JP3184982U

JP3184982U - 墓石

Info

Publication number: JP3184982U
Application number: JP2013002671U
Authority: JP
Inventors: 吉浩砂原
Original assignee: 有限会社砂原石材
Priority date: 2013-05-15
Filing date: 2013-05-15
Publication date: 2013-07-25
Anticipated expiration: 2023-05-15

Abstract

【課題】地震が発生しても花立てや香炉が倒れたり芝台より落下することがなく、花立てや香炉自身または芝台が欠けて多額の修理費用が発生することがない耐震性に優れた墓石を提供する。
【解決手段】墓石１は、正面側において一対の花立て２ａ，２ｂの間に香炉３が挟まれて配置されると共に、一対の花立て２ａ，２ｂは正面側両側からそれぞれ芝台４ａ，４ｂに挟まれて配置されている。一対の花立て２ａ，２ｂと香炉３が芝台上に載置されていないため、地震が発生しても芝台から一対の花立て２ａ，２ｂと香炉３が落下して損傷することがない。
【選択図】図１

Description

本考案は、墓石に関するものである。

従来より、図７（ａ），（ｂ）に示すように、芝台５１の正面側上面５２に一対の花立て５３ａ，５３ｂと香炉５４を載置した墓石５０が多用されている（例えば特開２００９−９７２４０号公報）。

しかし、この種の墓石５０は地震が発生すると、花立て５３ａ，５３ｂや香炉５４が倒れたり芝台５１より落下したりして、花立て５３ａ，５３ｂや香炉５４自身または芝台５１が欠けて多額の修理費用を要することがあった。

特開２００９−９７２４０号公報

そこで、本考案の課題は、地震が発生しても花立てや香炉が倒れたり芝台より落下することがなく、花立てや香炉自身または芝台が欠けて多額の修理費用が発生することがない耐震性に優れた墓石を提供することにある。

上記課題を解決するものは、正面側において一対の花立ての間に香炉が挟まれて配置されると共に、前記一対の花立ては正面側両側からそれぞれ芝台に挟まれて配置されていることを特徴とする墓石である。

前記一対の花立てと香炉との間および前記一対の花立てと該一対の花立てを挟む芝台との間はそれぞれ接着材にて固着されていることが好ましい。前記香炉は納骨用両開き戸を有していることが好ましい。

請求項１に記載した考案によれば、地震が発生しても花立てや香炉が倒れたり芝台より落下することがなく、花立てや香炉自身または芝台が欠けて多額の修理費用が発生することもない耐震性に優れた墓石となる。
請求項２に記載した考案によれば、上記請求項１の効果に加え、耐震性が向上して地震が発生しても花立てや香炉がより倒れない墓石となる。
請求項３に記載した考案によれば、上記請求項１または２の効果に加え、納骨扉が二枚に分かれるため軽くなり女性でも容易に納骨が可能になると共に、納骨扉が２つの軸で支持されるため、納骨扉への荷重が分散して香炉の耐久性が向上する。

本考案の墓石の一実施例の斜視図である。図１に示した墓石の平面図である。図１に示した墓石の正面図である。図１に示した墓石の左側面図である。図１に示した墓石の一部切り欠き斜視図である。図１に示した墓石の香炉の斜視図および分解斜視図である。従来の墓石の斜視図である。

本考案では、正面側において一対の花立て２ａ，２ｂの間に香炉３が挟まれて配置されると共に、一対の花立て２ａ，２ｂは正面側両側から芝台４ａ，４ｂに挟まれて配置されることで、地震が発生しても花立てや香炉が倒れたり芝台より落下することがなく、花立てや香炉自身または芝台が欠けて多額の修理費用が発生することがない耐震性に優れた墓石を実現した。

本考案の墓石を図１ないし図６に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の墓石１は、図１に示すように、正面側において一対の花立て２ａ，２ｂの間に香炉３が挟まれて配置されると共に、一対の花立て２ａ，２ｂは正面側両側から芝台４ａ，４ｂに挟まれて配置されていることを特徴とする墓石である。以下、各構成について順次詳述する。

この実施例の墓石１は、図１ないし図５に示すように、地面に載置される芝台４ａ，４ｂ，４ｃと、芝台４ａ，４ｂ，４ｃの上面に載置される中台５と、中台５の上面に載置される上台６と、上台６の上部に載置される竿石７と、中台５の正面側上面に載置される水鉢８と、花立て板９の上面に載置される一対の花立て２ａ，２ｂおよび香炉３と、香炉３の天板３ｄの上面に載置される湯呑み１０を有しており、内部には図５に示すように納骨室１１を構成する内部空間が形成されている。

そして、本考案の特徴は、正面側において一対の花立て２ａ，２ｂの間に香炉３が挟まれて配置されると共に、一対の花立て２ａ，２ｂは正面側両側から芝台４ａ，４ｂに挟まれて配置され、一対の花立て２ａ，２ｂと香炉３が芝台上に載置されていないため、地震が発生しても芝台から一対の花立て２ａ，２ｂと香炉３が落下して損傷することがなく、多額の修理費用が発生することがない点である。

具体的には、この実施例における芝台は、図５に示すように、両側面側にそれぞれ配される芝台４ａ，４ｂと背面側に配される芝台４ｃとから構成されており、正面側には存在しない。正面側には花立て板９が地面に載置され、その上面に香炉３が一対の花立て２ａ，２ｂの間に挟まれて載置されている。さらに、一対の花立て２ａ，２ｂは正面側両側から芝台４ａ，４ｂに挟まれて配置されている。

なお、一対の花立て２ａ，２ｂと香炉３との間および一対の花立て２ａ，２ｂと一対の花立て２ａ，２ｂを挟む芝台４ａ，４ｂとの間は接着材にて固着されている。これにより、耐震性がより向上して地震が発生しても花立てや香炉がより倒れない墓石となる。接着材としてはそれらを固着できるものであればどのようなものでもよいが、例えば石材用弾力性接着剤などが好適に使用できる。

また、香炉は納骨用両開き戸を有していることが好ましい。具体的には、この実施例の香炉３は、図６に示すように、一対の側壁３ａ，３ｂと、一対の側壁３ａ，３ｂを起立させた状態で両側にそれぞれ載置すると共に上面に線香・ローソク台１４を載置するための基礎板３ｃと、一対の側壁３ａ，３ｂの上面に載置する天板３ｄと、両端付近の上下にそれぞれ突設された回動用軸部１２が基礎板３ｃと天板３ｄにそれぞれ設けられた軸受け穴１３に挿嵌されて開閉自在に取り付けられた納骨用両開き戸３ｅ，３ｆとを有しており、納骨用両開き戸３ｅ，３ｆを正面手前側に引き開けることにより、墓石１の内部に設けられた散骨室などの納骨室１１に連通し納骨できるように構成されている。このように、香炉３は納骨用両開き戸３ｅ，３ｆを有し、納骨扉が二枚に分かれていることで軽くなるため、女性でも容易に納骨が可能であると共に、２つの軸で支持されるため、納骨用両開き戸３ｅ，３ｆへの荷重が分散して香炉３の耐久性が向上する。

１墓石
２ａ，２ｂ花立て
３香炉
３ａ，３ｂ側壁
３ｃ基礎板
３ｄ天板
３ｅ，３ｆ納骨用両開き戸
４ａ，４ｂ，４ｃ芝台
５中台
６上台
７竿石
８水鉢
９花立て板
１０湯呑み
１１納骨室
１２回動用軸部
１３軸受け穴
１４線香・ローソク台

Claims

正面側において一対の花立ての間に香炉が挟まれて配置されると共に、前記一対の花立ては正面側両側からそれぞれ芝台に挟まれて配置されていることを特徴とする墓石。
前記一対の花立てと香炉との間および前記一対の花立てと該一対の花立てを挟む芝台との間はそれぞれ接着材にて固着されている請求項１に記載の墓石。
前記香炉は納骨用両開き戸を有している請求項１または２に記載の墓石。