JP3217709U - チャート作成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】初心者でもトレンドや売り買いの時期を判断し易い為替チャートを作成できる為替チャート作成装置を提供する。【解決手段】所定通貨間での売値又は買値についての毎日の「四本値」データを入力する手段20と、入力された「四本値」データのそれぞれを日付と関連づけて記憶する手段40と、「四本値」データに関連づけられた各日を基準時点、当該基準時点から所定日数前を起算時点として、起算時点から基準時点迄の連続する規定個数分の「四本値」の平均値を演算することにより、各日毎に対応した「四本値」平均値データを順次取得する「四本値」平均値データ取得手段50と、各日の「始値」データとそれぞれの日から規定個数分の「四本値」の平均値データとにより直交座標上における上端位置並びに下端位置が規定される各日毎の「日足」を、直交座標上の時間軸方向へ沿って時系列的に配置することにより、所定表示媒体上に為替チャートを表示する為替チャート表示出力手段70を有する。【選択図】図4
Description
本考案は、チャートおよびチャート作成装置に関し、特に、値軸と時間軸とから成る座標上に、為替、即ち、所定通貨間で売り買いした場合の売値又は買値についての「足」を時系列的に並べてなる為替チャート及および為替チャートの作成装置に関する。
従来、株式、商品先物、為替等の相場において、相場動向を知るための一般的な手段として、種々の「足」(ローソク足、平均足、等)に基づき描かれるチャートがある。
例えば、ローソク足とは、終値が始値より高い場合は陽線となり、例えば、赤(または白抜き)でボックスを描き、反対に終値が始値より安い場合は陰線となり、例えば、青、(または黒の塗りつぶし)でボックスを描き、高値、安値は、ボックスからはみ出した水準まで線を引いてそれぞれ上ヒゲ、下ヒゲを形成したテクニカル分析手法をいう。このローソク足によれば、時間の経過に伴う相場の変動とその振幅度合いを知ることができるが、上述した上ヒゲや下ヒゲがあり、初心者には見づらいという難点があり、また、トレンドが分かりにくいという問題もある。
また、平均足とは、4本値(始値、終値、高値、安値)の平均値から作る罫線系のテクニカルで、ブレを排除してトレンドを探ることを目的としたテクニカル分析手法である。同じ色の足が続くためローソク足よりはトレンドを判断し易いが、やはり売り買いの時期を判断するのは困難であるという問題がある。
一方、株式相場、商品先物相場等と異なり、為替相場には、株式相場における東京(大阪)証券取引所等のいわゆる取引所に相当するものが無く、世界中で進行するインターバンク取引(銀行間取引)によって価格(相場)が形成されるという特殊性がある。また、為替相場は、日本時間で考えた場合、早朝のシドニー・ウエリントン市場、午前9時頃からの東京市場、夕方からのロンドン市場、夜10時頃から翌朝5時頃までのニューヨーク市場というように、24時間眠らずに進行する相場である。特に、ロンドン及びニューヨーク市場では、東京勢(日本の機関投資家・個人等)も相場に参加することになり、取引量が拡大する結果、値動きも大きくなる。また、外国(例えば、米国)発の同じニュースに東京勢やロンドン(欧州)勢も反応するということから、トレンドも発生し易く、為替取引によって大きく稼げるチャンスもあるが、一方で、損失も甚大なものになってしまう。
我国(日本)では、近年のFX(Foreign eXchangeの略、外国為替証拠金取引を言う)の流行により、最近では初心者が為替取引を行うのが普通になっており、このFXでは、いわゆるレバレッジにより証拠金の何百倍もの金額の取引を行うことが可能であるため、初心者を含む個人投資家がその損失によるリスクを軽減するためにも、チャート分析(テクニカル分析)による理論武装を行う必要がある。
しかしながら、初心者は、上述したローソク足等からトレンドや売り買いの時期を判断することは困難であるため、より的確で分かり易いチャート分析の手法が望まれる。
一方、FXに限らず為替取引では、低金利通貨を売って高金利通貨を買う場合には、いわゆるスワップポイント(金利差に相当する利息)を貰えるということもあり、為替差益の他に金利を稼げるという特殊性もある。このため、長らく低金利状態が継続していた我国(日本)では、個人投資家が、このスワップポイント狙いの取引を行うことも多かった。
しかし、このスワップポイント目当てで長期のポジション(建て玉)をキャリー(保持)していると、急激な円高等に襲われて資産を失う個人投資家が続出する事態も生じていた。
そこで、初心者でもトレンドや売り買いの時期を判断し易く、比較的長期の時間軸の足に適用した場合でも、相場の天底を判断し易いチャート或いは当該チャートを用いた相場予測判断方法、更にはそのチャート作成装置等の開発が切望されていた。特に、株価については、種々の有効なチャート等が開発・提案されているが(例えば、特許文献1参照)、為替に関しては、上述した為替相場の特殊性に鑑みた新規且つ有効なチャート等の提案は、殆どなされていなかった。
本考案の第1の課題は、初心者でもトレンドや売り買いの時期を判断し易いチャートおよびチャートの作成装置を提供することにある。
また、本考案の第2の課題は、比較的長期の時間軸の足に適用した場合でも、相場の天底を判断し易いチャートおよびチャート作成装置を提供することにある。
本考案によれば、値軸と時間軸とからなる直交座標上に、値軸方向に伸縮する「足」を、時間軸方向へ所要本数時系列的に配置することにより、所定表示媒体上に為替チャートを表示したチャートであって、所定通貨間での売値又は買値についての毎日の「四本値」データをそれぞれの日付と関連づけて記憶しておき、「四本値」データに関連づけられた各日を基準時点、当該基準時点から所定日数前を起算時点として、起算時点から基準時点迄の連続する規定個数分の「四本値」の平均値を演算することにより、各日毎に対応した「四本値」平均値データを順次取得し、各日の「始値」データとそれぞれの日から前記規定個数分の「四本値」の平均値データとにより前記直交座標上における上端位置並びに下端位置が規定される各日毎の「日足」を、前記直交座標上の時間軸方向へ沿って時系列的に配置して前記所定表示媒体上に表示したチャートが得られる。
また、本考案によれば、値軸と時間軸とからなる直交座標上に、値軸方向に伸縮する「足」を、時間軸方向へ所要本数時系列的に配置することにより、所定表示媒体上に為替チャートを表示する為替チャート作成装置であって、所定通貨間での売値又は買値についての毎日の「四本値」データを入力する手段と、入力された「四本値」データのそれぞれを日付と関連づけて記憶する手段と、「四本値」データに関連づけられた各日を基準時点、当該基準時点から所定日数前を起算時点として、起算時点から基準時点迄の連続する規定個数分の「四本値」の平均値を演算することにより、各日毎に対応した「四本値」平均値データを順次取得する「四本値」平均値データ取得手段と、各日の「始値」データとそれぞれの日から前記規定個数分の「四本値」の平均値データとにより前記直交座標上における上端位置並びに下端位置が規定される各日毎の「日足」を、前記直交座標上の時間軸方向へ沿って時系列的に配置することにより、前記所定表示媒体上に為替チャートを表示する為替チャート表示出力手段を有することを特徴とする為替チャート作成装置が得られる。
更に、本考案によれば、以上の為替チャート作成方法又は装置をコンピュータにて実現するためのプログラムが記憶された記録媒体が得られる。
本考案者は、上述した課題を有効に解決し得るチャートを求め種々の研究を重ねた結果、以下のチャート、該チャートを用いた相場予測判断方法およびチャート作成装置を想到するに至った。
即ち、例えば、為替相場には商品先物とも株式とも違う特徴があり、一日24時間のうち殆どの時間、世界中のどこかで取引があり、レートが動いているという特徴がある。24時間動いている相場なので、終値或いは始値といっても殆ど同じになってしまう。また、為替市場は他の市場と比べても、トレンドが非常に発生し易いという特徴もある。一旦発生したトレンドは、持続し易く、値動きの方向性は他の市場と比べて、大変読み易くなっている。そこで、例えば、かかる為替市場の特徴にあったチャート、該チャートを用いた相場予測判断方法及びチャート作成装置を開発することができるはずであり、いわゆるダマシが少なく、相場の急激な変化にも対応可能なチャート等を考究し続けた結果、本考案のチャート、該チャートを用いた相場予測判断方法及びチャート作成装置を開発した。
そこで、以下、図面を参照しつつ、本考案のチャート、該チャートを用いた相場予測判断およびチャート作成装置の一実施形態について説明する。
本実施形態では、本考案のチャート等を外国為替における米ドル円相場に適用した。また、本考案のチャート等は、中長期スパンでの「週足」乃至は「月足」のチャートにも適用されるが、最もわかり易い例として、本実施形態では、日足のチャートを描く場合について説明する。
図1は、本実施形態のチャート(以下、Vチャートという)における「足(以下、雪子足という)」の描画方法を示す図である。Vチャートでは、1本の雪子足を描くのに、過去3本分のデータを使用する。従って、日足のVチャートであるから、過去3日分のデータを使用する。図2(a)に、本実施形態のVチャートを米ドル円相場について所定期間に亘って描画したものを示す。即ち、2008年8月5日より同10月6日までの略2ヶ月間に亘って、米ドル円相場について本実施形態のVチャートを描画した。図2(a)においては、陽線を白抜きの矩形(縦長の長方形)、陰線を黒塗りの矩形(縦長の長方形)でそれぞれ示している。図2(b)は、短期(1日)と長期(3日)の移動平均を表したグラフである。ここでいう移動平均は、1日分の4本値の平均値と3日分の4本値の平均値の移動平均であり、短期(1日)線を破線、長期(3日)線を実線にて、それぞれ示している。
ここで、Vチャートを用いた相場予測判断方法について説明しておく。Vチャートでは、その特徴として「はらみ足」が現れ易いということがある。図3(a)、(b)は、Vチャートにおける「はらみ」について説明するための図である。一般に、「はらみ」とは、前日のより長い足に当日のより短い足がすっぽりと包まれてしまう形(足どうしの組合せ)を言い、前日のより長い足を母親に、当日のより短い足を子供に見立てて、子供が母親にはらまれている様子に見えることから、「はらみ足」と呼ばれる。ローソク足等の通常の例では、陰線の母親に、陽線の子供、反対に、陽線の母親に、陰線の子供がはらまれている場合を「はらみ足」と言う。しかしながら、Vチャートを用いた相場予測判断方法では、陽線と陽線のはらみ、或いは陰線と陰線のはらみに着目し、図3(a)に示すように、陽線同士のはらみは「売り(ショート)」のシグナル、図3(b)に示すように、陰線同士のはらみは「買い(ロング)」のシグナルとして為替相場を予測し判断することを特徴としている。Vチャートを用いた相場予測判断方法の基本的なルールは、この2つだけであり、非常にシンプルでありながら、十分な効果が得られるという大きな利点がある。再び、図2(a)のVチャートを参照すれば分かるように、Vチャートでは、かなり頻繁に「はらみ足」が現れることもその特徴である。
そこで、本考案者は、上述した第1のルールである「陽線同士のはらみは売り(ショート)」のシグナル、陰線同士のはらみは買い(ロング)のシグナル」を意識して、図2(a)に示した所定期間に亘って、米ドル円相場を予測し、売り(ショート)又は買い(ロング)の時期(タイミング)を判断し、その効果を検証してみた。但し、この検証においては、図2(b)に示した短期(1日)と長期(3日)の移動平均線相互の幅(乖離幅)の広がり又は縮小、或いはそのゴールデンクロス又はデッドクロスという第2のルールも併せ考慮して、上述した米ドル円相場を予測し、売り(ショート)又は買い(ロング)の時期(タイミング)を判断するようにした。
8月12日の雪子足が確定した時点で、8月11日の陽線に8月12日の陽線がはらまれていることが判明した。これは、陽線同士のはらみであるから、売り(ショート)のシグナルとして、新規に米ドル円の売り(ショート)を行った。米ドル円の売り(ショート)とは、米ドルを売って円を買うことであるのは勿論である。日足のVチャートを参照しての米ドル円の売り(ショート)であるから、実際の売り(ショート)のタイミングとしては、8月12日の中で米ドルが高く円が安い適当なタイミングを見計らって、売りの注文を出すことになる。尚、このタイミングを見計らうには、より短い時間軸のチャート(4時間足、2時間足、1時間足、更には、15分足等)を参照しつつ判断しても良いし、裁量で判断しても良いのは勿論であり、そのために使うチャートは、通常のローソク足、平均足等でも良いのは勿論である。ここでは、説明の便宜上、8月12日の始値のレートで計算することとし(以下に、注文したという場合も同様であり、全て始値のレートで計算している)、米ドルを110.14円(110円14銭)で売った(ショートした)こととする。
次に、8月14日中の雪子足が確定した時点で、8月13日の陰線に8月14日の陰線がはらまれていることが判明した。これは、陰線同士のはらみであるから、買い(ロング)のシグナルであるが、上述した8月12日に注文した新規の米ドル円の売り(ショート)ポジションを保有しているので、その決済(クローズ)買戻しを行った。即ち、米ドル円の売り(ショート)ポジションの決済(クローズ)とは、上述した8月12日に110.14円で売った(ショートした)米ドルを8月14日中の米ドルが安い適当なタイミングを見計らって、買い戻すことを指す。ここでは、8月14日の始値のレートで計算することとし、109.41円で決済(クローズ)し、米ドルを買戻したこととする。従って、110.14−109.41であるからプラス0.73円(73銭)の利益となった。周知のように、FX等では、例えば、1万通貨単位(0.1ロット、1枚等という)だけでなく、その預かり証拠金の額の範囲内でレバレッジを選択するようにして、10万通貨単位(1ロット、10枚等という)等の取引も可能であるから、ここでいう、プラス0.73円(73銭)の利益のことをプラス73ピップスの利益という場合もある。即ち、プラス73ピップスの利益とは、例えば、1万通貨単位であればプラス7300円、10万通貨単位であればプラス73000円の利益となる。
尚、ここでは、以上に述べた8月12日に注文した米ドル円の売り(ショート)ポジションの決済(クローズ)買戻しだけでなく、いわゆる売り(ショート)ポジションのドテンをして新規に米ドル円の買い(ロング)を行った。ここでいうドテン(状況が逆転した途端に転ずること)とは、米ドルが下がってきて一旦底をつき、上昇に転ずることが予想される場合に、今までの売りポジションが有利な状況とは反対に買いポジションが有利な状況に変わるので、売り(ショート)ポジションの決済(クローズ)買戻しを行うと同時に、反対のポジションである米ドル円の買い(ロング)ポジションを新たに持つようにすることを指す。米ドル円の買い(ロング)ポジションとは、円を売って米ドルを買うことであるのは勿論である。日足のVチャートを参照しての米ドル円の買い(ロング)であるから、実際の買い(ロング)のタイミングとしては、8月14日の中で米ドルが安く円が高い適当なタイミングを見計らって、買いの注文を出すことになる。尚、このタイミングを見計らうには、より短い時間軸のチャート(4時間足、2時間足、1時間足、更には、15分足等)を参照しつつ判断しても良いし、裁量で判断しても良いのは勿論であり、そのために使うチャートは、通常のローソク足、平均足等でも良いのは勿論である。ここでは、上述した決済(クローズ)注文と同じに、米ドルを109.41円で買った(ロングした)こととする。
次に、8月19日中の雪子足が確定した時点で、8月18日の陽線に8月19日の陽線がはらまれていることが判明した。これは、陽線同士のはらみであるから、売り(ショート)のシグナルであるが、上述した8月14日に注文した新規の米ドル円の買い(ロング)ポジションを保有しているので、その決済(クローズ)売りを行った。即ち、米ドル円の買い(ロング)ポジションの決済(クローズ)とは、上述した8月14日に109.41円で買った(ロングした)米ドルを8月19日中の米ドルが高い適当なタイミングを見計らって、売ることを指す。ここでは、8月19日の始値のレートで計算することとし、110.17円で決済(クローズ)し、米ドルを売ったこととする。従って、110.17−109.41であるからプラス76ピップスの利益となった。
なお、ここでも、以上に述べた8月14日に注文した米ドル円の買い(ロング)ポジションの決済(クローズ)だけでなく、今度は、買い(ロング)ポジションのドテンをして新規に米ドル円の売り(ショート)を行った。ここでいうドテン(状況が逆転した途端に転ずること)とは、米ドルが上がってきて一旦天井をつき、下落に転ずることが予想される場合に、今までの買いポジションが有利な状況とは反対に売りポジションが有利な状況に変わるので、買い(ロング)ポジションの決済(クローズ)の売りを行うと同時に、反対のポジションである米ドル円の売り(ショート)ポジションを新たに持つようにすることを指す。ここでは、上述した決済(クローズ)注文と同じに、米ドルを110.17円で売った(ショートした)こととする。
次に、8月21日中の雪子足が確定した時点で、8月20日の陰線に8月21日の陰線がはらまれていることが判明した。これは、陰線同士のはらみであるから、買い(ロング)のシグナルであるが、上述した8月19日に注文した新規の米ドル円の売り(ショート)ポジションを保有しているので、その決済(クローズ)買戻しを行った。即ち、上述した8月19日に110.17円で売った(ショートした)米ドルを8月21日に決済(クローズ)買戻した。ここでは、8月21日の始値のレートで計算することとし、109.83円で決済(クローズ)し、米ドルを買ったこととする。従って、110.17−109.83であるからプラス34ピップスの利益となった。尚、ここでは、ドテンの新規の買い(ロング)ポジションは持たなかった。即ち、本実施形態では、上述した第1のルールである「陽線同士のはらみは売り(ショート)」のシグナル、陰線同士のはらみは買い(ロング)のシグナル」に、短期(1日)と長期(3日)の移動平均線相互の幅(乖離幅)の広がり又は縮小、或いはそのゴールデンクロス又はデッドクロスという第2のルールも併せ考慮して、為替(米ドル円)相場を予測し、その売り買いの時期(タイミング)を判断するので、8月21日中の雪子足が確定した時点で、図2(a)に示したように、陰線同士のはらみである買い(ロング)のシグナルが発生していると同時に、図2(b)に示すように、短期(1日)と長期(3日)の移動平均線のデッドクロスが発生したことに着目した。これは、相場の基調転換(トレンド変化)を表すサインでもあるので、それまでの2週間程度(中期)の緩やかな上昇トレンドが下降トレンドに転換(変化)する可能性が見られた。従って、上述したように、8月19日に110.17円で売った(ショートした)米ドルを8月21日に決済(クローズ)したポジション解消(整理)だけを行い、ドテンの新規の買い(ロング)ポジションは持たなかった。このように、第1のルールである「陽線同士のはらみは売り(ショート)」のシグナル、陰線同士のはらみは買い(ロング)のシグナル」を売買シグナルとして活用する一方、短期(1日)と長期(3日)の移動平均線相互の幅(乖離幅)の広がり又は縮小、或いはそのゴールデンクロス又はデッドクロスという第2のルールを、その売買フィルタとして活用する方法が考えられる。ここにいう、売買フィルタとは、売買シグナルだけを用いるよりも、その相場予測の精度をたかめ、いわゆる「ダマシ」による」誤判断を防止するための指標をいう。本実施形態では、この第2のルールを売買フィルタとして活用し、買いシグナルはダマシである可能性も考えられたため、ポジション解消(整理)だけに留め、新規の買い(ロング)ポジションは持たなかった。案の定、8月22日には、米ドルは円に対し急落した。尚、8月22日の雪子足が確定した時点、つまり8月22日の始値が8月19、20、21日過去3日分の4本値の平均値を下回っていたので、8月22日の始値が分かった時点で、陰線として確定し、この陰線が約1円以上の長大な陰線であること、また、8月22日の始値が分かった時点で、図2(b)に示すように、短期(1日)と長期(3日)の移動平均線の乖離幅が拡がったことを確認したので、8月22日の雪子足が確定した時点で、108.48円で新規に米ドル円の買い(ロング)ポジションを持った。
次に、8月28日中の雪子足が確定した時点で、8月27日の陽線に8月28日の陽線がはらまれていることが判明した。これは、陽線同士のはらみであるから、売り(ショート)のシグナルである。そこで、上述した8月22日に持った108.48円の米ドル円の買い(ロング)ポジションを109.63円で決済(クローズ)した。従って、109.63−108.48であるからプラス115ピップスの利益となった。ここでは、上述した決済(クローズ)注文と同じに、米ドルを109.63円でドテンの新規売り(ショート)ポジションを持った。尚、9月1日には、米ドルは円に対し急落し、雪子足でも約1円以上の陰線を形成したが、下降トレンドの継続が見られたことから、そのまま109.63円の新規売り(ショート)ポジションを決済(クローズ)せずに継続することとした。尚、このような場合、いわゆるストップロス(決済買戻しの逆指値)を下げる(トレールともいう)等することにより、予想に反して上昇してしまった場合にも、ある程度の利益は確保するようにしても良い。案の定、9月5日の雪子足が確定した時点、つまり9月5日の始値が9月2、3、4日過去3日分の4本値の平均値を下回っていたので、9月5日の始値が分かった時点で、陰線として確定し、この陰線が約2円以上の長大な陰線であること、また、9月5日の始値が分かった時点で、図2(b)に示すように、短期(1日)と長期(3日)の移動平均線の乖離幅が拡がったことを確認したので、9月5日の雪子足が確定した時点で、上述した8月28日に109.63円で売った(ショートした)ポジションを9月5日に105.92円で決済(クローズ)買戻しをした。従って、109.63−105.92であるからプラス371ピップスの利益となった。ここでは、上述した決済(クローズ)注文したのと同様に、雪子足の型及び2本の移動平均線の乖離幅にみて、米ドルを105.92円でドテンの新規買い(ロング)ポジションを持った。
そして、9月8日に米ドルは急反発する。次に、9月9日中の雪子足が確定した時点で、9月8日の陽線に9月9日の陽線がはらまれていることが判明した。これは、陽線同士のはらみであるから、売り(ショート)のシグナルである。そこで、上述した9月5日に持った105.92円の米ドル円の買い(ロング)ポジションを108.02円で決済(クローズ)した。従って、108.02−105.92であるからプラス210ピップスの利益となった。ここでは、上述した決済(クローズ)注文と同じに、米ドルを108.02円でドテンの新規売り(ショート)ポジションを持った。
次に、9月17日中の雪子足が確定した時点で、9月16日の長大な陰線に9月17日の陰線がはらまれていることが判明した。これは、陰線同士のはらみであるから、買い(ロング)のシグナルであり、上述した9月9日に注文した108.02円の米ドル円の売り(ショート)ポジションを105.51円で決済(クローズ)買戻した。従って、108.02−105.51であるからプラス251ピップスの利益となった。ここでは、上述した決済(クローズ)注文と同じに、米ドルを105.51円でドテンの新規買い(ロング)ポジションを持った。
次に、9月29日中の雪子足が確定した時点で、9月28日の陽線に9月29日の陽線がはらまれていることが判明した。これは、陽線同士のはらみであるから、売り(ショート)のシグナルである。そこで、上述した9月17日に持った105.51円の米ドル円の買い(ロング)ポジションを106.37円で決済(クローズ)した。従って、106.37−105.51であるからプラス86ピップスの利益となった。
以上の期間に亘った検証の結果、プラス73ピップス、プラス76ピップス、プラス34ピップス、プラス115ピップス、プラス371ピップス、プラス210ピップス、プラス251ピップス、プラス86ピップスで総計1216ピップスの利益となった。即ち、例えば、1万通貨単位であればプラス121600円、10万通貨単位であればプラス1216000円の利益となった。
このように、本実施形態のVチャート及びVチャートを用いた為替相場の予測判断方法によれば、日足のVチャートであることから、毎朝、過去3日分の4本値の平均値を計算し、当日の始値を取得した時点で雪子足を確定することができる。これにより雪子足の足型が判断できる上に、過去3日分の4本値の平均値が足の要素として考慮されているので、従来のローソク足のチャートに比べて、足が大きくブレることが無く、トレンドを判断しやすいチャートを実現することができた。しかも、従来のローソク足と異なり、上ヒゲや下ヒ
ゲが無いこともあり、初心者にも見易いチャートとして実現することができた。また、その一方で、従来の平均足のチャートと異なり、翌日の始値が足の要素として考慮されているので、従来の平均足のチャートに比べて、同じ色の足が続きすぎることがなく、トレンドの転換(変化)点を把握し易い。更に、上述した第1のルールである「陽線同士のはらみは売り(ショート)」のシグナル、陰線同士のはらみは買い(ロング)のシグナル」を売買シグナルとして活用することができるので、売り買いの時期(タイミング)を的確に判断し易いチャートを実現することができた。更に、前述したように、為替相場には商品先物とも株式とも違う特徴として、一日24時間のうち殆どの時間、世界中のどこかで取引があり、レートが動いているという特徴があるが、その日(上述した翌日)の始値を取得した時点で、雪子足を確定することができるので、例えば、ニューヨーク市場の終値に対し、早朝のシドニー・ウエリントン市場の始値、或いは東京市場の始値等、日本時間の朝に、その始値を取得することができ、雪子足を確定することができる。従って、この日本時間の朝に、その始値を取得した時点で、それまでのトレンドや上述した「はらみ」から売買タイミングを判断できるので、朝だけの時間でチャートを描画でき、売買タイミングを判断できるので、家庭の主婦や、勤め人等の朝にしかトレードできない利用者にも大変有利なチャートを実現することができた。また、いわゆるスキャルピングと異なり、デイトレードやスイングトレードに最適のチャートを実現することができた。
ゲが無いこともあり、初心者にも見易いチャートとして実現することができた。また、その一方で、従来の平均足のチャートと異なり、翌日の始値が足の要素として考慮されているので、従来の平均足のチャートに比べて、同じ色の足が続きすぎることがなく、トレンドの転換(変化)点を把握し易い。更に、上述した第1のルールである「陽線同士のはらみは売り(ショート)」のシグナル、陰線同士のはらみは買い(ロング)のシグナル」を売買シグナルとして活用することができるので、売り買いの時期(タイミング)を的確に判断し易いチャートを実現することができた。更に、前述したように、為替相場には商品先物とも株式とも違う特徴として、一日24時間のうち殆どの時間、世界中のどこかで取引があり、レートが動いているという特徴があるが、その日(上述した翌日)の始値を取得した時点で、雪子足を確定することができるので、例えば、ニューヨーク市場の終値に対し、早朝のシドニー・ウエリントン市場の始値、或いは東京市場の始値等、日本時間の朝に、その始値を取得することができ、雪子足を確定することができる。従って、この日本時間の朝に、その始値を取得した時点で、それまでのトレンドや上述した「はらみ」から売買タイミングを判断できるので、朝だけの時間でチャートを描画でき、売買タイミングを判断できるので、家庭の主婦や、勤め人等の朝にしかトレードできない利用者にも大変有利なチャートを実現することができた。また、いわゆるスキャルピングと異なり、デイトレードやスイングトレードに最適のチャートを実現することができた。
更に、短期(1日)と長期(3日)の移動平均線相互の幅(乖離幅)の広がり又は縮小、或いはそのゴールデンクロス又はデッドクロスという第2のルールを、その売買フィルタとして併せて活用することで、トレンドや売買タイミングをより的確に判断することができる。尚、上述したように、雪子足に沿って、チャート上のトレンドラインを引く等することにより、初心者でも更にトレンドを分かり易くすることも可能である。
更に、上述した実施形態では、短期(1日)と長期(3日)の移動平均線相互の幅(乖離幅)の広がり又は縮小、或いはそのゴールデンクロス又はデッドクロスという第2のルールのみ併せて活用し、それらを同じ媒体上に記録し表示する例を述べたが、取得し考慮するデータは異なっても、通常のいわゆるRSIや短期、長期2本のRSIの乖離幅、ストキャスティクス等の過熱系のテクニカルやMACD等、他の従来からのテクニカル分析手法も併せて考慮したり、同じ媒体上に記録し表示して良いのは勿論である。ここで、同じ媒体上に記録し表示するとは、同じ記録媒体上(紙、方眼紙等だけでなく、コンピュータを用いて記録等を行うFDやCD、DVD等の磁気又は光の記録媒体等も含む趣旨である。また、黄金比(フィボナッチリトレースメント)等も併せ考慮しても良い。
以上に述べた実施形態では、本考案のチャート及び該チャートを用いた為替相場の予測判断方法を日足のチャートに適用した例を述べたが、週足、或いは月足のチャートにも適用できるのは言うまでも無い。更に、4本値の取得作業が頻繁になるが、4時間足や2時間足にも適用することで、より頻繁なデイトレードに用いることもできる。また、例えば、1時間足に適用することも可能であり、この場合、1時間足(雪子足)のVチャートを作成・表示することで、上述した売り買いのサインが頻繁に発生することも確認されている。従って、1時間毎に4本値の取得作業を行ってかかるVチャートを作成・表示すれば、1日の内で複数回のトレードを行うようなデイトレードにも大変有効である。更に、30分足、15分足、5分足、1分足等、リアルタイムに4本値の取得作業をコンピュータ等を用いて実行することで、理論的には、極めて短時間に決済を行うスキャルピング等にも適用することができる。
また、以上に述べた実施形態では、本考案のチャート及び該チャートを用いた為替相場の予測判断方法を米ドル円のチャートに適用した例を述べたが、ユーロ円、ポンド円、オーストラリアドル円、等のいわゆるクロス円、のみならず、ユーロドル、ポンドドル、AUD/USD等のドルストレート、更にポンドスイス、ポンド/AUD等のポンドクロス等、あらゆる通貨間の為替取引にも適用可能であるのは言うまでも無い。更に、株式、商品先物等のチャート及びそれらの相場の予測判断方法に適用することも可能である。
なお、図示はしないが、本考案者は、第2の実施形態として、オーストラリアドル円の週足のVチャートを作成し、比較的長期の相場予測判断方法を実行してみたところ、その雪子足及びVチャートから、その比較的長期の期間における相場の天底を有効に判断可能なことを確認することができた。従って、本考案のチャート及び該チャートを用いた為替相場の予測判断方法を、例えば週足のチャートに適用することにより、比較的長期の期間における相場の天底を有効に判断可能なチャート及び該チャートを用いた相場予測判断方法を実現可能である。従って、本考案のチャート及び該チャートを用いた為替相場の予測判断方法を、低金利通過を売って高金利通貨を買い、極めて低レバレッジで行うことを条件に、そのポジションを長期に亘って保有するキャリー取引に用いたとしても、相場の底を有効に判断可能なので、安全度の高い相場予測が可能であることが分かった。
次に、本考案の第3の実施形態として、Vチャートをコンピュータ等の情報処理装置を用いて作成し、ディスプレイ等の表示画面上に表示するチャート作成装置について述べる。
図4は、本実施形態のチャート作成装置の機能ブロック図である。 図4に示されるように、このチャート作成装置100は、上述した4本値の情報を入力する入力手段20と、CPU32を含んで構成される情報処理手段30と、入力された4本値の情報を記憶する4本値情報記憶手段40と、4本値情報記憶手段40に記憶された4本値の情報に基づき足データを算出する演算手段50と、演算(算出)結果を記憶する演算結果記憶手段60と、演算結果記憶手段60に記憶された足データに基づくVチャートをディスプレイ等に出力する出力手段70とを含んでいる。本実施形態では、Vチャート作成・装置100は、パーソナルコンピュータを用いて構成され、このパーソナルコンピュータにより、情報処理手段30、4本値情報記憶手段40、演算手段50と、演算結果記憶手段60が実現されている。入力手段20にはキーボード20aや図示しないマウス等が含まれる。キーボード20aは、各4本値や日付の随時入力等に使用されるほか、後述する出力手段70としてのディスプレイ装置70aに所望の通貨間のVチャートを表示する際に、その通貨間の名称等を入力するためにも使用される。なお、FX会社等より提供される4本値の情報をオンラインで取り込むためのオンライン受信手段20bを設けても良い。この場合、オンライン受信手段20bを介して取り込まれた4本値の情報をキャッシュメモリ等に一時的に記憶するようにしても良い。処理手段30は、CPU(中央処理装置)30aを主体として構成される。プログラム記憶装置30bは、ROMやRAM等で構成され、Vチャート作成装置100で使用する各種のプログラム(4本値情報入力プログラム、演算プログラム、Vチャート作成プログラム等)が記憶されている。CPU30aは、このプログラム記憶装置30bに記憶されたプログラムに従い、Vチャート作成装置100の各構成要素を統括制御する。
4本値情報記憶手段40は、パーソナルコンピュータ内部に設けられたハードディスク等により実現される。この4本値情報記憶手段40には、受信手段20bを介して取り込まれた4本値情報が、予め登録された通貨間毎に逐次記憶される。4本値情報記憶手段40に記憶された4本値の情報の一例が図5に示されている。ある通貨間(例えば円に対する米ドルに対し、4本値情報が取得された日付と、4本値情報としての 高値、安値、 始値、終値が、一日分のデータとして記憶される。なお、日付は、後述する演算手段50が、例えば、上述した短期と長期の4本値平均値の算出を行う場合に、当日と、3日分前までの4本値を特定する際にも必要となる。本実施の形態では、上述したように、日足のVチャートを作成・表示するには、4日分の4本値情報が使用される。そのため、4本値情報記憶手段40には、これらの演算を行うために必要な4日分の4本値情報が少なくとも記憶される。
なお、本実施の形態において、雪子足の作成乃至Vチャート作成に必須とされる情報は「4本値データ」のみであるが、この例では、その他の為替相場に関する情報もディスプレイ上等で数値表示等するため、このような4本値以外の情報も4本値情報記憶手段40に同時に記憶されている。また、同図では、“1日”から“N日”までのデータが描かれているが、為替取引の行われない世界共通の土日等は4本値情報が取得されないため、「日付」は必ずしも連続しない。演算手段50は、主として、プログラム記憶装置30aに記憶されている演算プログラムの手順に従って、4本値情報記憶手段40に記憶された4本値情報を読み出し、対応する演算処理を行う。この演算処理は、主として、上述した第1の本実施形態で使用された短期及び長期の移動平均線を作成するのに必要となるデータ(短期4本値平均値,長期4本値平均値)を、所定期間(規定数)のデータに基づき算出する処理である。
上述の(4本値平均値)の具体的算出態様の一例として、3日間の4本値平均値の算出態様は、第1の実施形態で述べたように、3日4本値平均値=(1日目の高値、安値、始値、終値)+(2日目の高値、安値、始値、終値)+(3日目の高値、安値、始値、終値)÷12で求められる。
このようにして得られた過去3日分の4本値平均値と翌日(当日)の始値を使用して作成される雪子足(3日雪子足)を、値軸と時間軸とからなる座標軸上に時系列的に並べることにより描かれる日足Vチャートが、上述した第1の実施形態で示した図2(a)である。同図に示されたように、3日雪子足は、縦軸を値段、横軸を日にちとする座標上に、過去3日分の4本値平均値と翌日(当日)の始値とをそれぞれ上線若しくは下線とする対応長さの垂直バー(矩形帯)として描かれる。
なお、上述した図2(a)では、陽線を白抜きの矩形帯、陰線を黒で塗りつぶした矩形帯として作成(描画)し、表示したが、例えば、陽線を赤色の矩形帯、陰線を青色の矩形帯として作成表示しても良い。これにより、モノクロの場合よりもVチャートが見易くなり、トレンドや売買タイミングをより正確に判断することができる。
なお、上述した第1の実施形態における日足短期線は、過去1日分の4本値平均値を、順に連結することで描かれる。また、日足長期線は、過去3日分の4本値平均値を、順に連結することで描かれる。第1の実施形態で述べたように、日足短期線と日足長期線の乖離幅、それらのゴールデンクロス又はデッドクロスは、為替相場の急伸、急落、転換を知るのに好適である。
図5は、本実施形態のVチャート作成装置100の動作処理の流れを示すフローチャートである。同図に示されるように、Vチャート作成装置100による処理には、入力処理(ステップ501)と、当日入力あり(ステップ502)を条件として実行される演算処理(ステップ503)と、作成指示あり(ステップ504)を条件として実行されるチャート作成処理(ステップ505)と、プリント指示あり(ステップ506)を条件として実行されるプリント処理(ステップ507)とを含んでいる。なお、プリント処理は、ステップ505によりディスプレイ上に表示されたVチャートをそのまま出力するものであるから、いわゆる画面の印刷機能等を用いて簡単に実現される。
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態で述べたVチャートをコンピュータ等の情報処理装置を使用して作成装置を構成することができる。これにより、手書き等の面倒な作業を経ることなく、第1の実施形態で述べたのと同様のVチャートを得ることができる上に、それに基づく相場予測を適宜に行うことができる。また、表示画面状に色分けする等により見易いVチャートを得ることができる上に、Vチャートを長期間に亘って記録・保存することもできる。
なお、以上の第1及び第3の実施形態で述べた処理手順をプログラムとしてCDやDVD等の記憶媒体に格納することも可能であり、これらによっても、以上の実施形態と同様の
効果を得ることができる。
効果を得ることができる。
更に、以上の第1及び第3の実施形態で述べた処理手順をサーバ側で実行し、クライエント側の端末にインターネット等の通信手段を用いて配信することも可能であり、これらによっても、以上の実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合の端末としては、パーソナルコンピュータ、携帯電話機器等様々な端末が考えられる。
本考案は、為替チャートのみならず、株式、商品先物等のチャート、該チャートの作成装置にも適用することが可能である。
20 入力手段、
30 情報処理手段、
32 CPU、
40 4本値情報記憶手段、
50 演算手段、
60 演算結果記憶手段、
70 出力手段、
100 チャート作成装置
30 情報処理手段、
32 CPU、
40 4本値情報記憶手段、
50 演算手段、
60 演算結果記憶手段、
70 出力手段、
100 チャート作成装置
本考案は、チャート作成装置に関し、特に、値軸と時間軸とから成る座標上に、為替、即ち、所定通貨間で売り買いした場合の売値又は買値についての「足」を時系列的に並べてなる為替チャートの作成装置に関する。
Claims (3)
- 値軸と時間軸とからなる直交座標上に、値軸方向に伸縮する「足」を、時間軸方向へ所要本数時系列的に配置することにより、所定表示媒体上に為替チャートを表示したチャートであって、所定通貨間での売値又は買値についての毎日の「四本値」データをそれぞれの日付と関連づけて記憶しておき、「四本値」データに関連づけられた各日を基準時点、当該基準時点から所定日数前を起算時点として、起算時点から基準時点迄の連続する規定個数分の「四本値」の平均値を演算することにより、各日毎に対応した「四本値」平均値データを順次取得し、各日の「始値」データとそれぞれの日から前記規定個数分の「四本値」の平均値データとにより前記直交座標上における上端位置並びに下端位置が規定される各日毎の「日足」を、前記直交座標上の時間軸方向へ沿って時系列的に配置して前記所定表示媒体上に表示したチャート。
- 値軸と時間軸とからなる直交座標上に、値軸方向に伸縮する「足」を、時間軸方向へ所要本数時系列的に配置することにより、所定表示媒体上に為替チャートを表示する為替チャート作成装置であって、所定通貨間での売値又は買値についての毎日の「四本値」データを入力する手段と、入力された「四本値」データのそれぞれを日付と関連づけて記憶する手段と、「四本値」データに関連づけられた各日を基準時点、当該基準時点から所定日数前を起算時点として、起算時点から基準時点迄の連続する規定個数分の「四本値」の平均値を演算することにより、各日毎に対応した「四本値」平均値データを順次取得する「四本値」平均値データ取得手段と、各日の「始値」データとそれぞれの日から前記規定個数分の「四本値」の平均値データとにより前記直交座標上における上端位置並びに下端位置が規定される各日毎の「日足」を、前記直交座標上の時間軸方向へ沿って時系列的に配置することにより、前記所定表示媒体上に為替チャートを表示する為替チャート表示出力手段を有することを特徴とする為替チャート作成装置。
- 請求項1または2に記載の為替チャートをコンピュータにて実現するためのプログラムが記憶された記録媒体。
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