JP3211741U - 災害対策キット - Google Patents

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【課題】精神的かつ円滑に被災者を潤をせる災害対策キットを提供する。【解決手段】災害対策キット100は、任意の防災用品5と、内容量2lないしは500mlの飲用水が充填されたペットボトル4と、防災用品ならびにペットボトルを格納する収容箱と、同収容箱に取外し可能に載積される厚さ5mmのプラスチック製平板からなる天板2とから成る。収容箱は、厚さ3mmのプラスチック製薄板を用いて組上げられた大小2つの正方形格子枠11・12を重心が一致するように配置した上で、これら正方形格子枠の底面に厚さ5mmのプラスチック製平板からなる底板3をあてがった構造を有している。収容箱は、寸法の小さな正方形格子枠12の内側に防災用品を格納するとともに、小さな正方形格子枠12の外縁部と大きな正方形格子枠11の内縁部に挟まれたロの字型空間には、縦横ともに各々同一本数のペットボトル4が隙間なく格納される。【選択図】図2

Description

本考案は、飲用水が充填されたペットボトル又空のペットボトルを利用・再利用した災害対策キットに関する。
近年においては、世界各地において地震や台風等の自然災害が頻発している。日本国内を例にとれば2016年の一年だけをみても、平成28年(2016年)熊本地震・鳥取県中部地震といった大きな震災が起っている。
この様な大規模災害の発生時には生活基盤を支えるインフラが広範囲で損傷を受け、ライフラインが滞り多くの世帯で断水に陥ることが多く、生活用水を利用できないと飲用・手洗い等、人間として生き延びるのに最低限のものに事欠き、自治体からの補給や避難所までに疲労し、精神面に於いても苦痛を強いられる。
殊に2011年3月11日の東日本大震災では、津波による犠牲死者が多く水害時の防具も必要となる。この様な事を切っ掛けとして各地で防災意識が高まり、飲用水・非常食の備蓄の呼びかけを耳にする機会が多くなったことが挙げられる。
中でもテレビ等のニュースによれば、それぞれの病を持った人の薬の確保がかなり遅れ難しいことも報じられている。この様な背景の下、各種の防災グッズが考案されているが(例えば、特許文献1〜3参照)、この考案された災害キットは、各種の震災等の自然災害のみならず世界各地で頻発している内戦地や難民にも「いざという時の備え又、最小限の命を支えるグッズ」として有用である。
実用新案登録第3205195号公報 実用新案登録第3198889号公報 特開2008−126021号公報
特許文献1のごとく飲用水の充填されたペットボトル及び水害時に備えた防水着等は日常的には段ボール箱又は非常用袋等による保存方法が多く、視界に入った際に見栄えも良いものとはいえず、日常生活の美観性を損ねてしまう。
又、日常的な活用品としては役割・役目が乏しい。
また主だった機能として防災に対処する物品を収容する物は見た目にも無味乾燥であることが多く、又、各家庭に応じた被災時の必要物(必須な品々)を保存することにも便利性に事欠く。
特に避難生活が長期にわたると心的疲労も増し、心的疲労に端を発して新たな病をも患ってしまう可能性もあり、被災者のストレスは想像を絶するものとなり得る。
この様な現状では、支援物資の確保等に焦点が集中し、被災者の求望する物や被災者の身を置く避難生活の環境に関する細やかな工夫までは充分に補われていない状況にある。
本考案は上記の問題を鑑みて考案されたものであり、一人でも多くの人の命を救い、そして被災者として身を置かなければならなくなった時のストレスを緩和し、救援の手が行き渡るまでの精神的かつ円滑に被災者を潤をせるものとして考案された災害対策キットを提供することを目的とする。
〔第1考案〕
そこで上記の課題を解決する為に、本願の第1考案に係る災害対策キットは、
任意の防災用品と、
内容量2l(リットル)ないしは500ml(ミリリットル)の飲用水が充填されたペットボトルと、
前記防災用品ならびに前記ペットボトルを格納する収容箱と、
同収容箱に取外し可能に載積される厚さ5mm(ミリメートル)のプラスチック製平板からなる天板と、から成る災害対策キットであって、

前記収容箱は、
厚さ3mmのプラスチック製薄板を用いて組上げられた大小2つの正方形格子枠を重心が一致するように配置した上で、
これら正方形格子枠の底面に厚さ5mmのプラスチック製平板からなる底板をあてがった構造を有しており、

同収容箱は、
(1)寸法の小さな正方形格子枠の内側に防災用品を格納するとともに、
(2)前記小さな正方形格子枠の外縁部と大きな正方形格子枠の内縁部に挟まれたロの字型空間には、縦横ともに各々同一本数のペットボトルが隙間なく格納され、

当該災害対策キットは、
(1)収容箱の開口部を天板で覆うことにより物品を置くことのできるテーブルないしは置台として使用可能になり、
(2)災害の発生時においては開口部を覆っている天板を取外すことにより、収容箱内部に格納された防災用品の使用と、ペットボトルを開栓することによる飲用水の利用が可能になり、
(3)加えて、飲用水の消費後に空き状態になったペットボトルについては注入口に再び栓を装着して封止することで簡易浮袋として再利用可能になるような構成とした。
上記のペットボトルとしては、内容量2l(リットル)もしくは500ml(ミリリットル)の飲用水が充填されたものを採用できる。
なお大小2つの正方形格子枠11・12(ペットボトル4が格納されるロの字型空間を形成する枠。図4(b)参照)のサイズとしては、各戸に応じて異なるサイズを選定できる。2lのペットボトル4は格子枠11・12の中から自由にいつでも必要な時に取り出すことが出来る(図2)。
また上記の防災用品5とは「災害時の各戸に必要な物品(必須な物品)」のことであり、携帯ラジオ付き懐中電灯等々が挙げられる。
本考案の実施形態に係る災害対策キットの構成を示す模式図であって、天板の開放時であって収容箱にペットボトルを格納していない状態における図である。 本考案の実施形態に係る災害対策キットの構成を示す模式図であって、天板の開放時であって収容箱にペットボトルと格納した状態における図である。 本考案の実施形態に係る災害対策キットの構成を示す模式図であって、天板を乗せた状態における図である。 収容箱を構成する大小2つの正方形格子枠の配置を示す模式図であって、(a)は重心が一致するように配置した状態の図、(b)はペットボトルが格納されるロの字型空間を表す図である。 互いの重心が一致するように配置した大小2つの正方形格子枠に対して、底板をあてがうときの外観斜視図である。 寸法の小さな正方形格子枠の外縁部と大きな正方形格子枠の内縁部に挟まれるロの字型空間に、縦横とも同数本のペットボトルを格納したときの模式図であって、(a)は上方から見たときの平面図、(b)は側方から見たときの断面図である。 飲用水が充填されたペットボトルを示す模式図であって、(a)は開栓していない状態の図、(b)は開栓した状態の図である。 収容箱の底板が一様な流れに置かれたときの模式図である。 収容箱に対して天板を開閉機構により物理的に一体に取付けた変形例の構成を示す模式図である。 収容箱の側壁部をペットボトルにより構成した変形例を示す模式図である。
以下、図1乃至図10を参照して、本考案の災害対策キットについて説明する。
[実施形態]
本考案の実施形態は、日常時には「小物入れ」並びに「テーブル」ないしは居室・台所各所の「物品の置台」として利用でき、災害時にはそのままの状態ですぐさま持ち出すことのできる災害対策キット100(図1)を構成した例である。
本災害対策キット100は同図1に示すように、収容箱1と、天板2と、底板3と、ペットボトル4と、防災用品5とを備えている。
また同キット100は収容箱1にペットボトル4や防災用品5を格納でき(図2)、さらに収容箱1に天板2を乗せて蓋をすることが可能になっている(図3)。
防災用品5は、後述するように災害対策に必要・必須な物品であれば任意のものを選択することができる。
以下、この内容について詳しく説明する。
収容箱1は、大小2つの正方形格子枠11・12に底板3をあてがって塞いだ箱状体である(図5)。
これらの構成要素11〜12・2・3は全て、材質がプラスチックからなる平板を用いて作られている。
本例において正方形格子枠11・12は3mm厚、天板2・底板3は5mm厚とする。なおプラスチック製平板の1mあたりの重量は、3mm厚において500グラム、5mm厚において1キログラムである。
材質としては、廃材(牛乳パック又は段ボール)他にパーティクルボード(木材の小片に合成樹脂接着剤を塗布し加熱圧縮して成形した板)・成形合板(木製の薄い単板を接着剤で貼合わせて型に入れ様々な形状に成形したもの)等を使用することを考慮したものの、いずれも防水性に欠ける為、プラスチック製の軽量で加重に耐えうる材質を選んだ。
その枠組(正方形格子枠11・12)のプラスチック板に壁紙(様々な色合い・色模様の物)を貼ることにより、独自の好みのテーブル及び置台が完成し、日常生活に便利でインテリアとしても楽しむことが出来、災害時はすぐに手近にある本災害対策キット100が役に立つ。
プラスチック板に尽いて見当を重ね厳選した結果、
(1)軽い:中空構造体で、木材やベニヤ・合板・紙類と比べて軽く、製品(災害対策キット100)の軽量化を図るのに適した素材。
(2)丈夫:中重置物を取扱うのに十分な強度を持っている。耐衝撃性も兼ね備えている。
(3)衛生的:水分を吸収しない為腐食せず、紙類や木板で発生する紙粉や木くずが出ることがなく、端面封止処理を施すことでより安全できれいな状態で使用可。
この3つの利点を持つ素材を厳選した。
このプラスチック板の特徴としては、中空構造であること、コロナ放電処理により他素材との貼合が可能であること、熱曲げ加工も可能であり幅広い用途に対応可能であることが挙げられる。
正方形格子枠11・12の枠組は、超音波により熱を発生させ樹脂を溶かして接着する手法(超音波溶着)を用いて成形される。
その枠組(正方形格子枠11・12)のプラスチック板に壁紙(様々な色合い・色模様の物)を貼ることにより独自の好みのテーブル及び置台が完成し、日常生活に便利でインテリアとしても楽しむことができ、災害時はすぐ手近にある本キット100が役立つ。
なお上記の壁紙(図示略)は、表面が防水加工されたものが好ましい。
収容箱1を組立てる際は、まず厚さ3mmのプラスチック製薄板を用いて組上げられた大小2つの正方形格子枠11・12を重心が一致するように配置する(図4(a)参照)。
小さな正方形格子枠12の外縁部O12と大きな正方形格子枠11の内縁部I11に挟まれたロの字型空間(図4(b)の斜線部)には、縦横ともに各々同一本数のペットボトル4が隙間なく格納される(図6(a))。
なお図6(a)・図6(b)の例では縦・横ともにそれぞれ4本ずつのペットボトル4が配置されているが、縦横に配置するペットボトル4の本数は、縦・横両方向の本数が同一でありさえすれば任意の本数を選択できる。
上記図6(a)では10cm四方の正方形断面のペットボトル4を隙間なく詰めることができるよう、縦・横それぞれ40cm四方の収容箱1が用意される。また図6(b)のように、正方形格子枠11・12の高さ(30cm)はペットボトル4の高さと同一に揃えられる。
図6(a)・図6(b)の構成例においては、収容箱1の収容能力(箱の容量)を表す指標として「0.048m」(=0.4m×0.4m×0.3m)の嵩が確保される。
このとき寸法の小さな正方形格子枠12内側の空間(すなわち防災用品5の収容空間)としては「0.012m」(=0.2m×0.2m×0.3m)の容積を確保できる。
また総計12本のペットボトル(内容量2l)が格納される小さな正方形格子枠12の外縁部O12と大きな正方形格子枠11の内縁部I11の間のロの字型空間(図4(b)斜線部)の容積は「0.036m」となる。
図7(a)に示すように個々のペットボトル4には各々、飲用水WTが充填されている。
ペットボトル4の容体41上部には図7(b)のように、注入口43が設けられている。
なお同注入口43は未開栓時において、容体41に充填された飲用水WTが洩れないように栓42により閉栓(密封)されている(図7(a))。
ペットボトル4の断面形状は、ロの字型空間に格納したときの位置ずれを防止する観点より正方形断面が望ましい。
以上説明したように、本実施形態に係る災害対策キットによれば収容箱1に天板2を乗せることにより、テーブル又は居室・台所各所の物品の置台として使用することが可能である(図3)。
また災害対策キット100は、日常的には物入としても機能する(図2)。収納箱1は、プラスチック製の平らなボードで構成されているため形が崩れない。さらに本災害対策キット100は日常生活に溶込んでいるので、非常時にも探す手間なしにそのままの状態ですぐさま持ち出しできる。
なお本災害対策キット100は、災害の発生時においては天板2を取外すことにより(図2)、収容箱1内部に格納された防災用品5を取り出して使用することが可能になる。
水害の恐れのある時は、充填してあるペットボトル4を開栓し(図7(b))、すべての水WTを流出させ閉栓すれば簡易性の浮き袋とし、又津波時に於いてはペットボトル4で囲まれているため(図6(a))漂流物に当ったとしても生身よりは遥かにクッション性があり衝撃の度合いも減少するものとして活用できる。救助の手がくるまで水没することなく浮いていることが可能である。
なお、この浮き袋機能に尽いては、「アルキメデスの原理」に基づく。
水中に存在する体積Vの物体(本例では収容箱1)に作用する静水圧を考える。
水平方向の投影面積は右と左とで等しいので全静水圧の水平成分は打ち消しあって釣り合う。したがって静水圧の鉛直方向の釣り合いのみを考えれば良い。
すなわち水中に沈んだ物体には、同物体が排除した体積Vに相当する水の重量に等しい力を上向きに受けることがわかる。この力は浮力Fと呼ばれる。
次に物体(収容箱1)が水面に浮いている場合を考える。物体に作用する浮力Fは水面下の部分の体積(排水体積と呼ぶ)をV、単位体積あたりの水の密度をρ、重力加速度をgとして、F=ρgVで表される。すなわち物体は排水体積Vに相当する水の重量に等しい浮力を鉛直上向きに受けることがわかる。
次に流れと抵抗についても考慮する。
平板上の一様流れ(流速uを考える)は、平板の壁面においてはその微小な凹凸(目では判別できない程小さい場合を含めて)によってそこでの流速は「0」となる。また粘性の効果によって壁面に近づくほど流速は遅くなる。この様に粘性の効果の及ぶ範囲を境界層と呼んでいる。
次に平板に作用する表面抵抗については、流速uの一様中に置かれた幅B・長さlの平板を考える。この場合、平板に作用する抵抗のうち形状抵抗は無視できるので表面抵抗のみ考えればよい。
表面抵抗FDSは、以下の式で表される。ここでrは壁面剪断応力、Cは表面抵抗係数である。
Figure 0003211741
平板に作用する抵抗を求める。
図8に示すように流速u=20m/sの一様流中に長さl=0.4m、幅B=0.4mの薄い平板(本例の底板3と同一寸法)が流れと平行に置かれている。この時、平板に作用する抵抗の種類と全抵抗Fを求める。
ただし、流体の密度ρをρ=0.999[g/cm]=9.99×10[kg/m]、粘着係数μ=0.011[g/cm・s]とする。
平板の厚さが薄いため形状抵抗は無視できる。よって平板に作用する抵抗は、表面抵抗のみである。
なおレイノルズ数Re1=ul/νは、粘性係数ν=μ/ρ=0.011cm/sより
Figure 0003211741
よって表面抵抗係数C=2.2×10−3となる。したがって全抵抗F(=表面抵抗FDS)は、以下のように算出できる。
Figure 0003211741
なお全抵抗Fの算定式の最後に2を掛けるのは、平板の両面に等しい表面抵抗が作用することを考慮するためである。
以上から算出し、浮き袋としての使用は充分なものと言える。
〔変形例:収容箱に対して、開閉機構により物理的に一体に取付けられた天板〕
上記実施形態の災害対策キット100は図3のごとく収容箱1に天板2を乗せてテーブルないしは置台として使用している際に、横から強い力が加わると収容箱1に載荷された天板2が位置ずれしてしまうおそれがある。
このような事態を未然回避するために、本発明の災害対策キットは収容箱1と天板2を物理的に一体に構成することも可能である。
上記構成を実現するためには、ともに同一寸法からなる収容箱1と天板2の重なり合った1辺の両端部分を「開閉機構20」(例えばヒンジ機構、接着テープ等)により係着する(図9)。
このようにすることで天板2を開閉可能(1辺を軸として回動可能)な状態で収容箱1に取付けることが可能になり、天板2を閉めている間に横方向の強い力が加わったとしても天板2が位置ずれを起こすことがなくなりテーブルもしくは置台機能の安定性を向上できる。
〔変形例:正方形格子枠を持たない収容箱〕
内容量500mlのペットボトル飲用水に関しても同様の事だが、枠組(プラスチック製平板により組上げた正方形格子枠11・12)自体は自在に製作できる。
上記枠組を使わない場合は、ペットボトル4をロの字形の正方形に並べ(図10参照)、不水溶性粘着テープ13で廻りを囲み、同テープ13を巻いてゆくうちに少しずつずれて程よい丸みを帯び、インテリアグッズの小物入れ又学用品入れ、冊子入れとして日常的に活用できる。
これも上記の災害対策キットと同じく装飾を施した壁紙を貼ることにより、さらに接着強度が増し、中は空洞なので愛らしいグッズとして使用可である。
水害時には2lのペットボトル4では幼少の子供や衰弱した年寄りには手を廻してつかまることができず困難であり、水没する可能性がある。水害時、ペットボトル4の底板3は軽く剥がすことが可能なプラスチック製薄板が良い。
日常生活でも軽く持ち運びが容易である。
又500ml飲用水充填のペットボトル4で作った小物入れは病院内の患者のベッド際に置けば、日常時は患者の小物入れ・着替え入れ等として愛らしい型と憩う色合いが殺伐とした病室に癒す和みを与え、非常時には即ぐ装飾紙を破れば飲用水として用いることが出来、看護士等の手を待つ必要もなくなる。
500mlペットボトルは手で持ちやすく、子供でも年寄でもコップなしで飲むことができる点が有利である。上記の非常時用の2lのペットボトル飲用水から小分けすればコップなしでも幼い子供らが簡単に楽に飲むことができる。
災害グッズ(防災用品5)の中には、ラジオ付懐中電灯等、各戸で必須な物を入れる。
一番重要な点は、持病のある人・病気を患っている人達の薬をストックしておくことができることである。
更に乳幼児に関しては、母乳が出ている母親でも災害時はショックと避難所での人目もあり、母乳が出なくなる可能性がある為、備蓄品として粉ミルク・哺乳瓶・離乳食のビン詰め等を備蓄しておくと良い。
季節に応じて着替え・毛布等も入れておくことも可である。
必須条件として、内容量2lのペットボトル4の枠組は正方形を保つこと。何故ならば、正方形は辺の長さが長くても短くても重心は常に対角線上の中心であるからである。又災害グッズ(防災用品5)を入れ持ち運ぶ際にも斜き(傾き)が少ない利点がある。
500mlに関しては正方形として形作るが少々中心がずれても小さいので構わない。愛らしいこともメリットとして加えたい。壁紙自体が防水性がある為、用途は広い。
以上、2l飲用水ペットボトル・500mlのペットボトルで成形した災害対策キットは、自然災害はもとより、内戦地や難民の人達に安心感をもたらし、役に立ち、愛らしい型と壁紙の色彩で心を癒しポジティブな気持ちをもたらす物となりうる。
以上、実施形態を参照して本考案を説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。本考案の構成や詳細には、本考案の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理解し得る各種の変形が可能である。
100 災害対策キット
1 収容箱
11、12 正方形格子枠
13 不水溶性粘着テープ
2 天板
20 開閉機構
3 底板
4 ペットボトル
5 防災用品

Claims (1)

  1. 任意の防災用品と、
    内容量2l(リットル)ないしは500ml(ミリリットル)の飲用水が充填されたペットボトルと、
    前記防災用品ならびに前記ペットボトルを格納する収容箱と、
    同収容箱に取外し可能に載積される厚さ5mm(ミリメートル)のプラスチック製平板からなる天板と、から成る災害対策キットであって、

    前記収容箱は、
    厚さ3mmのプラスチック製薄板を用いて組上げられた大小2つの正方形格子枠を重心が一致するように配置した上で、
    これら正方形格子枠の底面に厚さ5mmのプラスチック製平板からなる底板をあてがった構造を有しており、

    同収容箱は、
    (1)寸法の小さな正方形格子枠の内側に防災用品を格納するとともに、
    (2)前記小さな正方形格子枠の外縁部と大きな正方形格子枠の内縁部に挟まれたロの字型空間には、縦横ともに各々同一本数のペットボトルが隙間なく格納され、

    当該災害対策キットは、
    (1)収容箱の開口部を天板で覆うことにより物品を置くことのできるテーブルないしは置台として使用可能になり、
    (2)災害の発生時においては開口部を覆っている天板を取外すことにより、収容箱内部に格納された防災用品の使用と、ペットボトルを開栓することによる飲用水の利用が可能になり、
    (3)加えて、飲用水の消費後に空き状態になったペットボトルについては注入口に再び栓を装着して封止することで簡易浮袋として再利用可能になる
    ように構成されたことを特徴とする、災害対策キット。
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