JP3186059U

JP3186059U - 軟式テニスボール

Info

Publication number: JP3186059U
Application number: JP2013003091U
Authority: JP
Inventors: 張振彬
Original assignee: 福人化學股▲分▼有限公司
Priority date: 2013-05-31
Filing date: 2013-05-31
Publication date: 2013-09-19
Anticipated expiration: 2023-05-31

Abstract

【課題】特に構造が簡単で内部の空気が漏れない軟式テニスボールを提供する。
【解決手段】軟質のゴムからなり、互いに組み合わされる半円球状のシェルである、第一半円球体１１及び第二半円球体１２と、空気注入バルブ１３とを備え、その内、第一半円球体の内周面に内弧面１１０が、外周面にポイントが設けられ、第一半円球体の内弧面における、ポイントと対応する箇所に空気注入バルブが接着されるテニスボール本体を特徴とする。
【選択図】図１

Description

本考案は、特に構造が簡単で内部の空気が漏れない軟式テニスボールに関するものである。

図４及び図５に示すように、既存の軟式テニスボール４０は、２つの半球体４１及び締付けリング４２を備え、それらの半球体４１が組み合わせてボールとなり、一方の半球体４１の内周面に空気注入バルブ４１１が一体に形成され、この空気注入バルブ４１１の中段に外径がより小さい首部が設けられ、該半球体４１の外周面から空気注入バルブ４１１にかけて貫通状の空気注入孔４１２が形成され、また、締付けリング４２は、空気注入バルブ４１１の首部を締め付けて空気注入孔４１２を密閉させてボール内の空気を漏れないようにしている。

しかしながら、既存の軟式テニスボールは、製造する時、締付けリングを空気注入バルブの首部に嵌める必要があるので、作業時間がかかる割りに効率が悪く、また、長時間使用すると、締付けリングが緩まり、空気注入バルブから脱落して、空気注入バルブを締め付けられなくなり、ボール内部の空気が空気注入孔から漏れてしまう虞があった。

本考案に係る軟式テニスボールは、軟質のゴムからなり、互いに組み合わされる半円球状のシェルである、第一半円球体及び第二半円球体と、空気注入バルブとを備え、その内、該第一半円球体の内周面に内弧面が、外周面にポイントが設けられ、該第一半円球体の内弧面における、該ポイントと対応する箇所に該空気注入バルブが接着されるテニスボール本体を有することを特徴とする軟式テニスボール。

また、かかる軟式テニスボールにおいて、前記空気注入バルブが円柱形を呈することが好ましい。

本考案の軟式テニスボールは上記の構成を有することから、構造が簡単で製造しやすいと共に、既存の構造と比べると、締付けリングを有しないことから、締付けリングをバルブに嵌め込む手間がかからないので、人件費及び製造コストを節約することができる。

本考案に係る軟式テニスボールの分解斜視図である。本考案に係る軟式テニスボールの部分拡大断面図である。本考案に係る軟式テニスボールへの空気の注入方法を示す連続動作説明図である。既存の軟式テニスボールの分解斜視図である。既存の軟式テニスボールの部分拡大断面図である。

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。

図１及び図２に示すように、テニスボール本体１０は、第一半円球体１１と、第二半円球体１２と、空気注入バルブ１３とを有し、その内、該第一半円球体１１及び第二半円球体１２はそれぞれ軟質のゴムからなり、対応する形状を呈する。

前記第一半円球体１１と第二半円球体１２は、互いに円形の周縁を組み合わせるように接着して中空のボールとし、該第一半円球体１１の内周面に内弧面１１０が設けられると共に、外周面にポイント１１１が凹設され、該ポイント１１１は、第一半円球体１１の外周面が少し凹んだ微小な凹部である。

図１及び図２に示すように、前記空気注入バルブ１３は、円柱形を呈し、弾性の程度（すなわち、跳ね返り係数）が第一半円球体１１及び第二半円球体１２より低いと共に、第一半円球体１１及び第二半円球体１２よりゴムに含んだ粘着剤の量が多いものである。また、該空気注入バルブ１３は、該第一半円球体１１のポイント１１１と対応するように、内弧面１１０に接着される。尚、本実施例においてポイント１１１及び空気注入バルブ１３はそれぞれ、第一半円球体１１の外周面及び内周面の中心に互いに対応するように設けられる。

図３に示すように、本考案に係る軟式テニスボールに空気を注入する時は、空気入れ３０の注入針を空気注入バルブ１３の空気注入孔１３１に差し込んで空気を注入し、空気の注入が完了すると、空気入れ３０を抜き取るが、この時、空気注入バルブ１３は、含んだ粘着剤の量が第一半円球体１１及び第二半円球体１２より多いと共に、高密度を有することから、空気注入バルブ１３の空気注入孔１３１が自然に密着し、空気注入孔１３１を封止するので、テニスボールの内部の空気が外部に漏れることはない。

本考案に係る軟式テニスボールは、構造が簡単で製造しやすいと共に、既存の構造と異なりリングがないので、リングをバルブに取り付ける手間がかからないので、人件費や製造コストを節約することができる。

１０テニスボール本体
１１第一半円球体
１１０弧面
１１１ポイント
１２第二半円球体
１３空気注入バルブ
１３１空気注入孔
３０空気入れ
４０軟式テニスボール
４１半球体
４１１空気注入バルブ
４１２空気注入孔
４２締付けリング

Claims

軟質のゴムからなり、互いに組み合わされる半円球状のシェルである、第一半円球体及び第二半円球体と、空気注入バルブとを備え、その内、該第一半円球体の内周面に内弧面が、外周面にポイントが設けられ、該第一半円球体の内弧面における、該ポイントと対応する箇所に該空気注入バルブが接着されるテニスボール本体を有することを特徴とする軟式テニスボール。
前記空気注入バルブが円柱形を呈することを特徴とする請求項１に記載の軟式テニスボール。