JP3223673U - 手術後用肌着 - Google Patents

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君敏 加藤
彰 國井
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アツギ株式会社
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Abstract

【課題】 特に心臓手術を行った場合の胸部中央の傷口からの出血や浸み出しに対して吸水性のガーゼや脱脂綿等だけを簡単に交換できるようにした、肌に優しい着用感の良好な手術後用肌着を提案する。【解決手段】 肌着の胸部前面中央部内面に手術を行った傷口を囲むように傷口に触らないような充分な幅と長さの透水性の高いメッシュ状の生地をポケット状に取り付け、このメッシュ状ポケット生地内にガーゼや脱脂綿等の吸水性素材をその上口から抜き出し自在に挿入し、該吸水性素材を交換可能に構成してなる。また、肌着の背中側生地の伸縮力を胸側生地より小さく構成する。【選択図】 図1

Description

本考案は、心臓手術などの場合、胸部の前面中央部を縦方向に切開し、その内側の胸骨を切断してから手術を行い、手術後に胸骨を繋げるが、胸骨が繋がると共に切開した傷口が治るまでには6ケ月〜1年間を要するものであり、その間に着用するための手術後用肌着に関するものである。
本考案は、上記のように心臓手術などで、胸骨が繋がり切開個所が治るまでに6ケ月〜1年間を要する間には、切開した傷口(手術痕)からの出血や浸み出しもあり、患者は胸部への衝撃を避けて傷口を守ろうとして両肩を互いに前方に寄せて無意識に前傾姿勢となり(「図5」の「イ」、「図6」の「イ」を参照)、肺を圧迫することとなるので、体内へ吸収する酸素の量も減少してしまう。
そこで、従来の胸部の切開した傷口からの出血や浸み出しに対しては、例えば特開2006−144204号公開公報に開示されるように、肌着内面の傷口が当たる部分にクッション性の高い脱脂綿等を加工した当て部を設け、この当て部は傷口からなるべく離れた左右両側を肌着生地に縫着するようにしている。
しかしながら、肌着生地内面に脱脂綿等の当て部を縫着しただけでは、出血等で汚れたときには、洗濯のために肌着自体を交換しなければならず、複数枚肌着を準備する必要あって、極めて面倒である。
特開2006−144204号公開公報
そこで、本考案の手術後用肌着(特に上衣肌着)は、男性用のTシャツ(女性用を含む)やランニングシャツ等、あるいは女性用のブラジャーやタンクトップ、スリップ等の手術後用肌着であって、特に心臓手術を行った場合の胸部中央の傷口からの出血や浸み出しに対して、吸水性のガーゼや脱脂綿等だけを簡単に交換できるようにした、肌に優しい着用感の良好な手術後用肌着を提案するものである。
即ち、本考案は、上記のような種類の手術後に着用する肌着の胸部の前面中央部内面に手術を行った縦長の傷口を囲むように、傷口に触らないような充分な幅と長さの肌に優しい透水性の高いメッシュ状の生地をポケット状に取り付けるもので、このメッシュ状ポケット生地内にガーゼや脱脂綿等の吸水性素材をその上口から抜き出し自在に挿入し、該吸水性素材を交換可能に構成したものである。
このような、本考案に係る手術後用肌着の構成によれば、肌着の胸部内側に形成したポケットにガーゼや脱脂綿等の吸水性素材を自由に出し入れ交換できるので、該素材が血液で汚れたときでも、肌に優しいポケットの透水性メッシュ素材を通して効果的に脱脂綿等が血液を吸い取るので、このポケット内の脱脂綿等を取り出し交換するだけでよく、肌着本体自体をいちいち洗濯する必要が無い。
しかも、本考案は、後記のように、胸側(前側)より背中側(後側)の伸縮力を小さく設計するにより、体全体の姿勢が良くなり、胸を張り大きく胸を開くことができるようになるので、メッシュ状ポケット生地が手術痕に密着し、ポケット内のガーゼや脱脂綿等の吸水性素材が効果的に血液を吸い取ることができるのである。
(イ)(ロ)は、本考案に係る手術後用肌着を、男性用のランニングシャツに適用した場合であって、(イ)は該シャツを裏返した状態を示す正面図、(ロ)は同背面図である。 (イ)(ロ)は、本考案に係る手術後用肌着を、女性用ブラジャーに適用した場合であって、(イ)は該ブラジャーを裏返した状態を示す正面図、(ロ)は同背面図である。 本考案における手術後用肌着をランニングシャツに適用したときに、正面の胸中央部のポケットにガーゼ(又は脱脂綿)を挿入した状態を示す側面説明図である。 本考案における手術後用肌着をブラジャーに適用したときに、正面の胸中央部のポケットにガーゼ(又は脱脂綿)を挿入する状態を示す斜視的説明図である。 (イ)(ロ)は、本考案における手術後用肌着を男性用のランニングシャツに適用した場合の機能を示す説明的側面図で、(イ)は男性用のランニングシャツを着用した場合の通常の悪い姿勢を示し、(ロ)は本考案に係る男性用のランニングシャツを着用したときの胸を張った状態となるよい姿勢を示している。 (イ)(ロ)は、本考案における手術後用肌着を女性用ブラジャーに適用した場合の機能を示す説明的側面図で、(イ)は通常の悪い姿勢を示し、(ロ)は本考案に係る女性用ブラジャーを着用したときの胸を張った状態となるよい姿勢を示している。
図1(イ)(ロ)は、本考案の手術後用肌着を、例えば男性用のランニングシャツに適用した場合であって、このシャツを裏返した状態の一実施例を説明図であり、(イ)はその正面図、(ロ)は背面図であり、このランニングシャツ本体1の腹部(前側)2はその背中側に渡ってあまり締め付けないように伸縮力の弱い設計をする。そのため、例えば、編目を粗に編んだり、使用糸自体を伸縮力の弱い糸を使用して編成したりする。
シャツ本体1の裾部3は広がらないように上記腹部2よりやや強い伸縮力で編成する。
また、上記腹部2より上方の正面部(胸部)4は、上記腹部2より強い中程度の伸縮力の生地設定をし、一方、背面部5の上方は背中側の伸びを抑える事で前面の胸部を大きく広く拡げる力が出るように度目の密になった生地を使用する。この場合には、編目を変化させる事で背面のみを密に編む。もしくは、背面の編成を伸縮しにくい編組織にする。
6は心臓手術後の胸部の縦方向の切開痕を囲むように、シャツ本体1の胸部の前面上方中央部内面に該切開痕の傷口に触らないような充分な幅と長さで肌に優しい透水性の高い縦長のメッシュ状生地をポケット状6に取り付けるもので、このメッシュ状ポケット生地6内にはガーゼや脱脂綿等の吸水性素材7をその上口6aから抜き出し自在に挿入し、該吸水性素材7を交換可能に構成してある(図4〜図5参照)。
ただし、該メッシュ状ポケット生地6のメッシュの目はあまり大き過ぎると、切開痕の傷口に触れると痛みが生じるので、肌に優しいしなやかで適度な大きさの目とすることが必要であり、また、このポケット生地6は、上辺は残し、左右両側辺と下辺をシャツ本体1の胸部の前面上方中央部内面に縫着8することとなる。
図2の(イ)(ロ)は、本考案に係る手術後用肌着を、女性用ブラジャーに適用した場合であって、(イ)は該ブラジャーを裏返した状態を示す正面図、(ロ)は同背面図を示している。
このブラジャー本体9も、該本体9下方の腹部10はその背中側に渡ってあまり締め付けないように伸縮力の弱い生地を使用する。また、該本体9の裾部11(アンダーテープ部)は広がらないように上記腹部10よりはやや強い伸縮力で編成する。
また、上記ブラジャー本体9の腹部10上側の正面部12は、上記腹部10よりやや強い中程度の伸縮力の生地設計とし、一方、本体9の腹部10上側の背面部13は背中側の伸びを抑える事で前面の胸部を広く拡げる力が出るように度目が密になった生地を使用する。この場合には、編目を変化させる事で背面のみを密に編む。もしくは、背面の編成を伸縮しにくい編組織にする。
このブラジャー本体9における正面部12内面に取り付けるメッシュ状ポケット生地6は、前記したランニングシャツと同様に、心臓手術後の胸部の縦方向の切開痕を囲むように、ブラジャー本体9の胸部の前面上方中央部内面に該切開痕の傷口に触れないような充分な幅と長さで肌に優しい透水性の高い縦長のメッシュ状生地をポケット状6に取り付けるもので、このメッシュ状ポケット生地6内にはガーゼや脱脂綿等の吸水性素材7をその上口6aから抜き出し自在に挿入し、該吸水性素材7を交換可能に構成してある(図4〜図5参照)。
また、ブラジャー本体9の正面裏側に設けた上記メッシュ状ポケット生地6のメッシュの目はあまり大き過ぎると、切開痕の傷口に触れて痛みが生じるので、肌に優しいしなやかで適度な大きさの目とすることが必要であり、また、このポケット生地6は、上辺6aを残し、左右両側辺と下辺をシャツ本体1の胸部の前面上方中央部内面に縫着8することとなる。
しかして、例えば上記のように形成されたランニングシャツ1によれば、通常であれば心臓手術後の胸部切開痕の傷口をかばうように、どうしても両肩を前方へ互いに寄せ合って前かがみとなる姿勢を取りがちであるが(図5の(イ)参照)、本考案を適用したランニングシャツ1では、背面部5の度目を密に編む事で伸縮力の小さい生地を用いているので、胸を大きく拡げる姿勢を取るようになって、シャツ本体1の胸部前面上方中央部内面に設けられた透水性の高い縦長のメッシュ状ポケット生地6に胸部切開痕に密着するようになり(図5の(ロ)参照)、該ポケット生地6内に挿入されたガーゼや脱脂綿等の吸水性素材7がメッシュ状ポケット生地6を通して胸部切開痕の傷口からの出血や血液の浸み出しを効果的に吸い取るのである。
しかも、上記ガーゼや脱脂綿等の吸水性素材7が血液等で汚れたら、該素材7をメッシュ状ポケット生地6内から取り出して、新しい吸水性素材7に簡単に交換することができる(図3〜4参照)。
また、例えば上記のように形成された女性用ブラジャー9によれば、通常であれば、心臓手術後の胸部切開痕の傷口をかばうように、どうしても両肩を前方へ互いに寄せ合って前かがみとなる姿勢を取りがちであるが(図6の(イ)参照)、本考案を適用したブラジャー9では、背面部(背中部)の生地13の度目を密に編む事で伸縮力の小さい生地を用いているので胸を大きく拡げる姿勢を取るようになって、ブラジャー9の胸部前面上方中央部内面に設けられた透水性の高い縦長のメッシュ状ポケット生地6に胸部切開痕に密着するようになり(図6の(ロ)参照)、該ポケット生地6内に挿入されたガーゼや脱脂綿等の吸水性素材7が透水性のメッシュ状ポケット生地6を通して胸部切開痕の傷口からの出血や血液の浸み出しを効果的に吸い取ることができるのである。
しかも、上記ガーゼや脱脂綿等の吸水性素材7が血液等で汚れたら、該素材7をメッシュ状ポケット生地6の上口6a内から取り出して、新しい吸水性素材7に簡単に交換することができる(図3〜4参照)。
このようにしてなる本考案の手術後用肌着は、肌着の胸側内面生地にメッシュ状ポケット生地6を取り付けて、該ポケット内にガーゼや脱脂綿等の吸水性素材7を交換自在に挿入するものであるから、胸部切開痕の傷口からの出血や血液の浸み出しで汚れても、いちいち肌着全体を洗濯する必要が無く、その着用感も良好である。
なお、本考案の手術後用肌着は、男性用又は女性用のTシャツやランニングシャツ、女性用のブラジャーやタンクトップ、スリップなどに限られず、上位肌着であれば特に制約されるものではない。
1−ランニングシャツ本体
2−ランニングシャツ本体腹部
3−ランニングシャツ本体裾部
4−ランニングシャツ本体正面部
5−ランニングシャツ本体背面部
6−メッシュ状ポケット生地
7−ガーゼや脱脂綿等の吸水性素材
8−ポケット生地の縫着部
9−ブラジャー本体
10−ブラジャー本体腹部
11−ブラジャー本体裾部
12−ブラジャー本体正面部
13−ブラジャー本体背面部13

Claims (2)

  1. 肌着の胸部前面中央部内面に手術を行った傷口を囲むように傷口に触らないような充分な幅と長さの透水性の高いメッシュ状の生地をポケット状に取り付け、このメッシュ状ポケット生地内にガーゼや脱脂綿等の吸水性素材をその上口から抜き出し自在に挿入し、該吸水性素材を交換可能に構成してなることを特徴とする胸部の手術後用肌着。
  2. 肌着の背中側生地の伸縮力を胸側生地より小さく構成してなる請求項1記載の胸部の手術後用肌着。
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