JP3193402U - ハンドルカバー - Google Patents

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JP3193402U
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淵源 ▲黄▼
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伯泰實業廠有限公司
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Abstract

【課題】伸長性を高めて簡単に装着することができるハンドルカバーを提供する。
【解決手段】可撓性材料により形成されてハンドルのホイール部を内側に収容することができるハンドルカバー2であって、ループ状の前面を有する前面部31と、前面と略一致する寸法になっている後面を有し、前面部と間を空けて配置されている後面部32と、前面部の外側と後面部の外側とを繋ぐループ状の周面部33とにより、前面部及び後面部の内側にループ状の開口301を有すると共にハンドルのホイール部を収容することができる収容空間を囲む無端の環状チューブ体3に形成され、環状チューブ体の無端方向に沿って並ぶ複数のスリット311がそれぞれ環状チューブ体を貫通するように形成されている。
【選択図】図3

Description

本考案はハンドルカバーに関し、詳しくはハンドルのホイール部を収容することができるハンドルカバーに関する。
多くの自動車の運転者は、好みのハンドルの外観やより快適なハンドルの握り心地を追求するため、ハンドルのホイール部にハンドルカバーを装着している。ハンドルのホイール部を収容するこのようなハンドルカバーは、例えば図1に示されるように、内側に環状の開口102が開けられている裏カバー101及び裏カバー101を包む外カバー103を具えている。外カバー103は、特徴的な装飾やデザインを有する、または特定の素材で形成されて運転者に好みの外観や握り心地を提供するものであり、裏カバー101は、ハンドルのホイール部に装着するため可撓性材料により形成されている。該ハンドルカバー100をハンドルのホイール部に装着する方法としては、まず、裏カバー101の開口102の一部を開いて、ハンドルのホイール部の一部に被せてから、徐々に右、左、と交互に裏カバー101を少しずつ伸ばしながら、ハンドルのホイール部にはめていくのが普通である。従って、裏カバーの可撓性、特に、伸長性は、ハンドルに装着する際における利便性に直結する。
一方、運転の安全性を配慮する視点から、従来のハンドルカバーが有する裏カバーにはホイール部に対して滑ることを防止する工夫が必要であり、従来では裏カバーの材料として可撓性を有しながらも比較的硬い材料を採用する上、ホイール部にほぼ密接する寸法を有するように形成することによって、滑り止め効果を得ようとしているが、この際、裏カバーの伸長性が犠牲になってしまい、ハンドルへの装着が非常に困難になっているのが殆どである。
上記問題点に鑑みて、本考案は、ハンドルカバーの材料を変更せずにハンドルカバーの構成によって伸長性を高めて従来よりも簡単に装着することができるハンドルカバーの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案は、可撓性材料により形成されてハンドルのホイール部を内側に収容することができるハンドルカバーであって、ループ状の前面を有する前面部と、前記前面と略一致する寸法になっている後面を有し、前記前面部と間を空けて配置されている後面部と、前記前面部の外側と前記後面部の外側とを繋ぐループ状の周面部とを備えることにより、前記前面部及び前記後面部の内側にループ状の開口を有すると共に前記ハンドルのホイール部を収容することができる収容空間を囲む無端の環状チューブ体に形成されている上、前記環状チューブ体の無端方向に沿って並ぶ複数のスリットがそれぞれ前記環状チューブ体を貫通するように形成されていることを特徴とするハンドルカバーを提供する。
上記ハンドルカバーにおいて、前記複数のスリットにおいて、隣り合うスリットは、それぞれ前記環状チューブ体の無端方向と所定の角度を成すように互いに略平行して延伸している、ことが好ましい。
上記ハンドルカバーにおいて、前記複数のスリットは、前記前面部において前記環状チューブ体の無端方向に沿って並ぶ複数の第1のスリットを含むように構成されている、ことが好ましい。
上記ハンドルカバーにおいて、前記複数のスリットは、前記後面部において前記環状チューブ体の無端方向に沿って並ぶ複数の第2のスリットを含むように構成されている、ことが好ましい。
上記ハンドルカバーにおいて、前記複数のスリットは、前記周面部において前記環状チューブ体の無端方向に沿って並ぶ複数の第3のスリットを含むように構成されている、ことが好ましい。
上記ハンドルカバーにおいて、前記複数のスリットは、それぞれ前記環状チューブ体の無端方向と略直交するように延伸して長尺状に形成されたものを含むように構成されている、ことが好ましい。
上記ハンドルカバーにおいて、前記複数のスリットは、それぞれ前記環状チューブ体の無端方向と略直交するように延伸して細長い線状に形成されたものを含むように構成されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、本考案は、ハンドルのホイール部を収容することができる収容空間を有するように可撓性材料により無端の環状チューブ体に形成されたハンドルカバーに、前記環状チューブ体の無端方向に沿って並ぶと共に該チューブ体を貫通する複数のスリットを形成することにより、該ハンドルカバーの前記無端方向における伸長性を強化するので、本考案のハンドルカバーをハンドルのホイール部に装着する際、ハンドルカバーを延伸する時に生じる抵抗力が、複数の環状チューブ体を貫通したスリットにより低減されて、従来よりも小さくなるので、延伸拡張しやすくなり、従来よりも小さい力でハンドルカバーを伸ばしてハンドルのホイール部に装着できる。また、複数のスリットにより本考案のハンドルカバーは従来よりも延伸率が大きいので、対応して装着することができるハンドルのホイール部の寸法の幅も従来よりも広く、ハンドルのホイール部の寸法ごとに対応するハンドルカバーを生産する必要がなくなり、商品の在庫保有と生産コストを一層低減することもできる。
従来のハンドルカバーの一例を示す分解斜視図である。 本考案に係るハンドルカバーの第1の実施形態示す斜視図である。 本考案に係るハンドルカバーの第1の実施形態示す分解斜視図である。 図2におけるIV−IV線に沿った断面図である。 本考案に係るハンドルカバーの第1の実施形態示す局部拡大斜視図である。 本考案に係るハンドルカバーの第2の実施形態示す正面図である。 本考案に係るハンドルカバーの第3の実施形態示す局部拡大斜視図である。 本考案に係るハンドルカバーの第4の実施形態示す局部拡大斜視図である。 本考案に係るハンドルカバーの第4の実施形態示す断面図である。
以下は添付の図面を参照しながら、本考案の各好ましい実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図2〜図5に本考案の第1の実施形態が示されている。本考案のハンドルカバー2は、図2と図3に示されるように、可撓性材料、例えばゴムにより形成されてハンドルのホイール部を内側に収容することができる無端の環状チューブ体3に形成されたものである。即ち、該環状チューブ体3は、図4に示されるように、ループ状の前面を有する前面部31と、前記前面と略一致する寸法になっている後面を有し、前面部31と間を空けて配置されている後面部32と、前記ループの外側で前面部31と後面部32とを繋ぐループ状の周面部33とを有する。前面部31と後面部32と周面部33とに囲まれるようにして、前記ループの内側にループ状の開口301を有すると共に前記ハンドルのホイール部を収容することができる収容空間30が形成されている。
本考案は上記のように形成された環状チューブ体3に対し、該環状チューブ体3の無端方向に沿って並ぶ複数のスリットを、該環状チューブ体3を貫通するように形成することによって、環状チューブ体3の無端方向における伸長性を高める効果を得ることができる。
複数のスリットが形成される位置について、例えばこの第1の実施形態では図3〜図5に示されているように、前面部31において環状チューブ体3の無端方向に沿って並ぶ複数の第1のスリット311と、後面部32において環状チューブ体3の無端方向に沿って並ぶ複数の第2のスリット321とがそれぞれ形成され、そして、各第1のスリット311及び各第2のスリット321は、それぞれが前記無端方向に略直交するように延伸する長尺状に形成されている。更に、各第1のスリット311と各第2のスリット321とは、図4に示されているように、環状チューブ体3の断面においてそれぞれ対となって互いに向き合って対称する位置に配置されている。
更に、図3に示されているように、この第1の実施形態のハンドルカバー2は、環状チューブ体3より少し大き目の寸法を有する外側カバー4を、環状チューブ体3を外側から包むように環状チューブ体3に取り付けることができる。外側カバー4は、開口301に対応する環状の開口41が形成されていると共に、環状の開口41の開口縁が環状チューブ体3の開口301の開口縁に沿ってミシンで縫合されるようにして環状チューブ体3に固定されている。外側カバー4の素材は、所定の設計に応じて選ばれるものであり、一般的には触り心地のよい生地や、樹脂製のシートなどが採用される。そして外側カバー4を環状チューブ体3に固定する方法は、ミシンで縫合する以外、例えば粘着剤による固定方法も採用できる。
この第1の実施形態の構成では、環状チューブ体3は、周面部33がハンドルのホイール部の外周縁に密接し、前面部31及び後面部32がそれぞれハンドルのホイール部の運転手に面する部分と計器パネルに面する部分に密接するようにハンドルのホイール部に装着されることができるように形成された上、複数の第1のスリット311と複数の第2のスリット321とがそれぞれ環状チューブ体3を貫通するように形成されているので、ハンドルカバー2をハンドルのホイール部に装着する際、ハンドルカバー2を引き伸ばす時における抵抗力が複数の第1のスリット311と複数の第2のスリット321が形成される構成によって低減されて従来よりも延伸拡張しやすくなっているので、従来よりも小さい力でハンドルカバー2を引き伸ばしてハンドルのホイール部に装着することができる。また、複数のスリットにより本考案のハンドルカバー2は従来よりも延伸率が大きいので、対応して装着することができるハンドルのホイール部の寸法の幅も従来よりも広く、ハンドルのホイール部の寸法ごとに対応するハンドルカバーを生産する必要がなくなり、商品の在庫保有と生産コストを一層低減することもできる。
(第2の実施形態)
次いで、図6を用いて本考案の第2の実施形態について説明する。図示のように、この第2の実施形態における環状チューブ体3に形成される複数の第1のスリット311及び第2のスリット(図示せず)は、長尺状に形成される第1の実施形態と異なり、薄い刃物で環状チューブ体3に対して切り込んで形成されたように細長い線状に形成されている。複数の第1のスリット311及び第2のスリットをそれぞれ細長い線状に形成する構成は、ハンドルカバー2の伸長性を高める効果においては長尺状に形成される第1の実施形態とほぼ同等の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次いで、図7を用いて本考案の第3の実施形態について説明する。図示のように、この実施形態では前面部31と後面部32とを繋ぐループ状の周面部33に、環状チューブ体3の無端方向に沿って並ぶ複数の第3のスリット331が形成されている。この複数の第3のスリット331は、第2の実施形態における第1のスリット311と同じく、環状チューブ体3が延伸する方向に略直交するように延伸する細長い線状に形成されている。この構成は第1、第2の実施形態と同じく、ハンドルカバー2の伸長性を高めてハンドルのホイール部に対する装着をしやすくする効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次いで、図8と図9とを用いて本考案の第4の実施形態について説明する。
本考案の第4の実施形態は、上記第1の実施形態の環状チューブ体3と同じように、前面部31において環状チューブ体3の無端方向に沿って並ぶ複数の第1のスリット311と、後面部32において環状チューブ体3の無端方向に沿って並ぶ複数の第2のスリット321とがそれぞれ形成されている上、第3の実施形態と同じように、周面部33にも環状チューブ体3の無端方向に沿って並ぶ複数の第3のスリット331が形成されている。この複数の第3のスリット331は、第3の実施形態と同じく、環状チューブ体3が延伸する方向に略直交するように延伸する細長い線状に形成されている。複数の第3のスリット331の位置は、環状チューブ体3の無端方向において第1のスリット311とも第2のスリット321とも互い違いになるように、周面部33における、隣り合う2つの第1のスリット311の間で且つ隣り合う2つの第2のスリット321の間に配置されている。
この第4の実施形態では、前面部31と後面部32と周面部33とにそれぞれ第1、第2、第3のスリット311、321、331を複数形成するので、第1〜第3の実施形態よりも更に環状チューブ体3の無端方向における伸長性を高めるようになっており、ハンドルのホイール部に対する装着が更にたやすくなっていると共に、より幅広い寸法のハンドルのホイール部に対応して装着することができる。
上記第1〜第4の実施形態に示されるように、本考案のハンドルカバー2に形成されて環状チューブ体3の伸長性を高める複数のスリットは、環状チューブ体3の無端方向に沿って並ぶように配置すれば、環状チューブ体3の伸長性を高める効果を得ることができるが、各スリットそれぞれの延伸方向が環状チューブ体3の無端方向と所定の角度を成すように延伸し且つ互いにほぼ平行するように形成すれば、環状チューブ体3の伸長性を更に高めることができる。これらの条件を満たせば、複数のスリットが前面部31、後面部32、周面部33に形成されることについては特に制限はなく、そして例えば前面部31または後面部32から周面部33へ延伸する構成や、周面部33から両端がそれぞれ前面部31及び後面部32に延伸する構成などを採用することも可能であり、更に、各スリットの形状については特に制限はなく、第1の実施形態のように長尺状に形成すること及び第2の実施形態のように細長い線状に形成することが可能である上、楕円形や菱形などの形状に形成することも可能である。
本考案のハンドルカバーは、一般の自動車にあるホイール部を有するハンドルに適用して装着することができるもので、環状チューブ体を貫通する複数のスリットが形成されたので、従来よりも楽に装着することができ、例えば女性の使用者には特に便利である。
2 ハンドルカバー
3 環状チューブ体
4 外側カバー
41 環状の開口
30 収容空間
301 開口
31 前面部
32 後面部
33 周面部
311 第1のスリット
321 第2のスリット
331 第3のスリット

Claims (7)

  1. 可撓性材料により形成されてハンドルのホイール部を内側に収容することができるハンドルカバーであって、
    ループ状の前面を有する前面部と、
    前記前面と略一致する寸法になっている後面を有し、前記前面部と間を空けて配置されている後面部と、
    前記前面部の外側と前記後面部の外側とを繋ぐループ状の周面部とを備えることにより、
    前記前面部及び前記後面部の内側にループ状の開口を有すると共に前記ハンドルのホイール部を収容することができる収容空間を囲む無端の環状チューブ体に形成されている上、
    前記環状チューブ体の無端方向に沿って並ぶ複数のスリットがそれぞれ前記環状チューブ体を貫通するように形成されていることを特徴とするハンドルカバー。
  2. 前記複数のスリットにおいて、隣り合うスリットは、それぞれ前記環状チューブ体の無端方向と所定の角度を成すように互いに略平行に延伸していることを特徴とする請求項1に記載のハンドルカバー。
  3. 前記複数のスリットは、前記前面部において前記環状チューブ体の無端方向に沿って並ぶ複数の第1のスリットを含むように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のハンドルカバー。
  4. 前記複数のスリットは、前記後面部において前記環状チューブ体の無端方向に沿って並ぶ複数の第2のスリットを含むように構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載のハンドルカバー。
  5. 前記複数のスリットは、前記周面部において前記環状チューブ体の無端方向に沿って並ぶ複数の第3のスリットを含むように構成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のハンドルカバー。
  6. 前記複数のスリットは、それぞれ前記環状チューブ体の無端方向と略直交するように延伸して長尺状に形成されたものを含むように構成されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のハンドルカバー。
  7. 前記複数のスリットは、それぞれ前記環状チューブ体の無端方向と略直交するように延伸して細長い線状に形成されたものを含むように構成されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載のハンドルカバー。
JP2014003846U 2014-02-24 2014-07-18 ハンドルカバー Ceased JP3193402U (ja)

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