JP3210687U - 携帯情報端末保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】スマートフォンその他の携帯情報端末に装着し、携帯情報端末を片手で安定的に保持できる携帯情報端末保持具を提供する。【解決手段】携帯情報端末Kの背面に貼りつける接着部を裏面に有すると共に上面に長孔または溝からなるガイド部11を備えた楕円または帯形状の下部材1と、下部材1の上に設けられ、下部材1と接する面に、ガイド部11に挿入された状態でガイド部11に沿って移動可能な位置調整具を備えた上部材2と、からなることを特徴とする携帯情報端末保持具100を提供する。【選択図】図16
Description
本考案は、スマートフォンその他の携帯情報端末の背面に装着することで、携帯情報端末を片手で安定的に保持でき落下を防止できる携帯情報端末保持具に関する。
スマートフォンやタブレット等の携帯情報端末は、外出先で必要な情報をすばやく取得することができ、また、電話連絡やメール連絡を取るため、外出時も常時持ち歩くことが多い。しかし、戸外で携帯情報端末を使用する場面が多いと、手が滑って、落下させてしまう事故も起こりやすい。携帯情報端末は精密機械であるため、戸外で、硬い地面に落下させてしまった時のダメージは大きい。
そこで、スマートフォンその他の携帯情報端末を、取り落とさないよう、様々な保護具が考案されている。特許文献1のスマホ・ワンハンドラーは、携帯情報端末に、リング状の固定装置を取り付けて、指をリングに通したうえで手で保持するようにして、手から滑り落ちる事故を防止する。また、特許文献2のスマートフォン落下防止バンドのように、スマートフォンに、環状のバンドを装着して、手を通して使用するものもある。
しかし、特許文献1も特許文献2も、携帯情報端末を使用時は、手にしっかり固定できるが、携帯情報端末を使用しない場合は、鞄やポケットに収納する際に、リングやバンドが邪魔になることがある。また、リングやバンドは、携帯情報端末を手に持って使用する際は、大変に便利であるが、スマートホンやタブレット等の携帯情報端末は、手に持たずに、机や床などに載置して使用するほうが便利な場面もあり、机や床に置いた際に、リングやバンドが邪魔になってしまうことも多い。
実用新案登録第3178173号
実用新案登録第3177647号
本考案の目的は、スマートフォンその他の携帯情報端末の背面に装着することで、携帯情報端末を片手で安定的に保持でき落下を防止できるとともに、手に持たず平らな面に載置して立てかけて使用することもできる携帯情報端末保持具を提供することにある。
本考案の携帯情報端末保持具は、長方形または楕円形状であって、携帯情報端末の背面に貼りつける接着部を裏面に有すると共に上面に長孔または溝からなるガイド部を備えた下部材と、前記下部材と略同じ形状であって、前記下部材の上に設けられ、前記下部材と接する面に前記ガイド部に沿って移動可能な位置調整具を備えた上部材と、からなることを特徴とする。
この考案によれば、携帯情報端末の背面に装着することで携帯情報端末を片手で安定的に保持することができる。また、携帯情報端末を使用する際は、上部材をスライドさせてアーチ形状にしたうえで、アーチの中に指を挿入できる形状とするが、携帯情報端末を使用しないときは、上部材を元に戻し、下部材の上に重ねておくようにすれば薄くコンパクトな形状になるため、携帯情報端末を鞄や服のポケットに入れて運搬する際に、邪魔にならない。
また、本考案の携帯情報端末保持具の前記ガイド部には、少なくとも2か所以上、前記位置調整具を所定位置で係止する係止部が設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、携帯情報端末のガイド部に、少なくとも2か所以上、前記位置調整具を所定位置で係止する係止部が設けられていることで、前記係止部のところで上部材に設けられた位置調整具が係止され、上部材のアーチ形状の大きさを調整することができる。したがって、使用者の指の太さ、手の大きさにあわせた携帯情報端末を提供することができる。
また、本考案の携帯情報端末保持具の上部材は、シリコン素材からなることを特徴とする。
この考案によれば、上部材が弾力性あるシリコン素材であることによって、指で軽く押すだけで、上部材がガイド部に沿って移動し、適度な大きさのアーチ形状を簡単に作成することができる。携帯情報端末を使用する際は、上部材を指でスライドさせて上部部材をアーチ形状にして、中に指を挿入して携帯条坊端末を保持すると、片手でも、安定的に携帯条坊端末を保持することができる。
(実施の形態1)
以下、図1から図6を参照し、実施の形態1にかかる携帯情報端末保持具100の形態について説明する。
以下、図1から図6を参照し、実施の形態1にかかる携帯情報端末保持具100の形態について説明する。
図1は、本考案の実施の形態1にかかる携帯情報端末保持具100の斜視図である。図2は、図1に示した携帯情報端末保持具100の右側面図である。図3は、図1に示した携帯情報端末保持具100の上面図である。図4は、図1に示した携帯情報端末保持具100の底面図である。
図1に示すように、本考案の実施の形態1の形態情報端末保持具100は、横長の楕円形状の上部材2の下側に、上部材2と略同じ形状の下部材1が設けられている。携帯情報端末100を、側面から見ると、図2に示すように、上部材2の下に下部材1が設けられ、下部材1の下には接着部13が設けられている。下部材1の厚みは、上部材2と略同じか、すこし厚みがある。上部材1と下部材2は、どちらも、数ミリメートルの厚さであり、下部材2のほうが、上部材1よりも、すこし厚くなっている。上部材1と下部材2は、同じ厚さとしてもよい。右側面視、上部材1は、厚みが0.5ミリメートルから1.5ミリメートルの間であり、下部材2は、上部材1の厚みの1倍から2倍となっている。図2に示すように、上部材2は、上から見ると、横長の楕円形状である。上部材2は、角の丸い長方形や、帯形状としても良い。上部材2はシリコン素材その他の弾性を有する素材からなる。
携帯情報端末保持具100は、底面側から見ると、図4に示すように下部材1の上に接着部13が設けられている。下部材1の接着部13は、携帯情報端末Kに接着するための粘着剤からなる粘着層である。接着部13は、実施の形態1では厚みのある両面テープからなる。接着部13は、粘着シールや両面テープのほか、吸盤等、携帯情報端末に接着可能な部材で構成してもよい。
図5は、図1に示した携帯情報端末保持具100のの構造を説明するための上部材と下部材それぞれの参考上面図である。図6は、図1に示した携帯情報端末保持具100の構造を説明するための上部材と下部材それぞれの参考右側面図である。図7は、図1に示した携帯情報端末保持具100の下部材の構造を説明するための下部材と接着部13それぞれの参考底面図である。図8(a)は、図1に示した携帯情報端末保持具100の右側面図であって、(b)は、上部材をスライドさせた状態を示す右側面図である。
図5に示すように、携帯情報端末100は、上部材2の下に下部材1が設けられているが、下部材1の上面、すなわち、上部材2と接する面には、ガイド部11が設けられている。ガイド部11は、下部材1の長手方向に沿って設けられた細長い長孔であって、中央近傍に、3か所、幅が狭くなっている係止部12が設けられている。ガイド部11は、長孔のほか、細長い溝としてもよい。ガイド部11には、上部材2の位置調整具21が係合しており、位置調整具21は、ガイド部11に沿って、移動可能となっている。ガイド部11は、幅が狭くなっている係止部12が複数設けられている。実施の形態1の携帯情報端末100の下部材1のガイド部11には、中央近傍に3か所の狭窄部12が設けられているが、ガイド部11の幅は、係止部12が1ミリメートルから2ミリメートルの間であり、その他の部分は、係止部12の2倍から3倍、すなわち、2ミリメートルから6ミリメートルの間である。係止部12は、孔の幅が狭くなっていることによって係止する構造のほか、長孔の端に突起を設けて係止するようにした構造も用いることができる。
上部材1と下部材2が接する面であって、上部材を平らに伸ばした際に、ガイド部11の先端にあたる部分には、ガイド部11に係合する大きさの位置調整具21が取り付けられている。位置調整具21は、ガイド部11の幅より大きな直径をもつキノコ形状の突起であり、ガイド部11に係合したまま、ガイド部11に沿って移動可能となっている。
下部材2の一端には、上部材1の取付具22が嵌合して固定される切り欠き部14が設けられている。切り欠き部14は、上部材1の取付具22が嵌合する切り欠きであり、図6に示すように、取付具22を嵌めこんで固定可能である。下部材2と上部材1は、取付具22と切り欠き部14で固定するほか、金具その他の留め具を、下部材2と上部材1に貫通するように留めて固定してもよいし、シリコン素材を接着可能な接着剤等によって接着してもよい。
図7に示すように、下部材1は、上部材2と接する面とは反対面である底面に、接着部13が貼付されている。下部材1の底面であって、ガイド部11の周りには、横長楕円形状に、凹みがあり、凹部15となっている。
図8(a)に示すように、携帯情報端末保持具100は、右側面視、下部材1の上に上部材2が設けられており、平たく薄い形状であるが、上部材2は、シリコン素材等の弾性ある素材であって、一端である取付具22部分を下部材1に固定されているので他端である位置調整具21の上を指でスライドさせると、位置調整具21がガイド部11に沿って移動し、図8(b)に示すように、上部材2が、アーチ形状となる。
図9は、図1に示した携帯情報端末保持具100の下部材1の上面図である。図10は、図1に示した携帯情報端末保持具100の下部材1の接着部13を除いた状態での底面図である。図11(a)は、図10に示した携帯情報端末保持具100の下部材1の接着部13を除いた状態でのA−A断面図であって、(b)は、B−B断面図であって、(c)は、右側面図であって、(d)は、C−C断面図である。図12(a)は、図1に示した携帯情報端末保持具100の下部材1の接着部13の底面図であって、(b)は、上面図である。図13(a)は、図1に示した携帯情報端末保持具100の上部材1をスライドさせた状態を示す斜視図であって、(b)は、図13(a)のD−D断面図である。
図9に示すように、下部材1は、上面視、上部材2と略同じ横長楕円形状であって、長手方向に、ガイド部11が設けられている。下部材1は、プラスチック素材や樹脂等の、ある程度、硬度をもった素材からなる。
図10に示すように、下部材1は、底面視、長手方向に、ガイド部11が設けられ、かつ、ガイド部11の周囲は、横長楕円形状に窪んでおり、凹部15となっている。凹部15は、上部材2の位置調整具15が係合しスライドするために必要なスペースを確保する。
図11(a)から(d)に示すように、下部材1は、中央部分にガイド部11が設けられている。また、下部材1は、断面視、凹部15の部分は、他に比して薄くなっている。
図12(a)に示すように、下部材1の底面に設けられている接着部13は、下部材1に接する面とは反対の面の全面が粘着面13aとなっている。下部材1に接する面は、(b)に示すように、中央部分に一部分、粘着層を有しない非粘着面部位13bを有し、非粘着部位13b以外の部分は、粘着層を有する粘着面13aとなっている。
非粘着部位13bは、下部材1に貼付した際、凹部15に相当する部分に設けられている。下部材1の凹部15と接着部13の非粘着部位13bとで、上部材2の位置調整具21が係合してガイド部11に沿って移動する際に必要なスペースを確保する。
図13(a)及び(b)に示すように、上部材2は、弾性を有する素材からなるので、指で位置調整具21をスライドさせ移動させることで、好みの大きさのアーチを形成することができる。下部材1は、プラスチック素材その他の硬度を有する素材からなり、上部材2の位置を調節することで、上部材2と下部材1の間隙に、使用者の指を挿入するのに最適な空間を作成できる。また、上部材2を、所定の大きさのアーチにすることで、携帯情報端末100を立てて置くことができる。携帯情報端末100を、机などに置いて使用する際は、上部材2で形成するアーチの大きさを変えることで、立てたときに携帯情報端末100が好みの角度になるように調節できる。
次に、図14から図21を示しながら、携帯情報端末保持具100の使用方法について説明する。
図14は、図1に示した携帯情報端末100を、携帯情報端末(スマートフォン)に装着した状態を示す参考上面図である。図15は、図1に示した携帯情報端末100を、携帯情報端末(スマートフォン)に装着して上部材をスライドさせた状態を示す参考上面図である。図16は、図1に示した携帯情報端末100を、携帯情報端末(スマートフォン)に装着して上部材をスライドさせた状態を示す参考斜視図である。図17は、図1に示した携帯情報端末100の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図14に示すように、携帯情報端末保持具100は、スマートフォンその他の携帯情報端末Kの裏面、すなわち、液晶画面が設けられた表面とは反対の面に装着する。携帯情報端末100の下部材1には、携帯情報端末Kに装着するための接着部13が設けられている、接着部13は、粘着テープその他の粘着層からなり、上側に剥離紙等が貼付されている。携帯情報端末保持具100を携帯情報端末Kに装着する際は、まず、接着部13を覆う剥離紙を剥がして接着部13の粘着層を露出させたうえで、携帯情報端末Kに接着させて装着する。
携帯情報端末保持具100を携帯情報端末Kに装着した後、上部材2の先端に指をあてて、嵌合溝11に沿ってスライドさせると、図15に示すように、上部材2をアーチ形状にすることができる。携帯情報端末保持具100は、横長の楕円形状であって、携帯情報端末Kの中央であって、携帯情報端末Kのレンズを塞がない場所に接着すると良い。携帯情報端末保持具100の接着部13は、両面テープ等を使用してもよいし、シール素材を取り付けてもよい。また、粘着層は、貼って剥がせる素材からなる粘着層にすることもできる。さらに、接着部13は、粘着層ではなく、吸盤等の部材を取り付けて、携帯情報端末Kに吸盤で吸着させる形態としてもよい。
図16に示すように、携帯情報端末保持具100は、携帯情報端末Kに装着してもレンズLを塞ぐことがなく、携帯情報端末保持具100を装着したまま、カメラ機能を使用することもできる。また、携帯情報端末保持具100を装着すると、図17に示すように、机等の平らな面に携帯情報端末Kを立てておくこともできるので、携帯情報端末Kを手に持たず、カメラ機能で撮影することも可能となる。自撮りを行ったり、また、平らな面に立てた状態でセルフタイマー機能で撮影することも可能である。携帯情報端末Kを手に持って撮影するよりも、手ブレがなく、綺麗な写真を撮影することができる。
次に、図18から図21を示しながら、携帯情報端末保持具100の使用方法について説明する。図18から図21は、図1に示した携帯情報端末100の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図18に示すように、携帯情報端末保持具100は、未使用時は、上部材2を伸ばした状態にしておく。上部材2を伸ばした状態にすると、薄くなるので、鞄や服のポケットに入れてもかさばらず、携帯しやすい。携帯情報端末保持具100を使用する際は、まず、携帯情報端末Kの液晶画面が設けられた表面を、手で保持する。
次に、図19に示すように、携帯情報端末保持具100の上部材2を手で保持し、上部材2を指で引っ張るようにして、上部材2を嵌合溝11に沿って移動させ、図20に示すように、上部材2で、所定の大きさのアーチを作る。
好みの大きさのアーチが形成できたら、改めて、図21に示すように、携帯情報端末保持具100の上部材2で形成されたアーチに人指し指を挿入し、人差し指以外の指は、携帯情報端末Kをい支えるように持って、携帯情報端末Kを使用する。携帯情報端末保持具100に人差し指を通したうえで、保持することで、携帯情報端末Kの使用時に、なんらかの衝撃が手にかかっても、携帯情報端末Kを取り落としにくい。また、手だけで保持する場合よりも、しっかりと、安定して携帯情報端末Kを保持することができる。
(実施の形態2)
次に、図22から図42を示しながら、携帯情報端末保持具200について説明する。
次に、図22から図42を示しながら、携帯情報端末保持具200について説明する。
図22は、本考案の実施の形態2にかかる携帯情報端末保持具200の斜視図である。図23は、図22に示した携帯情報端末保持具200の右側面図である。図24は、図22に示した携帯情報端末保持具200の上面図である。図25は、図22に示した携帯情報端末保持具200の底面図である。
図22に示すように、本考案の実施の形態2の形態情報端末保持具200は、横長の楕円形状の上部材2の下側に、上部材2と略同じ形状の下部材1が設けられている。携帯情報端末200を、側面から見ると、図23に示すように、上部材2の下に下部材1が設けられ、下部材1の下には接着部13が設けられている。下部材1の厚みは、上部材2と略同じか、すこし厚みがある。上部材1と下部材2は、どちらも、数ミリメートルの厚さであり、下部材2のほうが、上部材1よりも、すこし厚くなっている。上部材1と下部材2は、同じ厚さとしてもよい。右側面視、上部材1は、厚みが0.5ミリメートルから1.5ミリメートルの間であり、下部材2は、上部材1の厚みの1倍から2倍となっている。図24に示すように、上部材2は、上から見ると、横長の楕円形状である。上部材2は、角の丸い長方形や、帯形状としても良い。上部材2はシリコン素材その他の弾性を有する素材からなる。
携帯情報端末保持具200は、底面側から見ると、図25に示すように下部材1の上に、接着部13が設けられている。下部材1の接着部13は、携帯情報端末Kに接着するための粘着剤からなる粘着層である。接着部13は、実施の形態2では厚みのある両面テープからなる。接着部13は、粘着シールや両面テープのほか、吸盤等、携帯情報端末に接着可能な部材で構成してもよい。
図26は、図22に示した携帯情報端末保持具200のの構造を説明するための上部材と下部材それぞれの参考上面図である。図27は、図22に示した携帯情報端末保持具200の構造を説明するための上部材と下部材それぞれの参考右側面図である。図28は、図22に示した携帯情報端末保持具200の下部材の構造を説明するための下部材と接着部13それぞれの参考底面図である。図29(a)は、図22に示した携帯情報端末保持具200の右側面図であって、(b)は、上部材をスライドさせた状態を示す右側面図である。
図26に示すように、携帯情報端末保持具200は、上部材2の下に下部材1が設けられているが、下部材1の上面、すなわち、上部材2と接する面には、ガイド部11が設けられている。下部材1に設けられたガイド部11の形状が携帯情報端末保持具200とは異なる。下部材1に設けられた長孔からなるガイド部11には、長孔の幅の狭くなっている係止部12が、ガイド部11の中央部分に3か所あるほか、ガイド部11の先端部分、切り欠き部14とは反対側の端に、もう1か所設けられている。この先端部分近傍の係止部12によって、上部材2の位置調整具21が、ガイド部11の先端で固定できる。したがって、上部材2を、平らに伸ばした状態で、下部材1と、ぴったり重ねあわせた状態で、固定することができ、携帯情報端末保持具200を、使用しないときは、スリムでコンパクトな状態にしておくことができる。
また、上部材1には、切り欠き部14が設けられているが、実施形態1の携帯情報端末保持具100の切り欠き部14は、長手方向に沿った切り欠き部14であったのに対し、携帯情報端末保持具200の切り欠き部14は、短手方向に沿って設けられている。携帯情報端末保持具200の切り欠き部14は、長手方向に対し垂直に設けられているため、上部材1と下部材2とを、しっかりと固定することができ、上部材1と下部材2を繰り返し開閉しても、取付具22が外れにくい。
上部材1と下部材2が接する面であって、上部材1を平らに伸ばした際に、ガイド部11の先端にあたる部分には、ガイド部11に係合する大きさの位置調整具21が取り付けられている。位置調整具21は、ガイド部11の幅より大きな直径をもつキノコ形状の突起であり、ガイド部11に係合したまま、ガイド部11に沿って移動可能となっている。
下部材2の一端には、上部材1の取付具22が嵌合して固定される切り欠き部14が設けられている。切り欠き部14は、上部材1の取付具22が嵌合する切り欠きであり、図27に示すように、取付具22を嵌めこんで固定可能である。下部材2と上部材1は、取付具22と切り欠き部14で固定するほか、金具その他の留め具を、下部材2と上部材1に貫通するように留めて固定してもよいし、シリコン素材を接着可能な接着剤等によって接着してもよい。
図28に示すように、下部材1は、上部材2と接する面とは反対面である底面に、接着部13が貼付されている。下部材1の底面であって、ガイド部11の周りには、横長楕円形状に、凹みがあり、凹部15となっている。
図29(a)に示すように、携帯情報端末保持具200は、右側面視、下部材1の上に上部材2が設けられており、平たく薄い形状であるが、上部材2は、シリコン素材等の弾性ある素材であって、一端である取付具22部分を下部材1に固定されているので他端である位置調整具21の上を指でスライドさせると、位置調整具21がガイド部11に沿って移動し、図29(b)に示すように、上部材2が、アーチ形状となる。
図30は、図22に示した携帯情報端末保持具200の下部材1の上面図である。図31は、図22に示した携帯情報端末保持具200の下部材1の接着部13を除いた状態での底面図である。図32(a)は、図10に示した携帯情報端末保持具200の下部材1の接着部13を除いた状態でのE−E断面図であって、(b)は、F−F断面図である。図32(c)は、右側面図であって、(d)は、G−G断面図である。図33(a)は、図22に示した携帯情報端末保持具200の下部材1の接着部13の底面図であって、(b)は、上面図である。図34(a)は、図22に示した携帯情報端末保持具200の上部材1をスライドさせた状態を示す斜視図であって、(b)は、図34(a)のH−H断面図である。
図30に示すように、下部材1は、上面視、上部材2と略同じ横長楕円形状であって、長手方向に、ガイド部11が設けられている。下部材1は、プラスチック素材や樹脂等の、ある程度、硬度をもった素材からなる。
図31に示すように、下部材1は、底面視、長手方向に、ガイド部11が設けられ、かつ、ガイド部11の周囲は、横長楕円形状に窪んでおり、凹部15となっている。凹部15は、上部材2の位置調整具15が係合しスライドするために必要なスペースを確保する。
図32(a)から(d)に示すように、下部材1は、中央部分にガイド部11が設けられている。また、下部材1は、断面視、凹部15の部分は、他に比して薄くなっている。
図33(a)に示すように、下部材1の底面に設けられている接着部13は、下部材1に接する面とは反対の面の全面が粘着面13aとなっている。下部材1に接する面は、(b)に示すように、中央部分に一部分、粘着層を有しない非粘着面部位13bを有し、非粘着部位13b以外の部分は、粘着層を有する粘着面13aとなっている。
非粘着部位13bは、下部材1に貼付した際、凹部15に相当する部分に設けられている。下部材1の凹部15と接着部13の非粘着部位13bとで、上部材2の位置調整具21が係合してガイド部に沿って移動する際に必要なスペースを確保する。
図34(a)及び(b)に示すように、上部材2は、弾性を有する素材からなるので、指で位置調整具21をスライドさせ移動させることで、好みの大きさのアーチを形成することができる。下部材1は、プラスチック素材その他の硬度を有する素材からなり、上部材2の位置を調節することで、上部材2と下部材1の間隙に、使用者の指を挿入するのに最適な空間を作成できる。また、上部材2を、所定の大きさのアーチにすることで、携帯情報端末200を立てて置くことができる。携帯情報端末300を、机などに置いて使用する際は、上部材2で形成するアーチの大きさを変えることで、立てたときに携帯情報端末300が好みの角度になるように調節できる。
次に、図35から図42を示しながら、携帯情報端末保持具200の使用方法について説明する。
図35は、図22に示した携帯情報端末保持具200を、携帯情報端末(スマートフォン)に装着した状態を示す参考上面図である。図36は、図22に示した携帯情報端末200を、携帯情報端末(スマートフォン)に装着して上部材をスライドさせた状態を示す参考上面図である。図37は、図22に示した携帯情報端末200を、携帯情報端末(スマートフォン)に装着して上部材をスライドさせた状態を示す参考斜視図である。
図35に示すように、携帯情報端末保持具200は、スマートフォンその他の携帯情報端末Kの裏面、すなわち、液晶画面が設けられた表面とは反対の面に装着する。携帯情報端末200の下部材1には、携帯情報端末Kに装着するための接着部13が設けられている、接着部13は、粘着テープその他の粘着層からなり、上側に剥離紙等が貼付されている。携帯情報端末保持具200を携帯情報端末Kに装着する際は、まず、接着部13を覆う剥離紙を剥がして接着部13の粘着層を露出させたうえで、携帯情報端末Kに接着させて装着する。携帯情報端末保持具200は、未使用時は、上部材2を伸ばした状態にしておく。実施の形態2の携帯情報端末保持具200は、上部材2を伸ばした状態で、下部材1に固定でき、ぴったりと重なった状態になるので、全体にスリムな形状となり、薄いので、鞄や服のポケットに入れてもかさばらず、携帯しやすい。
携帯情報端末保持具200を携帯情報端末Kに装着した後、上部材2の先端に指をあてて、嵌合溝11に沿ってスライドさせると、図36に示すように、上部材2をアーチ形状にすることができる。携帯情報端末保持具200は、横長の楕円形状であって、携帯情報端末Kの中央であって、携帯情報端末Kのレンズを塞がない場所に接着すると良い。携帯情報端末保持具200の接着部13は、両面テープ等を使用してもよいし、シール素材を取り付けてもよい。また、粘着層は、貼って剥がせる素材からなる粘着層にすることもできる。さらに、接着部13は、粘着層ではなく、吸盤等の部材を取り付けて、携帯情報端末Kに吸盤で吸着させる形態としてもよい。
図37に示すように、携帯情報端末保持具200は、携帯情報端末Kに装着してもレンズLを塞ぐことがなく、携帯情報端末保持具200を装着したまま、カメラ機能を使用することもできる。また、携帯情報端末保持具200を装着すると、図17に示すように、机等の平らな面に携帯情報端末Kを立てておくこともできるので、携帯情報端末Kを手に持たず、カメラ機能で撮影することも可能となる。自撮りを行ったり、また、平らな面に立てた状態でセルフタイマー機能で撮影することも可能である。携帯情報端末Kを手に持って撮影するよりも、手ブレがなく、綺麗な写真を撮影することができる。
次に、図39から図42を示しながら、携帯情報端末保持具200の使用方法について説明する。図39から図42は、図22に示した携帯情報端末200の使用方法を説明するための参考斜視図である。
図39に示すように、携帯情報端末保持具200は、未使用時は、上部材2を伸ばした状態にしておく。上部材2を伸ばした状態にすると、薄くなるので、鞄や服のポケットに入れてもかさばらず、携帯しやすい。携帯情報端末保持具200を使用する際は、まず、携帯情報端末Kの液晶画面が設けられた表面を、手で保持する。
次に、図40に示すように、携帯情報端末保持具200の上部材2を手で保持し、上部材2を指で引っ張るようにして、上部材2を嵌合溝11に沿って移動させ、図41に示すように、上部材2で、所定の大きさのアーチを作る。
好みの大きさのアーチが形成できたら、改めて、図42に示すように、携帯情報端末保持具20の上部材2で形成されたアーチに人指し指を挿入し、人差し指以外の指は、携帯情報端末Kをい支えるように持って、携帯情報端末Kを使用する。携帯情報端末保持具200に人差し指を通したうえで、保持することで、携帯情報端末Kの使用時に、なんらかの衝撃が手にかかっても、携帯情報端末Kを取り落としにくい。また、手だけで保持する場合よりも、しっかりと、安定して携帯情報端末Kを保持することができる。
100,200 携帯情報端末保持具
1 下部材
11 ガイド部
12 係止部
13 接着部
13a 粘着面
13b 非粘着部位
14 切り欠き部
15 凹部
2 上部材
21 位置調整具
22 取付具
K 携帯情報端末
L レンズ
H 手
1 下部材
11 ガイド部
12 係止部
13 接着部
13a 粘着面
13b 非粘着部位
14 切り欠き部
15 凹部
2 上部材
21 位置調整具
22 取付具
K 携帯情報端末
L レンズ
H 手
Claims (3)
- 長方形または楕円形状であって、携帯情報端末の背面に貼りつける接着部を裏面に有すると共に上面に長孔または溝からなるガイド部を備えた下部材と、
前記下部材と略同じ形状であって、前記下部材の上に設けられ、前記下部材と接する面に前記ガイド部に沿って移動可能な位置調整具を備えた上部材と、
からなることを特徴とする携帯情報端末保持具。 - 前記ガイド部には、少なくとも2か所以上、前記位置調整具を所定位置で係止する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末保持具。
- 前記上部材は、シリコン素材からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯情報端末保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017001186U JP3210687U (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | 携帯情報端末保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017001186U JP3210687U (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | 携帯情報端末保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3210687U true JP3210687U (ja) | 2017-06-01 |
Family
ID=58794718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017001186U Expired - Fee Related JP3210687U (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | 携帯情報端末保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3210687U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020535679A (ja) * | 2017-09-26 | 2020-12-03 | モモスティック カンパニー リミテッド | スマート端末用フィンガーグリップ |
-
2017
- 2017-03-17 JP JP2017001186U patent/JP3210687U/ja not_active Expired - Fee Related
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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