JP3214323U

JP3214323U - 勃起不全改善器具

Info

Publication number: JP3214323U
Application number: JP2017004935U
Authority: JP
Inventors: 嗣光松井
Original assignee: 嗣光松井
Priority date: 2017-10-10
Filing date: 2017-10-10
Publication date: 2018-01-11
Anticipated expiration: 2027-10-10

Abstract

【課題】副作用のおそれがなく、生活意欲を回復することができる勃起不全改善器具を提供する。【解決手段】複数のマグネットボール２を男性性器が挿入可能な直径のリング状に磁着させ、弾性的に伸縮可能な被膜３で被覆して形成する。弾性的に伸縮自在な被膜３はシリコンゴムで構成する。【選択図】図１

Description

本考案は、加齢や精神的ストレスにより性交時に勃起しない状態や、勃起してもその持続ができず満足な性行為が行い難い状態を改善する勃起不全改善器具に関するものである。

従来、男性性器の勃起不全の治療方法として、精神治療、薬物治療、薬剤注入、勃起補助具の使用がある。若い男性であっても、過剰なストレスや不規則な生活により勃起障害が起こる。勃起力を高める内服薬が多く出回っているが安全性の不確かなものが多く、また、心因性の問題ではなく糖尿病や心臓病等の危険な病気が潜んでいる可能性もある。

精神治療は長期間を要するが効果が低いとされている。勃起補助具の使用は概して大げさな器具を必要とし、性行為の雰囲気を損なう面が大きい。また、薬物治療については、過去に多用されたビタミン類やホルモン剤に代わりバイアグラ（商品名）等が出現したことにより、有効率はかなり向上した。

バイアグラ（商品名）等の経口内服薬はその作用機序が明らかになるとともに、ニトロ薬剤との相互作用による危険の大きさが認識されている。

その他、特許文献１には、安定電極対形成能を有するトルマリン等の鉱物粒子を含む親水性膜を具備した、可撓性シートよりなる勃起不全改善器具が開示されている。また、特許文献２には、らせん形状をした補助具を陰嚢と陰茎に装着することにより、勃起角度及び勃起状態の維持、安定性の向上が可能となり、勃起障害による性行為の不成立を改善する性行為補助器具が開示されている。

特開２００３−２２５２５２号公報特開２００７−２４４８３１号公報

本考案の目的は、副作用のおそれがなく、生活意欲を回復することができる勃起不全改善器具を提供することを目的とする。

このため本考案の勃起不全改善器具は、複数のマグネットボールを男性性器が挿入可能な直径のリング状に磁着させ、弾性的に伸縮可能な被膜で被覆して形成し、男性性器をこのリングに挿入して用いることを第１の特徴とする。また、リングの内側がＳ極、外側がＮ極になるようにマグネットボールを配置したことを第２の特徴とする。

本考案によれば、以下の優れた効果がある。
（１）勃起障害を改善することで、生活意欲を回復することができる。
（２）人体に悪影響を及ぼすことがない。
（３）性行為中に発生する磁気により女性側の血流促進の効果も期待できる。
（４）不要な又は有害な勃起障害を起こさない。

本考案に係る勃起障害改善器具の（ａ）は正面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線断面図である。本考案に係る勃起障害改善器具を男性性器に装着した状態を示す模式図である。

以下、図面示す実施例に基づいて本考案の実施形態を説明する。

図１乃至図２に示すように、本考案の勃起不全改善器具１は複数のマグネットボール２を勃起する前の男性性器４が挿入可能な直径のリング状に磁着させ、弾性的に伸縮可能な被膜３で被覆して形成し、男性性器４をこのリングに挿入して用いるものである。

本考案の勃起不全改善器具１において、被膜３は弾性的に伸縮自在なものとする。これは、リングを男性性器４に嵌める際および取り外す際、容易に着脱でき、また、使用者に痛みや不快な緊迫感を与えないために重要である。弾性的に伸縮自在な被膜３は、例えばシリコンゴムで構成することができる。

磁着連結されるマグネットボール２の個数は、特に制限されないが均一な直径のマグネットボール２ばかりでなく、大小直径の異なるマグネットボールが一部又は交互に連結されものでもよい。

本考案で使用するマグネットボール２としては、例えば、ネオジウム系磁石、サマリウム系磁石などの永久磁石が好ましい。そして、リングの内側がＳ極、外側がＮ極になるように配置するとなおよい。

本考案の勃起不全改善器具１は、弾性的に伸縮自在に構成されているので、勃起する前の状態でも男性性器の頸部のくびれにかかって留まる。マグネットボール２から放射される磁気の作用で血流が促進されて、数分後には男性性器４が勃起する。性器の基部まで挿入して性器が勃起して膨張すれば、弾性的に収縮力により基部に固定される。そして、性行為終了時にも女性性器内に脱落することはない。また、コンドームを使用すればその中に残留するので、なおよい。

直径約８ｍｍのマグネットボール２をリング状に磁着してシリコンゴムで被覆して勃起不全改善器具１を形成した。これを被験者の男性性器４に装着したところ、約１分後には勃起状態となった。マグネットボール２による磁力により、末梢血管の血流を促進させ、リングに挿入された男性性器の勃起を誘発したものと考察できる。このため副作用を伴わず、また、使用終了後男性性器から抜き去れば、不必要又は有害な勃起持続をも起こさない。また、このリングの内側に勃起前の男性性器４を挿入して使用するため、性行為の雰囲気損なうこともない。

１勃起不全改善器具
２マグネットボール
３被膜（シリコンゴム）
４男性性器（陰茎）

Claims

複数のマグネットボールを男性性器が挿入可能な直径のリング状に磁着させ、弾性的に伸縮可能な被膜で被覆して形成したことを特徴とする勃起不全改善器具。
リングの内側がＳ極、外側がＮ極になるようにマグネットボールを配置したことを特徴とする請求項１記載の勃起不全改善器具。