JP3197482U - ピンジャック台座 - Google Patents

Abstract

【課題】取り外したピンジャックを保管して紛失をより確かに防ぐと共に、保管時に配置したピンジャックによる演出で鑑賞を楽しむことができるピンジャック台座を提供する。【解決手段】ピンジャック台座１は、携帯端末のイヤホンジャックに着脱自在に挿着するピンジャック５０を、立てた状態に配置して保管する台座基部１０を有する。台座基部１０は、舞台として、左右方向に幅広で底面から底上げされた壇であり、ピンジャック５０を配置する床面２１を壇上に有し、ピンジャック５０のプラグを抜き差し可能な差し込み孔が床面２１に１つ以上形成されている。正面３１に背景を描写した背面部３０が、差し込み孔より後方の床面２１に立設されており、正面３１と共に床面２１には、ピンジャック５０により演出を行うのに必要な描写２２，３２が施されている。台座基部１０の床面２１は少なくとも、ラバー素材で形成されている。【選択図】図１

Description

この考案は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末のイヤホンジャックに、主にアクセサリとして挿着するピンジャックを、イヤホンジャックから外したときに保管しておくピンジャック台座に関する。詳しくは、ピンジャックの保管時に、舞台となる台座にピンジャックを配置することにより、ちょうど箱庭のように、演出を放って鑑賞を楽しむことができるピンジャック台座に関する。

近年、スマートフォン等の携帯端末で音楽や動画を楽しむ人が増えており、このような携帯端末の使用者は、携帯端末のイヤホンジャックにイヤホンプラグを差し込んで音声を聴いている。イヤホンを使わないときには、イヤホンプラグがイヤホンジャックから抜き取られ、使用者の中には、イヤホンに代えて、アクセサリであるピンジャックをイヤホンジャックに挿着している人もいる。ピンジャックの多くは、例えば、アニメキャラクターや動物キャラクターをはじめ、流行の物品等、意匠性のあるデザインで形成されている。

使用者は、イヤホンの使用時等にピンジャックを紛失してしまうこともあり、これを防ぐ解決策の一つとして、特許文献１が開示されている。特許文献１は、イヤホンプラグの外周形状に対応した内周形状で形成された開口部を有し、携帯端末から取り外したピンジャックを、この開口部に挿着して保管しておく携帯端末用アクセサリホルダーである。この携帯端末用アクセサリホルダーは、保管場所に単に置いてピンジャックを収納しておくケースであるほか、ピンジャックを差し込むペンダントとして、身に付けて保管するホルダーである。

実用新案登録第３１７１４９１号公報

しかしながら、特許文献１では、携帯端末から取り外したピンジャックを保管することはできるが、部屋に置いたアクセサリホルダーに単にピンジャックを収納しておく機能だけで、保管状態にあるピンジャックの存在を示すサイン（演出・メッセージ）が、使用者に放たるものになっていない。また、アクセサリホルダーやピンジャックは小さい。そのため、使用者が、ピンジャックをアクセサリホルダーに保管していることを忘れてしまい、紛失を招く虞がある。また、使用者の中には、ピンジャックを差し込むアクセサリホルダーを身に付けることに違和感のある人もいるため、取り外したピンジャックの保管が効果的にできていなかった。

本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、取り外したピンジャックを保管して、紛失をより確実に防ぐことができるピンジャック台座を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本考案に係るピンジャック台座は、以下の構成を有する。
（１）携帯端末のイヤホンジャックに着脱自在に挿着するピンジャックを、立てた状態に配置して保管する台座基部を有するピンジャック台座において、前記台座基部は、舞台として、左右方向に幅広で底面から底上げされた壇になっており、ピンジャックを配置する床面を壇上に有し、ピンジャックのプラグを抜き差し可能な差し込み孔が前記床面に１つ以上形成されていること、正面に背景を描写した背面部が、前記差し込み孔より後方の前記床面に立設されており、前記正面と共に前記床面には、ピンジャックにより演出を行うのに必要な描写が施されていること、前記台座基部の前記床面は少なくとも、ラバー素材で形成されていること、を特徴とする。
なお、本考案に係るピンジャック台座において、「演出を行うのに必要な描写」とは、例えば、図柄、イラスト、写真等の画像をはじめ、文字、書画のほか、無地の状態をも含む概念である。
（２）（１）に記載するピンジャック台座において、前記台座基部の前方端部は、前記左右方向中央の頂部を境に、左右方向両側とも、円弧状の曲面により、前記頂部から前記左右方向の側端部にかけて後退する形状に形成されていること、を特徴とする。
（３）（１）または（２）に記載するピンジャック台座において、前記床面は、前記台座基部の上縁と段差を有して形成されていること、を特徴とする。

上記構成を有する本考案のピンジャック台座の作用・効果について説明する。
（１）携帯端末のイヤホンジャックに着脱自在に挿着するピンジャックを、立てた状態に配置して保管する台座基部を有するピンジャック台座において、台座基部は、舞台として、左右方向に幅広で底面から底上げされた壇になっており、ピンジャックを配置する床面を壇上に有し、ピンジャックのプラグを抜き差し可能な差し込み孔が床面に１つ以上形成されていること、正面に背景を描写した背面部が、差し込み孔より後方の床面に立設されており、正面と共に床面には、ピンジャックにより演出を行うのに必要な描写が施されていること、台座基部の床面は少なくとも、ラバー素材で形成されていること、を特徴とする。この特徴により、使用者が、携帯端末から取り外したピンジャックを保管していることを忘れてしまうのを抑止し、ピンジャックは比較的小さく、紛失し易いものであるにも拘わらず、ピンジャックの紛失を効果的に防ぐことができる。また、台座基部の床面が少なくともラバー素材で形成されていることにより、ピンジャックの演出舞台を、より立体的な空間にディフォルメできるため、よりリアリティの高いピンジャックの演出が提供できる。さらに、ピンジャックの装飾部がラバー素材で形成されていれば、ピンジャックの演出舞台で、本考案のピンジャック台座と、ピンジャックとが統一して一体感を生み出すことができる。ひいては、本考案のピンジャック台座は、床面に並べたピンジャックによる演出が使用者に提供できるため、使用者は、ピンジャックの紛失をより確実に防ぐことができると共に、ジオラマとして、ピンジャックによる演出を鑑賞して楽しむこともできる。

従って、本考案に係るピンジャック台座によれば、取り外したピンジャックを保管して紛失をより確かに防ぐと共に、保管時に配置したピンジャックによる演出で鑑賞を楽しむことができる、という優れた効果を奏する。

（２）台座基部の前方端部は、左右方向中央の頂部を境に、左右方向両側とも、円弧状の曲面により、頂部から左右方向の側端部にかけて後退する形状に形成されていること、を特徴とするので、床面に並んだピンジャックの舞台に、より三次元的に臨場感を引き出す演出が可能となる。これにより、本考案のピンジャック台座にピンジャックを保管している間、ピンジャックを差し込んだ本考案のピンジャック台座は、鑑賞対象として、部屋の飾り物になるほか、コレクションで集めたピンジャックを主人公とするジオラマを高い質感で提供できるため、使用者を和ませる効果を奏する。

（３）床面は、台座基部の上縁と段差を有して形成されていること、を特徴とするので、床面に並んだピンジャックの舞台を、より立体的に演出することができる。

実施形態に係るピンジャック台座にピンジャックを配置した様子を示す正面図であり、第１実施例に係る描写で形成されたピンジャック台座である。 図１の斜視図である。 第１実施例に係る描写の一部を床面に施した台座基部を示す平面図である。 図３の正面図である。 背面部の正面に施した、第１実施例に係る描写の要部を示す正面図である。 実施形態に係るピンジャック台座に保管するピンジャックの一つを示す図であり、（ａ）は表側、（ｂ）はその裏側を示す。 図１と同じ正面図であり、第２実施例に係る描写で形成されたピンジャック台座である。 第２実施例に係る描写を床面に施した台座基部の一部を示す平面図である。 背面部の正面に施した、第２実施例に係る描写の要部を示す正面図である。

（実施形態）
以下、本考案に係るピンジャック台座について、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態に係るピンジャック台座は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末のイヤホンジャックに、主にアクセサリとして着脱自在に挿着するピンジャックを、イヤホンジャックから外したとき、このピンジャックを、立てた状態に配置して保管する台座である。図１は、実施形態に係るピンジャック台座にピンジャックを配置した様子を示す正面図であり、その斜視図を、図２に示す。図３は、台座基部を示す平面図であり、その正面図を図４に示す。図６は、実施形態に係るピンジャック台座に保管するピンジャックを示す図である。

はじめに、ピンジャック５０について、簡単に説明する。ピンジャック５０は、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末６０のイヤホンジャック６１に着脱可能に挿入されるプラグ５１と、このプラグ５１に一体で取り付けられた装飾部５２と、を有する。装飾部５２は、ラバーからなり、アニメキャラクターや動物キャラクターをはじめ、流行の物品等、意匠性のあるデザインで形成されている。なお、本実施形態では、装飾部５２が、個性豊かな１４種類のアニメキャラクターでデザインされており、このうちの何れかのキャラクターのピンジャック５０が、ピンジャック台座１に配置される。このピンジャック５０の装飾部５２は、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC：Polyvinyl Chloride)等、樹脂の中でも素材自体に弾性を有したラバー素材で形成されている。

次に、ピンジャック台座１について、説明する。ピンジャック台座１は、大別して、台座基部１０と、背面部３０とからなり、ピンジャック５０により演出を行う舞台の役割を備えた台座である。台座基部１０は、ピンジャック５０の装飾部５２と同様、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC：Polyvinyl Chloride)等、樹脂の中でも素材自体に弾性を有したラバー素材からなり、左右方向Ｗに幅広で底面１６から底上げされた壇である。台座基部１０の前方端部１１は、図３及び図４に示すように、左右方向Ｗ中央に位置する頂部１４を境に、円弧状の曲面により、頂部１４から左右方向Ｗ左側の左側端部１２にかけて、また円弧状の曲面により、頂部１４から左右方向Ｗ右側の右側端部１３にかけて、左右方向Ｗ両側とも、それぞれ前後方向Ｄに後退する形状に形成されている。

また、ピンジャック台座１は、壇上に、ピンジャック５０を配置する床面２１を有している。この床面２１は、台座基部１０の上縁１５より高い段差Ｈを有している。この床面２１には、ピンジャック５０により演出を行うのに必要な光景を描いた描写２２が施されている。また、ピンジャック５０のプラグ５１を抜き差し可能な差し込み孔２３が１つ以上形成されている。また、床面２１には、床面２１を凹設したスリット２４が、前後方向Ｄに対し、差し込み孔２３より後方の位置に形成されている。背面部３０は、本実施形態では、リサイクル使用したポリエチレンテレフタレート(PET：Polyethylene terephthalate)材と紙材とを合成した再生PET紙からなり、背景を描いた描写３２を正面３１に施した薄板状の部材である。この背面部３０は、正面３１を前向きにして、当該背面部３０の下端部を床面２１のスリット２４に嵌め込むことにより、床面２１に立設されている。

［第１実施例］
図５は、背面部の正面に施した、第１実施例に係る描写の要部を示す正面図である。本第１実施例のピンジャック台座１では、ピンジャック５０により演出を行う背景を、プールの水面下にある立体的な白色の特殊空間とすることで、ファンタジーな世界を醸し出す舞台としている。このような白色の特殊空間は、背面部３０の正面３１の描写３２Ａ（３２）と、台座基部１０の床面２１の描写２２Ａ（２２）により、独自の世界観で演出されている。白一色の描写２２Ａ（２２）を施した床面２１には、６つの差し込み孔２３があり、この６つの差し込み孔２３に、１４種類のうち、６つのピンジャック５０（５０Ａ，５０Ｂ，５０Ｃ，５０Ｄ，５０Ｅ，５０Ｆ）が、図１及び図２に示すように、正面視において、６体とも顔が隠れないよう、前後２列に整列して配置される。本実施形態では、これらピンジャック５０Ａ，５０Ｂ，５０Ｃ，５０Ｄ，５０Ｅ，５０Ｆは、前記白色の特殊空間を舞台とするピンジャック台座１向けに専用に配置されるキャラクターである。本第１実施例の舞台では、まるでエンターテイメントを終えた６体のピンジャック５０がエンディングで再登壇したかのように、これらのピンジャック５０は、ピンジャック台座１に並べられ、使用者に鑑賞の楽しみが提供される。

［第２実施例］
図７は、第２実施例に係る描写で形成されたピンジャック台座であり、図８は、第２実施例に係る描写の一部を床面に施した台座基部を示す平面図である。図９は、背面部の正面に施した、第２実施例に係る描写の要部を示す正面図である。本第２実施例のピンジャック台座１では、ピンジャック５０により演出を行う背景を、木洩れ日溢れ、落ち葉が漂う欧州風な街角で、ひっそりと佇むオープンカフェの雰囲気を醸し出すことで、印象派の絵画のように、静寂な世界に使用者を誘う舞台としている。このような静寂な世界は、背面部３０の正面３１の描写３２Ｂ（３２）と、台座基部１０の床面２１の描写２２Ｂ（２２）により、独自の世界観で演出されている。木洩れ日溢れ、落ち葉が漂う様子を表現した描写２２Ｂ（２２）は、床面２１に施されている。この床面２１には、８つの差し込み孔２３があり、この８つの差し込み孔２３に、１４種類のうち、第１実施例に登壇したピンジャック５０以外の８つのピンジャック５０（５０Ｇ，５０Ｈ，５０Ｉ，５０Ｊ，５０Ｋ，５０Ｌ，５０Ｍ，５０Ｎ）が、図７に示すように、正面視において、８体とも顔が隠れないよう、前後２列に整列して配置される。これらピンジャック５０Ｇ，５０Ｈ，５０Ｉ，５０Ｊ，５０Ｋ，５０Ｌ，５０Ｍ，５０Ｎは、前記静寂な世界を舞台とするピンジャック台座１向けに専用に配置されるキャラクターである。

第１実施例の舞台と同様、本第２実施例の舞台でも、まるでエンターテイメントを終えた８体のピンジャック５０がエンディングで再登壇したかのように、これらのピンジャック５０は、ピンジャック台座１に並べられ、使用者に鑑賞の楽しみが提供されている。また、第１，第２実施例の舞台とも、ピンジャック５０を並べたピンジャック台座１は、ちょうど箱庭のような趣を呈し、その使用者の関心を高め、ピンジャック５０の存在意識を持ち続ける効果を有する。

本実施形態に係るピンジャック台座１の作用・効果について説明する。本実施形態のピンジャック台座１は、携帯端末６０のイヤホンジャック６１に着脱自在に挿着するピンジャック５０を、立てた状態に配置して保管する台座基部１０を有するピンジャック台座において、台座基部１０は、舞台として、左右方向Ｗに幅広で底面１６から底上げされた壇になっており、ピンジャック５０を配置する床面２１を壇上に有し、ピンジャック５０のプラグ５１を抜き差し可能な差し込み孔２３が床面２１に１つ以上形成されている。また、正面３１に背景を描写した背面部３０が、差し込み孔２３より後方の床面２１に立設されており、正面３１と共に床面２１には、ピンジャック５０により演出を行うのに必要な描写２２，３２が施されている。台座基部１０の床面２１が、ピンジャック５０の装飾部５２と同じラバー素材で形成されていること、を特徴とする。

この特徴により、使用者が、携帯端末６０から取り外したピンジャック５０を保管していることを忘れてしまうことを抑止し、ピンジャック５０は比較的小さく、紛失し易いものであるにも拘わらず、ピンジャック５０の紛失を効果的に防ぐことができる。また、台座基部１０の床面２１がラバー素材で形成されていることにより、ピンジャック５０の演出舞台を、より立体的な空間にディフォルメできるため、よりリアリティの高いピンジャック５０の演出が提供できる。さらに、ピンジャック５０の装飾部５２は、ラバーで形成されているため、ピンジャック５０の演出舞台で、ピンジャック５０とピンジャック台座１とが統一して一体感を生み出すことができる。ひいては、ピンジャック台座１は、床面２１に並べたピンジャック５０による演出が使用者に提供できるため、使用者は、ピンジャック５０の紛失をより確実に防ぐことができると共に、ジオラマとして、ピンジャック５０による演出を鑑賞して楽しむこともできる。

従って、本実施形態に係るピンジャック台座１によれば、取り外したピンジャック５０を保管して紛失をより確かに防ぐと共に、保管時に配置したピンジャック５０による演出で鑑賞を楽しむことができる、という優れた効果を奏する。

また、本実施形態のピンジャック台座１では、台座基部１０の前方端部１１は、左右方向Ｗ中央の頂部１４を境に、左右方向Ｗ両側とも、円弧状の曲面により、頂部１４から左右方向Ｗの左側端部１２、右側端部１３にかけて後退する形状に形成されていること、を特徴とするので、床面２１に並んだピンジャック５０の舞台に、より三次元的に臨場感を引き出す演出が可能となる。これにより、ピンジャック５０をピンジャック台座１に保管している間、ピンジャック５０を差し込んだピンジャック台座１は、鑑賞対象として、部屋の飾り物になるほか、コレクションで集めたピンジャック５０を主人公とするジオラマを高い質感で提供できるため、使用者を和ませる効果を奏する。

また、本実施形態のピンジャック台座１では、床面２１は、台座基部１０の上縁１５と段差Ｈを有して形成されていること、を特徴とするので、床面２１に並んだピンジャック５０の舞台を、より立体的に演出することができる。

以上において、本考案を実施形態に即して説明したが、本考案は上記実施形態の実施例１，２に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できる。
（１）例えば、実施形態では、実施例１において、６体のピンジャック５０を、実施例２では、８体のピンジャック５０を、それぞれ配置できる台座基部１０としたが、台座基部に配置するピンジャックの数、配置する差し込み孔の位置は、実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
（２）また、実施形態では、図１及び図７に示したように、台座基部１０の床面２１に施した描写２２や、背面部３０の正面３１に施した描写３２は、あくまでも一例に過ぎず、描写する内容が、ピンジャック５０による演出のテーマによって、異なったものでも良い。

（３）また、実施形態では、描写３２Ａ，３２Ｂ（３２）を背面部３０の片面だけに施し、この描写３２の面をピンジャック台座１の正面３１に向けて背面部３０を床面２１に立設した。しかしながら、描写３２とは別で、ピンジャックにより演出を行うのに必要な描写が、背面部の両面に施され、その描写の内容が、両面で、ピンジャックによる演出のテーマによって、それぞれ異なっていても良い。これにより、使用者は、ピンジャック台座の正面に向ける背面部の描写を、一面側の描写と他面側の描写とから選択でき、ピンジャック台座に配置したピンジャックによる演出を、２通りの楽しみ方で鑑賞することができる。

（４）また、実施形態では、１４種類のピンジャック５０のうちの６体（５０Ａ，５０Ｂ，５０Ｃ，５０Ｄ，５０Ｅ，５０Ｆ）を、実施例１に係る描写２２Ａ，３２Ａを施したピンジャック台座１に振り分け、残りの８体（５０Ｇ，５０Ｈ，５０Ｉ，５０Ｊ，５０Ｋ，５０Ｌ，５０Ｍ，５０Ｎ）を、実施例２に係る描写２２Ｂ，３２Ｂを施したピンジャック台座１に振り分けて配置したが、個々のピンジャック５０の振り分け先は、実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
（５）また、実施形態では、１４種類のピンジャック５０を例示したが、ピンジャック台座に並べて保管するピンジャックは、この１４種類のピンジャック５０に限定されるものでなく、その他のピンジャックであっても良い。ピンジャックは、例えば、プールの競泳コースに設けた飛び込み台を第１のピンジャックとし、スイマーを第２のピンジャックとしたとき、スイマーが飛び込み台に立っている様子を表現するため、第１のピンジャックの上に、第２のピンジャックが着脱可能に挿着するピンジャックＯＮピンジャック等でも良く、保管するピンジャックの構成、大きさ、デザイン、種別は、適宜変更可能である。

（６）また、実施形態では、ポリ塩化ビニル(PVC：Polyvinyl Chloride)等によるラバー素材で台座基部１０全体を構成したが、外部から視認できる台座基部１０の底面１６のみが、ポリ塩化ビニル等によるラバー素材で形成されていてもよく、底面１６以外は他の材質であっても良い。
（７）また、実施形態では、背面部３０を再生PET紙製としたが、背面部３０の材質は、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、再生過程の有無に拘わらず、樹脂や紙等の材質のほか、何でも良い。

１ ピンジャック台座
１０ 台座基部、舞台
１１ 前方端部
１２ 左側端部（側端部）
１３ 右側端部（側端部）
１４ 頂部
１５ 上縁
１６ 底面
２１ 床面
２２，３２描写
２３ 差し込み孔
３０ 背面部
３１ 正面
５０（５０Ａ，５０Ｂ，５０Ｃ，５０Ｄ，５０Ｅ，５０Ｆ，５０Ｇ，５０Ｈ，５０Ｉ，５０Ｊ，５０Ｋ，５０Ｌ，５０Ｍ，５０Ｎ） ピンジャック
５１ プラグ
５２ 装飾部
６０ 携帯端末
６１ イヤホンジャック
Ｈ 段差
Ｗ 左右方向

Claims (3)

1. 携帯端末のイヤホンジャックに着脱自在に挿着するピンジャックを、立てた状態に配置して保管する台座基部を有するピンジャック台座において、
   前記台座基部は、舞台として、左右方向に幅広で底面から底上げされた壇になっており、ピンジャックを配置する床面を壇上に有し、ピンジャックのプラグを抜き差し可能な差し込み孔が前記床面に１つ以上形成されていること、
   正面に背景を描写した背面部が、前記差し込み孔より後方の前記床面に立設されており、前記正面と共に前記床面には、ピンジャックにより演出を行うのに必要な描写が施されていること、
   前記台座基部の前記床面は少なくとも、ラバー素材で形成されていること、
   を特徴とするピンジャック台座。
2. 請求項１に記載するピンジャック台座において、
   前記台座基部の前方端部は、前記左右方向中央の頂部を境に、左右方向両側とも、円弧状の曲面により、前記頂部から前記左右方向の側端部にかけて後退する形状に形成されていること、
   を特徴とするピンジャック台座。
3. 請求項１または請求項２に記載するピンジャック台座において、
   前記床面は、前記台座基部の上縁と段差を有して形成されていること、
   を特徴とするピンジャック台座。