JP3185020U - 飲料容器用ジョッキハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルの無いグラスやコップなどの容器や瓶・缶・あるいはそれに類する容器(ハンドル無し飲料容器類)を、飲料入りのままで容易に保持でき、直接飲用ができるようにするためのハンドル(持ち手)手段を提供する。
【解決手段】人が握るハンドル(持ち手)本体とそのハンドル本体に接続・固定された複数のベルト2a、2bで構成されたジョッキハンドル101を準備し、その複数のベルト2a、2bでハンドル無し容器類の側面にハンドル本体を固定することで、ハンドル無し飲料容器類をジョッキのように取り扱え、飲料を楽に保持し、直接飲用できる手段を提供する。
【選択図】図1

Description

本考案は、飲料を保持・飲用するための飲料容器(コップ、グラスや瓶、缶、ボトルなど)に装着して飲料の保持・飲用を容易にするためのハンドル(持ち手)に関するものである。
飲料の保持・飲用に用いられる飲料容器(コップ、グラスや瓶、缶、ボトル、あるいはそれらに類する飲料容器)には、ハンドル(持ち手:以下本文中ではハンドルと記載する)の有るものと無いものがある。ハンドル無し飲料容器は最も一般的な飲料容器であり、手軽さ、価格バリエーションを含めた品数の多さ、保管のし易さ、製造のし易さ、などから市場・社会に広く普及している。ハンドル付き飲料容器の代表的なものとしては、コーヒー・紅茶など主に暖かい飲料に用いられる陶器製カップ、登山やキャンプなどアウトドアシーンで多用される金属製コップや保温構造を持つマグ、主にビールやそれに類する飲料に用いられるやや大型のジョッキ(ハンドル付きの大型飲料容器:以下本文中ではジョッキと記載する)、などがある。ハンドル付き飲料容器は、ハンドルにより持ち易さが向上し長時間でも楽に保持できる、ハンドル無し飲料容器に比べて飲料と持ち手の相対位置が離れるため飲料温度が人の持ち手に与える影響または人の持ち手の温もりが飲料に与える影響(以下本文中では飲料と人の持ち手の温度干渉と記載する)を緩和することができる(例えばハンドル無し飲料容器のように飲料と持ち手の位置関係が近い場合、飲料が冷たい場合は飲料によって持ち手が冷えたり結露によって手が濡れたりすることがあり、反対に手の温もりによって飲料自体が昇温してしまい本来の味わいが損なわれる場合がある。また飲料が熱い場合は保持が困難になることがある。ハンドルはこれらを回避し易くする効果がある。)などの利点があり、用途やシチュエーションに合わせてハンドル無し飲料容器に替わり使用されている。
ハンドル付き飲料容器の中でジョッキは、容器に注いだ飲料の容量が多く重い状態(以下この状態の飲料の量を本文中ではある程度の量と記載する)においても、ハンドルを握り持つことで使用者の容器保持・飲用が容易・楽になるため、一度にある程度の量の飲料を提供するパブやビアレストランを始めとする飲食店やビールフェスティバル等イベントの場など(以下本文中ではこれらの場所を特別な場所と記載する)で多用されている。またジョッキは、個人的に愛用する人々も少なくなく家庭で使用される場合もあるが、大きく・重く・場所を取り用途が限定されることが多いため一般の家庭には普及していない。また一般的観念としてジョッキは上記のような特別な場所で使用するものという考え方が定着しており、家族の共存する家庭内ではたとえジョッキ好きの愛飲家の家庭であってもジョッキの常備は難かしいのが実情である。
一方、例えばビールやワイン、日本酒、焼酎、炭酸系飲料・ジュース、あるいはそれに類する飲料は、その飲料が入った瓶(ボトル)や缶・ペットボトル(以下本文中ではボトル類と記載する)で提供されることが多く、これらボトル類からグラスに注がずに直接飲用される場合も多い。この場合、飲用者はボトル類を直接持って飲用することとなるが、上記した飲料と人の持ち手の温度干渉により、持ち手の不快感や飲料の味わい損失が発生する場合がある。しかし、ほとんどの場面において飲用者はハンドルの有無について考えることは無く、無意識に当然のこととして自らボトル類を保持しながら飲用を続けているのが現状である。
上記のような特別な場所に限らず、またボトル類から直接飲用する場合に於いてもある程度の量の飲料を容易に保持・飲用する方法としては、一般に定着している水筒の利用や、飲料容器ホルダーとして提案されている飲料容器保持手段の利用があげられる。いずれの方法も飲料を不定期に飲用し、かつ持ち運べるように提供されており、これらを使用することで例えば外出時や屋外アクティビティ・スポーツなど移動が伴う場合でも、ある程度の量の飲料の携帯・保持・飲用が可能となる。
上記した水筒を利用する方法は、飲料の保温と可搬性に主眼がおかれており、飲用の際には密閉された容器から飲料を取り分けるのが一般的である。従って、特にビールなどのアルコール飲料におけるジョッキ使用時の持ち易さや飲み易さの実現、あるいはジョッキ使用時に飲用者が感じる味わいや一気に沢山の量が飲める開放感・爽快感を得ることは難しい。また、水筒にアルコール飲料の匂いが付着することがあり、例えば家族で兼用している容器の場合には、このような使用方法は好ましくない。
一方、飲料容器ホルダーとしては、例えば缶や瓶の飲料容器を対象とした特開2002−225873号公報、ペットボトルを対象とした実願2001−4143号公報、が紹介されている。
このうち特開2002−225873号公報に示される飲料容器ホルダーは、断熱性・可撓性のある平板状シートを缶・瓶に筒状に巻きつけて交差させ、その端から延びる取っ手部分を握ることで缶・瓶を押さえて保持するように設計されており、飲料と人の持ち手の温度干渉による飲料の温度上昇の抑止とジョッキのように安定した缶・瓶類飲料容器の保持ができる。
また、実願2001−4143号公報に示されるペットボトル入り飲料のキャリーホルダーは、ペットボトルを色々な場所に掛けることができるよう、フックを設けたホルダーであり、ゴルフや自転車などスポーツ時のペットボトル携帯を容易にするように考案されている。
しかしながら、特開2002−225873号公報に示される飲料容器ホルダーは、缶・瓶などの円筒形の容器保持を対象としており、例えば下すぼみのグラス(グラスの口径が容器底径よりも大きく、口側から底側に向かうに従って直径が小さくなる形のグラス)や上すぼみのデキャンタ・カラフェ(容器底径が口径・あるいは容器上部よりも大きく、口側から底側に向かうに従って直径が大きくなる形の飲料容器)など、場所によって径が異なるグラスや容器では、上記ホルダーによる容器の締め付け具合が容器の口部付近・底部付近で異なり、安定した保持が難しくなる場合がある。また、ほぼ決まった直径の缶・瓶の保持に主眼おかれているため、例えば形状や容量の異なる様々な種類のグラス・缶・瓶などが混在するイベントなどでは、想定されるハンドル無し飲料容器やボトル類(以下これらをまとめて本文中ではハンドル無し飲料容器類と記載する)の種類の数だけホルダーの種類を準備する必要が生じる。また、店舗やイベントで用いられる1リットル〜2リットルあるいはそれを超えるような超大型グラスの保持においては、飲料を入れた際のグラスを含む総重量が重く、一つの手で握り持ってかつ押圧しながら保持しつつ飲用することは労力を要し、持ち手の疲労による容器落下の危険性も増加する。
一方で、実願2001−4143号公報に示されるペットボトル入り飲料のキャリーホルダーは、ペットボトルの人に伴う同時移動・携帯に主眼が置かれていて、飲料の飲用時にペットボトルとキャリーホルダーが一体で使用されることはなく、飲料の飲用はホルダから取り上げたペットボトルから直接行い、飲用しない時はキャリーホルダに置いて人に伴って移動する、と云う使用法を前提に考案されている。従って、スポーツ時などの水分補給のための飲料容器保持には適しているが、例えばバーベキューなど屋外でのアクティビティやビールイベントなどのように、常に人が飲料を携帯し不定期に直接飲用する使用法では、その機能が十分に発揮されない。
特開2002−225873号公報
実願2001−4143号公報
解決しようとする課題は、ある程度の量の飲料が入った状態のハンドル無し飲料容器類において、飲料をジョッキに注いだ状態で使用する場合と同様に、ハンドルを持つことによって長時間でも保持し易く、安全に、安定して、簡単・爽快に、場所を選ばずに、飲料を保持・携帯・飲用できるようにする手段を提供することにある。
本考案は、ハンドル無し飲料容器類に装着するハンドルであって、前記ハンドルが、人が握るハンドル本体と、ハンドル本体に接続・固定され、前記ハンドル無し飲料容器類に巻きつけて締め付けることでハンドル全体を固定するベルトで構成されていることを主要な特徴とする。
本考案のハンドル無し飲料容器用ジョッキハンドル(以下本文中ではジョッキハンドルと記載する)は、単純な構造でありながら、ある程度の量の飲料を入れたハンドル無し飲料容器類に装着することで容器類を安全に安定して保持することができ、かつ携帯性が良く、着脱も容易である。また、ジョッキ同様に飲料の入ったハンドル無し飲料容器類から直接飲用できるため、芳香や味わい、爽快感を感じながら飲用できるという利点がある。
図1は本考案のジョッキハンドルの第一案の実施例を示した説明図である。(実施例1) 図2は本考案のジョッキハンドルの第二案の実施例を示した説明図である。(実施例2) 図3は本考案のジョッキハンドルの第一案の別の実施例を示した説明図である。(実施例3) 図4は本考案のジョッキハンドルの第一案に、新たな手段を設けた第三案の実施例を示した説明図である。(実施例4) 図5は本考案のジョッキハンドルの第二案に、新たな手段を設けた第四案の実施例を示した説明図である。(実施例5) 図6は本考案のジョッキハンドルに共通して使用する部品の実施例の部分説明図である。 図7は本考案のジョッキハンドルに共通して使用する部品の実施例の説明図である。 図8は本考案のジョッキハンドルに共通して使用する部品の別の実施例の説明図である。(実施例6) 図9は本考案のジョッキハンドルに共通して使用する別の部品の実施例の説明図である。(実施例7) 図10は本考案のジョッキハンドルの第五案の実施例を示した説明図である。(実施例8) 図11は本考案のジョッキハンドルの第六案の実施例を示した説明図である。(実施例9)
ハンドル無し飲料容器類を、飲料が入った状態で容易に保持・飲用できるようにするという目的を、最小の部品点数・簡易な構造で実現した。
図1は、本考案のジョッキハンドルの第一案の外観、ならびに取り付け・使用方法の説明図である。図1[A]が外観図、図1[B]が取り付け中の外観図、図1[C]が取り付け完了後に人が使用する際の外観図、である。図1[A]中、1aはハンドル本体、2a・2bはベルト(図中、他部分と区別し易いよう縦縞で示した。)、3a・3b・3c・3dはベルトに貼り付けた滑り止めシート、4a・4bはゴム足、5a・5bはハンドル本体用足、である。また、101は第一案のジョッキハンドル全体を表している。図1[B]中の11はハンドル無し飲料容器(下すぼみ形のグラス)、図1[C]中の21aは人の手(右手)である。
ハンドル本体1aは本考案のジョッキハンドルの人が握る部分であり、ハンドル本体の足5a・5bを介して接続されるベルト2a・2bによりハンドル無し飲料容器類に固定される。飲用者はジョッキハンドルのハンドル本体1aを握り持つことで、ハンドル無し飲料容器類の保持や飲料の飲用を楽に行うことができる。ベルト2a・2bは、本考案のジョッキハンドル101をハンドル無し飲料容器類(例えば図1[B]・図1[C]のハンドル無し飲料容器11)に取り付け固定するためのベルトであり、ハンドル本体1aに固定されたハンドル本体用足5a・5bと、ゴム足4a・4bとの間に挟む形でハンドル本体1aに接続されている。ベルト2a・2bは、ハンドル無し飲料容器11の外側側面の周囲方向に巻きつけ、更に締め付けて取り付ける。滑り止めシート3a・3b・3c・3dはベルト2a・2bのハンドル無し飲料容器11と接する面に取り付けてあり、ハンドル無し飲料容器11に本考案のジョッキハンドル101を取り付けた際に、乾燥時・吸湿時(液体で濡れた状態を含む)を問わずにハンドル無し飲料容器11とベルト2a・2bの密着性・吸着性を保つ。
実用上、ハンドル本体1aは、飲料や飲料容器の重量(これらを合わせた総重量も同様)が負荷となった場合でも変形・破損が生じない硬質の素材(例えば金属)を用いる。また人がハンドル本体1aを握る際には、ハンドル本体1aとハンドル無し飲料容器11の間に人の指や掌などが挿入されるため、ジョッキハンドル101を固定する場合、ハンドル本体1aとハンドル無し飲料容器11の間に指や掌などが入る十分な隙間空間(以下本文中では指挿入空間と記載する)を確保する必要がある。このためには、ハンドル本体1a自体が、例えばコの字型や大きく湾曲しているなどの形状であるか、ハンドル本体1aどハンドル無し飲料容器11の間の指挿入空間を確保するために十分な大きさを有するスペーサー(硬質材のゲタ足やゴム足など)を介した固定が必要となる。本実施例では、棒状のハンドル本体1aに取り付けるハンドル本体用足5a・5bと、ハンドルを構成する部品のネジ固定用兼飲料容器11との接触面保護用のゴム足4a・4bを取り付けることで、ハンドル本体1aとハンドル無し飲料容器11の間に十分な指挿入空間を確保している。
また、ハンドル本体1a、ハンドル本体用足5a・5b、ゴム足4a・4bや、これらと同時に接続されるベルト2a・2bの接続・固定方法は、前記指挿入空間の確保のための部品着け外しや、個々の部品の劣化・損傷時の交換などのメンテナンス性を考慮して、容易に取り付け・取り外しができることが望ましい。
図7[A]に本実施例におけるハンドル本体1aへの他部品の接続・固定方法を示す。図7[A]はゴム足4aの構造((a)はゴム足4aを正面から見た外観図、(b)は側面図である)、図7[B]はハンドル本体用足5a・ベルト2a・ゴム足4aのビスネジ7aによる接続・固定の様子(側面図)である。ハンドル本体用足5b・ベルト2b・ゴム足4bの接続・固定も全く同じであるため、以下の説明では割愛する。
ジョッキハンドル101のベルト2a側の接続は、メスネジ穴付きのハンドル本体1a(図7では省略している)にオスネジ山のねじ込みにより固定したオスネジ山・メスネジ穴を両端に持つハンドル本体用足5a、ビスネジ7a貫通穴を設けたベルト2a、ビスネジ7a用のざぐり穴(図7[A](b)Z)・キリ穴(図7[A](b)K)付きのゴム足4a、およびハンドル本体用足5aとベルト2aの間に挿入したベルト保護とネジ止め強度向上用のワッシャ6aを、ゴム足4a側からビスネジ7aによりハンドル本体用足5aに一度にネジ止めすることで実現している。
ベルト2a・2bは、ハンドル無し飲料容器11を安定して保持するために、柔軟性があり、ハンドル無し飲料容器11と接する面積が広い帯状のものを使用するのが好ましい。また、ベルト2a・2bには、繰り返しの着脱による疲労耐性、飲料容器類を保持した時の引っ張り力耐性(張力耐性だけではなく、伸び縮みしないことも求められる)、乾燥・吸湿時の素材組成安定性、などの強度や耐久性、安全性を確保する性質と、容易に取り付け・取り外しができ、薄く軽量である構造が同時に要求される。このため本実施例では、ベルト2a・2bの素材として高分子素材(ナイロン)製の面ファスナー(パイルアンドフック、ループアンドフックとも云う)構造を有する帯状のベルトを使用している。
図6はベルト2aの面ファスナー部分の一部を切り出した構造説明図である(ベルト2bはベルト2aと同じ構造であり、以下の説明中の2a部分を2bに置き換えれば全く同じ説明になるため、ここでは説明を割愛する)。ベルト2aは両端の一方に面状の多数のフック(以下フック群と記載する)を、もう一方に面状の多数のループ(以下ループ群と記載する)を有する。
以下、図6を用いて面ファスナーの構造を簡単に説明する。図6[A]は面ファスナーのフック側、図[B]は面ファスナーのループ側の詳細構造を示しており、図中矢印で引き出した丸囲みが各々フックとループの拡大図である。面ファスナーは、フックのある面とループのある面を重ね合わせて押し付けることで、各々の側にあるフック群とループ群が多数絡みあい、結果として強い保持力を発揮する構造である(フックとループが同一の面に混在する構造の面ファスナーもあり、この場合はフック側・ループ側を区別する必要はなく、フックとループが混在する面同士を重ねて押し付けることで前記説明と同様の効果が得られる)。ここでベルト2aのフック群とループ群は、ハンドル101を飲料容器(例えば図1のハンドル無し飲料容器11)に固定する際にベルト2aを飲料容器の外側側面に沿って周囲(外周)方向に一周して重ね合わせることから、ベルト2aの両端面の異なる面(帯状のベルトの表面と裏面に相当する面)に配置する必要がある(このようにフック群とループ群が異なる面に配置された面ファスナーベルトが市販されている)。
ここでは、一本の面ファスナーベルトでベルト2aを構成する場合について説明したが、ベルト2aを二本のベルト(仮にベルト2a1、ベルト2a2とする)で構成することもできる。この場合は、ベルト2a1・ベルト2a2各々の一端に、一方(例えばベルト2a1)はフック群、もう一方(例えばベルト2a2)はループ群が来る組合せを用意し、ハンドル101を飲料容器に巻きつけた際にベルト2a1のフック群とベルト2a2のループ群が重なるように表裏を決めたうえで双方のベルトのもう一端(フック群・ループ群が無い一端)側をハンドル本体1aに接続して、ベルト2a1・ベルト2a2を反対向きに引きながらハンドル101を飲料容器に装着する。
上記した通り、フック群とループ群が多数絡み合った面ファスナーは強力な保持力を発揮するが、フックとループがひとつずつ絡んだ1組単位の保持力は小さいため、面で重なり合った面ファスナーのベルトは、フックのある面側とループのある面側を引き剥がす方向に、フックとループの1組ずつを端から少しずつめくるように引っ張ることで容易に取り外しができる。以上のように、本実施例で使用した面ファスナー素材はジョッキハンドルのベルトに求められる機能を満たす素材として好適である。
また、ハンドル無し飲料容器11は飲料を入れた時には容器の口側を上(重力と反対方向)に、底側を下(重力方向)にすることから、安定保持のためには容器の口側寄りと底側寄りの2箇所でベルト固定するのが望ましい。本実施例のハンドル本体1aでは両端寄りの2箇所のハンドル本体用足5a・5bにベルト2a・2bが取り付けてあり、ハンドル本体1aはハンドル無し飲料容器11の口側と底側を結ぶ方向に沿って取り付くことになるため、必然的にベルト2a・2bはハンドル無し飲料容器11の口側および底側の2箇所に配置され、安定保持を実現している。
一方で飲料容器用ジョッキハンドル101は、常に飲料に触れる機会、あるいは容器洗浄時など水分・洗剤などに触れる機会が多い。このため、ハンドル本体1a、ハンドル本体用足5a・5b、ベルト2a・2b、ゴム足4a・4b、ビスネジ7a・ワッシャ6a、などジョッキハンドル101を構成する全ての部品は耐液体性(特に水やアルコール耐性)を有する素材が望ましい。また、人が飲用する飲料を取り扱う容器用のハンドルであることから、無害素材であることが必須である。このため本実施例では、硬質部分にはアルミ素材やステンレス素材を使用し、柔軟性を要する部分には高分子(ナイロン)素材やゴム素材を用いて液体耐性確保と無害化に対応している。
また、ベルト2a・2bは、ハンドル無し飲料容器11の洗浄・再利用時などの吸湿時(水分を拭き取った状態や液体に濡れた状態を含む)にはハンドル無し飲料容器11との接触面に滑りが発生し、ベルト2a・2bの締め付けのみによる固定では容器の保持力が十分に確保できない場合がある。このため本実施例では、ベルト2a・2bのハンドル無し飲料容器11と接する面に耐湿・吸着性を有する滑り止めシート3a・3b・3c・3dを取り付け、乾燥時のみならず吸湿時でも強い保持力を確保している。滑り止めシート3a・3b・3c・3dは、ベルト2a・2b自体やゴム足4a・4b自体、またはそれら両方が耐湿・吸着性を有する素材の場合、必要ないこともある。
さらに、図1[B]・[C]に示すハンドル無し飲料容器11は、口側の径が大きく底側の径が小さい下すぼみの形状をしているが、本考案のジョッキハンドル101は2つのベルト2a・2bを有し、各々を飲料容器類に巻きつけて面ファスナーて固定する方式であるため、各々のベルトの長さの範囲内で固定位置の飲料容器の周径に合わせて自由に調整できるので、ハンドル無し飲料容器11のような下すぼみ形状の飲料容器でも安定した保持を実現する。
上記の構成・素材の組合せにより、簡易な構造でありながら、持ち運びが容易で耐久性に優れ、繰り返し使用できるジョッキハンドルを実現することができる。すなわち、ハンドル無し飲料容器類に入った飲料をいつでもどこでもジョッキ感覚で保持・飲用できる手段を、大規模イベントから個人使用までの幅広い環境下において提供できる効果がある。
図2は、本考案のジョッキハンドルの第二案の外観、ならびに取り付け・使用方法の説明図である。
本第二案は、実施例1で説明した第一案のハンドル本体1aとそのベルト2a・2bへの接続に係る部品を2系統にして、1つのハンドル無し飲料容器を2つのハンドル本体で保持するようにした場合に相当する。本実施例のジョッキハンドルを構成する部品個々の種類、機能、作用、等は実施例1と同じであるため、以下の説明では、ハンドル本体および接続に係る部品が2系統になったことで、第一案と異なる構成・機能・作用を生じる事象についてのみ記載し、第一案と同じ機能・作用については説明を省略する。
図2[A]が本考案のジョッキハンドルの第二案の外観図、図2[B]が取り付け中の外観図、図2[C]が取り付け完了後に人が使用する際の外観図、である。図2[A]中、1a・1bはハンドル本体、2a・2bはベルト、3a・3bはベルトに貼り付けた滑り止めシート、4a・4b・4c・4dはゴム足、5a・5b・5c・5dはハンドル本体用足、である。また、102は第二案のジョッキハンドル全体を表している。図2[B]中の12はハンドル無し飲料容器(円筒形のグラス)、図2[C]中の21a・21bは人の手(両手)である。
ハンドル本体1a・1bは本考案のジョッキハンドル102の人が握る部分であり、各々を異なる手(又は手に相当する手段:以下本文中では両手で代表する)で保持することができる構成である。ハンドル本体1a・1bはハンドル本体用足5a・5b・5c・5dを介して接続されるベルト2a・2bによりハンドル無し飲料容器類12に固定される。飲用者はジョッキハンドル102のハンドル本体1a・1bを両手で握り持つことで、ハンドル無し飲料容器類12の保持や飲料の飲用を楽に行うことができる。
ベルト2a・2bは、本考案のジョッキハンドル102をハンドルの無し飲料容器類12に取り付け固定するためのベルトであり、ベルト2aにはハンドル本体1aのハンドル本体用足5aおよびゴム足4aからなる接続部分と、ハンドル本体1bのハンドル本体用足5dおよび4dからなる接続部分が接続され、ベルト2bにはハンドル本体1aのハンドル本体用足5bおよびゴム足4bからなる接続部分と、ハンドル本体1bのハンドル本体用足5cおよびゴム足4cからなる接続部分が接続されており、合計4箇所でハンドル本体1a・1bと接続されている。
ベルト2a・2bは、ハンドル無し飲料容器12に巻きつけ、径方向に締め付けて取り付ける。滑り止めシート3a・3bはベルト2a・2bのハンドル無し飲料容器12と接する面に取り付けてあり、ハンドル無し飲料容器12に本考案のジョッキハンドル102を取り付けた際に、乾燥時・吸湿時(液体で濡れた状態を含む)を問わずにハンドル無し飲料容器12とベルト2a・2bの密着性・吸着性を保つ。
実用上、本第二案では、ジョッキハンドル102の2本のハンドル本体1a・1bによって各々のハンドルにかかる重量負荷を分散することができるので、例えばより大きく重量のあるハンドル無し飲料容器類でも両手で握り持つことで楽に安定して保持することが可能となる。具体的には、例えば店舗やイベントなどで使用される容量1リットル〜2リットルあるいはそれを超えるような超大型グラスなどでの飲用も、本ジョッキハンドル102により容易となる。また、超大型グラスは製造数・市場に出回る数ともに希少であり、特にジョッキのようなハンドル付きのものは入手が難しいが、本ジョッキハンドル102を用いれば、例えば飲用グラスと同様の工程で製造された大型の観賞用のグラスやそれに類する容器をジョッキのように使用するすることができるようになるため、店舗や一般家庭での超大型グラスでの飲用の可能性が広がる。
その他の機能・作用については、実施例1で説明した内容と同じであるため、説明を割愛する。
図3は、実施例1の図1[C]で説明した本考案のジョッキハンドル101の別の実施例(応用例)を示す外観図である。図3中、図3[A]は飲料を一時的に取り分けて入れるデキャンタ(カラフェ)13へのジョッキハンドル101装着例、図3[B]は長尺容器(ここでは竹製のグラス:以下竹グラスと記載する)14へのジョッキハンドル101装着例、図3[C]はビール・ワイン・日本酒・焼酎・ウィスキーを始めとする飲料が入った瓶(ボトル)15へのジョッキハンドル101装着例、図3[D]は前記[C]と同様の飲料が入った缶16へのジョッキハンドル101装着例である。
図3[A]示すデキャンタ13は、口側が狭く(小径)底側が広い(大径)上すぼみの形状をしている。本考案のジョッキハンドル101は、2つのベルト2a・2bを有し、各々を飲料容器類に巻きつけて固定する方式であり、更に面ファスナーでベルトの長さの範囲で周径を調整できるので、デキャンタ13のような上すぼみ形状の飲料容器でも安定した保持を実現する。デキャンタ13は飲料を一時的に取り分けるだけではなくそのまま飲用に用いられることもあるので、このような場合に本考案のジョッキハンドルが有用である。
図3[B]に示す竹グラス14は、口側と底側を結ぶ方向(一般には上下方向)の寸法や直径・口径がひとつひとつ異なるハンドル無し飲料容器の代表である。この場合でも前記図3[A]の説明内容と同様であり、本考案のジョッキハンドル101では柔軟性のある2つのベルト2a・2bを飲料容器類に巻きつけ、面ファスナーで周径に合わせながら固定するため、竹グラス14のように場所によって直径が異なる飲料容器でも安定した保持を実現する。
図3[C]に示す飲料瓶15は、飲料入りで一般に流通・販売されている瓶である。図3[C]は飲料瓶から直接飲用する場合に、本考案のジョッキハンドル101を装着・使用した例であり、この場合も図3[A]・[B]の説明内容と同様に安定した保持を実現する。また、図示はしていないが、市販される瓶の断面形状は円形ばかりではなく、三角形や四角形・五角形・六角形・八角形・星形・ハート型などの多角形であったり、全体形状も球形や不規則な曲面を描くものなど様々である。本考案のジョッキハンドルは上記説明の通りベルト2a・2bにより固定する方式のため、1つのホルダーでは保持が困難なこれらの形状の瓶にも柔軟に対応が可能で、安定して保持することができる。
図3[D]に示す飲料缶16は、飲料入りで一般に流通・販売されている缶である。図3[D]は飲料缶から直接飲用する場合に、本考案のジョッキハンドル101を装着・使用した例であり、この場合も図3[A]・[B]・[C]の説明内容と同様に安定した保持を実現する。
本実施例において、図3[A]・図3[B]・図3[C]・図3[D]で説明した内容の他の本考案ジョッキハンドル101の構成・取り付け・取り外し方法、および機能・作用は、実施例1で説明した内容と同じであるため、説明を割愛する。
図3[E]は、飲料とは関係の無い長尺物17(ここでは複数の竹材で代表している)への本ジョッキハンドル101装着例を示しており、本考案ジョッキハンドル101の異なる使用方法(異なる分野への応用)を示したものである。本考案のジョッキハンドル101は本実施例の図3[A]・図3[B]・図3[C]・図3[D]で説明した通り、2つのベルト2a・2bを有し、各々を飲料容器類に巻きつけて面ファスナーで固定する方式であり、ベルトの周径を調整できる構造である。従って、飲料容器類以外においても、例えば図3[E]に示す長尺物17や、類似の形状のものに巻きつけ固定して荷物運搬用のハンドル(持ち手)として利用することができる。また、仮に長尺形状でなくとも、ベルト2a・2bが巻きつけられる形状・寸法(ベルト2a・2bの長さの範囲で面ファスナーによる十分な保持力を発揮できる範囲の寸法)の物体であれば、本考案のジョッキハンドル101を固定することができるため、様々な状況下においてハンドル(持ち手)として荷物の運搬などに利用することができる。さらに、本考案のジョッキハンドル101は容易に着脱が可能であるため、ジョッキハンドル101を複数個用意し、一つの運搬物への取り付け数を増やして各々のジョッキハンドルにかかる重量負荷を分散させるることができる。これにより、例えば重量物の何箇所かに取り付けた複数のジョッキハンドル101を複数人数で持って運搬する、などの応用も可能である。すなわち、本考案のジョッキハンドル101は、本来の考案目的である飲料用のジョッキハンドルとしてのみならず、イベントなどにおける荷物運搬への利用など、幅広く使用することができる。
図4は、実施例1で説明した本考案のジョッキハンドル101の第一案にベルト2cを新設した第三案の外観、および使用方法の説明図である。図4[A]が外観図、図4[B]が取り付け完了後に人が使用する際の外観図、である。
図4[A]中、101は実施例1で説明した本考案ジョッキハンドル、2cは追加したベルト(追加したベルト2cが分かり易いよう図4中では斜線で示した)である。201は本実施例のジョッキハンドル全体を示している。図4[B]中の11は実施例1の図1[B]で説明したものと同じハンドル無し飲料容器11(下すぼみ形のグラス)、21aは実施例1の図1[C]で説明したものと同じ人の手(右手)21aである。
図4[A]で示すように、ベルト2cは、ベルト2aか2bまたは両方と同時に、ベルト2a・2bと交差する方向(本実施例ではベルト2cとともに、ほぼ直交する方向)に配置する形で本考案のジョッキハンドル101に接続される。
図4[B]を用いて本実施例における新設したベルト2cの役割を説明する。ベルト2cはベルト2a・2bと同じ素材・構造(面ファスナー構造を有する帯状素材・幅は異なることもある)のベルトである。ベルト2cは、ベルト2a・2bが飲料容器11の外側側面の周囲方向に巻きつく形で締め付け固定されるのに対し、それらと交差する方向(本実施例ではほぼ直交する方向)、すなわち飲料容器11の口側と底側を結ぶ方向(上下方向)に、飲料容器11の側面に沿いながら底面のほぼ中央を通って跨ぐように対向する側面に沿わせ、その面を通るベルト2aか2b(または両方)に接続・固定される。
ベルト2cにより、本考案のジョッキハンドル101の飲料を入れた際の下方向(重力方向)の保持力が強化される。例えばハンドル無し飲料容器11やジョッキハンドル101が液体で濡れたり吸湿状態にあるときに、液体・湿気成分によりジョッキハンドル101の飲料容器保持力が一時的に弱まり、飲料容器11が重力方向に滑りやすくなる場合がある。特に、実施例2・実施例3で示した円筒形のハンドル無し飲料容器12や瓶15、缶16などベルト2a・2bで保持している部分の直径がほぼ同じ場合や、デキャンタ13のように底側が広がった上すぼみ形状の容器ではより滑りやすくなる傾向がある。ベルト2cは、このような場合に容器が下方に滑り落ちる危険性を緩和し、落下を防止する(以下本文中では脱落防止と記載する)役割をもつ。
ここではベルト2cをベルト2a・2bと同時に接続する場合について説明したが、ベルト2cを固定せずにベルト2a・2bと独立した形で準備し、飲料容器11の底面を跨いで両側側面のベルト2a・2bと交差させて接続・固定し、ベルト同士のみの保持力で飲料容器を重力方向に支えることもできる。ただしこの場合、上記したベルト2a・2bと同時に固定する場合に比べて重力方向の保持力が劣ることがあるので、ベルト2cを複数用意して複数本で重力方向を支えるなど、実用上は注意が必要である。
実用上、ベルト2cは、脱落防止とジョッキハンドル201を装着したハンドル無し飲料容器類をテーブルなどに置いた際の安定性の確保のために、ベルト2c単体で飲料容器類が確実に持ち上がる保持力と、容器類をテーブルに置いた際に容器の底を跨いでいるベルト2cによって容器自体が傾かない十分な幅を確保することが望ましい(傾きの防止には厚さの薄いベルトを用いることも有効である)。すなわち、ベルト2cは、十分な保持力を確保するために十分な接続面の長さ(ベルト2cとベルト2a・2bが接続のためにに重なり合う部分の十分な面積が得られる長さ)と、接続した状態で飲料容器の底を跨ぐのに十分な全長と、テーブルに置いても容器がぐらつかない十分な幅を有する薄手の面ファスナーベルトを使用することが望ましい。
図5は、実施例2で説明した本考案のジョッキハンドル102の第二案にベルト2c・2dを新設した第四案の外観、および使用方法の説明図である。図5[A]が外観図、図5[B]が取り付け完了後に人が使用する際の外観図、である。
図5[A]中、102は実施例2で説明した本考案ジョッキハンドル、2c・2dは追加したベルトである(追加したベルト2c・2dが分かり易いよう図5中では斜線で示した)。202は本実施例のジョッキハンドル全体を示している。図5[B]中の12は実施例2の図2[B]で説明したものと同じハンドル無し飲料容器(円筒形のグラス)12、21a・21bは実施例2の図2[C]で説明したものと同じ人の手(両手)21a・21bである。
ベルト2c・2dは、ベルト2aか2bまたは両方と同時に、ベルト2a・2bと交差(本実施例ではほぼ直交)する方向に配置する形でおのおの本考案のジョッキハンドル102に接続される(図5[A]ではベルト2c・2dをベルト2bと同時にジョッキハンドル102に固定した様子を示した)。ここで図5[A]では2本のベルト2c・2dを記載したが、本実施例5においても実施例4で説明した内容と同様に、ベルト2c或いは2dのどちらか一方を使用して容器の底を跨いで反対側で固定する方法でも、ベルト2c・2dを独立の構造で別に準備して固定する方法でも、実施例4と同じ効果が得られる。本実施例では、実施例4と同様のベルト2c或いは2dのどちらか一方を使用した構成・およびベルト2c・2dを独立の構造で別に準備して固定する方法の説明は割愛し、ベルト2c・2dの2本を使用する場合について説明する。
図5[B]を用いて本実施例におけるベルト2c・2dの役割を説明する。ベルト2c・2dはベルト2a・2bと同じ素材・構造(面ファスナーつきの帯状素材・幅は異なることもある)のベルトであり、一方がフック、他方がループを有する形で配置する(フック・ループ混在構造の場合はこの区別は必要ない)。更にベルト2c・2dは、ベルト2a・2bがハンドル無し飲料容器12の外側側面の周囲方向に巻きつく形で締め付け固定されるのに対し、それらと直交する方向、すなわち飲料容器12の口側と底側を結ぶ方向(上下方向)に、容器の側面に沿って底面のほぼ中央を通って跨ぐように配置し、ベルト2c・2dの接続面(フック側とループ側が合致するように)を重ね合わせて圧力を加えて接続する。ベルト2c・2dにより、本考案のジョッキハンドル102の下方向(重力方向)の飲料容器保持力が強化される。例えばハンドル無し飲料容器12やジョッキハンドル102が液体で濡れたり、吸湿状態にあるときに、液体・湿気成分によりジョッキハンドル102の飲料容器保持力が一時的に弱まり、飲料容器が重力方向に滑りやすくなる場合がある。特に円筒形のハンドル無し飲料容器12はベルト2a・2bで保持している部分の直径が同じため、より滑りやすくなる傾向がある。また、同様に実施例2で説明したように、本考案のジョッキハンドル102を使用し、2つのハンドル本体1a・1bを両手で握り持つ場合、例えば主に店舗やイベントなどで使用される容量1リットル〜2リットルあるいはそれを超えるような超大型グラスなどの飲料容器類として大きく重量のあるものに飲料を大量に入れて使用することが多い。この場合、飲料を入れた濡れた状態の飲料容器類は、さらに滑り落ちやすくなる。ベルト2c・2dは、このような場合でも飲料容器類を重力方向に支え、脱落を防止する役割をもつ。
実用上、ベルト2c・2dは、脱落防止やジョッキハンドル202を装着したハンドル無し飲料容器類をテーブルなどに置いた際の安定性の確保のために、ベルト2c・2dのみで飲料容器類が確実に持ち上がる十分な保持力と、容器類をテーブルに置いた際に容器の底を跨いでいるベルト2c・2dによって容器自体が傾かない程度の十分な幅を確保することが望ましい(傾きの防止には厚さの薄いベルトを用いることも有効である)。すなわち、ベルト2c・2dは、十分な保持力を確保するために十分な接続面の長さと、接続した状態で飲料容器の底を跨ぐのに十分な全長と、テーブルに置いても容器がぐらつかない十分な幅を有する薄手の面ファスナーベルトを使用することが望ましい。
図8は、実施例1・2・3・4・5で説明した本考案のジョッキハンドル101・102・201・202に共通して使用するゴム足4a(ゴム足4b・4c・4dも同じ素材・構造・取り付け方法であるので以下の説明は4aで代表する)の素材を吸盤33に変更した例を示した説明図である。吸盤33は実際にはゴム足4a・4b・4c・4dと同数程度使用するが、複数個使用した場合でも各々の構造・機能・作用は同じであるため、図8では1つについて記載・説明する。
図8[A]はゴム足4aに替わる吸盤33の外観図であり、(a)が正面図、(b)が側面図である。図8[B]は吸盤33を保持するホルダ34の外観図であり、(a)が正面図、(b)が側面図である。図8[C]・[D]は、ジョッキハンドル101・102・201・202のハンドル本体用足5aに接続・固定してあったゴム足4aを吸盤33・ホルダ34に変更して取り付けた場合の外観側面図・および取り付け状態を示す断面図である。
吸盤33は、図8[A](b)に示すS−S'部分(凹部分)を図8[B](b)に示すホルダ34のR−R'部分(凸部分)に、図8[D]に示すS・R−S'・R'部分のように噛み合わせることでホルダ34に固定する(実際には吸盤33はホルダ34のハンドル本体用足5aへの接続・固定の後に取り付ける)。ホルダ34は、図8[D]の断面図に示す通り、ホルダ34のキリ穴を通したビスネジ7aによってベルト2a・ワッシャ6aと同時にハンドル本体用足5aに接続・固定される。
ゴム足4a(ゴム足4b・4c・4dも同様)を吸盤33に変更することで、吸盤33の吸着性により飲料容器類への装着安定性が向上するため、ジョッキハンドルによる飲料容器類の保持力が増強される効果がある。特にガラスや金属など表面がなめらかな素材の飲料容器類への吸盤33の吸着力は強く、これによりジョッキハンドルの着脱の作業性が向上する効果も得られる。更に、ゴム足4aに比較して吸湿・吸水時の吸着性も優れており、また、人がジョッキハンドル101・102・201・202を握った際の指挿入空間の確保に貢献する十分な高さもあることから、ジョッキハンドル101・102・201・202のゴム足4a・4b・4c・4dに替わる部品として有効である。
図9は実施例1・2・3・4・5・6で説明したベルト2a(ベルト2b・2c・2dも同じであるため2aで代表する)のジョッキハンドルへの取り付けのためのビスネジ7a貫通穴(以下本文中ではキリ穴部と記載する)の加工例を示した説明図である。図9[A]がベルト2a・2bのジョッキハンドルへの取り付け用キリ穴部をハトメ8aで加工した外観図、図9[B]がハトメ加工済みのベルト2a・2bをハンドル本体用足5aに取り付けた状態を示す断面図である。図9[B]中、9aは中空のスペーサーであり、図中の他の記号は他の上記実施例で説明した内容と同じである。
ハトメ8a(ハトメ8bや図示しない他のベルトのハトメも同じ構造・作用・効果であるため8aで代表する)により、ベルト2aのジョッキハンドル101・102・201・202への接続用キリ穴部への直接負荷(ジョッキハンドル101・102・201・202を飲料容器に装着した際の引っ張り力によるビスネジ7aとの干渉部分にかかる負荷)が緩和され、ベルト2aの耐久性が向上する。また、図9[B]で示すように、ハトメ加工済みのベルト2a・2bのハンドル本体用足5aへの取り付けは、ホルダ34とワッシャ6aの間に配置される中空のスペーサー9aを通す形で固定される。スペーサー9aはホルダ34とワッシャ6aの間でビスネジ7aによってがっちり固定されるが、ハトメ加工済みのベルト2a・2bはスペーサー9aに通されたハトメ8a・8b部分を中心に自由に回転することができるため、飲料容器への装着時に容器外側側面の周囲(外周)方向に沿わせる角度に自由度が増し、より多彩で確実な固定が可能になる。
図10は実施例4からベルト2bと滑り止めシート3b・3cを取り外した第五案のジョッキハンドルの例である。
図10[A]が外観図、図10[B]が取り付け完了後に人が使用する際の外観図である。図10[A]中、301は本実施例のジョッキハンドル全体を示す。
図10[B]に示すように、本実施例のジョッキハンドル301によっても、実施例4で示したジョッキハンドル201と同様の機能・作用・効果を実現することができ、ジョッキハンドルを構成する部品点数を削減することができる。
実用上本実施例のジョッキハンドル301の構成では、実施例4で示したベルト2bがあるジョッキハンドル201に比較して、飲料容器の底側の保持力(重力方向、および飲料容器の口側と底側を結ぶ方向の放射方向、の両方の保持力)が小さい傾向があるため、本ジョッキハンドル301を装着した状態でも人の保持・飲用に支障が無いハンドル無し飲料容器サイズ・重量を明確にするように予め吟味する(容器が脱落・落下したり、ジョッキハンドルが簡単にはすれたりすることのないように実験的に確かめる)必要がある。
図11は実施例4からベルト2bと滑り止めシート3b・3c、およびベルト2bをハンドル本体1aに接続しているゴム足4b、ハンドル本体用足5b、を取り外し、ベルト2aと、それと交差する方向に配置したベルト2cをゴム足4a、ハンドル本体用足5aでハンドル本体1aの一箇所に接続した、第六案のジョッキハンドルの例である。
図11[A]が外観図、図11[B]が取り付け完了後に人が使用する際の外観図である。
図11[B]に示すように、本実施例のジョッキハンドル302によっても、実施例4・8で示したジョッキハンドル201・301と同様の機能・作用・効果を実現することができ、ジョッキハンドルを構成する部品点数を更に削減することができる。また、ジョッキハンドル302をハンドル無し飲料容器類に装着した場合には、人がハンドルを握り持った場合にハンドル本体1aの飲料容器の底側に近い側に固定部分が無くなるため、握りの幅に余裕を持つことができる。
実用上本実施例のジョッキハンドル301の構成では、実施例4で示したベルト2bがあるジョッキハンドル201に比較して、飲料容器の底側の保持力(重力方向、および飲料容器の口側と底側を結ぶ方向の放射方向、の両方の保持力)が小さい傾向がある。さらに、ジョッキハンドル301に比較しても、ハンドル無し飲料容器11とゴム足4aの接触部分を支点とする飲料および飲料容器自体の重量による回転力の影響で、回転力のかかる方向に揺れやすくなる傾向がある。これを防止するため、図11[C]に10aで示すハンドル本体1aに固定した硬質のガイド板を設け、ガイド板10aをハンドル本体1aと飲料容器11の接触部分の回転力のかかる方向の底側に配置したうえでジョッキハンドル302を装着するようにする。ガイド板10aはハンドル本体1aと一体となっていても勿論良く、同じ効果が得られる。この場合でも、実施例8で示したのと同様に、本ジョッキハンドル302を装着した状態でも人の保持・飲用に支障が無いハンドル無し飲料容器サイズ・重量を明確にするように予め吟味する(容器が脱落・落下したり、ジョッキハンドルが簡単にはすれたりすることのないように実験的に確かめる)必要がある。
本考案のジョッキハンドルは、上記実施例で説明した通り飲料容器の保持のみならず、単体では長尺材の保持・運搬など、複数使用では重量物の保持運搬や支持にも使用できるため、幅広い分野での応用が期待できる。また、小型軽量で耐久性・耐水性があり、繰り返し使用、破損時修理などができるため、遠距離移動を伴う長期間作業においても携帯・活用が可能なことから、様々な分野・場面で活用することができる。
1 ハンドル本体
2 (2a・2b・2c・2d) ベルト
3 (3a・3b・3c・3d) 滑り止めシート
4 (4a・4b・4c・4d) ゴム足
5 (5a・5b・5c・5d) ハンドル本体用足
6 (6a) ワッシャ
7 (7a) ビスネジ
8 (8a・8b) ハトメ
9 (9a) スペーサー
10 (10a) ガイド板
11 ハンドル無し飲料容器(下すぼみ形のグラス)
12 ハンドル無し飲料容器(円筒形のグラス)
13 デキャンタ
14 竹のグラス
15 瓶(ボトル)
16 缶
17 長尺物
21 (21a・21b) 人の手
31 フック
32 ループ
33 吸盤
34 ホルダ
101 ジョッキハンドル(第一案)
102 ジョッキハンドル(第二案)
201 ジョッキハンドル(第三案)
202 ジョッキハンドル(第四案)
301 ジョッキハンドル(第五案)
302 ジョッキハンドル(第六案)

Claims (4)

  1. コップやグラス、瓶、缶、ペットボトルなどの液体飲料を保持・飲用する容器のうち、前記容器自体に人が握って持つ持ち手(ハンドル)が無いハンドル無し容器に対して装着する、前記容器と独立したハンドルであって、前記ハンドルを飲料が入った状態の前記容器に装着して人が握り持つことで、前記容器の保持・飲用を実現するハンドルにおいて、前記ハンドルが、人が握り持つ握り部と、前記握り部の少なくとも2箇所に接続された第一および第二のベルト部から成り、前記握り部は、人が握った状態で人の握りの両外側に握りと干渉しない不干渉部分を確保するのに十分な長さを有し、前記第一および第二のベルト部は、前記握り部の前記両側の不干渉部分に各々接続されかつ前記握り部を人が握った状態の握り部の軸方向(握り部の側面の周囲(外周)方向と直交する軸の方向)と交差可能な形で両端を有するように接続され、さらに前記第一のベルト部および第二のベルト部は前記飲料容器の外側側面の周囲(外周)方向に沿って少なくとも一周をこえて巻くつくことのできる十分な長さを有するとともに、各々のベルト部の前記両端部分はそれぞれ接続・取り外しができかつベルト部の長さ調整も可能な接続手段を備えており、前記ハンドルは、前記握り部を人が握った状態で人の握りと前記容器の外側側面とが干渉しない十分な隙間空間を確保したうえで、前記握り部の軸方向が前記容器の開口部と底部を結ぶ方向(飲料を保持する方向)に沿いかつ容器の外側側面から外れない位置に配置し、前記握り部に接続した前記第一および第二のベルト部各々を、それぞれ前記握り部の軸方向と交差する方向でかつ前記容器の外側側面に沿って周囲方向に巻きつけるように少なくとも一周させたのちに、前記第一および第二のベルト部各々によって前記容器を直径方向に締め付けながらかつ長さを調整しつつ前記各々のベルトの両端部分の接続手段によりそれぞれ接続することで、前記容器にハンドル全体を装着・固定するようにしたことを特徴とする、ハンドル無し飲料容器用ハンドル。
  2. 上記請求項1記載のハンドル無し飲料容器用ハンドルの上記握り部に、前記握り部の軸方向に沿いかつ上記第一または第二のベルト部あるいはその両方のベルト部と同じ位置で同時に接続される第三のベルト部を設け、前記第三のベルト部は、前記ハンドル無し飲料容器用ハンドルが上記第一項記載のハンドル全体の装着・固定方法で上記容器に装着・固定された状態で、前記第三のベルト部の接続部分を起点として上記飲料容器の外側側面に沿って底部に向かい、底面を通り、対向する外側側面に沿って開口部に向かい、前記起点と対向する外側側面を通る第一または第二のベルト部あるいはその両方と交差するのに十分な長さを有しかつ前記起点と対向する外側側面を通る第一または第二のベルト部あるいはその両方と接続・取り外しができるようにしたことを特徴とする、請求項1記載のハンドル無し飲料容器用ハンドル。
  3. 上記請求項1または請求項2記載のハンドル無し飲料容器用ハンドルに、上記第一および第二のベルトと交差しかつ上記容器への上記ハンドル装着・固定時に、上記握り部に沿う方向に、上記握り部と同様の構成・接続方法で上記第一および第二のベルトに接続した、第二の握り部を設けたことを特徴とする、請求項1・および請求項2記載のハンドル無し飲料容器用ハンドル。
  4. コップやグラス、瓶、缶、ペットボトルなどの液体飲料を保持・飲用する容器のうち、前記容器自体に人が握って持つ持ち手(ハンドル)が無いハンドル無し容器に対して装着する、前記容器と独立したハンドルであって、前記ハンドルを飲料が入った状態の前記容器に装着して人が握り持つことで、前記容器の保持・飲用を実現するハンドルにおいて、前記ハンドルが、人が握り持つ握り部と、前記握り部の一箇所または二箇所に接続された第一および第二のベルト部から成り、前記握り部は、人が握った状態でも握りの少なくとも一方の外側に握りと干渉しない不干渉部分を確保するのに十分な長さを有し、前記第一のベルト部は両端を有する形で前記握り部の前記不干渉部分に接続されかつ前記握り部を人が握った状態の握り部の軸方向(握り部の側面の周囲(外周)方向と直交する軸の方向)と交差可能な形で、さらに前記飲料容器の外側側面の周囲(外周)方向に沿って少なくとも一周できる十分な長さを有するとともに前記両端部分を接続・取り外しができかつベルト部の長さ調整も可能な接続手段を備えており、前記第二のベルト部は前記握り部を人が握った状態で前記握り部の軸の方向に沿わせることができ、さらに前記飲料容器の口側の外側側面を起点に外側側面に沿って底に向かい、底を通り、反対側の外側側面に沿って口側に向かい、前記起点と対向する口側の外側側面に至る十分な長さを有するとともに、前記第一のベルト部と接続・取り外しができかつベルト部の長さ調整も可能な接続手段を備えており、前記ハンドルは、前記握り部を人が握った状態で人の握りと前記容器の外側側面とが干渉しない十分な隙間空間を確保したうえで、前記握り部の軸方向が前記容器の開口部と底部を結ぶ方向(飲料を保持する方向)に沿って容器の外側側面の側面から外れない位置でかつ前記第一のベルト部が接続された一方が口側・他方が底側に来るように配置し、前記握り部に接続した前記第一のベルト部を、前記握り部の軸と交差する方向でかつ前記容器の外側側面に沿って周囲方向に巻きつけるように少なくとも一周させたのちに、前記第一のベルト部によって前記容器を直径方向に締め付けながらかつ長さを調整しつつ前記第一のベルトの両端部分の接続手段により接続し、さらに前記第二のベルト部を、前記握り部との接続部分を起点として前記容器の外側側面に沿って底に向かい、底を通り、対向する外側側面に沿って口側に向かい、前記起点と対向する外側側面で第一のベルトと交差させて接続することで前記容器にハンドル全体を装着・固定するようにしたことを特徴とする、ハンドル無し飲料容器用ハンドル。
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JP2018146395A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 株式会社トプコン レーザ測量機

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