JP3205009U - 紫外線をカットしパルス光を出力する日傘 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費者が容易に取得でき、コスト面でも負担可能で、携帯に便利、日光の有害となる光線を取り除いて有益となる光線を獲得する機能特性を具えた、紫外線をカットしパルス光を出力する日傘を提供する。【解決手段】傘部1と光波選択層3を備える。傘部1は布製の傘面11を含み、光波選択層3は傘面11上に設ける。光波選択層3を組み合わせたナノレベルの布は、紫外線を吸収する材質であり、傘面11は優れた抗紫外線特性を備え、特に96%以上の紫外線(不可視光)を効果的に遮断し、光波選択層3を通過した70%以上のパルス光(可視光)が人体皮膚に照射される。日傘によって篩い分け出力されるパルス光は皮膚を活性化し、皮膚の老化を防ぐことができる。【選択図】図1
Description
本考案は、紫外線をカットしパルス光を出力する日傘に関する。
従来の日傘の主機能は、顔等の皮膚が直接日光に当たらないように遮光することである。医学研究報告によると、日光に過度に当たると紫外線による色素が沈着し、顔等の皮膚の色が変化したり、シミやソバカスに悪化することもある。よって、過度に紫外線に当たると、顔等の皮膚の老化を急速化させ、ひどい場合には皮膚癌を引き起こすこともある。
しかしながら、我々の周囲環境には皮膚に有害な光線が充満しているため、特に、強い日差しの中で戸外活動をする場合には、遮光や日焼け止め等の措置が非常に重要である。一般に採用されている日焼け止め法は日傘であるが、有害となる光線を遮断するのと同時に、皮膚に有益な光線までも遮断してしまう。
よって、本考案では、前述のような制限を克服すべく、消費者が容易に取得でき、コスト面でも負担可能で、携帯に便利、日光の有害となる光線を取り除いて有益となる光線を獲得する機能特性を具えた、紫外線をカットしパルス光を出力する日傘を提供する。
本考案による紫外線をカットしパルス光を出力する日傘は、傘部と光波選択層を備える。
傘部は布製の傘面を備え、その傘面は入光側及び出光側を有し、入光側及び出光側は傘面の上側及び下側にそれぞれ位置させる。
光波選択層は入光側の上部、出光側の上部、入光側・出光側間の少なくともいずれか一つに位置し、光波選択層は紫外線をカットしパルス光を出力するのに用いられる。出光側より射出されるパルス光は、人体の皮膚を照射する。また、光波選択層を貫くパルス光の波長は500nm〜750nmの範囲内である。
布に紫外線を吸収する特性のある光波選択層を組み合わせることにより、傘面には優れた抗紫外線機能がもたらされる。特に波長100〜400nm間の紫外線を最適に吸収し、抗紫外線指数は50以上に及ぶ。厚さ100〜150nmの光波選択層を組み合わせると、96%以上の紫外線(不可視光)の遮光に効果があり、70%以上のパルス光(可視光)が光波選択層を通過して皮膚に照射される。
本考案の紫外線をカットしパルス光を出力する日傘を使う使用者は、強い日差しの下での活動でも日焼けを心配する必要がなく、日傘によって篩い分け出力されたパルス光が皮膚の活性化作用を起こし皮膚の老化現象を改善する。以上のように、本考案は、現有技術の欠点を克服すべく、日光中の有害光線を取り除き、有益光線を篩い分け獲得する日傘を提供する。
(一実施形態)
図1に示した本考案の一実施例による紫外線をカットしパルス光を出力する日傘の立体図によると、本考案の紫外線をカットしパルス光を出力する日傘は、傘面11を具えた傘部1及び光波選択層3を有する。傘面11は布製であり、好ましい布は、多数のナノファイバーにより構成されるものである。布の材質は、紡糸、ナイロン、その他適当な材質である。
図1に示した本考案の一実施例による紫外線をカットしパルス光を出力する日傘の立体図によると、本考案の紫外線をカットしパルス光を出力する日傘は、傘面11を具えた傘部1及び光波選択層3を有する。傘面11は布製であり、好ましい布は、多数のナノファイバーにより構成されるものである。布の材質は、紡糸、ナイロン、その他適当な材質である。
図2に示した本考案の一実施例によるによる紫外線をカットしパルス光を出力する日傘の側面図によると、傘面11は入光側111及び出光側113を具え、入光側111及び出光側113は、傘面11の上側及び下側箇所にそれぞれ位置する。入光側111は、傘面11の日光を向く側とし、日光をキャッチする。布は、ナノファイバーを縦横に交差させて編む、経編、緯編、或いはその他の適当な編み方を用いて、傘面11用布に製布されたものである。よって、布は、経緯編、経編、緯編、或いはその他の適当な編み目構造を含む。これは、図3A、図3B、及び図3Cに示すとおりである。
光波選択層3は、図2に示すように入光側111の上部に設置してもよい。光波選択層3は、日光D1中の紫外線をカットし、パルス光D2を篩い分け出力するためのもので、パルス光D2は、出光側113から射出されて人体の皮膚を照射する。出光波選択層3を通過したパルス光D2の波長の範囲は、500nm〜750nmである。
注意すべき点は、前述した光波選択層3の設置位置は実際の需要に応じて決めることである。ここで用いた実施例は説明するためのもので、本考案の実施範囲を制限するものではない。つまり、光波選択層3は実際の需要に応じて、出光側113の上部或いは入光側111・出光側113間に形成することも可能である。
本考案の光波選択層3は、傘面11を製作した布を抗紫外線処理剤に浸し、加圧または浸漬技術により形成される。抗紫外線処理剤の組成成分は少なくとも、脂肪族ウレタンアクリレート(Aliphatic urethane acrylate)、N−ビニルピロリドン(N−vinylpyrrolidone)、脂肪族單官能アクリレート(Aliphatic monofunctional acrylate)、第三級アミン変性アクリレート、ベンゾフェノン(benzophenone)及びレベリング剤(levelling agents)を含む。
ナノファイバー製の傘面11は紫外線の光透過率を低下させる。また、光波選択層3の主要組成成分は、脂肪族ウレタンアクリレートおよびN-ビニル-2-ピロリドン等の紫外線を吸収する材質であるため、光波選択層3は優れた抗紫外線特性を有する。特に、波長が100〜400nmの紫外線の吸収性に優れ、抗紫外線指数は50 UPF(UPF−Ultraviolet Protection Factor,UPF)を超える。厚さが100〜150nmの光波選択層3を組み合わせた場合は、96%以上の紫外線(不可視光)を効果的にカットし、70%以上の可視光が光波選択層3を通過して人体の皮膚を照射する。
図4Aに日光が光波選択層を通過した後の波長図を、図4Bに日光が光波選択層を通過する前の波長図を示す。図4Bの波長図によると、波長範囲が300nm〜380nmの紫外線強度は5000〜8000(uW/nm)にまで至るが、同様に波長範囲300nm〜380nmの紫外線が光波選択層3を通過すると、その強度は大幅に200(uW/nm)以下にまで下がる。紫外線が光波選択層3を通過した後は、その強度は通過前の100分の4に低下する。
つまり、波長が500nm以下の紫外線はほぼ完全に光波選択層3によって吸収され、波長範囲が500nm〜750nmのパルス光D2は光波選択層3を効果的に通過し、最強作用のパルス光D2波長はちょうど500〜800nmに集中する。この波長範囲はちょうど、還元ヘモグロビン(deoxyhe−moglobulin)の吸収のピークを含む。よって、熱エネルギーを真皮の毛細血管に効果的に伝えることができ、熱効果によって毛細血管を凝固壊死させ、毛細血管の拡張現象を取り除くことができる。
パルス光D2は、真皮の繊維組織で作用可能であり、コラーゲン蛋白質の合成を促進、色素を減少させ、皮膚の老化を効果的に改善、若返り光として使用されている。よって、本考案の紫外線をカットしパルス光を出力する日傘を使用する場合、使用者は強烈な日差しでの活動であっても日焼けを心配することなく、日傘によって篩い分け出力されたパルス光D2が皮膚に作用することで、皮膚の老化現象を改善し皮膚の活性化を促すことができる。
以上に述べた実施形態は単に本考案の好ましい実施形態であり、これによって本考案の実用新案登録請求の範囲を限定するものではない。即ち、同等効果を有するいかなる修飾及び変化は全て、本考案の範囲内に属するものとする。
1 傘部
11 傘面
111 入光側
113 出光側
3 光波選択層
D1 日光
D2 パルス光
11 傘面
111 入光側
113 出光側
3 光波選択層
D1 日光
D2 パルス光
Claims (5)
- 傘部と光波選択層を備える紫外線をカットしパルス光を出力する日傘であって、
前記傘部は、布製の傘面を含み、前記傘面には入光側及び出光側を備え、前記入光側及び前記出光側は前記傘面の上側及び下側にそれぞれ位置されており、
前記光波選択層は、前記入光側の上部、前記出光側の上部、前記入光側・前記出光側間の少なくともいずれか一箇所に設けられ、前記光波選択層は紫外線をカットし前記パルス光を篩い分けて出力し、前記パルス光は出光側から射出されて人体の皮膚に照射され、前記光波選択層を通過した前記パルス光の波長は、500nm〜750nmの範囲内であることを特徴とする紫外線をカットしパルス光を出力する日傘。 - 前記布は、経緯編、経編、緯編の少なくともいずれか一つの編目構造であることを特徴とする請求項1に記載の紫外線をカットしパルス光を出力する日傘。
- 前記布の材質は紡糸及びナイロンであることを特徴とする請求項1に記載の紫外線をカットしパルス光を出力する日傘。
- 前記布は、多数のナノファイバーによって製布されることを特徴とする請求項1に記載の紫外線をカットしパルス光を出力する日傘。
- 前記光波選択層の厚さは100〜150nmの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の紫外線をカットしパルス光を出力する日傘。
Priority Applications (1)
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JP2016001755U JP3205009U (ja) | 2016-04-15 | 2016-04-15 | 紫外線をカットしパルス光を出力する日傘 |
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JP2016001755U JP3205009U (ja) | 2016-04-15 | 2016-04-15 | 紫外線をカットしパルス光を出力する日傘 |
Publications (1)
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