JP3219572U - 電動工具に適用するセルフ吸塵機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトで、吸塵効率が高く、適用範囲が広く、作業者の健康に優しく、作業環境が清潔になる電動工具に適用するセルフ吸塵機構を提供する。【解決手段】セルフ吸塵機構は、電動工具の作動端と電動工具用モータの出力端との間に取り付けられ、左から右へ、順に、フロントカバー1と、第1ボリュート4と、吸塵羽根5と、第2ボリュート6と、固定子ユニット9と、ハウジング10とを備え、固定子ユニット内に、電機子ユニット8が設けられ、電機子ユニット内に、第2ボリュートと吸塵羽根と第1ボリュートとを貫通して出力軸3と接続される電機子軸が設けられ、フロントカバー及び第1ボリュートの延出端に複数の吸塵口が設けられ、第1ボリュート及び第2ボリュートの延出端に排塵口が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、電動工具の技術分野に属し、電動工具に適用するセルフ吸塵機構に関する。
現在、環境性に対する要求が日々厳しくなっているので、作業時に粉塵が発生する電動工具のセルフ吸塵機能は益々重視されている。このため、世界各国の工場の技術開発部では、経済的で信頼性があり、実用的な高効率のセルフ吸塵機構が積極的に研究されている。従来のセルフ吸塵装置には、(1)電動工具の縁部に吸塵機又は吸塵モータを設けるように構成されるものと、(2)電動工具の後端部に吸塵装置を設けるように構成されるものと、(3)電動工具の側面に吸塵装置を設けるように構成されるものと、(4)電動工具のモータとビットを分離させ、モータの前端に吸塵装置を設けて、ベルトを介して作動機構を駆動するように構成されるものがある。上記のセルフ吸塵機構によって、セルフ吸塵の目的を達成することができるが、工具の体積が大きくなり、構成が複雑になり、コストが高いという共通の問題があり、更には可動式の電動工具に適用できるものの体積が小さい手持式電動工具のセルフ吸塵要求を満足することができない問題も存在している。
従って、従来技術の問題を解決するために、電動工具用モータの出力端とビットとの間に取り付けられ、コンパクトで、吸塵効率が高く、適用範囲が広い電動工具に適用するセルフ吸塵機構が必要となる。
本考案は、従来技術の問題を鑑みてなされたものであり、電動工具用モータの出力端とビットとの間に取り付けられ、コンパクトになり、吸塵効率が高く、各種電動工具に適用可能な適用範囲が広いセルフ吸塵機構を提供する。
上記の技術課題を解決するために、本考案の技術案は、以下の特徴と有する。
電動工具の作動端と電動工具用モータの出力端との間に取り付けられる、電動工具に適用するセルフ吸塵機構であって、左から右へ、順に、フロントカバーと、第1ボリュートと、吸塵羽根と、第2ボリュートと、固定子ユニットと、ハウジングとを備え、前記固定子ユニット内に、電機子ユニットが設けられ、前記電機子ユニット内に、前記第2ボリュートと吸塵羽根と第1ボリュートとを貫通して出力軸と接続される電機子軸が設けられ、前記フロントカバー及び第1ボリュートの延出端に、複数の吸塵口が設けられ、前記第1ボリュート及び第2ボリュートの延出端に、排塵口が設けられている。
さらに、前記第2ボリュートと固定子ユニットとの間に、ファンシュラウドが設けられている。
さらに、前記ファンシュラウドと第2ボリュートとの間に、モータ冷却ファンが設けられている。
さらに、前記吸塵羽根の前記第2ボリュート側にモータを冷却するための吸風口が設けられている。
さらに、前記ハウジングには、更にハウジングリアカバーが設けられ、前記固定子ユニット、ハウジング及びハウジングリアカバーは、ネジで互いに接続されている。
さらに、前記電機子軸と出力軸とは、一体に形成されてもよいし、個別に形成されてもよい。
さらに、個別に形成された前記電機子軸と出力軸とは、マイナス溝と2つのベアリングとにより接続されることによって、トルクを伝達するように接続されている。
本考案は、以下の特徴及び有益な効果を有する。
本考案に係る電動工具に適用するセルフ吸塵機構は、電動工具の作動端と電動工具用モータの出力端との間に取り付けられることによって、セルフ吸塵電動工具の体積が小さくなり、コストが低くなり、コンパクトになり、吸塵効率が高くなる。吸塵羽根とモータ冷却ファンとは個別に使用されてもよいし、モータ冷却ファンを省略してボリュート吸塵羽根によってモータの冷却を実現してもよい。本構成は、排塵口及び複数の吸塵口を工夫して、ボリュートファンによりモータの冷却機能を担うことによって、ボリュートの装着によるモータ出力軸の長さが長くなるという問題を解決した。マイナス溝と2つのベアリングとにより接続されることによって前記電機子軸と出力軸とを接続させるので、モータとボリュートとの装着を簡易化させ、ボリュートをモータとビットとの間に装着する方法を考案した。本考案に係るセルフ吸塵機構は、可動式電動工具におけるテーブルソー、多機能ソー、木造床カッター、マイターソー、摺動複合マイターソー、タイルカッター及び塵埃除去機能を有する手持式電動工具に適用することができる。
以下、本考案の実施例又は従来技術の技術案をより明瞭に説明するため、実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。無論、下記の図面は、本考案の実施例の一部を示したものに過ぎず、当業者は、考案力を用いなくても、これらの図面に基づいてその他の関係図面を得ることが可能である。
本考案に係る電動工具に適用するセルフ吸塵機構におけるダブルファンの分解図である。 本考案に係る電動工具に適用するセルフ吸塵機構におけるシングルファンの分解図である。 本考案に係る電動工具に適用するセルフ吸塵機構における第1ボリュートの構成模式図であり、(a)は背面図、(b)は正面図である。 本考案に係る電動工具に適用するセルフ吸塵機構におけるシングルファンの断面図である。 本考案に係る電動工具に適用するセルフ吸塵機構におけるダブルファンの断面図である。 本考案に係る電動工具に適用するセルフ吸塵機構における電機子軸と出力軸とが、マイナス溝と2つのベアリングとにより接続されることによって、互いに接続されている状態の接続模式図である。
以下、図面を参照しながら本考案の具体的な実施形態をさらに説明する。無論、これらの実施形態は、本考案を説明又は理解させるためのものに過ぎず、本考案を限定するものではない。また、以下に説明された本考案の各実施形態に係る技術特徴は、矛盾がない限り、互いに組み合わせられてもよい。
図2、図3、図4及び図6は、それぞれ、電動工具に適用するセルフ吸塵機構のシングルファンの分解図、第1ボリュートの構成模式図及びシングルファンの断面図である。電動工具に適用するセルフ吸塵機構は、電動工具の作動端と電動工具用モータの出力端との間に取り付けられ、左から右へ、順に、フロントカバー1と、第1ボリュート4と、吸塵羽根5と、第2ボリュート6と、固定子ユニット9と、ハウジング10とを備える。前記固定子ユニット9内に、電機子ユニット8が設けられ、前記電機子ユニット8内に、前記第2ボリュート6と吸塵羽根5と第1ボリュート4とを貫通して出力軸3と接続される電機子軸15が設けられている。前記フロントカバー1及び第1ボリュート4の延出端に、複数の吸塵口13が設けられ、前記第1ボリュート4及び第2ボリュート6の延出端に、排塵口14が設けられている。
前記第2ボリュート6と固定子ユニット9との間にファンシュラウド7が設けられている。前記ハウジング10に、さらにハウジングリアカバー11が設けられている。前記固定子ユニット9、ハウジング10及びハウジングリアカバー11は、ネジで互いに接続されている。出力軸3の一端には、歯車2が接続されている。
前記吸塵羽根5の前記第2ボリュート6側には、モータを冷却するための吸風口が設けられている。前記電機子軸15と出力軸3とは、一体に形成されてもよいし、個別に形成されてもよい。個別に形成された前記電機子軸15と出力軸3とは、マイナス溝と2つのベアリングとにより接続されることによって、トルクを伝達するように接続されている。
図1、図3、図5及び図6は、それぞれ、電動工具に適用するセルフ吸塵機構のダブルファンの分解図、第1ボリュートの構成模式図及びダブルファンの断面図である。電動工具に適用するセルフ吸塵機構は、電動工具の作動端と電動工具用モータの出力端と間に取り付けられ、左から右へ、順に、フロントカバー1と、第1ボリュート4と、吸塵羽根5と、第2ボリュート6と、固定子ユニット9と、ハウジング10とを備える。前記固定子ユニット9内に、電機子ユニット8が設けられ、前記電機子ユニット8内に、前記第2ボリュート6と吸塵羽根5と第1ボリュート4とを貫通して出力軸3と接続される電機子軸15が設けられている。前記フロントカバー1及び第1ボリュート4の延出端に、複数の吸塵口13が設けられ、前記第1ボリュート4及び第2ボリュート6の延出端に、排塵口14が設けられている。前記ファンシュラウド7と固定子ユニット9との間には、モータ冷却ファン12が設けられている。
前記第2ボリュート6と固定子ユニット9との間に、ファンシュラウド7が設けられている。前記ハウジング10に、さらにハウジングリアカバー11が設けられている。前記固定子ユニット9、ハウジング10及びハウジングリアカバー11は、ネジで互いに接続されている。出力軸3の一端には、歯車2が接続されている。
前記吸塵羽根5の前記第2ボリュート6側には、モータを冷却するための吸風口が設けられている。前記電機子軸15と出力軸3とは、一体に形成されてもよいし、個別に形成されてもよい。個別に形成された前記電機子軸15と出力軸3とは、マイナス溝と2つのベアリングとにより接続されることによって、トルクを伝達するように接続されている。
以上、図面を参照しながら本考案の実施形態を詳しく説明したが、本考案はこれらの実施形態に限定されない。当業者によりこれらの実施形態に対して本考案の原理及び趣旨から逸脱せずに行われた全ての変化、修正、置換え及び変更は、いずれも本考案の保護範囲内に属する。
1…フロントカバー、2…歯車、3…出力軸、4…第1ボリュート、5…吸塵羽根、6…第2ボリュート、7…ファンシュラウド、8…電機子ユニット、9…固定子ユニット、10…ハウジング、11…ハウジングリアカバー、12…モータ冷却ファン、13…吸塵口、14…排塵口、15…電機子軸

Claims (7)

  1. 電動工具の作動端と電動工具用モータの出力端との間に取り付けられる、電動工具に適用するセルフ吸塵機構であって、
    左から右へ、順に、フロントカバーと、第1ボリュートと、吸塵羽根と、第2ボリュートと、固定子ユニットと、ハウジングとを備え、
    前記固定子ユニット内に、電機子ユニットが設けられ、前記電機子ユニット内に、前記第2ボリュートと吸塵羽根と第1ボリュートとを貫通して出力軸と接続される電機子軸が設けられ、
    前記フロントカバー及び第1ボリュートの延出端に、複数の吸塵口が設けられ、前記第1ボリュート及び第2ボリュートの延出端に、排塵口が設けられている
    ことを特徴とする電動工具に適用するセルフ吸塵機構。
  2. 前記第2ボリュートと固定子ユニットとの間に、ファンシュラウドが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動工具に適用するセルフ吸塵機構。
  3. 前記ファンシュラウドと第2ボリュートとの間に、モータ冷却ファンが設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動工具に適用するセルフ吸塵機構。
  4. 前記吸塵羽根の前記第2ボリュート側に、モータを冷却するための吸風口が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動工具に適用するセルフ吸塵機構。
  5. 前記ハウジングには、更にハウジングリアカバーが設けられ、前記固定子ユニット、ハウジング及びハウジングリアカバーは、ネジで互いに接続されている
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の電動工具に適用するセルフ吸塵機構。
  6. 前記電機子軸と出力軸とは、一体に形成されてもよいし、個別に形成されてもよい
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の電動工具に適用するセルフ吸塵機構。
  7. 個別に形成された前記電機子軸と出力軸とは、マイナス溝と2つのベアリングとにより接続されることによって、トルクを伝達するように接続されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の電動工具に適用するセルフ吸塵機構。
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