JP3208583U - コンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具 - Google Patents

コンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具 Download PDF

Info

Publication number
JP3208583U
JP3208583U JP2016005399U JP2016005399U JP3208583U JP 3208583 U JP3208583 U JP 3208583U JP 2016005399 U JP2016005399 U JP 2016005399U JP 2016005399 U JP2016005399 U JP 2016005399U JP 3208583 U JP3208583 U JP 3208583U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning tool
contact lens
lid
prevention function
fall prevention
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016005399U
Other languages
English (en)
Inventor
豊明 小林
豊明 小林
Original Assignee
豊明 小林
豊明 小林
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 豊明 小林, 豊明 小林 filed Critical 豊明 小林
Priority to JP2016005399U priority Critical patent/JP3208583U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3208583U publication Critical patent/JP3208583U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で洗浄中に落下することがないコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具を提供する。【解決手段】内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔21aが形成され、ハードコンタクトレンズ1Rのレンズ保持部をキャップ4ごと収容可能な蓋部21と、蓋部21の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、円筒部から上方に広がるテーパー部23と、を備える。【選択図】図7

Description

本考案は、コンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具に関する。
コンタクトレンズは、ソフトコンタクトレンズ及びハードコンタクトレンズの2種類が挙げられる。
ソフトコンタクトレンズは、ユーザーの黒目より大きなサイズ(平均14mm程度)の含水性素材でできており、柔らかく、付け心地が良く、慣れるまでに時間がかからない。また、ソフトコンタクトレンズは、ハードコンタクトレンズに比べ酸素を通しにくく、乾きや汚れにも弱いので、1日あたり12時間程度しか使用できないとされている。
ソフトコンタクトレンズに対して、ハードコンタクトレンズは、ユーザーの黒目よりやや小さなサイズ(平均8mm程度)の特殊なプラスチック性素材でできているため、硬く、慣れるまで時間がかかる。また、ハードコンタクトレンズは、水分を含んでいないので、乾きにくく、汚れにも強く、ソフトコンタクトレンズに比べて度が出やすいので、強度近視の人でも利用できる。
ここで、度が出やすいとは、度数(D、POWER、SPHと表記されることがある。)の数値(近視の場合はマイナス数値、例えば、−5.00、遠視の場合はプラス数値、例えば、+5.00)の大きいものを製造することが可能であることを意味する。
ソフトコンタクトレンズは、専用の保存液の入った容器に右目用と左目用とが隔離されて浸漬され、装着時には容器からそれぞれユーザーが指で取り出してそのまま目に装着するようになっており、水道水での洗浄は厳禁とされている。それは、ソフトコンタクトレンズの塩分による浸透圧により水道水中の水分を吸収しふやけてしまうためである。
ソフトコンタクトレンズに対して、ハードコンタクトレンズは、専用の洗浄保存液の入った容器に浸漬し、装着時にはユーザーが容器ごとレンズを水道水で洗浄した後、ユーザーの指で目に装着しなければならない。
図1(a)は、近視用のハードコンタクトレンズの正面図であり、図1(b)は、図1(a)のIb−Ib線断面図であり、図1(c)は、図1(a)に示したハ
ードコンタクトレンズの一対を収容するレンズケースの拡散分解図の一例であり、図1(d)は図1(a)に示したハードコンタクトレンズの一対を収容したレンズケースの外観斜視図である。
図1(a)、(b)に示すハードコンタクトレンズ1は、プラスチックからなる凹メニスカスレンズである。右目用のハードコンタクトレンズ1Rと左目用のハードコンタクトレンズ1Lとが示されている。通常、右目と左目とは近視度(もしくは遠視度)や眼球のカーブの形状が異なっているためである。このため、左右区別するためキャップ4、5の表面に右目用を示す「R」と左目用を示す「L」とがエンボス加工されている。
図1(c)に示すレンズケース2は、透明プラスチックからなり、両側に雄ネジが形成されたケース本体3と、内周壁に雄ネジに螺合する雌ネジが形成され、ケース本体3の両側にネジ込み可能なキャップ4、5を有する。両キャップ4、5の内側にはハードコンタクトレンズ1R(右目用)、1L(左目用)をそれぞれ収容するレンズ保持部6、7がそれぞれ装着されている。ケース本体3内には、右目用の収容部と左目用の周凹部とを離隔するため、中央に隔壁3Cが形成されている。
図1(d)に示すようにハードコンタクトレンズ1R、1Lがそれぞれレンズ保持部6、7に保持された状態のキャップ4、5がケース本体3に螺合される。尚、ユーザーの就寝前にはユーザーの目から取り外されたコンタクトレンズ1R、1Lが洗浄保存液ごとケース本体3内に収容されるようになっている。
図2は、ユーザーUがハードコンタクトレンズ1Rをレンズ保持部6ごと水道水で洗浄保存液を洗い流す状態を示す図である。
洗面ボール10に、排水口11を覆うようにして円形もしくは楕円形の装着用マット12が配置されている。装着用マット12は、ハードコンタクトレンズ1R(1L)の流出を防止するためである。
装着用マット12は、例えば、楕円形状のゴム板にハードコンタクトレンズ1R(1L)の外径より小さい複数(図では39個であるが限定されない。)の貫通孔12aが形成されたものである。ユーザーUは、この装着用マット12を用いて、蛇口13からの水道水で洗浄するようになっている。ハードコンタクトレンズ1Lの洗浄の場合も同様である。
しかしながら、蛇口13からの水道水の水圧が高かったり、ハードコンタクトレンズ1R(1L)がレンズ保持部6(7)からずれていたりした場合等には、図3に示されるようにハードコンタクトレンズ1Rがレンズ保持部4から外れて、洗面ボール10内に落下したり、装着用マット12で跳ね返って洗面ボール10から床に落下したりすることがある。
通常、ハードコンタクト装着時は、ユーザーUは予め眼鏡を外した状態、すなわち、裸眼状態となっており、近視もしくは遠視の状態で洗面ボール10内を探すのは面倒であり、特に床面に落下したハードコンタクトレンズ1R(1L)を探すのは困難である。
尚、図3は、レンズ保持部6からハードコンタクトレンズ1Rが外れた状態を示す図である。
かかる問題点の解決を図った例として、特許文献1がある。
公開実用新案昭62−76321号公報
特許文献1に記載の発明は、コンタクトレンズ洗浄具に関するものであり、具体的には、任意形状の筐体下部に段差を設けて胴部を形成し、その下部に外側が円形、中空の筐体を設け、胴部に網状体を設けたものである。
しかしながら、特許文献1に記載の考案は、レンズケースからハードコンタクトレンズごとレンズホルダーを外し、筐体の雄ネジとレンズホルダーの雌ネジとを合わせてレンズホルダーを回して取付けなければならず煩わしく、取付け途中で紛失するおそれがある。
また、特許文献1に記載の考案は、筐体に網状体が形成されているため、筐体に蛇口から水を注ぐと、網状体からの水が洗面ボールに当たって跳ね返るという問題がある。さらに筐体に網状体を形成する加工と、レンズホルダーの雌ネジに螺合可能な雄ネジを形成する加工が必要であり、その分コストがかかるという問題も同時に発生していた。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で洗浄中に落下することがないコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具の提供を目的とする。
かかる目的を達成するために、本考案の請求項1に係る考案は、内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔が形成され、ハードコンタクトレンズのレンズ保持部をキャップごと収容可能な蓋部と、前記蓋部の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部から上方に広がるテーパー部と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る考案は、内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔が形成され、ハードコンタクトレンズのレンズ保持部をキャップごと収容可能な蓋部と、前記蓋部の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部から上方に広がるテーパー部と、を有する第一の洗浄具本体と、内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔が形成され、ハードコンタクトレンズのレンズ保持部をキャップごと収容可能な蓋部と、前記蓋部の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部から上方に広がるテーパー部と、を有する第二の洗浄具本体と、を並列接続したことを特徴とする。
請求項3に係る考案は、内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔が形成され、ハードコンタクトレンズのレンズ保持部をキャップごと収容可能な蓋部と、前記蓋部の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部から上方に広がるテーパー部と、を有する第一の洗浄具本体と、内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔が形成され、ハードコンタクトレンズのレンズ保持部をキャップごと収容可能な蓋部と、前記蓋部の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部から上方に広がるテーパー部と、を有する第二の洗浄具本体と、前記第一の洗浄具本体と前記第二の洗浄具本体とを連結する断面半円形状の連結部と、前記第一の洗浄具本体、前記第二の洗浄具本体、及び前記連結部を覆う、長円形状の開口部を有する断面半円形状のカバーと、前記カバーの上端に設けられ前記ハードコンタクトレンズの外径より小さい複数の貫通孔を有する注水口と、を備えたことを特徴とする。
請求項4に係る考案は、上記構成に加え、前記蓋部と、前記円筒部とが一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る考案は、上記構成に加え、前記貫通孔の内径は1.0mm〜1.5mmの範囲であることを特徴とする。
本考案によれば、簡単な構成で洗浄中に落下することがないコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具の提供が可能となる。
(a)は、近視用のハードコンタクトレンズの正面図であり、(b)は、(a)のIb−Ib線断面図であり、(c)は、(a)に示したハードコンタクトレンズの一対を収容するレンズケースの拡散分解図の一例であり、(d)は(a)に示したハードコンタクトレンズの一対を収容したレンズケースの外観斜視図である。 ユーザーUがハードコンタクトレンズ1Rをレンズ保持部6ごと水道水で洗浄保存液を洗い流す状態を示す図である。 レンズ保持部6からハードコンタクトレンズ1Rが外れた状態を示す図である。 (a)は、本考案の一実施の形態に係るコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具の平面図であり、(b)は、(a)の側面片断面図であり、(c)は、(a)の外観斜視図である。 ユーザーの右指FRでレンズケース2からキャップ4を外してコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20に収容させる様子を示す説明図である。 図5に示したコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20の透視図である。 ユーザーUがコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20を用いてハードコンタクトレンズ1Rをキャップ4ごと洗浄する状態を示す図である。 本考案の他の実施の形態に係るコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具30の外観斜視図である。 図8に示したコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具30の作用についての説明図である。 本考案の他の実施の形態に係るコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具のカバーが開いているときの外観斜視図である。 図10に示したコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具のカバーが閉じているときの外観斜視図である。 (a)〜(f)は、図11に示したコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具のカバーを開閉するときのXII−XII線断面図である。
[実施形態1]
<構成>
本考案の一実施の形態に係るコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具の構成について述べる。
図4(a)は、本考案の一実施の形態に係るコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具の平面図であり、図4(b)は、図4(a)の側面片断面図であり、図4(c)は、図4(a)の外観斜視図である。
コンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20は、蓋部21と、円筒部22と、テーパー部23と、を有するほぼ漏斗状の器具である。
蓋部21の底面には複数(図では17個であるが限定されない。)の貫通孔21aが形成されており、蓋部21の内周壁には雌ネジ21tが形成されている。蓋部21の内径はハードコンタクトレンズ1R、1L用のレンズケース2(図1参照。)に用いられるキャップ4、5の外径より大きく、かつ蓋部21内でレンズ保持部6、7を装着した状態のキャップ4、5が傾斜しても横転しない程度の大きさが必要である。これは洗浄後のキャップ4、5を取り出しやすくするためである。貫通孔21aの内径は1.0mm〜1.5mmの範囲内に形成されている。蓋部21の材質は例えば、ポリエチレンが挙げられるが、他の種類の樹脂や金属(例えば、アルミニウム、銅、ステンレス、真鍮その他の合金)であってもよい。
円筒部22は、外周壁に蓋部21の雌ネジ21tと螺合可能な雄ネジ22tが形成された円筒状の部材である。円筒部22の内径及び長さは、レンズ保持部6、7を装着した状態のキャップ4、5が傾斜しても横転しない程度の大きさであればよい。
円筒部22は、上方に開口が形成されたテーパー部23と一体的に形成されている。
テーパー部23の形状は、ほぼ回転放物面体状に形成されているが、本考案はこれに限定されるものではなく、円錐状、楕円錐状、多角錐状のいずれであってもよい。テーパー部23の内径及び深さは、ユーザーの指で内部に収容されたレンズケース2を取り出すことができる程度であればよい。
円筒部22及びテーパー部23の材質は例えば、ポリエチレンテレフタレートが挙げられるが、本考案はこれに限定されるものではなく、他の種類の樹脂や金属(例えば、アルミニウム、銅、ステンレス、真鍮その他の合金)であってもよい。
<作用>
本考案のコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具の作用について図5〜図7を参照して述べる。
図5は、ユーザーの右指FRでレンズケース2からキャップ4を外してコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20に収容させる様子を示す説明図である。
図5に示すように、例えば左指FLでレンズケース2を鉛直になるように保持したまま、右指FRで一方(この場合、上側)のキャップ4を外す。左指FRでコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20を保持し、右指FRでレンズ保持部6が上向きになるようにして、キャップ4をコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20の蓋部21内に置く。
図6は、図5に示したコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20の透視図である。
図6に示すようにキャップ4はレンズ保持部6が上になるように蓋部21内に収容されている。このような状態になることにより、キャップ4の外周面と蓋部21の内周面との間に水道水の流路となる隙間が形成される。
図7は、ユーザーUがコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20を用いてハードコンタクトレンズ1Rをキャップ4ごと洗浄する状態を示す図である。
ユーザーUがキャップ4を収容したコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20を洗面ボール10上の蛇口13の下に位置するようにして、蛇口13から水道水を出すと、水道水はテーパー部23に入り、レンズ1R、キャップ4、及び貫通孔21aを通って装着用マット12に当たり、貫通孔12aを通過して排水口11から洗浄後の水道水が排出される。
このとき、テーパー部23内の水道水の水位は、テーパー部23の開口部より高くならないようにテーパー部23の蓋部21の底面から開口部までの高さが設定されている。
ここで、蛇口13からの水道水の水圧が高くなって、レンズ1Rがキャップ4のレンズ保持部6(図1参照。)から外れてもレンズ1Rはコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20内の水道水内を漂うだけであり、洗面ボール10内に落下することはない。
したがって、ユーザーUは安心してコンタクトレンズ1R(1L)を洗浄することができる。
洗浄後は、水道水を止めてコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具20内のレンズ1Rをキャップ4ごと指で取り出して目に装着すればよい。
[実施形態2]
<構成>
図8は、本考案の他の実施の形態に係るコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具30の外観斜視図である。
図4に示した実施の形態との相違点は、第一の洗浄具本体20Rと第二の洗浄具本体20Lとを2個並列接続した点である。
第一の洗浄具本体20Rは、内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔21Raが形成され、ハードコンタクトレンズ1Rのレンズ保持部6をキャップ4ごと収容可能な蓋部21Rと、蓋部21Rの雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部22Rと、円筒部22Rから上方に広がるテーパー部23Rと、を有する。
第二の洗浄具本体20Lは、内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔21Laが形成され、ハードコンタクトレンズ1Lのレンズ保持部7をキャップ5ごと収容可能な蓋部21Lと、蓋部21Lの雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部22Lと、円筒部22Lから上方に広がるテーパー部23Lと、を有する。
30aは並列接続部であり、並列接続部30aとしては、例えば、加熱による溶融樹脂を塗布し、冷却させて固化することによる溶着、高周波溶着装置による溶着、接着剤による接着、コの字形状金具(例えば、アルミニウム、ステンレス、真鍮等の金属からなる金具)のカシメによる圧着接続、リベット圧着、ボルトナット接続等により実現される。
第一の洗浄具及び第二の洗浄部の材質は実施形態1と同様のため、説明を省略する。
<作用>
図9は、図8に示したコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具30の作用についての説明図である。
図9に示すコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具30は、第一の洗浄具本体20Rと第二の洗浄具本体20Lとを並列接続したため、ハードコンタクトレンズ1R、1Lを同時に洗浄することができる。
第一の洗浄具本体20Rもしくは第二の洗浄具本体20Lの何れか一方をユーザーUのいずれかの指Fで持ち、第一もしくは第二の何れかの洗浄具本体20R、20Lに蛇口13から水道水を注ぐと、ハードコンタクトレンズ1R、1Lのいずれかを洗浄することができる。水道水は第一、第二のいずれの洗浄具本体20R、20Lに溜まることはないのでコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具30の重量は、使用前後においてほぼ乾燥重量のままであり、並列接続部30aへの応力の増加はほとんどない。このため水道水の注入により破損することはない。
[実施形態3]
図10は、本考案の他の実施の形態に係るコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具のカバーが開いているときの外観斜視図である。
図10に示した実施の形態と図8に示した実施の形態との相違点は、テーパー部を断面半円形状の連結部で接続し、コンタクトレンズの外径より小さい複数の貫通孔36aが形成された注水口36を有するカバーを設けた点である。
図10に示すコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具40は、洗浄具本体31と、洗浄具本体31を覆うカバー32と、を有し、頂部には注水口36が形成されている。
洗浄具本体31は、図8に示した第一の洗浄具本体20Rと第二の洗浄具本体20Lとを断面半円形状の連結部33で接続したものであり、長円形の開口部を有する。
洗浄具本体31の開口部の円頂部付近には例えば断面半楕円形状の保持部34が固定されており、連結部33の外周部には可撓性の樹脂からなる爪付きバンド50が固定されている。
カバー32の長円形の開口部には段差が形成されており、洗浄具本体31に閉じたときのズレを防止する効果がある。
カバー32の爪付きバンド50の先端部付近には爪付きバンド50の先端部が貫通可能な貫通孔が形成された保持部材51が固定されている。
図11は、図10に示したコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具のカバーが閉じているときの外観斜視図である。
カバー32が洗浄具本体31を接続手段により取り外し自在に覆うようになっている。すなわち、爪付きバンド50の両先端部が保持部材51に保持されるようになっている。
図12(a)〜(f)は、図11に示した図10に示したコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具のカバーを開閉するときのXII−XII線断面図である。
図12(a)は、洗浄具本体31にカバー32を矢印P1方向に閉じる直前の状態を示す図である。すなわち、カバー32に固定された保持部材51の貫通孔51aに連結部33の爪付きバンド50の先端が挿入される直前の状態が示されている。
図12(b)は、接続手段としての爪付きバンド50の先端部が保持部材51の貫通孔51aに爪50aが折りたたまれた状態で矢印P2方向に挿入されている状態が示されている。爪50aが折りたたまれることにより貫通孔51aを通過可能となっている。
図12(c)は、爪付きバンド50が爪50aごと保持部材51の貫通孔51aを通過して、爪50aが元の状態に復元した状態を示している。この爪50aの復元により爪付きバンド50は保持部材51にロックされ、カバー32が連結部33を覆った状態でロックされたことになる。このような状態でカバー32の注水口36から水道水を注水しても、カバー32と洗浄具本体31とは連結した状態となっており、注水口36にはハードコンタクトレンズ1L、1Rの外径より小さい貫通孔36aが形成されているので、水道水での洗浄中にハードコンタクトレンズ1L、1Rがレンズ保持部6、7から外れたとしても外部に落下することはない。
図12(d)は、ユーザーが爪50aを矢印P3方向に押すことにより爪50aが爪付きバンド50に密着し、カバー32を矢印P4方向に引き上げることで爪付きバンド50の先端部が保持部材51の貫通孔51aを通過可能となる。
図12(e)は、爪付きバンド50の爪50aを折り畳んだ状態でカバー32を矢印P4方向に引き上げる途中の状態を示している。
図12(f)は、カバー32を矢印P5方向に引き上げることでカバー32と連結部33、すなわち洗浄具本体31が離れる状態を示している。
尚、カバー32と洗浄具本体31との連結は上述した実施の形態に限定されるものではない。
以上において、本実施形態によれば、簡単な構成で洗浄中に落下することがないコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具の提供を実現することができる。
なお、上記実施形態は、本考案における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本考案の技術範囲は、特に本考案を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。また、上記実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、上記実施形態の記載をもって、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の内容を限定するものではない。
例えば、上述した実施の形態では、蓋部と円筒部とが別体の場合で説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、一体化されていてもよい。すなわち、蓋部、円筒部、及びテーパー部をブロー成形によって形成してもよい。
1、1R、1L ハードコンタクトレンズ
2 レンズケース
3 ケース本体
3C 隔壁
4、5 キャップ
6、7 レンズ保持部
10 洗面ボール
11 排水口
12 装着用マット
12a 貫通孔
13 蛇口
20、30 コンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具
20R 第一の洗浄具本体
20L 第二の洗浄具本体
21、21R、21L 蓋部
22、22R、22L 円筒部
23、23R、23L テーパー部
30a 並列接続部
50 爪付きバンド
50a 爪
51 保持部材
51a 貫通孔

Claims (6)

  1. 内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔が形成され、ハードコンタクトレンズのレンズ保持部をキャップごと収容可能な蓋部と、前記蓋部の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部から上方に広がるテーパー部と、を備えたことを特徴とするコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具。
  2. 内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔が形成され、ハードコンタクトレンズのレンズ保持部をキャップごと収容可能な蓋部と、前記蓋部の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部から上方に広がるテーパー部と、を有する第一の洗浄具本体と、
    内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔が形成され、ハードコンタクトレンズのレンズ保持部をキャップごと収容可能な蓋部と、前記蓋部の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部から上方に広がるテーパー部と、を有する第二の洗浄具本体と、
    を並列接続したことを特徴とするコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具。
  3. 内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔が形成され、ハードコンタクトレンズのレンズ保持部をキャップごと収容可能な蓋部と、前記蓋部の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部から上方に広がるテーパー部と、を有する第一の洗浄具本体と、
    内周壁に雌ネジが形成され、底部に複数の貫通孔が形成され、ハードコンタクトレンズのレンズ保持部をキャップごと収容可能な蓋部と、前記蓋部の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部から上方に広がるテーパー部と、を有する第二の洗浄具本体と、
    前記第一の洗浄具本体と前記第二の洗浄具本体とを連結する断面半円形状の連結部と、
    前記第一の洗浄具本体、前記第二の洗浄具本体、及び前記連結部を覆う、長円形状の開口部を有する断面半円形状のカバーと、
    前記カバーの上端に設けられ前記ハードコンタクトレンズの外径より小さい複数の貫通孔を有する注水口と、
    を備えたことを特徴とするコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具。
  4. 前記カバーと前記連結部を接続する接続手段を有することを特徴とする請求項3記載のコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具。
  5. 前記蓋部と、前記円筒部とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項記載のコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具。
  6. 前記貫通孔の内径は1.0mm〜1.5mmの範囲であることを特徴とする請求項1から5の何れか一項記載のコンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具。
JP2016005399U 2016-11-09 2016-11-09 コンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具 Expired - Fee Related JP3208583U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005399U JP3208583U (ja) 2016-11-09 2016-11-09 コンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005399U JP3208583U (ja) 2016-11-09 2016-11-09 コンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3208583U true JP3208583U (ja) 2017-01-26

Family

ID=57881802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016005399U Expired - Fee Related JP3208583U (ja) 2016-11-09 2016-11-09 コンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3208583U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6868963B2 (en) Contact lens cleaning and storage case with contaminant separation
RU2008130507A (ru) Водяной контейнер и пылесос, имеющий такой контейнер
JP4688237B1 (ja) 飲料ボトル用開口アタッチメント及びそれを用いた飲料ボトル
JP3208583U (ja) コンタクトレンズ落下防止機能付き洗浄具
US4752035A (en) Disposal guard
KR20210088864A (ko) 장기보관이 용이한 자동 렌즈 세척기
JP4203935B2 (ja) 洗眼容器
KR200436933Y1 (ko) 구강 폐액 회수용기
KR200461043Y1 (ko) 세척이 용이한 물통
CN209907500U (zh) 排水管清洁剂供给装置
KR200436744Y1 (ko) 프라스틱세척여과용기
JP3112854U (ja) 鼻腔内洗浄用コップ
KR20100008203U (ko) 원터치 개폐형 보조캡을 구비하는 콘택트렌즈 보존액 포장용기
KR101892473B1 (ko) 계류화 보관 장치
CN211324388U (zh) 茶滤杯
JP2002212995A (ja) トイレ洗浄装置
JP4707357B2 (ja) 洗眼容器
KR200313341Y1 (ko) 자동유출 변기세정액 장치
KR200337208Y1 (ko) 양면 프라이팬
JP6257875B1 (ja) 内視鏡リプロセッサ
KR200329788Y1 (ko) 청소구가 형성된 좌변기
JP4529290B2 (ja) トイレ装置
JP3158007U (ja) 排水部洗浄用キャップ
RU2383294C1 (ru) Устройство для облицовки емкости
KR200356861Y1 (ko) 세숫대야

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3208583

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees