JP3201346U - 家庭用薬物投与装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】時間どおりに服薬させるよう補助し、予定外の時間帯に服薬するのを回避し、薬物の貯蔵と管理の便宜を図り、同時に投薬対象の服薬習慣を管理/統計し及び協力することができる家庭用薬物投与装置を提供する。【解決手段】薬箱構造10、薬入れ20、駆動モジュール及び制御モジュール40を備える。薬入れ20は薬箱構造10の収容穴12に設けられ、そして選択的に第一及び第二位置に位置し、第一位置にある場合、薬入れ20の側面23が薬箱構造10の外側面と揃えられ又はそれより凹んでおり、第二位置にある場合、薬入れの側面23が外側面11より突出している。駆動モジュールは、薬入れを第二位置に移動させ得るために薬入れに連結されている。制御モジュールは駆動モジュールに電気的に接続され、また、薬物投与装置は薬入れの投与時間帯のみにおいて駆動モジュールを動作させ、単位時間で服用すべき薬物の投与ボックスを押し出して、投薬対象に位置を明らかにし、薬物を取り出させる。【選択図】図1

Description

本考案は薬物投与装置、特に家庭用の薬物投与装置に関する。
家庭内の高齢者(あるいは病人)の介護をする際問題となることの一つに、高齢者に時間どおりに服薬させ、つまり、高齢者に毎日複数の特定時間帯に正しく服薬させることがある。科学技術の進歩により、高齢者が時間的プレッシャーと心配なく時間どおりに服薬でき、さらに常に家族の世話をするのに不都合な遠隔地で仕事し又は就学している肉親を安心させるため、例えば所定の服薬時間になると、誤って服薬することのないよう電子製品により注意信号や指示灯や音声や振動等を発生させて警告し、高齢者や看護者にいま服用すべき薬品を服用するように注意することができる。
しかしながら、高齢者は注意されても、やはり服薬せず、また服薬してもそれが処方による時間帯の後になってしまう可能性がある。この挙動は、2回の服薬の時間間隔が短すぎ又は長すぎになることや、服薬の時間間隔の誤りを招く可能性がある。さらに服薬濃度が高すぎ又は低すぎになり、患者や高齢者の体に危害を及ぼすこと等を引き起こす。このことは、例えば糖尿病及び高血圧、不整脈、憂欝症、癲癇等の多くの患者にとっては、格段に注意する必要がある。
これに鑑みて、どのように少なくとも一つの上記問題を改善するかが、この業界で解決すべき課題である。
本考案の一つの目的は、高齢者や病人に時間どおりに服薬させるように補助し、高齢者や病人が予定外の時間帯において服薬するのを回避し、薬物の貯蔵と管理の便宜を図り、及び/又は小さい厚みを有し、それと同時に投薬対象の日常の服薬習慣を管理/統計し及びそれに協力することができる家庭用薬物投与装置を提供することにある。
少なくとも一つの上記目的を達成するために、本考案の開示した家庭式薬物投与装置は、外側面及び該外側面に凹設され互いに離間された複数の収容穴からなる薬箱構造と、それぞれこれらの収容穴に設けられ、そして選択的に第一位置及び第二位置に位置し、その第一位置にある場合、一側面が外側面と揃えられ又はそれより凹んでおり、その第二位置にある場合、側面が外側面より突出している複数の薬入れと、その薬箱構造に設けられ、薬入れを第二位置に移動させるために少なくとも一つの薬入れに連結されている駆動モジュールと、該駆動モジュールに電気的に接続され、そして互いに電気的に接続されている該薬入れごとの投与時間帯を設定し制御素子に記録するための投与時間帯入力素子、投与信号を発生し制御素子に送信するための投与信号トリガ素子及び投与時間帯のみにおいて投与信号に基づいて一つの駆動モジュールを駆動するための制御素子からなる制御モジュールと、を備える。
上記の目的、技術的特徴及び利点をより明らか且つ理解しやすくするために、以下では添付図面を用いて好ましい実施例を詳しく説明する。
本考案の好ましい実施例による家庭式薬物投与装置の斜視模式図である。 本考案の好ましい実施例による家庭式薬物投与装置における薬入れの斜視模式図である。 本考案の好ましい実施例による家庭式薬物投与装置の部分拡大詳細図である。 本考案の好ましい実施例による家庭式薬物投与装置の部分断面図である。 本考案の好ましい実施例による家庭式薬物投与装置の機能ブロック図である。 本考案の好ましい実施例による家庭式薬物投与装置における一部の素子の模式図(即ち背面図)である。 本考案の好ましい実施例による家庭式薬物投与装置における薬入れ及び手動開けツールの模式図である。 本考案の好ましい実施例による家庭式薬物投与装置における薬入れ及び手動開けツールの模式図である。
図1の本考案の好ましい実施例による家庭式薬物投与装置1の斜視模式図を参照する。この家庭式薬物投与装置1は小さな体積を有することが可能であり(例えば厚みが薄く、その厚みは6から18センチメートルの前後で調整され得る)、また広い空間を占めることなく、机の上に置かれたり又は壁面にかけられたりすることもでき、家庭や老人ホームのような個人又は集団管理用に適する。この家庭式及び老人ホーム用の薬物投与装置1は薬箱構造10、複数の薬入れ20、駆動モジュール30及び制御モジュール40を備えることが好ましい。以下、各部材の技術内容について順に説明する。
この薬箱構造10は厚みの小さい箱型構造であってもよく、他の部材が収容され又は連結されることが可能である。該薬箱構造10はさらに外側面11及び互いに離間された複数の収容穴12からなってもよく、これらの収容穴12はその外側面11に凹設されており、つまり、これらの収容穴12は薬箱構造10の厚み方向(図示せず)にその外側面11から内へ凹んでいる。
これらの収容穴12の数はこれらの薬入れ20の数に等しく又はそれより多くてよく、これらの収容穴12の寸法はこれらの薬入れ20の寸法に合わせていてよい。これらの収容穴12はマトリックスに配列されてもよい。また、これらの収容穴12は分かれて異なる領域に位置してもよく、例えば、第1から第49の収容穴12が第一領域11A(第一週に使用すべき薬入れ20を示す)に位置し、他の収容穴(図示せず)が第二から第四領域11B、11C及び11D(他の週に使用すべき薬入れ20を示す)に位置している。
図2の薬入れ20の斜視模式図を参照する。これらの薬入れ20の各々は一回あたりに服用すべき薬物を収容することができる。つまり、使用者は一回あたりに服用すべき薬物を一つの薬入れ20に置くことが可能である。服用すべき一種の薬物の薬効が他の薬物に影響されやすい場合のために、薬入れ20が複数の仕切部21を含み、薬効の敏感な薬物と他の薬物とを異なる仕切部21に置いて、薬物同士の接触を回避するようにしてもよい。薬入れ20が上部カバー22を閉じた時に閉鎖されるように、薬入れ20がさらに上部カバー22を選択的に含むものとしてもよく、これにより薬入れ20内の薬物が汚染される可能性を回避し又は低減することができる。
薬入れ20の数は服用すべき薬物の回数に対応してよく、つまり、薬物を一日毎に7回、7日服用すべき場合には、薬入れ20の数を49とし、さらに四週間服用すべき場合には、薬入れ20の数を196とすることである。
図3の薬入れ20と薬箱構造10との部分拡大詳細図を合わせて参照する。これらの薬入れ20はそれぞれこれらの収容穴12に設けられてよく、また、管理の便宜を図るために、同日用のこれらの薬入れ20は同一行のこれらの収容穴12に設けられてもよい。薬入れ20は、薬箱構造10の厚み方向に収容穴12を摺動できるため、同一の位置に固定されるのではなく、選択的に第一位置または第二位置にあることができる(図3では、右寄りの薬入れ20が第一位置にあり、左寄りの薬入れ20が第二位置にある)。
薬入れ20が第一位置にあると、薬入れ20の一側面23は薬箱構造10の外側面11と揃えられるか、又はそれより凹んでおり(側面23と外側面11とは同一の向きを有し、例えば、いずれも前方を向いている)、この時、薬入れ20は外側面11より突出していないため、薬入れ20が使用者に外へ引き出されにくく、結果的に薬入れ20内の薬物が使用者に触れられることがなくなる。薬入れ20が第二位置にあると、薬入れ20の側面23は該外側面11より突出する。言い換えれば、薬入れ20が外側面11より突出しているため、薬入れ20が使用者に引き出されやすく、結果的に薬入れ20内の薬物が使用者に服用されることが可能になる。
好ましくは、薬入れ20は収容穴12に設けられた後に収容穴12から分離でき、言い換えれば、薬入れ20は分離可能に(detachably)収容穴12に設けられている。他の実施態様(図示せず)では、薬入れは収容穴からは完全には分離できないように設計されてよく、つまり、使用者が薬物を置き又は取りやすいように、薬入れは引き出されることができるが、薬入れの末端部は未だに収容穴の中にある。
駆動モジュール30は、それぞれ薬箱構造10中に設けられ、そしてこれらの薬入れ20の一つを第二位置に移動させるように駆動するために、少なくとも一つの薬入れ20に連結されている。言い換えれば、薬入れ20を第一位置から第二位置に移動させるために、駆動モジュール30は少なくとも一つの薬入れ20を押し動かすことができる(複数の薬入れ20を押し動かす可能性もある)。駆動モジュール30は薬入れ20の後ろから薬入れ20を押し動かせることが好ましい。
上記のような機能を備えた駆動モジュール30は様々である。図4に示される家庭式薬物投与装置1の部分断面図を参照する。図示の実施例では、駆動モジュール30は複数の駆動装置30Aを含み、これらの駆動装置30Aのそれぞれは、これらの薬入れ20を第二位置に移動させるために、これらの収容穴12に設けられ、かつこれらの薬入れ20に連結されている。言い換えれば、収容穴12毎に一つの専属駆動装置30A(図3では、駆動装置30Aが一つのみ表示されている)が設けられている。駆動装置30Aはモータ31と、スクリュー32と、スライドブロック33とを含んでもよく、モータ31がスクリュー32に連結され、そのスクリュー32がスライドブロック33に連結され、さらにそのスライドブロックが薬入れ20に当接している。
モータ31が動作すると、スクリュー32が回転してスライドブロック33を収容穴12内において前方へ移動させ、薬入れ20を押し動かすようにする。薬入れ20が第二位置に到達した後、モータ31がスクリュー32を逆に回転させるように駆動して、スライドブロック33を後方へ移動させることができる。スライドブロック33は単に薬入れ20に当接しているため、スライドブロック33の後方への移動が薬入れ20の移動を引き起こすことはない。言い換えれば、薬入れ20の第一位置から第二位置への移動は駆動装置30Aにより完成でき、薬入れ20の第二位置から第一位置への移動は使用者による推力により完成される。
他の実施態様(図示せず)では、駆動装置はバネ、電磁石、モータ及び/又はリンク機構等の素子の一つ又は複数を含んで、これらの素子の組み合わせにより薬入れの移動を実現してもよい。
図6に示されるものを参照し説明する。駆動モジュール30は駆動装置30A及び二次元移動機構30B(図示せず)を含むように実施されてもよく、この二次元移動機構30Bはこれらの収容穴12の後に設けられ、そして駆動装置30Aは該二次元移動機構30Bに設けられるとともに、駆動装置30Aは二次元移動機構30Bによって二次元的に移動されて一つの薬入れ20の後に到達することができる。
より具体的には、二次元移動機構30Bは水平移動装置34及び垂直移動装置35を含んでよく、その垂直移動装置35は水平移動装置34に設けられ、駆動装置30Aが垂直移動装置35に設けられている。垂直移動装置35と水平移動装置34はそれぞれモータ、スクリュー及びスライドブロック等を含んでもよく、あるいはモータ、プーリ及びスライドブロック等を含んでもよい。垂直移動装置35は水平移動装置34におけるスライドブロックに固定されてよく、駆動装置30Aは垂直移動装置35におけるスライドブロックに固定されてよい。水平移動装置34が動作すると、そのスライドブロックが水平方向に移動して、垂直移動装置35及び駆動装置30Aをともに水平に移動させる。垂直移動装置35が動作すると、そのスライドブロックが垂直方向に移動して、駆動装置30Aを垂直に移動させる。
このように、押し出されるべき薬入れ20の位置に応じて、二次元移動機構30Bは駆動装置30Aを該薬入れ20の後に移動させて、駆動装置30Aを薬入れ20の後ろから薬入れ20に連結させることができる。
このような実施態様では、駆動モジュール30に複数の駆動装置30Aを設ける必要がない(又は、単に数の少ない駆動装置30Aを設ける)ため、必要な設置コストが低くすることが可能であり、また予期せぬ信号異常により駆動装置30Aが動作させられても、複数又は全ての薬入れ20ではなく一つのみの薬入れ20が押し出されることとなり、投薬対象が誤って服薬するのを回避することができる。
図1及び図5に示される家庭式薬物投与装置1の機能ブロック図を参照する。制御モジュール40は駆動モジュール30に電気的に接続されて、駆動モジュール30の動作を制御するようにし、さらに薬入れ20の移動を制御する。制御モジュール40は互いに電気的に接続された投与時間帯入力素子41、投与信号トリガ素子42及び制御素子43からなってもよい。
投与時間帯入力素子41は薬箱構造10の外側面11に設けられてよく、そして使用者に各々の該薬入れ20の投与時間帯を設定させるために、複数のキーを含んでもよい。つまり、使用者は投与時間帯入力素子41を通して薬入れ20毎の投与時間帯を設定でき、例を挙げると、第一の薬入れ20の投与時間帯は「一日目の午前八時から九時までの間」と設定される。設定された投与時間帯は制御素子43におけるメモリに記録される。
投与信号トリガ素子42は薬箱構造10の外側面11に設けられてもよく、そして使用者による操作で投与信号を生じさせ制御素子43に送信するために、一つ又は一つ以上のキーを含んでもよい。つまり、使用者が投与信号トリガ素子42を操作すると、投与信号が発生し制御素子43に伝送される。また、投与信号トリガ素子42は投与時間帯入力素子41に統合されてもよい。即ち、投与信号トリガ素子42は投与時間帯入力素子41における一つ又は複数のキーとされてもよい。
制御素子43は薬箱構造10内に設けられてよく、そして投与信号及び投与時間帯に準じて駆動モジュール30を駆動するために、マイクロプロセッサ、タイマ及びメモリ等の素子(図示せず)を含んでもよい。つまり、制御素子43は投与時間帯のみに投与信号に応じて駆動モジュール30を駆動して、特定の薬入れ20を第二位置に移動させるようにする(薬箱構造10の外側面11より突出させる)。
例を挙げると、第一の薬入れ20の投与時間帯は「午前8時から9時までの間」であり、第二の薬入れ20の投与時間帯は「午前11時から12時までの間」である。使用者は8時から9時までの間に投与信号トリガ素子42を押すと、制御素子43は駆動モジュール30に第一の薬入れ20を第二位置に移動させ、11時から12時までの間に押すと、第二の薬入れ20が移動し、9時から11時までの間に押すと、制御素子43は駆動モジュール30にいかなる薬入れ20をも移動させないため、使用者は薬入れ20内の薬物を服用することができない。
投与信号トリガ素子42が複数のキーを含むと、使用者は投与信号トリガ素子42を通してパスワード(特定の押し順)を定義して制御素子43に記録することができ、そして制御素子43は該パスワードのみに応じて駆動モジュール30を動作させる。この挙動は、第三者(非使用者又はその看護者)が勝手に薬物を取るのを防止することができる。
これにより、家庭用薬物投与装置1は少なくとも以下の有益な技術的効果を提供することができる:
1、各薬入れ20は使用者が予定外の投与時間帯において薬物を服用するのを回避するために、各自の投与時間帯のみにおいて第二位置に移動されて使用者(高齢者や病人)による服薬に供される。
2、使用者やその看護者は複数日分の薬物を一回でこれらの薬入れ20に配分し、そして薬入れ20を収容穴12に入れることができる。このため、薬物は乱雑に置かれず、そして薬物を何回服用したかを容易に知りうる。
3、家庭式薬物投与装置1は体積が小さいため、設置しすく、空間を占めず、机の上に置かれ又は壁面等にかけられることができ、家庭用に適する。
再度図1、図3及び図5を参照する。この家庭用薬物投与装置1がより使用しやすく又はより多くの技術的効果を有するようにするために、家庭用薬物投与装置1はさらに投与注意モジュール50、通信モジュール60及び/又はディスプレイ70を選択的に備える。
投与注意モジュール50は制御素子43に電気的に接続されており、投与時間帯において音声又は光を発するために、発光素子(例えばLED)及び/又は音声発生素子(例えばスピーカやブザー)からなってもよい。発光素子及び/又は音声発生素子は薬箱構造10の外側面11に設けられてよい。投与注意モジュール50は音声又は光を発して、使用者に現在が投与時間帯であることを知らせ、使用者に投与信号トリガ素子42を押すことを注意喚起する。投与注意モジュール50は投与時間帯において持続的又は断続的に(例えば五分間毎に)音声又は光を発することができる。
無線通信モジュール60も制御素子43に電気的に接続されており、投与時間帯において音声情報や文字情報を受信者(例えば使用者の家族や隣人)に送信するために、少なくとも一種の常用通信プロトコルを通して無線信号を発信することができる。
このように、受信者が音声情報や文字情報を受信すると、使用者に投与信号トリガ素子42を押すことを注意喚起することができる。無線通信モジュール60は、投与時間帯において使用者が投与信号トリガ素子42を押すことに遅れる時のみに作用するように設定されてよく、例を挙げると、投与時間帯が「午前11時から12時までの間」であれば、11時半になって投与信号トリガ素子42がまだ押されなかった時、無線通信モジュール60は情報を受信者に送信して、受信者が他の手段で使用者に適時に服薬することを注意し又はそれに協力することが可能になる。
ディスプレイ70は、投与時間帯を表示するために、制御素子43にも電気的に接続されている。ディスプレイ70は薬箱構造10の外側面11に設けられてもよく、あるいは構造的に薬箱構造10と分離されて、接続回線を介して制御素子43に電気的に接続されてもよい。制御素子43の機能に合わせて、ディスプレイ70は各薬入れ20における薬物が摂取されたか、及びその実際の摂取時間を表示することもでき、若干の統計情報(例えば、一日に何回薬物を取るのを忘れたか等の情報)を表示することもできる。
他の実施態様(図示せず)では、ディスプレイは無線で制御素子に電気的に接続されてよく、そのディスプレイはタッチスクリーンを含んでいる。この時、ディスプレイはスマートホンやタブレットコンピュータにおけるタッチスクリーンであってよい。
タッチスクリーンは制御モジュールにおける投与時間帯入力素子及び投与信号トリガ素子とされてよい。即ち、ディスプレイではアプリケーションプログラムが実行されてから、使用者がタッチスクリーンを介してそのアプリケーションプログラムを操作して、投与時間帯及びトリガ投与信号を定義するようにしてよい。このように、投与時間帯入力素子及び投与信号トリガ素子も無線で制御素子に電気的に接続されるものと見なされることができるので、薬箱構造の外側面に実の投与時間帯入力素子及び該投与信号トリガ素子を設ける必要がなくなる。
他方、停電や駆動モジュール等の素子の故障により薬入れが自動的に押し出されることができなくなる場合に対応するために、薬物投与装置は手動開けツール80(図7A及び図7Bに示されるとおりである)を備えて、服薬者が手動で薬入れを引き出すようにしてよい。この手動開けツール80は第一磁性構造81及び第二磁性構造82を含んでよい。この第一磁性構造81は感磁材料(例えば鉄ブロック)から作成されてよく、また薬入れ20の側面23又は薬入れ20の内に設けられてよく、そして服薬者はこの第二磁性構造82(磁力を生じうる材料から作成されてよい)により該第一磁性構造81を吸引して、該薬入れ20を引き出すようにすることが可能になる。服薬者が把持しやすいよう、該第二磁性構造82はストリップ状や棒状の構造に設定されてよい。
この手動開けツール80はフック状構造83及び薬入れ20の側面23に設けられたノッチ84をからなってもよく、そして服薬者はフック状構造83の末端をノッチ84に挿入して薬入れ20にひっかけ、薬入れ20を引き出すようにすることができる。
該薬入れ20における仕切部21により収容溝24を定義して第一磁性構造81又はノッチ84を収容することがでる。収容溝24は薬物を置く他の空間と隔離されており(即ち連通することはない)、外部の異物がノッチ84を通過して薬物と接触することはない。言い換えれば、ノッチ84が薬入れ20の密閉性に影響することはない。
また、新たな薬物を薬入れ20内に置く場合、駆動モジュール30により自動的に薬入れ20を押し出し得るに加え、手動開けツール80で薬入れ20を一つずつ引き出してもよい。
以上述べたように、本考案の各実施例は、高齢者や病人に時間どおりに服薬させるように補助し、高齢者や病人が予定外の時間帯において服薬するのを回避し、薬物の貯蔵及び管理の便宜を図り、及び/又は小さな体積を有することができる家庭用薬物投与装置を提供する。
上記の実施例は単に本考案の実施態様を挙げ、および本考案の技術的特徴を説明するためのものであり、本考案の技術的範囲を限定するためのものではない。当業者が容易に達成し得るあらゆる変更や均等性の手配は本考案が主張した範囲に属しする。本考案の技術保護範囲は実用新案登録請求の範囲に基づいて定められるべきである。
1 家庭式薬物投与装置
10 薬箱構造
11 外側面
11A 第一領域
11B 第二領域
11C 第三領域
11D 第四領域
12 収容穴
20 薬入れ
21 仕切部
22 上部カバー
23 側面
24 収容溝
30 駆動モジュール
30A 駆動装置
31 モータ
32 スクリュー
33 スライドブロック
30B 二次元移動機構
34 水平移動装置
35 垂直移動装置
40 制御モジュール
41 投与時間帯入力素子
42 投与信号トリガ素子
43 制御素子
50 投与注意モジュール
60 無線通信モジュール
70 ディスプレイ
80 手動開けツール
81 第一磁性構造
82 第二磁性構造
83 フック状構造
84 ノッチ

Claims (14)

  1. 外側面及び該外側面に凹設され互いに離間された複数の収容穴からなる薬箱構造と、
    それぞれこれらの収容穴に設けられ、そして選択的に第一位置及び第二位置にあることができ、該第一位置にある場合、一側面が該外側面と揃えられ又はそれより凹んでおり、該第二位置にある場合、該側面が該外側面より突出している複数の薬入れと、
    該薬箱構造に設けられ、一つの該薬入れを該第二位置に移動させるために少なくとも一つの該薬入れに連結されている駆動モジュールと、
    該駆動モジュールに電気的に接続され、そして互いに電気的に接続されている、該薬入れごとの投与時間帯を定義し該制御素子に記録するための投与時間帯入力素子、投与信号を生じ該制御素子に送信するための投与信号トリガ素子及び該投与時間帯のみにおいて該投与信号に基づいて該駆動モジュールを駆動するための制御素子からなる制御モジュールと、
    を備える家庭用薬物投与装置。
  2. 該投与時間帯において音声又は光を発するために該制御素子に電気的に接続されている投与注意モジュールをさらに備える、請求項1に記載の家庭用薬物投与装置。
  3. 該制御素子に電気的に接続されているディスプレイをさらに備える、請求項1に記載の家庭用薬物投与装置。
  4. 該ディスプレイ、該投与時間帯入力素子及び該投与信号トリガ素子は無線で該制御素子に電気的に接続されており、該ディスプレイはタッチスクリーンを含み、該投与時間帯入力素子及び該投与信号トリガ素子は該タッチスクリーンである、請求項3に記載の家庭用薬物投与装置。
  5. 該投与時間帯において音声信息や文字信息を受信者に送信するために該制御素子に電気的に接続されている無線通信モジュールをさらに備える、請求項1に記載の家庭用薬物投与装置。
  6. 各々の該薬入れは複数の仕切部を含む、請求項1〜5のいずれか1つに記載の家庭用薬物投与装置。
  7. 各々の該薬入れは分離可能に(detachably)各々の該収容穴に設けられている、請求項1〜5のいずれか1つに記載の家庭用薬物投与装置。
  8. 該駆動モジュールは、それぞれこれらの収容穴に設けられながら、それぞれこれらの薬入れに連結されている複数の駆動装置を含む、請求項1〜5のいずれか1つに記載の家庭用薬物投与装置。
  9. 各々の該駆動装置はモータ、スクリュー及びスライドブロックを含み、該モータが該スクリューに連結され、該スクリューが該スライドブロックに連結され、該スライドブロックが該薬入れに当接している、請求項8に記載の家庭用薬物投与装置。
  10. 該駆動モジュールは駆動装置及び二次元移動機構を含み、該二次元移動機構はこれらの収容穴の後に設けられ、該駆動装置は、該駆動装置が選択的に一つの該薬入れに連結され得るために該二次元移動機構に設けられている、請求項1〜5のいずれか1つに記載の家庭用薬物投与装置。
  11. 該駆動装置はモータ、スクリュー及びスライドブロックを含み、該モータが該スクリューに連結され、該スクリューが該スライドブロックに連結され、該スライドブロックが該薬入れに当接している、請求項10に記載の家庭用薬物投与装置。
  12. 該二次元移動機構は水平移動装置及び垂直移動装置を含み、該垂直移動装置が該水平移動装置に設けられ、該駆動装置が該垂直移動装置に設けられている、請求項10に記載の家庭用薬物投与装置。
  13. 該薬入れの該側面又は該薬入れ内に設けられた第一磁性構造及び該第一磁性構造と吸引し合う第二磁性構造を含む手動開けツールをさらに備える、請求項1〜5のいずれか1つに記載の家庭式薬物投与装置。
  14. フック状構造及び該薬入れの該側面に設けられたノッチからなる手動開けツールをさらに備え、該フック状構造の一つの末端が該ノッチに挿入されている、請求項1〜5のいずれか1つに記載の家庭用薬物投与装置。
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