JP3190058U - フレキシブルコンテナバック用スタンド - Google Patents
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Abstract
Description
図1はこの考案によるフレコンスタンドの実施の形態を示す。フレコンスタンド22は金属製のベース24と、ベース24に等間隔で環状に配列され垂直に立設支持された4本の樹脂製の支柱26の環状配列25を有する。支柱26の下端部はベース24に固定され、上端部は自由端とされている。環状配列25の隣接する支柱26,26の相互間の間隔は、該環状配列25の外周長が、フレコンバッグの胴回り長よりも幾分長くなるように設定されている。ベース24はベース本体27と、ベース本体27に固定配置された4本の筒状部28を有している。ベース本体27は地面等の基礎29に置かれてフレコンスタンド22を支持するもので、鋼製(鋼鉄、ステンレス鋼等)の4本の角パイプ(角形鋼管)(直管)を正方形の枠状に組んで溶接して構成されている。ベース本体27の上面には、その正方形の4箇所の角部に、上方に開口した4本の筒状部28が、ベース本体27が構成する平面に対し垂直に固定立設されている。筒状部28は鋼製(鋼鉄、ステンレス鋼等)の丸パイプ(丸形鋼管)(直管)で構成されている。樹脂製の支柱26は、フレコンバッグに土砂を投入する際に4本の支柱26でフレコンバッグを支持できる強度を有し、且つフレコンバッグから力を受けたときに比較的容易に弾性変形する適度な剛性を有するもので、例えば硬質塩化ビニール、硬質ポリエチレン、硬質ポリプロピレン、硬質ポリスチレン、硬質ナイロン、繊維強化樹脂等による丸パイプ(直管)で構成することができる。特に、硬質塩化ビニール管、硬質ポリエチレン管はこの考案の用途に好適な弾性変形特性が容易に得られる。また、硬質塩化ビニール管を使えば安価に構成できる。支柱26は下端部を筒状部28に差し込み、筒状部28の側面のねじ穴に支柱固定ボルト30をねじ込んで支柱26の側面の位置決め穴(後述)に通すことにより筒状部28に取り付けられる。4本の支柱26の上部には、これら4本の支柱26の配列の中心に向かう側の面にステンレス等の金属製のフック(フレコンバッグ取付フック)32がそれぞれ設けられている。
・ベース本体27の正方形の枠の一辺の長さ(外寸):980mm
・ベース本体27を構成する角パイプ:断面外寸幅75mm×断面外寸高さ45mm×肉厚3.2mmの角形鋼管
・強度補強用厚板34:厚さ6mmの鋼板
・筒状部28:外径76.3mm、肉厚7mm、長さ144mmの丸形鋼管
・環状配列25の隣接する筒状部28,28の中心軸間距離:900mm
・支柱26:外径60mm、肉厚4.5mm、長さ1130mmの硬質塩化ビニール管
・支柱26のフック差込み穴54の中心軸位置の高さ:支柱26の下端部から1040mm
・フック32:直径8mmのステンレス鋼丸棒
(1)土砂の投入を行う場所の地面等の基礎29(例えば放射能汚染された土壌を取り除いて除染を行う土地の地面)にフレコンスタンド22を水平に置いて、フレコンスタンド22の4本の支柱26で囲まれた空間58に空のフレコンバッグ18を配置する。
(2)フレコンバッグ18の外周面上部の周方向の4箇所に等間隔に取り付けられている引っ掛けリング60を4本の支柱26のフック32にそれぞれ引っ掛ける。すなわち、支柱26をその環状配列25の中心方向に少し倒して(しならせて)引っ掛けリング60をフック32に引っ掛ける。引っ掛けリング60をフック32に引っ掛けてフレコンバッグ18を支持することにより、フレコンバッグ18内で投入した土砂が偏りにくくすることができる。
(3)フレコンバッグ18の上部の一部を外側に折り返し、折り返し部分18aを相互に隣接する2本の支柱26,26の上部に被せる。
(4)さらにフレコンバッグ18の上部の残りの部分を外側に折り返し、折り返し部分18aを残りの2本の支柱26,26の上部に被せる。このとき該残りの2本の支柱26,26を手で押して環状配列25の中心方向に少し倒して(しならせて)被せる。これで、フレコンバッグ18の上部全体が折り返されて、該折り返し部分18aが4本の支柱26,26,26,26に被せられて、フレコンバッグ18はフレコンスタンド22に完全に掛けられた状態となる。このとき、フレコンバッグ18の底面は丁度着地する程度の位置にある。これで投入前の準備が完了する。
図8はこの考案によるフレコンスタンドの他の実施の形態を示す。このフレコンスタンド66は、1台の(つまり共通の)ベース24’に、支柱26の環状配列を2組隣接配置したものである。図1と共通する部分には同一の符号を用いる。フレコンスタンド66は1台の長方形状のベース24’に支柱26の2組の環状配列25A,25Bを隣接配置した構造を有する。個々の環状配列25A,25Bは、4本の支柱26をベース24に等間隔で環状に配列し垂直に立設支持した構造を有する。支柱26の下端部はベース24’に固定され、上端部は自由端とされている。4本の支柱26の環状配列25A(25B)における相互に隣接する支柱26,26間の間隔は、該環状配列25A(25B)の外周長が、フレコンバッグ18の胴回り長よりも幾分長くなるように設定されている。2組の環状配列25A,25Bの相互間には、環状配列25A,25Bにそれぞれ配置されるフレコンバッグ18,18どうしが土砂の投入によって膨らんだときに相互に邪魔しあわないように、隙間68が設けられている。ベース24’はベース本体27’と、ベース本体27’に固定配置された4本×2組の合計8本の筒状部28を有している。ベース本体27’は地面等の基礎29に置かれてフレコンスタンド66を支持するもので、鋼製(鋼鉄、ステンレス鋼等)の長短4本の角パイプ(角形鋼管)(直管)を長方形の枠状に組んで溶接して構成されている。ベース本体27’の上面には、その長方形の4箇所の角部と、2本の長辺の中央部の各2箇所の、合計8箇所に、上方に開口した筒状部28が、ベース本体27’が構成する平面に対し垂直に固定立設されている。筒状部28および支柱26は実施の形態1で使用したものと同じものでそれぞれ構成することができる。支柱26は下端部を筒状部28に差し込んで支柱固定ボルト30で筒状部28に取り付けられる。筒状部28に対する支柱26の取付構造は実施の形態1に関して図2で示した取付構造と同じである。環状配列25A(25B)の4本の支柱26の上部には、環状配列25A(25B)の配列の中心に向かう側の面にステンレス等の金属製のフック32がそれぞれ設けられている。支柱26に対するフック32の取付構造は実施の形態1に関して図3で示した取付構造と同じである。
(1)はじめに、作業者が手作業で、2組の環状配列25A,25Bにフレコンバッグ18,18を、実施の形態1で説明したのと同様の作業手順でそれぞれ装着する。
(2)次いで、作業者が手作業で、長手方向中央の4本の支柱26の上に、下面が開口した箱状に構成した板材70を、該4本の支柱26間に渡して、載置支持する。板材70は例えばコンパネ(コンクリートパネル:コンクリートの型枠用合板)を箱状に組んで構成される。板材70により2組の環状配列25A,25B間の隙間68が塞がれる。
(3)以上で準備が完了し、バックホー等を使用して、両フレコンバッグ18,18に土砂の投入を行う。このとき、バックホー等のバケットとして、フレコンスタンド66の長手方向の寸法と同等の横幅寸法を有する横長のバケットを使用すれば、図8(b)の正面側から、土砂を収容したバケットを両フレコンバッグ18,18上に跨がせて配置しその位置から土砂を落下させることにより、両フレコンバッグ18,18に同時に土砂を投入することができる。このとき、環状配列25A,25Bの間の隙間68の上に板材70が渡されているので、隙間68に土砂が入りにくくすることができる。
(4)両フレコンバッグ18,18が土砂で一杯になったら投入を終了する。このとき板材70の上に残った土砂はバケットで払ってフレコンバッグ18,18に投入する。
(5)板材70を手作業で取り外す。
(6)実施の形態1について説明したのと同様の手順で、作業者が手作業で、フレコンバッグ18の折り返し部分18aの折り返しを戻し、フレコンバッグ18の投入口17を閉じ紐19で閉じ、フレコンバッグ18の吊りベルト21をバックホー等のアームからワイヤロープ63で吊り下げられたフック64に掛けて(図7参照)、フレコンバッグ18,18を1個ずつ吊り上げて、所定の回収場所に運んで下ろす。
図1または図8のフレコンスタンド22,66における、ベース24,24’に対する支柱26の立設支持構造の他の実施の形態を図9に示す。これは、ベース24,24’に、筒状部28に代えて棒状部72を配置し、支柱26を構成する丸パイプの中空部46の下部開口端46bに棒状部72を差し込んで支柱26を立設支持したものである。棒状部72はここでは鋼製(鋼鉄、ステンレス鋼等)の丸パイプ(丸形鋼管)(直管)で構成されている。棒状部72の直径は中空部46の直径よりも僅かに小さい。ベース本体27,27’の上面には正方形状の強度補強用厚板34が全周で溶接されている。棒状部72は強度補強用厚板34の上面に全周で溶接され、ベース本体27,27’が構成する平面に対し垂直に固定立設されている。支柱26はその中空部46の下部開口端46bに棒状部72を差し込んで垂直に立設される。支柱26の下端面は強度補強用厚板34の上面に当接支持される。支柱26の下部の位置決め丸穴(非ねじ穴)74には支柱固定ボルト30が差し込まれ、支柱固定ボルト30の先端は棒状部72の側面に形成されたねじ穴76にねじ込まれる。これにより、支柱26は棒状部72に取り付けられ、支柱26は、ベース本体27,27’が構成する平面に対し垂直に立設された状態で、ベース24,24’に着脱自在に取り付けられる。なお、棒状部72は丸パイプに代えて、非中空の丸棒(鋼棒)(直棒)で構成することもできる。また支柱26は丸パイプに代えて、棒状部72を差し込む部分にのみ中空部を形成し、該中空部よりも上側の部分は非中空に形成した全体としては非中空の丸棒で構成することもできる。
Claims (10)
- 硬質材料で構成されるベースと、
前記ベースに環状に配列され立設支持された複数本の樹脂製の支柱と
を有するフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。 - 前記ベースがベース本体と該ベース本体に上方に開口して環状に配列され立設支持された複数本の筒状部を有し、
前記支柱が下部を前記筒状部に差し込んで前記ベースに立設支持される
請求項1に記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。 - 前記ベースがベース本体および該ベース本体に環状に配列され立設支持された複数本の棒状部を有し、
前記支柱が下部の中空部に前記棒状部を差し込んで前記ベースに立設支持される
請求項1に記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。 - 前記支柱がパイプで構成される請求項1から3のいずれか1つに記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
- 前記支柱が硬質塩化ビニール、硬質ポリエチレン、硬質ポリプロピレン、硬質ポリスチレン、硬質ナイロン、繊維強化樹脂から選ばれる材料で構成される請求項1から4のいずれか1つに記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
- 前記ベースが金属で構成される請求項1から5のいずれか1つに記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
- 前記金属が鋼である請求項6に記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
- 前記ベースに、前記複数本の支柱の環状配列を複数組、相互に隙間を空けて、隣接配置してなる請求項1から7のいずれか1つに記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
- 前記隙間の上に、該隙間を塞ぐ板材を配置してなる請求項8に記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
- 大型土のう用である請求項1から9のいずれか1つに記載のフレキシブルコンテナバッグ用スタンド。
Priority Applications (1)
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JP2014000504U JP3190058U (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | フレキシブルコンテナバック用スタンド |
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