JP3201484U - Retaining wall root stone block and retaining wall block - Google Patents
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Abstract
【課題】上面が平らな基礎コンクリートを用いながら所定の傾斜角度のブロック擁壁を構築可能な擁壁用根石ブロックと滑り止め効果を有する擁壁用ブロックとを提供する。【解決手段】ブロック擁壁の最下段に位置する擁壁用根石ブロック60a、60bは、擁壁面32を備えた前方構造部34aと、前方構造部と所定の間隔を取って設けられた背面構造部34bと、前方構造部と背面構造部とを繋ぐ連結部34cと、を有するとともに、底面が上面に対してブロック擁壁の擁壁面の角度θ傾けて形成され、側面視で背面構造部側が短く且つ上面側の2角が略直角の略直角台形形状を呈する。この角度θ傾いた擁壁用根石ブロックの上面に擁壁用ブロックを積み上げることで、簡易且つ低コストで、所定の傾斜角度のブロック擁壁を構築することができる。また、擁壁用ブロックは、上面もしくは下面の少なくとも一方が細かな凹凸を有する滑り止め面で構成される。【選択図】図1The present invention provides a retaining wall root block capable of constructing a retaining wall having a predetermined inclination angle while using foundation concrete having a flat upper surface, and a retaining wall block having a non-slip effect. Retaining wall root stone blocks (60a, 60b) positioned at the bottom of the block retaining wall include a front structure portion (34a) having a retaining wall surface (32) and a rear structure provided at a predetermined interval from the front structure portion. Part 34b and a connecting part 34c that connects the front structure part and the back structure part, and the bottom surface is formed with an inclination angle θ of the retaining wall surface of the block retaining wall with respect to the top surface, and the back structure part side in the side view It is short and has a substantially right trapezoidal shape with two corners on the upper surface side being substantially right angles. By building up the retaining wall blocks on the top surface of the retaining wall root block inclined at the angle θ, a block retaining wall having a predetermined inclination angle can be constructed easily and at low cost. Further, the retaining wall block is formed of a non-slip surface having at least one of an upper surface and a lower surface having fine irregularities. [Selection] Figure 1
Description
本考案は、ブロック擁壁の最下段に位置する擁壁用根石ブロックと滑り止め効果を有する擁壁用ブロックに関するものである。 The present invention relates to a retaining wall root block located at the lowest stage of a block retaining wall and a retaining wall block having a non-slip effect.
宅地造成や道路設営、護岸等の目的で切土や盛土を行った法面に擁壁用ブロックを積み上げて擁壁を構築することが一般的に行われている。そして、このような擁壁用ブロックに関し、[特許文献1]には湾曲したブロック擁壁を滑らかに構築することが可能な積みブロックに関する発明が開示されている。この[特許文献1]に記載の発明は、擁壁用ブロックを構成する前方構造部と背面構造部の側面が背面側に向けて狭まる斜面で形成された一方の擁壁用ブロックと、背面側に向かって広がる斜面で形成された他方の擁壁用ブロックとで構成し、この一方の擁壁用ブロックと他方の擁壁用ブロックとを交互に組み合わせるとともに、双方の側面の接触状態を曲面に応じて変化させることで、湾曲したブロック擁壁を滑らかに構築することができる。 It is common practice to build retaining walls by building up retaining wall blocks on slopes that have been cut or embanked for purposes such as residential land development, road construction, and revetment. And regarding such a retaining wall block, [Patent Document 1] discloses an invention relating to a stacking block capable of smoothly constructing a curved block retaining wall. In the invention described in [Patent Document 1], the front structure portion and the back structure portion constituting the retaining wall block are formed with one retaining wall block formed by slopes whose side surfaces narrow toward the rear surface side, and the rear surface side. And the other retaining wall block and the other retaining wall block are alternately combined, and the contact state of both side surfaces is curved. A curved block retaining wall can be constructed smoothly by changing the distance accordingly.
しかしながら、[特許文献1]に記載の発明のような従来の擁壁用ブロックでブロック擁壁10を構築する場合、図11に示すように、上面がブロック擁壁10の傾斜角度θに応じた斜めの基礎コンクリート5を敷設する必要があり、基礎コンクリート5を単純な型枠では形成できないという問題点がある。また、擁壁用ブロックを斜めに積載するため、擁壁用ブロックが滑り落ちる危険性が有る。
However, when the
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、上面が平らな基礎コンクリートを用いながら所定の傾斜角度のブロック擁壁を構築することが可能な擁壁用根石ブロックと滑り止め効果を有する擁壁用ブロックとを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and a retaining stone having a non-slip effect and a retaining stone for a retaining wall capable of constructing a retaining wall having a predetermined inclination angle while using a foundation concrete having a flat upper surface. The object is to provide a wall block.
本考案は、
(1)ブロック擁壁10の最下段に位置する擁壁用根石ブロックであって、
擁壁面32を備えた前方構造部34aと、前記前方構造部34aと所定の間隔を取って設けられた背面構造部34bと、前記前方構造部34aと背面構造部34bとを繋ぐ連結部34cと、を有するとともに、底面が上面に対してブロック擁壁10の擁壁面の角度θ傾けて形成され、側面視で前記背面構造部34b側が短く且つ上面側の2角が略直角の略直角台形形状を呈することを特徴とする擁壁用根石ブロック60a、60bを提供することにより、上記課題を解決する。
(2)ブロック擁壁10の最下段に位置する擁壁用根石ブロックであって、
長さの長い前側脚部44aと、前記前側脚部44aと所定の間隔を取って設けられ長さの短い背側脚部44bと、前記前側脚部44aと背側脚部44bとを繋ぐ連結部44cと、を有し、
上面がブロック擁壁10の擁壁面の角度θ傾けて形成されることを特徴とする擁壁用根石ブロック62を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)ブロック擁壁10の最下段に位置し側面視で略長方形の擁壁用根石ブロックであって、
擁壁面32を備えた前方構造部34aと、前記前方構造部34aと所定の間隔を取って設けられた背面構造部34bと、前記前方構造部34aと背面構造部34bとを繋ぐ連結部34cと、前記前方構造部34aに設けられた鉄筋挿入孔46と、前記鉄筋挿入孔46に挿入可能な鉄筋48と、を有し、
前記鉄筋48の突出量を調整することで上面の傾きを調整することを特徴とする擁壁用根石ブロック64a、64bを提供することにより、上記課題を解決する。
(4)前方構造部34aと背面構造部34bの側面が背面側に向けて狭まる斜面36a、36bで構成されたことを特徴とする上記(1)または(3)に記載の擁壁用根石ブロック60a、64aを提供することにより、上記課題を解決する。
(5)前方構造部34aと背面構造部34bの側面が背面側に向かって広がる斜面38a、38bで構成されたことを特徴とする上記(1)または(3)に記載の擁壁用根石ブロック60b、64bを提供することにより、上記課題を解決する。
(6)上面が細かな凹凸を有する滑り止め面で構成されることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の擁壁用根石ブロック60a、60b、62、64a、64bを提供することにより、上記課題を解決する。
(7)擁壁面32を備えた前方構造部34aと、前記前方構造部34aと所定の間隔を取って設けられた背面構造部34bと、前記前方構造部34aと背面構造部34bとを繋ぐ連結部34cと、を有し、
前記前方構造部34aと背面構造部34bの側面が背面側に向けて狭まる斜面36a、36bで構成された第1の擁壁用ブロック14aと、前記前方構造部34aと背面構造部34bの側面が背面側に向かって広がる斜面38a、38bで構成された第2の擁壁用ブロック14bと、を横方向に交互に組み合わせるとともに上方向に積み上げて擁壁を構築する擁壁用ブロックにおいて、
上面もしくは下面の少なくとも一方が細かな凹凸を有する滑り止め面で構成されることを特徴とする擁壁用ブロック14a、14bを提供することにより、上記課題を解決する。
The present invention
(1) A retaining stone root block located at the bottom of the
A
(2) A retaining wall root block located at the bottom of the
A
The above problem is solved by providing a retaining wall
(3) It is a root stone block for a retaining wall that is located at the bottom of the
A
The above problem is solved by providing retaining wall
(4) Retaining wall root stone block as described in (1) or (3) above, wherein the side surfaces of the
(5) Retaining wall root stone block according to (1) or (3) above, characterized in that the side surfaces of the
(6) Retaining wall
(7) The
The first
By providing the
本考案に係る擁壁用根石ブロックは、上面が平らな基礎コンクリートを用いながら、所定の傾斜角度のブロック擁壁を構築することができる。これにより、ブロック擁壁用の基礎コンクリートを簡易な方法で且つ低コストで構築することができる。また、本考案に係る擁壁用ブロックは、上面もしくは下面の少なくとも一方に滑り止め面を有するため、斜めに積載しても容易に崩れることが無い。 The retaining wall root stone block according to the present invention can construct a block retaining wall having a predetermined inclination angle while using basic concrete having a flat upper surface. Thereby, the foundation concrete for block retaining walls can be constructed by a simple method and at low cost. Moreover, since the retaining wall block according to the present invention has a non-slip surface on at least one of the upper surface and the lower surface, the retaining wall block does not easily collapse even when loaded obliquely.
先ず、本考案に係る第1の擁壁用根石ブロック60a、60bの実施の形態を図1を用いて説明する。ここで、図1(a)、(b)、(c)は、本考案に係る第1の擁壁用根石ブロックの一方の擁壁用根石ブロック60aの前面図、底面図、側面図であり、図1(d)、(e)、(f)は他方の擁壁用根石ブロック60bの前面図、底面図、側面図である。
First, an embodiment of first retaining wall
本考案に係る第1の擁壁用根石ブロック60a、60bは、擁壁面32を備えた前方構造部34aと、この前方構造部34aと所定の間隔を取って設けられた背面構造部34bと、これら前方構造部34aと背面構造部34bとを繋ぐ連結部34cと、を有している。また、第1の擁壁用根石ブロック60a、60bは、連結部34cを柱状として前方構造部34aと背面構造部34bとの間に空洞部40が設けられ、さらに連結部34cの側面に空洞部40と繋がる連結孔42を有している。そして、一方の擁壁用根石ブロック60aは前方構造部34aと背面構造部34bの側面が背面側に向けて狭まる斜面36a、36bで構成され、また他方の擁壁用根石ブロック60bは前方構造部34aと背面構造部34bの側面が背面側に向けて広がる斜面38a、38bで構成されている。尚、斜面36a、36bと斜面38a、38bとは必須の構成要素ではなく、単純な平面で構成しても良い。この場合、擁壁用根石ブロック60a、60bを区別する必要はない。
The first retaining wall
また、本考案に係る第1の擁壁用根石ブロック60a、60bは、前方構造部34a側が長く背面構造部34b側が短く形成され、底面が上面に対して所定の角度θ傾くように形成される。これにより、第1の擁壁用根石ブロック60a、60bの本体部は、図1(c)、(f)に示すように、側面視で背面構造部34b側が短く且つ上面側の2角が略直角の略直角台形形状を呈する。尚、この底面の傾きの角度θは構築するブロック擁壁10の擁壁面の傾斜角度と略同等な角度であり、通常60°〜75°程度である。
In addition, the first retaining wall root stone blocks 60a and 60b according to the present invention are formed such that the
また、本考案に係る第1の擁壁用根石ブロック60a、60bは一方の擁壁用根石ブロック60aと他方の擁壁用根石ブロック60bとを横方向に交互に組み合わせてブロック擁壁10の最下段を構築する。この際、図2(a)、(b)に示すように、一方の擁壁用根石ブロック60aの斜面36a、36bと他方の擁壁用根石ブロック60bの斜面38a、38bとの重なり位置を調節することにより、横方向の長さ調整を行うことができる。また、図3(a)に示すように、一方の擁壁用根石ブロック60aの斜面36aと他方の擁壁用根石ブロック60bの斜面38aとの接触角を前面が凹となるように調節しながら配置することで、凹状に湾曲した最下段を構築することができる。反対に一方の擁壁用根石ブロック60aの斜面36a、36bと他方の擁壁用根石ブロック60bの斜面38a、38bとの接触角を、図3(b)に示すように前面が凸となるように調節することで、凸状に湾曲した最下段を構築することができる。
Further, the first retaining wall root stone blocks 60a and 60b according to the present invention are obtained by alternately combining one retaining wall
ここで、本考案に係る擁壁用ブロックを図4を用いて説明する。図4に示す本考案に係る擁壁用ブロック14a、14bは、第1の擁壁用根石ブロック60a、60bと同様、擁壁面32を備えた前方構造部34aと、この前方構造部34aと所定の間隔を取って設けられた背面構造部34bと、これら前方構造部34aと背面構造部34bとを繋ぐ連結部34cと、前方構造部34aと背面構造部34bとの間に設けられた空洞部40と、連結部34cの側面に設けられ空洞部40と繋がる連結孔42と、を有している。そして、一方の第1の擁壁用ブロック14aは前方構造部34aと背面構造部34bの側面が背面側に向けて狭まる斜面36a、36bで構成され、また他方の第2の擁壁用ブロック14bは前方構造部34aと背面構造部34bの側面が背面側に向けて広がる斜面38a、38bで構成されている。そして、擁壁用ブロック14a、14bの上面もしくは下面、即ち前方構造部34a、背面構造部34b、連結部34cの上面もしくは下面の少なくとも一方は細かな凹凸を有する滑り止め面で構成される。これにより、本考案に係る擁壁用ブロック14a、14bは積載時の摩擦抵抗が増大し、斜めに積載した状態でも滑りにくく安定してブロック擁壁10を構築することができる。尚、この滑り止め面の形成は擁壁用ブロック14a、14bの上面もしくは下面を形成する型枠に、例えば細かな凹凸を有する梨地模様の鋼板等を用いて行うことが好ましい。無論、上面及び下面を形成する型枠の双方に細かな凹凸を有する鋼板等を用いて擁壁用ブロック14a、14bを形成し、擁壁用ブロック14a、14bの上面及び下面の双方を滑り止め面で構成しても良い。
Here, the retaining wall block according to the present invention will be described with reference to FIG. The retaining
そして、図5に示すように、交互に配置された擁壁用根石ブロック60a、60bの上に擁壁用ブロック14a、14bをこれも交互に組み合わせながら所定の段数積み上げることでブロック擁壁10を構築する。尚、図5においては、擁壁用根石ブロック60b、擁壁用ブロック14bを斜線で示す。この際、擁壁用ブロック14aの斜面36a、36bと擁壁用ブロック14bの斜面38a、38bとの接触状態を構築するブロック擁壁10に応じて変化させることで、擁壁用根石ブロック60a、60bと同様に、横方向の長さ調整や曲面の形成を行うことができる。
Then, as shown in FIG. 5, the
そして、本考案に係る第1の擁壁用根石ブロック60a、60bは前述のように底面が構築するブロック擁壁10の傾斜角度θ分傾けて形成されるため、基礎破石3上に打設された上面が平らな基礎コンクリート5’に配置した場合、図6に示すように、上面が角度θ傾く。そして、この角度θ傾いた擁壁用根石ブロック60a、60bの上に擁壁用ブロック14a、14bを積み上げることで、所定の角度θ傾いた状態で擁壁用ブロック14a、14bを積載することができる。また、積載された擁壁用ブロック14a、14bの全ての空洞部40と擁壁用根石ブロック60a、60bの全ての空洞部40とは連通し、この空洞部40にコンクリートを流し込み固化することで擁壁用根石ブロック60a、60bと擁壁用ブロック14a、14bと基礎コンクリート5’とを載積状態で一体化することができる。そして、積み上げられた擁壁用ブロックの裏面側に裏込材7を充填し、天端コンクリート9を敷設することで傾斜角度θのブロック擁壁10が構築される。尚、これらのことは後述の第2の擁壁用根石ブロック62、第3の擁壁用根石ブロック64a、64bにおいても同様である。
The first retaining wall
次に、本考案に係る第2の擁壁用根石ブロック62の構成を図7を用いて説明する。ここで、図7(a)、(e)は本考案に係る第2の擁壁用根石ブロック62の背面図であり、図7(b)、(f)は上面図であり、図7(c)、(g)は側面図であり、図7(e)、(h)はA−A視断面図である。尚、図7(a)、(b)、(c)、(d)は幅寸法の短い1穴の擁壁用根石ブロック62を示す図であり、図7(e)、(f)、(g)、(h)は幅寸法の長い2穴の擁壁用根石ブロック62を示す図である。尚、図7に示す擁壁用根石ブロック62は一例であり、擁壁用根石ブロック62の各部の寸法、形状等は、積載する擁壁用ブロックの寸法や形状、構築するブロック擁壁10の形状や傾斜角等により適宜選択される。
Next, the structure of the second retaining wall
図7に示す本考案に係る第2の擁壁用根石ブロック62は、前面に位置する前側脚部44aと、この前側脚部44aと所定の間隔を取って背面側に位置する背側脚部44bと、これら前側脚部44aと背側脚部44bとを繋ぐ連結部44cと、前側脚部44aと背側脚部44bとの間に位置し上下左右が開口した空洞部40と、を有している。また、擁壁用根石ブロック62の上面は構築するブロック擁壁10の傾斜角度と略同等な角度θ傾くように、前側脚部44aは長く、背側脚部44bは短く形成される。
The second retaining wall
そして、本考案に係る第2の擁壁用根石ブロック62は図8に示すように基礎破石3上に打設された上面が平らな基礎コンクリート5’上に載置されコンクリート等で固定されることによりブロック擁壁10の基礎の一部となる。そして、この擁壁用根石ブロック62の上面に擁壁用ブロック14a、14bを所定の段数積み上げることでブロック擁壁10を構築する。この際、第2の擁壁用根石ブロック62の上面はブロック擁壁10の傾斜角度θ傾いているため、この角度θ傾いた上面に擁壁用ブロック14a、14bを積み上げることで、上面が平らな基礎コンクリート5’を用いながら擁壁面が所定の傾斜角度のブロック擁壁10を構築することができる。
Then, as shown in FIG. 8, the second retaining wall
次に、本考案に係る第3の擁壁用根石ブロック64a、64bの構成を図9を用いて説明する。ここで、図9(a)、(b)、(c)は、本考案に係る第3の擁壁用根石ブロックの一方の擁壁用根石ブロック64aの前面図、底面図、側面図であり、図9(d)、(e)、(f)は他方の擁壁用根石ブロック64bの前面図、底面図、側面図である。
Next, the configuration of the third retaining wall
図9に示す本考案に係る第3の擁壁用根石ブロック64a、64bは、第1の擁壁用根石ブロック60a、60bと同様に、擁壁面32を備えた前方構造部34aと、この前方構造部34aと所定の間隔を取って設けられた背面構造部34bと、これら前方構造部34aと背面構造部34bとを繋ぐ連結部34cと、前方構造部34aと背面構造部34bとの間に設けられた空洞部40と、連結部34cの側面に設けられ空洞部40と繋がる連結孔42と、を有している。そして、第3の擁壁用根石ブロック64a、64bは、図9(c)、(f)の側面図に示すように、側面視で略長方形を呈する。また、一方の擁壁用根石ブロック64aは前方構造部34aと背面構造部34bの側面が背面側に向けて狭まる斜面36a、36bで構成され、他方の擁壁用根石ブロック64bは前方構造部34aと背面構造部34bの側面が背面側に向けて広がる斜面38a、38bで構成されている。尚、前方構造部34aの斜面36a、36bと背面構造部34bの斜面38a、38bとは必須の構成要素ではなく、単純な平面で構成しても良い。この場合、擁壁用根石ブロック64a、64bを区別する必要はない。
As with the first retaining wall
また、第3の擁壁用根石ブロック64a、64bは、前方構造部34aの底面に鉄筋挿入孔46を備えている。この鉄筋挿入孔46は一般的な径の鉄筋48が挿入可能であれば特に限定は無いが、通常の擁壁用ブロックが具備し、擁壁用ブロックを吊上げる際に使用する吊孔を兼用することが特に好ましい。この場合、吊孔を備えた従来の擁壁用ブロックを第3の擁壁用根石ブロック64a、64bとして転用することができる。また、本考案に係る擁壁用ブロック14a、14bが吊孔や鉄筋挿入孔46を備えていれば、これを第3の擁壁用根石ブロック64a、64bとして転用することもできる。
The third retaining wall
次に、本考案に係る第3の擁壁用根石ブロック64a、64bの使用方法を図10を用いて説明する。先ず図10(a)に示すように、基礎破石3上に周知の方法で上面が平らな基礎コンクリート5’を打設する。次に、下面から鉄筋48が所定の長さ突出するように擁壁用根石ブロック64a、64bの鉄筋挿入孔46に鉄筋48を挿入する。次に、図10(b)に示すように、擁壁用根石ブロック64a、64bを基礎コンクリート5’上に載置する。これにより、擁壁用根石ブロック64a、64bは突出した鉄筋48によって前方が上方向に傾いて配置される。このとき、鉄筋48の突出量を最適化することで擁壁用根石ブロック64a、64bの上面の傾きθを、構築するブロック擁壁10の擁壁面の傾斜角度と略同等とする。尚、擁壁用根石ブロック64a、64bは交互に組み合わせて配置するとともに、一方の擁壁用根石ブロック64aの斜面36a、36bと他方の擁壁用根石ブロック64bの斜面38a、38bとの接触状態を構築するブロック擁壁10に応じて変化させることで、横方向の長さ調整や曲面の形成を行うことができる。
Next, a method of using the third retaining wall
次に、図10(c)に示すように、擁壁用根石ブロック64a、64bの空洞部40の途中までコンクリートを流し込む。そして、このコンクリートを固化する。これにより基礎コンクリート5’と擁壁用根石ブロック64a、64bとを一体化する。次に、一体化した擁壁用根石ブロック64a、64bの上面に擁壁用ブロック14a、14bを所定の段数積み上げる。このとき、擁壁用根石ブロック64a、64bの上面は鉄筋48の突出によってブロック擁壁10の傾斜角度θ分傾いているため、この角度θ傾いた上面に擁壁用ブロック14a、14bを積み上げることで、上面が平らな基礎コンクリート5’を用いながら擁壁面が所定の角度傾いたブロック擁壁10を構築することができる。次に、積載された擁壁用ブロック14a、14bの空洞部40と擁壁用根石ブロック64a、64bの残りの空洞部40とにコンクリートを流し込み固化する。これにより、擁壁用根石ブロック64a、64bと擁壁用ブロック14a、14bと基礎コンクリート5’とは一体化し、傾斜角度がθのブロック擁壁10が構築される。
Next, as shown in FIG.10 (c), concrete is poured in the middle of the
尚、本発明に係る擁壁用根石ブロック60a、60b、62、64a、64bの上面(擁壁用ブロックの積載面)は、細かな凹凸を有する滑り止め面で構成することが好ましい。この滑り止め面の形成は擁壁用ブロック14a、14bと同様に擁壁用根石ブロック60a、60b、62、64a、64bの上面を形成する型枠に、例えば細かな凹凸を有する梨地模様の鋼板等を用いて行うことが好ましい。これらの構成によれば、積載時の摩擦抵抗が増大し、より安定的に擁壁用ブロック14a、14bの積載を行うことができる。
Note that the upper surfaces of the retaining wall
以上のように、本考案に係る擁壁用根石ブロック60a、60b、62、64a、64bは、上面が平らな基礎コンクリート5’上に載置したときに上面がブロック擁壁10の傾斜角度θ分傾く。そして、この角度θ傾いた擁壁用根石ブロックの上面に擁壁用ブロック14a、14bを積み上げることで、簡易な方法で且つ低コストで構築することが可能な上面の平らな基礎コンクリート5’を用いて、所定の傾斜角度のブロック擁壁10を構築することができる。
As described above, the retaining
また、ブロック擁壁10の角度変化に際しては、適した寸法の擁壁用根石ブロック(第1の擁壁用根石ブロック60a、60b、第2の擁壁用根石ブロック62)を適宜選択することで対応が可能であり、積載する擁壁用ブロック14a、14bは共通のものを用いることができる。このため、型枠の導入コスト及び製品在庫の保管コスト等を抑制することができる。さらに、第3の擁壁用根石ブロック64a、64bは、従来の擁壁用ブロックの吊孔を鉄筋挿入孔46として用いることで、従来の擁壁用ブロックを第3の擁壁用根石ブロック64a、64bとして使用することができる。このため、新規の型枠を必要とせず、さらなるコスト削減を図ることができる。
When the angle of the
また、本考案に係る擁壁用ブロック14a、14bは、上面もしくは下面の少なくとも一方が細かな凹凸を有する滑り止め面で構成されるため、斜めに積載した状態でも滑りにくく、安定してブロック擁壁10を構築することができる。
In addition, the retaining
さらに、擁壁用根石ブロック60a、60b、62、64a、64bの上面を滑り止め面とすることで積載時の摩擦抵抗が増大し、より安定的に擁壁用ブロック14a、14bの積載とブロック擁壁10の構築とを行うことができる。
Further, the upper surface of the retaining wall
尚、上記に示した擁壁用根石ブロック60a、60b、62、64a、64b及び擁壁用ブロック14a、14bの各部の構成、形状、デザイン、寸法等は一例であるから、上記の例に限定されるわけでは無く、本考案は本考案の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。また、本例では本考案に係る擁壁用根石ブロック60a、60b、62、64a、64bと本考案に係る擁壁用ブロック14a、14bとを組み合わせた例を説明しているが、擁壁用根石ブロック60a、60b、62、64a、64bと従来の他の擁壁用ブロックとを用いてブロック擁壁10を構築しても良いし、従来の斜めの基礎コンクリート5に擁壁用ブロック14a、14bを積載してブロック擁壁10を構築しても良い。
The configuration, shape, design, dimensions, etc. of each part of the retaining wall
10 ブロック擁壁
14a 第1の擁壁用ブロック
14b 第2の擁壁用ブロック
32 擁壁面
34a 前方構造部
34b 背面構造部
34c 連結部
36a、36b 斜面
38a、38b 斜面
44a 前側脚部
44b 背側脚部
44c 連結部
46 鉄筋挿入孔
48 鉄筋
60a、60b 第1の擁壁用根石ブロック
62 第2の擁壁用根石ブロック
64a、64b 第3の擁壁用根石ブロック
10 block retaining wall
14a First retaining wall block
14b Second retaining wall block
32 Retaining wall
34a Front structure part
34b Rear structure part
34c connecting part
36a, 36b slope
38a, 38b slope
44a Front leg
44b Dorsal leg
44c connecting part
46 Reinforcing bar insertion hole
48 Rebar
60a, 60b First stone retaining stone block
62 Second stone retaining stone block
64a, 64b Third retaining wall root block
Claims (7)
擁壁面を備えた前方構造部と、前記前方構造部と所定の間隔を取って設けられた背面構造部と、前記前方構造部と背面構造部とを繋ぐ連結部と、を有するとともに、底面が上面に対してブロック擁壁の擁壁面の角度傾けて形成され、側面視で前記背面構造部側が短く且つ上面側の2角が略直角の略直角台形形状を呈することを特徴とする擁壁用根石ブロック。 Retaining wall root stone block located at the bottom of the block retaining wall,
A front structure portion having a retaining wall; a rear structure portion provided at a predetermined interval from the front structure portion; and a connecting portion connecting the front structure portion and the rear structure portion; The retaining wall is formed by tilting the retaining wall of the block retaining wall with respect to the upper surface, and has a substantially right-angled trapezoidal shape in which the back structure portion side is short and the upper surface side corners are substantially perpendicular in a side view. Nekishi block.
長さの長い前側脚部と、前記前側脚部と所定の間隔を取って設けられ長さの短い背側脚部と、前記前側脚部と背側脚部とを繋ぐ連結部と、を有し、
上面がブロック擁壁の擁壁面の角度傾けて形成されることを特徴とする擁壁用根石ブロック。 Retaining wall root stone block located at the bottom of the block retaining wall,
A front leg portion having a long length; a back leg portion having a short length provided at a predetermined interval from the front leg portion; and a connecting portion connecting the front leg portion and the back leg portion. And
A root stone block for a retaining wall, wherein the upper surface is formed by tilting the retaining wall of the block retaining wall.
擁壁面を備えた前方構造部と、前記前方構造部と所定の間隔を取って設けられた背面構造部と、前記前方構造部と背面構造部とを繋ぐ連結部と、前記前方構造部に設けられた鉄筋挿入孔と、前記鉄筋挿入孔に挿入可能な鉄筋と、を有し、
前記鉄筋の突出量を調整することで上面の傾きを調整することを特徴とする擁壁用根石ブロック。 A root stone block for a retaining wall that is located at the bottom of the block retaining wall and is substantially rectangular in side view,
Provided in the front structure part, a front structure part having a retaining wall, a back structure part provided at a predetermined interval from the front structure part, a connecting part connecting the front structure part and the back structure part, and the front structure part A reinforcing bar insertion hole, and a reinforcing bar that can be inserted into the reinforcing bar insertion hole,
A retaining stone root block for adjusting the inclination of the upper surface by adjusting the protruding amount of the reinforcing bar.
前記前方構造部と背面構造部の側面が背面側に向けて狭まる斜面で構成された第1の擁壁用ブロックと、前記前方構造部と背面構造部の側面が背面側に向かって広がる斜面で構成された第2の擁壁用ブロックと、を横方向に交互に組み合わせるとともに上方向に積み上げて擁壁を構築する擁壁用ブロックにおいて、
上面もしくは下面の少なくとも一方が細かな凹凸を有する滑り止め面で構成されることを特徴とする擁壁用ブロック。 A front structure portion having a retaining wall; a back structure portion provided at a predetermined interval from the front structure portion; and a connecting portion that connects the front structure portion and the back structure portion;
A first retaining wall block configured with slopes whose side surfaces of the front structure portion and the back structure portion narrow toward the back side; and slopes with side surfaces of the front structure portion and the back structure portion extending toward the back side. In the retaining wall block for constructing the retaining wall by alternately combining the second retaining wall block configured in the lateral direction and stacking upward.
A retaining wall block characterized in that at least one of the upper surface and the lower surface is formed of a non-slip surface having fine irregularities.
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JP2015004925U JP3201484U (en) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | Retaining wall root stone block and retaining wall block |
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