JP3190697U - ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】綿棒の取り出しが容易で、綿棒を衛生的に保管でき、美観に優れた綿棒収納用の容器であって、且つ綿棒と共に利用することの多いティッシュペーパーを収納するためのティッシュ収納スペースを備えた綿棒収納容器を提供する。【解決手段】上面から前面にかけて開口された略箱状の容器本体2と蓋体3とを備えている。容器本体2の左右の側板2a,2a、底板2b、及び背板2cの内側には、ティッシュペーパーケースを収納可能なティッシュ収納スペース5が設けられている。背板2cの上端面には、綿棒を直立させた状態で横一列に並べて収納するための綿棒収納用溝4が設けられている。綿棒収納用溝4の底面の正面視における形状が、略半楕円状に形成されるので、綿棒を収納すると、綿棒の上端を結んだ曲線が正面視略半楕円状になり見た目が良い。背板2cに略垂直な一又は複数の仕切り板4bを設けると綿棒を整然と収納出来る。【選択図】図1
Description
本考案は、ティッシュ収納スペースを備えた綿棒収納容器に関するものである。
綿棒は、耳掃除や化粧時等、日常生活において広く利用されている。綿棒を耳掃除や化粧に利用する場合、綿棒の軸の端部に設けられた綿球部分を直接皮膚に当てて使用する。よって、綿棒を保管する際には、綿球部分を清潔な状態に保つことが必要である。
綿棒の保管には、袋状や円筒状等、様々な形状の容器が利用されている。よく利用されている円筒状の容器は、円筒状の容器本体と、蓋体とからなり、容器本体に綿棒を直立させた状態で収納し、蓋体を被せて埃や汚れから保護するものである。しかし、多数の綿棒が収納された上記容器から1本の綿棒を取り出そうとすると、周りの綿棒が絡まったり、別の綿棒が一緒にとび出てしまったりなどして煩雑であった。また、綿棒を取り出す際に他の綿棒の綿球部分に指が触れてしまうこともあり、衛生的に保管することが難しかった。
上記の理由から、綿棒を容易に取り出せて、且つ衛生的に保管可能な綿棒収納容器が開示されている(特許文献1)。該綿棒収納容器は、底板に連結された「つまみ舌片」を引き上げ、底板を上昇させると、底板上に載置された綿棒が上昇して容器から突き出るようになるので、簡単に綿棒を取り出すことができる。更に、抗菌剤含有プラスチックで作製されるので、綿棒を衛生的に保管できる。
綿棒の保管には、袋状や円筒状等、様々な形状の容器が利用されている。よく利用されている円筒状の容器は、円筒状の容器本体と、蓋体とからなり、容器本体に綿棒を直立させた状態で収納し、蓋体を被せて埃や汚れから保護するものである。しかし、多数の綿棒が収納された上記容器から1本の綿棒を取り出そうとすると、周りの綿棒が絡まったり、別の綿棒が一緒にとび出てしまったりなどして煩雑であった。また、綿棒を取り出す際に他の綿棒の綿球部分に指が触れてしまうこともあり、衛生的に保管することが難しかった。
上記の理由から、綿棒を容易に取り出せて、且つ衛生的に保管可能な綿棒収納容器が開示されている(特許文献1)。該綿棒収納容器は、底板に連結された「つまみ舌片」を引き上げ、底板を上昇させると、底板上に載置された綿棒が上昇して容器から突き出るようになるので、簡単に綿棒を取り出すことができる。更に、抗菌剤含有プラスチックで作製されるので、綿棒を衛生的に保管できる。
また、綿棒は、使用の際にティッシュペーパーと共に利用されることが多いが、綿棒とティッシュペーパーをそれぞれ別の場所に収納してあると、使用の都度探したり運んだりしなくてはならず不便である。
上記の理由から、ティッシュペーパーと、綿棒等の小物類を一緒に収納できる、ティッシュペーパーケースが開示されている(特許文献2)。該ティッシュペーパーケースは、綿棒,その他の小物類をティッシュペーパーケースの内側に収納するものである。外観上は、収納した小物自体は勿論、収納部も見えることがなく、小物をティシュペーパーと共に収納させておくことができて便利である。
上記の理由から、ティッシュペーパーと、綿棒等の小物類を一緒に収納できる、ティッシュペーパーケースが開示されている(特許文献2)。該ティッシュペーパーケースは、綿棒,その他の小物類をティッシュペーパーケースの内側に収納するものである。外観上は、収納した小物自体は勿論、収納部も見えることがなく、小物をティシュペーパーと共に収納させておくことができて便利である。
しかしながら上記特許文献1に記載される綿棒収納容器は、綿棒を取り出す際に、折れ曲がったつまみ舌片を起こして引き上げなければならないのが面倒であると共に、つまみ舌片を起こす時にその周囲の綿棒上端部の綿球部分に指先が触れてしまい、衛生的でないといった問題がある。
また、特許文献2に記載されるティッシュペーパーケースは、ティッシュペーパーケースの内側に綿棒等の小物類を収納する構造であるため、綿棒等の小物類の取り出しが煩雑である。また、綿棒等の小物類を衛生的に保管するものでもない。
また、特許文献2に記載されるティッシュペーパーケースは、ティッシュペーパーケースの内側に綿棒等の小物類を収納する構造であるため、綿棒等の小物類の取り出しが煩雑である。また、綿棒等の小物類を衛生的に保管するものでもない。
上記問題点に鑑み、本考案は、綿棒の取り出しが容易で、綿棒を衛生的に保管でき、美観に優れた綿棒収納用の容器であり、且つ綿棒と共に利用することの多いティッシュペーパーを収納するためのティッシュ収納スペースを備えた綿棒収納容器を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第一の考案は、
上面から前面にかけて開口された略箱状の容器本体と,蓋体とを有する綿棒収納容器であって、
前記容器本体は、左右の側板,底板及び背板を備え、ティッシュペーパーケースを収納するティッシュ収納スペースを内部に有し、
前記背板の上端面に、その長手方向に沿って形成され、綿棒を直立させた状態で横一列に並べて収納可能な綿棒収納用溝を備えることを特徴とするティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
上面から前面にかけて開口された略箱状の容器本体と,蓋体とを有する綿棒収納容器であって、
前記容器本体は、左右の側板,底板及び背板を備え、ティッシュペーパーケースを収納するティッシュ収納スペースを内部に有し、
前記背板の上端面に、その長手方向に沿って形成され、綿棒を直立させた状態で横一列に並べて収納可能な綿棒収納用溝を備えることを特徴とするティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
第二の考案は、
前記綿棒収納用溝の底面の正面視における形状が、略半楕円形,略半円形,及び略弓形を含む略弧形に形成されてなることを特徴とする第1の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
前記綿棒収納用溝の底面の正面視における形状が、略半楕円形,略半円形,及び略弓形を含む略弧形に形成されてなることを特徴とする第1の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
第三の考案は、
前記綿棒収納用溝が、前記背板と略垂直な一又は複数の仕切り板によってブロック分けされてなることを特徴とする第1又は第2の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
前記綿棒収納用溝が、前記背板と略垂直な一又は複数の仕切り板によってブロック分けされてなることを特徴とする第1又は第2の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
本考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器は、容器本体の背板に設けられた綿棒収納用溝に、綿棒を直立させた状態で横一列に並べて収納できるので、綿棒を取り出す際に他の綿棒に触れてしまったり、絡まったりせず取り出しが容易で、綿棒を衛生的に保管できる。また、容器本体にティッシュ収納スペースが備えられるので綿棒とティッシュペーパーケースを一緒に保管でき、綿棒とティッシュペーパーとを共に利用する際に使い勝手が良い。
第二の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器は、綿棒収納用溝の底面の正面視における形状が、略半楕円形,略半円形,及び略弓形を含む略弧形に形成されてなるので、綿棒収納用溝に綿棒を直立させた状態で横一列に並べて収納すると、綿棒の上端を結んだ曲線が略弧形状になり、見た目が良い。
第三の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器は、背板と略垂直な一又は複数の仕切り板が設けられるので、収納した綿棒の残数が減っても、綿棒が倒れ難く、収納状態が乱雑にならない。よって、他の綿棒に触れることなく容易に綿棒を取り出せて衛生的である。
以下、本考案の一実施の形態を図1乃至図3に基づいて説明する。
ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器1は、図1乃至図3に示すように、上面から前面にかけて開口された略箱状の容器本体2と、蓋体3とを備えている。
ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器1は、図1乃至図3に示すように、上面から前面にかけて開口された略箱状の容器本体2と、蓋体3とを備えている。
本考案を構成する容器本体2及び蓋体3は、成型が容易であり、本考案を長期間に亘って使用できる合成樹脂、例えばポリオレフィン,ポリスチレン等で作製されるのが望ましいが、特に、衛生的に使用できることから、前記合成樹脂に抗菌剤を配合してなる抗菌性プラスチックによってそれぞれが一体的に作製されることが好ましい。
容器本体2は、左右の側板2a,2a、底板2b、及び背板2cを備えている。
容器本体2の左右の側板2a,2a、底板2b、及び背板2cの内側には、ティッシュペーパーケース11を収納可能な空間である、ティッシュ収納スペース5が設けられている。ティッシュ収納スペース5の大きさは、本実施例では一般的な箱型のティッシュペーパーケースを収納可能な、240mm(幅)×130mm(奥行き)×80mm(高さ)程度としたが、収納するティッシュペーパーケースの大きさに対応させればよく、これに限定されるものではない。例えば、袋入りのポケットティッシュのケースを収納するのであれば、100mm(幅)×70mm(奥行き)×40mm(高さ)程度にすればよい。
容器本体2の左右の側板2a,2a、底板2b、及び背板2cの内側には、ティッシュペーパーケース11を収納可能な空間である、ティッシュ収納スペース5が設けられている。ティッシュ収納スペース5の大きさは、本実施例では一般的な箱型のティッシュペーパーケースを収納可能な、240mm(幅)×130mm(奥行き)×80mm(高さ)程度としたが、収納するティッシュペーパーケースの大きさに対応させればよく、これに限定されるものではない。例えば、袋入りのポケットティッシュのケースを収納するのであれば、100mm(幅)×70mm(奥行き)×40mm(高さ)程度にすればよい。
また、図1に示すように、容器本体2は、左右の側板2a,2aのそれぞれの内側面の上端部から背板2cの内側面の上端部にかけて設けられ、略水平方向に作用する略平板状の補強部材2d,2dにより補強されると、より安定した状態で使用できる。該補強部材2d,2dは、ティッシュペーパー11aを取り出す際に、ティッシュペーパーケース11が上方に動いてしまうのを抑える作用効果も奏する。補強部材2dの大きさ,位置,数及び形状は限定されるものではなく、ティッシュペーパー11aを取り出したり、ティッシュペーパーケース11を容器本体2に収納したりする際に邪魔にならないものであればよい。例えば、ティッシュペーパー11aを取り出す際に、ティッシュペーパーケース11が前方に動いてしまうのを防ぎたい場合は、補強部材2dを、底板2bの前端部から鉛直上方向に立設するように設けてもよい。
背板2cの上端面には、綿棒10を直立させた状態で横一列に並べて収納するための綿棒収納用溝4が、背板2cの長手方向に沿って設けられている。
図2に示すように、綿棒収納用溝4の底面4aの正面視における形状が、上方に凸な略半楕円状に形成されている。よって、綿棒収納用溝4に綿棒10を直立させた状態で横一列に並べて収納すると、綿棒10,…の上端を結んだ曲線が、正面視において上方に凸な略半楕円状となり、見た目が良い。底面4aの正面視における形状は、略半楕円状に限らず、略半円形,及び略弓形を含む略弧形でもよいが、綿棒を綿棒収納用溝4に収納した際に見た目が美しくなればよく、これに限定されるものではない。
図2に示すように、綿棒収納用溝4の底面4aの正面視における形状が、上方に凸な略半楕円状に形成されている。よって、綿棒収納用溝4に綿棒10を直立させた状態で横一列に並べて収納すると、綿棒10,…の上端を結んだ曲線が、正面視において上方に凸な略半楕円状となり、見た目が良い。底面4aの正面視における形状は、略半楕円状に限らず、略半円形,及び略弓形を含む略弧形でもよいが、綿棒を綿棒収納用溝4に収納した際に見た目が美しくなればよく、これに限定されるものではない。
綿棒収納用溝4は、背板2cに略垂直な一又は複数の仕切り板4bにより複数個のブロックに分けられ、各ブロックには、一又は複数本の綿棒が収納されている。本実施例では、各ブロックにそれぞれ綿棒を5本ずつ収納できるような間隔に仕切り板4b,…を設けたが、該間隔はこれに限定されるものではなく、綿棒が倒れず整然と収納出来る間隔であればよい。
底板2bの裏面には粘着シール6,6が設けられている。該粘着シール6,6を棚や化粧台,洗面台などの家具等(以下、家具等)に貼着することで、容器本体2が家具等に固定される。これにより、綿棒10やティッシュペーパー11aを取る際に容器本体2が動かないので、取り出しやすい。容器本体2を家具等に固定する手段は、容器本体2が動かなければよいので、粘着シールに限らず、ゴム又は弾力性のあるプラスチック製の吸盤や,シリコンゴム製の粘着シート等の部材を用いてもよい。
蓋体3は、底部が開口した略箱型状で、前面の下端部から外側鉛直方向につまみ片3aが設けられている。蓋体3は、背板2cの上端面に載置されると、綿棒収納用溝4に収納した綿棒10が外気にさらされたり、埃が付いたりするのを防ぐ。また、図2に示すように、蓋体3の正面視における上端部の形状を、綿棒収納用溝4に収納した綿棒10,…の上端を結んだ曲線に沿うような形状にすると、蓋体3を被せた際の見た目が良い。蓋体3の形状は、これに限定されるものではなく、綿棒10が外気にさらされたり、埃が付いたりするのを防ぐものであればよい。例えば、蓋体3の下端面,及び容器本体の背板2cの上端面のそれぞれ対応する位置に、凹部及び凸部を設け、蓋体3が背板2cに嵌合するようにしてもよい(図示せず)。
本考案の使用例について、図4を用いて説明する。
図4(a)に示すように、ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器1は、蓋体3を被せると綿棒10を衛生的に保管することができる。また、図4(b)に示すように蓋体3を外すと、容器本体2に綿棒10が直立した状態で横一列に並び、綿棒10,…の上端を結んだ曲線が正面視略半楕円状になっているので、見た目が良い。綿棒10が直立した状態で横一列に並んで保管されるので、他の綿棒に触れることなく綿棒10を容易に取り出せて衛生的である。
ティッシュ収納スペース5に、ティッシュペーパーケース11を収納すると、綿棒10とティッシュペーパーケース11を一緒に使用する際に便利である。ティッシュ収納スペース5には、ティッシュペーパーケース11の他に、化粧用具や薬,爪楊枝等の小物類を載置して用いてもよい。
図4(a)に示すように、ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器1は、蓋体3を被せると綿棒10を衛生的に保管することができる。また、図4(b)に示すように蓋体3を外すと、容器本体2に綿棒10が直立した状態で横一列に並び、綿棒10,…の上端を結んだ曲線が正面視略半楕円状になっているので、見た目が良い。綿棒10が直立した状態で横一列に並んで保管されるので、他の綿棒に触れることなく綿棒10を容易に取り出せて衛生的である。
ティッシュ収納スペース5に、ティッシュペーパーケース11を収納すると、綿棒10とティッシュペーパーケース11を一緒に使用する際に便利である。ティッシュ収納スペース5には、ティッシュペーパーケース11の他に、化粧用具や薬,爪楊枝等の小物類を載置して用いてもよい。
1 ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器
2 容器本体
2a 側板
2b 底板
2c 背板
2d 補強部材
3 蓋体
3a つまみ片
4 綿棒収納用溝
4a 底面
4b 仕切り板
5 ティッシュ収納スペース
6 粘着シール
10 綿棒
11 ティッシュペーパーケース
11a ティッシュペーパー
2 容器本体
2a 側板
2b 底板
2c 背板
2d 補強部材
3 蓋体
3a つまみ片
4 綿棒収納用溝
4a 底面
4b 仕切り板
5 ティッシュ収納スペース
6 粘着シール
10 綿棒
11 ティッシュペーパーケース
11a ティッシュペーパー
本考案は、ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器に関するものである。
綿棒は、耳掃除や化粧時等、日常生活において広く利用されている。綿棒を耳掃除や化粧に利用する場合、綿棒の軸の端部に設けられた綿球部分を直接皮膚に当てて使用する。よって、綿棒を保管する際には、綿球部分を清潔な状態に保つことが必要である。
綿棒の保管には、袋状や円筒状等、様々な形状の容器が利用されている。よく利用されている円筒状の容器は、円筒状の容器本体と、蓋体とからなり、容器本体に綿棒を直立させた状態で収納し、蓋体を被せて埃や汚れから保護するものである。しかし、多数の綿棒が収納された上記容器から1本の綿棒を取り出そうとすると、周りの綿棒が絡まったり、別の綿棒が一緒にとび出てしまったりなどして煩雑であった。また、綿棒を取り出す際に他の綿棒の綿球部分に指が触れてしまうこともあり、衛生的に保管することが難しかった。
上記の理由から、綿棒を容易に取り出せて、且つ衛生的に保管可能な綿棒収納容器が開示されている(特許文献1)。該綿棒収納容器は、底板に連結された「つまみ舌片」を引き上げ、底板を上昇させると、底板上に載置された綿棒が上昇して容器から突き出るようになるので、簡単に綿棒を取り出すことができる。更に、抗菌剤含有プラスチックで作製されるので、綿棒を衛生的に保管できる。
綿棒の保管には、袋状や円筒状等、様々な形状の容器が利用されている。よく利用されている円筒状の容器は、円筒状の容器本体と、蓋体とからなり、容器本体に綿棒を直立させた状態で収納し、蓋体を被せて埃や汚れから保護するものである。しかし、多数の綿棒が収納された上記容器から1本の綿棒を取り出そうとすると、周りの綿棒が絡まったり、別の綿棒が一緒にとび出てしまったりなどして煩雑であった。また、綿棒を取り出す際に他の綿棒の綿球部分に指が触れてしまうこともあり、衛生的に保管することが難しかった。
上記の理由から、綿棒を容易に取り出せて、且つ衛生的に保管可能な綿棒収納容器が開示されている(特許文献1)。該綿棒収納容器は、底板に連結された「つまみ舌片」を引き上げ、底板を上昇させると、底板上に載置された綿棒が上昇して容器から突き出るようになるので、簡単に綿棒を取り出すことができる。更に、抗菌剤含有プラスチックで作製されるので、綿棒を衛生的に保管できる。
また、綿棒は、使用の際にティッシュペーパーと共に利用されることが多いが、綿棒とティッシュペーパーをそれぞれ別の場所に収納してあると、使用の都度探したり運んだりしなくてはならず不便である。
上記の理由から、ティッシュペーパーと、綿棒等の小物類を一緒に収納できる、ティッシュペーパーケースが開示されている(特許文献2)。該ティッシュペーパーケースは、綿棒,その他の小物類をティッシュペーパーケースの内側に収納するものである。外観上は、収納した小物自体は勿論、収納部も見えることがなく、小物をティッシュペーパーと共に収納させておくことができて便利である。
上記の理由から、ティッシュペーパーと、綿棒等の小物類を一緒に収納できる、ティッシュペーパーケースが開示されている(特許文献2)。該ティッシュペーパーケースは、綿棒,その他の小物類をティッシュペーパーケースの内側に収納するものである。外観上は、収納した小物自体は勿論、収納部も見えることがなく、小物をティッシュペーパーと共に収納させておくことができて便利である。
しかしながら上記特許文献1に記載される綿棒収納容器は、綿棒を取り出す際に、折れ曲がったつまみ舌片を起こして引き上げなければならないのが面倒であると共に、つまみ舌片を起こす時にその周囲の綿棒上端部の綿球部分に指先が触れてしまい、衛生的でないといった問題がある。
また、特許文献2に記載されるティッシュペーパーケースは、ティッシュペーパーケースの内側に綿棒等の小物類を収納する構造であるため、綿棒等の小物類の取り出しが煩雑である。また、綿棒等の小物類を衛生的に保管するものでもない。
また、特許文献2に記載されるティッシュペーパーケースは、ティッシュペーパーケースの内側に綿棒等の小物類を収納する構造であるため、綿棒等の小物類の取り出しが煩雑である。また、綿棒等の小物類を衛生的に保管するものでもない。
上記問題点に鑑み、本考案は、綿棒の取り出しが容易で、綿棒を衛生的に保管でき、美観に優れた綿棒収納用の容器であり、且つ綿棒と共に利用することの多いティッシュペーパーを収納するためのティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1の考案は、
上面から前面にかけて開口された略箱状の容器本体と,蓋体とを有する綿棒収納容器であって、
前記容器本体は、左右の側板,底板及び背板を備え、ティッシュペーパーケースを収納するティッシュ収納スペースを内部に有し、
前記背板の上端面に、その長手方向に沿って形成され、綿棒を直立させた状態で横一列に並べて収納可能な綿棒収納用溝を備えることを特徴とするティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
上面から前面にかけて開口された略箱状の容器本体と,蓋体とを有する綿棒収納容器であって、
前記容器本体は、左右の側板,底板及び背板を備え、ティッシュペーパーケースを収納するティッシュ収納スペースを内部に有し、
前記背板の上端面に、その長手方向に沿って形成され、綿棒を直立させた状態で横一列に並べて収納可能な綿棒収納用溝を備えることを特徴とするティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
第2の考案は、
前記綿棒収納用溝の底面の正面視における形状が、略半楕円形,略半円形,及び略弓形を含む略弧形に形成されてなることを特徴とする第1の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
前記綿棒収納用溝の底面の正面視における形状が、略半楕円形,略半円形,及び略弓形を含む略弧形に形成されてなることを特徴とする第1の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
第3の考案は、
前記綿棒収納用溝が、前記背板と略垂直な一又は複数の仕切り板によってブロック分けされてなることを特徴とする第1又は第2の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
前記綿棒収納用溝が、前記背板と略垂直な一又は複数の仕切り板によってブロック分けされてなることを特徴とする第1又は第2の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器である。
本考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器は、容器本体の背板に設けられた綿棒収納用溝に、綿棒を直立させた状態で横一列に並べて収納できるので、綿棒を取り出す際に他の綿棒に触れてしまったり、絡まったりせず取り出しが容易で、綿棒を衛生的に保管できる。また、容器本体にティッシュ収納スペースが備えられるので綿棒とティッシュペーパーケースを一緒に保管でき、綿棒とティッシュペーパーとを共に利用する際に使い勝手が良い。
第2の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器は、綿棒収納用溝の底面の正面視における形状が、略半楕円形,略半円形,及び略弓形を含む略弧形に形成されてなるので、綿棒収納用溝に綿棒を直立させた状態で横一列に並べて収納すると、綿棒の上端を結んだ曲線が略弧形状になり、見た目が良い。
第3の考案に係るティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器は、背板と略垂直な一又は複数の仕切り板が設けられるので、収納した綿棒の残数が減っても、綿棒が倒れ難く、収納状態が乱雑にならない。よって、他の綿棒に触れることなく容易に綿棒を取り出せて衛生的である。
以下、本考案の一実施の形態を図1乃至図3に基づいて説明する。
ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器1は、図1乃至図3に示すように、上面から前面にかけて開口された略箱状の容器本体2と、蓋体3とを備えている。
ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器1は、図1乃至図3に示すように、上面から前面にかけて開口された略箱状の容器本体2と、蓋体3とを備えている。
本考案を構成する容器本体2及び蓋体3は、成型が容易であり、本考案を長期間に亘って使用できる合成樹脂、例えばポリオレフィン,ポリスチレン等で作製されるのが望ましいが、特に、衛生的に使用できることから、前記合成樹脂に抗菌剤を配合してなる抗菌性プラスチックによってそれぞれが一体的に作製されることが好ましい。
容器本体2は、左右の側板2a,2a、底板2b、及び背板2cを備えている。
容器本体2の左右の側板2a,2a、底板2b、及び背板2cの内側には、ティッシュペーパーケース11を収納可能な空間である、ティッシュ収納スペース5が設けられている。ティッシュ収納スペース5の大きさは、本実施例では一般的な箱型のティッシュペーパーケースを収納可能な、240mm(幅)×130mm(奥行き)×80mm(高さ)程度としたが、収納するティッシュペーパーケースの大きさに対応させればよく、これに限定されるものではない。例えば、袋入りのポケットティッシュのケースを収納するのであれば、100mm(幅)×70mm(奥行き)×40mm(高さ)程度にすればよい。
容器本体2の左右の側板2a,2a、底板2b、及び背板2cの内側には、ティッシュペーパーケース11を収納可能な空間である、ティッシュ収納スペース5が設けられている。ティッシュ収納スペース5の大きさは、本実施例では一般的な箱型のティッシュペーパーケースを収納可能な、240mm(幅)×130mm(奥行き)×80mm(高さ)程度としたが、収納するティッシュペーパーケースの大きさに対応させればよく、これに限定されるものではない。例えば、袋入りのポケットティッシュのケースを収納するのであれば、100mm(幅)×70mm(奥行き)×40mm(高さ)程度にすればよい。
また、図1に示すように、容器本体2は、左右の側板2a,2aのそれぞれの内側面の上端部から背板2cの内側面の上端部にかけて設けられ、略水平方向に作用する略平板状の補強部材2d,2dにより補強されると、より安定した状態で使用できる。該補強部材2d,2dは、ティッシュペーパー11aを取り出す際に、ティッシュペーパーケース11が上方に動いてしまうのを抑える作用効果も奏する。補強部材2dの大きさ,位置,数及び形状は限定されるものではなく、ティッシュペーパー11aを取り出したり、ティッシュペーパーケース11を容器本体2に収納したりする際に邪魔にならないものであればよい。例えば、ティッシュペーパー11aを取り出す際に、ティッシュペーパーケース11が前方に動いてしまうのを防ぎたい場合は、補強部材2dを、底板2bの前端部から鉛直上方向に立設するように設けてもよい。
背板2cの上端面には、綿棒10を直立させた状態で横一列に並べて収納するための綿棒収納用溝4が、背板2cの長手方向に沿って設けられている。
図2に示すように、綿棒収納用溝4の底面4aの正面視における形状が、上方に凸な略半楕円状に形成されている。よって、綿棒収納用溝4に綿棒10を直立させた状態で横一列に並べて収納すると、綿棒10,…の上端を結んだ曲線が、正面視において上方に凸な略半楕円状となり、見た目が良い。底面4aの正面視における形状は、略半楕円状に限らず、略半円形,及び略弓形を含む略弧形でもよいが、綿棒を綿棒収納用溝4に収納した際に見た目が美しくなればよく、これに限定されるものではない。
図2に示すように、綿棒収納用溝4の底面4aの正面視における形状が、上方に凸な略半楕円状に形成されている。よって、綿棒収納用溝4に綿棒10を直立させた状態で横一列に並べて収納すると、綿棒10,…の上端を結んだ曲線が、正面視において上方に凸な略半楕円状となり、見た目が良い。底面4aの正面視における形状は、略半楕円状に限らず、略半円形,及び略弓形を含む略弧形でもよいが、綿棒を綿棒収納用溝4に収納した際に見た目が美しくなればよく、これに限定されるものではない。
綿棒収納用溝4は、背板2cに略垂直な一又は複数の仕切り板4bにより複数個のブロックに分けられ、各ブロックには、一又は複数本の綿棒が収納されている。本実施例では、各ブロックにそれぞれ綿棒を5本ずつ収納できるような間隔に仕切り板4b,…を設けたが、該間隔はこれに限定されるものではなく、綿棒が倒れず整然と収納出来る間隔であればよい。
底板2bの裏面には粘着シール6,6が設けられている。該粘着シール6,6を棚や化粧台,洗面台などの家具等(以下、家具等)に貼着することで、容器本体2が家具等に固定される。これにより、綿棒10やティッシュペーパー11aを取る際に容器本体2が動かないので、取り出しやすい。容器本体2を家具等に固定する手段は、容器本体2が動かなければよいので、粘着シールに限らず、ゴム又は弾力性のあるプラスチック製の吸盤や,シリコンゴム製の粘着シート等の部材を用いてもよい。
蓋体3は、底部が開口した略箱型状で、前面の下端部から外側水平方向につまみ片3aが設けられている。蓋体3は、背板2cの上端面に載置されると、綿棒収納用溝4に収納した綿棒10が外気にさらされたり、埃が付いたりするのを防ぐ。また、図2に示すように、蓋体3の正面視における上端部の形状を、綿棒収納用溝4に収納した綿棒10,…の上端を結んだ曲線に沿うような形状にすると、蓋体3を被せた際の見た目が良い。蓋体3の形状は、これに限定されるものではなく、綿棒10が外気にさらされたり、埃が付いたりするのを防ぐものであればよい。例えば、蓋体3の下端面,及び容器本体の背板2cの上端面のそれぞれ対応する位置に、凹部及び凸部を設け、蓋体3が背板2cに嵌合するようにしてもよい(図示せず)。
本考案の使用例について、図4を用いて説明する。
図4(a)に示すように、ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器1は、蓋体3を被せると綿棒10を衛生的に保管することができる。また、図4(b)に示すように蓋体3を外すと、容器本体2に綿棒10が直立した状態で横一列に並び、綿棒10,…の上端を結んだ曲線が正面視略半楕円状になっているので、見た目が良い。綿棒10が直立した状態で横一列に並んで保管されるので、他の綿棒に触れることなく綿棒10を容易に取り出せて衛生的である。
ティッシュ収納スペース5に、ティッシュペーパーケース11を収納すると、綿棒10とティッシュペーパー11aを一緒に使用する際に便利である。ティッシュ収納スペース5には、ティッシュペーパーケース11の他に、化粧用具や薬,爪楊枝等の小物類を載置して用いてもよい。
図4(a)に示すように、ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器1は、蓋体3を被せると綿棒10を衛生的に保管することができる。また、図4(b)に示すように蓋体3を外すと、容器本体2に綿棒10が直立した状態で横一列に並び、綿棒10,…の上端を結んだ曲線が正面視略半楕円状になっているので、見た目が良い。綿棒10が直立した状態で横一列に並んで保管されるので、他の綿棒に触れることなく綿棒10を容易に取り出せて衛生的である。
ティッシュ収納スペース5に、ティッシュペーパーケース11を収納すると、綿棒10とティッシュペーパー11aを一緒に使用する際に便利である。ティッシュ収納スペース5には、ティッシュペーパーケース11の他に、化粧用具や薬,爪楊枝等の小物類を載置して用いてもよい。
1 ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器
2 容器本体
2a 側板
2b 底板
2c 背板
2d 補強部材
3 蓋体
3a つまみ片
4 綿棒収納用溝
4a 底面
4b 仕切り板
5 ティッシュ収納スペース
6 粘着シール
10 綿棒
11 ティッシュペーパーケース
11a ティッシュペーパー
2 容器本体
2a 側板
2b 底板
2c 背板
2d 補強部材
3 蓋体
3a つまみ片
4 綿棒収納用溝
4a 底面
4b 仕切り板
5 ティッシュ収納スペース
6 粘着シール
10 綿棒
11 ティッシュペーパーケース
11a ティッシュペーパー
Claims (3)
- 上面から前面にかけて開口された略箱状の容器本体と,蓋体とを有する綿棒収納容器であって、
前記容器本体は、左右の側板,底板及び背板を備え、ティッシュペーパーケースを収納するティッシュ収納スペースを内部に有し、
前記背板の上端面に、その長手方向に沿って形成され、綿棒を立てた状態で収納可能な、綿棒収納用溝を備えることを特徴とするティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器。 - 前記綿棒収納用溝の底面の正面視における形状が、略半楕円形,略半円形,及び略弓形を含む略弧形に形成されてなることを特徴とする、請求項1に記載のティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器。
- 前記綿棒収納用溝が、前記背板と略垂直な一又は複数の仕切り板によってブロック分けされてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の綿棒収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014001093U JP3190697U (ja) | 2014-03-04 | 2014-03-04 | ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014001093U JP3190697U (ja) | 2014-03-04 | 2014-03-04 | ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3190697U true JP3190697U (ja) | 2014-05-22 |
Family
ID=78223475
Family Applications (1)
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JP2014001093U Expired - Fee Related JP3190697U (ja) | 2014-03-04 | 2014-03-04 | ティッシュ収納スペース付き綿棒収納容器 |
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JP (1) | JP3190697U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107028538A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-08-11 | 轩脉家居科技(上海)有限公司 | 一种家庭生活用抽纸盒 |
-
2014
- 2014-03-04 JP JP2014001093U patent/JP3190697U/ja not_active Expired - Fee Related
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