JP3215849U - wallpaper - Google Patents
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Abstract
【課題】剥離時に被付着物18に残留することがなく、カビや腐食の発生を防止することができる壁紙16を提供する。【解決手段】強度の低い基礎シート11の裏面に強度の高いプラスチックの裏打ちシート13を付着させたので、壁紙16を被付着物18から剥離する際、付着力が場所により強弱があっても、プラスチックからなる裏打ちシート13は一部が破れて被付着物18に残留するようなことはない。しかも、機能層12の漆喰、珪藻土に吸収された湿気(水分)はプラスチックの裏打ちシート13に阻まれて被付着物18に到達することはなく、被付着物18の表面におけるカビの発生や腐食を防止することができる。【選択図】図1The present invention provides a wallpaper 16 that does not remain on an adherend 18 during peeling and can prevent the occurrence of mold and corrosion. SOLUTION: Since a high-strength plastic backing sheet 13 is attached to the back surface of a low-strength base sheet 11, when the wallpaper 16 is peeled off from the adherend 18, even if the adhesive strength is strong or weak depending on the location, The backing sheet 13 made of plastic is not partially broken and remains on the adherend 18. In addition, the moisture (moisture) absorbed by the stucco and diatomaceous earth of the functional layer 12 is not blocked by the plastic backing sheet 13 and reaches the adherend 18, generating mold and corrosion on the surface of the adherend 18. Can be prevented. [Selection] Figure 1
Description
この考案は、基礎シートの表面に主要部が漆喰または珪藻土からなる付着層を設けた壁紙に関する。 The present invention relates to a wallpaper in which an adhesive layer whose main part is made of plaster or diatomaceous earth is provided on the surface of a base sheet.
従来の壁紙としては、例えば以下の特許文献1に記載されているようなものが知られている。 As conventional wallpaper, for example, those described in Patent Document 1 below are known.
このものは、壁面に既貼着されている紙から構成された壁紙上に帆立貝の貝殻の微粉末を主成分とする漆喰を塗布することで構成したもので、前記漆喰が吸湿性の天然素材から構成されているため、古くから家屋の壁や天井の素材として多用されている。 This is made by applying plaster consisting mainly of fine powder of scallop shells on the wallpaper made of paper that is already affixed to the wall. The plaster is a hygroscopic natural material. Since it is composed of, it has been widely used as a material for the walls and ceilings of houses since ancient times.
しかしながら、このように漆喰が塗布された壁紙は、壁紙交換等のために壁面から剥離しようとすると、強度の低い紙から構成された壁紙が壁面への貼着力の強弱によりその一部が破れて壁面に残留することがあり、このような場合には、残留した壁紙片の除去作業が必要となってしまうという課題があった。また、前述のように漆喰は吸湿性を有しているため、漆喰が吸収した湿気(水分)により壁面にカビが発生したり腐食が生じることがあるという課題もあった。そして、このような課題は、壁紙に珪藻土が塗布されている場合や、漆喰、珪藻土が塗布された壁紙が布から構成されている場合、さらには、壁紙に漆喰、珪藻土を塗布した後、該壁紙を壁面に貼着する場合も同様に生じる。 However, if the wallpaper with plaster applied in this way is peeled off from the wall surface for wallpaper replacement, etc., a portion of the wallpaper composed of low-strength paper is torn due to the strength of the adhesion to the wall surface. In some cases, it may remain on the wall surface. In such a case, there is a problem in that it is necessary to remove the remaining wallpaper piece. Moreover, since plaster has hygroscopicity as mentioned above, there also existed a subject that mold | fungi generate | occur | produce on a wall surface or corrosion may arise with the moisture (water | moisture content) which the plaster absorbed. And such a subject is, when the wallpaper in which diatomaceous earth is applied to the wallpaper, or the wallpaper in which the mortar and diatomaceous earth are applied is composed of cloth, and further, after applying the plaster and diatomaceous earth to the wallpaper, This also occurs when wallpaper is attached to the wall.
この考案は、剥離時に被付着物に残留することがなく、カビや腐食の発生を防止することができる壁紙を提供することを目的とする。 It is an object of the present invention to provide a wallpaper that does not remain on an adherend during peeling and can prevent the occurrence of mold and corrosion.
このような目的は、紙または布からなる基礎シートと、該基礎シートの表面に付着され、少なくとも主要部が漆喰または珪藻土からなる機能層と、前記基礎シートの裏面に付着され、屈曲容易なプラスチックからなる裏打ちシートとから構成され、前記裏打ちシートの裏面を被付着物に付着するようにした壁紙により、達成することができる。 Such a purpose is a plastic that is easily bent and is attached to the base sheet made of paper or cloth, a functional layer made of plaster or diatomaceous earth at least as a main part, and attached to the back surface of the base sheet. It can be achieved by a wallpaper composed of a backing sheet made of the above, and having the back surface of the backing sheet attached to an adherend.
この考案においては、強度の低い紙または布からなる基礎シートの裏面に強度の高いプラスチックからなる裏打ちシートを付着させたので、壁紙を被付着物から剥離する際、被付着物への付着力が場所により強弱があっても、強度の高いプラスチックからなる裏打ちシートは一部が破れて被付着物に残留するようなことはなく、この結果、残留した壁紙片を被付着物から除去する作業は不要となる。しかも、機能層の漆喰、珪藻土は吸湿性を有しているが、これら漆喰、珪藻土に吸収された湿気(水分)はプラスチックの裏打ちシートに阻まれて被付着物に到達することはなく、これにより、被付着物の表面におけるカビの発生や腐食を防止することができる。しかも、前記裏打ちシートは屈曲容易であるため、被付着物が屈曲していても、裏打ちシートは基礎シートと共に該被付着物に沿って容易に追従変形することができ、この結果、被付着物への付着強度が向上するとともに、付着作業も容易となる。 In this device, a backing sheet made of high-strength plastic is attached to the back surface of a base sheet made of low-strength paper or cloth. Therefore, when the wallpaper is peeled off from the adherend, the adhesion to the adherend is reduced. Even if there is strength depending on the location, the backing sheet made of high-strength plastic will not partially tear and remain on the adherend, and as a result, the work to remove the remaining wallpaper piece from the adherend It becomes unnecessary. In addition, the plaster and diatomaceous earth of the functional layer are hygroscopic, but the moisture (moisture) absorbed by the plaster and diatomaceous earth is not blocked by the plastic backing sheet and does not reach the adherend. Thus, generation of mold and corrosion on the surface of the adherend can be prevented. Moreover, since the backing sheet is easy to bend, even if the adherend is bent, the backing sheet can easily follow and deform along the adherend together with the base sheet. Adhesion strength is improved, and adhesion work is facilitated.
また、請求項2に記載のように構成すれば、顧客のニーズ、例えば美意識に合った壁紙を容易に提供することができる。 Moreover, if comprised as described in Claim 2, the wallpaper suitable for a customer's needs, for example, aesthetics, can be provided easily.
以下、この考案の実施形態1を図面に基づいて説明する。
図1において、11は屈曲容易な薄肉シートからなる基礎シートであり、この基礎シート11は、例えば、パルプ繊維や合成繊維の繊維を含有する普通紙,難燃紙,水酸化アルミニウム紙等の紙からなるが、このように繊維を含有しているので、安価で透湿性を有している反面、強度的には低く簡単に破れてしまうことがある。そして、このような紙は、繊維を含有する原料スラリーを抄紙工程によって紙層とし、抄紙工程または乾燥工程において乾燥することで得ることができる。なお、この考案においては、基礎シート11を薄肉で屈曲容易な布から構成することもできるが、ここで、布とは多数の天然繊維、合成繊維を薄くて広いシート状に加工したもので、織物、編み物、フェルト等が含まれる。
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
In FIG. 1, reference numeral 11 denotes a base sheet made of a thin sheet that can be bent easily. The base sheet 11 is, for example, plain paper, flame retardant paper, aluminum hydroxide paper or the like containing pulp fibers or synthetic fibers. However, since it contains fibers in this way, it is inexpensive and has moisture permeability, it may be easily broken because of its low strength. And such paper can be obtained by making the raw material slurry containing a fiber into a paper layer by a papermaking process, and drying in a papermaking process or a drying process. In this device, the base sheet 11 can be composed of a thin and easily bent cloth, but here, the cloth is a thin and wide sheet of natural fibers and synthetic fibers, Includes woven, knitted, felt and the like.
12は前記基礎シート11の表面を覆うよう付着された薄肉の機能層であり、この機能層12は漆喰から構成されている。ここで、漆喰とは、通常、消石灰(水酸化カルシウム)に植物繊維のすさ、海藻のり、炭酸カルシウムなどの骨材を配合したもので、前記水酸化カルシウムは時間の経過と共に二酸化炭素を吸収して硬化し炭酸カルシウムとなる。そして、このような漆喰は、吸湿、消臭機能を有するとともに、化学物質過敏症の主原因であると考えられているホルムアルデヒドを吸着分解する機能も有しており、屋内の壁素材として好適である。ここで、前記機能層12は、この実施形態のように漆喰のみから構成してもよいが、該漆喰の他に、水溶性樹脂メチルセルロース、アクリル、酢酸ビニル等の樹脂や、ナイロン繊維やガラス繊維などの化学繊維、さらには、黒顔料、弁柄、カーボン、鉱物系顔料等の着色顔料や、菜種油等の油を追加してもよい。このように前記機能層12は少なくとも主要部が漆喰から構成されているのである。ここで、主要部とは重量%が50%以上であるということである。また、前記機能層12は基礎シート11に対しロール、刷毛、吹き付け器等を用いて塗布・コーティングすることで該基礎シート11の表面に付着させることができるが、基礎シート11への付着力が弱い場合には、基礎シート11の表面に接着剤、粘着剤の付着層を形成した後、該付着層の表面に機能層12を塗布することで、該付着層を介して基礎シート11に付着させるようにしてもよい。
また、この考案においては、前記機能層12の少なくとも主要部を珪藻土から構成してもよい。ここで、珪藻土とは、主成分が二酸化ケイ素である珪藻の殻(珪藻を焼成することで形成)からなる堆積物のことである。そして、このような珪藻土は吸湿、消臭機能を有するとともに、高い耐火、保温機能も有しており、漆喰と同様に屋内の壁素材として好適である。また、前記機能層12は、通常、珪藻土に接着剤、粘土、セメント、消石灰などの固化材を混合した後、基礎シート11に対しロール、刷毛、吹き付け器等を用いて塗布することで該基礎シート11の表面に付着させることができる。さらに、固化材が混合された珪藻土に、水溶性樹脂メチルセルロース、アクリル、酢酸ビニル等の樹脂や、ナイロン繊維やガラス繊維などの化学繊維、さらには、黒顔料、弁柄、カーボン、鉱物系顔料等の着色顔料や、菜種油等の油を追加してもよい。なお、基礎シート11の表面に接着剤、粘着剤を塗布して付着層を形成した後、該付着層の表面に珪藻土を塗布することで、該付着層を介して珪藻土のみからなる機能層12を基礎シート11に付着させるようにしてよい。このように前記機能層12は少なくとも主要部を珪藻土から構成している。ここで、主要部とは重量%が50%以上であるということである。また、前記接着剤としては、例えば、酢酸ビニル系、スチレン系、メチルセルロース系、ポリエステル系、アクリル系樹脂等のうちの適切な接着剤を、粘着剤としては、例えば、アクリル系、ウレタン系、シリコーン系樹脂等のうちの適切な粘着剤を用いればよい。
In this device, at least the main part of the
13は等厚の薄肉シート状を呈する裏打ちシートであり、この裏打ちシート13は無発泡で屈曲容易な(曲げ剛性が小さい)プラスチック、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂等から構成されている。ここで、前記基礎シート11と裏打ちシート13とはいずれも接着性、粘着性を有していないので、これら基礎シート11と裏打ちシート13との間に前述したいずれかの接着剤、粘着剤からなる付着層14を介装し、基礎シート11の裏面に裏打ちシート13を付着させている。また、前記裏打ちシート13の裏面には前述したいずれかの粘着剤からなる付着層15が付着されている。前述した基礎シート11、機能層12、裏打ちシート13、付着層14、15は全体として壁紙16を構成する。また、前記付着層15の裏面には該付着層15を覆って保護するとともに、シリコーン樹脂が塗布された剥離シート17が付着されているが、この剥離シート17は付着層15から容易かつ確実に剥離することができる。ここで、前記壁紙16は裏面に剥離シート17が付着されている状態で市販される。そして、前述のような壁紙16を被付着物18、例えば家屋の壁、天井等に付着する場合には、剥離シート17を剥離して付着層15を露出させた後、該壁紙16の裏面側を被付着物18に押し付けることで、付着層15により壁紙16の裏面を被付着物18に付着させるようにする。
13 is a backing sheet having a thin sheet shape of equal thickness, and this
このように強度の低い紙または布からなる基礎シート11の裏面に強度の高いプラスチックからなる裏打ちシート13を付着させたので、壁紙16を被付着物18から剥離する際、被付着物18への付着力が場所により強弱があっても、強度の高いプラスチックからなる裏打ちシート13は一部が破れて被付着物18に残留するようなことはなく、この結果、残留した壁紙片を被付着物18から除去する作業は不要となる。しかも、機能層12の漆喰、珪藻土は吸湿性を有しているが、これら漆喰、珪藻土に吸収された湿気(水分)はプラスチックの裏打ちシート13に阻まれて(移動が遮断されて)被付着物18に到達することはなく、これにより、被付着物18の表面におけるカビの発生や腐食を防止することができる。しかも、前記裏打ちシート13は屈曲容易であるため、被付着物18の付着面が屈曲していても、裏打ちシート13は基礎シート11と共に被付着物18に沿って容易に追従変形することができ、この結果、被付着物18への付着強度が向上するとともに、付着作業も容易となる。また、前記壁紙16の表面、ここでは機能層12の表面に、例えばインクジェット式プリンターを用いて模様、数字、風景等の意匠を印刷するようにしてもよい。このように機能層12の表面に印刷によって意匠を施すようにすれば、顧客のニーズ、例えば美意識に合った壁紙16を容易に提供することができる。
Since the
この考案は、基礎シートの表面に主要部が漆喰または珪藻土からなる付着層を設けた壁紙の産業分野に適用できる。 The present invention can be applied to the industrial field of wallpaper in which an adhesive layer whose main part is made of plaster or diatomaceous earth is provided on the surface of the base sheet.
11…基礎シート 12…機能層
13…裏打ちシート 16…壁紙
18…被付着物
11…
13 ... backing
18… Adherent
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