JP3211539U - 鼻緒付き履き物 - Google Patents

Abstract

【課題】足への負担を軽減できるとともに、鼻緒により、意匠性を向上させることが可能な履き物を提供する。【解決手段】下面にヒール３１を有するソール３と、ソールの上面側に設けられたアッパー２と、を備える履き物であって、ソールの上面から延びて、アッパーの内部からアッパーの外部に延びて、ソールの底面に環状金具５を介して着脱自在に固定される鼻緒４を備える。【選択図】図１

Description

下面にヒールを有するソールと、ソールの上面側に設けられたアッパーと、を備える履き物に関する。

従来、甲皮と、ヒールを有する靴底とで靴本体が形成されたヒール付き靴であって、靴本体の前部側内部に、足の指間に挿入可能な鼻緒部が設けられているヒール付き靴が提案されている。（特許文献1参照）

特開２０１２−２００３３３号公報

ところで、下駄における鼻緒は、多様なデザインや素材で形成され、履き物全体の意匠性を向上させるものである。
しかしながら、特許文献1のヒール付き靴は、鼻緒が靴本体の内部に設けられているので、鼻緒による意匠性を向上させることができない。

本考案は、足への負担を軽減できるとともに、鼻緒により、意匠性を向上させることが可能な履き物を提供することを目的とする。

下面にヒールを有するソールと、ソールの上面側に設けられたアッパーと、を備える履き物であって、ソールの上面から延びて、アッパーの内部からアッパーの外部に延びて、ソールの底面に着脱自在に固定される鼻緒を備える履き物。

鼻緒は、ソールに固定された先坪と、先坪に中間部分が着脱自在に固定され、両端が後方に延び、ソールの底面側において、互いに着脱自在に連結される横緒と、を有する請求項1に記載に履き物。

本考案によれば、足への負担を軽減できるとともに、鼻緒により、意匠性を向上させることが可能な履き物を提供できる。

本考案の実施形態に係る履き物を斜め後方から見た斜視図である。 本実施形態の履き物の側面図である。 本実施形態の履き物の底面図である。

以下、本考案の実施形態について説明する。

履き物１は、下面にヒール３１を有するソール３と、ソール３の上面側に設けられたアッパー２と、ソール３の上面から延びて、アッパー２の内部からアッパー２の外部に延びて、ソール３の底面に着脱自在に固定される鼻緒４を備える。

鼻緒４は、ソール３に固定された先坪４１と、先坪４１から中間部分が着脱自在に固定され、両端が後方に延び、両端の横緒４２を環状金物５に通し、ソールの底面側において、互いに着脱自在に連結される横緒４２と、を有する。

鼻緒４のデザインは多様で、下駄や草履では履き物のアクセントとしての存在がある。鼻緒４のデザインとして、横緒４２が複数本あるもの、横緒４２の幅が太いもの、細いもの等がある。鼻緒４の素材も、綿、絹、皮製等と種類が豊富である。

本実施形態の履き物１は、洋装の現代の履き物(例えば、ハイヒール等)に、アクセントとして和物の鼻緒４を備えた。そして、履き物１は、アッパー２の外側に横緒４２を延ばし、鼻緒４を用いてデザイン性を高めた。

ところで、昔から下駄や草履は、着物と帯が別々に販売しているように、台と鼻緒４を別々に販売していた。客が好みの台と鼻緒４を選び、下駄屋が台に鼻緒４をすげる。そして、鼻緒４が古くなると、又は、季節の変わり目に新しい鼻緒４に交換をする。ここから、本実施形態の履き物１の鼻緒４もソール３から交換可能な着脱自在とした。

また鼻緒４を有することにより、鼻緒４の先坪４１が足の指間に挿入できることにより、足が履き物の前方側にずれることを阻止でき、それにより、外反母趾を生じることを防ぐことができる。

1 履き物
２ アッパー
３ ソール
３１ ヒール
４ 鼻緒
４１ 先坪
４２ 横緒
５ 環状金具

Claims (2)

1. 下面にヒールを有するソールと、ソールの上面側に設けられたアッパーと、を備える履き物であって、ソールの上面から延びて、アッパーの内部からアッパーの外部に延びて、ソールの底面に着脱自在に固定される鼻緒を備える鼻緒付き履き物。
2. 鼻緒は、ソールに固定された先坪と、先坪に中間部分が着脱自在に固定され、両端が後方に延び、ソールの底面側において、互いに着脱自在に連結される横緒と、を有する請求項1に記載の鼻緒付き履き物。
   

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