JP3206872B2 - キャップ - Google Patents
キャップInfo
- Publication number
- JP3206872B2 JP3206872B2 JP25265795A JP25265795A JP3206872B2 JP 3206872 B2 JP3206872 B2 JP 3206872B2 JP 25265795 A JP25265795 A JP 25265795A JP 25265795 A JP25265795 A JP 25265795A JP 3206872 B2 JP3206872 B2 JP 3206872B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- container
- present
- suction device
- low
- Prior art date
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用低圧持続吸
引器等の容器の空気の流入口（以下流入口と略す）に取
り付け、容器使用時容器内に発生する騒音の減音および
大気中の落下菌やゴミ等の侵入を防ぐキャップに関する
ものである。
引器等の容器の空気の流入口（以下流入口と略す）に取
り付け、容器使用時容器内に発生する騒音の減音および
大気中の落下菌やゴミ等の侵入を防ぐキャップに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】胸部外科等の分野においては、手術後に
その創部から滲出する血液や体液の排出を行う際、医療
用低圧持続吸引器が使用されており、本吸引器は一般に
一定水柱下から大気を導入して吸引圧力を常に一定に保
つ機構の吸引圧制御部を有している。 しかしながら導
入された大気は吸引圧制御部内の設定水柱用の注入水を
通過することになるため連続気泡音が発生し、この音が
流入口より外部へ漏れるため特に病棟での入院患者の睡
眠の妨げになるケースがあった。また、本吸引器の大気
流入口は通常上部に開口しており、使用時間は１〜２週
間継続使用することもままあるため、病棟内の落下菌や
ゴミ等が侵入し、吸引圧制御部内にカビが生えるといっ
た問題もあった。
その創部から滲出する血液や体液の排出を行う際、医療
用低圧持続吸引器が使用されており、本吸引器は一般に
一定水柱下から大気を導入して吸引圧力を常に一定に保
つ機構の吸引圧制御部を有している。 しかしながら導
入された大気は吸引圧制御部内の設定水柱用の注入水を
通過することになるため連続気泡音が発生し、この音が
流入口より外部へ漏れるため特に病棟での入院患者の睡
眠の妨げになるケースがあった。また、本吸引器の大気
流入口は通常上部に開口しており、使用時間は１〜２週
間継続使用することもままあるため、病棟内の落下菌や
ゴミ等が侵入し、吸引圧制御部内にカビが生えるといっ
た問題もあった。
【０００３】前者の問題を解決するべく減音の目的で図
４のような上部に小さな穴の開いた消音キャップが使用
されているが、低圧持続吸引器は通常ベッドの下に設置
して使用するため音を発する穴の向きがベッドの患者に
向いているため減音効果が弱い。また後者の問題に対し
ては、更にゴミ等により穴を塞いでしまう懸念もありこ
の場合吸引源の元圧が直接患者の胸腔内にかかり非常に
危険である。
４のような上部に小さな穴の開いた消音キャップが使用
されているが、低圧持続吸引器は通常ベッドの下に設置
して使用するため音を発する穴の向きがベッドの患者に
向いているため減音効果が弱い。また後者の問題に対し
ては、更にゴミ等により穴を塞いでしまう懸念もありこ
の場合吸引源の元圧が直接患者の胸腔内にかかり非常に
危険である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の低圧
持続吸引器のこのような問題点を解消することを目的と
するもので、減音効果および落下異物侵入防止効果を兼
ね備えたキャップを提供するものである。
持続吸引器のこのような問題点を解消することを目的と
するもので、減音効果および落下異物侵入防止効果を兼
ね備えたキャップを提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、空気の流
入口を備えた容器の、該流入口に取り付けて使用するキ
ャップ形状の用具であって、容器の流入口に装着した際
に、容器内と外気とを流通させる隙間が生じる断面形状
をなしていて、その隙間断面積合計が１〜７ｍｍ2とな
ることを特徴とするキャップである。
入口を備えた容器の、該流入口に取り付けて使用するキ
ャップ形状の用具であって、容器の流入口に装着した際
に、容器内と外気とを流通させる隙間が生じる断面形状
をなしていて、その隙間断面積合計が１〜７ｍｍ2とな
ることを特徴とするキャップである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面をもとに本発明につい
て詳細に説明する。図１は本発明による消音キャップの
正面断面図および下面図で、図２は他の実施例を示す下
面図で、図３は本発明の消音キャップを取り付けた低圧
持続吸引器を示す正面図である。本発明の消音キャップ
１は、特に限定されるものではないがダンパー効果のあ
る天然ゴム、シリコーンゴム等のエラストマーの圧縮成
形品、或は軟質プラスチックの射出成形品等であり流入
口３に対して嵌合面に隙間２が生じるような嵌合部形状
をなしており、その隙間２は断面積合計が１〜７ｍｍ
2 、好ましくは２〜４ｍｍ2となっており、落下菌やゴ
ミ等の侵入を防ぐため下方に開口している。
て詳細に説明する。図１は本発明による消音キャップの
正面断面図および下面図で、図２は他の実施例を示す下
面図で、図３は本発明の消音キャップを取り付けた低圧
持続吸引器を示す正面図である。本発明の消音キャップ
１は、特に限定されるものではないがダンパー効果のあ
る天然ゴム、シリコーンゴム等のエラストマーの圧縮成
形品、或は軟質プラスチックの射出成形品等であり流入
口３に対して嵌合面に隙間２が生じるような嵌合部形状
をなしており、その隙間２は断面積合計が１〜７ｍｍ
2 、好ましくは２〜４ｍｍ2となっており、落下菌やゴ
ミ等の侵入を防ぐため下方に開口している。
【０００７】更に図２（ａ）〜（ｄ）に他の実施例を示
す。（ａ）〜（ｃ）は流入口３を円筒状にに想定した嵌
合部形状をなしているが逆に（ｄ）のように流入口３が
円筒状でない場合は単なる円形の嵌合部形状でもなんら
問題ない。また取り外した時に紛失せぬよう吸引器と連
結できるキャップと一体の固定部や紐等が取り付けてあ
っても何ら構わない。尚、隙間２の断面積合計は、７ｍ
ｍ2以上では消音効果が得られず、逆に１ｍｍ2以下では
空気の流れに抵抗が加わるため正確な持続吸引圧のコン
トロールができなくなる。
す。（ａ）〜（ｃ）は流入口３を円筒状にに想定した嵌
合部形状をなしているが逆に（ｄ）のように流入口３が
円筒状でない場合は単なる円形の嵌合部形状でもなんら
問題ない。また取り外した時に紛失せぬよう吸引器と連
結できるキャップと一体の固定部や紐等が取り付けてあ
っても何ら構わない。尚、隙間２の断面積合計は、７ｍ
ｍ2以上では消音効果が得られず、逆に１ｍｍ2以下では
空気の流れに抵抗が加わるため正確な持続吸引圧のコン
トロールができなくなる。
【０００８】次に本発明によるキャップ１の使用方法に
ついて図３を用いて説明する。図３は吸引源１１に接続
された低圧持続吸引器５の吸引圧制御部７上部の流入口
６に本発明のキャップ１を取り付けた図であり、吸引源
１１からの吸引圧により大気９が大気流入口６とキャッ
プ１との隙間より導入され注入水８内を連続気泡１０と
なって通過する。このとき低圧持続吸引器５内部は設定
水柱１２圧になっており、ドレナージチューブに接続す
ることにより低圧持続吸引が行える。
ついて図３を用いて説明する。図３は吸引源１１に接続
された低圧持続吸引器５の吸引圧制御部７上部の流入口
６に本発明のキャップ１を取り付けた図であり、吸引源
１１からの吸引圧により大気９が大気流入口６とキャッ
プ１との隙間より導入され注入水８内を連続気泡１０と
なって通過する。このとき低圧持続吸引器５内部は設定
水柱１２圧になっており、ドレナージチューブに接続す
ることにより低圧持続吸引が行える。
【０００９】
【発明の効果】以上に述べた如く、本発明によるキャッ
プ１を低圧持続吸引器５に装着することにより連続気泡
１０の音が減音され入院患者の安眠効果が得られるだけ
でなく、落下菌やゴミ等の異物の侵入を防ぎ衛生的な低
圧持続吸引が行える用具として極めて有用である。
プ１を低圧持続吸引器５に装着することにより連続気泡
１０の音が減音され入院患者の安眠効果が得られるだけ
でなく、落下菌やゴミ等の異物の侵入を防ぎ衛生的な低
圧持続吸引が行える用具として極めて有用である。
【図１】本発明の一実施例となるキャップを示す図で、
（ａ）は正面断面図、（ｂ）は下面図である。
（ａ）は正面断面図、（ｂ）は下面図である。
【図２】本発明の他の実施例４種（ａ）〜（ｄ）を示す
下面図である。
下面図である。
【図３】本発明のキャップを低圧持続吸引器に装着した
使用状況を示す正面図である。
使用状況を示す正面図である。
【図４】従来のキャップを示す図で、（ａ）は正面断面
図、（ｂ）は下面図である。
図、（ｂ）は下面図である。
１消音キャップ ２隙間 ３流入口 ５低圧持続吸引器 ６大気流入口 ７吸引圧制御部 ８注入水 ９大気 10連続気泡 11吸引源 12設定水柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61J 1/05 A61M 1/00
Claims (3)
- 【請求項１】 空気の流入口を備えた容器の、該流入口
に取り付けて使用するキャップ形状の用具であって、容
器の流入口に装着した際に、容器内と外気とを流通させ
る隙間が生じる断面形状をなしていて、その隙間断面積
合計が１〜７ｍｍ2となることを特徴とするキャップ。 - 【請求項２】 容器内と外気とを流通させる隙間が下向
きに開口している請求項１記載のキャップ。 - 【請求項３】 容器が医療用低圧持続吸引器である請求
項１又は２記載のキャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25265795A JP3206872B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25265795A JP3206872B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994284A JPH0994284A (ja) | 1997-04-08 |
| JP3206872B2 true JP3206872B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=17240413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25265795A Expired - Fee Related JP3206872B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206872B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011229806A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Koryo Kagaku Kogyo Kk | 耳漏，鼻汁，その他分泌物の吸引及び検査用サンプル採取器具 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25265795A patent/JP3206872B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011229806A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Koryo Kagaku Kogyo Kk | 耳漏，鼻汁，その他分泌物の吸引及び検査用サンプル採取器具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0994284A (ja) | 1997-04-08 |
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