JP3213817U - 保険証に貼付するためのシール - Google Patents
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Abstract
【課題】患者が、医療機関を受診時や事故や災害等の緊急時に、口頭で説明することなくかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を指定した旨の意思表示を第三者に確実に伝達することを可能とする保険証に貼付するためのシールを提供する。また、医療機関が、患者の病歴や服薬状況などについてかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師との間で速やかに確実に情報交換することを可能とする保険証に貼付するためのシールを提供する。【解決手段】保険証に貼付するためのシールであって、当該シールに患者がかかりつけ薬局又はかかりつけ薬剤師の少なくとも一方を指定した旨の意思表示を第三者に伝達させるための図形情報(符号1)や文字情報(符号2)で構成される情報が表示される。また、保険証に貼付するためのシールであって、患者のかかりつけ薬局にアクセスするための情報(符号3)や、患者の投薬記録表にアクセスするための情報(符号4)が表示される。【選択図】図3
Description
本考案は、患者がかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を指定した旨の意思表示を第三者に確実に伝達し、また、医療機関側が患者の病歴や服薬状況などについてかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師との間で速やかにかつ確実に情報交換することを可能とすることを目的とした、保険証に貼付するためのシールに関する。
一般に、かかりつけ薬剤師とは、患者が使用する医薬品について、一元的かつ、継続的な薬学管理指導を担い、医薬品、薬物治療、健康等に関する多様な相談に対応できる資質を有するとともに、地域に密着し、地域の住民から信頼される薬剤師を指す。また、かかりつけ薬局とは、地域に必要な医薬品等の供給体制を確保し、その施設に従事するかかりつけ薬剤師が、患者の使用する医薬品の一元的かつ継続的な薬学管理指導を行っている薬局を指す。
かかりつけ薬剤師、かかりつけ薬局制度が採用されることにより、患者は、薬の効果について継続した確認を受けることができ、副作用の兆候が出ていないかをチェックを受けることができ、複数の病院から重複した薬が処方されていないかをチェックを受けることができるなどのメリットがある。
かかりつけ薬局制度を利用するか否かは患者の任意の意思表示に委ねられているところ、これまで患者によるかかりつけ薬局の意思表示方法としては、患者が口頭によって説明するという方法か、薬歴情報が記載された「お薬手帳」と呼ばれる手帳に意思表示を記載してこのお薬手帳を提示する方法に限られる。また、かかりつけ薬剤師制度については、2016年の診療報酬改定により、「かかりつけ薬剤師指導料」という項目が新しく出来たことに伴って生まれた制度であるが、これを利用するか否かも患者の任意の意思表示に委ねられているところ、かかりつけ薬剤師の意思表示方法としても、患者が口頭によって説明するという方法か、薬歴情報が記載された「お薬手帳」と呼ばれる手帳に意思表示を記載してこのお薬手帳を提示する方法に限られる。
しかしながら、お薬手帳は法的な拘束力もないため、多くの患者はお薬手帳を作成したとしても、通院時にこれを携帯していない患者が大半であるため、お薬手帳を携帯していない新規患者を診察する医療機関にとっては、当該患者による口頭の説明がない限り当該患者がかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を指定しているか否かを判断することは困難であるという問題がある。また、既に医療機関に対して口頭でかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を指定した旨を説明した再来患者であっても、その後、当該再来患者がかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を指定変更しているときには、上記と同様の問題が生じる。さらに、事故や災害等の緊急時に搬送された患者については口頭による説明も困難であることから、上記の判断は困難を極めることとなる。
また、その場合、医療機関としては、当該患者の病歴や服薬状況を正確に把握することが困難であるという問題もある。
本考案に関連する従来技術としては、特開平7−233101号公報または実用新案登録第3194198号がある。第1のものは、カバー本体の内側に保険証が収容され被保険者への投薬情報等が記録されたカードが収容された保険証カバーの発明である。第2のものは、電子化されたカード型の保険証に電子化された投薬の記録表を組み込んだ保険証の考案である。
特開平9−76683号
実用新案登録第3194198号
しかしながら、第1のものは、患者が医療機関に保険証を提示する場合、カバー本体から保険証を取り出して提示するのが通常であるため、患者がかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を指定した旨の意思表示を第三者に確実に伝達することが困難であるという問題は残り、また、医療機関側は、依然として、当該患者の病歴や服薬状況を正確に把握することが困難であるという問題が残る。また、第2のものは、電子化されていない従来型の保険証に適用することができないため、医療機関側は、依然として、患者がかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を指定した旨の意思表示を第三者に確実に伝達することが困難であるという問題は残り、また、医療機関側も当該患者の病歴や服薬状況を正確に把握することが困難であるという問題が残る。
そのため、これらの従来技術の欠点を克服しつつ、患者が、医療機関を受診時や事故や災害等の緊急時に、口頭で説明することなくかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を指定した旨の意思表示を第三者に確実に伝達することを可能とする保険証が所望されており、また、医療機関が、患者の病歴や服薬状況などについてかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師との間で速やかに確実に情報交換することを可能とする保険証が所望されている。
本考案は、保険証に貼付するためのシールであって、当該シールに患者がかかりつけ薬局又はかかりつけ薬剤師の少なくとも一方を指定した旨の意思表示を第三者に伝達させるための図形や文字で構成される情報が表示されることを特徴とするシールであり、また、当該シールにかかりつけ薬局又はかかりつけ薬剤師の少なくとも一方にアクセスするための情報や、患者の投薬記録表にアクセスするための情報が表示されることを特徴とするシールである。
本考案によると、患者は、医療機関を受診時や事故や災害等の緊急時に、口頭で説明することなく、本考案シールが貼付された保険証を提示することによって、かかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を指定した旨の意思表示を第三者に確実に伝達することができる。また、本考案によると、患者は、かかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師を指定した後にかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師の指定を変更した場合でも、本考案シールを貼り替えるだけで、かかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師の指定を変更した旨の意思表示を第三者に容易かつ確実に伝達することができる。さらに、本考案によると、医療機関は、事故や災害等の緊急時であっても、保険証に貼付の本考案シールを見るだけで、かかりつけ薬局又はかかりつけ薬剤師の少なくとも一方にアクセスするための情報や、患者の投薬記録表にアクセスするための情報に基づき、患者の病歴や服薬状況などについてかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師との間で速やかに確実に情報交換することができる。
本考案のシールの大きさは、不透明のシールを用いる場合には、保険証の表示の妨げにならないような大きさであって、縦方向に約10〜15mm、横方向に約20〜25mm、厚みは約0.1〜1mmであることが好ましい。
本考案のシールは、不透明であっても良いが、保険証の表示の妨げにならないよう、半透明ないし透明であることが好ましい。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。なお、本考案は、以下の実施例に限定されるわけではない。
図1は、請求項1の実施品であるシールを上から見た図である。すなわち、図1は、本考案のシールであって、患者がかかりつけ薬局を指定した旨の意思表示を第三者に伝達するための図形情報が表示されていることを特徴とするシール(請求項1の実施品)を上から見た図である。
本考案のシールに表示される、患者がかかりつけ薬局又はかかりつけ薬剤師の少なくとも一方を指定した旨の意思表示を第三者に伝達するための情報としては、文字・図形・記号やそれらの組み合わせで構成される。表示される図形・記号情報としては、例えば図1で示されるような、医療機関を連想させる図形情報が好ましい。
図2は、請求項1と請求項2の実施品であるシールを上から見た図である。すなわち、図2は本考案のシールであって、図1と同一の図形情報(符号1)に加えて、患者がかかりつけ薬局又はかかりつけ薬剤師の少なくとも一方を指定した旨の意思表示を第三者に伝達するための文字情報(符号2)、および、患者のかかりつけ薬局にアクセスするための情報(符号3)が表示されていることを特徴とするシール(請求項1と請求項2の実施品)を上から見た図である。
本考案のシールに表示される、患者がかかりつけ薬局又はかかりつけ薬剤師の少なくとも一方を指定した旨の意思表示を第三者に伝達するための情報としては、文字・図形・記号やそれらの組み合わせで構成される。表示される文字情報としては、例えば、図2の符号2のような「MY薬」、「MY薬局」、「MY薬剤師」、「私のお薬管理」などが挙げられる。
本考案のシールに表示される、患者のかかりつけ薬局又はかかりつけ薬剤師の少なくとも一方にアクセスするための情報としては、例えば、図2の符号3のような「電話番号」、「FAX番号」、「ホームページのURL」、「保険薬局コード」、「保険薬剤師番号」などが挙げられる。
図3は、請求項1と請求項2と請求項3の実施品であるシールを上から見た図である。すなわち、図3は本考案のシールであって、図1の情報および図2の情報が表示されていることに加えて、患者の投薬記録表にアクセスするための情報が表示されていることを特徴とするシール(請求項1と請求項2と請求項3の実施品)を上から見た図である。
本考案のシールに表示される、患者の投薬記録表にアクセスするための情報としては、例えば、図3の符号4のような、かかりつけ薬局の投薬記録表が記録されたサイトにアクセスするための情報が記録されたQRコード(1994年にデンソーの開発部門(現在は分離しデンソーウェーブ)が開発したマトリックス型二次元コード、特許第2938338号(存続期間満了により消滅))が挙げられる。
図4は、本考案のシール(図3のシール)が貼付された保険証の表面を上から見た図である。図4にあるとおり、本考案のシール(図3のシール)は、保険証に表示されている文字等を遮らない場所を選んで貼付される。
1 図形情報
2 文字情報
3 患者のかかりつけ薬局にアクセスするための情報
4 患者の投薬記録表にアクセスするための情報
2 文字情報
3 患者のかかりつけ薬局にアクセスするための情報
4 患者の投薬記録表にアクセスするための情報
Claims (3)
- 保険証に貼付するためのシールであって、患者がかかりつけ薬局又はかかりつけ薬剤師の少なくとも一方を指定した旨の意思表示を第三者に伝達するための文字・図形・記号やそれらの組み合わせで構成される情報が表示されていることを特徴とするシール。
- 保険証に貼付するためのシールであって、患者のかかりつけ薬局又はかかりつけ薬剤師の少なくとも一方にアクセスするための情報が表示されていることを特徴とするシール。
- 保険証に貼付するためのシールであって、患者の投薬記録表にアクセスするための情報が表示されていることを特徴とするシール。
Priority Applications (1)
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JP2017002489U JP3213817U (ja) | 2017-05-16 | 2017-05-16 | 保険証に貼付するためのシール |
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JP2017002489U JP3213817U (ja) | 2017-05-16 | 2017-05-16 | 保険証に貼付するためのシール |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=60580373
Family Applications (1)
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JP2017002489U Active JP3213817U (ja) | 2017-05-16 | 2017-05-16 | 保険証に貼付するためのシール |
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JP (1) | JP3213817U (ja) |
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- 2017-05-16 JP JP2017002489U patent/JP3213817U/ja active Active
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