JP3202495U - Mriデバイス向けの寸法調整可能な保護および固定スリーブ - Google Patents

Mriデバイス向けの寸法調整可能な保護および固定スリーブ Download PDF

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Abstract

【課題】物体の動きの影響を低減するための寸法調整可能な保護および固定スリーブおよび、それを備えたMRIデバイスを提供する。【解決手段】内腔開放型のMRIデバイス100において、体の一部を撮像する関心体積と、内腔10内に体の一部を挿入するための入口の開口11と、電気的に接地された寸法調整可能な寸法の保護スリーブ20とを備え、保護スリーブが、内腔内に挿入可能に配置可能な遠位部分と、開口に取り付け可能な近位部分22とを備える。【選択図】図1

Description

[01]本考案は、MRIデバイス向けの寸法調整可能な保護および固定スリーブならびにその方法に関する。
[02]本考案は、磁気共鳴撮像(MRI)の分野に関し、無線周波数(RF)の磁界を使用して、関心領域に問い合わせる。本考案は、詳細には、MRIシステムの内外から生じるRF作用の遮蔽を対象とする。
[03]MRIシステム内の構成要素の1つは、RFコイルであり、典型的なMRIデータ収集シーケンスの一部である。適した周波数のMRIのRF信号が撮像体積内へ伝送され、次いで、撮像体積から1つまたは複数のRFコイルまたはアンテナを介して、NMRに応答するRF信号が受け取られる。次いで、受け取ったRF信号の周波数および位相パラメータ内の符号化された情報を処理して、MRIシステムの関心体積(VOI)内で患者の横断面または体積内のNMRの核分布を表す視覚画像を形成する。
[04]体の手足を撮像するためのMRIデバイス(MRD)内では、MRI内で検査すべき部分のみが、MRIシステムの内腔内に配置され、体の残り部分はMRIの外側にとどまる。そのような場合、MRIの外側の体積からのRF信号が、伝導性を帯びた体を通って収集されることがあり、誘電性特性を有する検査すべき手足は、RF信号のトランシーバとして働き、したがってMRI検査中の信号収集においてノイズを引き起こすことがある。
[05]加えて、MRI内のRF界は、体内に電流を引き起こす可能性があり、電流は熱の形でエネルギーに変換される。組織の加熱は、組織内の抵抗によるものであり、「オーム加熱」と呼ばれる。特異吸収率(SAR)は、MRスキャナ内の患者の加熱の可能性を判定する上で重要な変数である。これは単位質量当たり体によって吸収されるRF電力であり、概してW/kg単位で測定される。SARが体温調節能力を超過した場合、患者の体温が上昇する。
[06]米国特許第5,304,932号は、MRIシステムのRFコイルと静的磁気構造との間に介在させた極めて薄い伝導性シールドを使用して、MRIのRFコイルを外部ノイズ源から遮蔽することを対象とする。MRI勾配コイルの変化する磁束によってそのような導体内で引き起こされる渦電流を制御するために、RFシールド導体の厚さは、RFコイルのMRIのRF動作周波数で3表皮厚さ未満である。好ましくは、RFシールド導体の厚さは、ほんの1表皮厚さ程度またはそれ未満である。
[07]米国特許第7,801,613号は、改善された電気的性能、機械的強度、および低減されたMRI加熱を提供するチタン合金内に移植可能な医療デバイスを収納することを対象とする。
[08]したがって、MRIの磁石内腔から磁石を取り囲む外部環境へまたその逆への電磁エネルギー伝搬を低減させること、内部RF界と外部RF界との間の障壁として使用される効果的なファラデー遮蔽を提供する保護手段、およびMRD近傍の体の手足の検査されない部分のSARを低減させることが、長年にわたって必要と考えられてきた。
[09]被験者の動きおよび関連するアーティファクトにより、磁気共鳴撮像(MRI)の適用性および得られる実現可能な画像品質は制限される。Zaitsevら、「Magnetic resonance imaging of freely moving objects:prospective real−time motion correction using an external optical motion tracking system」、NeuroImage 31(3)、1038〜1050頁(2006)を参照されたい。物体の平面の剛体運動から生じるMRIアーティファクトを抑えるためには、後処理技法が開発されてきた。たとえば、Zoroofiら、IEEE Transaction on Medical Imaging、15(6)、768〜784頁(1996)を参照されたい。さらに、米国特許第5,602,891号などの少数の特許が、物体の動きを補償する手段を有するコンピュータ断層撮影法(CT)スキャナおよび機能的MRI(fMRI)撮像装置を開示している。
[10]Ranieri(2011)によって提示されているように、fMRI取得中、頭部の動きを制限するのを助けるために、軽い拘束手段(すなわち、発泡樹脂製のくさび、真空枕、ストラップなど)が使用される。これらの拘束手段は、内側−外側方向の動きを制止する際に最も効果的であるが、直交方向の動きにはそれほど効果的ではない。患者の不快さおよびストレスを最小に抑える目的で、頭部拘束手段は軽く使用されるだけであり、fMRI内での動きを防止するのに極めて効果的な技法というわけではない。https://tspace.library.utoronto.ca/bitstream/1807/29603/6/ Ranieri_ Shawn _M− 201106_MHSc_thesis.pdfを参照されたい。
[11]Aspect Imaging Ltdによる米国特許出願公開第2014009010号および米国特許出願第61/775717号はどちらも、全体として参照により本明細書に組み込まれている。
米国特許第5,304,932号 米国特許第7,801,613号 米国特許第5,602,891号 米国特許出願公開第2014009010号 米国特許出願第61/775717号
Zaitsevら、「Magnetic resonance imaging of freely moving objects:prospective real−time motion correction using an external optical motion tracking system」、NeuroImage 31(3)、1038〜1050頁(2006) Zoroofiら、IEEE Transaction on Medical Imaging、15(6)、768〜784頁(1996) https://tspace.library.utoronto.ca/bitstream/1807/29603/6/ Ranieri_ Shawn _M− 201106_MHSc_thesis.pdf
[12]したがって、動きアーティファクトを回避することを目的とし、物体の動きの影響が低減された画像シーケンスを作成することを専門とするMRIデバイス、特に新生児、未熟児、および実験動物などの制御不能に動きうる物体を撮像するように適合されたMRIシステムなどが、特に拘束手段を避けるべき特殊な場合に、長年にわたって必要と考えられてきたが、実現されていない。
[13]したがって、本考案の目的は、体の一部を撮像する関心体積と、内腔内に前記体の一部を挿入する入口開口とを有する内腔開放型のMRDにおいて、電気的に接地された寸法調整可能な寸法の保護および/または固定スリーブを開示することである。
[14]本考案の別の目的は、伸縮式の延長機構を特徴とするMRIに耐える調整可能な寸法の保護スリーブを開示することである。
[15]本考案の別の目的は、膨張性のMRIに耐える調整可能な寸法の保護スリーブを開示することである。
[16]本考案の別の目的は、加圧機構を備えるMRIに耐える調整可能な寸法の保護スリーブを開示することである。
[17]本考案の別の目的は、1つまたは複数のセンサを備えるMRIに耐える調整可能な保護スリーブを開示することである。
[18]本考案の別の目的は、体の一部を撮像する関心体積と、内腔内に前記体の一部を挿入する入口開口とを有する内腔開放型のMRDによって走査すべき体器官をRF保護および/または固定する方法を開示することであり、この方法は、前記スリーブを寸法調整するステップを含み、たとえば前記スリーブは、走査すべき器官の少なくとも一部分にしっかりと固定される。
[19]本考案の別の目的は、内腔開放型のMRDによって走査すべき体器官をRF保護および/または固定する方法を開示することであり、この方法は、伸縮式の延長機構を特徴とするMRIに耐える調整可能な寸法の保護スリーブを提供するステップを含む。
[20]本考案の別の目的は、内腔開放型のMRDによって走査すべき体器官をRF保護および/または固定する方法を開示することであり、この方法は、膨張性のMRIに耐える調整可能な寸法の保護スリーブを提供するステップを含む。
[21]本考案の別の目的は、内腔開放型のMRDによって走査すべき体器官をRF保護および/または固定する方法を開示することであり、この方法は、加圧機構を備えるMRIに耐える調整可能な寸法の保護スリーブを提供するステップを含む。
[22]本考案の別の目的は、内腔開放型のMRDによって走査すべき体器官をRF保護および/または固定する方法を開示することであり、この方法は、1つまたは複数のセンサを備えるMRIに耐える調整可能な保護スリーブを提供するステップを含む。
[23]本考案の別の目的は、前記スリーブを膨張または収縮させるステップを含む、上記のいずれかに記載の方法を開示することである。
[24]本考案の別の目的は、前記スリーブによって、走査すべき前記器官に圧力を加えるステップを含む、上記のいずれかに記載の方法を開示することである。
[25]本考案の別の目的は、手動または自動のフィードバック機構によって前記圧力を調節するステップを含む、上記の方法を開示することである。
本考案の一実施形態による内腔開放型のMRIデバイスの正面図である。 1組の3人の人間の右手、すなわち新生児の手(1a)、幼児の手(1b)、および40歳の手(1c)を原寸に比例しないで概略的に示したものである。 寸法調整可能なスリーブ(それぞれ3a〜c)内に収容された前述の1組の3人の人間の右手(1a〜c)を原寸に比例しないで概略的に示したものである。 寸法調整可能なスリーブ(それぞれ40a〜c)内に収容された前述の1組の3人の人間の右手(1a〜c)を原寸に比例しないで概略的に示したものである。 図4a中、スリーブのスリーブ部分の寸法が収縮されたままの状態を示したものである。 本考案の寸法調整可能なスリーブ(ここでは全体が細長い構成40c)を原寸に比例しないで概略的に示したものである。
[26]以下の説明は、当業者であれば本考案を使用することが可能になるように、本考案の全章とともに提供されるものであり、本考案者によって企図される本考案を実施する最良の形態について記載する。しかし、本考案の一般的な原理は、MRDの磁石内腔から前記磁石を取り囲む外部環境へまたその逆への電磁エネルギー伝搬を低減させるための保護スリーブなどの手段を提供するように具体的に定義されているため、様々な修正形態は、やはり当業者に明らかになるように適合される。
[27]本明細書の「約」という用語は、±25%の範囲内の値を示す。以下、「ファラデー遮蔽」という用語は、伝導材料またはそのような材料の網によって形成され、外部の静電界および非静電界を阻止する筐体を指す。以下、「フリンジ磁界」という用語は、強磁性の物体に並進引力をもたらす3つの直交する磁気勾配で前記MRIの内腔を取り囲む空間勾配磁界を指す。その区域内の磁気は、300〜5ガウスであり、5ガウスラインによって区切られる(「区域4」、図8および図9参照)。以下、「RF」という用語は、約3kHz〜300GHzの範囲内の無線周波数(RF)を指す。
[28]次に図1を参照されたい。図1は、本考案の一実施形態による内腔開放型のMRIデバイス(MRD、たとえば、MRIリストシステム100)の正面図を原寸に比例しないで概略的に示す。このMRIデバイスは、1つまたは複数の磁石(ここではたとえば、超伝導性の永久磁石13)と、事前定義された体の一部を撮像する関心体積と、前記内腔(10)内に体の一部を挿入する入口開口(11)と、前記磁石内腔(10)からMRD(100)を取り囲む外部環境(200)へまたその逆への電磁エネルギー伝搬を低減させ、かつ/または前記体の一部を固定するための電気的に接地(21)された保護スリーブ(20)、イモビライザ、圧迫帯、または任意の他の締付けもしくは圧縮デバイスとを備える。スリーブ(20)は、内腔(10)内に挿入可能に配置可能な遠位部分と、MRD開口(11)に取り付け可能な近位部分(22)とを備え、スリーブの長さおよび直径は、撮像される部分がスリーブの遠位端部から突出する間、内腔(10)内に挿入可能な体の一部のうちの撮像されない部分を受け入れるように適合される。
[29]次に図2を参照されたい。図2は、1組の3人の人間の右手、すなわち新生児の手(1a)、幼児の手(1b)、および40歳の手(1c)を原寸に比例しないで概略的に示す。それぞれの手は、腕(幅W)と掌とを有する(掌+腕の合計の長さはLに等しい)。したがって、それぞれの手(1a〜c)は、典型的に異なるLおよびWを特徴とする。
[30]次に図3を参照されたい。図3は、寸法調整可能なスリーブ(それぞれ3a〜c)内に収容された前述の1組の3人の人間の右手(1a〜c)を原寸に比例しないで概略的に示す。手は、体の一部の例である。本明細書に開示するスリーブなどの中には、任意の他の円柱状の部分(脚など)および非円柱状または半円柱状の体の一部も容易に収容することができる。本考案に提示する技術の一実施形態では、スリーブは、膨張性などを有する線形に往復する2つ以上の区間を備える。したがって、比較的短い手(1a)では、2つの区間(30a)だけが膨張し、中間の寸法の手では、3つの区間が膨張し(30b)、成人男性の手を撮像する場合、4つの区間が膨張する(30c)。膨張は、たとえば、他のシステム内の空気、またはN、水などのMRIに対して安全な流体を凝縮させることによって提供される。この伸縮式のスリーブは、2つ以上の流体的に相互接続された区間(空気ポケットなど)を備え、各区間は、腕の長手方向の主軸に対して直角に腕を取り囲んでいる。「区間」という用語は、たとえば、約0.1〜約2cm、約4〜約25cmなど、手の外周に位置する約1〜約5cm(長さ、l)の膨張性のスリーブを指し、区間の幅は、腕および掌の幅(W)に適するように変動することができる。
[31]次に図4aを参照されたい。図4aは、寸法調整可能なスリーブ(それぞれ40a〜c)内に収容された前述の1組の3人の人間の右手(1a〜c)を原寸に比例しないで概略的に示す。この単一区間のスリーブは、近位部分(41)および反対側の遠位部分(42)を有する吹き戻し状の構成を膨張および収縮させることによって、短い形状から長い形状まで伸縮式に往復し、スリーブのしっかりと折り畳まれた部分が比較的長い状態(42a)である狭い形状(40a)、スリーブ部分の中程度の寸法が収縮されたままの状態(42b)である中間の長さ40b、および膨張部分が残っていない状態(42c)である長いスリーブ(40c)から、その長さを可逆的に変える。幅も長さと同様に、狭い寸法から比較的広い寸法に変えることができる。
[32]本考案の範囲内では、スリーブによる被覆および露出、管状部材のスリーブを覆ったり外したりする伸縮式の延長、スリーブの中にスリーブが入る「トロンボーン」状の構成など、他の延長機構が、本技術の適した実施形態として適用される。
[33]次に図5を参照されたい。図5は、本考案の寸法調整可能なスリーブ(ここでは全体が細長い構成40c)を原寸に比例しないで概略的に示す。スリーブは、定義された単位圧力(55)、たとえば約30〜約60mmHgの圧力に対して、スリーブの少なくとも1つの部分または区間と流体連通(56)するポンプ(57)によって膨張させることができる。
[34]本考案の一実施形態によれば、センサ(54)または別法として複数のセンサが、スリーブとともに、スリーブに対して、もしくはスリーブ内に組み込まれ、かつ/または走査すべき体器官(51)とスリーブの両方とともに構成され、もしくはこれらと連通される。センサは、(a)走査すべき体器官に対するスリーブの位置決めもしくは形状を確実にすること、(b)印加圧力(55)を検出すること、(c)スリーブ構成、圧力などをフィードバックで調整すること、ならびに/または器官の動き、振動、温度などを含むパラメータを走査すること、(d)心拍およびそのパラメータ、酸素測定および酸素飽和度など、分析すべき被験者に関する生理学的パラメータを連続してもしくはバッチごとに検出することの1つまたは複数を行い、それによって(i)スリーブの圧力、形状、もしくは位置、および/または(ii)走査手順を調節するように構成される。
[35]本考案の範囲内では、センサ(複数可)は、圧力センサ、伝導性センサ、1D、2D、または3Dの酸滴定センサ、音響センサ、温度計、光センサ、パルスオキシメトリセンサ、酸素飽和度センサなどである。
[36]本考案の範囲内では、走査の実施者および/または患者自身が、前記印加圧力を調節することができることが適当である。したがって、圧力は、上述のように、手動または自動で印加される。
[37]本考案の範囲内では、センサ(複数可)は、MRIに対して安全な無線通信で、または市販のMRIに対して安全なワイアによって、測深システムおよびサブシステムと通信される。
[38]本考案の範囲内では、伝導性材料は、銅の網またはその導電層である。さらに本考案の範囲内では、導電材料は、銅、銀、またはアルミニウムなどの非磁性の導電体、ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、およびポリフェニレンなどの伝導性ポリマー、カーボンナノチューブ、カーボンブラック、グラファイトなどの炭素誘導体を含む合成または非合成繊維、酸化スズ、硫化銅、ニッケルグラファイトなどの無機伝導性材料が組み込まれた布、ならびにこれらの任意の組合せからなる群から非限定的に選択される。
[39]さらに本考案の範囲内では、導電材料またはその層は網または編物の形であり、したがって前記網の寸法は、反射すべき波長より著しく小さい。さらに本考案の範囲内では、保護部材は、前記円柱状の器官にぴったり合うように、綿、ポリエステル、ナイロン、および絹などの布または生地の層、Kevlar(登録商標)、Nomex(登録商標)、Technora(登録商標)、およびVectran(登録商標)を含む高性能繊維の少なくとも1つを含む。さらに本考案の範囲内では、2つ以上の布の層が、流体源およびポンプに流体的に接続されて、その中に流体を閉じ込めるように位置決めされ、それによって圧迫された状態で前記器官の寸法に合うように布スリーブの膨張を提供する。さらに本考案の範囲内では、保護部材は、撮像されない体の手足に対して効果的な絶縁を提供するように設計される。さらに本考案の範囲内では、導電ループは保護接地端子に接続され、したがって導電ループと保護接地端子は、IEC60601−1−2医療電気機器規格に従って、工具がなければ分離することができない。さらに本考案の範囲内では、RF界の作用は、前記MRD一式の近傍からの無線波および被験者の体内の核緩和によって生じるRF電磁放射などの外部RF、もしくは前記MRDの無線周波数伝送システムからの内部RF、またはこれらの任意の組合せの1つまたは複数によって引き起こされる。さらに本考案の範囲内では、保護部材は、効果的なファラデー遮蔽を提供し、したがって障壁として、MRDの環境からMRDの内腔への外部RFの入射およびその逆を防止する働きをする。
[40]非限定的であるが一例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、約100MHzの周波数におけるMRDの内腔内の内部RF界の作用を実質上低減させて、オーム組織加熱、導体の加熱、および患者監視機器による干渉をなくし、また逆も同様であり、保護装備は、MRDの内腔およびVOIに貫入するMRDの環境の外部RF界の作用を低減させる。
[41]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、MR走査中のRF磁界による組織加熱、1℃を超える制限された温度上昇、ならびに頭部で38℃、胴体で39℃、および手足で40℃までの局部的な加熱を実質上なくす。
[42]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、15分間の全身の平均で4ワット/kg(室温および湿度に応じて、患者が熱に弱い場合は1.5ワット/kg)、10分間の頭部の平均で3.2ワット/kg、および5分間の頭部の平均で組織1cc当たり8W/kgという値を下回るSAR推奨レベルを実質上維持する。
[43]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、MRI一式への入口におけるフリンジ磁界を5ガウス以下になるように実質上維持する。これを5ガウスラインと呼ぶ。
[44]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、前記体の手足では40℃の前記限度を超えるMR走査中のRF加熱による温度上昇を実質上防止する。
[45]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、つま先、手の指、手首、肘、足首、膝、頭部などの前記体の手足、腹部、腹などの体の手足以外の部分、およびこれらの任意の組合せの1つまたは複数に合うように適合される。
[46]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、内ももと内もも、ふくらはぎとふくらはぎ、手と手、手と体、足首と足首の接触からなる群から選択される体の一部の皮膚と皮膚の接触を分離する手段を提供するように適合され、それによって体の一部を通って伝導性ループが形成されるのを防止する。
[47]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、前記体の手足がRF伝送コイル面に当たって配置されるのを防止する手段を提供するように適合される。
[48]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、MRIシステムに対するNEMA MS−8−2006に準拠したSARを提供するように適合される。
[49]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、保護部材内の体の開口部に合うように適合される。
[50]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、布スリーブ(1)と、中間伝導層(2)と、外部誘電体層(3)と、外部伝導ストリップ(4)とを含むスリーブ状の器官収容製品を備え、前記布スリーブは、体の手足を収容するように調整され、前記中間伝導層は、前記布スリーブ内に配置され/前記布スリーブ内に縫い込まれ/前記布スリーブを取り囲み、前記外部誘電体層は、前記中間伝導層内に配置され/前記中間伝導層内に縫い込まれ/前記中間伝導層を取り囲み、前記外部伝導ストリップは、前記中間伝導層との少なくとも1つの接点および外部接地システム(5)への少なくとも1つの接点で外部誘電体層に締め付けられる。
[51]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、基本的な安全性および基礎的な性能に関する電気的および機械的安全性(IEC60601−1)の一般要求事項に該当する。
[52]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、基本的な安全性および基礎的な性能に関する電磁適合性(IEC60601−1−2)一般要求事項−副通則:電磁適合性−要求事項および試験に該当する。
[53]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、IEC60601−2−33医用電気機器−第2−33部:医用診断のための磁気共鳴機器の基本的な安全性および基礎的な性能に関する特定要求事項(2007(第2版)+A1:2005+A2:2007)に該当する。
[54]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、診断用磁気共鳴撮像デバイスに対する音響ノイズ測定手順に該当する。
[55]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、NEMA MS8(2006)MRIシステムに対する特異吸収率(SAR)の特性に該当する。
[56]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、NEMA MS10−2006診断用磁気共鳴撮像における局部的特異吸収率(SAR)の判定に該当する。
[57]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、NEMA MS11−2006診断用磁気共鳴撮像における勾配誘起された電界の判定に該当する。
[58]本明細書で非限定的にさらに提供される別の例では、上記に図示および開示した実施形態のいずれかに示す保護部材は、IEC60601−2−33医用電気機器−第2−33部:医用診断のための磁気共鳴機器の基本的な安全性および基礎的な性能に関する特定要求事項(2007(第2版)+A1:2005+A2:2007)に該当する。
1a 新生児の手、比較的短い手
1b 幼児の手、中間の寸法の手
1c 40歳の手、成人男性の手
10 磁石内腔
11 入口開口
13 永久磁石
20 保護スリーブ
21 接地
22 近位部分
30a 2つの区間
30b 3つの区間
30c 4つの区間
40a 寸法調整可能なスリーブ、比較的長い狭い形状
40b 寸法調整可能なスリーブ、中間の長さ
40c 寸法調整可能なスリーブ、長いスリーブ
41 近位部分
42 遠位部分
42a スリーブのしっかりと折り畳まれた部分が比較的長い状態
42b スリーブ部分の中程度の寸法が収縮されたままの状態
42c 膨張部分が残っていない状態
51 体器官
54 センサ
55 単位圧力
56 流体連通
57 ポンプ
100 MRIリストシステム
200 外部環境
L 掌+腕の合計の長さ
W 腕の幅

Claims (5)

  1. 体の一部を撮像する関心体積と、内腔内に前記体の一部を挿入する入口開口とを有する内腔開放型のMRDにおける、電気的に接地された寸法調整可能な寸法の保護および/または固定スリーブ。
  2. 伸縮式の延長機構を特徴とするMRIに耐える調整可能な寸法の保護スリーブ。
  3. 膨張性のMRIに耐える調整可能な寸法の保護スリーブ。
  4. 加圧機構を備えるMRIに耐える調整可能な寸法の保護スリーブ。
  5. 1つまたは複数のセンサを備えるMRIに耐える調整可能な保護スリーブ。
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