JP3214625U - 書籍 - Google Patents

書籍 Download PDF

Info

Publication number
JP3214625U
JP3214625U JP2017005151U JP2017005151U JP3214625U JP 3214625 U JP3214625 U JP 3214625U JP 2017005151 U JP2017005151 U JP 2017005151U JP 2017005151 U JP2017005151 U JP 2017005151U JP 3214625 U JP3214625 U JP 3214625U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
history
page
book
description
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017005151U
Other languages
English (en)
Inventor
朝日 直子
直子 朝日
Original Assignee
朝日 直子
直子 朝日
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 朝日 直子, 直子 朝日 filed Critical 朝日 直子
Application granted granted Critical
Publication of JP3214625U publication Critical patent/JP3214625U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】時代背景を考察しながら歴史に関する学習を進めることができる書籍を提供する。【解決手段】ユーザ年齢の暦年に生じた出来事を記述する年齢頁を複数含んで構成された書籍において、見開き一方の頁Lに、暦年に対応する歴史記述を表示し、該歴史記述に対応する暦年の自分史記述を見開き他方の頁Rに表示するように年齢頁を構成した。時代背景を考察しながら歴史を記述することができるので、自身の歴史に関する記録(自分史)を容易に作成することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、書籍に関し、特に、各種の学問分野をWEB上で総合的に学習する学習システムによって作成された書籍に関する。
WEB学習システム(e−ラーニングシステム)として、生徒端末における教科書データを教室外で自由再生できるようにしたものが提案されている。
例えば、特許文献1には、生徒端末が教室サーバの通信範囲に入って「教室モード」に設定された状態では、サーバから受信される時間割に応じた授業科目以外の教科書データの表示を禁止するようにすることで、教室内では音声出力せずに動画を再生して授業をし易くしたものが提案されている。先生端末から動画の再生操作に応じて送信される強制動画再生信号が生徒端末に受信されたときには、それぞれの生徒端末は、一斉に受信された表示フォーマットに対応したページのテキスト画面を表示すると共に動画を音声付きで再生するように設計されている。
また、特許文献2には、先生端末からそのメニュー画面の項目をタッチ操作することで送信される強制信号が生徒端末に受信されたときには、生徒端末では受信された強制信号に応じた表示フォーマットのページデータと付属資料のマルチ画面を生成して表示されるようにする技術も提案されている。
特許文献3には、生徒端末から送出されてくる属性情報を時系列的に管理しておき、インターネットを介してアクセスしてくるその端末に対して当該属性情報に基きアクセス時点で推奨できるコンテンツ情報を送出する学習システムも提案されている。
特開2009−116519号公報 特開2003−50841号公報 特開2014−235614号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2のシステムは、特定の教師による声を媒介とした授業であり、面接で行われるべき授業を補完するに過ぎない。その上、生徒端末と先生端末とが関係づけられているシステム内で提供されるので、万人に提供されるものではない。
そして、いずれの学習システムも講義形式であり、受身的な学習となるため、創作活動には不向きであった。目的意識を有しない生徒は、学ぶべき内容を見つけることすらできない場合もあった。
そこで本考案は、知的創造という目的意識を持つことができ、学ぶべき内容を明確に自覚することができ、そのための知識を容易に得ることができる学習システムの成果物として、書籍を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係る書籍は、ユーザ年齢の暦年に生じた出来事を記述する年齢頁を複数含んで構成された書籍であって、前記年齢頁は、見開き一方の頁に、前記暦年に対応する歴史記述を表示し、該歴史記述に対応する暦年の自分史記述を、見開き他方の頁に表示するように構成されたことを特徴とするものである。
この場合、前記歴史記述は、複数の暦年分の歴史に関わる表示であり、前記年齢頁には、前記見開き一方の頁に複数年分の出来事が歴史記述として表示され、表示されている当該複数年のおける自分史記述が前記見開き他方の頁に記載できるように構成されていてもよい。
また、前記見開き一方の頁に年表を表示してなる書籍であって、少なくとも2つ以上の年齢頁に表示される前記年表を同一尺度の暦年目盛で構成し、異なる観点において抽出された歴史上の出来事を、各年表の対応する暦年目盛上に表示してもよい。
また、見開き一方の頁に歴史記述が表示されており、該歴史記述に対応する情報を見開き他方の頁に表示することができるように構成された画面を有し、ユーザの誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部と、暦年に対応付けられた状態でその時代に関する歴史記述が保持された年表メモリと、前記見開き他方の頁に表示されるべき自分史情報の入力を促す自分史入力部と、前記誕生年入力部に入力された暦年をキーとして、前記年表メモリから歴史記述を呼び出して歴史表示部に記述する記述手段と、該記述手段によって作成された時代毎の年齢頁を含む書籍を作成する書籍作成手段と、を備えた学習システムにおいて作成されたものであってもよい。
この場合、前記学習システムは、歴史上の事件を示す見出語に対応付けた状態でその内容を解説する事件記述が保持された事件メモリと、前記歴史記述の中に含まれた見出語に参照操作が施されることで前記事件メモリから該当する事件記述を呼び出して表示するポップアップ表示部と、を備えており、該事件記述が表示された参考書を含んで構成されたものであってもよい。
本考案の請求項1に係る書籍は、年齢頁を複数含んで構成された書籍において、夫々の年齢頁の見開き一方の頁に前記暦年に対応する歴史記述を表示し、その歴史記述に対応する暦年の自分史記述を見開き他方の頁に表示するので、当時の時代背景を理解しながら自分史を作成することができる。
請求項2に係る書籍は、各年齢頁に複数の暦年分の歴史記述と、それらの暦年に対応する複数年分の自分史が表示されるので、書籍全体の頁数を少なくすることができる。
請求項3に係る書籍は、歴史表示部に年表を設け、複数の年齢頁において、政治史年表、経済史年表、技術史年表、スポーツ史年表、歌謡史年表、文学史年表、アニメ史年表など、異なる観点の年表を、同一尺度の暦年目盛を有する年表として構成した。夫々の年表の暦年目盛を揃えて並べることによって、各年表を対比した際に、それぞれの出来事に起因して生じる社会的現状を容易に理解することができる。
請求項4に係る書籍は、見開き一方の頁に歴史記述が表示され、その歴史記述に対応する情報を見開き他方の頁に表示することができるように画面を構成したシステムにおいて作成されるので、時代背景を考察しながら、ユーザ自身の歴史に関する書籍を容易に作成することができる。
請求項5に係る書籍は、歴史上の事件の内容を解説する事件記述が表示された参考書を含んで構成されたので、歴史に関する理解を深めつつ書籍を作成することができる
本考案に係る書籍を示す説明図である。 上記書籍を作成するための学習システムが組み込まれた状態の作品の適時提供システムを示す説明図である。 上記学習システムの構成を示し、(a)はブロック図、(b)は歴史メモリ、(c)は作成された書籍。 上記歴史メモリの変形例を示す説明図である。 本考案に係る学習システムの第1実施形態としてのWEBサイトの説明図であり、(a)はトップページ、(b)はトップページにおいて暦年を入力した際に表示される画面を示す。 上記WEBサイトにおいて、次頁に遷移する状態を示す説明図である。 上記学習システムの年齢頁の変形例を示す概略図である。 横長画面のパソコン画面に表示された上記WEBサイトを示す説明図であり、(a)はトップページ、(b)はトップページにおいて暦年を入力した際に表示される画面を示す。 上記横長画面のWEBサイトにおいて、次頁に遷移する状態を示す説明図である。 上記学習システムの歴史表示部のテーマ表示部の変形例を示す説明図である。 上記学習システムの自分史表示部の自己紹介部への入力画面を示す説明図である。 上記自己紹介部の出力画面を示す説明図である。 上記自分史表示部のエピソード記述部への入力画面を示す説明図である。 上記エピソード記述部に入力された情報を「ご当地情報」として共有する状態を示し、(a)コメントを共有する旨の入力画面、(b)は入力されたご当地情報が保持されるデータベース、(c)はご当地情報を共有するための頁への導入画面である。 上記自分史表示部に表示される画像を挿絵美術館からダウンロードする状態を示し、(a)はサンプル画像の入手先を選択する画面、(b)は挿絵美術館の一例、(c)はサンプル画像が置き換えられた状態を示す。 年齢頁の最後のページから裏表紙のページまでの遷移を示す構成図であり、(a)は最後のページ、(b)は裏表紙のページの構成を示す。 裏表紙のページから印刷用PDFファイルをダウンロードするまでの状態を示す説明図であり、(a)は印刷指示のページ、(b)はダウンロードされるファイルの一例を示す。 上記学習システムの変形例として「家族史」を作成するためのシステムを示し、(a)はブロック図、(b)は関係者メモリ、(c)は家族史作成用データベース、(d)は書籍作成手段を示す説明図である。 上記変形例において、エピソード記述部が表示される状態を示す説明図である。 第2実施形態としての学習システムを示す構成図であり、歴史表示部の二次的著作物として、参考書を適時に提供するシステムを示す説明図である。 基本書としての上記歴史表示部と、参考書として同一WEBサイトで提供される画面と、の関係を示す説明図であり、(a)は参考書をポップアップ画面として表示させた状態、(b)は他ページへのリンクによって表示させた状態を示す。 上記参考書を表示させるシステムを示し、(a)はブロック図、(b)は事件メモリ、(c)は書籍作成手段を示す説明図である。 上記基本書と、異なるWEBサイトにおいて参考書として提供される画面と、の関係を示す説明図である。 上記基本書と紙媒体の参考書との関係を示す説明図である。 画像として歴史年表を表示した状態の歴史表示部を示す説明図である。 各年齢頁の歴史表示部における歴史年表を並べた状態を示す説明図である。 第3実施形態に係る学習システムとしての協働学習システムの構成を示す説明図である。 上記協働学習システムの第1変形例を示す説明図である。 上記第1変形例における用紙追加システムを示す説明図である。 上記協働学習システムの第2変形例を示す説明図である。 上記協働学習システムの第3変形例を示す説明図である。
図1に示す本考案の書籍は、自分史の原稿を作成するにあたり、その内容整理のためのノート(自分史帳)として提供されるものであり、ユーザ年齢の暦年に生じた出来事を記述する年齢頁を複数含んで構成されたものである。
誕生期、幼児期、子ども期・・・と、それぞれの年齢ごとの年齢頁は、見開き一方の頁(L)に、暦年に対応する歴史記述を表示し、歴史記述に対応する暦年の自分史記述を、見開き他方の頁(R)に表示するように構成されている。本実施例では、見開き一方の頁(L)は、各暦年に対応する歴史情報が表示される歴史記述部(Z)と、当時の様子などを示す画像部(G)と、当時の特徴的出来事を表示するテーマ表示部(T)と、を有する構成とした。
見開き他方の頁(R)は、各暦年に対応する自身の様子を示す自己紹介部(P)と、前記テーマ表示部(T)に対応する自身のコメントやエピソードを表示するエピソード記述部(E)と、当時の写真などの自分史画像表示が表示される自分史画像部(S)と、を含んで構成される。画像部に隣接させて画像特定部(SI)が設けられている。この場合、自分史画像表示として、自身の姿が映っているものが表示されている場合は、いずれが自身であるかを示す表示(画像特定表示)を示すのが好ましい。
このような頁構成とすることで、読者にとって、当時の社会と自分史の主人公との関係を秩序立てて理解することが可能となる。テーマ表示やコメントと共に画像情報が表示されているので、当時の社会や主人公の様子を容易に想像することができる。
この書籍は、図2に示すように、作品の適時適用システム1を利用した学習システム160を利用して作成することができる。
以下、本考案に係る書籍を作成するための学習システム160を、図3を参照して説明する。
この学習システム160は、ユーザの誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部161と、年表メモリ162と、歴史記述手段163と、書籍作成手段164と、を含んで構成される。
年表メモリ162は、暦年に対応付けられた状態でその時代に関する歴史記述を保持する記憶装置である。この場合、図3(b)に示すテーブルに、暦年と、当時の社会を示す歴史記述Zと、を対応付けた状態で保持させて構成される。なお、年表メモリは、表計算ソフト等、データベースとして構成してもよいし、WEB上のファイルとして構成してもよい。WEBシステムとして構成する場合は、図4に示すように、歴史記述Zyを記載したサブページの束として構成することができる。トップページの誕生年入力部161’において選択された誕生年(暦年)に、当時の社会を記載したページが夫々リンクされる。誕生時(0歳時)の頁、幼児期(5歳時)の頁・・・と、書籍に含めるべき頁を選択することで、ブラウザの機能により、その暦年(誕生年+年齢)のページが表示される。
歴史記述手段163は、誕生年入力部161に入力された暦年をキーとして、年表メモリから歴史記述を呼び出して歴史表示部(見開き一方の頁R)に記述する。例えば、誕生年Yに年齢yを加算して得られた暦年をキーとして、年表メモリ162から歴史記述ZYを呼び出し、当時の出来事を記述する頁(年齢頁Py)に出力するように構成してもよい。1934年生まれの人が誕生した頃の年齢頁(P0)には、西暦「1934+0」年当時の歴史記述が出力され、幼児期の年齢頁(P3)には、西暦「1934+5」年当時の歴史記述が出力されるようにすることができる(図3(c)を参照)。
書籍作成手段164は、歴史記述手段163によって作成されたデータを印刷可能な状態へと変換する。印刷に際しては、時代毎の年齢頁を含む書籍を作成することができるように、複数の頁を有するデータを、例えばPDFファイルとして作成する。
この学習システム160を、例えばスマートフォン用の自分史作成支援サイトとしてした場合、図5に示す画面として提供することができる。
縦長で画面が狭い携帯端末では、書籍の見開き一方の頁分の表示スペースしか確保できないので、先ずは歴史表示部が画面に表示されるようにする。それを見ながら自分史情報を入力することとなるが、その際、自分史入力部165をクリックして、見開き他方の頁を表示させる(図6(a)を参照)。或いは、自分史入力部165のクリックによって、自分史情報を入力するためのポップアップ画面を表示する(図6(b)を参照)。
自分史情報を入力することで自分史表示部Rを作成し、書籍作成手段164によって、自分史頁用の印刷用ファイルとしてダウンロードできるようにする。
書籍作成手段164によって、年齢頁に表示すべき内容が印刷可能な形式に変換されることで、情報端末の画面サイズに関わらず、見開き一方の頁を歴史表示部L、他方の頁を自分史表示部Rとする年齢頁のフェイルが作成される。
自分史表示部Rのレイアウトは適時設計可能である。図7に示すように、文章や画像を自由に入力することができるように構成してもよいし、クラウド等、インターネットを利用してWEB上で作成できるようにしてもよい。
デスクトップ型パソコンのように横長画面用のWEBサイトとする場合は、図8に示すように、書籍様の画面として構成する。このような画面表示とするための書式様画面表示手段は、誕生年入力部161に入力された暦年に対応付けられた歴史記述を年表メモリ162から呼び出して歴史表示部Lに表示するとともに、その見開き他方の頁に、自分史入力部165に入力された情報を表示するように構成されている。
何れの画面構成のシステムであっても、第1の自分史入力部への入力を受けて表示させる第1の画面表示手段と、次ページを表示させるための次ページ信号の入力を受け、前記第2の記述手段によって表示された歴史表示部の見開き他方の頁に、前記第2の自分史入力部に入力された情報を表示させる第2の画面表示手段と、を含んで構成される。
各年齢頁が暦年の順に並べられるように設計することで、自身が生きた時代の様子を時系列に沿って記述することが可能となる。
上記構成の学習システム160によって、書籍としての「自分史帳」が作成される状態を説明する。
先ず、図5(a)及び図8(a)に示すように、トップページにおいて、ユーザの誕生年に関する情報の入力が促される。
暦年が入力されると、データベース(年表メモリ162)を参照して、その暦年に対応する歴史記述が歴史記述部Zに出力される(図4(b)及び図8(b)を参照)。そして、その暦年(Y)に所定数F(例えば、5年ごとに頁を作成する場合はF=5)を加えた暦年(Y+F)に対応する歴史記述が次頁の歴史記述部Zに出力される(図9を参照)。
この年齢頁の見開き他方の頁には、その歴史記述に対応する年の自分史記述を記載することができるように設計されているので、年齢頁ごと、当時の歴史を考察しながら自分史を記述することができる。これによって、歴史の流れの中に身を置き、当時の社会を生きた存在としての「自分」を考察しながら、自分史を記述することができる。さらに、歴史記述部Zの下に、当時の写真などが表示される画像部Gと、当時の暮らしに関するテーマを表示するテーマ表示部Tを設けた。
テーマ表示部Tにはテーマの概略、或いはキーワードのみを表示しておき、それをクリックすることで、詳細な解説が表示され、そのテーマに関するコメントの入力が促されるように設計されていてもよい(図10を参照)。
この場合、そのキーワードに対応付けた状態でその内容を解説する記述が保持されたキーワードメモリを構成とする。そして、そのキーワードを暦年と関連付けておき、歴史表示部Lに、年表メモリを参照して呼び出された当該年の歴史記述と共に、そのキーワードメモリから呼び出されたキーワードが表示されるように構成する。或いは、年表メモリ162に、暦年に対応づけた状態で、歴史記述Zと、画像部G、テーマ表示部の内容を保持させ、それらが単一のファイル(PDF又は画像)として表示されるようにしてもよい。
年表メモリ162に、暦年に対応付けた状態で、当時の様子に関する画像情報が保持させ、その画像情報を、歴史記述部Zを内容の理解を助けるために表示する。画像部Gには、その画像の著作権に関する情報(特に、その画像を利用する際のルール、即ち、氏名表示権、同一性保持権に関する情報など)と共に表示するのが好ましい。
この場合、図10(c)に示すように、年表メモリに歴史記述部Zに表示される情報と共に、画像部Gに挿入される情報、テーマ表示部Tに表示される情報を保持させておくのが好ましい。
見開き他方の頁は自分史を表示するための自分史表示部Rとなるものであり、自分史にかかわる情報の入力部としての機能をも有する部位である。この自分史記述頁は、当時の自身の様子を示す自己紹介部Pと、エピソードを記述するエピソード記述部Eと、前記自分史画像表示が表示される自分史画像部Sと、を含んで構成される。自分史画像部に隣接して、画像特定部SIが設けられる。
自己紹介部Pは、自由に記述できるよう初期設定では空欄となっている。そして、希望に応じてサンプル文を表示させることができるように設定されている(図10を参照)。サンプル文を適宜修正することで、自己紹介部を完成させ保存する(「記述する」をクリック)ことで、自己紹介部Pが作成される(図11)。この場合、サンプル文は、データベース内に設けられたサンプル文メモリに、年齢に対応付けられた状態で保持されており(図11(c)を参照)、ユーザからの表示要求に応じて、表示されるようにしてもよい。或いは、各年齢頁に、直接修正可能な状態で表示させておいてもよい。
エピソード記述部Eは、エピソードや当時の思い出などが記述される(図12を参照)。この場合、テーマ表示部Tにおいて入力されたコメントを、エピソードとして表示させてもよい。
地域や人々の暮らしなど、自分史の材料となりやすい情報は個別テーマとして、テーマメモリに保持される。テーマメモリには、個別テーマが暦年に対応させた状態で保持されており、歴史記述が表示される頁に、前記年表メモリを参照して呼び出された当該年の歴史記述と、前記テーマメモリから呼び出された個別テーマのテーマ表示が表示され、そのテーマ表示に対するコメントを入力できるように設計してもよい。
また、そのコメントが公開されるように設計してもよい。即ち、コメントを入力したのち、これを共有する旨の選択がなされた場合、サイト管理者の元に、その情報が送出され、コメントデータベースに保持させる。
このコメントデータベースは、図12(b)に示すように、地方ごとの情報が暦年に対応づけられた状態で保持されるように設計された地方メモリを含んだものであってもよい。サイトの閲覧者が、ご当地情報頁190をクリックすることで、誰もが閲覧することができるようにする(図13を参照)。
この際、所望の地域(都道府県)を選択することで、その地域の情報が時系列的に表示され、所望の地域の情報を読んだり、書き込んだりすることができるように設計されている。閲覧者によって書き込まれた情報は、サイト管理人の判断において公開される。
なお、どの地方のいつ頃のエピソードであるかは、書籍作成システム1を介して情報を入力する者の場合、入力された年齢頁によって特定することができるし、適宜設けられた認証画面において、居住地域の入力を求め、それに応じて自動的に出力されるようにしてもよい。認証画面は、テーマを表示させる際、次ページを表示させる際、コメントを入力させる際、サンプル文を表示させる際など、各種段階で求めることができる。
このようにして入力された居住地域に関する情報(ご当地情報)は、システム内に設けられた個人用データベースに、年齢頁ごと対応づけられた状態で、今まで記述された自己紹介部P、エピソード記述部E,自分史画像部Sに出力すべき情報と共に保持させておくのが好ましい。このようにして入力された居住地域に関する情報(ご当地情報)は、システム内に設けられた個人用データベースに、年齢頁ごと対応づけられた状態で、今まで記述された情報(自己紹介部P、エピソード記述部E,後述する自分史画像部S等に出力すべき情報)と共に保持させておくのが好ましい(図14(c)を参照)。
自分史画像部Sには、個人の希望に応じて画像が入力される。この場合、自分史入力部165は、見開き他方の頁(R)に表示されるべき自分史画像表示の入力を促すと共に、自分史画像表示を説明するための画像特定表示の入力を促すように構成される。
赤ん坊の絵、幼児の絵、子どもの絵・・・など、その発達段階に応じた挿絵を、デフォルト画像として表示しておく、それを自身の画像と差し替えるように設計するのが好ましい。或いは、サイト内の素材集(挿絵美術館)からダウンロードできるようにしてもよい(図15を参照)。
挿絵美術館は、写真や絵画を趣味とする人によって提供された作品を展示するための場であると共に、著作権教育を行うための学習システムとしての機能も有する。そのため、著作権の所在を明確にすると共に、その利用に対する著作権者によって定められたルール(氏名表示権、同一性保持権にかかわる著作権の定め)を表示している。
ここでは、「著作権」を「ルールを守って利用するもの」または「著作権者の許諾を得て利用するもの」として捉え、他者の作品を利用する上でのルールを学ぶことができるよう、「営利・非営利にかかわらず利用可能、著作者人格権不行使」のもの、「営利・非営利にかかわらず利用可能、氏名表示権のみ行使するもの」、「非営利の場合のみ利用できるもの」の3種類のルールを提示し、同じルールのグループに分類した状態で、挿絵を展示している。
この挿絵美術館に、自身の写真や絵画を「プライベート作品」として登録することも可能である。自分史表示部に自身の写真や当時の思い出の品などを表示したい場合は、クラウド内の自身のサーバ(アクセス制限のあるサイト)に、自身の画像を予めアップロードしておき、それを取り出して表示させてもよい。
この場合、少なくとも1人の人物の映像を含む写真の場合、その人物を特定するための画像特定表示として画像特定部SIへの入力を行うようにしてもよい。また、自分史画像表示Sに基づいて作成された質問情報を送信して回答を促すように構成してもよい。画像に映ったもの(人や景色)をもとに、記憶がよみがえり、書くべき内容を見出しやすくすることができる。
このようにして年齢頁を作成していき、図16に示すように、最後の頁の作成を終えた際に、「前頁に戻る」「最初に戻る」「印刷用PDFの作成」「保存」の選択を求める。
「印刷用PDFの作成」が選択された場合、図17に示すように、表紙のレイアウトの選択と、必要なPDFファイルの選択を求める。
表紙レイアウトは、標題や名前を記入できるようにしてもよいし、予め記入されたものを修正できるようにしてもよい。また、表紙の模様を無模様にすることもできる。
印刷用PDFは、1頁ごとダウンロードできるようにしてもよいし、表紙から裏表紙に至る一連の頁としてダウンロードできるようにしてもよい。
また、表裏の表紙頁と、各年齢頁の自分史表示部R1、R2…と、各年齢頁の歴史表示部L1,L2…と、を別個ファイルとしてダウンロードできるようにしてもよい。或いは、右側頁(表表紙、各年齢頁の自分史記述部)と、左側頁(各年齢頁の歴史表示部、裏表紙)とを別個ファイルとしてダウンロードできるようにしてもよい。
自分史表示部Rは入力手段でもあるので、この頁のみを携帯端末に表示し、いつでもどこでも入力できるようにすることもできる。或いは、歴史の教材として利用しようとする者は、歴史表示部Lのみを印刷してもよい。
いずれの場合にあっても、ダウンロードされたファイルは、印刷された状態を示すものなので、書籍化された際の状態を予測することが可能となる。
次に、独力で自分史Aを作成し、それをベースに他者の力を借りながら家族史A”へと発展させ、書籍として出版しようと考える者の使用例を示す。
学習システムを利用して自分史Aを作成し、完成後、親戚や関係者のみがアクセス可能な公開システム52において提供する。そして、関係者情報を加えて家族史A”へと発展させる。
この場合、図18に示す学習システム260を利用する。このシステムは、知人や家族との関係を示したメモリを設けることで、自分史を発展させて家族史作成用のシステムとしたものである。
このシステム260は、関係者に関する情報が入力される関係者情報入力部261と、それが保持される関係者メモリ262と、家族史作成用データベース265と、を追加することによって構成される。家族史作成用データベース265は、自分史入力部から入力されたデータを保持するためのデータベース165’を発展させたものである。
関係者情報入力部261には、ユーザ(本人)と関わりのあった者を特定する関係者情報と、ユーザとの関係を示す続柄情報と、当該関係者の誕生年を示す関係者誕生年(KY)と、ユーザと関係した時期Yなどが入力される。入力された情報は、個々の関係者に対応付けられた状態で、関係者メモリ262に保持される(図18(b)を参照)。
この関係者メモリ262を参照して、家族史作成用データベース265が作られる(図18(c)を参照)。家族史作成用データベース265は、自分史作成用データベースを家族のメンバーごとに作成したものであってもよいし、家系図のとして作成されたものであってもよい。
書籍作成手段164は、自分の年齢頁に家族用の年齢頁(例えば「父誕生」の頁)が追加されるように設計されている。
そして、関係者誕生年(例えば1904年KY)からユーザの誕生年(例えば1934年Y)を減じて得られた年齢頁(ユーザが生まれる30年前のことを述べる頁)に、関係者誕生年(1904年KY)をキーとして年表メモリ162から呼び出された歴史記述Z’が表示される。このようにして、先祖代々遡って記載された家族史が作成される。
自分史表示部(家族史表示部K)の中に、関係者メモリ262に保持された情報(例えば職業や人柄など)が参照され、自動的に表示されるようにしてもよい。この場合、自分史作成用データベース165に参照先に関する情報を保持させておき、それが参照されて表示されるようにしてもよいし、エピソード付事件メモリ168’に保持された情報が表示されるようにしてもよい(図19を参照)。
また、WEB上のファイルとしてエピソード付事件メモリ168’を構成しておき、年齢頁の歴史記述Zの中に含まれるキーワードがクリックされることで、該当する事件記述と、その際のエピソードとが呼び出され、それが表示されるように設計してもよい。
この学習システム260において、先ず、サンプルxを寄託しておき、それをベースに自分史Aを完成させる。それを、アクセス制限のあるホームページにおいて公開し、関係者メモリ262への入力を求める。
パソコン画面70には歴史記述が表示されるが、その中のキーワードをクリックすることで、その事件に関する解説が表示され、コメント記載欄が現れるようにしてもよい。このようにすれば、コメント欄に家族のエピソードを追加することで、自分史を家族史へと発展させることが可能となる。
システム上で作成された文書(A)を、紙媒体の書籍(A”)として複製する際には、サブページと略同一内容の頁が、リンク元と同一内容の頁(歴史記述)よりも後にくるように設計されている。また、歴史記述の中に複数のキーワードが存在する場合は、先に現れる第1のキーワードに関する記述が、後に現れる第2のキーワードに関する記述よりも前の頁に記載されるように設計されている。そのため、様々な人が情報を入力する場合でも、年齢頁(暦年頁)に沿って流れよく家族の歴史が記述される。
次に、本考案の第2実施形態としての書籍を、図20を参照して説明する。この書籍を作成するためのシステムは、例えば、万人向けの歴史教育としてWEB上で基本的な学習内容(基本書70)を示し、ユーザ層に応じた内容の参考書80を、ユーザ層に応じた媒体で提供しようとするものであり、図20に示すように教師端末2と、インターネットを介して接続される生徒端末70と、を含んで構成される。生徒端末の画面(A)を基本書としている。
そして、生徒端末によって作成される基本書70とは別に、更に詳しく解説した参考書(作品A”)を、ユーザ層に応じて、効果的なタイミングで提供するように設計されている。
基本書としての生徒端末70は、スマートフォンなどの携帯端末であってもよいし、デスクトップ型のパソコンであってもよい。何れの生徒端末70にあっても、見開き一方の頁(L)に歴史記述が表示され、その歴史記述に対応する情報が入力可能となっている。
本実施例に係る学習システムも、ユーザの誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部161と、暦年に対応付けられた状態でその時代に関する歴史記述が保持された年表メモリ162と、見開き他方の頁(R)に表示されるべき自分史情報の入力を促す自分史入力部165と、を備えて構成される(図3を参照)。
誕生年入力部161に入力された暦年をキーとして、年表メモリから歴史記述が呼び出され、それを記述手段163が、基本書としての歴史表示部Lに表示する。この歴史表示部LがWEB教科書の1つのページとして機能することとなる。
記述手段163によって作成された時代毎の年齢頁は、書籍作成手段164によって、印刷用のPDFファイルとしてダウンロードできる。このファイルを印刷して製本することで、書籍としての「学習ノート」が作成される。
この実施例においても、記述手段163は、誕生年入力部161に入力された暦年に年齢を加算して得られた暦年をキーとして、前記年表メモリから歴史記述を呼び出して前記歴史表示部に記述する第1の記述手段と、次ページを表示させるための次ページ信号の入力を受け、更に所定数を加算して得られた暦年をキーとして前記年表メモリから歴史記述を呼び出して次ページの歴史表示部に記述する。同様に記述していき、呼び出されるべき歴史記述が存在しなくなった時点で、印刷するか否かの選択を求める印刷指示画面を表示する。
自分史入力部は、歴史表示部の他方側の頁に表示されるべき自分史情報の入力を促すものであり、次ページ信号の入力によって、第2の記述手段によって表示された歴史表示部の他方側の頁に同様に、自分史情報の入力を促す。
この際、図21に示すように、第1の自分史表示への入力を促すボタン(自分史入力部)と、次ページを表示させるための次頁ボタンを設けて構成してもよい。
自分史入力部としてのボタンは、特定のキーワードに対するリンク表示として設けることができる。そのキーワードをクリックすることで、歴史記述中の文言に対する詳細な解説と、見開き他方側の頁に表示されるべき情報(例えば、その文言についての考察や補足説明など)の入力を求める画面が表示されるようにする。この場合、図22に示すように、歴史記述中のキーワード(事件名など)の解説文を保持する事件メモリ168を備えたシステムとし、自分史入力部165としての機能をも有する参考書180を表示させる。
歴史記述の中に含まれたキーワード(事件メモリ168の見出語)に参照操作が施されることで、該当する事件記述(解説文)を呼び出して表示するポップアップ画面等において表示する。
このポップアップ表示部は、その事件記述に対するコメントの入力を促すコメント入力部を含み、入力されたコメント情報を、「閲覧者の意見」として、その事件メモリ186に保持させると共に、参照操作によって、他者の意見と共に表示されるようにする。
或いは、自分史入力部をサブページとして表示させてもよい(図21(b)を参照)。
そして、次頁ボタンをクリックすれば、第2の記述手段によって表示された歴史表示部の見開き他方の頁に表示される。
歴史表示部には、第1実施形態における表示部と同様、キーワード表示部を設けてもよい。また、画像を表示してもよい。この場合、テキストデータや画像データなど複数のデータを呼び出してブラウザ上で1つの画面として表示させてよいし、或いは、複数のデータを集めて1つのデータ(単一の画像ファイル、単一ページのPDFファイル)を作成しておき、そのファイルが呼び出されるようにしてもよい。
自分史表示に入力される自分史情報は、隣の頁(歴史表示部)の内容に関連するものであれば何でもよく、例えば、図23に示すように、そのテーマ(事件)に関する複数の投稿欄を解説欄の一部として表示した後に、自分史情報としての自身の記事を投稿できるように構成されたものであってもよい。
同じテーマに興味を持つ人のコミュニティサイトとして、このサブページを機能させることで、あたかもディスカッション形式の授業に参加しているが如く学習することができる。この場合、基本書としてのWEBサイト70とは別に、例えば携帯端末用のWEBサイト(180’)を準備しておき、そのサイトを参考書として機能させてもよい。
デスクトップ型パソコンのように、横長の画面を有する生徒端末70を基本書として利用し、参考書としての形態端末用のWEBサイト(180’)と、基本書としての歴史表示部Lを見ながら、他方側の頁(自分史入力部165として機能する自分史表示部R)に入力することができる。
図24に示すように、基本書としてのWEBサイト70とは別に、紙媒体の参考書80で学ぶようにしてもよい。参考書に解説欄82を設けたので、キーワード72について深い知識を得たい場合にのみ、パソコン画面から目を離して教科書を参照すればよくなる。このため、ユーザは、興味のあるテーマは参考書で詳しく学び、不要なテーマは飛ばして学習を先に進めることができる。
参考書の解説欄82の後には、出題欄が設けられている。課題を提示し、分離可能な領域内に回答欄を設けた。その領域内に、評価欄を設けることで、通信教育用のテキストとして、この参考書を機能させることも可能となる。
スマートフォンの需要者層、パソコン操作に疎い需要者層、各媒体の嗜好層の嗜好の傾向に沿って、画面デザインや内容を選択することで、閲覧者数を増やすことが可能となる。
歴史表示部Lに画像部Gを設け、そこに年表を挿入してもよい(図25を参照)。この場合、少なくとも2つ以上の年齢頁に表示される年表は、同一尺度の暦年目盛を有するものとし、異なる観点において抽出された歴史上の出来事が、対応する暦年目盛上に表示されるように構成するのが好ましい。
即ち、図26に示す年表群のように、同一尺度の暦年目盛を有する白紙年表上に、政治史年表、経済史年表、技術史年表、スポーツ史年表、歌謡史年表、文学史年表、アニメ史年表など、異なる観点において抽出された出来事を表示する。
このようにすれば、夫々の年表の暦年目盛を揃えて並べ、それぞれの年表に表示された出来事を同一年代方向Mに対比することで、政治と経済の関係、経済と技術の関係、技術とスポーツの関係など、1つの出来事に起因して生じる社会的現状を容易に理解することができる。
自身の歴史を振り返ること(自分史の作成)ことで、様々な課題を見出し、その解決手段を模索する過程で、様々な教養を身につけることが、本考案に係る学習システムの特徴であるので、本考案は多様な情報媒体とのネットワークにおいて構成するのが好ましい。特に、携帯端末用のWEBサイトとして,様々な趣向の参考書を提供しておき、それを窓口としてWEB教科書に導くようにすれば、楽しみながら教養を身につけることができる。
次に、第3実施形態としての協働学習システム460を、図27を参照して説明する。このシステムは、多様な課題に対応可能な人材を育成するためのものである。特に、図示の実施例は、本考案に係る学習システム160としての「自分史作成支援サイト」を通じて、高齢者問題と著作権問題とに対応可能な人材を育成することを目的とする。
教育目標として教師(自分史作成支援サイトの管理人)側の端末において設定された課題は、「自分の話を聞いて欲しいという高齢者の欲求、見守られているという安心感を得たいという高齢者の欲求」に対応可能な人材を育成することである。
このような高齢者のニーズに対応しうるスキル(高齢者とのコミュニケーションスキル)を育成するために、先ず、本考案に係る学習システム160を提供する。
このシステム160を用いて1つの課題(高齢者問題)を解決していく過程で、新たな課題が生まれることを想定して、この協働学習システム460は構成されている。
即ち、本考案に係る学習システム160の成果として、「高齢者を主人公とした自分史帳」が完成されるが、「この自分史帳をベースに自叙伝を自費出版して販売したい」という新たなニーズが高齢者側から生まれることを想定し、この新たなニーズに対応しようとする際に生ずる課題(著作権問題、出版社選び等)を解決するための手段をも提供している。
そのためにネットワーク化されたシステムが、著作権学習システム、作品展示システム、及び挿絵提供システムとして機能する「挿絵美術館」と、出版社紹介システムとして機能する「広告表示」である。
著作権問題への対応能力を育成するための著作権学習システムは、挿絵として利用可能な画像ファイルを保持する挿絵メモリと、挿絵として利用する際の著作権上の注意点を示す著作権情報が保持された著作権メモリと、その著作権情報と共に当該画像を展示する挿絵展示部とを設け、ダウンロードした画像を自分史入力部に入力することができるように構成した。
このシステムを取り入れることによって、著作権に関する知識を深めつつ、挿絵を容易に入手することが可能となる。
自分史画像部Gに自身の作品(絵画や写真など)を表示したい、というニーズに対しては、本学習システム160を利用することで、図28に示すように、自身の作品を時系列に沿って掲載することが可能となる。この際、より多くの作品を掲載したい、というニーズに対応するために、用紙追加システムを加えた構成とした。
用紙追加システムは、図29に示すように、自分史入力部のレイアウトを保持するレイアウトメモリと、そのレイアウトの選択を求めるレイアウト選択手段と、を含んで構成される。用紙を追加することで、自分史をより充実した内容のものとすることができる。また、記述欄を多く取りたい人、画像を多く入れたい人など、その人の好みに応じたレイアウトの書籍を作成することができる。
本実施例に係る協働学習システムは、教師(WEBサイト)側のネットワーク化のみならず、学習者のネットワーク化も図られている。
即ち、図30に示すように、「自身が関心を抱くテーマについて、多様な意見を考慮しながら自身の考えをまとめ、意思決定を行いたい」と考える者に対し、そのテーマの解説欄と共に、他者の意見の表示欄が設けられたコミュニティサイトを、自分史入力欄R又は参考書(二次的著作物A”)として表示する。
それを見ながら、当該テーマについての考察を深め、自身の意見を送信する。すると、当該テーマ(事件)の解説欄が保持される事件メモリに、その意見が、ユーザ名と共に保持され、以後当該テーマが参照された際、他者意見に加えて表示される。
このシステムにおいて参考書として提供されるWEBサイトを介して、本考案の学習システム160に導くことも可能である。この場合、参考書としてのWEBサイトを、スポーツ、芸能、アニメなどの、趣味的要素が強いテーマの情報交換の場として提供し、このコミュニティサイトに含まれる暦年をクリックすることで、基本書としての学習システム160へと導かれるように構成する(図31を参照)。
この場合の学習システム160の歴史表示部Lは、特定テーマの歴史を記述したものとするのが好ましい。即ち、自身が興味を抱く分野の歴史を学びたいと考える者のために、嗜好情報を入力する嗜好入力部と、嗜好に応じた複数の嗜好年表メモリを含んで年表メモリを構成し、嗜好情報に基づいて呼び出された嗜好年表メモリから、誕生年入力部に入力された暦年をキーとして呼び出された情報が歴史表示部に記述されるように学習システム160を構成しておくことで、ユーザの関心を抱くテーマの歴史記述を表示させることができる。
このようにすれば、参考書として提供される学習システム(二次的著作物A”)を、特定のユーザ層に対し、基本書として提供することが可能となる。この際、誕生年入力部に、そのテーマの起点となった暦年(例えば、芸能人のデビュー時、雑誌の創刊時など)が入力されることで、そのテーマにおける自分史帳(テーマ史帳)を作成するための学習システム160へと導くことができる。自身の嗜好にあった歴史記述が表示されるので、楽しく歴史学習を進めながら、その人独自の自分史を作成することが可能となる。
本考案は、あらゆる産業分野の学習システムにおいて作成される書籍に利用することができる。
1…作品の適時提供システム
2…教師端末
10…受注システム
20…データベース
25…積算システム
30…時期判定信号送出システム
31…請求システム
32…指導判断システム
33…提供時判断システム
34…発信システム
40…提供指示システム
50…提供システム
51…出版システム
52…公開システム
53…贈物保管システム
60…指導システム
70…生徒端末
80,180…参考書
160,260、360,460…学習システム
161…誕生年入力部
162…年表メモリ
163…歴史記述手段
164…書籍作成手段
165…自分史入力部
168,168’…事件メモリ、エピソード付事件メモリ
190…ご当地情報頁
261…関係者情報入力部
262…関係者メモリ
265…家族史作成用データベース

Claims (5)

  1. ユーザ年齢の暦年に生じた出来事を記述する年齢頁を複数含んで構成された書籍であって、
    前記年齢頁は、見開き一方の頁(L)に、前記暦年に対応する歴史記述を表示し、該歴史記述に対応する暦年の自分史記述を、見開き他方の頁(R)に表示するように構成されたことを特徴とする書籍。
  2. 前記歴史記述は、複数の暦年分の歴史に関わる表示であり、前記年齢頁には、前記見開き一方の頁(L)に複数年分の出来事が歴史記述として表示され、表示されている当該複数年のおける自分史記述が前記見開き他方の頁(R)に記載できるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の書籍。
  3. 前記見開き一方の頁(L)に年表を表示してなる書籍であって、
    少なくとも2つ以上の年齢頁に表示される前記年表を同一尺度の暦年目盛で構成し、異なる観点において抽出された歴史上の出来事を、各年表の対応する暦年目盛上に表示したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の書籍。
  4. 見開き一方の頁(L)に歴史記述が表示されており、該歴史記述に対応する情報を見開き他方の頁(R)に表示することができるように構成された画面を有し、ユーザの誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部(161)と、暦年に対応付けられた状態でその時代に関する歴史記述が保持された年表メモリ(162)と、前記見開き他方の頁に表示されるべき自分史情報の入力を促す自分史入力部(165)と、前記誕生年入力部(161)に入力された暦年をキーとして、前記年表メモリ(162)から歴史記述を呼び出して歴史表示部(L)に記述する記述手段(163)と、該記述手段(163)によって作成された時代毎の年齢頁を含む書籍を作成する書籍作成手段(164)と、を備えた学習システムにおいて作成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つの請求項に記載の書籍。
  5. 前記学習システムは、歴史上の事件を示す見出語に対応付けた状態でその内容を解説する事件記述が保持された事件メモリ(168)と、前記歴史記述の中に含まれた見出語に参照操作が施されることで、前記事件メモリ(168)から該当する事件記述を呼び出して表示するポップアップ表示部と、を備えており、
    該事件記述が表示された参考書(80)を含んで構成したことを特徴とする請求項4に記載の書籍。


JP2017005151U 2016-03-01 2017-11-10 書籍 Expired - Fee Related JP3214625U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016039484 2016-03-01
JP2016039484 2016-03-01

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016154089 Continuation 2016-03-01 2016-08-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3214625U true JP3214625U (ja) 2018-01-25

Family

ID=61007978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017005151U Expired - Fee Related JP3214625U (ja) 2016-03-01 2017-11-10 書籍

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3214625U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Poore Using social media in the classroom: A best practice guide
Koh Adolescents' information‐creating behavior embedded in digital M edia practice using scratch
McAndrew et al. The role of social media in dental education
Franklin et al. Web 2.0 for content for learning and teaching in higher education
Alexander Web 2.0 and emergent multiliteracies
Crane Using web 2.0 and social networking tools in the K-12 classroom
Cameron et al. Comparing weblogs to threaded discussion tools in online educational contexts.
Smith-Yoshimura Social metadata for libraries, archives and museums Part 1: Site Reviews
Beach et al. Understanding and creating digital texts: An activity-based approach
Wilson et al. Retooling the social studies classroom for the current generation
Andrews et al. The SAGE Handbook of Digital Dissertations and Theses: SAGE Publications
Hamilton et al. Open licensing for cultural heritage
Crane Infographics: A practical guide for librarians
Buchholz et al. Mobile documentation: Making the learning process visible to families
Rife The fair use doctrine: History, application, and implications for (new media) writing teachers
Torralba A survey of emergent digital literacy inside the homes of Latino immigrants in California: Digital literacy inside the homes of Latinos in California
Tolisano et al. A guide to documenting learning: Making thinking visible, meaningful, shareable, and amplified
Brown Questions for the 21st-century learner
Kwong Reach out to your students using MySpace and Facebook
Tuomi Open educational resources: What they are and why do they matter. Report prepared for the OECD
Engel et al. Textual Artifacts and their Digital Representations: Teaching Graduate Students to Build Online Archives.
JP3214625U (ja) 書籍
Santoy Chicana bloggers: Creating diversity online via participation
Silverman Feminist cyber-artivism, musicing, and music teaching and learning
Bull et al. The future of E-Learning in schools

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3214625

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees