JP3218977U - 余剰麻酔ガス検知器 - Google Patents

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泰雄 太田
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佑樹 青木
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Abstract

【課題】余剰麻酔ガスの回収フィルタの交換時期を、回収フィルタの重量を測定することなくリアルタイムに検知することが可能な余剰麻酔ガス検知器を提供する。【解決手段】余剰麻酔ガス検知器1は、余剰麻酔ガスを取り入れる吸気口を有する検知器本体2と、検知器本体に内蔵される余剰麻酔ガスの濃度を測定するセンサと、センサが測定したガス濃度に基づき点灯する警告灯と、を備える。センサは、酸化第二スズ半導体式ガスセンサであり、吸気口に余剰麻酔ガスが通る吸着容器3を取り付ける取付具4をさらに備える。【選択図】図1

Description

本考案は、医療施設で全身吸入麻酔に、又は、研究機関などで実験用小動物の全身吸入麻酔に、麻酔ガスが使用された後の余剰麻酔ガスの検知器に関するものである。
病院等の医療現場における全身吸入麻酔に使用された後の余剰麻酔ガスや、研究機関などにおける実験用小動物の全身吸入麻酔に使用された後の余剰麻酔ガスは、大気中に放出されると人体への暴露による影響が懸念されることから、活性炭を用いた余剰麻酔ガス回収装置に取り付けられた麻酔ガス回収用フィルタにより回収されている。
例えば、非特許文献1には、余剰麻酔ガス吸着装置の交換用フィルタが開示されている。しかしながら、当該フィルタの交換時期は、活性炭が吸着した余剰麻酔ガスの重量を測定することにより、管理されている。その為、当該フィルタの使用開始時と、その後定期的に当該フィルタを取り外し、重量を測る必要があり、煩雑であった。また、測定を失念した場合や、想定以上に早く交換時期に達した場合には、余剰麻酔ガスを大気中にそのまま放出することになり、人体への暴露の危険があった。一方では、余剰麻酔ガスを大気中にそのまま放出すること懸念して、余剰麻酔ガスをまだ回収できるにも拘らず早めにフィルタを交換しなければならない、という無駄があった。
このため、非特許文献2には、ガスを検知するセンサを用いた麻酔ガス検知器が開示されている。しかしながら、1分間隔で余剰麻酔ガスの検知を行っていることから、リアルタイムで検知することができない問題があった。
クロス・メディカルサービス株式会社 カタログhttp://cross-ms.co.jp/download/products/catalogur_cleanair.pdf 室町機械株式会社 カタログhttps://muromachi.com/wp-content/uploads/2015/03/MK-GM10.pdf
本考案は、余剰麻酔ガスの回収フィルタの交換時期を、回収フィルタの重量を測定することなくリアルタイムに検知することが可能な余剰麻酔ガス検知器を提供することを課題とする。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器は、余剰麻酔ガスを取り入れる吸気口を有する検知器本体と、
検知器本体に内蔵される余剰麻酔ガスの濃度を測定するセンサと、
センサが測定したガス濃度に基づき点灯する警告灯と、
を備える余剰麻酔ガス検知器である。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器であれば、余剰麻酔ガスの回収フィルタの交換時期を、回収フィルタの重量を測定することなくリアルタイムに検知し警報を発することが可能である。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器のセンサは、酸化第二スズ半導体式ガスセンサである、余剰麻酔ガス検知器である。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器であれば、余剰麻酔ガスの回収フィルタの交換時期を、確実にリアルタイムに検知することが可能である。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器は、吸気口に余剰麻酔ガスが通る吸着容器を取り付ける取付具をさらに備える、余剰麻酔ガス検知器である。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器であれば、余剰麻酔ガスを吸着する吸着容器を容易に取り付けることが出来る。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器は、吸着容器が検知器本体に取り付けられた余剰麻酔ガス検知器である。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器であれば、余剰麻酔ガスの回収フィルタの交換時期を、回収フィルタの重量を測定することなくリアルタイムに検知することが可能であり、装置自体をコンパクトにすることが出来る。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器の吸気口は、検知器本体の上面に形成され、
検知器本体の側面に、余剰麻酔ガスを排気する排気口が形成されている、余剰麻酔ガス検知器である。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器であれば、余剰麻酔ガスを検知器本体が確実に吸排気することができる。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器は、センサが測定したガス濃度に基づき警報を発する警報ブザーをさらに備える、余剰麻酔ガス検知器である。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器であれば、視覚に加えて聴覚的に警報を発することができ、余剰麻酔ガス検知器を常時注視していなくとも、吸着容器の交換時期を知ることができる。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器でれば、余剰麻酔ガスの回収フィルタの交換時期を、回収フィルタの重量を測定することなくリアルタイムに検知し警報を発することが可能である。
図1は、本実施形態に係る余剰麻酔ガス検知器の構成を示す外観図である。 図2は、本実施形態に係る余剰麻酔ガス検知器の検知器本体の構成を示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係る余剰麻酔ガス検知器の内部の構成を示す斜視図である。 図4は、本実施形態に係る余剰麻酔ガス検知器の取付具を示す外観図である。
以下、本考案の一実施形態を、説明する。
図1に、本実施形態に係る余剰麻酔ガス検知器1の構成を示す。余剰麻酔ガス検知器1は、検知器本体2、吸着容器3、及び取付具4からなる。
検知器本体2は、略長方体の筐体であり、上部カバー11と下部カバー12からなり、制御基板21、表示基板22、センサ基板23、センサ24及び警報ブザー26を内蔵する。上部カバー11の上面には吸気口31及び吸着容器3を検知器本体2の取り付ける取付具4を固定する穴である取付具穴33が、一側面には排気口32が設けられている。下部カバー12の前面には、電源スイッチ41と表示ランプ42が配置され、背面には、直流電源ジャック(DCジャック)25が貫通している。上部カバー11は、下部カバー12にねじ止めされている。また、検知器本体2に内蔵されている制御基板21、表示基板22、及び警報ブザー26は、下部カバー12に組み付けられている。一方、センサ基板は、上部カバー11より下方に伸びるネジ付き管筒(不図示)に組み付けられている。
センサ24は、酸化第二スズ(SnO2)を用いた半導体ガスセンサであり、センサ基板23に組み付けられて、吸気口31の真下の位置に配置されている。制御基板21は、表示基板22、センサ基板、センサ24及び警報ブザー26の動作を制御し、センサ24で検知した余剰麻酔ガスの濃度に応じて発せられる信号に基づいて、表示基板を介して表示ランプ42の点灯と、警報ブザー26の鳴動と、を指令する信号を発している。なお、センサ24は、一般的に麻酔ガスとして使用されるセボフルラン及びイソフルレンに限られず、揮発性有機化合物(VOC)ガスであれば、検知可能である。
表示ランプ42は、LED灯であって、センサ24の作動が安定しているか否かを示す準備灯と、余剰麻酔ガスの濃度に応じて点灯する安全灯、注意灯、及び交換灯と、からなる。
図4に取付具4の外観を示す。(A)は、平面図、(B)は、側面図である。取付具4は、中央にフランジ51を有する略正方形の板状体で、4つの角付近それぞれにネジ穴52を有する。取付具4は、それぞれのネジ穴52に対応する上部カバー11に上面に設けられた取付穴33にねじ止めされて、検知器本体2に固定される。吸着容器3は、吸着容器3の底面に開口した吸着容器排気口(不図示)に取付具4のフランジ51を挿入して検知器本体4に取り付けられ、上端には麻酔装置(不図示)で発生した余剰麻酔ガスを回収する余剰麻酔ガスホース(不図示)が取り付けられる。なお、吸着容器3は、検知器本体2に取付具4を介して直接取り付けることなく、吸着容器3の吸着容器排気口からホースを介して接続しても良い。
次に、余剰麻酔ガス検知器1の使用方法について、説明する。
先ず、検知器本体2に取付具4を取り付け、取付具4に吸着容器3を装着した上で、吸着容器4を余剰麻酔ガスホースを介して麻酔装置(不図示)に接続する。
次に、検知器本体2の電源を投入すると、センサ24のガスを感知する感ガス部(不図示)を加熱するヒータ部(不図示)が加熱を開始し、感ガス部が所定の温度に達するまで、準備灯が黄色に点灯する。そして、感ガス部の温度が所定の温度に達すると、準備灯は青色の点灯に変わり、ガス検知の準備が完了したことを示す。
準備灯が青色の点灯になったことを確認の上、麻酔装置を稼働させ、余剰麻酔ガスを吸着容器3に導入し、余剰麻酔ガスに含まれる麻酔成分を吸着容器3内の吸着材に吸着させる。
麻酔成分が吸着されて残った気体は、検知器本体2に導かれ、センサ24で気体中の麻酔ガス濃度が測定される。加熱された感ガス部の酸化第二スズが、還元性ガスである麻酔ガスに暴露されると、酸化第二スズの表面で麻酔ガスと酸化第二スズの表面に吸着していた吸着酸素との酸化反応が起こり、その結果、酸化第二スズの表面に吸着していた酸素は減少してポテンシャル障害が低下し、酸化第二スズ内の電子は動きやすくなる。つまり、電気抵抗が低下する。この電気抵抗値は、ガス濃度の変化に伴って変化することから、センサ抵抗値(電気抵抗値)を測定することにより、ガス濃度を測定することが出来る。
本実施形態においては、セボフルラン又はイソフルレンのガス濃度が、0〜0.14Vol.%の場合には、人体に対して安全であり、青色の安全灯が点灯し、0.15〜0.54Vol.%の場合には、吸着容器の吸着能力が限界に近づき交換時期が近いことを知らせる黄色の注意灯が点灯し、0.55Vol.%以上の場合には、吸着容器3を交換することを知らせる赤色の交換灯が点灯するとともに警告ブザー26が鳴動する。交換灯が点灯し警告ブザー26が鳴動した場合には、直ちに吸着容器3を交換する。なお、本実施形態のセボフルラン又はイソフルレンのガスの濃度の値と警報灯の点灯の対応は、一例であり、ガス濃度と警報灯の対応は、適宜定めれば良い。
本考案に係る余剰麻酔ガス検知器であれば、余剰麻酔ガスの回収フィルタの交換時期を、回収フィルタの重量を測定することなくリアルタイムに検知することが可能な余剰麻酔ガス検知器として好適である。
1…余剰麻酔ガス検知器
2…検知器本体
3…吸着容器
4…取付具
11…上部カバー
12…下部カバー
21…制御基板
22…表示基板
23…センサ基板
24…センサ
25…DCジャック
26…警報ブザー
31…吸気口
32…排気口
33…取付具止め口
41…電源スイッチ
42…表示ランプ
51…フランジ
52…ネジ穴

Claims (6)

  1. 余剰麻酔ガスを取り入れる吸気口を有する検知器本体と、
    前記検知器本体に内蔵される余剰麻酔ガスの濃度を測定するセンサと、
    前記センサが測定したガス濃度に基づき点灯する警告灯と、
    を備える余剰麻酔ガス検知器。
  2. 前記センサが、酸化第二スズ半導体式ガスセンサである、請求項1に記載の余剰麻酔ガス検知器。
  3. 前記吸気口に余剰麻酔ガスが通る吸着容器を取り付ける取付具をさらに備える、請求項1又は2に記載の余剰麻酔ガス検知器。
  4. 前記吸着容器が前記検知器本体に取り付けられた請求項3に記載の余剰麻酔ガス検知器。
  5. 前記吸気口は、前記検知器本体の上面に形成され、
    前記検知器本体の側面に、余剰麻酔ガスを排気する排気口が形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の余剰麻酔ガス検知器。
  6. 前記センサが測定したガス濃度に基づき警報を発する警報ブザーをさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の余剰麻酔ガス検知器。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115023255A (zh) * 2020-12-31 2022-09-06 深圳迈瑞动物医疗科技股份有限公司 医用报警系统、方法、设备及麻醉设备和称重设备

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