JP3190447U

JP3190447U - トライアックにより動作する試験ボタン付き漏電遮断器

Info

Publication number: JP3190447U
Application number: JP2013006097U
Authority: JP
Inventors: 勝利山崎
Original assignee: 山▲崎▼ 勝利
Filing date: 2013-10-24
Publication date: 2014-05-15
Anticipated expiration: 2023-10-24

Abstract

【課題】人手を介することなく自動的かつ安定的に、使用できると共に、簡単容易に実現される、トライアックによる試験ボタン付き漏電遮断器を提供する。
【解決手段】トライアックのカソードＴ１及びアノードＴ２が、試験ボタン付き単相漏電遮断器の試験ボタン接続端子５又は試験ボタン付き三相漏電遮断器の試験ボタン接続端子に接続され、トライアックのゲートＧに入力される入力電気信号で、カソード及びアノードがオン状態となることにより動作して電気火災事故が拡大しないようにする。
【選択図】図１

Description

本考案は、トライアックにより動作する試験ボタン付き漏電遮断器に関するものである。

一般電器製品、産業用機器、変電所内機器等で、電気火災事故が多く発生している。

実用新案登録第３１７８６８１号公報

漏電遮断器は、微小電流（ｍＡ単位）で動作するが、設定した微小電流以下で火災になる、という問題が指摘されていた。

このような実情に鑑み上記の問題を解決すべく結果なされたものであって、自動的かつ安定的に動作できると共に、これが簡単容易に実現されるトライアックにより動作する試験ボタン付き漏電遮断器を提案することを目的とする。

このような課題を解決する本考案は、トライアックのＴ1、Ｔ2端子と、押しボタン付き漏電遮断器の接点端子とを接続させ、トライアックのゲ−トＧとＴ1端子（負極）に、煙警報器、流量警報器、温度警報器などからの異常信号を入力させることにより、トライアックのＴ1、Ｔ2間が導通し、押しボタン付き漏電遮断器を動作させるものである。

本考案に係わるトライアックによる押しボタン付き漏電遮断器は次の効果を発揮する。

第１に、自動的かつ安定的に、試験ボタン付き漏電遮断機を動作できる。すなわち、トライアックによる試験ボタン付き漏電遮断器の動作は、人手を介することなく自動的に、異常を感知して、試験ボタン付き漏電遮断器を動作できるようになる。そこで、一般電器製品、産業用機器、変電所内機器として広く使用可能である。

もって、このトライアックによる試験ボタン付き漏電遮断器の動作回路を使用すると、一般電器製品、産業用機器、変電所内機器に、異常が発生した時、電気火災事故が広がらないように、事前に電源回路を遮断できるようになる。

第２に、しかもこれは簡易容易に実現される。すなわち、トライアックによる試験ボタン付き漏電遮断器の動作は、トライアック、試験ボタン付き単相漏電遮断器、試験ボタン付き三相漏電遮断器等の簡単な構成よりなる。もって、コスト面に優れると共に安定性に優れている。このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本考案の発揮は、顕著にして大なるものがある。

本考案のトライアックによる試験ボタン付き単相漏電遮断器用全体図である。本考案のトライアックによる試験ボタン付き三相漏電遮断器用全体図である。

図１、図２を参照しつつ、トライアックによる試験ボタン付き漏電遮断器の動作について説明する。トライアックによる試験ボタン付き漏電遮断器は、トライアックによって試験ボタン付き単相漏電遮断器、試験ボタン付き三相漏電遮断器を遮断して、一般電気製品、産業用機器、変電所内機器を異常事態より防御するためである。

これらについて詳述すると、図１、図２、に示したように、まずトライアックへの入力側２のＧ、Ｔ1、トライアックの出力側３のＴ2、Ｔ1が形成されている。

トライアックについて、図１、図２を参照しつつ説明する。トライアックの入力側２のＧ、Ｔ1、トライアックの出力側３のＴ2、Ｔ1は試験ボタン付き単相漏電遮断器４の試験ボタン接点端子５および試験ボタン付き三相漏電遮断器６の試験ボタン接点端子７を接続した構成となっている。

全体の配置は、絶縁性のあるプラスチックの基盤に、ネジで固定し、トライアックは、ＩＣ基盤で、はんだ付けした構成となっている。

図１、図２で異常が無い時には、トライアックのゲ−トＧの１に、入力電気信号が無いので、単相コンセント８には１００Ｖ、三相コンセント９には２２０Ｖが生じる。

図１、図２で異常があった時には、トライアックのゲ−トＧの１に、入力電気信号が入るので、トライアックの出力側３のＴ2、Ｔ1が導通し、試験ボタン付き単相漏電遮断器４の接点端子５および試験ボタン付き三相漏電遮断器６の接点端子７を短絡させて、試験ボタン付き単相漏電遮断器４、試験ボタン付き三相漏電遮断器６が動作して単相コンセント８には１００Ｖ、三相コンセント９には２２０Ｖは生じない。

１トライアックのゲ−ト
２トライアックの入力側
３トライアックの出力側
４試験ボタン付き単相漏電遮断器
５試験ボタン付き単相漏電遮断器の接点端子
６試験ボタン付き三相漏電遮断器
７試験ボタン付き三相漏電遮断器の接点端子
８単相コンセント
９三相コンセント

Claims

トライアックの出力側３のＴ2、Ｔ1が試験ボタン付き単相漏電遮断器４の試験ボタン付き接点端子５および試験ボタン付き三相漏電遮断器６の試験ボタン付き接点端子７に接続されているトライアックにより動作する試験ボタン付き漏電遮断器。