JP3190058U - フレキシブルコンテナバック用スタンド - Google Patents

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四郎 増子
四郎 増子
伊藤 勇
勇 伊藤
平山 透
透 平山
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増子建設有限会社
株式会社興洋
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Abstract

【課題】従来のものに比べて使い勝手を改善したフレキシブルコンテナバッグ用スタンド(フレコンスタンド)を提供する。【解決手段】フレコンスタンド22はベース24と、ベース24に環状に配列され立設支持された複数本の樹脂製の支柱26を有する。複数本の支柱26の上部にフレコンバッグ18の投入口部分を折り返して掛けて装着する。この状態で土砂等をフレコンバッグに投入する。樹脂製の支柱は金属製の支柱に比べて比較的容易に弾性変形するので、土砂等を投入したフレコンバッグから力を受けると、容易に弾性変形してその力を逃がす。したがって、土砂等の投入終了後に、フレコンバッグの膨らんだ側面で支柱が強く押されていても、フレコンバッグの折り返し部分18aを支柱から容易に外すことができ、使い勝手が良好になる。【選択図】図4

Description

この考案は、フレキシブルコンテナバッグ(以下「フレコンバッグ」)に投入物を投入する際に、フレコンバッグをその投入口を開いた状態にして掛けて支持するためのフレコンバッグ用スタンド(以下「フレコンスタンド」)に関し、従来のものに比べて使い勝手を改善したものである。
フレコンバッグに土砂を投入する際に使用する従来のフレコンスタンドとして、下記特許文献1に記載されたものを図10に示す。このフレコンスタンド10は、(a)に示すように角材(角パイプ)11を十字形に組んでベース13を構成し、該十字形の4箇所の端部に、(b)に示す支柱(支持パイプ)12を垂直に立ててボルト14((c)参照)で固定した構造を有する。支柱12の上部の内向き箇所にフック16が設けられている。このフレコンスタンド10を使用する際には、(c)に示すように、4本の支柱12で囲まれた空間にフレコンバッグ(土のう袋)18を配置し、フレコンバッグ18の上部の投入口17を開き、フレコンバッグ18の外周面上部に設けられている引っ掛けリング(図示せず)をフック16に引っ掛け、支柱12の上側で投入口17を外側に折り返して、該折り返し部分18aを支柱12の頂面に掛けることにより、フレコンバッグ18をその投入口17を開いた状態に支持する。この状態でバックホー等で土砂を投入口17から投入する。フレコンバッグ18が土砂で一杯になって投入を終了したら、フレコンバッグ18の折り返し部分18aの折り返しを戻し、投入口17を閉じ紐19で閉じて、フレコンバッグ18の吊りベルト(図示せず)をバックホーのアーム等に掛けてフレコンバッグ18を吊り上げてフレコンスタンド10から外す。
上述の作業において、フレコンバッグ18に土砂を投入する際に投入口17が弛んでいると土砂を投入しにくい。また、土砂を一杯に投入したフレコンバッグ18は側面が膨らみ、この膨らんだ側面に支柱12が食い込むと、フレコンバッグ18を吊り上げたときにフレコンスタンド10ごと一緒に吊り上がってしまう。そこで、図10のフレコンスタンド10では、(b)に示すように支柱12の下部にU型金具20を溶接し、U型金具20をベース13に差込んでボルト14で固定するようにしている。この構造によれば、ベース13に対し支柱12はその下端部を軸として、U型金具20の弾性により、内外方向に揺動することができる。したがって、フレコンスタンド10にフレコンバッグ18を掛けるときには支柱12をU型金具20を支点として手で少し内方向に倒した状態にしてフレコンバッグ18を掛けて手を離すことにより、U型金具20の弾性によりフレコンバッグ18の投入口17をピンと張った状態にすることができ、これで土砂の投入が容易になる。また、フレコンバッグ18が土砂で一杯になって投入を終了し、フレコンバッグ18の膨らんだ側面に支柱12が食い込んだ状態でフレコンバッグ18の折り返し部分18aを支柱12から外すと、4本の支柱12はU型金具20の弾性に抗してフレコンバッグ18の膨らんだ側面に押されて外方向に拡がる。その結果、フレコンバッグ18の膨らんだ側面に対する支柱12の食い込みが緩められ、フレコンバッグ18を吊り上げたときにフレコンスタンド10が一緒に吊り上がらないようにすることができる。
実用新案登録第3179372号公報
図10のフレコンスタンド10によれば、支柱12は金属製パイプで構成されているため剛性が高く、フレコンバッグ18の膨らんだ側面に押されると、支柱12の上部には外方向に拡がろうとする強い力が掛かる。このため、投入終了後にフレコンバッグ18の折り返し部分18aを支柱12から外そうとしても、容易に外すことができない。また、支柱12は金属製であり、その重量を軽くするためには径を小さくする必要がある。しかし、支柱12の径を小さくすると、支柱12の頂面にフレコンバッグ18が掛かる箇所で、投入物の投下により、フレコンバッグ18に強い力が掛かり、その箇所でフレコンバッグ18が破れやすかった。このように、図10のフレコンスタンド10は使い勝手が悪いものであった。
この考案は、従来のものに比べて使い勝手を改善したフレコンスタンドを提供するものである。
この考案のフレコンスタンドは、硬質材料で構成されるベースと、前記ベースに環状に配列され立設支持された複数本の樹脂製の支柱とを有するものである。この考案によれば、硬質材料で構成されるベースにより支柱を安定に支持することができる。また、樹脂製の支柱は金属製の支柱に比べて容易に弾性変形することができるので、土砂等を投入したフレコンバッグから力を受けると、容易に弾性変形してその力を逃がし、土砂等の投入終了後に、支柱に掛けられたフレコンバッグを該支柱から容易に外すことができ、使い勝手が良好になる。
この考案において、前記ベースはベース本体と該ベース本体に上方に開口して環状に配列され立設支持された複数本の筒状部を有し、前記支柱は下部を前記筒状部に差し込んで前記ベースに立設支持されるものとすることができる。これによれば、支柱の下部をベースの筒状部に差し込むことにより、支柱をベースに容易に立設支持することができる。
この考案において、前記ベースはベース本体および該ベース本体に環状に配列され立設支持された複数本の棒状部を有し、前記支柱は下部の中空部に前記棒状部を差し込んで前記ベースに立設支持されるものとすることができる。これによれば、支柱の下部の中空部にベースの棒状部を差し込むことにより、支柱をベースに容易に立設支持することができる。
この考案において、前記支柱はパイプで構成されるものとすることができる。これによれば、樹脂製の支柱を軽量に構成することができる。
この考案において、前記支柱は例えば硬質塩化ビニール、硬質ポリエチレン、硬質ポリプロピレン、硬質ポリスチレン、硬質ナイロン、繊維強化樹脂等で構成することができる。これによれば、フレコンバッグを支持する十分な強度と、フレコンバッグから受ける力により適度に弾性変形する支柱が容易に得られる。
この考案において、前記ベースは例えば金属で構成されるものとすることができる。これによれば、ベースを金属で頑丈に構成して支柱を安定に支持することができる。金属としては例えば鋼を使用することができる。
この考案にフレコンスタンドは、前記ベースに、前記複数本の支柱の環状配列を複数組、相互に隙間を空けて、隣接配置したものとすることができる。これによれば、複数のフレコンバッグに並行して土砂等の投入を行うことができるので、投入作業の作業効率を向上させることができる。また、複数組の環状配列の間には隙間が空けられているので、土砂等を投入して膨らんだフレコンバッグどうしが邪魔しあわないようにすることができる。また、隙間の上に、該隙間を塞ぐ板材を配置することにより、土砂等が該隙間に入りにくくすることができる。
この考案のフレコンスタンドは、大型土のう用とすることができる。これによれば、樹脂製の支柱は土砂等を投入したフレコンバッグから力を受けると、容易に弾性変形してその力を逃がすので、土砂等の投入終了後に、支柱に掛けられたフレコンバッグを該支柱から容易に外すことができる。
この考案によるフレコンスタンドの実施の形態1を示す斜視図である。 図1の筒状部28付近の構造を示す拡大図で、(a)は平面図、(b)は正面図(ただしボルトは実際よりも周方向に45度ずらした位置で示す)である。 図1の支柱26の上部付近の構造を示す拡大図である。 図1のフレコンスタンド22に作業者が手作業でフレコンバッグ18を掛ける手順を示す工程図である。 図4の工程(4)でフレコンスタンド22に対するフレコンバッグ18の装着が完了したときのフレコンバッグ18および支柱26の状態を示す正面図である。 図5の状態から土砂の投入を行い、フレコンバッグ18が土砂で一杯になったときの状態を示す正面図である。 土砂の投入を完了した図6のフレコンバッグ18の吊り上げを開始した当初の状態を示す正面図である。 この考案によるフレコンスタンドの実施の形態2を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図1または図8の実施の形態における、ベース24または24’に対する支柱26の立設支持構造の他の実施の形態を示す正面図である。 特許文献1に記載の従来のフレコンスタンドを示す図で、(a)は全体の斜視図、(b)は1本の支柱を示す側面図、(c)はフレコンバッグを掛けた使用状態を示す斜視図である。
《実施の形態1》
図1はこの考案によるフレコンスタンドの実施の形態を示す。フレコンスタンド22は金属製のベース24と、ベース24に等間隔で環状に配列され垂直に立設支持された4本の樹脂製の支柱26の環状配列25を有する。支柱26の下端部はベース24に固定され、上端部は自由端とされている。環状配列25の隣接する支柱26,26の相互間の間隔は、該環状配列25の外周長が、フレコンバッグの胴回り長よりも幾分長くなるように設定されている。ベース24はベース本体27と、ベース本体27に固定配置された4本の筒状部28を有している。ベース本体27は地面等の基礎29に置かれてフレコンスタンド22を支持するもので、鋼製(鋼鉄、ステンレス鋼等)の4本の角パイプ(角形鋼管)(直管)を正方形の枠状に組んで溶接して構成されている。ベース本体27の上面には、その正方形の4箇所の角部に、上方に開口した4本の筒状部28が、ベース本体27が構成する平面に対し垂直に固定立設されている。筒状部28は鋼製(鋼鉄、ステンレス鋼等)の丸パイプ(丸形鋼管)(直管)で構成されている。樹脂製の支柱26は、フレコンバッグに土砂を投入する際に4本の支柱26でフレコンバッグを支持できる強度を有し、且つフレコンバッグから力を受けたときに比較的容易に弾性変形する適度な剛性を有するもので、例えば硬質塩化ビニール、硬質ポリエチレン、硬質ポリプロピレン、硬質ポリスチレン、硬質ナイロン、繊維強化樹脂等による丸パイプ(直管)で構成することができる。特に、硬質塩化ビニール管、硬質ポリエチレン管はこの考案の用途に好適な弾性変形特性が容易に得られる。また、硬質塩化ビニール管を使えば安価に構成できる。支柱26は下端部を筒状部28に差し込み、筒状部28の側面のねじ穴に支柱固定ボルト30をねじ込んで支柱26の側面の位置決め穴(後述)に通すことにより筒状部28に取り付けられる。4本の支柱26の上部には、これら4本の支柱26の配列の中心に向かう側の面にステンレス等の金属製のフック(フレコンバッグ取付フック)32がそれぞれ設けられている。
図1の筒状部28付近の構造を図2に拡大して示す。ベース本体27の正方形の枠の各角部の上面には、鋼製(鋼鉄、ステンレス鋼等)で正方形状の強度補強用厚板34が全周で溶接されている。強度補強用厚板34の中央部には水・泥抜き穴36が開設されている。水・泥抜き穴36はベース本体27の上面を貫通している。水・泥抜き穴36の下方位置のベース本体27の下面にも水・泥抜き穴38が開設されている。筒状部28を構成する丸パイプは強度補強用厚板34の上面に全周で溶接されている。筒状部28の中空部には支柱26の下部が差し込まれている。この支柱26が差し込まれた箇所で、支柱26の外周面と筒状部28の内周面との間の隙間は僅かである。支柱26の下端面は強度補強用厚板34の上面に当接支持される。筒状部28の側面の所定の周方向位置(この実施の形態では、筒状部28の中心と4本の支柱26の環状配列25の中心を結ぶ線上であって、且つ該環状配列25の外方向に臨む位置)にはねじ穴(雌ねじ)40が形成されている。支柱26の下部には、筒状部28に差し込まれた状態でねじ穴40に連通する位置に、位置決め穴(ねじ穴40よりも大径の非ねじ穴)42が形成されている。ねじ穴40と位置決め穴42を連通させた状態で、ねじ穴40に支柱固定ボルト30をねじ込んで、支柱固定ボルト30の先端部を位置決め穴42に貫通させることにより、支柱26は筒状部28に取り付けられる。これにより、支柱26は、ベース本体27が構成する平面に対し垂直に立設された状態で、ベース24に着脱自在に取り付けられる。支柱26の外周面にはシール用のリング状のゴムパッキン44が嵌められている。ゴムパッキン44は筒状部28の上端面に当接する位置に配置される。ゴムパッキン44により、筒状部28の上端部と支柱26との間の隙間がシールされ、この隙間に土砂が進入するのが阻止される。
図1の支柱26の上部付近の構造を図3に拡大して示す。支柱26の上端部は開口している。支柱26の中空部46の上部には、中空部46の直径とほぼ等しい直径の円柱状に構成された、アルミ等のブロック材によるフック固定金具48が、中空部46の上部開口端46aから差し込まれて収容されている。フック固定金具48の側面の上下方向の中央位置には、フック固定金具48の中心軸に直交する方向に延在するねじ穴50が貫通して設けられている。フック固定金具48の上面の中心軸上には、ねじ穴50に連通するねじ穴52が形成されている。一方、支柱26の上部側面の所定の周方向位置(この実施の形態では、筒状部28の中心と4本の支柱26の環状配列25の中心を結ぶ線上であって、且つ該環状配列25の内方向に臨む位置)には、フック固定金具48のねじ穴50よりも大径の穴(非ねじ穴)54が形成されている。フック32はステンレス等の金属丸棒を角を丸くした鈎状に曲げて構成される。これにより、フック32には直線状の固定部32aと、丸みを持って曲げられた鈎部32bが構成されている。固定部32aの外周面にはねじ溝が形成されている。フック固定金具48のねじ穴50と支柱26の穴54を連通させた状態で、フック32の固定部32aを穴54から差し込んでねじ穴50にねじ込むことにより、フック32を支柱26に取り付けることができる。フック32の固定部32aを支柱26の側面に適当な深さまでねじ込んだら、フック32の鈎部32bを真上に向けた位置でねじ込みを止める。この状態で、支柱26の中空部46の上部開口端46aからフック固定ボルト56を垂直に差し込んでフック固定金具48のねじ穴52にねじ込んで、フック32の固定部32aの外周面に強く締め付ける。これにより、フック32は固定(回転および移動が阻止)され、鈎部32bが真上を向いた状態が保持される。このとき鈎部32bの頂面は支柱26の頂面よりも低い位置にある。これにより、細い鈎部32bの頂面にフレコンバッグが強く掛かって、該箇所でフレコンバッグが投入物の重みで破れるのが防止される。支柱26の頂面の周囲の外周面にはノンスリップテープ(テープの表面に砥粒が塗布され、裏面が粘着面である滑り止めテープ)57が巻き回して貼り付けられている。ノンスリップテープ57により、フレコンスタンド22に掛けられたフレコンバッグをずれにくくすることができる。
フレコンバッグとして耐候性大型土のう(直径1100mm、充填部の高さ1100mm、充填容量1立方メートル)を使用して土砂を投入する用途に使用する場合の図1のフレコンスタンド22の主要部分の設計例を示す。
・ベース本体27の正方形の枠の一辺の長さ(外寸):980mm
・ベース本体27を構成する角パイプ:断面外寸幅75mm×断面外寸高さ45mm×肉厚3.2mmの角形鋼管
・強度補強用厚板34:厚さ6mmの鋼板
・筒状部28:外径76.3mm、肉厚7mm、長さ144mmの丸形鋼管
・環状配列25の隣接する筒状部28,28の中心軸間距離:900mm
・支柱26:外径60mm、肉厚4.5mm、長さ1130mmの硬質塩化ビニール管
・支柱26のフック差込み穴54の中心軸位置の高さ:支柱26の下端部から1040mm
・フック32:直径8mmのステンレス鋼丸棒
次に、図1のフレコンスタンド22の使用方法を説明する。始めに図4を参照して人手によりフレコンスタンド22にフレコンバッグ18を掛ける作業手順を説明する。
(1)土砂の投入を行う場所の地面等の基礎29(例えば放射能汚染された土壌を取り除いて除染を行う土地の地面)にフレコンスタンド22を水平に置いて、フレコンスタンド22の4本の支柱26で囲まれた空間58に空のフレコンバッグ18を配置する。
(2)フレコンバッグ18の外周面上部の周方向の4箇所に等間隔に取り付けられている引っ掛けリング60を4本の支柱26のフック32にそれぞれ引っ掛ける。すなわち、支柱26をその環状配列25の中心方向に少し倒して(しならせて)引っ掛けリング60をフック32に引っ掛ける。引っ掛けリング60をフック32に引っ掛けてフレコンバッグ18を支持することにより、フレコンバッグ18内で投入した土砂が偏りにくくすることができる。
(3)フレコンバッグ18の上部の一部を外側に折り返し、折り返し部分18aを相互に隣接する2本の支柱26,26の上部に被せる。
(4)さらにフレコンバッグ18の上部の残りの部分を外側に折り返し、折り返し部分18aを残りの2本の支柱26,26の上部に被せる。このとき該残りの2本の支柱26,26を手で押して環状配列25の中心方向に少し倒して(しならせて)被せる。これで、フレコンバッグ18の上部全体が折り返されて、該折り返し部分18aが4本の支柱26,26,26,26に被せられて、フレコンバッグ18はフレコンスタンド22に完全に掛けられた状態となる。このとき、フレコンバッグ18の底面は丁度着地する程度の位置にある。これで投入前の準備が完了する。
図5〜図7は、フレコンスタンド22に対するフレコンバッグ18の装着を完了した状態からフレコンバッグ18に土砂(例えば放射能汚染された土壌)を投入し、土砂の投入終了後にフレコンバッグ18aを回収するまでの一連の工程におけるフレコンバッグ18および支柱26の状態の変化を示す。なお、この形態変化は実際よりも誇張して図示している。はじめに、図5は、図4の工程(4)でフレコンスタンド22に対するフレコンバッグ18の装着が完了したときの状態を示す。前述のとおり、4本の支柱26の環状配列25の間隔は、該環状配列25の外周長が、フレコンバッグ18の胴回り長よりも幾分長くなるように設定されているので、支柱26の上部がフレコンバッグ18の折り返し部分18aで内方向に引っ張られて、4本の支柱26は長手方向の全体が内方向に少ししなった状態となる。これにより、フレコンバッグ18の投入口17はピンと張った状態になり、バックホー等による土砂の投入が容易になる。
図5の状態からバックホー等でフレコンバッグ18に土砂を投入していくと、フレコンバッグ18は土砂の重量で次第に側面が膨らんでくる。投入した土砂の重量は、支柱26が弓状にしなることにより、フレコンバッグ18が着地している地面等の基礎29で受けられる。図6はフレコンバッグ18が土砂62で一杯になり、土砂の投入を終了したときの状態を示す。このとき支柱26の長手方向の中央部はフレコンバッグ18の膨らんだ側面が当たって押されるが、支柱26の上部は、フレコンバッグ18の引っ掛けリング60がフック32に引っ掛けられ、また支柱26の上部にフレコンバッグ18の折り返し部分18aが被せられているため、外方向への移動が阻止されている。その結果、支柱26の長手方向の中間部がフレコンバッグ18の膨らんだ側面に当たって押されて外方向に湾曲する。また、バックホー等のバケットからの土砂の投下により、フレコンバッグ18が支柱26の頂面に掛かる箇所で、フレコンバッグ18に強い力が掛かるが、樹脂製の支柱26は金属製の支柱の場合に比べて重量が同じであれば径を太くできるので、該強い力を支柱26の広い面積の頂面で受けることができる。したがって、フレコンバッグ18は支柱26の頂面に掛かる箇所で破れにくい。
図7は、土砂の投入を完了した図6のフレコンバッグ18を回収するために、フレコンバッグ18の折り返し部分18aの折り返しを戻し、フレコンバッグ18の投入口17を閉じ紐19で閉じ、フレコンバッグ18の吊りベルト21をバックホー等のアームからワイヤロープ63で吊り下げられたフック64に掛けて、フレコンバッグ18を吊り上げている状態を示す。フレコンバッグ18の折り返し部分18aの折り返しを戻して支柱26の上部から外すときは、支柱26の上部を手で内方向に押して折り返し部分18aを引き上げる。このとき、支柱26がフレコンバッグ18の膨らんだ側面で外方向に押されていても、その押す力は支柱26の長手方向の中間部が前記図6のように外方向に湾曲することにより逃がされるので、支柱26の上部に掛かる外方向に拡がろうとする力は、支柱26が金属製である場合に比べて弱い。したがって、折り返し部分18aを容易に引き上げて支柱26の上部から外すことができる。フレコンバッグ18の折り返し部分18aの折り返しを戻したら、フレコンバッグ18の投入口17を閉じ紐19で閉じ、フレコンバッグ18の吊りベルト21をバックホー等のアームからワイヤロープ63で吊り下げられたフック64に掛けて、フレコンバッグ18を吊り上げる。フレコンバッグ18の吊り上げを開始すると、引っ掛けリング60がフック32から外れる。これに伴い支柱26の上部自由端は自由に動けるようになる。したがって、フレコンバッグ18の膨らんだ側面が支柱26に当たれば、支柱26は図7のように容易に弾性変形してその当たる力を逃がし、該膨らんだ側面をよける。したがって、フレコンスタンド22が一緒に吊り上がることなくフレコンバッグ18を吊り上げることができる。吊り上げたフレコンバッグ18はそのままバックホー等で所定の回収場所に運ばれて下ろされる。
《実施の形態2》
図8はこの考案によるフレコンスタンドの他の実施の形態を示す。このフレコンスタンド66は、1台の(つまり共通の)ベース24’に、支柱26の環状配列を2組隣接配置したものである。図1と共通する部分には同一の符号を用いる。フレコンスタンド66は1台の長方形状のベース24’に支柱26の2組の環状配列25A,25Bを隣接配置した構造を有する。個々の環状配列25A,25Bは、4本の支柱26をベース24に等間隔で環状に配列し垂直に立設支持した構造を有する。支柱26の下端部はベース24’に固定され、上端部は自由端とされている。4本の支柱26の環状配列25A(25B)における相互に隣接する支柱26,26間の間隔は、該環状配列25A(25B)の外周長が、フレコンバッグ18の胴回り長よりも幾分長くなるように設定されている。2組の環状配列25A,25Bの相互間には、環状配列25A,25Bにそれぞれ配置されるフレコンバッグ18,18どうしが土砂の投入によって膨らんだときに相互に邪魔しあわないように、隙間68が設けられている。ベース24’はベース本体27’と、ベース本体27’に固定配置された4本×2組の合計8本の筒状部28を有している。ベース本体27’は地面等の基礎29に置かれてフレコンスタンド66を支持するもので、鋼製(鋼鉄、ステンレス鋼等)の長短4本の角パイプ(角形鋼管)(直管)を長方形の枠状に組んで溶接して構成されている。ベース本体27’の上面には、その長方形の4箇所の角部と、2本の長辺の中央部の各2箇所の、合計8箇所に、上方に開口した筒状部28が、ベース本体27’が構成する平面に対し垂直に固定立設されている。筒状部28および支柱26は実施の形態1で使用したものと同じものでそれぞれ構成することができる。支柱26は下端部を筒状部28に差し込んで支柱固定ボルト30で筒状部28に取り付けられる。筒状部28に対する支柱26の取付構造は実施の形態1に関して図2で示した取付構造と同じである。環状配列25A(25B)の4本の支柱26の上部には、環状配列25A(25B)の配列の中心に向かう側の面にステンレス等の金属製のフック32がそれぞれ設けられている。支柱26に対するフック32の取付構造は実施の形態1に関して図3で示した取付構造と同じである。
図8のフレコンスタンド66を使用してフレコンバッグ18に土砂を投入する作業手順を説明する。
(1)はじめに、作業者が手作業で、2組の環状配列25A,25Bにフレコンバッグ18,18を、実施の形態1で説明したのと同様の作業手順でそれぞれ装着する。
(2)次いで、作業者が手作業で、長手方向中央の4本の支柱26の上に、下面が開口した箱状に構成した板材70を、該4本の支柱26間に渡して、載置支持する。板材70は例えばコンパネ(コンクリートパネル:コンクリートの型枠用合板)を箱状に組んで構成される。板材70により2組の環状配列25A,25B間の隙間68が塞がれる。
(3)以上で準備が完了し、バックホー等を使用して、両フレコンバッグ18,18に土砂の投入を行う。このとき、バックホー等のバケットとして、フレコンスタンド66の長手方向の寸法と同等の横幅寸法を有する横長のバケットを使用すれば、図8(b)の正面側から、土砂を収容したバケットを両フレコンバッグ18,18上に跨がせて配置しその位置から土砂を落下させることにより、両フレコンバッグ18,18に同時に土砂を投入することができる。このとき、環状配列25A,25Bの間の隙間68の上に板材70が渡されているので、隙間68に土砂が入りにくくすることができる。
(4)両フレコンバッグ18,18が土砂で一杯になったら投入を終了する。このとき板材70の上に残った土砂はバケットで払ってフレコンバッグ18,18に投入する。
(5)板材70を手作業で取り外す。
(6)実施の形態1について説明したのと同様の手順で、作業者が手作業で、フレコンバッグ18の折り返し部分18aの折り返しを戻し、フレコンバッグ18の投入口17を閉じ紐19で閉じ、フレコンバッグ18の吊りベルト21をバックホー等のアームからワイヤロープ63で吊り下げられたフック64に掛けて(図7参照)、フレコンバッグ18,18を1個ずつ吊り上げて、所定の回収場所に運んで下ろす。
《その他の実施の形態》
図1または図8のフレコンスタンド22,66における、ベース24,24’に対する支柱26の立設支持構造の他の実施の形態を図9に示す。これは、ベース24,24’に、筒状部28に代えて棒状部72を配置し、支柱26を構成する丸パイプの中空部46の下部開口端46bに棒状部72を差し込んで支柱26を立設支持したものである。棒状部72はここでは鋼製(鋼鉄、ステンレス鋼等)の丸パイプ(丸形鋼管)(直管)で構成されている。棒状部72の直径は中空部46の直径よりも僅かに小さい。ベース本体27,27’の上面には正方形状の強度補強用厚板34が全周で溶接されている。棒状部72は強度補強用厚板34の上面に全周で溶接され、ベース本体27,27’が構成する平面に対し垂直に固定立設されている。支柱26はその中空部46の下部開口端46bに棒状部72を差し込んで垂直に立設される。支柱26の下端面は強度補強用厚板34の上面に当接支持される。支柱26の下部の位置決め丸穴(非ねじ穴)74には支柱固定ボルト30が差し込まれ、支柱固定ボルト30の先端は棒状部72の側面に形成されたねじ穴76にねじ込まれる。これにより、支柱26は棒状部72に取り付けられ、支柱26は、ベース本体27,27’が構成する平面に対し垂直に立設された状態で、ベース24,24’に着脱自在に取り付けられる。なお、棒状部72は丸パイプに代えて、非中空の丸棒(鋼棒)(直棒)で構成することもできる。また支柱26は丸パイプに代えて、棒状部72を差し込む部分にのみ中空部を形成し、該中空部よりも上側の部分は非中空に形成した全体としては非中空の丸棒で構成することもできる。
前記各実施の形態ではベースの平面形状を四角形としたが、これに限らず、四角以外の多角形状、丸形状等にすることもできる。またベースは枠構造に限らず、板構造、特許文献1に記載されているような放射形状とすることもできる。また、前記各実施の形態では4本の支柱で1組の環状配列を構成したが、1組の環状配列を構成する支柱の本数は4本に限らない。また、前記各実施の形態では支柱をボルトでベースに固定するようにしたが、支柱をベースに固定しないで立設支持することもできる。
実施の形態1,2において、支柱26は樹脂パイプで構成したが、これに限らず非中空の樹脂棒で構成することもできる。また、前記実施の形態2では複数本の支柱の環状配列を2組配置したが、これに限らず、3組以上の環状配列を線状にまたは面状に、相互に隙間を空けて配置することもできる。
18…フレコンバッグ(フレキシブルコンテナバック)(大型土のう)、18a…フレコンバッグの折り返し部分、22,66…フレコンスタンド(フレキシブルコンテナバック用スタンド)、24,24’…ベース、25,25A,25B…複数本の支柱の環状配列、26…支柱(樹脂パイプ)、27,27’…ベース本体、28…筒状部、32…フック、46…支柱の中空部、57…ノンスリップテープ(滑り止め)、68…環状配列相互間の隙間、70…隙間を塞ぐ板材、72…ベースの棒状部

Claims (10)

  1. 硬質材料で構成されるベースと、
    前記ベースに環状に配列され立設支持された複数本の樹脂製の支柱と
    を有するフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
  2. 前記ベースがベース本体と該ベース本体に上方に開口して環状に配列され立設支持された複数本の筒状部を有し、
    前記支柱が下部を前記筒状部に差し込んで前記ベースに立設支持される
    請求項1に記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
  3. 前記ベースがベース本体および該ベース本体に環状に配列され立設支持された複数本の棒状部を有し、
    前記支柱が下部の中空部に前記棒状部を差し込んで前記ベースに立設支持される
    請求項1に記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
  4. 前記支柱がパイプで構成される請求項1から3のいずれか1つに記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
  5. 前記支柱が硬質塩化ビニール、硬質ポリエチレン、硬質ポリプロピレン、硬質ポリスチレン、硬質ナイロン、繊維強化樹脂から選ばれる材料で構成される請求項1から4のいずれか1つに記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
  6. 前記ベースが金属で構成される請求項1から5のいずれか1つに記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
  7. 前記金属が鋼である請求項6に記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
  8. 前記ベースに、前記複数本の支柱の環状配列を複数組、相互に隙間を空けて、隣接配置してなる請求項1から7のいずれか1つに記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
  9. 前記隙間の上に、該隙間を塞ぐ板材を配置してなる請求項8に記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
  10. 大型土のう用である請求項1から9のいずれか1つに記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
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