JP3202180U

JP3202180U - 磁力付吸盤シート

Info

Publication number: JP3202180U
Application number: JP2015005642U
Authority: JP
Inventors: 勉湯浅
Original assignee: 勉湯浅
Priority date: 2015-11-05
Filing date: 2015-11-05
Publication date: 2016-01-21
Anticipated expiration: 2025-11-05

Abstract

【課題】金属面への接着をより効果的なものにすることができる磁力付吸盤シートを提供する。【解決手段】磁力付吸盤シート１０は、吸盤が設けられている第１の面１０ａと第１の面１０ａと対向する第２の面１０ｂを有する吸盤シート１１と、第３の面１０ｃと第３の面１０ｃと対向する第４の面１０ｄを有するマグネットシート１２から構成されている。この磁力付吸盤シート１０は、吸盤シート１１の第２の面１０ｂと、マグネットシート１２の第３の面１０ｃが、圧着、接着剤による接着などにより貼り付けられ一体的に形成されている。【選択図】図１

Description

本考案は、磁力付吸盤シートに関する。

吸着シートは種々開発されているが、例えば、糊などの接着剤を用いた接着方法ではなく、吸着シートを接着する部材の表面に吸着固定される吸盤構造を有する吸盤シートが開示されている。

上記の吸盤シートは、必ずしも良好な接着を行うことができるとはいえず、特に金属面への接着に関しては、より効果的な接着シートの開発が求められている。

そこで本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、金属面への接着をより効果的なものにすることができる磁力付吸盤シートの提供を目的とする。

上記課題を解決するために、本考案に係る磁力付吸盤シートは、吸盤が設けられている第１の面と前記第１の面と対向する第２の面を有する吸盤シートと、第３の面と前記第３の面と対向する第４の面を有するマグネットシートを、有し、前記第２の面と前記第３の面が貼り付けられて一体的に形成されていることを特徴とする。

本考案に係る磁力付吸盤シートの態様について、前記第１の面に設けられている吸盤は、凹凸のない部材の表面に吸着されるように形成されていることが好ましい。

本考案に係る磁力付吸盤シートの態様について、前記部材は、プラスチック、ガラスまたは金属であり、前記第１の面は、前記金属の表面に当接されるとき、前記吸盤シートの吸盤による吸着力と前記マグネットシートの磁力による吸引力で、前記金属の表面に接着されるように構成されていることが好ましい。

本考案に係る磁力付吸盤シートの態様について、前記吸盤シートは略０．２ｍｍの厚さであり、前記マグネットシートは略１．０ｍｍの厚さであることが好ましい。

本考案に係る磁力付吸盤シートの態様について、前記第４の面は、粘着剤を有していることが好ましい。

本考案の磁力付吸盤シートによれば、金属面への接着をより効果的なものにすることができる磁力付吸盤シートの提供をすることができる。

実施形態の磁力付吸盤シートを示す模式図である。

以下、本考案の磁力付吸盤シートの実施形態を、図１を用いて説明する。

磁力付吸盤シート１０は、吸盤が設けられている第１の面１０ａと、この第１の面１０ａと対向する第２の面１０ｂとを有する吸盤シート１１と、第３の面１０ｃと、この第３の面１０ｃと対向する第４の面１０ｄとを有するマグネットシート１２から構成されている。

図１に示すように、磁力付吸盤シート１０は、吸盤シート１１の第２の面１０ｂと、マグネットシート１２の第３の面１０ｃが、圧着、接着剤などにより貼り付けられ、一体的に形成されている構成である。

また、磁力付吸盤シート１０は、第１の面１０ａに設けられている吸盤が、凹凸のない部材の表面に吸着されるように形成されており、例えば、第１の面１０ａは、表面が外気と連通した開口を有する吸盤構造である。

上記の部材は、例えば、プラスチック、ガラスまたは金属であるが、これは例示であり、これに限定されず表面が凹凸のない部材であれば、この部材に磁力付吸盤シート１０を接着することができる。

そして、磁力付吸盤シート１０は、上記の部材が磁力に反応する金属である場合には、吸盤シート１１の第１の面１０ａが、この金属の表面に当接されるときに、吸盤シート１１の吸盤による吸着力と、マグネットシート１２の磁力による吸引力とで、より強固に接着されるように構成されている。

また、磁力付吸盤シート１０を構成する吸盤シート１１の厚さは略０．２ｍｍの厚さであり、マグネットシート１２の厚さは略１．０ｍｍの厚さであることが望ましい。

第４の面１０ｄは、粘着剤を有していることが望ましく、例えば、第４の面１０ｄのこの接着剤に会社名などを記載したシールが張り付けられた磁力付吸盤シート１０の第１の面１０ａを、自動車のボディに強固に貼り付けることができるという効果的な用い方をすることができる。

マグネットシート１２は、例えば、素材はフェライトであり、シート状にするために、接着剤の役目をするバインダーとしての塩素化ポリエチレンを混入することで構成される。

以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本考案の原理の範囲内で、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味にまで広げて実施することができる。

また、磁力付吸盤シートの大きさや形状、素材の厚さ、重さなどについては多様な実施形態が可能であり、それらについて本実施形態と異なる形態による実施は、本考案の技術的範囲に含まれる。

１０磁力付吸盤シート
１０ａ第１の面
１０ｂ第２の面
１０ｃ第３の面
１０ｄ第４の面
１１吸盤シート
１２マグネットシート

Claims

吸盤が設けられている第１の面と前記第１の面と対向する第２の面を有する吸盤シートと、第３の面と前記第３の面と対向する第４の面を有するマグネットシートを、有し、
前記第２の面と前記第３の面が貼り付けられて一体的に形成されていることを特徴とする磁力付吸盤シート。
前記第１の面に設けられている吸盤は、凹凸のない部材の表面に吸着されるように形成されていることを特徴とする請求項１に記載の磁力付吸盤シート。
前記部材は、プラスチック、ガラスまたは金属であり、
前記第１の面は、前記金属の表面に当接されるとき、前記吸盤シートの吸盤による吸着力と前記マグネットシートの磁力による吸引力で、前記金属の表面に接着されるように構成されていることを特徴とする請求項２に記載の磁力付吸盤シート。
前記吸盤シートは略０．２ｍｍの厚さであり、前記マグネットシートは略１．０ｍｍの厚さであることを特徴とする請求項１からは請求項３のいずれか１項に記載の磁力付吸盤シート。
前記第４の面は、粘着剤を有していることを特徴とする請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の磁力付吸盤シート。