JP3202441U - 理美容用はさみ具収納器 - Google Patents

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Abstract

【課題】シザーベルトを身に着けなくても不便さを作業者に感じさせること無く、理美容室に於ける種々の業務を快適に行い得る、理美容用はさみ具収納器を提案する。【解決手段】理美容用はさみ具収納器10は、側面部1の上端部より延在する平面部2に穿設されている複数の貫通孔4を有する。複数の貫通孔4は、斜め方向DAに沿いつつ一端部2E1寄り部に向けて、所定の間隔dで一列に配設されている。各貫通孔4は、はさみ具を略垂直状態にて保持しつつ略同一方向に収納するための形状及び寸法を有する。各貫通孔4が配列している側の平面部2の縁部分2EPは、斜め方向DAに沿って、緩やかな凸状で滑らかに湾曲している。貫通孔4の穿設位置の反対側の平面部2の部分には、小物類の用具を収納するための小皿を収納するための貫通孔5が穿設されている。各貫通孔4は、発泡ウレタンゴム製部材等の緩衝部材を有する。【選択図】図1

Description

この考案は、理美容用はさみ具(理美容用ハサミ)(以下「はさみ具」という。)を収納するための収納器に関する。
理・美容室では、施術時に使用される道具類(例えば、髪を切る「はさみ具」(ハサミ)。)を、腰又は肩から下げることで身体に携帯可能としつつ、収納し得るベルト(「シザーベルト」乃至は「シザーケース」に該当。)又はバッグ類の収納具が、広く利用されている。そして、その様な理・美容院用のベルト又はバッグ類の改良型が、種々、提案されているところである(例えば、特許文献1又は2を参照。)。
特開2004−024697号公報 特開2006−280525号公報
理美容用はさみ具を収納し得るシザーベルト又はバッグ類(以下「シザーベルト等」という。)を腰等に下げて当該はさみ具を用いて髪の毛等をカットする施術を行うことは、一般的には、作業者にとって便利なことである。
しかしながら、一人で理・美容室を経営しつつ自ら顧客に対して理・美容の施術を行っている者にとっては、シザーベルト等を着用して施術を行うことは、却って、不便さを感じさせる。
即ち、理・美容室を一人で経営して理・美容の施術を行っている者は、理美容用はさみ具を用いて顧客の髪の毛をカットする施術のみならず、その他の様々な施術(接客)・業務(例えば、洗髪、掃除、洗濯、買物、事務、雑務と言った仕事。)をも、全て自ら行わなければならない。そのため、腰等にシザーベルト等を身に着けて接客業務を行うと、当該シザーベルト等を着用したままで、理・美容室に於ける上記仕事の殆どを自身で行うこととなり、シザーベルト等を着用することは、その者に対しては、寧ろ邪魔なことであって、不便さを感じさせることになる。特に、施術中(接客中)にトイレに行きたくなった場合、或いは、買い物・雑務等で少しの間外出しなければいけない場合には、その度毎に、シザーベルト等を一旦取り外さなければならず、事が済めば、再び、シザーベルト等を身体に取り付けることとなり、繁雑極まりない状態が日々多発する。
この様に、理・美容室を一人で経営して理・美容の施術を行っている者にとっては、理美容用はさみ具を使用して顧客の髪の毛を切る作業は一つの作業に過ぎないのであって、その業務を行うためだけに1日中シザーベルト等を身体に付け置く事自体が、非常に邪魔であると感じさせるのである。
斯かる問題点は、上記一人経営者の場合のみならず、二三人等の少数者で理・美容室を経営しつつ自らも種々の仕事をこなしている場合に於いても生じ得る問題点であるとも言え、又、一人又は二三人の少数者でペットの美容室或いははさみ具を使用する必要性のある種々のサロンに於いても生じ得る問題点であると、言える。
又、多くのはさみ具類がそこに入れられているために、一般的に重いシザーベルト等を腰等の身体にぶら下げて施術等を行うことは、施術等を行う作業者にとっては身体的に負担であると共に、当該作業者の身なりに対する見た目のオシャレというデザイン性の観点に関しても悖るという問題点もある。
(考案の目的)
この考案は、以上の問題点に鑑みて成されたものであり、その主目的は、シザーベルト等を身に着けて接客等の業務を行うことを不要とし、且つ、シザーベルト等を身に着けて接客等の業務を行わなくても不便さ・シザーベルト等の重さを何ら作業者に感じさせること無く、種々の理美容用業務を快適に行い得る、理美容用はさみ具収納器を提案する点にある。ここで、「理美容」とは、人を対象とする理容又は美容のみならず、ペットを対象とする美容及び人を対象とする美容サロンをも含む概念である。
そして、本考案の副次的目的は、ヘアピン類等の小物類をも一緒に収納可能として、理・美容室等に於ける種々の仕事を、不便さを感じること無く、確実にこなし得る様にする点にある。
本考案の主題に係る理美容用はさみ具収納器は、理美容業で使用される可動式の業務用作業台に取り付けられた上で、前記理美容業用のはさみ具を収納するためのテーブル状の収納器であって、側面部と、前記側面部の上端部より延在する平面部と、前記側面部を前記業務用作業台に取り付けるための取付け部と、前記平面部に穿設されていると共に、前記はさみ具を略垂直状態にて保持しつつ略同一方向に収納するための形状及び寸法を有する、複数の貫通孔とを備えることを特徴とする。
本考案の主題に係る理美容用はさみ具収納器によれば、取付け部を介してテーブル状の当該収納器を業務用作業台に取り付けた場合には、顧客の髪の毛を切る施術を行った作業者は、当該施術に用いた理美容業用はさみ具の各々を、平面部に穿設されている複数の貫通孔の各貫通孔内に、当該はさみ具を略垂直状態にて保持して略同一方向に収納することが出来る。逆に、これから上記施術を行うとする作業者は、各貫通孔内に略垂直状態にて保持されて収納されている理美容業用はさみ具を、そのまま略垂直方向へ持ち上げて取り出して使用すれば足りる。これらの場合に於いて、当該作業者は、従来使用されているシザーベルト等を身に着けて当該接客業務を一切行わなくても良いこととなり、しかも、シザーベルト等を身に着けない状態で、洗髪、掃除、洗濯、買物、事務、雑務等の種々のその他の仕事を行うことが出来る。そのために、理・美容室を一人又は少人数で経営して各自が自ら理・美容の施術を行っている者は、シザーベルト等を一日中身に着けていることによる不便さ・重たさ及び邪魔であるという不快感から解放されて、快適に理・美容室に於ける種々の仕事を行うことが出来る。特に、理・美容室に於いて接客業務で日々使用している可動式の業務用作業台に、当該収納器が取り付けられているので、作業者にとっては不便なことは何ら無く、当該業務用作業台と共に当該収納器を利用できる点で、多くの業務上の利点が付随して得られるという利点がある。しかも、作業者は重いシザーベルト等を身に着けて当該接客業務を一切行わなくても良い点で、作業者は身軽に理・美容室に於ける各種の作業を行うことが出来ると共に、本考案は、顧客目線での当該作業者の身なりに対する見た目の良さ乃至はオシャレ度の向上化を図ることが出来る。
以下、本考案の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
本考案の実施の形態1に係る理美容用はさみ具収納器の構造を示す平面図である。 本考案の実施の形態1に係る理美容用はさみ具収納器の構造を示す底面図である。 本考案の実施の形態1に係る理美容用はさみ具収納器の構造を示す正面図である。 本考案の実施の形態1に係る理美容用はさみ具収納器の構造を示す背面図である。 本考案の実施の形態1に係る理美容用はさみ具収納器の構造を示す右側面図である。 本考案の実施の形態1に係る理美容用はさみ具収納器の構造を示す左側面図である。 本考案の実施の形態1に係る理美容用はさみ具収納器の使用状態を模式的に示す斜視図である。
(実施の形態1)
<理美容用はさみ具収納器の特徴点>
本実施の形態に係る理美容用はさみ具収納器の特徴点のその第1は、理美容業務に用いられる複数のはさみ具の各々を、施術を含む種々の業務中に於いて、業務用作業台(ワゴン)に取り付けられている当該収納器の平面部に於いて斜め方向に一列に配列して成る複数の貫通孔の対応する孔内に、略垂直状態にて保持しつつ、同一方向に(当該斜め方向へ)、重なり合うことなく順次に収納し得る点にある。
その特徴点の第2は、当該収納器の平面部の内の、上記複数の貫通孔が配列して配設されている側の縁部分は、当該平面部の一端部側へ向けて、当該複数の貫通孔の配列方向に沿って、緩やかな凸状で滑らかにカットされている点にある。そのため、業務用作業台(ワゴン)に取り付けられている当該収納器は作業者にとっては作業時の障害物とはなりにくくなり、作業者は施術等の種々の理美容用業務を楽々と行うことが可能となる。
しかも、その特徴点の第3として、当該収納器の平面部の内で、上記複数の貫通孔の配設側とは反対側の部分には、ヘアピン類等の小物類をも一緒に収納可能な小皿を設置可能な小皿用貫通孔も、配設されている。
加えて、その特徴点の第4として、当該収納器の平面部内の各貫通孔の内で、そこに収納される「はさみ具」が当接する部分には、発泡ウレタンゴム製部材等の緩衝部材が配設されている。このため、発泡ウレタンゴム製部材等の当該緩衝部材による低反発効果の作用により、当該収納器本体と当該はさみ具との衝突ないしは衝撃が吸収・緩和されると共に、当該緩衝部材の形状記憶効果により、各貫通孔は、確実にしっかりと、収納対象の当該はさみ具をホールドすることが出来る。
<理美容用はさみ具収納器の構造>
図1乃至図6の各図は、それぞれ、本実施の形態に係る理美容用はさみ具収納器10の構造を示す平面図、底面図、正面図、背面図、右側面図、左側面図である。ここで、理美容用はさみ具収納器10の材質は、何ら、限定されるものではない。例えば、ガラス繊維が入れられたFRP樹脂が、素材として、用いられる。又、理美容用はさみ具収納器10の表面の塗装の有無は、任意の事項である。
図1乃至図6の各図に示される通り、理美容用はさみ具収納器10は、理美容業で使用される可動式の業務用作業台(所謂「ワゴン」に該当。)(図示せず。)に、後述する取付け金具を介して取り付けられた上で使用されるものであって、理美容業用のはさみ具類を収納するためのサイドテーブル状の収納器である。本収納器10は、後述する各種の機能を実現するための種々の特徴的な構造を、以下の記載の通りに有する。
先ず、テーブル状の理美容用はさみ具収納器10は、大要、上下方向DZに延在する側面部1と、側面部1の上端部1UEより延在する平面部2とを、有する。本実施の形態では、好ましい一例として、平面部2は、側面部1の延在方向DZに対して略直角に交差する幅方向DX及び長手方向DYで規定される水平面内に於いて、上記の上端部1UEより長手方向DYへ延在しているが、斯かる平面部2の延在方向は任意である。例えば、平面部2は、側面部1の上端部1UEより、両方向DX,DYで規定される水平面に対して所定の角度で傾斜する方向に延在していても良い。
そして、テーブル状の理美容用はさみ具収納器10は、側面部1を上記業務用作業台(ワゴン)に取り付けるための取付け部3を更に有する。この取付け部3の構成は、一般的に任意であり、種々の構成の取付け部3が採用される。即ち、上記業務用作業台(ワゴン)には種々の形状のものが実現・販売・使用されているので、実際に理美容室で使用されている個々の業務用作業台(ワゴン)の形状ないしは構造に対応して、数種類の構成の取付け部3の中から、適切な構成の取付け部3が適宜選択・使用される。本実施の形態の一例では、各図に例示されている通り、取付け部3は、側面部1の略中央部であって且つ左右両端側部分に設けられている2つの側面部側貫通溝1RA,1RBを介して、ボルトB及びナットNによる締結によって、側面部1の表面1SSに固設される取付け金具3Bである。尚、参照符号1RSは、側面部1の表面1SSに対向する裏面を示す。この取付け金具3Bは、各図に例示される通り、1)長手方向に沿って所定の間隔で延在するボルトB締結用の複数個の貫通溝3BRを有する、幅方向DXに沿って延在する略板状体より成る。そして、取付け金具3Bは、2)業務用作業台(ワゴン)(図示せず。)に装着するための2個の、上下方向DZに貫通した突出部3BPを有する。
更に、特徴的構成要素として、理美容用はさみ具収納器10は、平面部2の上面2US及び下面2LS間を貫通する様に、平面部2に穿設されている複数の貫通孔4を有する。ここでは、複数の貫通孔4の数は5個であるが、複数の貫通孔4の数は任意であり、少なくとも2個である。これらの複数の貫通孔4の各々は、理美容業用はさみ具(後述する図7の参照符号6を参照。)を、略垂直状態(多少傾いていても良い。)にて保持しつつ、略同一方向(図1の配列方向DAに該当。)に配列して収納するための所定の形状及び所定の寸法を有する。
本実施の形態では、好ましい一例として、図1及び図2に示される様に、各貫通孔4の平面視での形状(開口形状)、即ち、横断面形状は、正方形である。そして、各貫通孔4の横断面形状(正方形)の開口寸法は、理美容業用はさみ具を保持しつつ当該貫通孔4内に収納し得る適切な寸法に、設定される。本実施の形態では、好ましい一例として、各貫通孔4の横断面形状(正方形)の開口寸法は、相等しく設定されている。尚、「理美容業用はさみ具を保持しつつ当該貫通孔4内に収納し得る」という必須の条件が満足されている限りに於いては、各貫通孔4の横断面形状(正方形)の開口寸法は、それぞれ互いに、或いは、一部分だけ同士で、異なっていても良い。又、「理美容業用はさみ具を保持しつつ当該貫通孔4内に収納し得る」という上記条件が満たされている限りに於いては、各貫通孔4の横断面形状(開口形状)として、正方形以外の他の形状を、例えば、長方形、三角形、六角形或いは菱形等の種々の形状を採用することも可能である。その場合の貫通孔の横断面形状の開口寸法の設定も、上記の通りである。
しかも、複数の貫通孔4は、平面部2の上方向から見た平面視に於いて、平面部2の略中央の縁寄り位置2CEPから平面部2の一端部2E1寄り位置へ向けて、斜め方向DAに、所定の間隔dで、順次に配列している。ここでは、隣り合う貫通孔4同士の各間隔dは一定値であるが、間隔dは一定値でなくても良い。即ち、異なる間隔dで以って、各貫通孔4は、斜め方向DAに沿って配設されていても良い。
そして、平面部2の上方向から見た平面視に於いて、複数の貫通孔4が列を成して配設されている側の平面部2の縁の部分2EPは、複数の貫通孔4の上記斜め配列に沿って、一端部2E1へ向けて、緩やかな凸状で滑らかに湾曲している。この様に、平面部2の上記平面視に於いて、左端寄り側の平面部2の縁部分2EPは、角付けが無くなる様に、滑らかにカットされている。尚、図5及び図6に於いて、参照符号2E1Pは平面部2の一端部2E1側の縁を示しており、参照符号2E2Pは平面部2の他端部2E2側の縁を示している。
又、平面部2の内で複数の貫通孔4の穿設位置とは反対側の部分に、換言すれば、平面部2の上方向から見た平面視に於いて略中央部よりも右寄り部分に、平面部2の上面2USから下面2LSまで平面部2を貫通する小皿用貫通孔5が穿設されている。この小皿用貫通孔5は、少なくとも理美容業で使用される小物類の用具(例えばヘアピン類の用具。)を収納するための小皿(後述する図7の小皿ないしはピン皿7を参照。)を収納するための形状及び寸法を有する貫通孔である。
本実施の形態では、好ましい一例として、小皿用貫通孔5の平面視での横断面の形状(開口形状)は長方形であるが、小皿用貫通孔5の横断面形状(開口形状)自体は任意であり、例えば、当該横断面形状は正方形であっても良い。又、本実施の形態では、好ましい一例として、小皿用貫通孔5の数は1個であるが、例えば、小皿用貫通孔5の数は2個であっても良い。即ち、小皿用貫通孔5の数も任意である。
更に、本実施の形態では、より好ましい一例として、各貫通孔4の内で、当該貫通孔に収納される「はさみ具」が当接する部分(例えば各貫通孔4の内壁部分。)には、発泡ウレタンゴム製部材等の「緩衝部材」(図示せず。)が、配設される。このため、はさみ具の対応する貫通孔4への収納時に、当該緩衝部材による低反発効果の作用により、はさみ具は当該緩衝部材が無い場合と比較してゆっくりと沈み込むこととなり、以って、当該収納器10本体と当該はさみ具との衝突ないしは衝撃が吸収・緩和される。しかも、当該緩衝部材の形状記憶効果により、当該緩衝部材は収納される「はさみ具」の形状に応じて変形して凹状に窪むこととなり、各貫通孔4は、確実にしっかりと、収納対象の当該はさみ具をホールドすることが出来る。即ち、各貫通孔4のはさみ具のホールド力が増大する。
<理美容用はさみ具収納器の使用態様及び利点>
図7は、取付け部3を介して業務用作業台(ワゴン)(図示せず。)にサイドテーブルとして取り付けられている理美容用はさみ具収納器10の使用状態を模式的に示す斜視図である。この場合には於いては、理美容室で、接客業務等の種々の業務を行う作業者は、一日中、腰又は肩等の身体部分にシザーベルト等を装着せずに、理美容用はさみ具収納器10を使用して当該種々の理美容業務を行う。
図7の例示では、斜め方向DAに沿って配列されている5個の貫通孔4の各々に、接客業務で使用される「はさみ具」6が、それぞれ、略垂直状態で保持されつつ、当該貫通孔4内に収納されている。この場合、収納されている「はさみ具」6は、1)完全に垂直状態で当該貫通孔4内にぶら下がった状態で保持されている場合のみならず、2)多少の程度、垂直方向に対して傾いた状態で保持されていても良い。本考案でいう「収納されている「はさみ具」の略垂直状態での保持」という概念は、その様な2)の場合をも含む概念として定義される。そして、この場合、既述の通り、各貫通孔4が備える上記緩衝材(図示せず。)によって、理美容業務に於いては大切な道具である各はさみ具6は、収納時に於ける当該収納器10本体との衝撃又は衝突の影響が緩和・吸収されつつ、当該貫通孔4により、しっかりと確実にホールドされている。そして、作業者が接客業務等で「はさみ具」6を収納する際に収納し易い様に、及び、逆に、収納されている「はさみ具」6を持ち上げて取り出す際に取り出しやすい様に、各はさみ具6は、5個の貫通孔4の配列方向である斜め方向DAに沿って一列に配列した状態で、収納されている。しかも、既述の通り、平面部2の縁部分2EPは、緩やかな曲線で凸状に湾曲する様に、カット成形されている。このため、作業者は、作業をしつつも、より一層に、はさみ具6を対応する貫通孔4内に収納し易く、且つ、はさみ具6を当該貫通孔4より取り出し易い。そして、接客業務等の作業を行うに際して、延在した平面部2の縁部分2EPは、作業者にとっては邪魔物乃至は障害物とは成り難く、以って、理美容業務の作業効率の向上が図られる。
しかも、既述した小皿用貫通孔5には小皿7が嵌合された状態で、小皿7は平面部2に配設されている。この小皿7は、例えば、ヘアピン類又は櫛等の、理美容業務で用いられる小物類の用具を収納するものである。そのため、小皿7は、上記の5個の貫通孔4と共に、シザーベルト等の収納効果と同等の機能・効果を奏する。そして、小皿7は着脱可能な状態で配設されているので、作業者は、適時に、小皿7を小皿用貫通孔5より取り出して、小皿7を掃除することが出来る。
以上より、作業者は、業務用作業台(ワゴン)(図示せず。)にサイドテーブルとして取り付けられている理美容用はさみ具収納器10を使用して種々の理美容業務を行うことにより、次の様な利点を得ることが出来る。
即ち、作業者は、1)従来使用されている重いシザーベルト等を身に着けて接客業務(髪の毛を切る施術。)を一切行わなくても良いこととなり、しかも、2)シザーベルト等を身に着けない状態で、洗髪、掃除、洗濯、買物、事務、雑務等の種々のその他の仕事を行うことが出来る。そのために、理・美容室を一人又は少人数で経営して各自が自ら理・美容の施術を行っている者は、シザーベルト等を一日中身に着けていることによる不便さ・重たさ及び邪魔であるという不快感から解放されて、快適に理・美容室に於ける種々の仕事を行うことが出来る。特に、3)理・美容室に於いて接客業務で日々使用している可動式の業務用作業台に、当該収納器10が取り付けられているので、作業者にとっては不便なことは何ら無く、当該業務用作業台と共に当該収納器10を利用できる点で、多くの業務上の利点が付随して得られるという利点がある。しかも、4)作業者は重いシザーベルト等を身に着けて当該接客業務を一切行わなくても良い点で、作業者は身軽に理・美容室に於ける各種の作業を行うことが出来る。加えて、シザーベルト等を身に着けない点に於いて、顧客目線での作業者の身なりに対する見た目の良さ乃至はオシャレ度の向上化が得られる。
(変形例その1)
実施の形態1に於ける複数の貫通孔4を、既述の利点は減るけれども、横一列に又は縦一列に配設しても良い。
或いは、実施の形態1に於ける複数の貫通孔4に加えて、更に、斜め方向DAに沿って複数の貫通孔4に併設された、同様の機能を呈する少なくとも1個の貫通孔を配設しても良い。
或いは、複数の貫通孔4を実施の形態1の様に完全に一列に沿って配設するのではなくて、個々の貫通孔4の配設位置は相対的に多少位置ずれしつつも、全体としては、略斜め方向DAに沿って、複数の貫通孔4は穿設・配列されている様に、複数の貫通孔4の配設を構成しても良い。「斜め方向への配列」とは、この様な場合をも含む概念である。
(変形例その2)
実施の形態1に於いては、少なくとも1個の小皿用貫通孔5が配設されていたが、小皿用貫通孔5を設けることの利点は失われるが、小皿用貫通孔5を設けずに、平面部2には複数の貫通孔4のみが設けられていても良い。
(変形例その3)
実施の形態1に於いて記載された平面部2の凸状に湾曲した縁部分2EPに代えて、カット成形されていない角付けされた縁部分を用いても良い。この場合に於いては、縁部分2EPの存在による既述の利点は得られないが、既述したシザーベルト等を身に着けないことによる種々の利点は依然として得られる。
(付記)
以上、本考案の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本考案の適用可能な局面を例示したものであって、本考案はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正及び/又は変形例を、この考案の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
本考案は、例えば、理美容室で用いられる可動式の業務用作業台(ワゴン)に取り付けられて使用される理美容用はさみ具収納器に適用して好適である。
10 理美容用はさみ具収納器
1 側面部
2 平面部
3 取付け部
3B 取付け金具
4 貫通孔
5 小皿用貫通孔
6 はさみ具
7 小皿
DA 斜め方向(配列方向)

Claims (5)

  1. 理美容業で使用される可動式の業務用作業台に取り付けられた上で、前記理美容業用のはさみ具を収納するためのテーブル状の収納器であって、
    側面部と、
    前記側面部の上端部より延在する平面部と、
    前記側面部を前記業務用作業台に取り付けるための取付け部と、
    前記平面部に穿設されていると共に、前記はさみ具を略垂直状態にて保持しつつ略同一方向に収納するための形状及び寸法を有する、複数の貫通孔と
    を備えることを特徴とする、理美容用はさみ具収納器。
  2. 請求項1に記載の理美容用はさみ具収納器であって、
    前記複数の貫通孔は、前記平面部の上方向から見た平面視に於いて、前記平面部の略中央の縁寄り位置から前記平面部の一端部寄り位置へ向けて斜め方向に順次に配列している
    ことを特徴とする、理美容用はさみ具収納器。
  3. 請求項2に記載の理美容用はさみ具収納器であって、
    前記平面部の前記平面視に於いて、前記複数の貫通孔が配列している側の前記平面部の縁の部分は、前記複数の貫通孔の前記斜め配列に沿って、凸状に湾曲している
    ことを特徴とする、理美容用はさみ具収納器。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の理美容用はさみ具収納器であって、
    前記平面部の内で前記複数の貫通孔の前記穿設位置とは反対側の部分に穿設されており、少なくとも前記理美容業で使用される小物類の用具を収納するための小皿を収納するための形状及び寸法を有する小皿用貫通孔を
    更に備えることを特徴とする、理美容用はさみ具収納器。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の理美容用はさみ具収納器であって、
    前記複数の貫通孔の各々は、当該貫通孔に収納される前記はさみ具が当接する部分に配設された緩衝部材を有する
    ことを特徴とする、理美容用はさみ具収納器。
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