JP3202639U - 紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロン - Google Patents

Abstract

【課題】紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンを提供する。【解決手段】電気アイロンはアイロン本体を有する。アイロン本体１は、蒸気を発生させるための蒸気発生チャンバ１０を有する。アイロン本体は、蒸気発生チャンバにおいて発生された蒸気を殺菌するための紫外線殺菌チャンバ２０をさらに有する。紫外線殺菌チャンバは蒸気発生チャンバと連通しており、紫外線殺菌チャンバは蒸気ノズル３０と連通している。紫外線を生成するための紫外線生成装置２１が、紫外線生成チャンバの内部に配置される。【選択図】図１

Description

本願は、紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンに関する。

電気アイロンは、衣類や生地を押圧するために広く用いられている器具である。今では、家庭、クリーニング屋およびホテル等における不可欠な電気器具となっている。既存の電気アイロンは、スチーム（蒸気）機能を有する。水が電気アイロンの水タンクに入れられ、そして、使用時に蒸気を発生させることができる。

しかしながら、水や蒸気は、水タンクおよび電気アイロンの他の内部部品に残留することがある。このため、電気アイロンを、長期間使用すると、電気アイロンの内部に細菌が増殖するおそれがある。衣類にアイロンをかける時には細菌を含む水が放出され、衣類に残留することになる。これにより、ユーザの健康に悪影響を及ぼす可能性がある。

また、従来の電気アイロンの操作はやや複雑である。アイロンをかける前に、ユーザはアイロンをかける衣類の材料に応じて適当な温度レベルを選択する必要がある。選択された温度が不適当である場合、アイロンがけに悪影響が生じ、場合によっては復元不可能な損傷を衣類に与えることにもなる。

本願の目的は、紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンを提供することにある。蒸気に紫外線殺菌を行うことにより、電気アイロンをより衛生的で安全なものできる。

本願が提供する紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンは、アイロン本体を有する。アイロン本体は、蒸気を発生させるための蒸気発生チャンバを有することができる。アイロン本体は、蒸気発生チャンバにおいて発生された蒸気を殺菌するための紫外線殺菌チャンバを更に有することができる。紫外線殺菌チャンバを蒸気発生チャンバと連通させることができる。紫外線殺菌チャンバをアイロン本体の蒸気ノズルと連通させることができる。紫外線を生成するための紫外線生成装置を、紫外線生成チャンバの内部に配置することができる。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、アイロン本体は水タンクを更に有することができる。水タンクを蒸気発生チャンバと連通させることができる。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、水タンクから蒸気発生チャンバに水を送出するための水ポンプを、水タンクと蒸気発生チャンバとの間に配置することができる。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、紫外線生成装置によって生成された紫外線の一部を蒸気ノズルから放射するよう、蒸気ノズルは紫外線生成装置に直接面することができる。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、アイロン本体には制御回路基板と安全スイッチとを配置することができる。紫外線生成装置と安全スイッチとをそれぞれ制御回路基板に接続することができる。電源に接続されるとともに、アイロン本体が生地に接近していて安全スイッチが作動している場合、制御回路基板が紫外線生成装置をオンにする。アイロン本体が生地から離れている場合、安全スイッチが作動せず、制御回路基板が紫外線生成装置をオフにする。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、安全スイッチを光検出器または機械的マイクロスイッチとすることができる。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、紫外線生成装置を紫外線管とすることができる。紫外線管では、２４０〜２６０ｎｍの波長を用いることができる。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、アイロン本体は、合金材料で形成されるアイロン底面板を有することができる。アイロン底面板は電気加熱パイプを有することができ、アイロン底面板が蒸気発生チャンバの底部壁となるよう、蒸気発生チャンバをアイロン底面板の上方に配置することができる。紫外線殺菌チャンバを蒸気発生チャンバの上方に配置することができる。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、蒸気発生チャンバの底部壁には、拡散剤のコーティングを施すことができる。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、紫外線殺菌チャンバを蒸気発生チャンバの前方にかつ隣接して配置することができ、紫外線殺菌チャンバの底部壁をアイロン底面板によって形成することができる。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、紫外線殺菌チャンバにおいて凝縮された水が蒸気発生チャンバへと流れて戻り蒸気を形成するように構成することができる。

紫外線蒸気殺菌機能を有し、アイロン本体を有し、一の温度レベルのみを有する電気アイロンもまた提供する。アイロン本体は、蒸気を発生させるための蒸気発生チャンバと、蒸気発生チャンバにおいて発生された蒸気を殺菌するための紫外線殺菌チャンバと、動作温度が一定であるアイロン底面板と、アイロン底面板上に配置される蒸気ノズルと、を備えることができる。紫外線殺菌チャンバを蒸気発生チャンバおよび蒸気ノズルとそれぞれ連通させることができ、紫外線を生成するための紫外線生成装置を紫外線生成チャンバの内部に配置することができる。

放出前に蒸気を紫外線殺菌するための紫外線殺菌チャンバが配置されている紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンは、電気アイロンをより衛生的で安全なものとできるので、本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンには利点がある。さらに、紫外線照射の後に、蒸気粒子はさらに小さくなり、生地内に十分に入り込むことができ、アイロン効果が高まる。

具体例としての電気アイロンの実施の態様を、添付の図面を参照して説明する。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第一実施形態を示す図である。 本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第二実施形態を示す図である。 本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第三実施形態を示す図である。 本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第四実施形態を示す図である。 本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第五実施形態を示す図である。 本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第六実施形態を示す図である。 本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第七実施形態を示す図である。

次に、本願の電気アイロンの技術的特徴、目的および効果を理解しやすくするために、添付図面を参照しながら特定の実施形態を説明する。

以下に本願の電気アイロンの実施形態を詳細に説明する。これらの実施形態を添付図面に示す。同じ部材には、同じ参照符号をすべての図面にわたって用いる。

なお、本願の説明においては、語「前方」、「後方」、「上部」、「底部」等は、図面において向けられ配置された、構造の向きまたは位置をいうことを記載しておく。これらの語は、説明を簡単にするために用いるのであって、構造が特定の向きを有するまたは特定の位置で動作する必要があることを意味せずまた示唆するものでもない。これらの語は限定と見なすものではない。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンは、アイロン本体を有する。アイロン本体は、蒸気を発生させるための蒸気発生チャンバを有することができる。アイロン本体は、蒸気発生チャンバにおいて発生された蒸気を殺菌するための紫外線殺菌チャンバを更に有する。紫外線殺菌チャンバは、蒸気発生チャンバと連通させることができる。紫外線殺菌チャンバは、アイロン本体の蒸気ノズルと連通させることができる。紫外線を生成するための紫外線生成装置を、紫外線生成チャンバの内部に配置することができる。電気アイロンの動作の際に、水は水タンクから蒸気発生チャンバに入り、熱によって蒸気へと変化する。その後、蒸気は紫外線殺菌チャンバに入る。紫外線生成装置は紫外線を生成し、蒸気中の細菌等を殺菌するために紫外線を蒸気に照射する。紫外線照射の後に、蒸気粒子はさらに小さくなり、生地の繊維内に十分に入り込むことができ、アイロン効果が高まる。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの種々の実施形態を以下に説明する。

図１は、本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第一実施形態を示す図である。本実施形態において、電気アイロンはアイロン本体１を有する。アイロン本体１は、蒸気を発生させるための蒸気発生チャンバ１０を有することができる。蒸気発生チャンバ１０を水タンク４０と連通させることができる。水タンク４０は、蒸気発生チャンバ１０に水を供給するための外部水タンクまたは内部水タンクとすることができる。電気アイロンは、蒸気発生チャンバ１０において発生された蒸気を殺菌するための紫外線殺菌チャンバ２０をさらに有することができる。紫外線を生成するための紫外線生成装置２１を、紫外線生成チャンバ２０の内部に配置することができる。紫外線生成装置２１を紫外線管(ultraviolet tube)とすることができる。例えば、紫外線管は紫外線を発光可能な石英水銀燈管(quartz lamp tube)とすることができ、好ましくは、２４０〜２６０ｎｍの波長を用いる紫外線管とできる。紫外線殺菌チャンバ２０を蒸気発生チャンバ１０と連通させることができる。具体的には、本実施形態においては、紫外線殺菌チャンバ２０を蒸気発生チャンバ１０の上方に配置することができる。通路すなわち配管を通じて、紫外線殺菌チャンバ２０を蒸気発生チャンバ１０と連通させることができる。蒸気発生チャンバ１０において発生された蒸気は、通路すなわち配管を通って紫外線殺菌チャンバ２０へと入ることができる。アイロン本体１に、殺菌された蒸気を紫外線殺菌チャンバ２０から放出するための複数の蒸気ノズル３０を配置することができる。紫外線殺菌チャンバ２０を蒸気ノズル３０と連通させることができる。具体的には、通路すなわち配管を通じて、紫外線殺菌チャンバ２０を蒸気ノズル３０と連通させることができる。本実施形態では、アイロン本体１は、合金材料で形成されるアイロン底面板７０を有することができる。アイロン底面板７０には電気加熱パイプ７１を配置することができる。蒸気ノズル３０をアイロン底面板７０上に配置することができる。アイロン底面板７０が蒸気発生チャンバ１０の底部壁となるよう、蒸気発生チャンバ１０をアイロン底面板７０の上方に配置することができる。蒸気を発生しやすくするために、蒸気発生チャンバ１０の底部壁には拡散剤のコーティング(coating of diffuser agent)を配置することができる。

本実施形態の電気アイロンの動作の際に、水は、水タンク４０から蒸気発生チャンバ１０へと流れ込む。水が拡散剤で被覆されたアイロン底面板７０に、つまり蒸気発生チャンバ１０の底部壁に落下すると、水が蒸気へと変化する。蒸気は通路を通って紫外線殺菌チャンバ２０へと入る。紫外線生成装置２１は紫外線を生成し、消毒および殺菌のために紫外線を蒸気に照射する。また、紫外線殺菌チャンバ２０において凝縮された水は、蒸気が紫外線殺菌チャンバ２０へと入る通路を通って蒸気発生チャンバ１０へと流れて戻ることができ、再び蒸気となる。蒸気は、紫外線殺菌後に小さい粒子構造へと変化し白い霧状へ変わり、蒸気ノズル３０を通過するとき、アイロン底面板７０によって再び加熱される。霧状の蒸気は１００℃を超える温度へと達することができる。小さい蒸気粒子の構造が変化するので、小さい蒸気粒子はより小さくなり、十分に生地の繊維に入り込むことができ、その結果、生地に湿り気を与え、柔らかくできる。これにより、アイロン効果を高め、しかも消毒および殺菌の機能を達成することができる。

図２は、本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第二実施形態を示す図である。この実施形態の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンは、紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第一実施形態を改良したものである。具体的には、水ポンプ５０を、水タンク４０と蒸気発生チャンバ１０との間に配置することができる。水タンク４０からの水は、水ポンプ５０によって蒸気発生チャンバ１０に送り込むことができる。この構造は、外部水タンクを有する電気アイロンに好適であり、吊り下げ式アイロンや産業用アイロン設備等の蒸気発生チャンバ１０からの離れたところに水タンクが配置される状況に好適である。この実施形態の電気アイロンの他の構造は、第一実施形態と同じであり、その説明は省略する。

図３は、本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第三実施形態を示す図である。この実施形態の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンは、紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第二実施形態を改良したものである。具体的には、消毒および殺菌効果を高めるために、紫外線生成装置２１によって生成された紫外線の一部が蒸気ノズル３０から出射するよう、蒸気ノズル３０は紫外線生成装置２１に直接面することができる。この構造は、蒸気ノズル３０および紫外線生成装置２１の相対的な位置を変更することにより達成することができる。アイロンをかける際に、紫外線生成装置２１によって生成された紫外線の一部を、蒸気ノズル３０から出射させることができ、紫外線殺菌を生地の繊維に対しても行うことができる。この実施形態の電気アイロンの他の構造は、第二実施形態と同じであり、その説明は省略する。

図４は、本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第四実施形態を示す図である。この実施形態の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンは、紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第三実施形態を改良したものである。具体的には、電気アイロンが使用されていない場合に紫外線が蒸気ノズル３０から出射してユーザや他の人に紫外線が照射されるのを防止するために、アイロン本体１には、制御回路基板（図示せず）と安全スイッチ６０とを配置することができる。紫外線生成装置２１と安全スイッチ６０とをそれぞれ制御回路基板に接続することができる。電気アイロンが電源に接続されるとともに、アイロン本体１が生地に接近している場合、安全スイッチ６０が作動して、制御回路基板が紫外線生成装置２１をオンにする（動作させる）。アイロン本体１が生地から離れている場合、安全スイッチ６０が作動せず、制御回路基板が紫外線生成装置２１をオフにする停止させる）。

本実施形態において、安全スイッチ６０をアイロン底面板７０上に配置することができる。安全スイッチ６０を光検出器(photoelectric sensor)とすることができる。アイロンをかける際に、アイロン底面板７０が生地を押圧するので、光検出器は光を検出しない。光検出器の信号がオン（ＯＮ）であると、制御回路基板は紫外線生成装置２１をオンにし、紫外線が出射される。アイロン底面板７０が生地を押圧していないとき、あるいは、光検出器が光を受けているあらゆる状況では、光検出器の信号がオフ（ＯＦＦ）であり、制御回路基板は紫外線生成装置２１をオフにする。したがって、紫外線が電気アイロンのユーザに照射されることはない。これにより、安全および保護の機能を達成することができる。

安全スイッチ６０を機械的マイクロスイッチとすることもできる。アイロンをかける際に、アイロン底面板７０が生地を押圧するので、機械的マイクロスイッチが押される。機械的マイクロスイッチの信号がオンであると、制御回路基板は紫外線生成装置２１をオンにして紫外線が出射される。アイロン底面板７０が生地を押圧していないとき、あるいは、機械的マイクロスイッチが押圧されていない時、機械的マイクロスイッチの信号がオフであり、制御回路基板は紫外線生成装置２１をオフにする。したがって、紫外線が電気アイロンのユーザに照射されることはない。

この実施形態の電気アイロンの他の構造は、第三実施形態と同じであり、その説明は省略する。

図５は、本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第五実施形態を示す図である。この実施形態の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンは、紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第二実施形態を改良したものである。具体的には、紫外線殺菌チャンバ２０は蒸気発生チャンバ１０の前方にかつ隣接して配置されている。紫外線殺菌チャンバ２０の底部壁はアイロン底面板７０によって形成されている。これにより、確実に、紫外線殺菌チャンバ２０の温度を比較的高くすることができる。このため、紫外線殺菌チャンバ２０内が低温となることによる蒸気の凝結および蒸気量の低下を防止することができる。この実施形態の電気アイロンの他の構造は、第二実施形態と同じであり、その説明は省略する。

図６は、本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第六実施形態を示す図である。この実施形態の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンは、紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第五実施形態を改良したものである。具体的には、消毒および殺菌効果を高めるために、紫外線生成装置２１によって生成された紫外線の一部が蒸気ノズル３０から出射するよう、蒸気ノズル３０は紫外線生成装置２１に直接面することができる。この構造は、蒸気ノズル３０および紫外線生成装置２１の相対的な位置を変更することにより達成することができる。アイロンをかける際に、紫外線生成装置２１によって生成された紫外線の一部を、蒸気ノズル３０から出射させることができ、紫外線殺菌を生地の繊維に対しても行うことができる。この実施形態の電気アイロンの他の構造は、第五実施形態と同じであり、その説明は省略する。

図７は、本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第七実施形態を示す図である。この実施形態の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンは、紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンの第六実施形態を改良したものである。具体的には、電気アイロンが使用されていない場合に紫外線が蒸気ノズル３０から出射してユーザや他の人に紫外線が照射されるのを防止するために、アイロン本体１に、制御回路基板（図示せず）と安全スイッチ６０とを配置することができる。紫外線生成装置２１と安全スイッチ６０とをそれぞれ制御回路基板に接続することができる。電気アイロンが電源に接続されるとともに、アイロン本体１が生地に接近している場合、安全スイッチ６０が作動して、制御回路基板が紫外線生成装置２１に電力を供給する。アイロン本体１が生地から離れている場合、安全スイッチ６０が作動せず、制御回路基板が紫外線生成装置２１への電力を遮断する。この実施形態の電気アイロンの他の構造は、第六実施形態と同じであり、その説明は省略する。

本願の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンは、紫外線殺菌された蒸気を発生することができる。発生した蒸気粒子をより小さくできるので、生地のあらゆる繊維に十分入り込むことができ、あらゆる衣類の生地にアイロンをかけることができる。したがって、複数の温度レベルを用意する必要がなく、高齢者にも操作しやすくできる。一定温度を採用し、その温度が比較的低いので、エネルギーを節約することができる。例えば、本願の電気アイロンを用いることにより、９８０Ｗの電力で、２４００Ｗの電力の効果を達成することができる。これにより、５９％のエネルギーを節約することができ、どの衣類も焦がすことがない。

以上、添付図面を参照して特定の実施形態を説明した。しかしながら、本願は上記特定の実施形態に限定されない。上記特定の実施形態は単なる例示であって、限定と見されるものではない。上記の開示から、当業者は、添付の実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく種々の変形および変更を行うことができることを付言しておく。

１ アイロン本体
１０ 蒸気発生チャンバ
２０ 紫外線殺菌チャンバ
２１ 紫外線生成装置
３０ 蒸気ノズル
４０ 水タンク
５０ 水ポンプ
６０ 安全スイッチ
７０ アイロン底面板

Claims (10)

1. 蒸気を発生させるための蒸気発生チャンバ（１０）を有するアイロン本体（１）を備える、紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロンにおいて、
   前記アイロン本体（１）が前記蒸気発生チャンバ（１０）において発生された蒸気を殺菌するための紫外線殺菌チャンバ（２０）を更に有しており、
   前記紫外線殺菌チャンバ（２０）は、前記蒸気発生チャンバ（１０）と連通しており、
   前記紫外線殺菌チャンバ（２０）は、前記アイロン本体（１）の蒸気ノズル（３０）と連通しており、
   紫外線を生成するための紫外線生成装置（２１）が、前記紫外線殺菌チャンバ（２０）の内部に配置されている、
   電気アイロン。
2. 前記アイロン本体（１）は水タンク（４０）を更に有し、前記水タンク（４０）は前記蒸気発生チャンバ（１０）と連通している、
   請求項１に記載の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロン。
3. 前記水タンク（４０）から前記蒸気発生チャンバ（１０）に水を送出するための水ポンプ（５０）が、前記水タンク（４０）と前記蒸気発生チャンバ（１０）との間に配置されている、
   請求項２に記載の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロン。
4. 前記紫外線生成装置（２１）によって生成された紫外線の一部を前記蒸気ノズル（３０）から放射するよう、前記蒸気ノズル（３０）は前記紫外線生成装置（２１）に直接面している、
   請求項１に記載の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロン。
5. 前記アイロン本体（１）には制御回路基板と安全スイッチ（６０）とが配置されており、前記紫外線生成装置（２１）と前記安全スイッチ（６０）とはそれぞれ前記制御回路基板に接続されており、当該電気アイロンが電源に接続されるとともに前記アイロン本体（１）が生地に接近している場合、前記安全スイッチ（６０）が作動して、前記制御回路基板が前記紫外線生成装置（２１）をオンにし、前記アイロン本体（１）が生地から離れている場合、前記安全スイッチ（６０）が作動せず、前記制御回路基板が前記紫外線生成装置（２１）をオフにする、
   請求項４に記載の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロン。
6. 前記安全スイッチ（６０）は光検出器または機械的マイクロスイッチである、
   請求項５に記載の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロン。
7. 前記紫外線生成装置（２１）は紫外線管である、
   請求項１に記載の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロン。
8. 前記アイロン本体（１）は、合金材料で形成されるアイロン底面板（７０）を有しており、前記アイロン底面板（７０）は電気加熱パイプ（７１）を有しており、前記アイロン底面板（７０）が前記蒸気発生チャンバ（１０）の底部壁となるよう、前記蒸気発生チャンバ（１０）は前記アイロン底面板（７０）の上方に配置されている、
   請求項１に記載の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロン。
9. 前記蒸気発生チャンバ（１０）の前記底部壁には、拡散剤のコーティングが施されている、
   請求項８に記載の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロン。
10. 前記紫外線殺菌チャンバ（２０）は、前記蒸気発生チャンバ（１０）の上方に配置されている、または、
    前記紫外線殺菌チャンバ（２０）は、前記蒸気発生チャンバ（１０）の前方にかつ隣接して配置されており、かつ、前記紫外線殺菌チャンバ（２０）の底部壁は、前記アイロン底面板（７０）によって形成されている、
    請求項８に記載の紫外線蒸気殺菌機能を有する電気アイロン。

Images