JP3222741U - キーケース - Google Patents
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Abstract
【課題】スマートキーの使用時にも分離することなく一体的に取り扱え、車両の使用時にもスマートキーを収容したままにでき、使用者が車両から離れる際には、随時スマートキーからの電波を遮断できる、コンパクトなキーケースを提供する。【解決手段】スマートキー用のキーケース1であって、二つに折り畳み可能な本体10と、折り畳んだ際に本体10の外周側面を閉鎖可能なファスナー部11とからなり、本体10の二つの折り畳み面の一方の内面にスマートキーを封入可能な電磁波遮断層を有する袋状体12を設け、他方の内面にスマートキーを着脱可能に装着できるストラップ14を有し、本体10を二つに折り畳んだ状態において、ストラップ14に装着したスマートキーを本体10の外部に露出させた状態でファスナー部11の大部分を閉鎖可能とした。【選択図】図6
Description
本考案は、自動車等のリモコンキーを収容するためのキーケースに関する。
自動車等の車両の施錠および開錠等を遠隔操作するリモコンキーが普及している。車両にもキーの一部を挿入可能なキーシリンダーが設けられ、キーシリンダーにキーを挿入することで、エンジンを始動等が可能となる機能も知られているが、運転者がキーを身に着けてさえいれば、エンジンの始動・停止はもとより、ウインドウの開閉をはじめ各種の電装品の操作が可能となる、いわゆるスマートキーも知られている。
スマートキーに関しては、近年、リレーアタックと呼ばれる手口による車両盗難の犯罪が問題となっている。リレーアタックは、一人の犯罪者が、スマートキーが常時発信している微弱な電波を特別な装置で受信して増幅させた上で仲間に送信し、増幅された電波をリレーさせながら駐車中の車両に近づいて開錠、エンジンを始動させて車両を盗むというものである。本来のスマートキーの電波を利用するため、スマートキーと連動する車両のセキュリティシステムも無効化できる場合が多く、その被害の増加が問題となっている。
こうしたリレーアタックは、スマートキーを金属容器に収納して微弱電波を遮断すれば防げるが、この対策ではスマートキーの利便性が減殺されてしまう。そのため、非特許文献1、2(図1、2)に示されるようなキーケースやポーチがすでに販売されている。これらの先行技術は、いずれも内貼りに電波遮断層を設けることでスマートキーの微弱電波を遮断するものであり、一緒に携帯するクレジットカード等の磁気カードが不用意に消磁されることを防いだり、スリープ状態の携帯電話の信号をブロックして着信を遮断したりする機能も有するものである。
縦型スマートキーケースの例 横型電波遮断ポーチの例
縦型スマートキーケースの例 横型電波遮断ポーチの例
しかし、これら先行技術に係るキーケースやポーチは、基本的にスマートキーとは別体の袋体であり、スマートキーの使用中、空のキーケースやポーチはスマートキーとは分離することになるため、使用者がうっかり車中等に置き忘れたり、紛失したりするおそれがある。
また、リレーアタックによる盗難のおそれのない車両の使用時には、使用者はスマートキーをキーケースに収容したままポケット等に入れて身に着けておけることが望ましく、それが本来のスマートキーの利便性であるといえる。リレーアタックによる車両盗難は、主に夜間など使用者が車両等から長時間離れているときに発生しているのであり、必ずしも常時電波を遮断する必要はない。しかし、先行技術に係るキーケースやポーチでは、収容した状態のスマートキーは無効化された状態となっているため、車両の開錠・施錠やエンジンの始動ができない。そのため、使用者は車両の乗降の都度、キーケースやポーチからスマートキーを出し入れしなければならず面倒であり、スマートキーの利便性が減殺されることになる。
さらに、先行技術に係るキーケースは、全体に電波遮断層を設けるという構造上、キーケースとしては電波遮断機能を有さない従来の製品よりも大きく嵩張りがちとなり、デザインも制約されるという問題もあった。
そのため、スマートキーの使用時にも分離することなく一体的に取り扱え、車両の使用時にもスマートキーを収容したままにでき、使用者が車両から離れる際には、随時スマートキーからの電波を遮断できる、コンパクトなキーケースを提供することが課題となっていた。
前記の課題を解決するために、本考案の請求項1に記載したキーケースは、外面に操作部を有するスマートキーを収容するキーケースであって、二つに折り畳み可能な本体と、折り畳んだ際に本体の外周側面を閉鎖可能なファスナー部とからなり、本体の二つの折り畳み面の一方の内面には、スマートキーを封入可能な電磁波遮断層を有する袋状体を設けてなることを特徴とする。
前記キーケースの本体自体は電波遮断機能を備える必要はなく、袋状体のみが収容したスマートキーからの電波を漏出させない構造であればよい。かかる構成により、スマートキーを袋状体に収容した状態では、本体をファスナーで閉鎖していても、開いた状態であっても、リレーアタックによる車両の盗難を防ぐことができる。逆に、頻繁に車両等を乗降するような場合には、スマートキーを袋状体に収容せず、そのままキーケースの中に収納しておくことができるので、この場合は、キーケースから出すことなくスマートキーを機能させることができる。
袋状体は電磁波遮断層を有する薄い生地で構成可能である。一方、本体は袋状体を収納できさえすればデザインは自由であるが、二つに折り畳んでファスナーで外周側面を閉鎖可能とすることで、スマートキーを出し入れする以外のときは極めてコンパクトで嵩張らないキーケースとすることができる。
次に、請求項2に記載した考案は、請求項1に記載したキーケースであって、本体の二つの折り畳み面の他方の内面には、スマートキーを着脱可能に装着できるストラップを有し、本体を二つに折り畳んだ状態において、ストラップに装着したスマートキーを本体の外部に露出させた状態でファスナー部の大部分を閉鎖可能としたことを特徴とする。
ストラップにスマートキーを装着することで、スマートキーとキーケースを常に連結した状態とできるため、使用者がキーケースをうっかり車中等に置き忘れたり、紛失したりするおそれがなくなる。また、ストラップに装着したスマートキーを本体の外部に露出させた状態でファスナー部の大部分を閉鎖可能であるため、たとえば、キーケースに装着したままスマートキーを車両等のキーシリンダーに挿入することができる。
最後に、請求項3に記載した考案は、請求項1または2のいずれかに記載したキーケースであって、本体の二つの折り畳み面のうち袋状体を設けていない側には窓部を有し、スマートキーを収容してファスナー部を閉鎖した状態において、窓部を通して操作部を外部から操作可能としたことを特徴とする。
窓部には透明樹脂のカバーを設けてもよい。かかる構成とすることにより、たとえば、リレーアタックによる盗難のおそれのない車両の使用時には、スマートキーを袋状体に収容せずに本体の中に収納してファスナーを閉鎖して携帯し、ファスナーを開けることなく、窓部からスマートキーの操作部のボタンを押して車両の開錠・施錠を行うことができる。
請求項1に係るキーケースでは、使用者は、車両等から長時間離れるような場合にのみスマートキーを袋状体に収納し、リレーアタックによる車両の盗難を防止できる。一方、頻繁に乗降を繰り返すような場合には、スマートキーを袋状体に収納せずにキーケースに入れておくことができるので、使用者は車両の乗降の都度スマートキーを出し入れする必要がなくなり、スマートキー本来の利便性を損なうことがない。請求項2に係るキーケースでは、スマートキーはキーケースと常時連結されているため、キーケースを車内に置き忘れたり紛失したりすることが防がれる。請求項3に係るキーケースでは、袋状体に収納せずに収容したスマートキーの操作部を窓部を通して外部から操作可能なので、操作の都度キーケースを開閉する手間が省ける。
(第1実施形態)
以下、本考案の実施形態について図を用いて説明する。図3は本考案の第1実施形態に係るキーケース1の閉鎖状態を示す正面図と、スマートキーKの一例の正面図であり、図4は同じ閉鎖状態のキーケース1の右側面図と左側面図、図5は平面図である。また、図6は開放状態のキーケース1の正面図、図7は同右側面図、図8は同底面図である。
以下、本考案の実施形態について図を用いて説明する。図3は本考案の第1実施形態に係るキーケース1の閉鎖状態を示す正面図と、スマートキーKの一例の正面図であり、図4は同じ閉鎖状態のキーケース1の右側面図と左側面図、図5は平面図である。また、図6は開放状態のキーケース1の正面図、図7は同右側面図、図8は同底面図である。
キーケース1は、二つに折り畳み可能な略長方形の板状の本体10と、折り畳んだ際に折り畳み部以外の三方の外周を閉鎖して外側面を構成するファスナー部11とからなる。本体10の内面の左側には電磁波遮断層を内貼りした袋状体12が設けられ、右側には上部に2つのストラップ14を設けている。
袋状体12は、一般的なスマートキーKを容易に出し入れ可能な大きさとし、左側に設けたフラップで開閉可能としている。ストラップ14は、金属環を保持する取付部からなり、取付部は回転可能としている。
図9は開放状態のキーケース1のストラップ14の一つにスマートキーKを装着した状態を示す。スマートキーKは袋状体12に収納されていないため、キーケース1を閉鎖した状態でもスマートキーKは機能する。図10はストラップ14を回転させて装着したスマートキーKを閉鎖状態のキーケース1の外に露出させた状態を示す。ファスナー部11を閉鎖するスライダー13は、回転させたストラップ14の金属環が露出する部分を除きファスナー部13の大部分を閉鎖している。この状態では、キーケース1に装着したまま、スマートキーKを車両等のキーシリンダーに挿入することができる。
図11はスマートキーKを袋状体12に収納しようとする状態を示す。袋状体12に収納されたスマートキーKはキーケース1の閉鎖・開放の状態を問わず、その発する電波が遮断され、リレーアタックが防止される。
(第2実施形態)
図12は本考案の第2実施形態に係るキーケース2の閉鎖状態を示す正面図であり、図13は開放状態のキーケース2の正面図である。なお、キーケース2の全体の大きさは任意であるが、本第2実施形態では、1個のスマートキーKよりやや大きい程度のコンパクトなサイズとしている。
図12は本考案の第2実施形態に係るキーケース2の閉鎖状態を示す正面図であり、図13は開放状態のキーケース2の正面図である。なお、キーケース2の全体の大きさは任意であるが、本第2実施形態では、1個のスマートキーKよりやや大きい程度のコンパクトなサイズとしている。
キーケース2は、キーケース1と同様に二つに折り畳み可能な略長方形の板状の本体20と、折り畳んだ際に折り畳み部以外の三方の外周を閉鎖して外側面を構成するファスナー部21とからなる。本体20の内面の右側には電磁波遮断層を内貼りした袋状体22が設けられ、左側には透明樹脂カバーで覆われた窓部25を設けている。また、中央上部には金属環とチェーンからなるストラップ24を設けている。袋状体22は、一般的なスマートキーKを容易に出し入れ可能な大きさとし、上側に設けたフラップで開閉可能としている。
図14は開放状態のキーケース2のストラップ24にスマートキーKを装着した状態を示す。ファスナー部21を閉鎖するスライダー23は、ストラップ24のチェーンが露出する部分を除きファスナー部21の大部分を閉鎖している。この状態では、キーケース2に装着したまま、スマートキーKを車両等のキーシリンダーに挿入することができる。
図15は、スマートキーKを袋状体22に収納せずにキーケース2に収容して閉鎖した状態を示す。袋状体22に収納されていないため、キーケース2を閉鎖した状態でもスマートキーKは機能する。また、窓部25を通してスマートキーKの操作部が見える状態となっており、使用者は、キーケース2を閉鎖したままスマートキーKを操作することができる。
なお、図示はしていないが、袋状体22に収納されたスマートキーKは、キーケース2の閉鎖・開放の状態を問わず、その発する電波が遮断され、リレーアタックが防止される。
以上、本考案の実施形態について図面を参照しつつ説明したが、本考案は、必ずしも上述した構成にのみ限定されるものではなく、本考案の目的を達成し、効果を有する範囲内において、適宜変更実施することが可能なものであり、本考案の技術的思想の範囲内に属する限り、それらは本考案の技術的範囲に属する。
本考案に係るキーケースは、ほとんどの車両等のスマートキーに後付けして適用可能であり、スマートキー本来の利便性を損なうことなく、車両をリレーアタックによる盗難から効果的に守ることができる。
K スマートキー
1 キーケース(第1実施形態)
10 本体(第1実施形態)
11 ファスナー部(第1実施形態)
12 袋状体(第1実施形態)
13 スライダー(第1実施形態)
14 ストラップ(第1実施形態)
2 キーケース(第2実施形態)
20 本体(第2実施形態)
21 ファスナー部(第2実施形態)
22 袋状体(第2実施形態)
23 スライダー(第2実施形態)
24 ストラップ(第2実施形態)
25 窓部
1 キーケース(第1実施形態)
10 本体(第1実施形態)
11 ファスナー部(第1実施形態)
12 袋状体(第1実施形態)
13 スライダー(第1実施形態)
14 ストラップ(第1実施形態)
2 キーケース(第2実施形態)
20 本体(第2実施形態)
21 ファスナー部(第2実施形態)
22 袋状体(第2実施形態)
23 スライダー(第2実施形態)
24 ストラップ(第2実施形態)
25 窓部
Claims (3)
- 外面に操作部を有するスマートキーを収容するキーケースであって、
前記キーケースは、
二つに折り畳み可能な本体と、
折り畳んだ際に前記本体の外周側面を閉鎖可能なファスナー部と
からなり、
前記本体の二つの折り畳み面の一方の内面には、前記スマートキーを封入可能な電磁波遮断層を有する袋状体を設けてなることを特徴とする、
キーケース。 - 前記本体の二つの折り畳み面の他方の内面には、
前記スマートキーを着脱可能に装着できるストラップを有し、
前記本体を二つに折り畳んだ状態において、
前記ストラップに装着した前記スマートキーを前記本体の外部に露出させた状態で前記ファスナー部の大部分を閉鎖可能としたことを特徴とする、
請求項1に記載したキーケース。 - 前記本体の二つの折り畳み面のうち前記袋状体を設けていない側には窓部を有し、
前記スマートキーを収容して前記ファスナー部を閉鎖した状態において
前記窓部を通して前記操作部を外部から操作可能としたことを特徴とする、
請求項1または2のいずれかに記載したキーケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002086U JP3222741U (ja) | 2019-06-10 | 2019-06-10 | キーケース |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019002086U JP3222741U (ja) | 2019-06-10 | 2019-06-10 | キーケース |
Publications (1)
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JP3222741U true JP3222741U (ja) | 2019-08-22 |
Family
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021070457A1 (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-15 | 有限会社ワールドオート企画 | リレーアタック防止装置 |
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2019
- 2019-06-10 JP JP2019002086U patent/JP3222741U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2021070457A1 (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-15 | 有限会社ワールドオート企画 | リレーアタック防止装置 |
JP7436496B2 (ja) | 2019-10-11 | 2024-02-21 | 有限会社ワールドオート企画 | リレーアタック防止装置 |
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