JP3208414U - 観賞用水槽 - Google Patents

Abstract

【課題】木、石、貝殻、サンゴ等の自然物と、水槽を組み合わせた鑑賞用水槽を提供する。【解決手段】観賞用水槽１は、自然物２と、前記自然物の略形状に合わせた凹部４を有する水槽３からなるものである。自然物２は、木、石、貝殻およびサンゴからなる自然物の１種以上であり、木が好ましく、流木がより好ましい。また、自然物２の接地面は水槽３と組み合わせて観賞用水槽１とした際に安定であれば特に加工しなくてもよいが、不安定であれば自然物２の接地面は平らに加工しておく。【選択図】図１

Description

本考案は、木、石、貝殻、サンゴ等の自然物と、水槽とを組み合わせた観賞用の水槽に関するものである。

これまで観賞用の水槽としては、水槽の内部に自然環境等を再現するために、木、石、貝殻、サンゴ等の自然物を水槽内に設置することが行われていた。また、自然物ではなく、装飾用の造形物を水槽内に設置することも行われている（特許文献１参照）。

実用新案登録第３１０９５９２号

しかし、上記自然物や装飾物を水槽内に設置すると水質に影響を及ぼしたり、コケ等が付着して汚くなることが多い。そのため、自然物を上手に水槽と組み合わせ、上記問題が生じないものを開発することを課題とした。

本考案は、自然物を水槽の中に入れるのではなく、木、石、貝殻およびサンゴからなる自然物の１種以上と、前記自然物の形状に合わせて凹部を作製した水槽とを組み合わせることにより、上記課題を解決している。

すなわち本考案は、木、石、貝殻およびサンゴからなる自然物の１種以上と、前記自然物の形状に合わせて凹部を作製した水槽とを組み合わせたことを特徴とする観賞用水槽である。

本考案は、自然物を上手に水槽と組み合わせることにより、自然物や装飾物を水槽内に設置した場合の、水質に影響を及ぼしたり、コケ等が付着して汚くなることなどの問題が生じることがない。また、水槽に自然物の凹部を有することから、その凹部を透して自然物が透けて見えたり、凹部の形状が光を乱反射して水槽の中が独特の雰囲気となるため、インテリアとして好ましい。

本考案を具体化した図面である。 本考案の一実施例を示す写真である。

以下、本考案を具体化した図面を参照しながら詳細に説明する。観賞用水槽１は、図１に示すように観賞用水槽１は、自然物２と、前記自然物の略形状に合わせた凹部４を有する水槽３からなるものである。

自然物２は、木、石、貝殻およびサンゴからなる自然物の１種以上であり、木が好ましく、流木がより好ましい。また、上記自然物２の接地面は水槽３と組み合わせて観賞用水槽１とした際に安定であれば特に加工しなくてもよいが、不安定であれば自然物２の接地面は平らに加工しておくことが好ましい。

水槽３は、前記自然物の略形状に合わせた凹部４を有する。水槽３の原料としては、樹脂、ガラス等が挙げられ、好ましくはガラスである。また、水槽３の原料は、透明または半透明が好ましい。この原料を用いて水槽３を成型する際に、原料が溶融状態または半溶融状態の時に上記自然物に押し当て、水槽３の全部、好ましくは一部分に、自然物の略形状の全部、好ましくは自然物の一部分の略形状に該当する凹部４を作製する。

上記した自然物２に、水槽３の凹部４をはめ込み観賞用水槽１とする。この観賞用水槽１において自然物２と水槽３の両方が接地していても構わないが、自然物２が接地し、水槽３は接地しないことが好ましい。

観賞用水槽１には、自然物２に水槽３が複数配置されてもよい。

実施例１
流木（３０ｃｍ×１０ｃｍ）の下半分を接地面とするため、平らに加工した。この流木の非接地面の一部に、２０ｃｍ程度の球形にした吹きガラスを熱い状態で押しつけた後、冷却し、ガラスに流木の非接地面の略形状の凹部を形成した。吹きガラスの上部を切り取り、流木の非接地面の略形状の凹部を有する水槽を作製した。流木にこの水槽の凹部をはめ込み観賞用水槽を作製した（図２）。この観賞用水槽は流木が土台となっているため、水槽は接地していない。

１ 観賞用水槽
２ 自然物
３ 水槽
４ 自然物の略形状に合わせた凹部
５ 接地面

Claims (5)

1. 木、石、貝殻およびサンゴからなる自然物の１種以上と、前記自然物の略形状に合わせた凹部を有する水槽とを組み合わせたことを特徴とする観賞用水槽。
2. 自然物が接地し、水槽は接地しないものである請求項１記載の観賞用水槽。
3. 凹部が、自然物の一部分の略形状である請求項１または２記載の観賞用水槽。
4. 凹部が、水槽の一部分である請求項１〜３の何れかに記載の観賞用水槽。
5. 水槽がガラス製である請求項１〜４の何れかに記載の観賞用水槽。

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