JP3216408U - マグネットスイッチを用いた応用製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案の目的は、地震の揺れを検知しユーザーに照明の位置を報知する照明装置を低コストで提供することである。【解決手段】照明器具(13)は、発光素子(13a)と、電源バッテリー(13b)と、警報音発生装置(13e)と、手動で電力供給のオン/オフの制御が可能となるスイッチ(13c)と、外部からの磁力によって電力供給のオン/オフの制御が可能となるマグネットスイッチ(13d)を備えている。【選択図】図1

Description

本考案はマグネットスイッチを用いた応用製品に関する。
従来、地震の揺れを検知しユーザーに位置を報知する照明装置がある(特許文献1)。
従来、フロートを用いて水位を測定する装置がある(特許文献2)。
従来、船舶から転落した場合に転落した人の場所に浮環を投下する救命用浮体投下装置がある(特許文献3)。
従来、船舶から転落した場合に転落した人の場所を知らせる救命胴衣がある(特許文献4)。
特開2012−28330号公報 特開2010−249790号公報 特開平6−32280号公報 特表2012−531361号公報
特許文献1に示す照明装置では、地震の揺れを検知する衝撃感知部200に複数のセンサが必要となるため、製造コストが高いという問題がある。
特許文献2に示す水位を測定する装置では、フロートの水位をレーザー距離計で測るため、製造コストが高いという問題がある。
特許文献3に示す救命用浮体投下装置では、転落を検知する複雑なシステムを要するため、製造コストが高いという問題がある。また、特許文献3に示す浮環では、夜間や波高時等の視界不良時に転落した人が容易に見つけ出すことができないという問題もある。
特許文献4に示す救命胴衣では、転落を検知する複雑なシステムを要するため、製造コストが高いという問題がある。また、夜間や波高時等の視界不良時に船上にて救助を行う人が転落した人を容易に見つけ出すことができないという問題もある。
本考案の目的(1)は、地震の揺れを検知しユーザーに照明の位置を報知する照明装置を低コストで提供することである。
本考案の目的(2)は、水位計測装置を低コストで提供することである。
本考案の目的(3)は、転落した人が容易に見つけ出すことができる浮環を低コストで提供することである。
本考案の目的(4)は、船上にいる人が転落した人を容易に見つけ出すことができる救命胴衣を低コストで提供することである。
上記目的(1)は、発光素子(13a)と、電源バッテリー(13b)と、警報音発生装置(13e)と、手動で電力供給のオン/オフの制御が可能となるスイッチ(13c)と、外部からの磁力によって電力供給のオン/オフの制御が可能となるマグネットスイッチ(13d)を備え、前記スイッチは、前記電源バッテリーから前記発光素子及び/又は前記警報音発生装置への電力供給のオン/オフの制御を行うスイッチであり、前記マグネットスイッチは、前記電源バッテリーから前記発光素子及び/又は前記警報音発生装置への電力供給のオン/オフの制御を行うスイッチであり、働いている磁力が所定の力より大きくなった場合にオフ状態になり、働いている磁力が前記所定の力より小さくなった場合にオン状態になる、照明器具、によって達成できる。
上記目的(2)は、水位に合せて上昇や下降するフロート(31や33)と、水位に合せて前記フロートを所定の位置で上昇や下降させるフロート支持部(30)と、外部からの磁力によって通電状態のオン/オフの制御が可能となるマグネットスイッチ(35a、35b、35c)を備え、前記フロートには磁石(31a、31b、33a)が設けられ、水位が所定の高さになった場合に前記磁石によって前記マグネットスイッチがオン状態になるように構成される、水位計測装置(3)、によって達成できる。
上記目的(3)は、船舶に取り付けられる浮環であって、電源バッテリーと位置報知装置と前記電源バッテリーから前記位置報知装置への電力供給のオン/オフの制御が可能となり、所定の力以上の磁力が働いた場合にオフ状態になり、所定の力より小さい磁力が働いた場合及び磁力が働いていない場合にオン状態になるマグネットスイッチを有する位置報知ユニット(40)を備える、浮環(4)、によって達成できる。
上記目的(4)は、電源バッテリーと位置報知装置と前記電源バッテリーから前記位置報知装置への電力供給のオン/オフの制御が可能となり、所定の力以上の磁力が働いた場合にオフ状態になり、所定の力より小さい磁力が働いた場合及び磁力が働いていない場合にオン状態になるマグネットスイッチとを有する位置報知ユニット(51)と、磁石(50b)を備え、前記磁石は、前記位置報知ユニットを被う位置に着脱自在に取り付けられる、救命胴衣(5)、によって達成できる。
本考案(1)によれば、地震の揺れを検知しユーザーに照明の位置を報知する照明装置を低コストで提供することができる。
本考案(2)によれば、水位計測装置を低コストで提供することができる。
本考案(3)によれば、転落した人が容易に見つけ出すことができる浮環を低コストで提供することができる。
本考案(4)によれば、救出する人が転落した人を容易に見つけ出すことができる救命胴衣を低コストで提供することができる。
本考案(1)の第1の実施の形態による照明装置1の構成を説明する図である。 本考案(1)の第1の実施の形態による照明装置1に用いる照明装置13の機能ブロック図である。 本考案(1)の第2の実施の形態による照明装置2の構成を説明する図である。 本考案(2)の第1の実施の形態による水位計測装置3の構成を説明する図である。 本考案(2)の第1の実施の形態による水位計測装置3を用いた水排出装置300、400の機能ブロック図である。 本考案(2)の第2の実施の形態による水位計測装置6の構成を説明する図である。 本考案(3)の第1の実施の形態による浮環4の構成を説明する図である。 本考案(4)の第1の実施の形態による救命胴衣5の構成を説明する図である。
本考案(1)の第1の実施の形態による照明装置1について、図1及び図2を用いて説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。
図1は、照明装置1の正面図である。図1(a)は、照明装置1の通常状態を示し、図1(b)は、所定の震度よりも大きい揺れの地震が発生した後の照明装置1の状態を示している。図1(a)に示すように、照明装置1は、発光素子13aと電源バッテリー13bとスイッチ13cとマグネットスイッチ13dと警報音発生装置13eを有する略円柱状の照明器具13、及び照明器具13を支持する支持具10によって構成される。マグネットスイッチ13dは、外部の磁力によってオン/オフの制御が可能であり、働いている磁力が所定の力より大きくなった場合にオフ状態になり、働いている磁力が前記所定の力より小さくなった場合にオン状態になるように構成される。具体的には、リードスイッチやホール素子が用いられる。図1(a)に示す状態では、磁石15dの磁力によってマグネットスイッチ13dがオフ状態であり、図1(b)に示す状態では、マグネットスイッチ13dがオン状態である。
支持具10は、支持板10aと支持板10aを直立状態で支える支持板10bで構成される。支持板10aの壁面には、照明器具13を着脱自在に取りけるための照明器具取付部11と震度調整装置15と回転する照明器具13を受け止める受止部17が取り付けられる。
照明器具取付部11は、照明器具13の後部分(発光素子の有る側を前部分とする。)を収容する収容部11aと支持板10aの壁面に取り付けられる円柱状の支持棒11bで構成される。収容部11aには、支持棒11bの直径よりも大きい直径の貫通孔が設けられる。支持棒11bにこの貫通孔を通すように収容部11aを設けることで、収容部11aは、支持棒11bを回転軸として回転可能になる。
収容部11aの右上方に震度調整装置15が設けられる。震度調整装置15は、先頭に押圧部15eが連結されたコイルバネ15cと先頭に磁石15dが連結された調整ネジ15bとこれらを壁面に取り付けるための取付部15aで構成される。
取付部15aには、押圧部15eの左右方向の位置を調整する調整機構が設けれる。取付部15aにコイルバネ15cの後端に連結した調整ネジ(不図示)のネジ孔(不図示)が設けられ、調整ネジのつまみを回転させることで、コイルバネ15cの左右方向の位置調整が可能になる。また、取付部15aには、磁石15dの左右方向の位置を調整する調整機構が設けれる。取付部15aに調整ネジ15bのネジ孔(不図示)が設けられ、調整ネジ15bを回転させることで、調整ネジ15bの左右方向の位置調整が可能になる。
図1(a)に示すように、震度調整装置15の磁石15dと押圧部15eを照明器具13の支えにすることで、照明器具13の直立状態が保たれる。また、磁石15dの左右方向の位置及び/又は押圧部15eの左右方向の位置を調整することで、所定の震度より大きい揺れが発生した場合に、照明器具13が左回りに回転し、所定の震度より小さい揺れが発生した場合では、照明器具13が回転しないようにすることが可能になる。
図2は、照明器具13の機能ブロック図である。電源バッテリー13bの電力はスイッチ13cを介して発光素子13aに供給される場合とスイッチ13cとマグネットスイッチ13dを介して発光素子13aに供給される場合とがある。スッチ13cは、手動によって、電源バッテリー13bと発光素子13aを通電させる回路と電源バッテリー13bとマグネットスイッチ13dを通電させる回路と電源バッテリー13bを完全に切り離す回路の3回路の切り替えをすることが可能である。
照明器具13を支持具10に取り付けた状態では、スイッチ13dを電源バッテリー13bとマグネットスイッチ13dを通電させる回路状態にする。所定の震度よりも大きい揺れの地震が発生することで照明器具13が左回りに回転しマグネットスイッチ13dがオン状態となり、電源バッテリー13bの電力が発光素子13a及び警報音発生装置13eに供給される。照明装置1によれば、地震発生後に照明器具13に内蔵されている警報音発生装置から警報音を出力することで、ユーザーは容易に照明器具13を発見することができる。また、収容部11aは容易に支持棒11bより取り外すことができるため、ユーザーは容易に照明器具13を持ちだすことができる。
本考案(1)の第2の実施の形態による照明装置2について、図3を用いて説明する。なお、図1、図2と同じ構成については、符号を同じにすることでその説明を省略する場合がある。
図3は、照明装置2の正面図であり、照明装置2の通常状態を示している。図3に示すように、照明装置2は、発光素子13aと電源バッテリー13bとスイッチ13cとマグネットスイッチ13dと警報音発生装置13eを有する略円柱状の照明器具23、及び照明器具23を支持する支持具20によって構成される。照明器具23と上述の照明器具13とは、マグネットスイッチ13dの位置が異なる。
支持具20は、中央に磁石20cが埋め込められた支持板20aと支持板20aの中央において照明器具13を直立状態で支える支持枠20bで構成される。また、支持枠20bの高さは調整可能である。支持枠20bの高さを調整することで、所定の震度よりも大きい揺れが発生した場合に照明器具13が倒状態になるように構成される。照明器具13が倒状態になることで、マグネットスイッチ13dがオン状態となる。なお、支持枠20bの高さ調整ができない場合があってもよい。また、支持枠20bを設けない構成であってもよい。この場合において、照明器具13を直立状態で保つように照明器具13との接地面をゴム等の可とう性の高い材質で構成してもよい。また、磁石20cの大きさを小さくすることで磁石の吸引力が及ぶ範囲を狭くし、照明器具13が倒状態にならずに位置が変動した場合でもマグネットスイッチ13dがオン状態になるように構成されてもよい。
照明装置2によれば、地震発生後に照明器具23が倒状態になり照明器具23に内蔵されている警報音発生装置から警報音を出力することで、ユーザーは容易に照明器具23を発見することができる。
本考案(2)の第1の実施の形態による水位計測装置3について、図4を用いて説明する。図4(a)は、水位計測装置3を上から見た図であり、図4(b)は、図4(a)に示すA−A断面図である。
図4に示すように、水位計測装置3は、水位に合せて上昇や下降する円盤状のフロート31、33と、水位に合せてフロート31、33を所定の位置で上昇や下降させる円筒形状をしたフロート支持部30で構成される。フロート支持部30の所定の高さの位置にマグネットスイッチ35a、35b、35cとマグネットスイッチ35a、35b、35cと同じ高さの位置にフロート31、33の移動範囲を制限するストッパー35d、35e、35fのそれぞれが設けられる。マグネットスイッチ35a、35b、35cは、外部からの磁力によってオン/オフの制御が可能となる。また、円筒形状をしたフロート支持部30の下部には水を流入させる開口部が設けられる。
マグネットスイッチ35aとマグネットスイッチ35bの間にフロート31が設けられ、マグネットスイッチ35bとマグネットスイッチ35cの間にフロート33が設けられる。フロート31は、端部の表面側に磁石31aと端部の裏面側に磁石31bを有する構造である。フロート33は、端部の裏面側に磁石33aを有する構造である。また、フロート31、35の中央部分には、水が通る円孔を有する構造である。
このように、水位計測装置3において、水位が上昇するとフロート支持部30に流入した水によってフロート33が上昇することでマグネットスイッチ35cから離れるため、マグネットスイッチ35cがオフ状態からオン状態(若しくはオン状態からオフ状態)になる。そして、マグネットスイッチ35bの高さ以上に水の流入があるとフロート31が上昇することでマグネットスイッチ35bから離れ、マグネットスイッチ35bがオフ状態からオン状態(若しくはオン状態からオフ状態)になる。さらに、マグネットスイッチ35aの高さまでに水の流入があるとフロート31が上昇してマグネットスイッチ35aに接触し、マグネットスイッチ35aがオン状態からオフ状態(若しくはオフ状態からオン状態)になる。このように、マグネットスイッチ35a〜cのオン/オフ状態を把握することで、水位を計測することが可能となる。
次いで、図5を用いて、水位計測装置3を用いた水排出装置300と水門開閉装置400を説明する。図5(a)は、水排出装置300の機能ブロック図を示し、図5(b)は、水門開閉装置400の機能ブロック図を示している。水排出装置300は、水位計測装置3と水を排出させるポンプ303とマグネットスイッチ35b、35cの状態に基づいてポンプ303を起動/停止させる制御装置301とマグネットスイッチ35aの状態に基づいて警報音を発生する警報装置305を備える。水門開閉装置400は、水位計測装置3と水門を開閉させるモータ403とマグネットスイッチ35b、35cの状態に基づいてモータ403を起動/停止させる制御装置401とマグネットスイッチ35aの状態に基づいて警報音を発生する警報装置305を備える。
水排出装置300は、船のエンジンルームに設置することが可能である。例えば、水排出装置300を船のエンジンルームに設けた場合において、水位計測装置3の水位がマグネットスイッチ35bの高さ以上になると排出装置303を自動で起動させて、エンジンルーム内に進入した水を排出する。水の排出が進むことで、水位計測装置3の水位が下降しマグネットスイッチ35cの高さ以下になると排出装置303を自動で停止する。また、水位計測装置3の水位がマグネットスイッチ35aの高さ以上になると警報装置による警報音が発生される。このように、水排出装置300による自動運転が可能となるため、船の安全運航や作業の軽減化が可能となる。
水門開閉装置400は、水門に設置することが可能である。例えば、水門の上流側に水位計測装置3を設け、水位計測装置3の水位がマグネットスイッチ35bの高さ以上になるとモータ403を自動で起動させて水門を開ける。水の移動が進むことで、水位計測装置3の水位が下降しマグネットスイッチ35cの高さ以下になるとモータ403を自動で起動させて水門を閉じる。また、水位計測装置3の水位がマグネットスイッチ35aの高さ以上になると警報装置による警報音が発生される。このように、水門開閉装置400による自動運転が可能となるため、河川の安全性の向上や水門の開閉作業の軽減化が可能となる。なお、水位計測装置3を用いて田んぼの水位を計測させてもよいし、水排出装置300や水門開閉装置400を用いて田んぼの水位を自動で調整してもよい。
本考案(2)の第2の実施の形態による水位計測装置6について、図6を用いて説明する。図6は、水位計測装置6の右側面図を示し、図6(a)は、低水位での水位計測装置6の状態を示し、図6(b)は、中水位での水位計測装置6の状態を示し、図6(c)は、高水位での水位計測装置6の状態を示している。
水位計測装置6は、土台60と、水位に合せて上昇や下降する円盤状のフロート61と、フロート61を上昇や下降させる腕形状をしたフロート支持部63a、63bと、フロート支持部63aとフロート支持部63bを連結する連結部65aと、フロート支持部63bと土台60を連結する連結部65bと、磁石64a、66aと、マグネットスイッチ64b、66bで構成される。
連結部65aは、フロート支持部63bの先端を支点としてフロート支持部63aを所定の角度の範囲において回転可能にする連結部である。また、連結部65bは、フロート支持部63bの他の先端を支点としてフロート支持部63bを所定の角度の範囲において回転可能にする連結部である。連結部65aにおけるフロート支持部63aの回転に必要なトルクは、連結部65bにおけるフロート支持部63bの回転に必要なトルクよりも小さくなるように設定される。このため、水位の上昇に合せて、フロート支持部63aの回転が起こり、フロート支持部63aの回転が終了した後にフロート支持部63bの回転が開始されることになる。
磁石64aは、連結部65aの近傍でかつフロート支持部63aに設けられ、マグネットスイッチ64bは、連結部65aの近傍でかつフロート支持部63bに設けられる。水位が0若しくは所定よりも低水位である場合には、磁石64aとマグネットスイッチ64bが接触するように構成される。図6(a)に示す状態は、所定の水位(低水位)以下であるため、マグネットスイッチ64bと磁石64aは接触状態であり、マグネットスイッチ64bが磁石64aの磁力によってオフ状態(またはオン状態)であり、同様にマグネットスイッチ66bと磁石66aは接触状態であり、マグネットスイッチ66bが磁石66aの磁力によってオフ状態(またはオン状態)である。
図6(b)に示すように、所定の水位(中水位)に到達し、マグネットスイッチ64bと磁石64aが所定の距離以上に離れることで、マグネットスイッチ64bがオン状態(またはオフ状態)となる。また、フロート支持部63bは回転していないため、マグネットスイッチ66bと磁石66aは接触状態であり、マグネットスイッチ66bが磁石66aの磁力によってオフ状態(またはオン状態)である。
図6(c)に示すように、所定の水位(高水位)に到達し、マグネットスイッチ64bのオン状態(またはオフ状態)が継続されるとともに、フロート支持部63bが回転することで、マグネットスイッチ66bと磁石66aが所定の距離以上に離れ、マグネットスイッチ66bがオン状態(またはオフ状態)になる。
このように、水位計測装置6は、マグネットスイッチ64b、66bのオン/オフの状態によって、3段階の水位の計測が可能となる。低水位の場合には、マグネットスイッチ64b、66bが共にオフ状態(またはオン状態)であり、中水位の場合には、マグネットスイッチ64bのみがオン状態(またはオフ状態)に移行し、高水位の場合には、マグネットスイッチ64b、66bが共にオン状態(またはオフ状態)となる。また、水位計測装置6は、マグネットスイッチ64b、66bのオン/オフの状態が変化する際にマグネットスイッチ64b、66bが水位よりも上方に位置することになる。このため、マグネットスイッチ64b、66bを有する電気回路の防水が不要になるという利点もある。また、水位計測装置6は、水排出装置300や水門開閉装置400にも適用可能である。また、水位計測装置6は、マグネットスイッチ64b、66bに代えて、ホール素子を用いてもよい。ホール素子を用いることで磁力の変化を詳細に検知可能となるため、水位をより詳細に計測可能となる。
本考案(3)の第1の実施の形態による浮環4について、図7を用いて説明する。図7は、設置部41に浮環4が設置された状態の正面図である。浮環4には、ロープ4aと位置報知ユニット40が取り付けられる。
位置報知ユニット40は、電源バッテリー(不図示)と位置報知装置(不図示)とマグネットスイッチ(不図示)を有するユニットである。位置報知装置は、警報音発生器や発光器やGPS機能を持たせて位置情報を電波で発信する位置情報発信器を有する装置である。マグネットスイッチは、電源バッテリーから位置報知装置への電力供給のオン/オフの制御が可能となり、所定の力以上の磁力が働いた場合にオフ状態になり、所定の力より小さい磁力が働いた場合及び磁力が働いていない場合にオン状態になる。
設置部41は、磁石43が設けられる。設置部41に浮環4を設置した状態では、磁石43に位置報知ユニット40が接触するように構成される。このため、設置部41に浮環4を設置した状態では、位置報知ユニット40のマグネットスイッチがオフ状態となる。一方、設置部41から浮環4を取り外すと、位置報知ユニット40のマグネットスイッチがオフ状態からオン状態になるため、自動的に位置報知装置が起動することになる。
このように、浮環4を用いることで、設置部41から浮環4を取り外すと自動的に位置報知装置が起動するため、船上や陸上で救助を行う人は、位置報知装置を起動させる手間を省くことができる。
本考案(4)の第1の実施の形態による救命胴衣5について、図8を用いて説明する。図8は、救命胴衣5の正面図である。救命胴衣5の左肩部分に位置報知ユニット51が取り付けられ、位置報知ユニット51が被覆部材50によって覆われる。
位置報知ユニット51は、電源バッテリー(不図示)と位置報知装置(不図示)とマグネットスイッチ(不図示)を有するユニットである。位置報知装置は、警報音発生器や発光器やGPS機能を持たせて位置情報を電波で発信する位置情報発信器を有する装置である。マグネットスイッチは、電源バッテリーから位置報知装置への電力供給のオン/オフの制御が可能となり、所定の力以上の磁力が働いた場合にオフ状態になり、所定の力より小さい磁力が働いた場合及び磁力が働いていない場合にオン状態になる。
被覆部材50は、内部に磁石50bと面ファスナー50cを有する布帛50aで構成される。被覆部材50で位置報知ユニット51を被っている状態では、磁石50bが位置報知ユニット51の近傍に位置する。このため、被覆部材50で位置報知ユニット51を被っている状態では、位置報知ユニット51のマグネットスイッチがオフ状態となる。一方、被覆部材50を取り外すと、位置報知ユニット51のマグネットスイッチがオフ状態からオン状態になり、位置報知装置が起動することになる。
このように、本考案(4)の第1の実施の形態による救命胴衣5を用いることで、被覆部材50を取り外すと位置報知装置が起動するため、転落した要救助者は、簡単に位置報知装置を起動させることができる。なお、被覆部材50の構成を救助用浮環に用いてもよいし、上述の浮環4に用いてもよい。
本考案は、上述の実施の形態に限らず種々の変形が可能である。また、上述の各実施の形態は、本考案の好適な一例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本考案の範囲は、上述の説明によって不当に限定されるものではない。また、上述の各実施の形態で説明される構成の全てが本考案の必須の構成要件ではない。また、上述の各実施の形態で説明される構成は相互に組み合わせることが可能である。
本考案は、マグネットスイッチを用いた応用製品において広く利用可能である。
1、2 照明装置
10、20 支持具
10a、10b、20a 支持板
11 照明器具取付部
11a 収容部
11b 支持棒
13、23 照明器具
13a 発光素子
13b 電源バッテリー
13c スイッチ
13d、35a、35b、35c、64b、66b マグネットスイッチ
13e 警報音発生装置
15 震度調整装置
15a 取付部
15b 調整ネジ
15c コイルバネ
15d、20c、31a、31b、33a、43、50b、64a、66a 磁石
15e 押圧部
20b 支持枠
3、6 水位計測装置
30、63a、63b フロート支持部
31、33、61 フロート
35d、35e、35f ストッパー
300、400 水排出装置
301、401 制御装置
303 ポンプ
305 警報装置
403 モータ
4 浮環
4a ロープ
40、51 位置報知ユニット
41 設置部
5 救命胴衣
50 被覆部材
50a 布帛
50c 面ファスナー
60 土台
65a、65b 連結部

Claims (3)

  1. 発光素子と、電源バッテリーと、警報音発生装置と、手動で電力供給のオン/オフの制御が可能となるスイッチと、外部からの磁力によって電力供給のオン/オフの制御が可能となるマグネットスイッチと、を備え、
    前記スイッチは、前記電源バッテリーから前記発光素子及び/又は前記警報音発生装置への電力供給のオン/オフの制御を行うスイッチであり、
    前記マグネットスイッチは、前記電源バッテリーから前記発光素子及び/又は前記警報音発生装置への電力供給のオン/オフの制御を行うスイッチであり、働いている磁力が所定の力より大きくなった場合にオフ状態になり、働いている磁力が前記所定の力より小さくなった場合にオン状態になる、照明器具。
  2. 請求項1に記載の照明器具と該照明器具を支持する支持具を備えた照明装置であって、
    前記支持具は、直立した壁面と前記壁面に取り付けられた支持棒と前記支持棒を軸として回転可能に設けられた照明器具取付部と前記壁面に設けられた磁石で構成され、
    前記磁石は、前記照明器具取付部に取り付けた前記照明器具が容易に回転しないように支える位置に設けられ、
    前記磁石は、所定の震度よりも大きい揺れが発生した場合に前記照明器具取付部に取り付けた前記照明器具が回転する位置に設けられ、
    前記磁石は、前記照明器具が回転する前の状態において前記マグネットスイッチをオフ状態にする位置に設けられる、照明装置。
  3. 請求項1に記載の照明器具と該照明器具を支持する支持具を備えた照明装置であって、
    前記支持具は、前記照明器具を直立状態で支持しかつ所定の震度よりも大きい揺れが発生した場合に前記照明器具が倒状態になる平板状の照明器具用設置部と、該照明器具用設置部に設けられた磁石で構成され、
    前記磁石は、前記照明器具が直立状態で支持された状態において前記マグネットスイッチをオフ状態にする位置に設けられる、照明装置。
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