JP3203954U - ピルケースの構造 - Google Patents

Abstract

【課題】検索取り出し動作可能として、視覚障害者にも正確な時刻に服用可能とするピルケースの構造。【解決手段】外箱体１及び該外箱体内に設置する複数個のピルケース２を備え、該外箱体は、仕切板１４により複数の納置区１５を形成し、納置区内に収容したピルケース底端に接するタッチ制御スイッチを薬剤の服用時刻情報を保存した制御回路、スピーカー、表示装置３４などに接続して、所定の日時を報知し、その指示により該当する薬剤を収納したピルケースの取り出しを可能とする。【選択図】図２

Description

本考案は、ピルケースの構造に関するもので、特に一視覚障害者が正確に服薬できるピルケースの構造である。

我々は、病気になって医者にかかると、一般的に一定時間ごとに薬を飲むように言われる。或る薬は、異なる症状に基づき、朝、昼、晩及び就寝前に薬を服用する。判断力があり、視覚正常者の場合は、薬袋の指示通りに薬を飲むが、高齢者もしくは視覚障害者の場合、特に視覚障害者の場合は当日分を選んでその日に必要な薬を飲むことは困難が伴う。市場では各種容量の薬を入れるピルケースが販売されていて、そこに予め薬を入れておくが、これらのピルケースは、外箱体に仕切を設置してそこに各々の薬を納置する。そして時間に相当する場所を探して当日分の薬を飲む。

特開２０１４−７９４８３号公報 特開２０１３−１６９２４１号公報 特開２００５−７１２９号公報

解決しようとする問題点は、視覚障害者の場合は当日分を選んでその日に必要な薬を飲むことには困難を伴い、服用に間違いを犯すと、健康の回復に影響を及ぼす点である。出願者は、これらに鑑み、絶え間ない研究、実験の下、視覚障害者が正確に薬を服用できるピルケースに改善した。

本考案は、主に外箱体及び該外箱体に設置した複数個のピルケースを含む。そのうち、該外箱体は底縁に音声情報を保存した制御回路を設置し，制御回路には複数のタッチ制御スイッチを設置し，制御回路にスピーカーに連接する。該外箱体は複数の交錯配列した仕切板を設置して少なくとも二十八個の納置区を形成し，該複数の納置区を制御回路のタッチ制御スイッチに対応させる。各ピルケースに薬を入れた後、外箱体の納置区に設置する。取り出す時には異なるピルケースに対して押し，その底部によってタッチ制御スイッチが起動し、制御回路によって判読された後，スピーカーから音声で日にち及び時間を表示し，使用者がそのうちの一ピルケースを選択する。そのピルケースを外箱体から取り出し、ピルケース上蓋を開いて薬を出すことを最も主要な特徴とする。

本考案のピルケースの構造は、簡単な検索取り出し動作に拠って、当日、該当する時間に必要な薬を探し出し、視覚障害者の正確な服薬に利するという利点がある。

本考案の立体図である。 本考案の立体分解図である。 本考案の箱断面図である。 本考案の使用状態図である。 本考案の使用状態図である。 本考案の重ね置き状態図である。

当日服用する薬を簡単に探し、音声表示して取り出す動作に拠って、当日、該当する時間に服用する薬を見つけ出し、視覚障害者の正確な服薬に利するピルケースの構造を提供することを本考案の主な目的とする。

前述のピルケースの構造は、外箱体及び該外箱体に設置した複数個のピルケースを含む。そのうち、該外箱体は、底縁に音声情報を保存した制御回路を設置し、制御回路には複数のタッチ制御スイッチを設置し、制御回路をスピーカーに連接する。該外箱体は、複数の交錯配列した仕切板を設置して少なくとも二十八個の納置区を形成し、該複数の納置区を制御回路のタッチ制御スイッチに対応させる。各ピルケースに薬を入れた後、外箱体の納置区に設置し、取り出す時には異なるピルケースに対して押し、その底部によってタッチ制御スイッチが起動して制御回路によって判読された後、スピーカーから音声で日にち及び時間を表示し、使用者によってそのうちの一ピルケースが選択されると、ピルケースが外箱体から取り出し、ピルケース上蓋を開いて薬を出し、拠って視覚障害者の薬の服用に利する。

前述のピルケースの構造の該制御回路は、音量調節ボタンに連接し、音量調節ボタンを外箱体の表面の適当位置に突出させ、回転して音声の音量を調整する。

前述のピルケースの構造の該外箱体は、上蓋の周辺縁に階段部を成形して凸面部を形成する。外箱体の底縁は底蓋で閉じ、該底蓋の底縁には外箱体の凸面部に対応する凹面部を設置し、多数個の外箱体は底蓋の凹面部によって次の下の外箱体の上蓋の凸面部に嵌合し、多数個の外箱体を重ねて設置する。

図１、図２、図３に示すのは、本考案の立体図及び立体分解図及び断面図である。図に示すとおり、本考案は外箱体１及び該外箱体１内に設置する複数個のピルケース２を含む。そのうち該外箱体１には対応して合わさる上蓋１１を設置し、上蓋１１周辺縁には階段部を設置して凸面部１２を形成し、上蓋１１の底縁は周辺縁に気密条１３を設置する。上蓋１１が合わさると、気密条１３の気密作用に拠って、防湿効果を達成する。
外箱体１の内部は、複数の交錯配列した仕切板１４を設置し、少なくとも二十八個の納置区１５を成形する。その底縁は音声情報を保存した制御回路３を設置し、制御回路３には複数のタッチ制御スイッチ３１を設置し、該複数のタッチ制御スイッチ３１を各納置区１５に対応させ、且つ制御回路３をスピーカー３２及び音量調節ボタン３３及びディスプレイ３４、設定ボタン３５に連接し、スピーカー３２及び音量調節ボタン３３を外箱体１の一側に設置する。該音量調節ボタン３３は外箱体１の表面から突出させ、該ディスプレイ３４は外箱体１の前縁に設置して時間を表示する。該外箱体１の一側は別に電池納置区１６を設置し、そこに電池１７を入れ、制御回路３の作業電源を供給する。
外箱体１の底縁に制御回路３を設置した後、底蓋１８で閉じる。そのうち、該底蓋１８の底縁は外箱体１上蓋１１の凸面部１２に対応する凹面部１９を設置する。

該複数のピルケース２は、外箱体１の納置区１５にそれぞれ設置し、その開口に対応して合わさるピルケース上蓋２１を設置し、各ピルケース２を各納置区１５に入れた時、その底縁はちょうど制御回路３の各タッチ制御スイッチ３１に当たり、置いた状態では、該複数のピルケース２はタッチ制御スイッチ３１を起動させない。

前述の部品を組み立てることで、ピルケースの構造を構成する。各ピルケース２に薬を入れた後、それを外箱体１の納置区１５に設置する。取り出す時、異なるピルケース２をプッシュすることに拠って、その底部が制御回路３のタッチ制御スイッチ３１を起動し、制御回路３が判読すると、スピーカー３２から音声で、日にち及び時間（月曜日、火曜日、・・・、日曜日及び朝、昼、晩及び就寝前）が表示され、且つ音量調節ボタン３３によって適当な音量に調節され、使用者にその内のひとつのピルケース２を選択させる。
ピルケース２を外箱体１から取り出してピルケース上蓋２１を開けて薬を出す。これらによって視覚障害者が薬を服用しやすくする。
本考案は、設定ボタン３５によって異なる服薬時間を設定することで、ディスプレイ３４に表示され、設定の服薬時間になると、音声で使用者に知らせ、薬の飲み忘れで健康に影響が出るのを防止する。

図４及び図５は、本考案の使用状態図である。図３と合わせて見るとおり、本考案を使用する時、各ピルケース２に薬を入れ、次に各ピルケース２をそれぞれ外箱体１の納置区１５に入れる。薬を飲まない時には上蓋１１を閉めておく。気密条１３の気密作用に拠って、防湿効果を達成する。薬を服用する時、ピルケース２のひとつを選び、ピルケース２を上から下に向かって押す。ピルケース２が下に押されると、相対して制御回路３のタッチ制御スイッチ３１が押され、タッチ制御スイッチ３１が起動する。制御回路３が判読してスピーカー３２から音声で日にち及び時間（例：月曜日朝、火曜日昼、水曜日夜及び木曜日就寝前等）を表示し、正しいのを選んで該ピルケース２を外箱体１の納置区１５から取り出し、ピルケース２のピルケース上蓋２１を開け、薬４をピルケース２から出す。
このようにして、視覚障害者でも簡単に識別操作し、当日服用すべき薬４を正確に探し出して服薬を簡単にする。他の使用方法として、設定ボタン３５で異なる服薬時間を設定することに拠って、所定の服薬時間になると、音声で使用者に知らせ、薬の飲み忘れを防止する。前述の本考案を使用する時、先に音量調節ボタン３３によって適する音量を調整しておくことで、実用効果が向上する。

図６は、本考案の重ね置き状態図である。図３と共に示すとおり、本考案は、底蓋１８の底縁には外箱体１上蓋１１凸面部１２に対応する凹面部１９を設置する。使用時、多数の外箱体１は底蓋１８の凹面部１９によって次の下の外箱体１の上蓋１１の凸面部１２に嵌合し、多数の外箱体１を重ね置く（即ち第一週目、第二週目、・・・）ことで、慢性病患者が長期服用する時に便利であり、すべての薬を集中して収納する。

前述実施例は、本考案の良好な実施方式を説明しただけであり、本考案の範囲を制限するものではなく、本考案に基づく修飾、変更は，本考案の主旨所在を失わず、本考案の精神の範囲に含まれるものとする。

上述のとおり、本考案は複数の仕切板１４を設置することで、複数の納置区１５を備えた外箱体１を形成し、該複数の納置区１５を設置してその納置区１５からピルケース２を取り出すピルケースの構造を構成する。簡単な検索取り出し動作に拠って、当日、当時間に必要な薬４を探し出し、視覚障害者の正確な服薬に利する。

１外箱体
１１ 上蓋
１２ 凸面部
１３ 気密条
１４ 仕切板
１５ 納置区
１６ 電池納置区
１７ 電池
１８ 底蓋
１９ 凹面部
２ ピルケース
２１ ピルケース上蓋
３ 制御回路
３１ タッチ制御スイッチ
３２ スピーカー
３３ 音量調節ボタン
３４ ディスプレイ
３５ 設定ボタン
４ 薬

Claims (4)

1. 服用する薬剤を収容する複数のピルケースと該ピルケースを収納する外箱体から構成され、
   上記外箱体は、上蓋を設置すると共に、複数の交錯配列した仕切板によってピルケースを収容する納置区を形成してその底縁にはタッチ制御スイッチを設置し、各タッチ制御スイッチを音声情報を保存した制御回路と連接し、且つ該制御回路をスピーカーに連接してなり、
   上記ピルケースは、上蓋を設置してなり、
   薬剤を入れて各納置区に収納したピルケースを押し下げることによって納置区底縁のタッチ制御スイッチを起動して、制御回路が判読した薬剤の服用日時などをスピーカーから音声で表示することにより，使用者が所定の薬剤を収容したピルケースを選択して取り出すことを可能としたことを特徴とするピルケースの構造。
2. 前記外箱体は、上蓋の周辺縁に階段部を設置して凸面部を形成し、外箱体の底縁は底蓋で閉じると共にその底縁には外箱体の凸面部に対応する凹面部を設置し，多数個の外箱体を底蓋の凹面部によって次の下の外箱体の上蓋の凸面部に嵌合して，多数個の外箱体を重ねて設置可能としたことを特徴とする請求項１記載のピルケースの構造。
3. 前記制御回路は、更に音量調節ボタンを連接して音声の音量を調整可能としたことを特徴とする請求項１記載のピルケースの構造。
4. 前記外箱体の表面は、制御回路を連接するディスプレイ及び設定ボタンを設置し、設定ボタンで異なる服薬時間を設定することで、所定の服薬時間になると、音声で使用者に知らせることを可能としたことを特徴とする請求項１記載のピルケースの構造。

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