JP3187278B2 - 検査ユニットを増設可能な光ファイバコネクタ端面検査装置 - Google Patents
検査ユニットを増設可能な光ファイバコネクタ端面検査装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバコネクタの
端面の状態を検査する光ファイバコネクタ端面検査装置
に関する。
端面の状態を検査する光ファイバコネクタ端面検査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムにおいて、通信網を広く
構築するために光ファイバ同士を容易にしかも精度よく
接続する技術が重要である。従来より、光ファイバ端面
を接続する装置として光ファイバコネクタがある。この
光ファイバコネクタの製造にあたり、光ファイバを挿入
したフェルール端面を一般的に球面形に研磨する。光フ
ァイバの接続はこの球面形に研磨したフェルール端面を
接触させることにより行う。しかしながら、フェルール
端面の接触の状態、すなわち研磨状態によって接続時の
光の損失が大きくなる場合があり、そのためにフェルー
ル端面の機械的中心に対し、球面の中心が一致するよう
に研磨されているか否かを検査する必要がある。
構築するために光ファイバ同士を容易にしかも精度よく
接続する技術が重要である。従来より、光ファイバ端面
を接続する装置として光ファイバコネクタがある。この
光ファイバコネクタの製造にあたり、光ファイバを挿入
したフェルール端面を一般的に球面形に研磨する。光フ
ァイバの接続はこの球面形に研磨したフェルール端面を
接触させることにより行う。しかしながら、フェルール
端面の接触の状態、すなわち研磨状態によって接続時の
光の損失が大きくなる場合があり、そのためにフェルー
ル端面の機械的中心に対し、球面の中心が一致するよう
に研磨されているか否かを検査する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバコネクタの
フェルール端面の状態を検査する方法は、現在までに多
くの方法が実用に供されている。かかる検査装置におい
て本件出願人は、研磨端面を直接観察するのではなく画
面に映し出して観察する携帯型の検査装置を提案してい
る(特願平6−315044)。この装置は、光の干渉
縞を利用して研磨状態を判断するもので、内部に拡大光
学系,撮像カメラ部,表示部ならびに照明系および撮像
カメラ部を駆動する電池を備えている。検査工程ではフ
ァイバ挿入口より光ファイバコネクタのフェルールを挿
入し、画面上に球面形の端面と透明ガラスにより生じる
干渉縞を映し出し、この干渉縞の状態を観察する。
フェルール端面の状態を検査する方法は、現在までに多
くの方法が実用に供されている。かかる検査装置におい
て本件出願人は、研磨端面を直接観察するのではなく画
面に映し出して観察する携帯型の検査装置を提案してい
る(特願平6−315044)。この装置は、光の干渉
縞を利用して研磨状態を判断するもので、内部に拡大光
学系,撮像カメラ部,表示部ならびに照明系および撮像
カメラ部を駆動する電池を備えている。検査工程ではフ
ァイバ挿入口より光ファイバコネクタのフェルールを挿
入し、画面上に球面形の端面と透明ガラスにより生じる
干渉縞を映し出し、この干渉縞の状態を観察する。
【0004】このようにして1つの光ファイバコネクタ
の端面検査を終了すると、その光ファイバコネクタを保
持機構より取り外し、つぎの光ファイバコネクタを検査
するために保持機構に挿入することとなる。したがっ
て、上記検査装置は一つの保持機構、光学ユニットによ
って光ファイバコネクタを1つひとつ検査するものであ
るので、検査効率に限界がある。また、検査の内容とし
てフェルールの機械的中心と球面形の中心の一致を確認
すること以外にクラッド,コア部分がアンダカット(例
えば、フェルールを切断したときに光ファイバの一部分
がえぐれるように折れ、端面の研磨によっても凹み部分
がそのまま残る場合、その凹み部分をいう)状態になっ
ていないかの確認が行われる。
の端面検査を終了すると、その光ファイバコネクタを保
持機構より取り外し、つぎの光ファイバコネクタを検査
するために保持機構に挿入することとなる。したがっ
て、上記検査装置は一つの保持機構、光学ユニットによ
って光ファイバコネクタを1つひとつ検査するものであ
るので、検査効率に限界がある。また、検査の内容とし
てフェルールの機械的中心と球面形の中心の一致を確認
すること以外にクラッド,コア部分がアンダカット(例
えば、フェルールを切断したときに光ファイバの一部分
がえぐれるように折れ、端面の研磨によっても凹み部分
がそのまま残る場合、その凹み部分をいう)状態になっ
ていないかの確認が行われる。
【0005】フェルールの機械的中心と球面形の中心の
一致を確認する検査では、検査装置のフェルールを保持
する保持機構の中心(フェルールの機械的中心)と端面
の像を拡大するレンズ系の光軸とを一致するように予め
調整しておく必要がある。アンダカット状態を調べるに
は、検査装置の保持機構の中心とレンズ系の光軸とは端
面の検査したい部分まで予めずらして調整しておく必要
がある。検査内容によっては1つの光ファイバコネクタ
について球面中心とアンダカットの両方の検査を行なわ
ねばならない場合がある。このような場合、1つの検査
装置で2種類の検査をするために、検査装置の軸をその
場で調整し直すことは、非常に手間がかかり、事実上不
可能である。それぞれ球面中心とアンダカット検査が行
えるように調整した検査装置を2台用意しなければなら
ず、検査設備が高価になる。本発明の目的は、安価な投
資で、光ファイバコネクタの検査効率を高めることがで
きるとともに2種類の検査を並行して行うことができる
光ファイバコネクタ端面検査装置を提供することにあ
る。
一致を確認する検査では、検査装置のフェルールを保持
する保持機構の中心(フェルールの機械的中心)と端面
の像を拡大するレンズ系の光軸とを一致するように予め
調整しておく必要がある。アンダカット状態を調べるに
は、検査装置の保持機構の中心とレンズ系の光軸とは端
面の検査したい部分まで予めずらして調整しておく必要
がある。検査内容によっては1つの光ファイバコネクタ
について球面中心とアンダカットの両方の検査を行なわ
ねばならない場合がある。このような場合、1つの検査
装置で2種類の検査をするために、検査装置の軸をその
場で調整し直すことは、非常に手間がかかり、事実上不
可能である。それぞれ球面中心とアンダカット検査が行
えるように調整した検査装置を2台用意しなければなら
ず、検査設備が高価になる。本発明の目的は、安価な投
資で、光ファイバコネクタの検査効率を高めることがで
きるとともに2種類の検査を並行して行うことができる
光ファイバコネクタ端面検査装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による光ファイバコネクタ端面検査装置は、検
査対象の光ファイバコネクタを保持し、この光ファイバ
コネクタの端面に光を照射し、反射する光を撮像素子上
に結像することにより画面上に端面の映像を映し出し、
少なくとも本体側電気信号接続手段を有する光ファイバ
コネクタ検査装置本体と、検査対象の光ファイバコネク
タを保持し、この光ファイバコネクタの端面に光を照射
し、反射する光を撮像素子上に結像し、出力される電気
変換信号を前記本体側電気信号接続手段に係合接続する
ためのユニット側電気信号接続手段を有する、1以上の
検査ユニットとからなり、前記光ファイバコネクタ検査
装置本体に前記検査ユニットを1以上結合し、前記本体
側の映像出力と前記検査ユニット側の映像出力とを画面
上に切替え表示することにより、並行して2以上の光フ
ァイバコネクタの端面検査を可能に構成してある。ま
た、前記本体側電気信号接続手段は、前記光ファイバコ
ネクタ検査装置本体の側面に設けられ、前記1以上の検
査ユニットを本体側面に結合するように構成してある。
に本発明による光ファイバコネクタ端面検査装置は、検
査対象の光ファイバコネクタを保持し、この光ファイバ
コネクタの端面に光を照射し、反射する光を撮像素子上
に結像することにより画面上に端面の映像を映し出し、
少なくとも本体側電気信号接続手段を有する光ファイバ
コネクタ検査装置本体と、検査対象の光ファイバコネク
タを保持し、この光ファイバコネクタの端面に光を照射
し、反射する光を撮像素子上に結像し、出力される電気
変換信号を前記本体側電気信号接続手段に係合接続する
ためのユニット側電気信号接続手段を有する、1以上の
検査ユニットとからなり、前記光ファイバコネクタ検査
装置本体に前記検査ユニットを1以上結合し、前記本体
側の映像出力と前記検査ユニット側の映像出力とを画面
上に切替え表示することにより、並行して2以上の光フ
ァイバコネクタの端面検査を可能に構成してある。ま
た、前記本体側電気信号接続手段は、前記光ファイバコ
ネクタ検査装置本体の側面に設けられ、前記1以上の検
査ユニットを本体側面に結合するように構成してある。
【0007】
【作用】上記構成によれば、複数の光ファイバコネクタ
を並行して検査でき、また本体側のユニットと検査ユニ
ットを球面の中心とアンダカット用にそれぞれ予め調整
しておけば2種類の検査を並行して行うことができ、検
査装置を2台用意する必要はない。また、携帯が可能
で、簡単に目的地まで運ぶことができるが、携帯する検
査装置は最小限の1台で済むことになるので、光ファイ
バ網を敷設している各場所に容易に持っていくことがで
きる。
を並行して検査でき、また本体側のユニットと検査ユニ
ットを球面の中心とアンダカット用にそれぞれ予め調整
しておけば2種類の検査を並行して行うことができ、検
査装置を2台用意する必要はない。また、携帯が可能
で、簡単に目的地まで運ぶことができるが、携帯する検
査装置は最小限の1台で済むことになるので、光ファイ
バ網を敷設している各場所に容易に持っていくことがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1は、本発明による光ファイバコネクタ端
面検査装置の外観の実施例を示す斜視図である。光ファ
イバコネクタ端面検査装置本体ユニット(以下「本体ユ
ニット」という)1は、上面にCRT表示窓4が設けら
れ、CRTにファイバ挿入口12から挿入された光ファ
イバコネクタのフェルール端面が表示される。フェルー
ル端面は透明ガラスに押し当てられ、透明ガラスの反対
面から光を照射し、透明ガラスを通過しフェルール端面
で反射した光を対物レンズでCCD上に結像し電気信号
に変換してCRTに表示するので、CRTには端面の球
面の状態を示す干渉縞が現れる。
説明する。図1は、本発明による光ファイバコネクタ端
面検査装置の外観の実施例を示す斜視図である。光ファ
イバコネクタ端面検査装置本体ユニット(以下「本体ユ
ニット」という)1は、上面にCRT表示窓4が設けら
れ、CRTにファイバ挿入口12から挿入された光ファ
イバコネクタのフェルール端面が表示される。フェルー
ル端面は透明ガラスに押し当てられ、透明ガラスの反対
面から光を照射し、透明ガラスを通過しフェルール端面
で反射した光を対物レンズでCCD上に結像し電気信号
に変換してCRTに表示するので、CRTには端面の球
面の状態を示す干渉縞が現れる。
【0009】本体ユニット1の上面には、透明ガラスを
出し入れするため、および透明ガラスに光ファイバコネ
クタが突き当たる状態を確認するための開口部(図示さ
れていない)が設けられ、この開口部にガラスカバー1
1が載せられている。フォーカスダイヤル3は、CRT
に表示される光ファイバコネクタの端面の像を合焦する
ためのものであり、その他にCRTのコントラストおよ
び輝度を調整するためのコントラスト調整つまみ5,輝
度調整つまみ6および電源スイッチ7が設けられてい
る。一方、本体ユニット1の側面に結合させられている
検査ユニット(オプションユニット)2は、本体ユニッ
ト1に設けられているガラスカバー11およびフォーカ
スダイヤル3と同様な機能を果たすガラスカバー9およ
びフォーカスダイヤル13が設けられている。表示切替
スイッチ14は画面切替えのためのスイッチである。本
体ユニット1の反対側側面には携帯のためのグリップ8
が設けられている。
出し入れするため、および透明ガラスに光ファイバコネ
クタが突き当たる状態を確認するための開口部(図示さ
れていない)が設けられ、この開口部にガラスカバー1
1が載せられている。フォーカスダイヤル3は、CRT
に表示される光ファイバコネクタの端面の像を合焦する
ためのものであり、その他にCRTのコントラストおよ
び輝度を調整するためのコントラスト調整つまみ5,輝
度調整つまみ6および電源スイッチ7が設けられてい
る。一方、本体ユニット1の側面に結合させられている
検査ユニット(オプションユニット)2は、本体ユニッ
ト1に設けられているガラスカバー11およびフォーカ
スダイヤル3と同様な機能を果たすガラスカバー9およ
びフォーカスダイヤル13が設けられている。表示切替
スイッチ14は画面切替えのためのスイッチである。本
体ユニット1の反対側側面には携帯のためのグリップ8
が設けられている。
【0010】図2は、本体側と検査ユニットの嵌合側面
の詳細を説明するための斜視図である。本体ユニット1
の側面の上端付近と下端付近に、それぞれ3個ずつ合計
で6個の係合爪15a〜15fが、側面の中央部に板バ
ネ16と開閉ピン溝18が設けられている。さらに電気
接点19が設けられている。検査ユニット2の側面は、
同様に係合爪15a〜15fに対応する位置に係合爪2
2a〜22fが、板バネ16に嵌合する板バネ穴17
が、さらに電気接点23を収容した電気接点カバー20
が設けられている。
の詳細を説明するための斜視図である。本体ユニット1
の側面の上端付近と下端付近に、それぞれ3個ずつ合計
で6個の係合爪15a〜15fが、側面の中央部に板バ
ネ16と開閉ピン溝18が設けられている。さらに電気
接点19が設けられている。検査ユニット2の側面は、
同様に係合爪15a〜15fに対応する位置に係合爪2
2a〜22fが、板バネ16に嵌合する板バネ穴17
が、さらに電気接点23を収容した電気接点カバー20
が設けられている。
【0011】図3は、本体側と検査ユニットを結合する
状態を説明するための部分図である。検査ユニット2を
矢印24で示す方向に本体側1に押し当てると、図3
(a)の下段に示すように係合爪15a〜15cと22
a〜22cが対面した状態となる(図3は係合爪の上端
側の爪のみを記載)。そして、図3(b)に示すように
矢印10の方向に検査ユニット2をスライドさせると、
係合爪15a〜15cと22a〜22cは係合する。図
2において、板バネ16は検査ユニット2の側面に押し
当てられた状態で板バネ穴17に落ち込むので、板バネ
16の反発力により上記係合爪同士が確実に係合すると
ともに板バネ16のクリック機能により検査ユニット2
は容易には外れなくなる。同時に接点カバー開閉ピン2
1も開閉ピン溝18に係合し、矢印10方向のスライド
によって電気接点カバー20が開き、電気接点カバー2
0内の電気接点23と本体側ユニットの電気接点19と
が電気的に接続される。
状態を説明するための部分図である。検査ユニット2を
矢印24で示す方向に本体側1に押し当てると、図3
(a)の下段に示すように係合爪15a〜15cと22
a〜22cが対面した状態となる(図3は係合爪の上端
側の爪のみを記載)。そして、図3(b)に示すように
矢印10の方向に検査ユニット2をスライドさせると、
係合爪15a〜15cと22a〜22cは係合する。図
2において、板バネ16は検査ユニット2の側面に押し
当てられた状態で板バネ穴17に落ち込むので、板バネ
16の反発力により上記係合爪同士が確実に係合すると
ともに板バネ16のクリック機能により検査ユニット2
は容易には外れなくなる。同時に接点カバー開閉ピン2
1も開閉ピン溝18に係合し、矢印10方向のスライド
によって電気接点カバー20が開き、電気接点カバー2
0内の電気接点23と本体側ユニットの電気接点19と
が電気的に接続される。
【0012】図4は、本発明による光ファイバコネクタ
端面検査装置本体および検査ユニットの内部の構成を説
明するための図である。本体ユニット1は、ファイバ保
持機構,対物レンズ,ハーフミラー,集光レンズ,照明
装置27およびCCD28よりなる光学ユニット25,
信号処理回路29,制御回路30,映像切替器31,C
RTの表示装置26ならびに鉛蓄電池等の電源32を内
蔵している。電気接点19は、制御回路30からの映像
信号線と、電源32(制御回路30を経由)からの電源
線と、映像切替器31からの切替信号線に接続されてい
る。一方、検査ユニット2は、本体ユニット1の光学ユ
ニット25と同じ構成の光学ユニット38と、信号処理
回路29および制御回路30と同じ構成の信号処理回路
34および制御回路35と、切替スイッチ36を内蔵し
ている。電気接点23は、本体ユニット1の電気接点1
9の映像信号線,電源線および切替信号線にそれぞれ対
応している。
端面検査装置本体および検査ユニットの内部の構成を説
明するための図である。本体ユニット1は、ファイバ保
持機構,対物レンズ,ハーフミラー,集光レンズ,照明
装置27およびCCD28よりなる光学ユニット25,
信号処理回路29,制御回路30,映像切替器31,C
RTの表示装置26ならびに鉛蓄電池等の電源32を内
蔵している。電気接点19は、制御回路30からの映像
信号線と、電源32(制御回路30を経由)からの電源
線と、映像切替器31からの切替信号線に接続されてい
る。一方、検査ユニット2は、本体ユニット1の光学ユ
ニット25と同じ構成の光学ユニット38と、信号処理
回路29および制御回路30と同じ構成の信号処理回路
34および制御回路35と、切替スイッチ36を内蔵し
ている。電気接点23は、本体ユニット1の電気接点1
9の映像信号線,電源線および切替信号線にそれぞれ対
応している。
【0013】本体ユニット1に検査ユニット2を結合し
た状態、すなわち図1のように検査ユニットを増設した
状態で、切替スイッチ36をオンすると、映像切替器3
1は切り替えられ、本体ユニット1側の映像から検査ユ
ニット2側の映像に切り替えられて表示装置26のCR
Tに表示される。本体ユニット1において、照明装置2
7から出射した光は集光レンズ27で集光され、ハーフ
ミラーで対物レンズに導かれ、ファイバ保持機構の透明
ガラスを通過して光ファイバコネクタの端面に照射され
る。光ファイバコネクタの端面の反射光は、ハーフミラ
ーを介してCCD28上に達し、フォーカスダイヤル3
を調整することより対物レンズを前後に移動してCCD
28上に焦点を合わせることができる。
た状態、すなわち図1のように検査ユニットを増設した
状態で、切替スイッチ36をオンすると、映像切替器3
1は切り替えられ、本体ユニット1側の映像から検査ユ
ニット2側の映像に切り替えられて表示装置26のCR
Tに表示される。本体ユニット1において、照明装置2
7から出射した光は集光レンズ27で集光され、ハーフ
ミラーで対物レンズに導かれ、ファイバ保持機構の透明
ガラスを通過して光ファイバコネクタの端面に照射され
る。光ファイバコネクタの端面の反射光は、ハーフミラ
ーを介してCCD28上に達し、フォーカスダイヤル3
を調整することより対物レンズを前後に移動してCCD
28上に焦点を合わせることができる。
【0014】CCD28では光電変換され、その信号は
信号処理回路29で処理され所定の映像信号が形成され
る。映像信号は制御回路30,映像切替器31を介して
表示装置に送られ該装置のCRTに表示される。検査ユ
ニット2側の光学ユニット38,信号処理回路34およ
び制御回路35も本体ユニット1の同じ回路と同様に動
作し、制御回路35から映像信号が出力される。なお、
制御回路35からは切替信号も出力される。以上の構成
により本体ユニット1のファイバ保持機構に保持された
光ファイバコネクタと検査ユニット2のファイバ保持機
構に保持された光ファイバコネクタの端面の映像を切替
スイッチ36の切り替えにより交互に表示装置26に映
し出すことができる。
信号処理回路29で処理され所定の映像信号が形成され
る。映像信号は制御回路30,映像切替器31を介して
表示装置に送られ該装置のCRTに表示される。検査ユ
ニット2側の光学ユニット38,信号処理回路34およ
び制御回路35も本体ユニット1の同じ回路と同様に動
作し、制御回路35から映像信号が出力される。なお、
制御回路35からは切替信号も出力される。以上の構成
により本体ユニット1のファイバ保持機構に保持された
光ファイバコネクタと検査ユニット2のファイバ保持機
構に保持された光ファイバコネクタの端面の映像を切替
スイッチ36の切り替えにより交互に表示装置26に映
し出すことができる。
【0015】図5は、軸ずれ検査を説明するため図であ
る。軸ずれ検査を行うには、ファイバ保持機構の機械的
中心と対物レンズの光軸とを予め一致させておく必要が
ある。このように調整されたファイバ保持機構に検査す
べき光ファイバコネクタのフェルールを挿入し、フェル
ール端面の球面形状の研磨面が透明ガラスに接触するま
で押し込む。(a)はフェルール端面の接触の状態を示
す図で、保持機構の機械的中心と、球状研磨面の接触点
がずれている状態を示している。この場合は、(b)に
示すように画面に表示される球状研磨面と透明ガラスと
により形成されるニュートンリングの中心がずれ、これ
により端面研磨の良否を判定することができる。
る。軸ずれ検査を行うには、ファイバ保持機構の機械的
中心と対物レンズの光軸とを予め一致させておく必要が
ある。このように調整されたファイバ保持機構に検査す
べき光ファイバコネクタのフェルールを挿入し、フェル
ール端面の球面形状の研磨面が透明ガラスに接触するま
で押し込む。(a)はフェルール端面の接触の状態を示
す図で、保持機構の機械的中心と、球状研磨面の接触点
がずれている状態を示している。この場合は、(b)に
示すように画面に表示される球状研磨面と透明ガラスと
により形成されるニュートンリングの中心がずれ、これ
により端面研磨の良否を判定することができる。
【0016】図6は、アンダカット検査の表示画面の一
例を示す図である。この検査は、ファイバ保持機構の機
械的中心と対物レンズの光軸とを予め一定量だけずらし
ておく必要がある。フェルール研磨端面のコア,クラッ
ド部分に研磨によっても除去できない凹み部分が存在す
る場合には凹み部分のニュートンリングの模様は図6に
示すようにずれて表示される。本発明による光ファイバ
コネクタ端面検査装置は、本体ユニット側で軸ずれ検査
を、検査ユニット側でアンダカット検査をすることがで
き、また両ユニットとも軸ずれ検査,アンダカット検査
のいずれかに設定することができる。以上の実施例では
検査ユニットを1個増設した例について説明したが、2
個以上増設することも可能である。この場合には図1に
示す検査ユニットの結合側面と反対側の側面は本体ユニ
ットの結合側面と同様な構成とする。また、本体ユニッ
トをCRT表示部,電源および電源スイッチで構成し、
これに検査ユニットを結合させて1個の光ファイバコネ
クタ端面検査装置を構成することができる。
例を示す図である。この検査は、ファイバ保持機構の機
械的中心と対物レンズの光軸とを予め一定量だけずらし
ておく必要がある。フェルール研磨端面のコア,クラッ
ド部分に研磨によっても除去できない凹み部分が存在す
る場合には凹み部分のニュートンリングの模様は図6に
示すようにずれて表示される。本発明による光ファイバ
コネクタ端面検査装置は、本体ユニット側で軸ずれ検査
を、検査ユニット側でアンダカット検査をすることがで
き、また両ユニットとも軸ずれ検査,アンダカット検査
のいずれかに設定することができる。以上の実施例では
検査ユニットを1個増設した例について説明したが、2
個以上増設することも可能である。この場合には図1に
示す検査ユニットの結合側面と反対側の側面は本体ユニ
ットの結合側面と同様な構成とする。また、本体ユニッ
トをCRT表示部,電源および電源スイッチで構成し、
これに検査ユニットを結合させて1個の光ファイバコネ
クタ端面検査装置を構成することができる。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、光ファ
イバコネクタ検査装置本体と、光学ユニットと映像処理
回路等を内蔵した1以上の検査ユニットとからなり、光
学ファイバコネクタ検査装置本体に検査ユニットを結合
し、各ユニットの映像を画面に切替え表示し並行して2
以上の光ファイバコネクタの端面検査を可能にしたもの
である。
イバコネクタ検査装置本体と、光学ユニットと映像処理
回路等を内蔵した1以上の検査ユニットとからなり、光
学ファイバコネクタ検査装置本体に検査ユニットを結合
し、各ユニットの映像を画面に切替え表示し並行して2
以上の光ファイバコネクタの端面検査を可能にしたもの
である。
【0018】したがって、例えば軸ずれ検査のみであれ
ば、つぎからつぎへと光ファイバコネクタの研磨面を効
率よく検査でき、また、各ユニットをそれぞれ別個の検
査ができるように調整しておけば、1台の検査装置で2
種類の検査を並行して行うことができ、少ない投資で検
査効率の良い光ファイバコネクタ端面検査装置を提供で
きる。
ば、つぎからつぎへと光ファイバコネクタの研磨面を効
率よく検査でき、また、各ユニットをそれぞれ別個の検
査ができるように調整しておけば、1台の検査装置で2
種類の検査を並行して行うことができ、少ない投資で検
査効率の良い光ファイバコネクタ端面検査装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバコネクタ端面検査装置
の外観の実施例を示す斜視図である。
の外観の実施例を示す斜視図である。
【図2】本体側と検査ユニットの嵌合側面の詳細を説明
するための斜視図である。
するための斜視図である。
【図3】本体側と検査ユニットを結合する状態を説明す
るための部分図である。
るための部分図である。
【図4】本発明による光ファイバコネクタ端面検査装置
本体および検査ユニットの内部の構成を説明するための
図である。
本体および検査ユニットの内部の構成を説明するための
図である。
【図5】軸ずれ検査を説明するための図である。
【図6】アンダカット検査の表示画面の一例を示す図で
ある。
ある。
1…本体ユニット 2…検査ユニット(オプションユニット) 3…フォーカスダイヤル 4…CRT表示窓 5…コントラスト調整つまみ 6…輝度調整つまみ 7…電源スイッチ 8…グリップ 9,11…ガラスカバー 12…ファイバ挿入口 13…フォーカスダイヤル 14…表示切替スイッチ 15a〜15f,22a〜22f…係合爪 16…板バネ 17…板バネ穴 18…開閉ピン溝 19…電気接点 20…電気接点カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 正彦 長野県岡谷市長地2800番地 京セラ株式 会社長野岡谷工場内 (72)発明者 平田 裕二郎 長野県岡谷市長地2800番地 京セラ株式 会社長野岡谷工場内 (72)発明者 伊藤 憲明 長野県岡谷市長地2800番地 京セラ株式 会社長野岡谷工場内 (56)参考文献 特開 昭57−46226(JP,A) 特開 平5−118832(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01M 11/00 - 11/08 G01N 21/84 - 21/958
Claims (2)
- 【請求項1】 検査対象の光ファイバコネクタを保持
し、この光ファイバコネクタの端面に光を照射し、反射
する光を撮像素子上に結像することにより画面上に端面
の映像を映し出し、少なくとも本体側電気信号接続手段
を有する光ファイバコネクタ検査装置本体と、 検査対象の光ファイバコネクタを保持し、この光ファイ
バコネクタの端面に光を照射し、反射する光を撮像素子
上に結像し、出力される電気変換信号を前記本体側電気
信号接続手段に係合接続するためのユニット側電気信号
接続手段を有する、1以上の検査ユニットとからなり、 前記光ファイバコネクタ検査装置本体に前記検査ユニッ
トを1以上結合し、前記本体側の映像出力と前記検査ユ
ニット側の映像出力とを画面上に切替え表示することに
より、並行して2以上の光ファイバコネクタの端面検査
を可能にしたことを特徴とする検査ユニットを増設可能
な光ファイバコネクタ端面検査装置。 - 【請求項2】 前記本体側電気信号接続手段は、前記光
ファイバコネクタ検査装置本体の側面に設けられ、前記
1以上の検査ユニットを本体側面に結合することを特徴
とする請求項1記載の検査ユニットを増設可能な光ファ
イバコネクタ端面検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12063595A JP3187278B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 検査ユニットを増設可能な光ファイバコネクタ端面検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12063595A JP3187278B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 検査ユニットを増設可能な光ファイバコネクタ端面検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08292020A JPH08292020A (ja) | 1996-11-05 |
JP3187278B2 true JP3187278B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=14791107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12063595A Expired - Fee Related JP3187278B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 検査ユニットを増設可能な光ファイバコネクタ端面検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3187278B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104236861B (zh) * | 2014-09-25 | 2017-01-18 | 浙江大学 | 基于颜色识别的光纤端面干涉仪夹紧判断装置 |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP12063595A patent/JP3187278B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08292020A (ja) | 1996-11-05 |
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