JP3187619U - 腹式呼吸補助装置 - Google Patents

Abstract

【課題】特に動作を継続できる駆動構造を備えた腹式呼吸補助装置を提供する。
【解決手段】本体とベルトモジュール２０と呼吸監視制御モジュール５０とを備える。ベルトモジュールは留め具、ベルト、第３結合部２２、第４結合部２３を含み、留め具はベルトに設置し、第３結合部と第４結合部はそれぞれベルトモジュールの両端で固定し、本体をベルトモジュールに掛け、呼吸監視制御モジュールは変位センサーユニット５２、シグナル処理ユニット５１、プロンプターユニット５３を含み、第３結合部が特定の位置に変位したことを変位センサーユニットが感知した時、センサーシグナルを発生し、シグナル処理ユニットはセンサーシグナルに基づき使用者が一回呼吸を完了したことを決定し、特定時間内にに変位したことを変位センサーユニットが感知しない時、プロンプターユニットは動作で使用者に腹式呼吸を継続するように促す。
【選択図】図２

Description

本考案は腹式呼吸補助装置に係り、特にバイブレータと操作パネルを設け、使用者が使用時にみずから動作を継続できる駆動構造を備えた腹式呼吸補助装置に関する。

通常呼吸法には胸式呼吸法と腹式呼吸法がある。腹式呼吸法は腹部の力によって呼吸する。腹式呼吸法の特徴としては、(a)肺臓下半分の換気機能を強化し、肺活量を高め、血液の酸素含有量を増やし、内臓をマッサージし、毒素排除を強化し、腹腔内の血流を滑らかにし、体を改善すること、(b)腹部が起伏することで、カロリーを消費し脂肪が燃焼され、腹部筋肉群が強化されることで、ダイエット、シェイプアップの効果があること、(c)呼吸がいつでも運動になることが挙げられる。

大多数の人が胸式呼吸法を習慣とし、腹式呼吸法については依然として習慣になっていないが、補助器があれば、腹式呼吸の習慣を身につける助けとなる。既知の電子腹式呼吸補助装置は、ベルトで腹部を括り、エアーポンプでエアバッグを膨張収縮させて腹式呼吸を補助する。

しかし、以下のような欠点がある。
(a)使用者は受動的にこの腹式呼吸装置の動作を受けるため、依然として受動的な習慣となり、能動的な習慣を身につけにくい。
(b)エアバッグを設ける必要があり、エアバッグの継ぎ目をベルトに設置するため、加工が容易ではない。
(c)空気ポンプを設ける必要があり、空気ポンプはエアバッグ内の空気を注入抽出するため、騒音が発生する。
(d)エアバッグと空気ポンプは比較的重量があり、使用者の負担を増す。

なし

そこで、本考案の目的は、能動的な腹式呼吸補助装置を提供することにある。

上記課題を解決するために、本考案は、本体、ベルトモジュールと呼吸監視制御モジュールを含む。ベルトモジュールの両端はそれぞれ弾性部品で本体とつながる。呼吸監視制御モジュールは変位センサーユニット、シグナル処理ユニットとプロンプターユニットを含む。第３結合部が特定位置に変位したことを変位センサーユニットが感知した時、センサーシグナルを発生し、シグナル処理ユニットはセンサーシグナルにもとづき使用者が一回の呼吸を完了したことを決定する。特定時間内に、第３結合部が当該特定位置に達していない時、プロンプターユニットの動作が使用者に腹式呼吸の継続を促す。

本考案は上記構成を採用するものであるため、使用者が要求する動作に達していない時、促すことができ、自発的な腹部の運動効果を発揮することができる。

本考案の腹式呼吸補助装置の立体分解図。 本考案の腹式呼吸補助装置の組立中立体図。 本考案の腹式呼吸補助装置の立体組立図。 本考案の腹式呼吸補助装置の動作中の正面図。 本考案の腹式呼吸補助装置の動作中の俯瞰図。 本考案の腹式呼吸補助装置の動作後の正面図。 本考案の実施例２の平面概略図。 本考案の実施例３の立体概略図。 本考案の実施例３の平面概略図。 本考案の実施例４の立体概略図。 本考案の実施例４の平面概略図。 本考案の実施例５の立体分解図。 本考案の実施例５の立体概略図。 本考案の実施例５の平面概略図。

図１〜３に示したとおり、本考案の腹式呼吸補助装置は、本体10、ベルトモジュール20および呼吸監視制御モジュール50を含む。

本体10は互いに合わさる箱101と蓋102を含む。箱101頭部に第１開溝15を設け、左右両側にそれぞれ欠溝11を設け、内側には容溝14、第１結合部12および第２結合部13を設ける。蓋102頭部に第2開溝17を設ける。容溝14にバッテリー60を収容する。蓋102と箱101をあわせた時、第２開溝17と第１開溝15は長方形開溝150を形成する。

ベルトモジュール20は留め具21、ベルト24、およびそれぞれ鈎状をなす第３結合部22および第４結合部23を含む。留め具21はベルト24に設け、ベルト24はセグメントに分解できる。第３結合部22および第４結合部23はそれぞれベルト24の両端に固定する(図示例の内、第３結合部22は留め具21の端に固定)。第３結合部22および第４結合部23はそれぞれ欠溝11を横切る。第３結合部22と箱101の間は第１弾性部品30でつなぐ。第１弾性部品30の端と第１結合部12をピン31で固定し、もう一方の端を第３結合部22の鈎で固定する。第４結合部23と箱101の間は第２弾性部品40でつなぐ。第１弾性部品40の端と第２結合部13はピン41で固定し、もう一方の端は第４結合部23の鈎で固定する。

呼吸監視制御モジュール50は、変位センサーユニット52、シグナル処理ユニット51およびプロンプターユニット53を含み、箱101に設置する。プロンプターユニット53はバイブレータまたはブザーとする。操作パネル70は長方形開槽150にはめ込む。バッテリー60は呼吸監視制御モジュール50および本装置に必要な電力を提供する。本考案の実施例において、呼吸監視制御モジュール50はシグナル伝送ユニット54を含み、呼吸監視制御モジュール50内のあらゆる記録された情報をコンピュータあるいはスマートフォンに伝送する。そのシグナル伝送ユニット54はUSBポートか、または無線シグナル伝送ユニットである。

図４〜７に示すとおり、使用時は、まずベルト24を使用者の腹部に巻いて、締め具合を調節し、本体10を腹部に取り付ける。操作パネル70で呼吸監視制御モジュール50を起動する。吸気が腹部を膨らませる時、ベルト24がきつく締まり第３結合部22と第４結合部23を箱101の外側に向けて変位させ、第１弾性部品30と第２弾性部品40は引き伸ばされることでリセット弾性を備える。第３結合部22が外側の特定位置に一回変位する時、変位センサーユニット52を起動してセンサーシグナルを発生し、当該シグナル処理ユニット51は当該センサーシグナルにもとづき当該使用者が一回の呼吸を完了したことを決定し、一回の呼吸時間と必要な情報を記録する。使用者が特定時間内に第３結合部22を当該特定位置に変位させていない時、つまり第３結合部22が当該特定位置に変位していないことを当該変位センサーユニット52が感知した時、プロンプターユニット53が作動し使用者に腹式呼吸を継続するよう促す。実施例において、変位センサーユニット52はタクトスイッチ520を含み、当該第３結合部22が当該位置に変位し、当該タクトスイッチ520に触れた時、即当該センサーシグナルが発生する。別の実施例では、変位センサーユニット52は埋込式感応スイッチ521を含み、当該埋込式感応スイッチ521は光放射装置522および受光装置523を含み、当該第３結合部22が当該位置まで変位し当該光放射装置522および当該受光装置523の間に介在する時、即当該センサーシグナルを発生する。

図８と図９に示すとおり、本考案の実施例において、箱101頭部に長開溝18を設け、内部にレール55を設ける。レール55は変位センサーユニット52を変位できるようにする。変位センサーユニット52は連接棒56で押しボタン57に接続する。連接棒56を長開溝18に通す。押しボタン57は箱10の外側に位置し、使用者は押しボタン57を押して変位センサーユニット52のセンサー位置を調整し、腹部の膨張または収縮幅のサイズにあわせて調整し使用者の当該回の呼吸が完了したかどうかを呼吸監視制御モジュール50が決定できるようにする。

図１０と図１１の示す通り、本考案の実施例において、第１弾性部品30および第２弾性部品40は弾性体300につながり、弾性体300の両端はそれぞれ第３結合部22および第４結合部23につながる。

図１２〜１４に示す通り、本考案の実施例において、第３結合部22および第１弾性部品30はそれぞれ第１連接棒80の両端にピン継手をする。第４結合部23および第２弾性部品40はそれぞれ第２クランクアーム81の両端にピン継手する。本体10に発電ユニット90を設ける。発電ユニット90は回転子91および固定子92を含む。固定子92は本体10に固定する。第１クランクアーム80および第２クランクアーム81はそれぞれ回転子91の周囲にピン継手する。第３結合部22が特定の位置に変位する時、回転子91は第１クランクアーム80および第２クランクアーム81に連動して固定子92に対し相対的に回転し、発電ユニット90に電力を発生させる。

本考案は、以下のような特徴がある。
(a)使用者が要求する動作に達していない時、促すことができ、自発的な腹部の運動効果がある。
(b)振動または音声で使用者に動作継続を通知し、よい効果がある。
(c)全重量は軽く、腹部に巻き付ける時に負担はない。
(d)提示する待ち時間、呼吸回数、呼吸一回の平均時間またはその他必要な設定をできるようにする。

10：本体、
20：ベルトモジュール
30：第１弾性部品
40：第２弾性部品
50：呼吸監視制御モジュール
60：バッテリー
70：操作パネル

Claims (9)

1. 本体と、ベルトモジュールと、第１弾性部品と、第２弾性部品と、呼吸監視制御モジュールと、操作パネルとを備え、
   当該本体は、箱と蓋を含み、当該箱頭部に第1開溝を設け、左右両側にそれぞれ欠溝を設け、内側はバッテリーを収容する容溝、さらに第１結合部と第２結合部を設置し、当該蓋と当該箱をあわせる時、当該第１開溝が長方形開溝を形成し、
   当該ベルトモジュールは、留め具、ベルト、第３結合部および第４結合部を含み、当該留め具は当該ベルトに設置し、当該第３結合部と当該第４結合部はそれぞれ当該ベルトモジュールの両端で固定し、しかもそれぞれ当該欠溝を横切り、当該本体を当該ベルトモジュールに掛け、当該留め具は使用者の腹部にかぶせ、当該本体は当該腹部に貼り付け、
   当該第１弾性部品は、その両端がそれぞれ当該第１結合部と当該第３結合部につながり、
   当該第２弾性部品は、その両端がそれぞれ当該第２結合部と当該第４結合部につながり、
   当該呼吸監視制御モジュールは、当該箱に設け、さらに当該バッテリーが必要な電源を供給する一方、変位センサーユニット、シグナル処理ユニットおよびプロンプターユニットを含み、当該第３結合部が特定の位置に変位したことを当該変位センサーユニットが感知した時、センサーシグナルを発生し、当該シグナル処理ユニットは当該センサーシグナルにもとづき当該使用者が一回呼吸を完了したことを決定し、特定時間内に、当該第３結合部が当該特定位置に変位したことを当該変位センサーユニットが感知していない時、当該プロンプターユニットは動作で当該使用者に腹式呼吸継続するよう促し、
   当該操作パネルは、当該長方形開溝にはめ込み、当該呼吸監視制御モジュールの起動停止を管理し、また当該呼吸監視制御モジュールの動作モードを設定することを特徴とする腹式呼吸補助装置。
2. 当該呼吸監視制御モジュールは音響器を含むことを特徴とする請求項１に記載の腹式呼吸補助装置。
3. 当該第１弾性部品の端と当該第１結合部はピンによってつなぎ、当該第３結合部は鈎状になっており当該第１弾性部品の反対側の端に掛けることを特徴とする請求項１に記載の腹式呼吸補助装置。
4. 当該第２弾性部品の端と当該第２結合部はピンによってつなぎ、当該第４結合部は鈎状になっており当該第２弾性部品の反対側の端に掛けることを特徴とする請求項１に記載の腹式呼吸補助装置。
5. 当該呼吸監視制御モジュールにはシグナル伝送ユニットを設けることを特徴とする請求項１に記載の腹式呼吸補助装置。
6. 当該変位センサーユニットはタクトスイッチを含み、当該第３結合部が当該位置まで変位し当該タクトスイッチに接触した時、即当該センサーシグナルを発生することを特徴とする請求項１に記載の腹式呼吸補助装置。
7. 当該変位センサーユニットは埋込式感応スイッチを含み、当該埋込式感応スイッチは光放射装置と受光装置を含み、当該第３結合部が当該位置まで変位し当該光放射装置および当該受光装置の間に介在する時、即当該センサーシグナルを発生することを特徴とする請求項１に記載の腹式呼吸補助装置。
8. 当該箱には長開溝とレールを設け、当該変位センサーユニットは当該レールに設置し、当該変位センサーユニットは連接棒によって押しボタンに接続し、当該連接棒は当該長開溝を通し、当該押しボタンは当該箱の外側に位置することを特徴とする請求項１に記載の腹式呼吸補助装置。
9. 当該第３結合部と当該第１弾性部品はそれぞれ第１クランクアームの両端にピン継手され、当該第４結合部と当該第２弾性部品はそれぞれ第２クランクアームの両端にピン継手され、
   当該本体には当該発電ユニットを設け、当該発電ユニットは回転子と固定子を含み、当該固定子は当該本体に固定し、当該第１クランクアームと当該第２クランクアームはそれぞれ当該回転子にピン継手し、
   当該第３結合部が特定位置に変位した時、当該回転子は当該第１クランクアームと当該第２クランクアームが互いに連動し当該固定子の回転を受けて、当該発電ユニットに電力を発生させることを特徴とする請求項１に記載の腹式呼吸補助装置。