JP3199155U - コーチング用ツール - Google Patents
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Abstract
Description
このコーチングにおいては、一般的な教育・指導とは異なり、助言者(以下、コーチという)からの質問等を契機としてクライアントが自ら思考し発見するものであり、クライアントの納得の程度が従来手法よりも格段に高く、それゆえに、高い実現可能性が見込まれるという特徴がある。
また、コーチングは、コーチと一対一で行われるため、時間的・場所的制限が大きく、コーチ一人が大勢のクライアントを見ることができないという問題があった。
第2の質問事項が記載された複数の区画を有する平板状のボード本体と、
前記第2の質問事項に対する回答を記録するワークシートと、を備え、
前記区画は、スタート区画と、ゴール区画と、前記スタート区画と前記ゴール区画をつなぐ複数の中間区画と、を有し、
前記中間区画の少なくとも1つには、複数の選択肢が設けられていることを特徴とする。
また、第2の質問事項が記載された中間区画の少なくとも1つには、選択肢が設けられていることにより、クライアント及びコーチは、テーマに応じた選択肢を選んで質疑応答を進めることで、適切なコーチングを容易に行えるよう構成されている。
このように、中間区画が過去、現在、未来、ビジョンというように、時制のグループを作り分割して配置することにより、クライアント及びコーチは、その時制に着目してクライアントの自己本来の願望や目標を話し合うことができる。
このように、過去区画グループと、現在区画グループと、未来区画グループと、ビジョン区画グループとが、時制順に配列されていることにより、クライアント及びコーチは、短期〜長期の目標について段階的に話し合うことができる。
このように、複数のボードによって構成されていることにより、テーマの内容によって他のボードと入れ替え、容易に第2の質問事項の内容を変更・拡張することができる。
このように、ボード本体が折り畳み可能に構成されていることにより、容易に持ち運ぶことができる。
また、ゴール区画21bには、コーチングの振り返りを行う第2の質問事項Bが記載されている。例えば、「セッションを受けてみて気づき・学びは何でしたか?」等である。
これらの4つのグループG1〜G4は、図3に示すように、上段から下段にかけて、ビジョン区画グループG1、未来区画グループG2、現在区画グループG3、過去区画グループG4の順番に整列して配置されている。
未来区画グループG2には、未来の自己に対しての第2の質問事項Bが記載されており、例えば、「それが本当はどうなったらいい?」等が記載されている。
現在区画グループG3には、現在の自己に対しての第2の質問事項Bが記載されており、例えば、「その時、何が起きていますか?」等が記載されている。
過去区画グループG4には、過去の自己に対しての第2の質問事項Bが記載されており、例えば「わかっていることは?」等が記載されている。
また、中間区画21cの少なくとも1つには、次の中間区画21cを決定する複数の選択肢Cが設けられている。そのため、コーチはテーマの内容によって適切な選択肢Cに選んで、次の中間区画21cへ進むことで、適切な第2の質問事項Bに進むことができる。例えば、選択肢Cには「人間関係・葛藤」、「自分の人生」、「タスク管理」、等が記載されている(図3(a)参照)。
「アクションプラン」の吹き出しHが設けられた中間区画21cには、複数の行動計画を想起させる第2の質問事項Bが記載されている。例えば、「やったらよさそうなことは?」等である。
「最初の一歩」の吹き出しHが設けられた中間区画21cには、最初に行う行動計画を具体的にする第2の質問事項Bが記載されている。例えば、「いつ?なにを?」、「どのように?」、「どのくらい?」等である。
さらに、ボード本体2の裏面には、図3(b)に示すように、表面とは異なる第2の質問事項Bを有した区画21を設けても良い。
また、図6は、第2の質問事項B、吹き出しH、選択肢C、を全て記載した具体例を示しており、図6(a)は表面を、図6(b)は裏面をそれぞれ示している。
まず、クライアントは複数のカード1の表面1aに記載された状況Sを確認し、クライアントがその状況Sになった際に、うまくいく時とうまくいかない時とにカードの仕分けを行う。その結果、クライアントがフローとなる状況のみを選り分けることができる。
ここで、矢印が複数出ている選択肢Cがある場合には、クライアントとコーチとで相談しテーマの内容に沿った矢印を選択する。
この時、最初にクライアントがうまくいく時と判断したカード1の裏面1bに記載された第1の質問事項Aを確認しながら、最初に行う行動計画を決定する。
この最初に行う行動計画は、「具体的である」、「測定できる」、「自分一人でできる」、「すぐにできる」、「納得感があり楽しい」ものであることが望ましい。
すなわち、クライアントの行動計画を決定する際に、クライアントがうまくいく時と判断した状況Sを掘り下げる第1の質問事項Aを参考にすることで、クライアントのフローのパターンに適した、より行動しやすい行動計画を選択することができる。
その結果、クライアントは高い確率で行動計画を実行に移すことができる。
そのため、信頼関係のある人にコーチングを依頼することができ、コーチングの良い結果が見込まれる。
また、コーチとなる人がトレーニングを受けていなくても良いため、誰でもコーチとなることができ、時間的・場所的制限がほとんど無い。
2 ボード本体
21 区画
21a スタート区画
21b ゴール区画
21c 中間区画
3 ワークシート
A 第1の質問事項
B 第2の質問事項
G1 ビジョン区画グループ
G2 未来区画グループ
G3 現在区画グループ
G4 過去区画グループ
Claims (5)
- クライアントのフローのパターンを探るための第1の質問事項が記載された複数のカードと、
第2の質問事項が記載された複数の区画を有する平板状のボード本体と、
前記第2の質問事項に対する回答を記録するワークシートと、を備え、
前記区画は、スタート区画と、ゴール区画と、前記スタート区画と前記ゴール区画をつなぐ複数の中間区画と、を有し、
前記中間区画の少なくとも1つには、複数の選択肢が設けられていることを特徴とする、コーチング用ツール。 - 前記中間区画は、
将来的になりたい自己に対しての質問事項が記載されたビジョン区画グループと、
未来の自己に対しての質問事項が記載された未来区画グループと、
現在の自己に対しての質問事項が記載された現在区画グループと、
過去の自己に対しての質問事項が記載された過去区画グループと、
を有していることを特徴とする、請求項1に記載のコーチング用ツール。 - 前記未来区画グループは、前記ビジョン区画グループと前記現在区画グループとの間に配置され、
前記現在区画グループは、前記未来区画グループと前記過去区画グループとの間に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載のコーチング用ツール。 - 前記ボード本体は、複数枚の平板状のボードによって構成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のコーチング用ツール。
- 前記ボード本体は、折り畳み可能に構成されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載のコーチング用ツール。
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3199155U (ja) |
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2015
- 2015-05-28 JP JP2015002674U patent/JP3199155U/ja active Active
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