JP3192604U - パネル面の装飾体 - Google Patents

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JP3192604U
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JP2014003113U
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Inventor
晃 小川
Original Assignee
細田木材工業株式会社
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Abstract

【課題】パネル面に装飾板を取付けることができると共に、取り外して他の装飾板に取り替えることができるパネル面の装飾体を提供する。
【解決手段】壁面、床面その他のパネル面の表面1に円柱状に形成した取付凸部3を突設する。また、裏面7側に取付凸部3に密嵌する取付凹部8を設けた装飾板6を形成する。装飾板6の取付凹部8をパネル面の表面1に設けた取付凸部3に取外し可能に嵌め合わせることによってパネル面の装飾体10にする。装飾板3は木材で形成することができ、この木材が乾燥に伴って湾曲する収縮面側を裏面側とし、この裏面側に取付凹部3を形成することができる。
【選択図】図6

Description

本考案は、壁面、床面その他のパネル面の表面を装飾するための装飾体に関する。
従来、各種のパネル面の表面に装飾板を取付ける場合には、接着剤や目立たない細い釘、タッカー等で取付けられている。
また、パネル面にねじで取付ける場合には、装飾板にねじ用穴を明けてねじ止め固定し、その後で目隠し部材でねじ用穴を塞いだりしている。
更に、装飾板がタイルの場合には、壁面に突設した円形突起部の周面に環状溝部を形成し、壁材に突設した円形筒状体にはビス孔を設け、円形突起部に円形筒状体を嵌着し、ビス孔から環状溝部にビスを通して壁材を、壁面から間隔を空けて取付けるようにしたものも知られている。(特許文献1)
実公平8−5239号公報
本考案は、パネル面に木製などの装飾板をパネル面の表面に取付けることができると共に、取り外して他の装飾板に取り替えることができ、床面などにも使用することができるものを経済的に得ようとするものである。
本考案は、壁面、床面その他のパネル面の表面に円柱状に形成した取付凸部を突設し、また、裏面側に上記取付凸部に密嵌する取付凹部を設けた装飾板を形成し、上記装飾板の取付凹部を上記パネル面の表面に設けた取付凸部に取外し可能に嵌め合わせることによってパネル面を装飾することができる。
こうした装飾板は木材で形成することができ、この木材には、乾燥に伴って湾曲する収縮面側を裏面側として、この裏面側に上記した取付凹部を形成するとよい。
また、上記円柱状に形成した取付凸部には、その中心部を除いて放射線方向に複数のスリットを形成することができる。
本考案によれば、装飾板の裏面に設けた取付凹部を、パネル面の表面に設けた取付凸部に嵌め合わせることによって、パネル面の装飾を行うことができ、両者の嵌め合わせを外すことによって、装飾板を外したり、他の装飾板と取り替えることができる。
この装飾板が木材の場合には、木材が乾燥に伴って湾曲するときに湾曲によって収縮する面を裏面としてここに取付凹部を設けるようにすれば、木材の湾曲に伴って取付凹部が取付凸部を締め付けるようになり、一層確実に取付けておくことができる。
本考案の実施例を示す装飾板の正面図である。 図1に示す装飾板をパネル面の表面に取付けた状態を示す断面図である。 装飾板を木材で形成した状態を示す正面図である。 図3に示すものの底面図である。 複数の装飾板の取付状態を示す説明図である。 図5に示すものの断面状態を示す拡大説明図である。 複数の装飾板の他の取付状態を示す説明図である。 パネル面の表面に設ける取付凸部の部材の変形例を示す斜視図である。
壁面、床面、パーティションなどを形成するパネル面の表面1に、円柱状に形成された取付凸部3を形成する。
上記パネル面の表面1は、装飾表面2でもよいし、装飾される前の下地の状態のいずれでもよい。
上記パネル面の多くは合板によって形成されるが、合板以外のプラスチックその他の材料で形成されたものでもよい。
上記円柱状の取付凸部3は、上記パネル面の表面1と別体にすることができるし、場合によってはパネル面の表面1と一体的に成形することなどによって形成することもできる。
図1、2に示すものは、合板で形成されたパネル面の表面1が装飾表面2となっているものに、プラスチック材料で別体に形成した取付凸部3を中心部に設けた穴4から、木ねじ5によって取付けるようにしているが、場合によっては接着剤などによって取付けるようにすることができる。
上記装飾板6には、普通に装飾をするものの他に、例えば、お手洗い、出口、部屋番号などの各種の表示を行うものを広く含むものである。
この装飾板6の裏面7には取付凹部8が設けてあり、この取付凹部8は上記取付凸部3に密嵌できるように形成されている。
装飾板6の取付凹部8を上記取付凸部3に当てがって押圧すれば、取付凹部8は取付凸部3に密嵌状態に嵌め合わされてパネル面の表面1に固定され、装飾体10とすることができる。
上記取付凸部3と取付凹部8との密嵌状態は、取付凸部と取付凹部を形成する材料間にある程度の弾力性、硬さなどに違いがあると、一方が僅かに変形し易いことによって容易に形成することができる。
上記のようにパネル面の表面1に固定した装飾板6は、装飾板6の端からドライバーなどを差入れてこじるようにすれば、取り外すことができる。
上記装飾板6は、スギ、ヒノキその他の木材で形成することができ、この場合には取付凸部2を硬めのプラスチックなどで作ると良い。また、取付凸部2を少しの弾性を持った硬めのゴムなどによって形成することもできる。
こうした装飾板6は、正方形、長方形、三角形、円形、楕円形その他の適宜な形状に形成することができる。また、その大きさは任意であるが、正方形の場合には一辺の長さが5〜30cm程度のものにすると良いことが多い。上記取付凹部8の大きさは装飾板6の大きさに応じて大きくすると良いが、直径を5cm程度に形成すれば、装飾板5の大きさが10〜20cm程度の正方形の板状のものに対応することができるようになる。
図3、4に示すものは、上記の装飾板6を木材で形成したものであり、木材の有する木目を活かした装飾を行うことができる。
この木材で形成した装飾板6は、木材の乾燥に伴って少し湾曲するようになることがある。こうした木材においては、湾曲することによって生じる収縮面9側を裏面6として、この裏面6に取付凹部8を形成するようにするとよい。
こうすると、木材の装飾板6が次第に僅かながら湾曲して収縮することによって、取付凹部8が取付凸部3を更に締め付けるようになり、両者の密嵌の程度が高くなって、嵌め合わせ状態を強固にすることができる。
上記木材には間伐材などを使用すれば経済的に装飾板6を形成することができる。
図5、6に示すように、こうした装飾板6は、パネル面の表面1が装飾面2にされていない下地11に敷き詰めるように取付けて下地11を覆うようにして装飾することができる。
この場合、パネル面の下地11に装飾板6の大きさに合った一定間隔で取付凸部3を設け、この取付凸部3に装飾板6の取付凹部8を順次嵌め合わせて行けば、隙間なく下地11面を覆って装飾体10を得ることができるようになる。
場合によっては、装飾板6の相互間に目地程度の狭い隙間を置いて取付けるようにした方が好ましい場合もある。
上記装飾板6は厚味の同じものをパネル面の下地11の上に取付けて行けば、表面がフラットなパネル面の装飾体10を得ることができる。また、厚みの薄い装飾板12と、厚みの厚い装飾板13を組合わせて、例えば千鳥状、縞状などになるように取付けて行くと、一層変化に富んだ装飾体10となる。
上記の如く装飾板6を縦横方向に敷き詰めるように配置する場合、上記取付凸部3の部材を嵌入することができる孔16を装飾板6の大きさに合致する間隔を置いて縦横に形成した定規15をパネル面の下地11に当てて、その孔16に取付凸部3の部材を嵌めるようにして位置決めすると、下地11に正確に取付けることができるようになる。そして、この取付凸部3に装飾板6の取付凹部8を順次嵌め合わせて行けば、容易にパネル面の装飾体10とすることができる。
図7に示すように、この装飾板6にはその表面側に突出するような装飾部分17を設けるようにすれば、更に変化のある装飾体とすることができる。
また、上記装飾板6は、正方形の装飾板6を複数個連続した大きさの長方形の装飾板18や、大きな正方形の装飾板19にすることができ、各単位の正方形の装飾板6の取付凹部に応じて複数の取付凹部を設けるようにするとよい。
こうすると、パネル面の下地11の任意の位置に、大きさの変わった装飾板6を配置することができるようになる。
また、上記大きくした装飾板19の下辺部に前方に突出する大きな受け部20を設けるようにすることができ、複数の取付凹部8が各々取付凸部3と嵌り合って取付状態がしっかりしているのでこの受け部20を使用してに花21などを飾ったりすることもできるから趣のある装飾体とすることができる。
上記取付凸部3には、その厚さ方向の途中までとか、厚さ方向に貫通するスリット22を設けるようにすることもできる。こうすると上記したスリットの無いものに比べて装飾板6の取付凹部8をこの取付凸部3に嵌め合わす際の余裕が大きくなり、装飾板6の取付け作業が一層容易になることがあって、便利なことがある。
上記装飾板6は、上記したように木材の木目を活かすようにした場合だけでなく、各種の色彩を付けたり、絵を描いたり、彫刻をしたり、文字や数字を書いたものとすることができる。
例えば、学校において図工の時間に生徒がこの装飾板6の表面に好きな絵を書いたものを嵌め合わせ装飾体によって壁面を形成したり、壁面の全体として一つのテーマの表示とすることができる。また、生徒の卒業制作の作品作りにも利用することができる。
また、取り替え可能なことを活かして、メニューの表示に使用するようなことも可能である。
1 パネル面の表面
3 取付凸部
5 木ねじ
6 装飾板
7 装飾板の裏面
8 取付凹部
9 装飾板の収縮面
10 パネル面の装飾体
11 パネル面の下地
15 定規
22 スリット

Claims (5)

  1. 壁面、床面その他のパネル面の表面に円柱状に形成した取付凸部を設け、裏面側に上記取付凸部に密嵌する取付凹部を設けた装飾板を設け、上記装飾板の取付凹部を上記パネル面の表面に設けた取付凸部に取外し可能に嵌め合わせたパネル面の装飾体。
  2. 上記装飾板は木材で形成されている請求項1に記載のパネル面の装飾体。
  3. 上記装飾板は木材で形成され、木材の乾燥に伴って湾曲する収縮面側を裏面側として取付凹部を形成した請求項2に記載のパネル面の装飾体。
  4. 上記円柱状に形成した取付凸部には、放射線方向に複数のスリットを形成している請求項1〜3のいずれかに記載のパネル面の装飾体。
  5. 上記パネル面の装飾体において、パネル面の表面とこれに設けられる複数の取付凸部は別体に形成されており、上記取付凸部は一定間隔を置いてこの取付凸部を嵌入する複数の孔を有する定規により取付けられる請求項1〜4のいずれかに記載のパネル面の装飾体。
JP2014003113U 2014-06-12 パネル面の装飾体 Expired - Lifetime JP3192604U (ja)

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3192604U true JP3192604U (ja) 2014-08-21

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