JP3206771U - 筆記具の収納具 - Google Patents
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Abstract
【課題】多様な長さの筆記具を取り出しやすい状態で収納できる収納具を提供する。【解決手段】筆記具の収納具1は、開口部を有した枠体10と、該開口部に弾力のある材質の線材20が1mm〜8mmの範囲内の間隔で縦横に配置された第一メッシュ面と、該メッシュ面と10mm〜40mmの範囲内の間隔をあけて設けられた第一メッシュ面と同様の構成の第二メッシュ面を備える。筆記具を収納する際は第一メッシュ面と第二メッシュ面の両方を貫通するように差し込むことで行う。線材20の間隔P1は、一般的な筆記具の太さより狭い1mm〜8mmに設定されているので筆記具は挟み込まれて保持される。さらにメッシュ面が10mm〜40mmの間隔をあけて2層あることで、差し込んだ角度のまま差し込んだ位置でそのまま保持される。【選択図】図1
Description
本考案は筆記具の収納具に関するものであり、より詳しくは多様な長さの筆記具を取り出しやすい状態で収納できる収納具に関するものである。
従来より筆記具の収納具としてコップ形状のいわゆるペン立てが広く用いられている。ペン立ては、筆記具を取り出しやすい状態で省スペースに収納しておくことができ、机から転がり落ちたりする事も防止できるなどの利点がある。
しかしながら、筆記具にはボールペンなど長さの変化しないものの他に、使用して消耗するにしたがって長さが徐々に短くなる鉛筆類があり、これらは短くなった状態でペン立てへ収納しようとすると、容器の底に入り込んでしまい取り出しづらくなってしまう。この問題を起こさないためには、短い鉛筆をペン立てへ収納せず出しておくか、別途トレー等を用意して収納する事となり、収納スペースの面でも整理する目的においても不都合が生じていた。
多様な長さの筆記具を取り出しやすくする狙いを持った収納具として、筆記具を取り出す際に収納容器の深さを調節したり、収納容器の深さを数段階に複数分けて設けてあるもの(特許文献1)が公知である。しかし筆記具を取り出す際に都度深さを調節する等の操作が必要なものはその操作自体が煩わしく不便であるし、予め収納容器の深さが数段階に複数分けて設けてあるものは、その収納容器の深さや数が日々変化する使用者の収納したい筆記具の長さや本数と常に合致するとは限らないので、ある部分には収納できる空間がまだ空いているにもかかわらず、適した長さでない為に収納できないなどの不都合が生じてしまう事となり、その解決策としては不十分であった。
以上のような方法によらない、多様な長さの筆記具を取り出しやすい状態で収納できる収納具として、筆記具の側面を挟んで収納容器内側底面に筆記具を触れさせずに空中に保持するような方法を採るものが特許文献2に提示されている。
特許文献2では、樹脂やゴム等の軽量で弾力性のある素材同士の隙間に筆記具を差し込む事によって両側から筆記具を挟み保持している。この方法であれば短くなった筆記具でも収納容器の底に入り込ませずに、筆記具後端を収納具の開口部より外部に露出させた状態で収納しておくことができるので、理屈の上では取り出しやすい状態で収納することは可能のようである。しかし実際には、鉛筆等は鉛筆削り等で鋭く尖らせた状態で使用するので、前述の弾力素材同士の隙間にうまく差し込めずに弾力素材自体へ刺してしまい破損することが考えられ、問題の解決策としては非現実的である。
本考案は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、従来の技術が有する欠点・課題を排除・克服した筆記具の収納具を提供することを目的とする。すなわち、多様な長さの筆記具を取り出しやすい状態で収納できる収納具を提供することを目的とする。
本考案者は鋭意検討した末、筆記具表面の二地点を弾力のある材質の線材で挟み保持する事と、その保持機構として弾力のある線材が所定間隔で縦横に配置されたメッシュ面二層を用いることを見出し、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、少なくとも次の構成・特徴を採用するものである。
(態様1)
開口部を有した枠体と、該開口部に弾力のある材質の線材が1mm〜8mmの範囲内の間隔で縦横に配置され構成される第一メッシュ面と、該メッシュ面と10mm〜40mmの範囲内の間隔をあけて設けられた第一メッシュ面と同様の構成の第二メッシュ面とを備えた筆記具の収納具であって、前記二層のメッシュ面および前記線材によって筆記具の二地点を挟み保持することを特徴とする筆記具の収納具。
(態様2)
前記線材の材質が、伸縮性と滑り止め効果のある天然ゴムや合成ゴム、エラストマーで形成されていることを特徴とする態様1に記載の筆記具の収納具。
(態様1)
開口部を有した枠体と、該開口部に弾力のある材質の線材が1mm〜8mmの範囲内の間隔で縦横に配置され構成される第一メッシュ面と、該メッシュ面と10mm〜40mmの範囲内の間隔をあけて設けられた第一メッシュ面と同様の構成の第二メッシュ面とを備えた筆記具の収納具であって、前記二層のメッシュ面および前記線材によって筆記具の二地点を挟み保持することを特徴とする筆記具の収納具。
(態様2)
前記線材の材質が、伸縮性と滑り止め効果のある天然ゴムや合成ゴム、エラストマーで形成されていることを特徴とする態様1に記載の筆記具の収納具。
本考案の筆記具の収納具は以上のような構成・特徴を備えており、収納する筆記具は弾力のある材質の線材によって差し込まれた角度と位置を維持したまま固定されるので、特別な操作をせずに多様な長さの筆記具を取り出しやすい状態で収納することができる。
さらに線材の材質として、伸縮性と滑り止め効果の低い金属線材やその他の材質ではなく、それらと比較して大きな伸縮性と高い滑り止め効果を備えた天然ゴムや合成ゴム、エラストマーが用いられることで、筆記具を傷付けずに繰り返し確実に保持することができる。
また、筆記具を挟む機構として細い線材(直径0.3mm〜2.0mm)を用いることで、先端の鋭く尖った筆記具等が線材自体に刺さって収納具を破損することなく使用できる。
以下、本考案を図面に示す実施の形態に基づき説明するが、本考案は、下記の具体的な実施形態に何ら限定されるものではない。
図1は本考案の実施例に係る筆記具の収納具1を示した斜視図であり、図2は別の角度から観た筆記具の収納具1の斜視図である。図3は枠体10のみの斜視図である。図4は筆記具の収納具1の平面図であり、図5は図4のA‐A´線に沿って破断した断面図である。図6は筆記具の収納具の使用方法を説明した図である。
枠体10は、開口部11と、開口部11を一定の高さに保持しつつ机等に安定して設置するための脚部12、開口部11に所定間隔毎に縦横に配置された複数の線材20と、を有する。さらに、線材20は上下に所定間隔を空けた二層になるよう張り渡してある。
二層のメッシュ面は上部の第一メッシュ面21と下部の第二メッシュ面22とで構成されており、筆記具は第一メッシュ面21、第二メッシュ面22の順に貫通して保持される。第二メッシュ面22を貫通した筆記具は、該メッシュ面下部に筆記具の一端が出ている状態で保持されるので、その空間を確保する意味で脚部12の高さH(第二メッシュ面22の底部から筆記具の収納具1が設置される机などの平面までの距離)が設定されるが、鉛筆削り等で削られた鉛筆であれば先端の円錐部は15mm〜25mm程度なので25mm以上の高さが確保されることが好ましい。
なお、枠体10の材質として、木材、ガラス、金属、ゴム、プラスチックなどの樹脂又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
線材20の間隔P1は、一般的な筆記具の胴軸の直径が10mm程度であることから、それよりも狭い1mm〜8mm間隔にすることが好ましい。また、第一メッシュ面21と第二メッシュ面22の間隔P2は、消耗して短くなった鉛筆の使用できる下限の長さを45mm程度と想定すると10mm〜40mmの範囲内で実施されることが好ましい。
線材20の材質としては、伸縮性と滑り止め効果のある天然ゴムや合成ゴム、エラストマーで形成されている事が好ましい。日々繰り返し使用する筆記具の収納具においては、軽い力で各メッシュ面への差し込み、抜き取りを行うことができ、かつ確実な保持がなされなければならないが、筆記具の胴軸の直径に対して線材20の間隔P1の狭さによる挟持力だけで筆記具の保持をしようとすると、狭い場合きつくなり過ぎ、広い場合緩くなり過ぎるというように最適な範囲が狭い。そこで線材に材質による伸縮性と滑り止め効果を加えることで最適な範囲が広がり、より保持を確実なものとする事ができる。なお、線材の太さは直径0.3mm〜2.0mmの範囲で実施される事が好ましい。
第一メッシュ面21と第二メッシュ面22は、本実施例では一本の線材20を枠体10に張り渡す事によって形成している。張り方としては、枠体に設けられた穴13に縛り目をつけた線材20を通し、抜けないようにしたうえで溝14を通しながら巻きつけるように掛けていき、全て掛け終えた後の末端を再度穴13に通して縛り留めるなどして行う。しかしながら、各メッシュ面の構成としては直交する縦糸と横糸がそれぞれ独立した状態で二層形成されるのであればどのような方法でも良く、例えば輪ゴムのようなリング状の線材を複数使用してメッシュ面を形成しても良い。
本考案の筆記具の収納具を実施例に基づいて説明したが、本考案は、上記実施例に何ら限定されるものではない。例えば、筆記具の他、絵筆や化粧筆、カッターや彫刻刀等に使用しても良い。また、枠体の縦横のサイズや脚部12の高さHは、使用する筆記具の種類や量に応じて適宜変更しても良いし、机等の設置する平面に対する開口部11の角度についても適宜変更しても良い事に留意されたい。
本考案の筆記具の収納具は、簡素な構造でありながら、ボールペン等の長さの変化しない筆記具はもちろんのこと、使用して消耗するにしたがって長さが徐々に短くなる鉛筆等の収納や活用の助けになる。このように、本考案の筆記具の収納具は、産業上の利用価値及び利用可能性が非常に高い。
1 筆記具の収納具
10 枠体
11 枠体の開口部
12 脚部
13 線材固定穴
20 線材
21 第一メッシュ面
22 第二メッシュ面
P1 線材間の間隔
P2 メッシュ面の間隔
H 脚部の高さ
10 枠体
11 枠体の開口部
12 脚部
13 線材固定穴
20 線材
21 第一メッシュ面
22 第二メッシュ面
P1 線材間の間隔
P2 メッシュ面の間隔
H 脚部の高さ
Claims (2)
- 開口部を有した枠体と、該開口部に弾力のある材質の線材が1mm〜8mmの範囲内の間隔で縦横に配置され構成された第一メッシュ面と、該メッシュ面と10mm〜40mmの範囲内の間隔をあけて設けられた第一メッシュ面と同様の構成の第二メッシュ面とを備えた筆記具の収納具であって、前記二層のメッシュ面および前記線材によって筆記具の二地点を挟み保持することを特徴とする筆記具の収納具。
- 前記線材の材質が、伸縮性と滑り止め効果のある天然ゴムや合成ゴム、エラストマーで形成されていることを特徴とする態様1に記載の筆記具の収納具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003036U JP3206771U (ja) | 2016-06-26 | 2016-06-26 | 筆記具の収納具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003036U JP3206771U (ja) | 2016-06-26 | 2016-06-26 | 筆記具の収納具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3206771U true JP3206771U (ja) | 2016-10-06 |
Family
ID=57047603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016003036U Active JP3206771U (ja) | 2016-06-26 | 2016-06-26 | 筆記具の収納具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3206771U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230094487A (ko) * | 2021-12-21 | 2023-06-28 | 박선영 | 필기구 홀더 |
KR20240025350A (ko) * | 2022-08-18 | 2024-02-27 | 최수진 | 흡착식 망상형 칫솔꽂이 |
-
2016
- 2016-06-26 JP JP2016003036U patent/JP3206771U/ja active Active
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