JP3202773U - 尿排泄補助具および緊急用トイレ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトな形状を備えつつ、排尿時における排尿方向の規制を有効に行ない得る尿排泄補助具および緊急用トイレを提供する。【解決手段】容器2に形成される開口部を取り囲んで装着されるとともに、使用者の尿排泄部位に対峙させられる尿排泄補助具1であって、内側に、容器2の開口部に重畳させられる長方形状若しくは長円状の開口Aを備えた基部1aと、この基部1aの内周縁部に折り畳み可能に連設された環状部とを備え、環状部が、折り畳まれた状態において、基部1aの開口Aを閉塞する構成となっている。【選択図】図1
Description
本考案は、排尿を行なう人の尿排泄部位を、排泄される尿を収集する容器の開口部に正しく向けさせるようにした尿排泄補助具、および、この尿排泄補助具を用いた緊急用トイレに関するものである。
排尿を行なう際、特に、災害時等の緊急時において屋外において用を足さなければならない際に、緊急用トイレを用いることがある。
通常使用される便器では、排泄される尿が尿収集部に円滑に導かれる構造となっていて、前記便器回りを汚してしまうことは殆どない。
しかしながら、緊急時にあっては、前述した通常使用される便器がない場合が殆どであることから、身近にある容器を簡易トイレとして利用することが多い。
そして、前述した容器は、尿の収集に適した構造ではないことが多く、使用の際に、容器回りを汚してしまうことがある。
このような不具合に対処すべく、たとえば、特許文献1に示されるような提案がなされている。
この技術は、容器として使用済みのペットボトル等の飲料用容器を用いたものである。
そして、前記飲料用容器の蓋が装着される飲み口に、漏斗状の位置決め部材を螺着し、この位置決め部材を、使用者の尿排泄部位に被せることにより、排尿方向を規制して、尿を前記飲料用容器へ導くようにしている。
前述した従来の技術によって、緊急時においても比較的入手しやすい飲料用容器を用いて簡易トイレを作ることができ、かつ、排尿の際に、回りを汚してしまうことを抑制することが期待できるようになった。
しかしながら、前述した従来の技術においても、なお、次のような改善すべき問題点が残されている。
すなわち、前述した技術では、位置決め部材が、漏斗状に形成されて、人の尿排泄部位を覆う形状となされていることから、その形状が大きく取り扱いが煩雑であるといった問題点である。
本考案は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、コンパクトな形状を備えつつ、排尿時における排尿方向の規制を有効に行ない得る尿排泄補助具および緊急用トイレを提供することを解決すべき課題とする。
本考案の尿排泄補助具は、前述した課題を解決するために、容器に形成される開口部を取り囲んで装着されるとともに、使用者の尿排泄部位に対峙させられる尿排泄補助具であって、内側に、前記容器の開口部に重畳させられる長方形状若しくは長円状の開口を備えた基部と、この基部の内周縁部に折り畳み可能に連設された環状部とを備え、前記環状部が、折り畳まれた状態において、前記基部の開口を閉塞するようになされていることを特徴としている。
本考案の尿排泄補助具は、前記基部を、容器に形成されている開口部を取り囲むようにして、この容器に取り付けることにより、緊急用トイレとして使用される。
この緊急用トイレの不使用時には、前記基部に連設されている前記環状部が折り畳まれていることにより、前記基部の内側の開口を閉塞している。
これに伴い、前記基部が装着されている前記容器の開口部が閉塞されている。
これに伴い、前記基部が装着されている前記容器の開口部が閉塞されている。
そして、前記基部に連設されている環状部を、折り畳んだ状態から広げるように前記基部から立ち上げると、前記環状部によって前記基部の開口を取り囲むように筒状の壁が形成される。
これによって、前記開口が開放されるとともにこの開口が対峙されている前記容器の開口部も開放される。
これによって、前記開口が開放されるとともにこの開口が対峙されている前記容器の開口部も開放される。
ついで、前記環状部を、使用者の尿排泄部位に、その部位を取り囲むように位置させることにより、前記尿排泄部位を前記容器の開口部に向けさせることができる。
この結果、排尿に際して、その尿が前記開口部を経て前記容器へと導かれる。
したがって、尿が前記容器外に飛散することが抑制されて、容器回りの汚れが抑制される。
したがって、尿が前記容器外に飛散することが抑制されて、容器回りの汚れが抑制される。
不使用時にあっては、前記尿排泄補助具は、前述したように折り畳まれていることによりコンパクトな形状に保持される。
したがって、嵩張ることなく取り扱いが容易である。
したがって、嵩張ることなく取り扱いが容易である。
一方、前記尿排泄補助具は、前記容器に予め取り付けておくことも可能であり、あるいは、単体で保管しておき、使用時に前記容器に取り付けるようにすることもできる。
後者のような使用形態とする場合には、前記基部に、この基部を前記容器に固定するための接着層を一体に設けておくことが好ましい。
そして、前記接着層は剥離紙等によって被覆した状態とし、使用時にこの剥離紙を剥がすことにより、前記接着層を露出させて接着可能とする。
そして、前記容器に形成される開口部は、予め形成しておくことも可能であり、使用時に、前記尿排泄補助具を開放して前記容器の壁面を露出させた後に、この壁面を切り込むことによって形成することも可能である。
このように、使用時に開口部を形成する場合、未使用状態では、前記尿排泄補助具が清潔な状態に保持されていることから、前記容器は、容器本来の使用目的で使用される。
たとえば、飲料水容器として使用可能である。
たとえば、飲料水容器として使用可能である。
また、前記環状部が閉塞位置に折り畳まれた状態において、この環状部全体を液密に覆う密閉シールを設けることもできる。
このような密閉シールを設けることにより、前記尿排泄補助具を使用時まで露出させずに保持することができ、その清潔性を維持することができる。
また、使用後において、前記尿排泄補助具を折り畳んで前記開口を閉塞した後に、前記密閉シールによって前記尿排泄補助具を密閉することにより、前記容器からの尿漏れや臭い漏れを防止することができる。
そして、前記尿排泄補助具を装着した容器は、緊急用トイレとして使用することができ、前記容器として、飲料用のペットボトルや給水用の水タンク等、種々の容器を用いることができる。
本考案の尿排泄補助具および緊急用トイレによれば、コンパクトな形状を備えつつ、排尿時における尿の飛散を防止して、回りを汚してしまうことを抑制することができる。
以下、本考案の第1の実施形態を図1ないし図10を参照して説明する。
これらの図において、符号1は本実施形態にかかる尿排泄補助具を示し、本実施形態においては、前記尿排泄補助具1を、飲料用のペットボトルからなる容器2に装着して緊急用トイレTを構成した例を示している。
これらの図において、符号1は本実施形態にかかる尿排泄補助具を示し、本実施形態においては、前記尿排泄補助具1を、飲料用のペットボトルからなる容器2に装着して緊急用トイレTを構成した例を示している。
本実施形態に係わる前記尿排泄補助具1は、内側に、長方形状の開口Aを備えた基部1aと、この基部1aの内周縁部に折り畳み可能に連設された環状部1bとを備え、前記環状部1bが、折り畳まれた状態において、前記基部1aの開口Aを閉塞するようになされている。
前記尿排泄補助具1は、前記基部1aの裏面側に接着剤層が形成されて、この接着剤層によって前記容器2に貼着されるようになっている。
また、前記基部1aと前記環状部1bは、前記開口Aの一対の短辺において谷折り線V1を介して連設されているとともに、一対の長辺において谷折り線V2を介して連設されている。
さらに、前記環状部1bには、その先端部の、前記各短辺間の中間に位置させられる部位と、前記各短辺の両端部とを結んで山折り線X1が形成され、これらの山折り線X1と前記谷折り線V1とによって、この谷折り線V1を底辺とする二等辺三角形を形成するようになっている。
また、前記山折り線X1の先端から前記環状部1bに沿って所定距離離間した部位と前記各短辺の両端部とを結んで山折り線X2が形成されている。
そして、前記環状部1bを、前記谷折り線V1および山折り線X1において折り畳むことにより、短辺側において、前記二等辺三角形に相当する部分が前記環状部1bの外側に折り込まれ、長辺側において、残余の部分が前記環状部1bの内側に折り込まれる。
前記環状部1bの、長辺側において内側に折り込まれた部位は、相互に付き合わされ、これによって、前記環状部1bが平面状に畳み込まれるとともに、前記基部1aの内側の開口Aを閉じられるようになっている。
さらに本実施形態においては、前述したように平面状に畳まれた尿排泄補助具1を全体的に覆い、かつ、前記容器2の側面に剥離可能に貼着される密閉シール3が設けられている。
ついで、このように構成された本実施形態に係わる尿排泄補助具1の使用方法について、前述した緊急用トイレTとして組み上げられた状態をもとに説明する。
使用にあたっては、まず、図3に示すように、前記密閉シール3を前記容器2から剥がして、図4に示すように、前記容器2の側面に装着されている尿排泄補助具1を露出させる。
ついで、前記環状部1bの突き合わせ状態にある両長辺部を、谷折り部V2にて谷折りし、かつ、山折り線X2にて山折りしつつ立ち上げる。
これに伴い、図5および図6に示すように、前記山折り線X1および谷折り線V1における折り角が広げられて、前述した二等辺三角形の部分が前記容器2の側面から斜めに立ち上げられる。
これに伴い、図5および図6に示すように、前記山折り線X1および谷折り線V1における折り角が広げられて、前述した二等辺三角形の部分が前記容器2の側面から斜めに立ち上げられる。
この結果、前記環状部1bが、図5および図6に示すように、略舟形に立ち上げられて、前記基部1aの内側の開口Aを露出させる。
これに伴い、図5および図7に示すように、前記開口Aを介して、前記容器2の側面が露出される。
これに伴い、図5および図7に示すように、前記開口Aを介して、前記容器2の側面が露出される。
ついで、図8に実線で示すように、露出させられている前記容器2の側面に、前記基部1aの両短辺に沿うように、かつ、これらの短辺の中間を結ぶ線に沿ってカッター等を用いて切り込みを入れる。
これより、前記容器2の側面の切り込まれた部位を、前記容器2の内側へ向けて折り曲げることにより、図9および図10に示すように、前記容器2の側面に開口部2aを形成する。
前記開口部2aは、前記容器2の内外を連通させ、かつ、外面側において、筒状の前記環状部1bによって取り囲まれ、この状態で使用に供される。
そして、使用にあたっては、前記尿排泄補助具1の環状部1bを、使用者の尿排泄部位を取り囲むように位置させる。
この操作により、前記使用者の尿排泄部位が、前記容器2の開口部2aに正しく対峙させられ、かつ、前記尿排泄部位の回りが前記環状部1bによって取り囲まれる。
この操作により、前記使用者の尿排泄部位が、前記容器2の開口部2aに正しく対峙させられ、かつ、前記尿排泄部位の回りが前記環状部1bによって取り囲まれる。
これによって、排尿時の尿が確実に前記開口部2aへ向かって流れて前記容器2内に入り込み、また、前記環状部1bにより外部への飛散が防止される。
一方、使用後においては、前述した手順と逆の手順によって、前記尿排泄補助具1を閉じて前記容器2の開口部2aを閉じ、本実施形態においては、さらに、前記密閉シール3によって前記尿排泄補助具1を密閉する。
これより、再使用するか若しくは廃棄処理する。
これより、再使用するか若しくは廃棄処理する。
前記尿排泄補助具1は、折り畳んだ状態において、前記容器2の側面に沿うようにして収められることから、嵩張ることがなくその取り扱いも容易である。
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって設計要求等に基づき種々変更可能である。
たとえば、前記実施形態においては、前記尿排泄補助具1を予め容器2の側面に取り付けておく例を示したが、図11に示すように、前記尿排泄補助具1を密閉シール3とともに包装して単体で保管しておき、使用時に身近にある容器に取り付けるようにすることもできる。
また、前記実施形態のように、前記尿排泄補助具1を容器2に予め取り付けておく場合、この尿排泄補助具1を前記容器2の側面に取り付けるのに先立って、前記容器2に予め開口部2aを形成しておくこともできる。
前記尿排泄補助具1は接着剤による貼着に限らず、前記容器2の製造時に一体化するようにしてもよい。
さらに、
さらに、
1 尿排泄補助具
1a 基部
1b 環状部
2 容器
2a 開口部
3 密閉シール
A 開口
T 緊急用トイレ
V1 谷折り線
V2 谷折り線
X1 山折り線
X2 山折り線
1a 基部
1b 環状部
2 容器
2a 開口部
3 密閉シール
A 開口
T 緊急用トイレ
V1 谷折り線
V2 谷折り線
X1 山折り線
X2 山折り線
Claims (6)
- 容器に形成される開口部を取り囲んで装着されるとともに、使用者の尿排泄部位に対峙させられる尿排泄補助具であって、内側に、前記容器の開口部に重畳させられる長方形状若しくは長円状の開口を備えた基部と、この基部の内周縁部に折り畳み可能に連設された環状部とを備え、前記環状部が、折り畳まれた状態において、前記基部の開口を閉塞するようになされていることを特徴とする尿排泄補助具。
- 前記基部に、この基部を前記容器に固定するための接着層が一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の尿排泄補助具。
- 前記環状部が閉塞位置に折り畳まれた状態において、この環状部全体を液密に覆う密閉シールを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の尿排泄補助具。
- 請求項1ないし請求項3の何れかに記載の尿排泄補助具を、尿収集用の開口部が形成される容器に、前記開口部を取り囲むようにして装着したことを特徴とする緊急用トイレ。
- 前記容器が、飲料用のペットボトルであることを特徴とする請求項4に記載の緊急用トイレ。
- 前記容器に形成される開口部が、前記尿排泄補助具が折り畳みを解かれた状態において、前記容器の壁部を切り込むことによって形成されるようになされていることを特徴とする請求項4または請求項5の何れかに記載の緊急用トイレ。
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JP2015006253U JP3202773U (ja) | 2015-12-10 | 2015-12-10 | 尿排泄補助具および緊急用トイレ |
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