JP3218911U - 電気柵用電圧測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気柵の電線の電圧を遠隔で監視できる電気柵用電圧測定装置を提供する。
【解決手段】電気柵用電圧測定装置1は、一般的な電気柵の柵線に導電性を有する接続線12を介して通電可能に接続される。電気柵用電圧測定装置1は、柵線に印加された電圧を測定可能な電圧測定部2と、基準電圧を設定及び変更可能なツマミ部3Aを有する基準電圧設定部3と、測定電圧と基準電圧とを対比可能な電圧対比部4と、基準以下回数が例えば10回連続した場合に、柵線に印加された電圧が異常な状態であると判定可能であり、かつ、基準超過回数が例えば15回連続した場合に、柵線に印加された電圧が正常な状態であると判定可能な判定部6と、異常判定結果または正常判定結果を、通信アンテナ7Aを介して送信可能な判定結果送信部7と、異常判定の場合に点滅する点検ランプ8とを備える。
【選択図】図1

Description

本考案は電気柵用電圧測定装置に関する。詳しくは、電気柵の柵線に印加された電圧を測定するための電気柵用電圧測定装置に係るものである。
イノシシ、鹿、サルなどの野生動物の田畑への侵入を防止するために、田畑の周囲に電気柵が設置されている。
一般的に電気柵は、田畑の周囲に打設された支柱と、支柱に取付けられた碍子に係止されて張設された複数の裸電線すなわち柵線と、柵線に電圧を印加可能な電源装置とを備える。
ここで、複数の柵線は並列配置されており、裸電線からなる上下結線で互いに結線されている。
野生動物が、このような電気柵で囲まれた田畑に侵入しようとして、張設された柵線に接触すると、野生動物には、動物や人間などに衝撃を与えることができるほど大きい電流(衝撃電流)が流れる。
これによって、野生動物は衝撃を受けて撃退される。
このように電気柵は田畑の周囲に設置されるものであり、田畑は土壌に形成されるものであるから、雑草も生長する。そして、生長した雑草が柵線に触れると、雑草に衝撃電流が流れ、衝撃電流が地中に漏れてしまう。
そして、衝撃電流が地中に漏れた状態でイノシシなどの野生動物が各柵線に触れても、衝撃電流が地中に漏れた分、衝撃電圧が低下しているのでイノシシなどの野生動物は退散せずに、電気柵で囲まれた田畑に侵入してしまう。
そこで、電気柵の柵線に、野生動物へ衝撃を与えることができるほど大きい衝撃電圧が印加されているかを測定する必要がある。
電気柵の柵線の電圧を測定する電圧測定器として、様々な電圧測定器が提案されている。
例えば特許文献1には、高電圧の印加された電線から放射される電磁波の受信部分であるアンテナと、受信した電磁波による誘電起電力を増幅する増幅回路と、増幅された電圧を測定する電圧測定回路と、得られた測定結果を表示する表示部とを備える電気柵用電圧測定器が記載されている。
また、特許文献1に記載の電圧測定器を用いた電圧の測定方法は、測定したい電気柵の電線である柵線に近づき、電圧測定器のアンテナを柵線の方向に向けるだけで電圧測定を行うという方法であり、柵線に沿って歩きながらでも柵線と電圧測定器の距離を約1m以下に保っていれば、連続して簡単に電圧を測定することができる。
特開2005−030770号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電気柵用電圧測定器で電圧を監視するためには、電気柵の柵線の近くにわざわざ作業者が行って柵線の電圧を測定することで監視しなければならず、作業者の負担が大きいという問題があった。
本考案は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、電気柵の電線の電圧を遠隔で監視できる電気柵用電圧測定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案の電気柵用電圧測定装置は、電気柵の電線に印加された電圧を測定可能な電圧測定部と、判定の基準となる電圧である基準電圧を設定可能な基準電圧設定部と、前記電圧測定部が前記電線に印加された電圧を測定して得られた測定電圧と、前記基準電圧設定部が設定した前記基準電圧とを対比可能な電圧対比部と、該電圧対比部が対比した結果、前記測定電圧が基準電圧以下となった回数である基準以下回数及び同測定電圧が基準電圧を超えた回数である基準超過回数を計測可能な回数計測部と、該回数計測部が計測した前記基準以下回数が所定の回数連続した場合に、前記電線に印加された電圧が異常な状態であると判定可能であり、かつ、同回数計測部が計測した前記基準超過回数が所定の回数連続した場合に前記電線に印加された電圧が正常な状態であると判定可能な判定部と、該判定部が、前記電線に印加された電圧が異常な状態であると判定した結果である異常判定結果または、同判定部が、同電線に印加された電圧が正常な状態であると判定した結果である正常判定結果を送信可能な判定結果送信部とを備える。
ここで、判定の基準となる電圧である基準電圧を設定可能な基準電圧設定部によって、電線に印加された電圧が正常な状態であるか異常な状態であるかの判定の基準となる電圧を適宜設定することができる。
また、回数計測部が計測した基準以下回数が所定の回数連続した場合に、電線に印加された電圧が異常な状態であると判定可能であり、かつ、回数計測部が計測した基準超過回数が所定の回数連続した場合に電線に印加された電圧が正常な状態であると判定可能な判定部によって、電線に印加された電圧が正常な状態であるか異常な状態であるかを判定することができる。
また、判定部が、電線に印加された電圧が異常な状態であると判定した結果である異常判定結果及び、判定部が、電線に印加された電圧が正常な状態であると判定した結果である正常判定結果を送信可能な判定結果送信部によって、電気柵用電圧測定装置から外部の端末などへ判定結果を送信するので、電気柵の管理者などが電気柵の電圧の状況を外部の端末などで把握できる。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置は、判定部が、電線に印加された電圧が異常な状態であると判定した場合に電線に印加された電圧が異常な状態であることを告知可能な異常告知部を備える構成とすることができる。
この場合、電気柵用電圧測定装置の近くにいる人が、その場で、電線に印加された電圧が異常な状態であることを把握することができる。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置は、測定電圧を表示可能な測定電圧表示部を備え、基準電圧設定部は、設定した基準電圧を表示可能である構成とすることができる。
この場合、電気柵用電圧測定装置の近くにいる人が、その場で、電線に実際に印加されている電圧と、判定の基準となる基準電圧とを把握することができる。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置は、電圧測定部と通電可能に接続されており、かつ、平面形状を有しており、かつ、一方の面と一方の面に対向する他方の面との間を貫通した貫通孔が形成されたアース部を備える構成とすることができる。
この場合、アース部の貫通孔に杭などを挿通してアース部は地表に接した状態で固定されるので、電線に印加された電圧と、同じく地表を歩く害獣に印加される電圧とを同程度とすることができる。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置は、所定の時間毎に、判定部の判定結果の送信要求を受信可能な判定結果送信要求受信部を備え、判定結果送信部は、判定結果送信要求受信部が判定結果の送信要求を受信した場合に、異常判定結果または正常判定結果を送信可能である構成とすることができる。
この場合、判定結果が出る毎に判定結果を送信する場合に比べて、電力消費を抑えることができる。
本考案に係る電気柵用電圧測定装置によって、電気柵の電線の電圧を遠隔で監視できる。
本考案を適用した電気柵用電圧測定装置の一例を示す概略図である。 本考案を適用した電気柵用電圧測定装置が電気柵に接続された態様の一例を示す概略図である。 本考案を適用した電気柵用電圧測定装置が備えるアース板とアース板を留める杭の一例を示す概略図である。 本考案を適用した電気柵用電圧測定装置を用いて広範囲の柵線の電圧を監視する態様の一例を示す概略図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本考案の理解に供する。
図1は、本考案を適用した電気柵用電圧測定装置の一例を示す概略図である。また、図2は、本考案を適用した電気柵用電圧測定装置が電気柵に接続された態様の一例を示す概略図である。また、図3は、本考案を適用した電気柵用電圧測定装置が備えるアース板とアース板を留める杭の一例を示す概略図である。
図1に示す本考案の電気柵用電圧測定装置1は、本体1Aを備える。
また、図2に示すように本考案の電気柵用電圧測定装置1は、一般的な電気柵の柵線20に導電性を有する接続線12を介して通電可能に接続されている。
図2に示すように、電気柵は、田畑の周囲に打設された支柱19と、支柱19に取付けられた碍子21に係止されて張設された複数の柵線20と、柵線20に電圧を印加可能な電気柵用電源装置14とを備える。
ここで、複数の柵線20は並列配置されており、裸電線からなる上下結線22で互いに結線されている。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1を用いた電圧測定方法においては、図2に示すように、本考案の電気柵用電圧測定装置1と通信可能な親機13と、親機13と通信可能なサーバ18も使用する。
また、電気柵用電源装置14は出力線15を介して通電可能に柵線20と接続されている。また、電気柵用電源装置14はアース線16を介して地面23と接地されている。このとき、アース線16の一端に取付けられたアース棒17が地中に埋められている。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1は、電気柵の柵線20に印加された電圧を測定可能な電圧測定部2を備える。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1は、判定の基準となる電圧である基準電圧を設定可能な基準電圧設定部3を備える。
また、基準電圧設定部3は、基準電圧を設定及び変更可能なツマミ部3Aを有する。
また、図1に示すように、ツマミ部3Aは本体1Aの外側面に取付けられており、ツマミ部3Aの周囲に位置する本体1Aの外側面領域には、基準電圧の数値が印字されている。
また、ツマミ部3Aの表面には直線が印字されており、この直線が指し示す印字された数値が、基準電圧設定部3が設定した基準電圧である。
このように、基準電圧設定部3は、設定した基準電圧を表示可能な構成となっている。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1は、電圧対比部4を備える。
ここで電圧対比部4は、電圧測定部2が柵線20に印加された電圧を測定して得られた測定電圧と、基準電圧設定部3が設定した基準電圧とを対比可能である。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1は、回数計測部5を備える。
ここで回数計測部5は、電圧対比部4が対比した結果、測定電圧が基準電圧以下となった回数である基準以下回数及び測定電圧が基準電圧を超えた回数である基準超過回数を計測可能である。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1は、判定部6を備える。
ここで判定部6は、回数計測部5が計測した基準以下回数が所定の回数例えば10回連続した場合に、柵線20に印加された電圧が異常な状態であると判定可能であり、かつ、回数計測部5が計測した基準超過回数が所定の回数例えば15回連続した場合に柵線20に印加された電圧が正常な状態であると判定可能である。
また、判定部6の所定の回数を適宜変更できることは勿論である。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1は、判定結果送信部7を備える。
ここで判定結果送信部7は、判定部6が、柵線20に印加された電圧が異常な状態であると判定した結果である異常判定結果または、判定部6が、柵線20に印加された電圧が正常な状態であると判定した結果である正常判定結果を、通信アンテナ7Aを介して送信可能である。
また、判定結果送信部7は、測定電圧を、通信アンテナ7Aを介して送信可能である。
また、判定結果送信部7は、異常判定結果または正常判定結果、並びに測定電圧を、親機13へ送信可能である。
また、親機13は、受信した異常判定結果または正常判定結果、並びに測定電圧を、サーバ18へ送信可能である。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1は、点検ランプ8を備える。
ここで点検ランプ8は、判定部6が、柵線20に印加された電圧が異常な状態であると判定した場合に柵線20に印加された電圧が異常な状態であることを点滅によって告知可能である。
また、点検ランプは異常告知部の一例である。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1は、測定電圧を表示可能な測定電圧表示部9を備える。
ここで、測定電圧表示部9は具体的には例えば液晶表示パネルである。
また、電圧測定部2と、ツマミ部3A以外の基準電圧設定部3と、電圧対比部4と、回数計測部5と、判定部6と、判定結果送信部7と、判定結果送信要求受信部11は、本体1Aに内蔵されている。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1は、アース部10を備える。
ここでアース部10は、アース線10Aとアース板10Bとを有する。
また、アース板10Bはアース線10Aを介して電圧測定部2と通電可能に接続されている。
また、アース板10Bは、図3に示すように、平面形状を有する平板101Bと、平板101Bに取付けられていると共に平板101Bに対して略直交する方向に延びた接続板102Bとで構成されている。
また、平板101Bと接続板102Bは導電性を有する。
また、アース線10Aは接続板102Bに通電可能に接続されている。
また、平板101Bの略中央領域には、図3に示すように一方の面とこの一方の面に対向する他方の面との間を貫通した貫通孔103Bが形成されている。
また、貫通孔103Bには、図3に示すように杭24が挿通される。
ここで、杭24は杭本体24Aを有する。また、杭本体24Aは長手方向を有し、長手方向に対して略直交する方向における杭本体24Aの断面形状は略円形である。
また、杭本体24Aの一端は、長手方向に対して略直交する方向における断面の径が先端へ近づくにつれて徐々に短くなったテーパ状の尖部24Bである。
また、尖部24Bである杭本体24Aの一端とは反対側の他端には、杭本体24Aの長手方向に対して略直交する方向における断面の径よりも長い径を有する略円形のフランジ部24Cが取付けられている。
また、杭24は、杭本体24Aの長手方向に対して略直交する方向と同じ方向へ杭本体24Aから突出した突出部24Dを有する。
また、突出部24Dは、杭本体24Aの長手方向と同じ方向に延びており、かつ、フランジ部24Cから離れるにつれて突出高さが徐々に短くなっている。
また、フランジ部24Cの径は、アース板10Bの平板101Bに形成された貫通孔103Bの径よりも大きい。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1は、判定結果送信要求受信部11を備える。
ここで判定結果送信要求受信部11は、所定の時間毎例えば1時間毎に、判定部6の判定結果の送信要求を親機13から受信可能である。
また、親機13において所定の時間を設定できることは勿論である。
また、判定結果送信部7は、判定結果送信要求受信部11が判定結果の送信要求を受信した場合に、異常判定結果または正常判定結果を親機13へ送信可能である。
すなわち、判定結果送信部7と判定結果送信要求受信部11は、親機13に対応する子機として機能するが、これに限定されるものではない。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置は、必ずしも点検ランプすなわち異常告知部を備えていなくてもよい。
しかし、本考案の電気柵用電圧測定装置が異常告知部を備えていれば、電気柵用電圧測定装置の近くにいる人が、その場で、柵線すなわち電線に印加された電圧が異常な状態であることを把握することができるので好ましい。
また、電線に印加された電圧が異常な状態であることを告知可能であれば、必ずしも点検ランプのように点滅によって告知しなくてもよく、例えば音声や振動によって告知することもできる。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置は、必ずしも測定電圧表示部を備えていなくてもよい。
しかし、本考案の電気柵用電圧測定装置が測定電圧表示部を備えていれば、電気柵用電圧測定装置の近くにいる人例えば作業者が、その場で、電線に実際に印加されている電圧を把握することができるので好ましい。
また、アース部は、必ずしも平面形状を有していなくてもよく、また、必ずしも貫通孔が形成されていなくてもよい。
しかし、アース部が平面形状を有し、貫通孔が形成されていれば、アース部の貫通孔に杭などを挿通してアース部は地表に接した状態で固定されるので、電線に印加された電圧と、同じく地表を歩く害獣に印加される電圧とを同程度とすることができ、好ましい。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置は、必ずしも判定結果送信要求受信部を備えていなくてもよい。
しかし、本考案の電気柵用電圧測定装置が判定結果送信要求受信部を備えていれば、判定結果が出る毎に判定結果を送信する場合に比べて、電力消費を抑えることができるので好ましい。
また、必ずしも本体の外側面に印字された数値で基準電圧を表示しなくてもよく、例えば液晶表示パネルで基準電圧を表示することもできる。
また、必ずしもツマミ部でなくてもよく、ボタンによって基準電圧を設定及び変更することもできる。
また、判定結果送信部は、必ずしも異常判定結果及び正常判定結果を親機へ送信しなくてもよく、サーバへ直接、送信するようにしてもよい。
また、判定結果送信要求受信部は、必ずしも判定結果の送信要求を親機から受信しなくてもよく、サーバから受信してもよい。
次に、本考案の電気柵用電圧測定装置の使用方法の一例を説明する。
図2に示すように、本考案の電気柵用電圧測定装置1を、電気柵の柵線20に接続線12を介して通電可能に接続する。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1が備えるアース部10のアース板10Bを地面23に置く。
そして、アース板10Bの平板101Bに形成された貫通孔103Bに杭24を挿通して、アース板10Bを地表に固定する。
次に、ツマミ部3Aを用いて基準電圧を設定する。
また、柵線20には電気柵用電源装置14から高電圧のパルス状電圧が約1秒毎に印加されており、本考案の電気柵用電圧測定装置1の電圧測定部2が、約1秒毎にパルス状電圧を測定する。
そして、本考案の電気柵用電圧測定装置1の電圧対比部4が、電圧測定部2が柵線20に印加されたパルス状電圧を測定して得られた測定電圧と、設定された基準電圧とを、電圧測定部2がパルス状電圧を測定する毎に対比する。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置1の回数計測部5が、基準以下回数及び基準超過回数を計測する。
また、回数計測部5が計測した基準以下回数が10回連続した場合、判定部6は柵線20に印加されたパルス状電圧が異常な状態であると判定する。
また、回数計測部5が計測した基準超過回数が15回連続した場合、柵線20に印加されたパルス状電圧が正常な状態であると判定する。
柵線20の電圧測定を開始した時、本考案の電気柵用電圧測定装置1は「正常モード」であり、例えば基準電圧が5000Vであり、電圧対比部4が基準電圧と測定電圧を対比した結果、測定電圧が8回連続で5000V以下であり、9回目の対比の結果、測定電圧が5000Vを超えていたときには、基準以下回数は10回連続ではなく8回連続ということであるから、回数計測部5の計測はリセットされ、再び測定電圧が5000V以下であっても、回数計測部5は基準以下回数として1回を計測する。
その後、電圧対比部4が基準電圧と測定電圧の対比を続けた結果、測定電圧が10回連続で5000V以下であり、基準以下回数が10回連続となったので、判定部6は柵線20に印加されたパルス状電圧が異常な状態であると判定する。
このとき、点検ランプ8が点滅し、柵線20に印加されたパルス状電圧が異常な状態であることを告知する。
そして、本考案の電気柵用電圧測定装置1の判定結果送信部7が異常判定結果及び電圧測定部2が測定して得られた測定電圧を親機13へ送信する。
また、親機13は異常判定結果及び測定電圧をサーバ18へ送信する。
異常判定結果が出た後は、本考案の電気柵用電圧測定装置1は「異常モード」となり、電圧対比部4が基準電圧と測定電圧を対比して測定電圧が依然として5000V以下であっても回数計測部5は基準以下回数として計測しない。
異常判定結果と測定電圧を親機13やサーバ18が受信するので、電気柵の管理者は親機13やサーバ18を通して電気柵の電圧が異常な状態であることを把握し、確認のために電気柵が配置された現場へ向かう。
電気柵の現場に到着した作業者は、電圧低下を引き起こした要因例えば柵線20に接触した雑草を刈り取るなどして、電圧を正常にするための作業を行う。
作業者が雑草を刈り取った後、電圧対比部4が基準電圧と測定電圧を対比した結果、測定電圧が6000V以上である場合、基準電圧5000Vを超えていると共に所定の値(この場合は6000V)以上であるので、回数計測部5は基準超過回数として1回を計測する。
さらに例えば測定電圧が13回連続で6000V以上であったが、14回目の対比の結果、測定電圧が5000Vを超えているものの所定の値(この場合は6000V)未満である場合、回数計測部5は基準超過回数として計測しないよう設定されており、回数計測部5の計測はリセットされる。
すなわち、本考案の電気柵用電圧測定装置1が「異常モード」であるときには、回数計測部5は、測定電圧が基準電圧を超えていると共に所定の値以上となった回数を基準超過回数として計測する構成となる。
そして再び測定電圧が6000V以上である場合、回数計測部5は基準超過回数として1回を計測する。
その後、電圧対比部4が基準電圧と測定電圧の対比を続けた結果、測定電圧が15回連続で6000V以上であり、基準超過回数が15回連続となったので、判定部6は柵線20に印加されたパルス状電圧が正常な状態であると判定する。
そして、本考案の電気柵用電圧測定装置1の判定結果送信部7が正常判定結果及び電圧測定部2が測定して得られた測定電圧を親機13へ送信する。
また、親機13は正常判定結果及び測定電圧をサーバ18へ送信する。
正常判定結果が出た後は、本考案の電気柵用電圧測定装置1は「正常モード」となり、電圧対比部4が基準電圧と測定電圧を対比して測定電圧が依然として6000V以上であっても回数計測部5は基準超過回数として計測しない。
なお、ここでは判定結果が出る毎に判定結果送信部7が、異常または正常の判定結果を親機13へ送信する態様を説明しているが、必ずしも判定結果が出る毎に判定結果を送信しなくてもよい。
例えば判定結果送信部7は、本考案の電気柵用電圧測定装置1の判定結果送信要求受信部11が判定結果の送信要求を受信した場合に、異常判定結果または正常判定結果を親機13へ送信することもできる。
このとき、判定結果送信要求受信部11は所定の時間例えば1時間毎に、判定部6の判定結果の送信要求を親機13から受信する。
通信時には電力を消費するので、このように例えば1時間毎に判定結果を送信するようにすれば、判定結果が出る毎に判定結果を送信する場合に比べて電力消費を抑えることができる。
また、親機13は、本考案の電気柵用電圧測定装置1から受信した、測定電圧や判定結果をサーバ18へ送信する。
そして、サーバ18は測定電圧や判定結果をデータベースに記録する。
図4は、本考案を適用した電気柵用電圧測定装置を用いて広範囲の柵線の電圧を監視する態様の一例を示す概略図である。
図4に示すように広い面積を有する圃場25の周囲に支柱19が打設されており、支柱19の碍子に係止されて柵線20が張設されている。図4は平面図であるから図示されていないが、通常の電気柵と同様に複数の柵線20が並列配置されている。
また、電気柵用電源装置14が柵線20と通電可能に接続されており、電気柵用電源装置14は、柵線20に高電圧のパルス状電圧を印加する。
また、広い面積を有する圃場25を囲む電気柵であるから、図4に示すように柵線20を、第1区域Aと、第2区域Bと、第3区域Cの3つの区域に分けて各区域の柵線20に電気柵用電源装置14が通電可能に接続されている。
また、第1区域Aの柵線20の端部が係止された支柱19と第2区域Bの柵線20の端部が係止された支柱19は、互いに約5cm離れて打設されている。お互いが電圧の影響を避けるためである。
また同様に、第1区域Aの柵線20の端部が係止された支柱19と第3区域Cの柵線20の端部が係止された支柱19も、互いに約5cm離れて打設されており、第2区域Bの柵線20の端部が係止された支柱19と第3区域Cの柵線20の端部が係止された支柱19も、互いに約5cm離されて打設されている。
また、図4に示すように本考案の電気柵用電圧測定装置1も、第1−3区域(A−C)の柵線20それぞれに通電可能に接続されている。
この場合、本考案の電気柵用電圧測定装置1には区域毎に識別子(ID)が付与されており、各区域の電気柵用電圧測定装置1の判定結果送信部7は、判定結果と共に、測定電圧及び付与された識別子(ID)も親機13へ送信する。
その結果、広範囲の柵線において、どの区域の柵線の電圧が異常であるか、あるいは正常であるかということを監視することができる。
以上のように、本考案の電気柵用電圧測定装置は基準電圧設定部を備えているので、柵線すなわち電線に印加された電圧が正常な状態であるか異常な状態であるかの判定の基準となる電圧を適宜設定することができる。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置は判定部を備えているので、電線に印加された電圧が正常な状態であるか異常な状態であるかを判定することができる。
また、本考案の電気柵用電圧測定装置は判定結果送信部を備えているので、電気柵用電圧測定装置から外部の端末例えば親機やサーバへ判定結果を送信して、電気柵の管理者などが電気柵の電圧の状況を端末例えば親機やサーバで把握できる。
従って、本考案の電気柵用電圧測定装置によって、電気柵の電線の電圧を遠隔で監視できる。
1 電気柵用電圧測定装置
1A 本体
2 電圧測定部
3 基準電圧設定部
3A ツマミ部
4 電圧対比部
5 回数計測部
6 判定部
7 判定結果送信部
7A 通信アンテナ
8 点検ランプ
9 測定電圧表示部
10 アース部
10A アース線
10B アース板
101B 平板
102B 接続板
103B 貫通孔
11 判定結果送信要求受信部
12 接続線
13 親機
14 電気柵用電源装置
15 出力線
16 アース線
17 アース棒
18 サーバ
19 支柱
20 柵線
21 碍子
22 上下結線
23 地面
24 杭
24A 杭本体
24B 尖部
24C フランジ部
24D 突出部
25 圃場
A 第1区域
B 第2区域
C 第3区域

Claims (5)

  1. 電気柵の電線に印加された電圧を測定可能な電圧測定部と、
    判定の基準となる電圧である基準電圧を設定可能な基準電圧設定部と、
    前記電圧測定部が前記電線に印加された電圧を測定して得られた測定電圧と、前記基準電圧設定部が設定した前記基準電圧とを対比可能な電圧対比部と、
    該電圧対比部が対比した結果、前記測定電圧が基準電圧以下となった回数である基準以下回数及び同測定電圧が基準電圧を超えた回数である基準超過回数を計測可能な回数計測部と、
    該回数計測部が計測した前記基準以下回数が所定の回数連続した場合に、前記電線に印加された電圧が異常な状態であると判定可能であり、かつ、同回数計測部が計測した前記基準超過回数が所定の回数連続した場合に前記電線に印加された電圧が正常な状態であると判定可能な判定部と、
    該判定部が、前記電線に印加された電圧が異常な状態であると判定した結果である異常判定結果または、同判定部が、同電線に印加された電圧が正常な状態であると判定した結果である正常判定結果を送信可能な判定結果送信部とを備える
    電気柵用電圧測定装置。
  2. 前記判定部が、前記電線に印加された電圧が異常な状態であると判定した場合に同電線に印加された電圧が異常な状態であることを告知可能な異常告知部を備える
    請求項1に記載の電気柵用電圧測定装置。
  3. 前記測定電圧を表示可能な測定電圧表示部を備え、
    前記基準電圧設定部は、設定した前記基準電圧を表示可能である
    請求項1または請求項2に記載の電気柵用電圧測定装置。
  4. 前記電圧測定部と通電可能に接続されており、かつ、平面形状を有しており、かつ、一方の面と一方の面に対向する他方の面との間を貫通した貫通孔が形成されたアース部を備える
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の電気柵用電圧測定装置。
  5. 所定の時間毎に、前記判定部の判定結果の送信要求を受信可能な判定結果送信要求受信部を備え、
    前記判定結果送信部は、前記判定結果送信要求受信部が判定結果の送信要求を受信した場合に、前記異常判定結果または前記正常判定結果を送信可能である
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の電気柵用電圧測定装置。
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