JP3211658U - 杖兼用槍 - Google Patents

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Abstract

【課題】携行に便利でありながら、いざというときには獣に対する防御手段となりうる槍を提供する。【解決手段】2本の長尺棒がそれぞれ杖を兼ねるとともに、連結されたときは、獣防御用の槍となる組立式の杖兼用槍であって、一方の長尺棒2の先端に先端部1を有し、他端には内径の大きいパイプ4を外嵌して連結したり、長尺棒同士をカップラーで連結したりする。普段は杖として利用でき、見た目も武器そのものでない、携行に便利な、獣防御用の杖兼用槍を提供できる。本杖兼用槍は、使用時の組み立てが容易で、充分な長さがある。【選択図】図1

Description

本考案は、2本の長尺棒が連結され組み立てられる槍で、それぞれの長尺棒は杖を兼ねる、杖兼用槍に関する。
近年、中山間地域の著しい人口減少や、それに伴うに中山間地域の荒廃、狩猟人口の減少などにより、人間が野生動物へかける圧力が減退し、人間の生活域へクマが出没したり、山菜取りやタケノコ採りの最中に人がクマに襲われる事件が相次いでいる
クマと出会わないためには、山中を歩く際に、鈴やラジオなどを鳴らして人間の存在を知らせることが重要である。不幸にしてクマと遭遇したときは、鉈や、クマよけスプレーで撃退する方法がある。しかしながら、鉈は重い上にある程度の大きさもあって携行に不便であるし、鉈を使おうとすれば相当の至近距離までクマを引きつける必要がある。クマよけスプレーは、重量も軽く、嵩張らず、携行に便利ではあるが、風向によっては、噴射した人自体に、被害を及ぼす可能性がある。
また、狩猟を生業とするマタギは、「タテ」と呼ばれる槍を持って山中に入ったといわれるが(非特許文献1)、槍は長いので携行に不便であるし、その武器としての見た目が一般人に携行を躊躇させると思われる。
秋田県公式サイトのアーカイブ資料、VI マタギ資料館収蔵の用具 195頁、https://www.pref.akita.lg.jp/uploads/public/archive_0000003381_00/siryoukan.pdf
本発明の目的は、携行に便利でありながら、いざというときには獣に対する防御手段となりうる槍を提供することである。
本考案者は、上記目的を達成するために、種々検討の結果、槍を長尺方向に2本に分割して、普段はそれぞれを杖として使用し、いざというときは、杖を連結して組み立て、槍にすることを思いつき、本考案に想到した。すなわち本考案は以下の通りである。
1.2本の長尺棒を連結してなる組立式の杖兼用槍で、各長尺棒はその一端に互いを連結する構成を備え、さらに、少なくとも一の長尺棒は他端に尖端部を有し、各長尺棒はそれぞれ杖を兼ねるとともに、連結されたときは、獣防御用の槍となる組立式の杖兼用槍。
2.一方の長尺棒は側面にストッパーである突出部を有し、他方の長尺棒は一方の長尺棒の直径よりやや大きい内径を有するパイプであって、一方の長尺棒の他端に外嵌されて連結されるとともに、ストッパーにより一定長さ以上は内挿されないように構成された前記1の杖兼用槍。
3.2本の長尺棒の連結がカップラーによりなされる前記1の杖兼用槍。
本考案によれば、普段は杖として利用でき見た目も武器そのものでない、携行に便利な、獣防御用の杖兼用槍を提供することができる。さらに、使用時の組み立てが容易で、杖二本を連結することで十分な長さを持った、杖兼用槍を提供することができる。
一方のパイプに他方のパイプを外嵌させて長尺棒を連結する、杖兼用槍の断面図である。Aは連結しつつある状態、Bは連結前の状態、Cは溶接前の尖端部とパイプを示している。 カップラーで長尺棒を連結する、杖兼用槍の断面図である。Aは連結された状態、Bは連結前の状態である。
以下に、本考案を詳細に説明する。
連結して槍となるそれぞれの長尺棒の長さは、杖として使用したときに適当であればよく、例えば、地面から腰や胸までの長さを想定して100〜160cmであれば好ましい。この場合、連結したときの長さも、200〜320cmとなり、槍として使用するのに十分な長さとなる。長尺棒は、組み立てた時に片尖端となるように、一方の棒のみが尖端部を有していてもよいし、両尖端になるように、両方の棒が尖端部を有していてもよい。
長尺棒の素材に特に制限はないが、ある程度の重量がある例えば鉄を使用してもよい。ある程度の重量のある素材を使えば、クマを突く他に、クマを撲ることに使うのに好都合である。また、槍全体が鉄でできていてもよいが、槍先部分とその他の部分で素材が違っていてもよい。
二本の棒を連結する構成は、どのようなものでも構わないが、突然クマに襲われたときのことを考えて、簡単かつ迅速に組み立てられる構成であることが好ましい。
以下に、連結する構成の例を示して、杖兼用槍について具体的に説明する。
[連結する構成:外嵌型(図1)]
2本のパイプ(2、4)を長尺棒に使い、他方(4)を一方(2)の外径よりやや大きい内径を持つパイプとし、径の大きいパイプ4を小さいパイプ2に外嵌させて、2本の長尺棒を連結する(図1A)。径の小さいパイプは、側面に突出部を設けてストッパー3とし、一定の長さ以上、径の大きいパイプに内挿されないようにする。ストッパーは例えば、径の大きいパイプを短く輪切りにして、これを径の小さいパイプに溶接することで取付けられる。
連結前の各長尺棒(図1B)は、杖として使用できる。
片尖端の槍の場合、径の小さいパイプ2と大きいパイプ4のどちらに尖端部1を設けても構わない。また、尖端部は、例えば、別加工して、後からパイプに嵌め込み溶接することができる(図1C)。この場合、パイプに内挿される柄の部分が長いほど尖端部ははずれにくくなる。
色は、例えば、さび止めと周囲の緑色と区別する目的で白色とすることができる。
山歩きする際に、2本の長尺棒を一人で両手に、あるいは2人で1本ずつ杖として使用する。クマが現れた場合は、ストッパーまで十分に、径の小さいパイプに径の大きいパイプを外嵌する。クマが人間に向かってきたら、クマに向かって槍を突き刺す。この場合はストッパーによって槍が縮まることなく、槍はクマに突き刺さる。突き刺した槍を引き抜く際は、先端を有する長尺棒が、クマに刺さったままとなり得る。
[連結する構成:カップラー型(図2)]
2本の長尺棒(5、6)をカップラー7で接続する。カップラーは、棒やパイプの接続・切り離しを簡単かつ迅速に行うことのできる継手で、通常、プラグ(オス側)9とソケット(メス側)8からなる。2本の長尺棒の一端に、プラグとソケットをそれぞれとりつけて、2本の長尺棒を連結可能にする。使用するカップラーに特に制限はなく、流体用でもエア用のものを使用してもよい。素材も、真ちゅう、鉄、ステンレスなどいずれでもよい。
クマが現れたときは、プラグとソケットを素早く連結させて1本の槍とする。クマが人間に向かってきたら、クマに向かって槍を突き刺す。さらに両端に尖端部をもつ槍であれば、反対側から別のクマが襲ってきても、そのまま、槍を引き抜いてもう一方の尖端部で別のクマを突き刺すことができる。
本発明の杖兼用槍は、携行に便利で、クマなどの獣と遭遇したときに迅速簡単に組み立てられ、獣防御用槍として使用できるので、山菜取りや登山などクマ生息地域を歩く際に有用である。
1.尖端部
2.径の小さいパイプ
3.ストッパー
4.径の大きいパイプ
5.長尺棒1
6.長尺棒2
7.カップラー
8.カップラーのソケット(メス側)
9.カップラーのプラグ(オス側)

Claims (3)

  1. 2本の長尺棒を連結してなる組立式の杖兼用槍で、各長尺棒はその一端に互いを連結する構成を備え、さらに、少なくとも一の長尺棒は他端に尖端部を有し、各長尺棒はそれぞれ杖を兼ねるとともに、連結されたときは、獣防御用の槍となる組立式の杖兼用槍。
  2. 一方の長尺棒は側面にストッパーである突出部を有し、他方の長尺棒は一方の長尺棒の直径よりやや大きい内径を有するパイプであって、一方の長尺棒の他端に外嵌されて連結されるとともに、ストッパーにより一定長さ以上は内挿されないように構成された請求項1の杖兼用槍。
  3. 2本の長尺棒の連結がカップラーによりなされる請求項1の杖兼用槍。
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