JP3197121U - アロマ・サクション・ボード - Google Patents

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Abstract

【課題】財布に入れたり、キーホルダー等にストラップや紐で結んで使うアロマ・サクション・ボードを提供する。【解決手段】財布やキーホルダー等人が常時携行するものに入れたり結びつけたりするアロマ・サクション・ボードにおいて、人の所望する模様、絵文字、文字、漢字を刻印し、かつ、上記アロマ・サクション・ボードの表面に芳香剤を塗布した。【選択図】図3

Description

本考案は、各種健康志向や快適生活の維持のために、健康や快適生活のシンボルとなる模様や文字を書いて、常時肌身離さぬように、財布に入れたり、キーホルダー等にストラップや紐で結んで使うアロマ・サクション・ボードに関するものである。
近年、生活水準の高度化に伴って、「香り」を生活の中に取り入れる事が多くなってきた。部屋の中をすがすがしい雰囲気にしたり、浴場の水に香りをつけ、ゆったりとした気分にさせたり、トイレットペーパーや石けんにも香り成分が付加されている。アロマセラピーの世界の出現である。
ここでこのアロマの中に花粉症や高血圧等の医療分野に効果のある成分を含むものがある。このアロマエッセンシャルオイルを周囲の目を気にすることなく吸引することができればすばらしいことである。
又、このボード(木片)はアロマ吸引に活用しない時には、キーホルダー、財布の目印に使えるのである。
特許文献1には、ヒバやヒノキ、スギ等の天然木材の持つ優れた樹木成分である芳香や薬効を放散させ、開封するまで樹木成分をそのままの形で閉じ込めることができ、更に浴用剤や消臭剤等にも活用できるよう構成させた芳香放散具を提供することを目的として、
多数の通気孔を形成させた各種形状の容器内に、天然木材を破砕或いは切削して得られる芳香体を収容し、木材から放散される芳香や薬効成分を有効活用できるよう構成させた芳香放散具の点が記載されている。
また、特許文献2には、眼鏡を鼻に保持する機能に加えて、鼻側に、気持ちよく、かつ健康な香を与える芳香性を付加した芳香剤を有する眼鏡鼻当て構造を提供することを目的として、眼鏡を保持するための鼻当てであって、該鼻当ては、内部に空間部を有し眼鏡の保持枠に連結する支持脚を固定する鼻当て本体と、これに開閉自在に連結され前記鼻当て本体と近似する輪郭形状を有し鼻側に当接する当接面を有する鼻当て蓋体と、前記鼻当て本体の前記空間部内に収納される芳香剤とを有し、前記鼻当て本体及び前記鼻当て蓋体には前記空間部に連通する小孔が形成されることを特徴とする芳香剤を有する眼鏡鼻当て構造の点が記載されている。
さらに又、特許文献3には、睡眠や横たわった姿勢で休息する場合に使用される枕は、其の使い勝手が重要な要素であることから、健康枕・安眠枕などとして形状や機能に関する様々な提案がなされているが、例えば木材の香り効果を利用する場合その効果の持続性に問題があり、また特殊な材料を特殊な加工を施して使用する物では、供給量やコストの面で問題がある。本件は、木の香りを応用する枕の素材として、間伐材として豊富に存在する杉や檜などの芳香性木材をチップ化したものを用いることにより安価な枕素材が得られ、香りが薄れた場合に容易に交換または使い捨てが出来る点が記載されている。
特開2013−226360号公報 特開2005−91851号公報 特開2007−105427号公報
最近は健康志向の人々が多く、健康志向の器具やサプリメントの販売が盛んである。特に健康や快適生活をめざす人にとっては、健康補助食品の摂取や、散歩等の気分転換などのほかに、アロマや芳香の雰囲気に浸ることも、重要な健康維持方法の一つである。
そこで、本考案者は、鋭意検討の結果、アロマ・サクション・ボードとして財布にいれたり、キーホルダーとしてストラップでキーと結んでおく方法を新規にこの度考案した。
上記のアロマ・サクション・ボードには、例えば、主に健康や快適生活の関する模様や、文字を、平らな比較的小さい木の平板に刻印し、刻印した箇所にアロマ、即ち芳香を発する液体を塗布し、又は芳香を発する液体を含浸させたジェルを塗布したものである。
アロマ・サクション・ボードは、基材を木材で構成されており、レーザ加工により、健康や快適生活に関する模様、絵文字、単なる文字、漢字を刻印することにより、長期間使用する時も、長持ちし、また、塗布した芳香剤も、長時間芳香を出し続ける。
使用者は、時折、又は財布を開けたときや、キーを使うとき、このアロマ・サクション・ボードをみて、アロマの雰囲気に浸り、又は芳香を嗅ぐことにより、又は刻印された模様、絵文字、文字、漢字を見ることにより、勇気や希望が湧いてくるようになる。
本願のアロマ・サクション・ボードの材質には、ケヤキ、桜、ツゲ、樫、楠木、黒檀、紫檀、白壇、マホガニー、チーク、鉄刀木等のレーザ刻印の溝が磨耗しない材料が望ましいが、高級な素材として、黒檀、紫檀を用いるのが望ましい。
本考案は、財布やキーホルダー等人が常時携行するものに入れたり結びつけたりするアロマ・サクション・ボードにおいて、人の所望する模様、絵文字、文字、漢字を刻印し、かつ、上記アロマ・サクション・ボードの表面に芳香剤を塗布したアロマ・サクション・ボードを提供する事である。
また、本考案は、上記芳香剤を上記刻印の溝の凹部に塗布したアロマ・サクション・ボードである。
そして、本考案は、上記芳香剤をゼラチン質に混合し、上記刻印の溝の凹部に塗布したアロマ・サクション・ボードである。
さらに、本考案は、上記溝の凹部の底面には、凹凸が設けられているアロマ・サクション・ボードである。
さらに又、本考案は、上記アロマ・サクション・ボードの材質を、けやき、桜、ツゲ、樫、楠木、黒檀、紫檀、白壇、マホガニー、チーク、鉄刀木のいずれかを用いたアロマ・サクション・ボードである。
そして、本考案は、上記刻印をレーザにより加工したアロマ・サクション・ボードである。
そして又、本考案は、上記刻印の溝の深さを0.2mm以上とするアロマ・サクション・ボードである。
そしてさらに、本考案は、上記芳香の材料として、イランイラン、サンダルウッド、スイートオレンジ、ゼラニウム、ペパーミント、ベルガモット、ユーカリ、ラベンダー、レモン、レモングラス、ローズ、ローズマリー、ローマンカモミール、グレープフルーツ、シダーウッド、シナモン、ジャスミン、バジルのいずれか一つまたはそれらを混合したものであるアロマ・サクション・ボードである。
本考案のアロマ・サクション・ボードによれば、財布とかキーホルダーを取り出すことにより、ついアロマ・サクション・ボードをみて、模様、絵文字、文字、漢字の意味を想起することにより、人を和ませる視覚効果がある。また、エッセンシャルオイルの効果として、人をリラックスさせ、緊張や不安から解放する鎮静作用、セキやのどの痛みを和らげる抗炎症作用がある。そして、本考案によれば、上記の文字を溝状に刻印して彫っているので、溝にエッセンシャルオイルが付着し、手で触ってもなかなか取れず、芳香作用が4〜5時間にわたって続き、より価値を高いものにしている。
また、芳香によっては、フェロモンを混入してもよく、フェロモンを混入したものにおいては、女性は恋愛感情を高める作用があり、この木札によりより人の和とか人の絆を高める効果がある。
図1は、本考案の平面図である。 図2は、本考案の中央付近の平面図である。 図3は、本考案のイラスト付きの模様を示し平面図である。 図tは、本考案の一実施例を示す溝に凹凸を刻印した図である。
図1は、本考案の平面図である。1はアロマ・サクション・ボード本体を示している。アロマ・サクション・ボードの上部にはストラップ等が取り付けられるように、直径2mm程度の小孔が設けられている。この小孔は、財布用のものであれば、設けなくてもよい。
アロマ・サクション・ボードの大きさは、持ち運びできるものであれば、どのような大きさであってもよいが、好ましくは、縦の長さが、30〜60mm程度がよく、より好ましくは、40〜50mmがよい。また、幅は、10〜30mm程度がよく、より好ましくは、15〜25mmが好ましい。
図2は、1は、本願考案の本体を横から見たもので、文字の刻印3が彫られている。本体の厚さは、1〜10mm程度が好ましく、より好ましくは2〜5mmのものが好ましい。
刻印の深さは、深いほど好ましいが、深いほど芳香剤が進入し、より好ましいが、0.1mm以下の浅い彫りでは、手などで触った場合すぐに芳香剤が取れてしまい、適切ではなく、貫通してしまうと、芳香剤が貯留しないので、0.2mm以上深いほど好ましい。
黒檀等硬い材料では、刻印時間がかかるので、経済上0.3mm程度のものがより好ましい。
図3は、本考案のボードに模様、絵模様、文字、漢字を記載した実施例の一態様を示す。
模様は、どのようなものでもよく、干支や、風景、キャラクタ、動物などでもよい。
模様と文字を組み合わせたものでもよい。
図4は、ボードに刻印された溝の詳細図である。溝3には、エッセンシャルオイルを塗布しオイルが容易に飛散しないように、溝の内部に凹凸4が設けられている。この凹凸は、ピラミッド状、歯ブラシ状、きのこ状等、いろいろ考えられるが、製造上から、ピラミッド状のものが好ましい。
アロマ・サクション・ボードの材料は、木材であればどのようなものでも適用できるが、松や杉は、安価で手に入りやすいが、長く大事に持つには、余り価値がなく、そうかといって、アクリル樹脂等の合成樹脂では、長持ちするものの価値が低い。
さらに、金、銀、プラチナの類の貴金属類では、重いし、芳香剤が長く貯留しないし、かつ、盗まれる可能性が高い。したがって、名称のとおり木材が好ましいが、長くもつ、尊崇の念を持って大切にしなければならない、といった観点から、ツゲ、黒檀、紫檀等高級材が特に好ましい。
芳香を放つエッセンシャルオイルは、どのようなものでもよいが、イランイラン、サンダルウッド、スイートオレンジ、ゼラニウム、ペパーミント、ベルガモット、ユーカリ、ラベンダー、レモン、レモングラス、ローズ、ローズマリー、ローマンカモミール、グレープフルーツ、シダーウッド、シナモン、ジャスミン、バジルなどが、一般的に広く知られているので、好ましい。また、これらを好みに合わせ、組み合わせたものであってもいいことはいうまでもない。
長く香りを持たせるためにこれらのエッセンシャルオイルをワックス状のグリセリン等のゼラチン質に混合させ、刻印した溝を蟻溝状(逆八状)にして溝内の壁に塗りつけ、芳香剤を貯留するようにするのが好ましい。
日常常日頃から持ち歩く財布やキーに、付属品として入れられ、または取り付けられるアロマ・サクション・ボードに、人が和んでリラックスする刻印した文字とともに芳香を発する溝を施して、これらを製造しこれらを販売することで、社会をよりよく発展することに寄与する。
1・・・アロマ・サクション・ボード本体
2・・・刻印した健康や快適生活に関する模様、絵文字、文字、漢字
3・・・刻印した模様、絵文字、文字、漢字の溝
4・・・ボードの溝内に刻印した凹凸

Claims (8)

  1. 財布やキーホルダー等人が常時携行するものに入れたり結びつけたりするアロマ・サクション・ボードにおいて、人の所望する模様、絵文字、文字、漢字を刻印し、かつ、上記アロマ・サクション・ボードの表面に芳香剤を塗布したことを特徴とするアロマ・サクション・ボード。
  2. 上記芳香剤を上記刻印の溝の凹部に塗布したことを特徴とする請求項1に記載のアロマ・サクション・ボード。
  3. 上記芳香剤をゼラチン質に混合し、上記刻印の溝の凹部に塗布したことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のアロマ・サクション・ボード。
  4. 上記溝の凹部の底面には、凹凸が設けられていることを特徴とする請求項1〜3に記載のアロマ・サクション・ボード。
  5. 上記アロマ・サクション・ボードの材質を、けやき、桜、ツゲ、樫、楠木、黒檀、紫檀、白壇、マホガニー、チーク、鉄刀木のいずれかを用いたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアロマ・サクション・ボード。
  6. 上記刻印をレーザにより加工することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアロマ・サクション・ボード。
  7. 上記刻印の溝の深さを0.2mm以上とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のアロマ・サクション・ボード。
  8. 上記芳香の材料として、イランイラン、サンダルウッド、スイートオレンジ、ゼラニウム、ペパーミント、ベルガモット、ユーカリ、ラベンダー、レモン、レモングラス、ローズ、ローズマリー、ローマンカモミール、グレープフルーツ、シダーウッド、シナモン、ジャスミン、バジルのいずれか一つまたはそれらを混合したものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のアロマ・サクション・ボード。
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