JP3207836U - 移動対応型通し穴付印版収納レール - Google Patents

Abstract

【課題】簡易に持ち手ベルト等の装着が可能となり、印版が収納レールに挿入され安定した状態での移動が確保される印版収納レールを提供する。【解決手段】印版収納レール上部に鶏冠状の突起板Ｆを設けその突起板に持ち手ベルト装着のための通し穴Ｇを施す。【選択図】図３

Description

本考案は、段ボール印刷等に使用する、印版の収納レールに関するものである。

段ボールの印刷には、樹脂版が多く用いられ一般的にそれらの版は整版キャリアシートに貼り込まれ、印版保管ラックの収納レールに挿入し、キャリアシートの止め棒で落下しない様に吊るして保管されている。（図１）
印版総重量は２色１点で２ｋｇ〜５ｋｇが一般的でかなり重いものである。
印版保管場所から印刷機までの移動は、収納レールからキャリアシートを引き出して止め棒に指を掛けたり、キャリアシートを丸めたりして移動している。（図２）

これらの印版移動方法ではキャリアシートが不安定で歪な形状になり易く、フイルムの破断、版の変形や損傷、止め棒とフイルムシートが剥がれる等の印版等破損事故が後を絶たず、効率的な工場運営の妨げとなっている。
又、女性や高齢作業者にとっても重労働作業となっている等、部分的な作業ではあるが幾多の課題が存在している。

課題を解決する為の手段

この課題を解決する為、請求項１の考案は印版収納レールの上部に鶏冠状の突起板を設けその突起板に通し穴を施す事で、簡易に持ち手ベルト等の装着が可能となり印版が収納レールに挿入され安定した状態での移動を確保し、当該課題を解決する。（図３、図４）

考案の効果

本考案の、収納レールの上部に通し穴を施す事により、持ち手具が容易に装着可能になり、
１．安定した印版移動が確保され印版等の損傷事故が抑制される。
２．複数の印版移動の同時作業が可能になる。
３．印版移動作業の省力化に繋がる。
４．高齢者や女性の印版担当業務が可能になる。
等、工場運営の効率化に寄与する。

考案を実施する為の最良の形態

本考案に係る請求項１は押し出し成型でレール上部に鶏冠状の突起板を設け、その突起板に通し穴を施す。（図３）
材質は、硬質プラスチック又は、アルミニウム製が望ましい。

印版保管ラックの状態である。 （１）手で持ち運ぶ印版移動の状態である。（２）脇に丸めて運ぶ印版移動の状態である。 （１）本考案の１本型印版レールの図である。（２）本考案の２本型印版レールの図である。 本考案の移動用印版レール使用図である。

Ａ 印版
Ｂ 整版キャリアシート
Ｃ 止め棒
Ｄ 収納レール
Ｅ 印版保管ラック
Ｆ 突起板
Ｇ 通し穴
Ｈ 持ち手ベルト

Claims (1)

1. 収納レールの上部に、鶏冠状の突起板を設け突起板に引掛け用の通し穴を施した事を特徴とした印版収納レール。

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