JP3203139U - 砕氷船積み装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小規模漁港において漁船に砕氷を積込む、小型で安価な砕氷船積み装置を提供する。【解決手段】搬送トラックから砕氷を受取る受氷ホッパー5内に、ブリッジ防止ローター6を設けるとともに、底部に切出しスクリューコンベア7を設置し、スクリューコンベアの終端付近に始端を有する搬出コンベア8を設置し、その終端部が船倉の上方にくるように配設する。これらの設備の駆動源として、発電機を有する。【選択図】図1
Description
本考案は、漁船における漁獲物の鮮度を維持するために、トラックによって搬送されてきた砕氷を、漁船に積み込むための装置に関するものである。
出港前の中小型の漁船においては、漁獲物の鮮度を維持するために、トラックで搬送されてきた砕氷を、乗組員がスコップで掻き出して船積みしている。数人の乗組員が、傾斜したトラック荷台に上がり、スコップを用いて掻き出すため、作業効率が非常に低く、船積みのために長時間順番待ちすることが常態化している。
また作業中に足場の砕氷が崩れたり、固まった砕氷が落下するため、これに伴って乗組員が転落する災害が後を絶たず、船主や漁協関係者から災害防止を求める声が強い。
また作業中に足場の砕氷が崩れたり、固まった砕氷が落下するため、これに伴って乗組員が転落する災害が後を絶たず、船主や漁協関係者から災害防止を求める声が強い。
これらを改善するために、多量の砕氷を短時間で積込むための装置として、実登3179400砕氷送入用トラックが考案されている。別の砕氷搬送トラックで運ばれてきた砕氷を船倉に送り込むために、様々な装置を荷台に具備した砕氷送入用トラックである。
砕氷を受け入れるホッパー、このホッパーから砕氷を移送する搬入サイドコンベア、搬入サイドコンベア可動装置、および搬入コンベアから砕氷を投入する受載ホッパー、さらに、受載ホッパーから砕氷を移送する切出しコンベア、切出しコンベアの最終端で砕氷を受け取る搬出コンベア、および砕氷を船倉に送り込むための送入シュート等の装置がこのトラックに搭載されている。
砕氷を受け入れるホッパー、このホッパーから砕氷を移送する搬入サイドコンベア、搬入サイドコンベア可動装置、および搬入コンベアから砕氷を投入する受載ホッパー、さらに、受載ホッパーから砕氷を移送する切出しコンベア、切出しコンベアの最終端で砕氷を受け取る搬出コンベア、および砕氷を船倉に送り込むための送入シュート等の装置がこのトラックに搭載されている。
この考案において、搬入サイドコンベア用にベルトコンベア、切出しコンベア用にベルトコンベア、搬出コンベア用にはスラットコンベアを使用することが記載されている。
この砕氷送入用トラックは、上記のような様々な設備を搭載する高価な専用車である。そのため使用頻度の少ない小規模漁港においては、コスト負担が過大となり、容易に配備することができない。
本考案は、トラックによって搬送されてきた砕氷を、人力を用いないで漁船等に積込む、安価で安全な装置を目的とするものである。
本考案の請求項1は、砕氷排出装置および装置固定台およびから成る砕氷積込み装置において、砕氷排出装置が受氷ホッパーおよび砕氷排出スクリューコンベアから成り、受氷ホッパーの内部にブリッジ防止用突起付きローターを設けると共に、同ホッパーの底部に切出しスクリューコンベアを設置し、同切出しスクリューコンベアの終端付近から斜め上方に向けて、砕氷排出スクリューコンベアを傾斜配設し、その終端に砕氷排出ホースを設けた装置であって、砕氷排出装置の側面に、発電機を設置した装置固定装置を結合した砕氷積込み装置である。
請求項2は、砕氷排出装置および装置固定台に車輪を設けた請求項1の砕氷積込み装置である。
トラックで搬送されてきた砕氷は、トラックの荷台を傾けて受氷ホッパーに投入され、ブリッジ防止用突起付きローターを経由して、底部の切出しスクリューコンベアおよび砕氷搬出スクリューコンベアによって、漁船の上方まで搬送され、砕氷排出ホースを通って船倉へ送入される。人力を用いる必要がないため、砕氷送入作業を安全に実施できる。
また、自動車に搭載せずフォークリフト等で移送できる小型設備のため、安価に製造できる。また発電機を設置しているため、作業場所へ速やかに移動して積込み作業を実施できる特徴を有する。
砕氷積込み作業における本考案の構造的な効果は以下のとおりである。
砕氷をホッパー等に投入して移送すると、互いに固着してブリッジを形成し、ホッパー下方への落下が妨げられて、作業の停滞を招きやすい。これを防止するために、ホッパー内にブリッジ防止用突起付きローターを設けるため、ブリッジによる作業停滞を防止できる。
砕氷をホッパー等に投入して移送すると、互いに固着してブリッジを形成し、ホッパー下方への落下が妨げられて、作業の停滞を招きやすい。これを防止するために、ホッパー内にブリッジ防止用突起付きローターを設けるため、ブリッジによる作業停滞を防止できる。
さらに砕氷は、表面抵抗が小さいため滑りやすく、先願で使用されているベルトコンベア搬送においては、ベルトから滑落して設備トラブルに繋がる可能性がある。そのためベルト幅を大きく、コンベアの傾斜角度を小さくしなければならず、装置の大型化が避けられない。スラットコンベアを使用すると、さらにその弊害が拡大される。
本考案においては、ベルトコンベアやスラットコンベアの代わりに、密閉空間内を強制的に搬送するためスクリューコンベアを使用するため、設備が小型となり、砕氷の滑落したり飛散するおそれがない。
以下に本考案の実施形態を図1,2に基づいて説明する。
両図において、1は砕氷を積んだ荷台を傾斜させているトラック、2は砕氷積込み装置、3は砕氷排出装置、10は装置固定台、4は砕氷を積込む漁船である。
両図において、1は砕氷を積んだ荷台を傾斜させているトラック、2は砕氷積込み装置、3は砕氷排出装置、10は装置固定台、4は砕氷を積込む漁船である。
図1において、5はトラックの荷台1から投入された砕氷を受ける受氷ホッパー、6は受氷ホッパーの内部に設置されたブリッジ防止用突起付きローター、7は砕氷切出しスクリューコンベア、8は砕氷排出スクリューコンベアである。砕氷切出しスクリューコンベア7は、受氷ホッパー6の底部に設置され、ホッパーの上部から投入された砕氷を、コンベア終端部へ搬送する。
砕氷排出スクリューコンベア8は、砕氷切出しスクリューコンベア7の終端部で砕氷を受取り、漁船へ送入するためのもので、砕氷切出しスクリューコンベア7の終端部付近から、漁船の上方に向けて傾斜配設されている。砕氷排出スクリューコンベア8はギヤドモーター12によって駆動され、砕氷は、同コンベア8の終端に接続された砕氷排出ホース9を経由して船倉へ送入される。
砕氷排出スクリューコンベア8は、支柱15によって支持され、支柱15の高さを調節することによって、スクリューコンベア8の傾斜角度を任意に変えることができる。
本砕氷積込み装置の移動はフォークリフト等によって行うことができるが、小さな位置調整は、砕氷積込み装置2および装置固定台10に設けた車輪14を使用して行う。車輪の個数は、円滑に装置を移動し、設置場所で安定して使用できるように考慮して決定する。
図2は本考案の平面図である。受氷ホッパー5の内部に配設されたブリッジ防止ローター5の表面には、ブリッジを破砕する突起として直径約10mm、長さ150mmの鋼棒を多数溶接してある。ローターを回転させ、突起よってブリッジを破壊する。
ブリッジの形成状況は、ホッパーの形状や砕氷の投入量によって異なるため、実際の使用状況においてブリッジの形成を妨げられるように、ローターの設置本数および突起の形状本数を設置する。
ブリッジの形成状況は、ホッパーの形状や砕氷の投入量によって異なるため、実際の使用状況においてブリッジの形成を妨げられるように、ローターの設置本数および突起の形状本数を設置する。
装置固定台10には、各コンベアおよびブリッジ防止ローターを駆動する発電機11を設置する。砕氷排出装置3と装置固定台10は、ボルト締結を行う作業時固定装置15によって結合する。
1 砕氷搬送トラック
2 砕氷積込み装置
3 砕氷排出装置
4 漁船
5 受氷ホッパー
6 ブリッジ防止ローター
7 砕氷切出しスクリューコンベア
8 砕氷搬出スクリューコンベア
9 砕氷排出ホース
10 装置固定台
11 発電機
12 ギヤドモーター
13 作業時固定装置
14 車輪
15 支柱
2 砕氷積込み装置
3 砕氷排出装置
4 漁船
5 受氷ホッパー
6 ブリッジ防止ローター
7 砕氷切出しスクリューコンベア
8 砕氷搬出スクリューコンベア
9 砕氷排出ホース
10 装置固定台
11 発電機
12 ギヤドモーター
13 作業時固定装置
14 車輪
15 支柱
Claims (2)
- 砕氷排出装置および装置固定台から成る砕氷船積み装置において、砕氷排出装置が受氷ホッパーおよび砕氷排出スクリューコンベアから成り、受氷ホッパーの内部にブリッジ防止用突起付きローターを設けると共に、同ホッパーの底部に切出しスクリューコンベアを設置し、同切出しスクリューコンベアの終端付近から斜め上方に向けて砕氷排出スクリューコンベアを傾斜配設し、その終端部に排出ホースを設けた装置であって、砕氷排出装置の側面に、発電機を設置した装置固定装置を結合した砕氷船積み装置。
- 砕氷排出装置および装置固定装置に車輪を設けた請求項1の砕氷船積み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015005473U JP3203139U (ja) | 2015-10-07 | 2015-10-07 | 砕氷船積み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015005473U JP3203139U (ja) | 2015-10-07 | 2015-10-07 | 砕氷船積み装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3203139U true JP3203139U (ja) | 2016-03-17 |
Family
ID=55523819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015005473U Expired - Fee Related JP3203139U (ja) | 2015-10-07 | 2015-10-07 | 砕氷船積み装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3203139U (ja) |
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2015
- 2015-10-07 JP JP2015005473U patent/JP3203139U/ja not_active Expired - Fee Related
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