JP3205294U - バレーボール用手袋 - Google Patents

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【課題】床プレー時に手が床に接触しても、摩擦によるブレーキ作用が火傷や捻挫などの怪我の原因になることを防ぐことが可能なバレーボール用手袋を提供する。【解決手段】伸縮性があり床滑りが良好な生地からなるバレーボール用手袋であって、親指の第一関節から先を露出させる小開口を有する親指袋2と、親指を除く四指の第二関節から先を露出させる大開口を有する掌上部袋3と、掌および甲を覆う胴部と、手首付近を覆うリスト部5と、胴部の内側に配置されたインナーパッドと、を備え、前記インナーパッドが、母指球と小指球に沿うように配置された略Y字形のパッドからなることを特徴とするバレーボール用手袋。【選択図】図3

Description

本考案は、バレーボール用手袋に関する。
ネット越しにボールを打ち合う球技として、バレーボールが広く知られている。指先でパスを行うバレーボールでは、通常は手袋を装着することは無く、練習でも手袋を装着するのは冬期のウォーミングアップ時や怪我防止時などの限定的な場面だけである。
特許文献1では、スパイクをブロックする時に生じる薬指と小指の指股部分を保護するための手袋として、薬指袋と小指袋の間に、弾性率の大きい高強度の差渡片を張り渡したバレーボール用手袋が提案されている。
特開2015−23954号公報
バレーボールでは、落下するボールを床に向かって飛び込みながらレシーブするフライングレシーブや左右に身体を回転させながらレシーブするローリングレシーブなどのいわゆる床プレーが行われることがある。この床プレーでは、素手で床に接触すると、接触面に摩擦が生じて望まないブレーキ作用が働き、火傷や捻挫などの怪我の原因になることがある。床プレーによる怪我の防止が求められている。
また、手袋をしてプレーをすると、オーバーハンドパスの際に指とボールが直接接触しないため、パスが行いにくいという課題がある。
そこで、本考案は、上記課題を解決することができるバレーボール用手袋を提供することを目的とする。
従来の手袋ではグリップ性を高めるために滑りにくい生地を採用したり樹脂製の凹凸を設けたりすることが定石であったが、考案者はバレーボールでは物を握る動作が生じないことに着目し、滑りやすい生地を採用するという逆転の発想によりバレーボールに適した手袋を考案した。すなわち、本考案は、以下の技術手段により構成される。
[1]伸縮性があり床滑りが良好な生地からなるバレーボール用手袋であって、
親指の第一関節から先を露出させる小開口を有する親指袋(2)と、
親指を除く四指の第二関節から先を露出させる大開口を有する掌上部袋(3)と、
掌および甲を覆う胴部(4)と、
手首を覆うリスト部(5)と、
胴部の内側に配置されたインナーパッド(10)と、を備え、
前記インナーパッドが、母指球と小指球に実質的に沿うように配置された略Y字形のパッドからなることを特徴とするバレーボール用手袋。
[2]前記インナーパッドが、第一の端部(101)が実質的に親指側を向き、第二の端部(102)が実質的に子指側を向き、第一の端部および第二の端部により構成される上屈曲部(104)が実質的に前記大開口側を向く位置関係となるように配置されることを特徴とする[1]に記載のバレーボール用手袋。
[3]前記第一の端部および前記第三の端部により構成される内屈曲部(105)が実質的に母指球に沿う屈曲線を有し、第二の端部および第三の端部により構成される外屈曲部(106)が実質的に小指球に沿う屈曲線を有することを特徴とする[2]に記載のバレーボール用手袋。
[4]前記インナーパッドが、甲側と掌側に対称に配置された同一形状の一対のパッドからなり、左右兼用であることを特徴とする[1]ないし[3]のいずれかに記載のバレーボール用手袋。
[5]前記インナーパッドが、人工皮革からなることを特徴とする[1]ないし[4]のいずれかにに記載のバレーボール用手袋。
[6]前記インナーパッドが、略Y字形の輪郭に沿って縫われていることを特徴とする[5]に記載のバレーボール用手袋。
[7]前記掌上部袋が、親指を除く四指の全部を露出させる大開口を有することを特徴とする[1]ないし[6]のいずれかにに記載のバレーボール用手袋。
本考案によれば、床プレー時に手が床に接触しても、摩擦によるブレーキ作用が火傷や捻挫などの怪我の原因になることを防ぐことが可能である。
また、五本の指先が露出しているので、オーバーハンドパスの際に指とボールが直接接触しないためパスが行いにくいという課題は生じない。
本考案のバレーボール用手袋の平面図であり、(a)右手装着時の配置を示し、(b)左手装着時の配置を示している。 図1のバレーボール用手袋の内側生地を外側とし、外側生地を内側とした状態を示す平面図である。 図1のバレーボール用手袋を右手に装着した状態を示す平面図である。
以下では、本考案のバレーボール用手袋の実施形態例を説明する。
本考案のバレーボール用手袋1は、図1に示すように、親指袋2と、掌上部袋3と、胴部4と、リスト部5と、インナーパッド10とを備えて構成される。図1中、(a)右手装着時の平面図を示し、(b)左手装着時の平面図((a)の状態から上下反転させた状態)を示している。
手袋1は、任意の天然繊維および/または合成繊維からなる編地(または織地)により構成することができるが、床との接触時に滑りが良くストレッチ性に富むものを選択することが好ましい。実施形態例ではポリエステルからなる0.5mm厚の編地を採用しており、ストレッチ性に富むことから個々人の手の形状にフィットし、また薄いので一連のプレー(床プレー、サーブ、トス、アタック、ブロックなど)を素手感覚で違和感なく行うことが可能である。また、通気性、吸水性および速乾性に優れているので、汗をかいても蒸れずに快適な着け心地を維持することが可能である。
手袋1は、手囲いの長さを基準に選ばれる複数種類のサイズが用意されており、小学生から成人まで対応可能である。手袋1は、体育館で使用される室内用であり、フローリングコートのみならず合成樹脂系の塗り床でも使用される。
親指袋2は、親指の付け根から第一関節付近(または第一関節と第二関節の間)までを覆う筒状の部位であり、先端部に小開口6が設けられている。手袋1を装着しても、親指の第一関節から先は露出するので、オーバーハンドパスを行う際に親指とボールとの直接接触を確保することができる。親指袋2の縁部21は端部を一定幅折り返し、ミシン縫い22(例えば、ロック縫い)をすることにより構成されている。
掌上部袋3は、親指を除く四指の付け根の下方から生命線のあたりまで覆う筒状の部位であり、先端部に大開口7が設けられている。実施形態例とは異なり、親指を除く四指の第二関節の下方から生命線のあたりまで覆うように掌上部袋3を構成してもよい。手袋1を装着しても、親指を除く四指の少なくとも第二関節から先は露出するので、オーバーハンドパスを行う際に親指を除く四指とボールとの直接接触を確保することができるのみならず、ネット上でのフェイントプレーやワンハンドトス時にも四指とボールとの良好な直接接触を確保することができる。掌上部袋3の縁部31は端部を一定幅折り返し、ミシン縫い32(例えば、ロック縫い)をすることにより構成されている。
胴部4は、掌から(または手の甲から)手首までを覆う部位であり、内側に略Y字形の一対のインナーパッド10が縫い付けられている(図2参照)。インナーパッド10は、耐久性、通気性、吸水性および滑り止め効果に優れた人工皮革からなり、輪郭に沿った外側縫目11および内側縫目12により縫い付けられている。実施形態例では、厚さ0.5〜0.6mmで起毛タイプの湿式人工皮革であって、汗をかいても蒸れにくく、肌に馴染みやすいものを使用した。インナーパッド10が略Y字形であるのは、隆起する母指球と小指球との間に沿うように配置するためであり(図3参照)、オーバーハンドパス時に掌を凹型とした際の追従性も良好である。また、親指袋2、掌上部袋3および胴部4により構成される略Y字形と略同じ方向を向いた略Y字形となるようにインナーパッド10を配置することにより、主材料の伸縮性に対し有意義に追従可能としている。なお、インナーパッド10を単純な長方形や楕円形とした場合、縫製することにより胴部4の伸縮性が妨げられることとなる。
胴部4を構成する主材料(例えば、ポリエステル)は、床との接触時に滑りが良いだけでなく、掌との滑りも良い編地(または織地)からなるが、インナーパッド10が滑り止めとなるので、装着時の胴部4のズレを防ぐことができる。また、インナーパッド10の設置場所は、床プレーをした際に最も床と接する頻度が高い部位であるところ、インナーパッド10のクッション作用により着床時の衝撃も緩和される。
一対のインナーパッド10は、手の甲側と掌側に対向して設けられている。このような構成とすることにより、一つの手袋1を右手と左手で兼用することが可能となる。一方のインナーパッド側が摩耗した時に左右を履き替えて利用することも可能であるので、経済性にも優れている。
リスト部5は、手首付近(例えば、手首から2〜8cmまたは3〜6cm肘側の部分から手首まで)を覆う部位であり、リスト部5の端部には挿入口8が設けられている。リスト部5の縁部51は端部を一定幅折り返し、ミシン縫い52(例えば、ロック縫い)をすることにより構成されている。
図3は、手袋1を右手に装着した状態を示す平面図である。この状態において、第1の端部101は実質的に親指側を向き、第2の端部102は実質的に小指側を向き、上屈曲部104は実質的に掌上部袋104側を向く位置関係となるようにインナーパッド10は配置されている。この配置において、内屈曲部105は実質的に母指球に沿って屈曲し、内屈曲部106は実質的に小指球に沿って屈曲するので、インナーパッド10の安定性は良好である。
以上に説明した実施形態例のバレーボール用手袋1によれば、床プレー時に手が床に接触しても、摩擦によるブレーキ作用が火傷や捻挫などの怪我の原因になることを防ぐことが可能である。
また、五本の指先が露出しているので、オーバーハンドパスの際に指とボールが直接接触しないためパスが行いにくいという課題は生じない。
以上、本考案の実施形態例について説明したが、本考案の技術的範囲は上記実施形態例の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本考案の技術的範囲に含まれる。
1 手袋本体
2 親指袋
3 掌上部袋
4 胴部
5 リスト部
6 小開口
7 大開口
8 挿入孔
10 インナーパッド
11 外側縫目
12 内側縫目
21 大開口の縁部
22 ミシン縫い
31 大開口の縁部
32 ミシン縫い
51 挿入口の縁部
52 ミシン縫い
101 第1の端部
102 第2の端部
103 第3の端部
104 上屈曲部
105 内屈曲部
106 外屈曲部

[1]伸縮性があり床滑りが良好な生地からなるバレーボール用手袋であって、
親指の第一関節から先を露出させる小開口を有する親指袋(2)と、
親指を除く四指の第二関節から先を露出させる大開口を有する掌上部袋(3)と、
掌および甲を覆う胴部(4)と、
手首を覆うリスト部(5)と、
胴部の内側に配置されたインナーパッド(10)と、を備え、
前記インナーパッドが、母指球と小指球に実質的に沿うように配置された略Y字形のパッドからなることを特徴とするバレーボール用手袋。
[2]前記インナーパッドが、第一の端部(101)が実質的に親指側を向き、第二の端部(102)が実質的に子指側を向き、第三の端部(103)が実質的に手首側を向き、第一の端部および第二の端部により構成される上屈曲部(104)が実質的に前記大開口側を向く位置関係となるように配置されることを特徴とする[1]に記載のバレーボール用手袋。
[3]前記第一の端部および前記第三の端部により構成される内屈曲部(105)が実質的に母指球に沿う屈曲線を有し、第二の端部および第三の端部により構成される外屈曲部(106)が実質的に小指球に沿う屈曲線を有することを特徴とする[2]に記載のバレーボール用手袋。
[4]前記インナーパッドが、甲側と掌側に対称に配置された同一形状の一対のパッドからなり、左右兼用であることを特徴とする[1]ないし[3]のいずれかに記載のバレーボール用手袋。
[5]前記インナーパッドが、人工皮革からなることを特徴とする[1]ないし[4]のいずれかにに記載のバレーボール用手袋。
[6]前記インナーパッドが、略Y字形の輪郭に沿って縫われていることを特徴とする[5]に記載のバレーボール用手袋。
[7]前記掌上部袋が、親指を除く四指の全部を露出させる大開口を有することを特徴とする[1]ないし[6]のいずれかにに記載のバレーボール用手袋。

Claims (7)

  1. 伸縮性があり床滑りが良好な生地からなるバレーボール用手袋であって、
    親指の第一関節から先を露出させる小開口を有する親指袋と、
    親指を除く四指の第二関節から先を露出させる大開口を有する掌上部袋と、
    掌および甲を覆う胴部と、
    手首を覆うリスト部と、
    胴部の内側に配置されたインナーパッドと、を備え、
    前記インナーパッドが、母指球と小指球に実質的に沿うように配置された略Y字形のパッドからなることを特徴とするバレーボール用手袋。
  2. 前記インナーパッドが、第一の端部が実質的に親指側を向き、第二の端部が実質的に子指側を向き、第一の端部および第二の端部により構成される上屈曲部が実質的に前記大開口側を向く位置関係となるように配置されることを特徴とする請求項1に記載のバレーボール用手袋。
  3. 前記第一の端部および前記第三の端部により構成される内屈曲部が実質的に母指球に沿う屈曲線を有し、第二の端部および第三の端部により構成される外屈曲部が実質的に小指球に沿う屈曲線を有することを特徴とする請求項2に記載のバレーボール用手袋。
  4. 前記インナーパッドが、甲側と掌側に対称に配置された同一形状の一対のパッドからなり、左右兼用であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のバレーボール用手袋。
  5. 前記インナーパッドが、人工皮革からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかにに記載のバレーボール用手袋。
  6. 前記インナーパッドが、略Y字形の輪郭に沿って縫われていることを特徴とする請求項5に記載のバレーボール用手袋。
  7. 前記掌上部袋が、親指を除く四指の全部を露出させる大開口を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかにに記載のバレーボール用手袋。

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