖機能を失わせ、殺菌を死亡させる。殺菌が死亡した後、銀イオンはまだ他の細菌に影響を及ぼし、それによって殺菌の機能を達成する。したがって、銀イオンは、相当な効果的な殺菌剤である。
本実施例の殺菌層110は、ナノオーダーの銀イオン弾性繊維布である。AATCC100−2012方式の試験で、黄色ブドウ球菌及び肺炎桿菌に対して試験している。試験結果は、黄色ブドウ球菌に対するナノオーダー銀イオン弾性繊維布の殺菌率が99.6%であり、肺炎桿菌に対する試験の殺菌率が98.9%であることを示した。さらに、ナノオーダーの銀イオン弾性繊維布は、CNS14774T5017−20119.2およびCNS14775T4037−2003の2つの試験を経て、黄色ブドウ球菌の殺菌テストについて、5回の試験を経て、試験結果は、ナノオーダーの銀イオン弾性繊維の黄色ブドウ球菌に対する殺菌率は、それぞれ99.8%、99.9%、99.9%、99.8%、99.8%であることを示した。このことから、ナノオーダーの銀イオン弾性繊維布の殺菌率は100%に近く、良好な殺菌効果があることがわかる。
実施例では、殺菌層110は、竹繊維をさらに含み、殺菌層110は、竹繊維65%および銀含有繊維35%を含む。竹繊維が殺菌層110に加えられ、竹繊維のマルチギャップ性質は水分を素早く吸収し、水分を蒸発させて除湿と脱臭の作用を達成することができる。したがって、銀含有繊維によって提供される殺菌作用に加えて、殺菌層110は除湿および脱臭の作用を提供することができる。
第1フィルタ層120は、殺菌層110の前に配置され、有害物質を濾過し、有害物質が殺菌マスク100を通過するのをブロックすることができる。本実施形態では、第1フィルタ層120は、ナノファイバー繊維である。したがって、第1フィルタ層120は、不織布を含み、第1フィルタ層120は、不織布をベースとし、第1フィルタ層120は、さらにナノファイバー層を含み、ナノファイバー層は、少なくとも、親水性ポリマーまたは疎水性ポリマーを含む。実施例では、ナノファイバー層は、親水性ポリマーと疎水性ポリマーを同時に含むこともできる。
ナノファイバー層では、親水性ポリマーと疎水性ポリマーが重なり合わせて織られ、ナノファイバー層の面積を全体的に覆い、不織布上に配置されて第1フィルタ層120を完成する。親水性ポリマーと疎水性ポリマーの重なりと織り合わせにより、第1フィルタ層120に、例えば、細菌、ダニ、PM2.5粒子などの大部分の不良物質をブロックすることができる。
本考案の第1フィルタ層120は、FTTS−FP−157で試験され、定格ガス流量は85LPM;試験面積100cm2;温度26±2°C;湿度43±5%;エアロゾル種は、塩化カリウム(KCl)の条件下で試験され、3回試験される。試験結果は、粒子径2.5μm(すなわちPM2.5)に対する第1フィルタ層120のろ過効率がそれぞれ97.91%、96.88%、および96.67%であり、平均ろ過率が97.15%であることを示した。第1フィルタ層120が大多数のPM2.5粒子および細菌をブロックできることを実証できる。従って、ろ過により第1フィルタ層120に残った細菌は、隣接する殺菌層110によって消滅される。
第2フィルタ層130は、N95レベルのフィルタファブリックである。N95レベルは、NIOSH(アメリア国立労働安全衛生研究所)N95規範に準拠したフィルタファブリックを指し、即ち、NIOSHによって制定された試験標準の下で、非油性粒子に対して95%のろ過効率を達成することでN95レベルと称されることができる。したがって、第2フィルタ層130は、大まかに不良物質、特に、細菌及びウイルス等の不良物質をブロックできる。ろ過によって第2フィルタ層130に残っている細菌およびウイルスは、隣接する殺菌層110によって消滅される。
外表層140は、殺菌マスク100の最外層に配置され、殺菌マスク100全体を覆い、空気と接触している。本実施例では、外面層140は、弾性繊維布であり、殺菌マスク100に弾性を持たせることができ、使用者が殺菌マスク100を着用する時、更に皮膚と密着させ、殺菌マスク100が不良物質をブロック及び消滅させる効果を確保できる。
阻隔作用のみを有する従来のマスクとは異なり、本考案の殺菌マスク100は、大多数の有害物質をろ過することができる第1フィルタ層120および第2フィルタ層130を有し、銀イオンを含む繊維が殺菌層110として用い、殺菌マスク100を通過しようとする細菌、第1フィルタ層120および第2フィルタ層130上に停留する細菌を有効に消滅させ、殺菌、抗菌および減菌効果を達成する。殺菌マスク100は、紫外線、ダニ、PM2.5、砂塵、自動車排気ガス、アレルゲン、花粉、様々な細菌、カビ、ウイルスなどの不良物質をブロックすることができる。したがって、本考案の殺菌マスク100は、医療サービスを行う際に医師が使用する病院での使用に特に適しており、医師が細菌の多い環境に曝されたときに細菌の侵入を回避することができる。
以上の説明は、本考案の好ましい実施形態に過ぎず、本考案に対して何ら限定を行うものではない。本考案について、比較的好ましい実施形態として上記のとおり開示したが、これは本考案を限定するものではなく、すべての当業者が、本考案の技術構想を逸脱しない範囲において、本考案の技術の本質に基づいて上記の実施形態に対して行ういかなる簡単な修正、変更及び修飾も、依然としてすべて本考案の技術構想の範囲内にある。
100 殺菌マスク
110 殺菌層
120 第1フィルタ層
130 第2フィルタ層
140 外表層

Claims (7)

  1. 銀含有繊維であり、竹繊維を更に含む殺菌層と、
    前記殺菌層に配置され、ナノファイバー繊維である第1フィルタ層と、を含む殺菌マスク。
  2. 前記殺菌層が複数の銀イオンを含む、請求項1に記載の殺菌マスク。
  3. 前記銀イオンがナノサイズの銀イオンである、請求項2に記載の殺菌マスク。
  4. 前記第1フィルタ層がナノファイバー繊維を少なくとも含む、請求項1に記載の殺菌マスク。
  5. 前記第1フィルタ層が不織布をさらに含む、請求項1に記載の殺菌マスク。
  6. 第2フィルタ層をさらに含む、請求項1に記載の殺菌マスク。
  7. 外表層をさらに含む、請求項1に記載の殺菌マスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111286840A (zh) * 2020-05-06 2020-06-16 吴宁西 可消洗和反复使用的抗菌生物隔离口罩面料及其制备方法
CN113208208A (zh) * 2021-05-31 2021-08-06 河北纳嘉环保科技有限公司 一种抗病毒纳米纤维无菌医用口罩
JP2021172891A (ja) * 2020-04-20 2021-11-01 オンヨネ株式会社 インナーマスク
KR20220115128A (ko) * 2021-02-09 2022-08-17 조이수 골판지 및 그 제조방법

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