JP3220804U - 腹筋トレーニング器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】運動者の筋力に応じた傾斜調整が容易にできる腹筋トレーニング器具を提供する。【解決手段】運動者の頭部を下側にして仰臥可能なベンチ1と、ベンチを支柱3に上下動かつ傾動可能に支承するスライドユニット10と、一端がスライドユニットに、他端がバランスウエイト5に連結された吊りワイヤー7とから構成し、ベンチの角度重量とバランスウエイトを均衡させてベンチの傾斜角度を保持する。【選択図】図4
Description
本考案は、人体の腹筋運動を効果的に長期間継続して行うためのトレーニング器具に関し、とくに、腹筋運動に対する補助機能を備えた腹筋トレーニング器具に関する。
従来から、ダイエット、痩身に有効な腹筋運動をサポートして効果的に行うための種々のトレーニング器具が提案されている。これら従来の器具は、運動者の自力のみで鍛錬するものであり、多くは、「ぶら下がり」「ボート漕ぎ」「自転車こぎ」「屈伸」等の単独又はこれらの組み合わせによりトレーニングする器具となっている。
しかしながら、運動する者の自力だけでトレーニングする器具は、通常の体力の者が長期間毎日鍛錬するには厳し過ぎる場合が多く、かなり意思の強い者でない限り長く継続していくことが困難であった。
そこで、運動の継続性を向上させるために、例えば、駆動装置によって往復する移動部材を設けて、この移動部材の下方に人体が仰向けに乗るための傾斜板台を設置し、足首を傾斜板台の上端で固定し、頭部を傾斜板台の下側にして両手で移動部材のグリップを握り、この移動部材の往復移動に追従して自力を適度に使用しながら身体を屈伸して運動するようにされた腹筋運動用器具が提案されている(特許文献1参照。)。
同様に、作動装置によって繰出し引込みを反復する移動部材を設けて、この移動部材の下方に人体が仰向けに乗るための傾斜台板を設置し、足首を傾斜板台の上端上方で固定し、頭を傾斜板台の下側にして両手で移動部材のグリップを握り、かつグリップと移動部材の往復移動に追従して運動するようにされた腹筋運動用器具が提案されている(特許文献2参照。)。すなわち、腹筋台にて屈伸運動するに際し、両手で掴んで把持できる移動部材(例えば、アーム、ワイヤー、ロープなど)設けて、この移動部材をモーターによる駆動装置で往復移動させるようにすれば、往時にも復時にも自力を適度に調整して使用しながら屈伸腹筋運動ができるので、トレーニングの厳しさも自力の出し方次第によって調節でき、大きな負担や厳しさを感じることなく、毎日継続して運動できるようにしたものである。
一方、健康増進のために使用される装置であって、人体を支持板に足首付近を結束した状態で、変位駆動手段により、支持板を枠体に固定される案内レールに沿って変位させて行き、人体を逆さにぶら下げて逆立ちできるようにした整体用逆立ち装置といったものも提案されている(特許文献3参照。)。
本考案もまた、上記従技術の課題に鑑み、腹筋運動の継続性に優れていることは勿論のこと、運動者の筋力に応じて負荷調整が容易にできる腹筋トレーニング器具を提供することを目的とする。
このため本考案の腹筋トレーニング器具は、運動者の頭部を下側にして仰臥可能なベンチと、該ベンチを少なくとも一つの支柱に上下動かつ傾動可能に支承するスライドユニットと、一端が該スライドユニットに、他端がバランスウエイトに連結された吊りワイヤーとからなり、前記ベンチの角度重量と前記バランスウエイトを均衡させて前記ベンチの傾斜角度を保持することを第1の特徴とする。また、枠体に立設された少なくとも一つの支柱と、運動者の頭部を下側にして仰臥可能なベンチと、該ベンチを傾動可能に前記支柱に支承し、かつ任意の傾斜角度で固定可能なスライドユニットと、該スライドユニットに吊りワイヤー及び滑車を介して連結されたバランスウエイトとからなり、運動者の屈曲動作に応じて、前記バランスウエイトが上下動可能にされていることを第2の特徴とする。さらに、ベンチには、屈曲した膝部を掛けるフットレストと、足掛け用支持クッション及び手掛用グリップが設けられていることを第3の特徴とする。
本考案は、以下の優れた効果を奏する。
(1)運動者の筋力に応じたベンチの傾斜角度を容易に変更できる。
(1)運動者の筋力に応じたベンチの傾斜角度を容易に変更できる。
以下、下記に示す実施例に基づいて本考案の実施形態を説明する。
図1乃至図2に示すように、本実施例のトレーニング器具は、方形枠体4の両側に立設された一対の支柱3と、この支柱3に沿って立設された一対のスライドユニット案内ポール3aと、運動者の頭部を下側にして仰臥可能なベンチ1と、このベンチ1を傾動可能にスライドユニット案内ポール3a及び支柱3に支承し、かつ任意の傾斜角度で固定可能なスライドユニット10と、このスライドユニット10に吊りワイヤー7及び定滑車8及び定滑車9を介して吊ワイヤー7により連結されたバランスウエイト5と、バランスウエイト5を吊下げる動滑車13から概略構成されている。すなわち、支柱3及びスライドユニット案内ポール3aをベンチ1の左右に一対立設させてベンチ1を左右2点から支承して運動者が所望する傾斜角度に変更できるようにされている。
そして、ベンチ1の傾斜角度を変更するべく、スライドユニット10を上下動させると、一対のウエイト案内ポール6に沿って摺動可能に貫装されたバランスウエイト5が動滑車13を伴って上下動してベンチ1の角度重量と平衡することで、運動者が所望する傾斜角度に適宜調整してベンチ1を保持することができる。
ベンチ1の上端側には、屈曲した膝部を掛けるフットレスト1aと、スライドユニット1と縦方向で回動自在に連結された連結アーム1dが設けられ、ベンチ1の左右に張り出した足掛け用の足首支持バー1bが設けられると共に、運動者がその手で把持するための手掛用グリップ1cがベンチ1に対して垂設されている。すなわち、運動者は、足首支持バー1bに足の甲を係止して、膝を屈曲した状態でベンチ1に仰臥する姿勢になるため、運動者の身体、とくに腰への過剰な負担が軽減される。
ベンチ1の下端にはキャスター1eが取付けられ、図3に示すように床面に接して前後自由に移動する。主柱3及びスライドユニット案内ポール3aは土台となる下梁2の上に立設されており、この主柱3及びスライドユニット案内ポール3aに沿って上下に摺動するスライドユニット10に、ベンチ1の連結アーム1dが連結されており、このスライドユニット10を所望する高さに固定することで、ベンチ1の傾斜角度を自由に変更することができるようにされている。すなわち、運動者の頭部を下側にして仰臥可能なベンチ1と、ベンチ1を支柱3に上下動かつ傾動可能に支承するスライドユニット10と、一端がスライドユニット10に、他端がバランスウエイト5に連結された吊りワイヤー7とから構成し、ベンチ1の角度重量とバランスウエイト5を均衡させてベンチ1の傾斜角度を保持する。
スライドユニット10は、水平方向に突出した一対の切片10a,10aにより形成されたコ字状の枠部10bにベンチ1の連結アーム1dを挟持した状態にされており、ハンドル10cを人手で引き上げ又は引下げ操作することでスラドユット10、すなわち、ベンチ1の上部を所望する高さに調整することができるようにされている。
ベンチ1の上方に設けられた足首支持バー1bの背面に足の甲側を掛けて足首を固定させる。すなわち、運動者は頭部を下側にして仰向けにベンチ1上に仰臥する。これにより身体が下方にずれ落ちるのを防止する。尚、足首支持バー1bは、運動者に不快感を与えないように、発泡性の合成樹脂等の適当な弾性力を備えたクッション材によって被装することが好ましい。
スライドユニット10は、支柱3の上端と枠体4を連結する上梁12上に取付けられた2個の定滑車8及び9を介してワイヤー7によりバランスウエイト5に連結されており、運動者の屈曲動作に応じてバランスウエイト5が上下動できるようにされている。すなわち、バランスウエイト5の引き上げ及び引下げの往復移動を反復できるように設けられている。
次に、本考案に係るトレーニング器具の他の実施例について説明するが、便宜上、実施例1と同様の構成要素には同一の参照符号を付して説明する。
図4乃至図6に示すように、本実施例のトレーニング器具は、矩形枠体4の略中央に立設された単一の支柱3と、運動者の頭部を下側にして仰臥可能なベンチ1と、このベンチ1を傾動可能に支柱3に支承し、かつ任意の傾斜角度で固定可能なスライドユニット10と、このスライドユニット10に吊りワイヤー7及び定滑車8及び定滑車9を介して連結されたバランスウエイト5とから概略構成されている。
そして、実施例1と同様に、スライドユニット10を上下動させると、一対のウエイト案内ポール6に沿って摺動可能に貫装されたバランスウエイト5が動滑車13を伴って上下動してベンチ1の重量と平衡することで、運動者が所望する傾斜角度に適宜調整してベンチ1を保持することができる。
ベンチ1の上端側には、屈曲した膝部を掛けるフットレスト1aと、スライドユニット1と縦方向で回動自在に連結された連結アーム1dが設けられ、ベンチ1の左右に張り出した足掛け用の足首支持バー1bが設けられると共に、運動者がその手で把持するための手掛用グリップ1cがベンチ1に対して垂設されている。すなわち、運動者は、足首支持バー1bに足の甲を係止して、膝を屈曲した状態でベンチ1に仰臥する姿勢になるため、運動者の身体、とくに腰への過剰な負担が軽減される。尚、手掛用グリップ1cは、棒状に限らず、例えばT字型でもよい。
ベンチ1の下端は支柱3から床面に接して延長された土台となるベンチ載置アーム2に屈曲自在の固定ジョイント部11を介してスライド可能に固定されるのであるが、その固定手段は、ベンチ載置アーム2の上に積層された複数の固定穴2aを有する固定板の運動者が選択した任意の固定穴2aに、固定ジョイント部11の下方に突出可能な凸部(図示せず)を嵌合することで行う。すなわち、図4の仮想線で示すようにベンチ1を運動者の所望する角度に応じて適宜設定可能とされている。
すなわち、主柱3は土台となるベンチ載置アーム2の上に立設されており、この主柱3に沿って上下に摺動するスライドユニット10にベンチ1の連結アーム1dが連結されており、このスライドユニット10を所望する高さに固定することで、ベンチ1の傾斜角度を変更することができるようにされている。スライドユニット10は、水平方向に突出した一対の切片10a,10aにより形成されたコ字状の枠部10bにベンチ1の連結アーム1dを挟持した状態にされており、ハンドル10cを人手で引き上げ又は引下げ操作することでスラドユット10、すなわち、ベンチ1の上部を所望する高さに調整することができるようにされている。
ベンチ1の上方に設けられた足首支持バー1bの背面に足の甲側を掛けて足首を固定させる。すなわち、運動者は頭部を下側にして仰向けにベンチ1上に仰臥する。これにより身体が下方にずれ落ちるのを防止する。尚、足首支持バー1bは、運動者に不快感を与えないように、発泡性の合成樹脂等の適当な弾性力を備えたクッション材によって被装することが好ましい。
スライドユニット10は、支柱3の上端と枠体4を連結する上梁12上に取付けられた2個の定滑車8及び9を介してワイヤー7によりバランスウエイト5に連結されており、運動者の屈曲動作に応じてバランスウエイト5が上下動できるようにされている。すなわち、バランスウエイト5の引き上げ及び引下げの往復移動が反復できるように設けられている。
尚、ワイヤー7はそれ以外のベルト、ロープ、チェーン、その他強靭かつ屈曲自在な長尺な物体であれば良いし、また、バランスウエイト5に変えて牽引力が調整可能エアシリンダーや油圧シリンダー又はコイルバネのような部材でもよく、要はベンチ1の角度重量と均衡できる仕組みであれば適宜変更可能である。
以上のように構成された本考案の腹筋トレーニング器具によれば、負荷調整を容易に行うことができる。すなわち、本考案の要旨は、傾斜させたベンチの角度重量とバランスウエイトを均衡させてベンチの傾斜角度を保持する点にあり、上記実施例に限定されるものではなく、実用新案請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である
1 ベンチ
1a フットレスト
1b 足首支持バー
1c 手掛用グリップ
1d 連結アーム
1e キャスター
2 下梁(ベンチ載置アーム)
2a 固定穴
3 支柱
3a スライドユニット案内ポール
4 枠体
5 バランスウエイト
6 ウエイト案内ポール
7 吊りワイヤー
8 第1の滑車(定滑車)
9 第2の滑車(定滑車)
10 スライドユニット
10a切片
10bコ字状枠体
10cハンドル
11 固定ジョイント
12 上梁
13 第3の滑車(動滑車)
1a フットレスト
1b 足首支持バー
1c 手掛用グリップ
1d 連結アーム
1e キャスター
2 下梁(ベンチ載置アーム)
2a 固定穴
3 支柱
3a スライドユニット案内ポール
4 枠体
5 バランスウエイト
6 ウエイト案内ポール
7 吊りワイヤー
8 第1の滑車(定滑車)
9 第2の滑車(定滑車)
10 スライドユニット
10a切片
10bコ字状枠体
10cハンドル
11 固定ジョイント
12 上梁
13 第3の滑車(動滑車)
Claims (3)
- 運動者の頭部を下側にして仰臥可能なベンチと、該ベンチを少なくとも一つの支柱に上下動かつ傾動可能に支承するスライドユニットと、一端が該スライドユニットに、他端がバランスウエイトに連結された吊りワイヤーとからなり、前記ベンチの角度重量と前記バランスウエイトを均衡させて前記ベンチの傾斜角度を保持することを特徴とする腹筋トレーニング器具。
- 枠体に立設された少なくとも一つの支柱と、運動者の頭部を下側にして仰臥可能なベンチと、該ベンチを傾動可能に前記支柱に支承し、かつ任意の傾斜角度で固定可能なスライドユニットと、該スライドユニットに吊りワイヤー及び滑車を介して連結されたバランスウエイトとからなり、運動者の屈曲動作に応じて、前記バランスウエイトが上下動可能にされていることを特徴とする請求項1記載の腹筋トレーニング器具。
- ベンチには、屈曲した膝部を掛けるフットレストと、足掛け用支持クッション及び手掛用グリップが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の腹筋トレーニング器具。
Priority Applications (1)
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JP2019000201U JP3220804U (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 腹筋トレーニング器具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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TWI847544B (zh) * | 2023-02-13 | 2024-07-01 | 雙餘實業股份有限公司 | 倒立機的安全機構 |
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2019
- 2019-01-23 JP JP2019000201U patent/JP3220804U/ja not_active Expired - Fee Related
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