JP3184250U - Pointing stick - Google Patents
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Abstract
【課題】撓み量を大きくして検出感度の向上を図ることができるポインティングスティックを提供する。
【解決手段】基部1と、基部1から上方に突出する操作部2と、基部1を取り囲むように延設された環状支持部3と、を有する操作体10と、基部1の撓み部の撓み量を検出するセンサ素子21、22、23、24と、を備えたポインティングスティック100において、基部1の上面1bには、操作部2の裾部2aを囲むように環状支持部3側から裾部2a側に向かって窪んだ凹部1aを有し、凹部1aの最深部19が環状支持部3側より裾部2a側の位置に偏って形成され、基部1の下面1cは、センサ素子21、22、23、24が撓み部11、12、13、14における最深部19に対応する位置に配置されている。
【選択図】図7A pointing stick capable of increasing the amount of deflection and improving detection sensitivity is provided.
An operating body including a base, an operating portion projecting upward from the base, and an annular support portion extending so as to surround the base, and bending of the bending portion of the base. In a pointing stick 100 including sensor elements 21, 22, 23, and 24 for detecting the amount, the upper surface 1 b of the base portion 1 has a skirt portion from the annular support portion 3 side so as to surround the skirt portion 2 a of the operation portion 2. 2a, the deepest portion 19 of the recess 1a is formed so as to be biased toward the skirt 2a side from the annular support portion 3 side, and the lower surface 1c of the base portion 1 has sensor elements 21, 22 , 23, 24 are arranged at positions corresponding to the deepest portion 19 in the bent portions 11, 12, 13, 14.
[Selection] Figure 7
Description
本考案は、入力操作に用いるポインティングスティックに関し、特に、検出感度の向上を図ることができるポインティングスティックに関する。 The present invention relates to a pointing stick used for input operation, and more particularly to a pointing stick capable of improving detection sensitivity.
ノート型コンピュータ等の携帯型電子機器において、傾倒させる力を加えて操作するポインティングスティックが入力操作に用いられている。 In a portable electronic device such as a notebook computer, a pointing stick that is operated by applying a tilting force is used for an input operation.
例えば、特許文献1に、ポインティングスティックの構造が開示されている。図10は従来のポインティングスティック210を示す外観図であり、図11はポインティングスティック210の断面図である。
For example,
図10及び図11に示すように、ポインティングスティック210は、固体の一体化構造を備え、これは、プラスチックまたは樹脂の材料から成形することができる。ポインティングスティック210は、スティック222、スティック222を支持するためのベース224、そしてベース224内に形成したキャビティ226を備えている。キャビティ226は、圧力がスティック222に加えられたときに、ベース224の底面側228が湾曲できるようにする。フィルム230は、ベース224の底面側228に対し粘着的に接着することができる。ひずみ感知形の抵抗器232は、フィルム230上に堆積させている。
As shown in FIGS. 10 and 11, the
スティック222に対する指の圧力は、ベース224が湾曲するときに、抵抗器232に歪みを生じさせる。この歪みは、抵抗器232の抵抗を変化させ、この抵抗の変化を図示しない回路を使って検出可能になっている。
The finger pressure on the
しかしながら、キャビティ226が形成されたベース224の底面側228が全体的に湾曲するので、撓み量が小さく、抵抗器232の抵抗の変化(センサ素子の検出感度)が十分でない、という問題点があった。
However, since the
本考案は、上述した課題を解決するもので、センサ素子が配置された部分に撓みを集中させて撓み量を大きくして検出感度の向上を図ることができるポインティングスティックを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a pointing stick that can improve the detection sensitivity by concentrating the deflection on the portion where the sensor element is arranged to increase the deflection amount. To do.
本考案は、複数の撓み部が形成された基部と、前記基部から上方に突出する操作部と、前記基部を取り囲むように延設された環状支持部と、を有する操作体と、前記複数の撓み部のそれぞれの撓み量を検出する複数のセンサ素子と、を備えたポインティングスティックにおいて、前記基部の上面は、前記操作部の裾部を囲むように前記環状支持部側から前記裾部側に向かって窪んだ凹部を有し、前記凹部の最深部が前記環状支持部側より前記裾部側の位置に偏って形成され、前記基部の下面には、前記複数のセンサ素子が前記複数の撓み部における前記最深部に対応する位置に配置されていることを特徴とする。 The present invention includes an operating body having a base portion on which a plurality of bending portions are formed, an operating portion protruding upward from the base portion, and an annular support portion extending so as to surround the base portion, and the plurality of the operating bodies. A pointing stick including a plurality of sensor elements that detect the amount of bending of each of the bending portions, and the upper surface of the base portion is from the annular support portion side to the skirt portion side so as to surround the skirt portion of the operation portion. A concave portion that is recessed toward the bottom, and the deepest portion of the concave portion is formed so as to be biased to a position closer to the skirt portion side than the annular support portion side, and the plurality of sensor elements are bent to the bottom surface of the base portion. It is arrange | positioned in the position corresponding to the said deepest part in a part.
この構成によれば、操作部を傾倒させる力が加わる操作がなされると、基部に形成された撓み部は、操作部の裾部側に向かって窪んだ凹部の最深部でもっとも撓むように変位する。そして、撓み部には、最深部に対応する、もっとも肉厚が薄い位置にセンサ素子が配置されているので、撓み量が大きく、検出感度の向上を図ることができる。 According to this configuration, when an operation for applying a force for tilting the operation portion is performed, the bending portion formed in the base portion is displaced so as to be bent most at the deepest portion of the concave portion recessed toward the skirt portion side of the operation portion. . And since the sensor element is arrange | positioned in the position where the thickness is the thinnest corresponding to the deepest part in the bending part, the amount of bendings is large and it can aim at the improvement of detection sensitivity.
[第1実施形態]
以下に第1実施形態におけるポインティングスティック100について説明する。
[First Embodiment]
Hereinafter, the
図1は、本考案の第1実施形態のポインティングスティック100を示す斜視図である。図2は、第1実施形態のポインティングスティック100を示す平面図である。図3は第1実施形態のポインティングスティック100を示す分解斜視図である。図4は、図3の反対方向から見た分解斜視図である。図5は、図3及び図4に示す操作体10の説明図である。図6は、図5に示す操作体10の底面図である。図7は、第1実施形態のポインティングスティック100を示す断面図であり、図7(a)は図2のA−A線で切断した断面図であり、図7(b)は図2のB−B線で切断した断面図である。図8は、図2のC−C線で切断した断面図である。図9は、操作体10とフィルム基板20との配置を示す底面図である。なお、説明を分かりやすくするため、ここでは、図1に示すZ1側を上方、Z2側を下方とする。
FIG. 1 is a perspective view showing a
図1に示すポインティングスティック100は、操作者によって入力操作される操作体10が上側固定板40及び下側固定板50に挟持された入力装置である。また、図3及び図4に示すように、ポインティングスティック100は、センサ素子21、22、23、24が実装されたフィルム基板20を備えている。
A
操作体10は、樹脂を成形したものであり、図2〜図5に示すように、基部1と、基部1から上方(Z1側)に突出する操作部2と、基部1を取り囲むように延設された環状支持部3と、を有する。
As shown in FIGS. 2 to 5, the
フィルム基板20は、センサ素子21、22、23、24が実装配置され、図示しない配線が設けられている。また、センサ素子21、22、23、24と配線とを保護するカバーフィルムが貼り付けられている。なお、センサ素子21、22、23、24の配置をより分かりやすく示すために、このカバーフィルムは図示していない。
On the
環状支持部3は、図7及び図8に示すように、基部1を取り囲むように下方(Z2側)に延設され、下側固定板50に当接して支持される部分となる。環状支持部3は、フィルム基板20を取り出すY1側以外の基部1を取り囲む本体部31と、下側固定板50に沿って本体部31の外周31aから外方に延設されるとともに本体部31の上下方向の厚みより薄く形成された固定部34と、を有している(図5参照)。
As shown in FIGS. 7 and 8, the
上側固定板40及び下側固定板50は、薄い金属板を加工したものであり、操作体10及びフィルム基板20を挟持するように、締結部材60によって固定される。さらに、上側固定板40は、図示しない取り付け部材を介して携帯型電子機器等に固定される。
The
次に、本実施形態のポインティングスティック100の動作原理について説明する。
Next, the operation principle of the pointing
本実施形態のポインティングスティック100において、操作体10は、基部1における操作部2が突出する側とは反対側(Z2側)に、図5(b)に示すように、撓み部11、12、13、14と、有底凹部15、16、17、18と、を有している。操作部2を傾倒させる力が加わる操作がなされると、撓み部11、12、13、14を弾性変形させる撓みが発生する。
In the
図6に示すように、撓み部11、12、13、14は、平面視で操作部2を中心としてそれぞれ前後左右の4方向(X1方向、X2方向、Y1方向、Y2方向)に延設される。それぞれの撓み量を検出するセンサ素子21、22、23、24が撓み部11、12、13、14に対応するように配置されている(図4参照)。
As shown in FIG. 6, the
センサ素子21、22、23、24は、歪みゲージの一種であり、フィルム基板20に設けられた配線(図示しない)が接続されている。この配線は図示しない回路部に接続され、センサ素子21、22、23、24に定常的に電流が流される。操作部2を傾倒させる力が加わる操作がなされると、センサ素子21、22、23、24の抵抗値が変化する。センサ素子21、22、23、24には電流が流されているため、抵抗値の変化による電圧の変化を検出することが可能である。この電圧の変化を回路部で演算することにより、操作部2が傾倒された方向や、押圧力(傾倒量)の大きさを検知することができる。
The
次に、各部材の特徴を詳細に説明する。 Next, features of each member will be described in detail.
操作体10は、図5に示すように、基部1の下面1cに撓み部11、12、13、14と有底凹部15、16、17、18とを有している。図6に示すように、基部1の中央から見て、撓み部11、12、13、14は、それぞれX1方向、Y1方向、X2方向、Y2方向に配置され、有底凹部15、16、17、18はそれぞれX1方向、Y1方向、X2方向、Y2方向から45度ずれた方向に形成されている。すなわち、基部1は、Z2側からの平面視で、撓み部11、12、13、14の間に有底凹部15、16、17、18を有する。
As shown in FIG. 5, the operating
フィルム基板20は、基部1の有底凹部15、16、17、18を有する側(Z2側)に、センサ素子21、22、23、24が撓み部11、12、13、14に対応するように位置合わせされて、接着材70で貼り付けられている。フィルム基板20は、撓み部11、12、13、14に密着するように、接着材70で接着される。図8に示すように、接着材70の余分な量は近くの有底凹部15、17が逃げ場となるように流動可能である。なお、図8以外の図面では接着材70を省略している。有底凹部16、18についても同様である。こうして、接着材70を介して、フィルム基板20を撓み部11、12、13、14に密着させることができるので、センサ素子21、22、23、24は撓み部11、12、13、14の撓みを安定して検出することができる。
In the
基部1の上面1bは、図4(a)及び図8に示すように、操作部2の裾部2aを囲むように環状支持部3側から裾部2a側に向かって窪んだ凹部1aを有し、凹部1aの最深部19が環状支持部3側より裾部2a側の位置に偏って形成されている。図8に示すように、基部1の下面1cは、センサ素子21、22、23、24が最深部19に対応する位置に配置されている。
As shown in FIGS. 4A and 8, the upper surface 1b of the
環状支持部3は、基部1を取り囲むようにZ2側に延設され、基部1を取り囲む本体部31と、本体部31の外周31aから外方に延設された固定部34と、を有している。本実施形態においては、図5に示すように、固定部34は本体部31の上下方向の厚みより薄く形成される。さらに、本体部31の外周31aから外方に向かって突出する突出片35、36、37、38を有し、突出片35、36、37、38に締結部材挿通孔35a、36a、37a、38aが形成されている。なお、突出片35、36、37、38は、それぞれX1方向、Y1方向、X2方向、Y2方向から45度ずれた方向に形成されている。すなわち、図5に示すように、撓み部11、12、13、14は、平面視で操作部2を中心としてそれぞれ前後左右の4方向に延設され、締結部材挿通孔35a、36a、37a、38aは、複数の撓み部11、12、13、14の隣り合う同士の間の4方向に位置する。
The
下側固定板50は、図3及び図4に示すように、下側固定孔55、56、57、58と、を備えている。また、下側固定板50は、図9に示すように、平面視で環状支持部3より外側に広がって形成されている。なお、図9は、重なり位置が分かるように、下側固定板50を透視した底面図となっている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
上側固定板40は、図9に示すように、平面視で環状支持部3より外側に広がって形成されている。また、図3及び図4に示すように、上側固定板40は、上側固定孔45、46、47、48と、本体部31を内側に挿入可能な円形開口部41と、を備えている。
As shown in FIG. 9, the
図2及び図6に示すように、本体部31の外周31aは、上側固定板40の円形開口部41と略等しい円形に形成されるとともに、外側方向に突出する突出部32、33を有している。
As shown in FIGS. 2 and 6, the outer periphery 31 a of the
図2、図3及び図6に示すように、円形開口部41の縁部41aには突出部32、33が挿入される切欠部42、43が形成されている。切欠部42、43によって、ポインティングスティック100に操作体10を組み立てる際の、部材の位置決めおよび回転止めをすることができる。
As shown in FIGS. 2, 3, and 6, notches 42 and 43 into which the
これにより、環状支持部3は、突出部32、33が切欠部42、43に挿入された状態で、固定部34が円形開口部41の縁部41aと下側固定板50とにそれぞれ当接している。突出片35、36、37、38の位置において、下側固定孔55、56、57、58から、締結部材挿通孔35a、36a、37a、38aと、上側固定孔45、46、47、48と、に締結部材60を挿通して、上側固定板40と下側固定板50とが締結される。本実施形態においては、締結部材60としてねじが用いられており、上側固定孔45、46、47、48はめねじになっている。したがって、環状支持部3の固定部34は、突出片35、36、37、38の位置において、ねじによって締結され、円形開口部41の縁部41aと下側固定板50とで挟持されることになる。円形開口部41の縁部41aが、ほぼ全周に亘って固定部34における操作部2から距離が等しい地点を均一な力で挟持することになるので、本体部31の外周31aに不均一な歪みが発生しない。
Thus, in the
本実施形態のポインティングスティック100は、図示しない電子機器に搭載されて、上側固定板40及び下側固定板50が固定される。上側固定板40及び下側固定板50として剛性の高い固定部材を使用することによって、電子機器にポインティングスティック100が固定されて、操作部2が安定して操作可能になる。なお、電子機器の内部に収納されて、操作部2が電子機器の外部に突出する構成であることが好ましく、操作部2の周囲には隙間を塞ぐようにクッション材が配置され、電子機器内部への水や埃の侵入を防止することが好ましい。また、操作感触を変えるために、操作部2にはゴム材の操作用キャップを被せることが好ましい。
The
本実施形態において、基部1の上面1bは、操作部2の裾部2aを囲むように環状支持部3側から裾部2a側に向かって窪んだ凹部1aを有し、凹部1aの最深部19が環状支持部3側より裾部2a側の位置に偏って形成され、基部1の下面1cは、センサ素子21、22、23、24が最深部19に対応する位置に配置されている。操作部2を傾倒させる力が加わる操作がなされると、凹部1aの最深部19が環状支持部3側より裾部2a側の位置に偏って形成されているので、肉厚がもっとも薄い最深部19の近傍で撓み部11、12、13、14はもっとも撓み、この近傍に変位が集中する。平面視で、センサ素子21、22、23、24は、最深部19に対応する位置に配置されているため、センサ素子21、22、23、24の抵抗値が変化する。従来は、図11に示すポインティングスティック210にように、キャビティ226の深さは一定であった。このような従来の構造と比較して、本実施形態のポインティングスティック100は、撓み量が大きく、センサ素子21、22、23、24の抵抗値が、より大きく変化する。したがって、本実施形態のポインティングスティック100は、従来に比べ、検出感度の向上を図ることができる。
In the present embodiment, the upper surface 1b of the
本実施形態において、基部1は、操作部2が突出する側とは反対側に、平面視で撓み部11、12、13、14の間に有底凹部15、16、17、18を有する。撓み部11、12、13、14の間に形成された有底凹部15、16、17、18によって撓み部11、12、13、14の間の基部1が変形しやすくなっているので、有底凹部15、16、17、18が無いときに比べて撓み部11、12、13、14に応力が集中して精度の良い検出を行なうことができる。また、有底凹部15、16、17、18でなく、この位置に貫通孔を設けたポインティングスティックを使用する場合、液体物をこぼしたりしたときに、その貫通孔から液体物が侵入してしまう、という問題点があった。本実施形態のポインティングスティック100は、貫通孔があるときに比べて液体物の侵入を防止することができる。
In the present embodiment, the
一方、突出片35、36、37、38に設けられた締結部材挿通孔35a、36a、37a、38aは、操作部2を中心として撓み部11、12、13、14の隣り合う同士の間の4方向に位置する。撓み部11、12、13、14の方向に位置する場合に比べ、締結部材挿通孔35a、36a、37a、38aと撓み部11、12、13、14との距離を、より離して配置できる。一般的に、締結部材による固定はその近傍で大きな歪みを生じやすい。本実施形態では、撓み部11、12、13、14から離れた位置で締結部材60により締結されるので、締結部材60による歪みが撓み部11、12、13、14に伝わりにくい。
On the other hand, the fastening member insertion holes 35 a, 36 a, 37 a, 38 a provided in the protruding
また、本体部31は、上側固定板40及び下側固定板50に固定される固定部34から離れていることにより歪みを生じない。そのため、環状支持部3の本体部31を厚肉に形成する必要がない。すなわち、環状支持部3の薄型化を図ることができる。さらに、上側固定板40及び下側固定板50として剛性の高い固定部材を使用しても、環状支持部3は、固定部34と基部1の間に本体部31が介在するため、固定部34に歪みが生じたとしても、本体部31によって撓み部11、12、13、14に歪みが伝達されない。
Further, the
なお、製造上、下側固定板50の外側エッジには切断時に発生したバリが残ることがある。操作体10がそのバリの上に固定されていると、操作体10を操作したときそのバリの影響により、操作体10の変形、バリの操作体10への食い込み、バリの変形等が生じて、検出特性が悪化する。本実施形態のポインティングスティック100では、図9に示すように、下側固定板50が平面視で環状支持部3より外側に広がって形成され、操作体10は常に外側エッジの内側に位置する。これにより、バリによる検出特性の悪化を生じさせない。
In manufacturing, burrs generated at the time of cutting may remain on the outer edge of the
同様に、上側固定板40の外側エッジには切断時に発生したバリが残ることがある。操作体10がそのバリの下に固定されていると、操作体10を操作したときそのバリの影響により、操作体10の変形、バリの操作体10への食い込み、バリの変形等が生じて、検出特性が悪化する。本実施形態のポインティングスティック100では、上側固定板40が、図9に示すように、平面視で環状支持部3より外側に広がって形成され、操作体10は常に外側エッジの内側に位置する。これにより、バリによる検出特性の悪化を生じさせない。
Similarly, burrs generated during cutting may remain on the outer edge of the
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。 Hereinafter, the effect by having set it as this embodiment is demonstrated.
本実施形態のポインティングスティック100において、基部1の上面1bは、操作部2の裾部2aを囲むように環状支持部3側から裾部2a側に向かって窪んだ凹部1aを有し、凹部1aの最深部19が環状支持部3側より裾部2a側の位置に偏って形成され、基部1の下面1cには、センサ素子21、22、23、24が撓み部11、12、13、14における最深部19に対応する位置に配置されている。本実施形態によれば、操作部2を傾倒させる力が加わる操作がなされると、基部1に形成された撓み部11、12、13、14は、操作部2の裾部2a側に向かって窪んだ凹部1aの最深部19でもっとも撓みむように変位する。そして、撓み部には、その最深部19に対応する、もっとも肉厚が薄い位置にセンサ素子21、22、23、24が配置されているので、撓み量が大きく、検出感度の向上を図ることができる。
In the
以上のように、本実施形態のポインティングスティック100を具体的に説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本考案の技術的範囲に属する。
As described above, the
(1)本実施形態において、締結部材60としてねじが用いられているが、かしめ等の締結部材に変更してもよい。ねじは取り付けが面倒であるが、締結力を容易に調整できる利点を有する。一方、例えば、かしめを用いる場合には、製造工程の自動化が容易になるだけでなく、長期間に亘り緩みを心配する必要がない。
(1) In this embodiment, although the screw is used as the
(2)本実施形態において、フィルム基板20は基部1に接着材70で貼り付けられているが、両面テープで貼り付けてもよい。両面テープを用いると、接着材が流動する心配がないので、製造が容易である。
(2) In the present embodiment, the
100 ポインティングスティック
1 基部
1a 凹部
1b 上面
1c 下面
2 操作部
2a 裾部
3 環状支持部
10 操作体
11、12、13、14 撓み部
15、16、17、18 有底凹部
19 最深部
20 フィルム基板
21、22、23、24 センサ素子
31 本体部
31a 外周
32、33 突出部
34 固定部
35、36、37、38 突出片
35a、36a、37a、38a 締結部材挿通孔
40 上側固定板
41 円形開口部
41a 縁部
42、43 切欠部
45、46、47、48 上側固定孔
50 下側固定板
55、56、57、58 下側固定孔
60 締結部材
70 接着材
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記複数の撓み部のそれぞれの撓み量を検出する複数のセンサ素子と、
を備えたポインティングスティックにおいて、
前記基部の上面は、前記操作部の裾部を囲むように前記環状支持部側から前記裾部側に向かって窪んだ凹部を有し、前記凹部の最深部が前記環状支持部側より前記裾部側の位置に偏って形成され、
前記基部の下面には、前記複数のセンサ素子が前記複数の撓み部における前記最深部に対応する位置に配置されていることを特徴とするポインティングスティック。
An operating body having a base formed with a plurality of flexures, an operating part projecting upward from the base, and an annular support part extending so as to surround the base;
A plurality of sensor elements for detecting the amount of bending of each of the plurality of bending portions;
In a pointing stick with
The upper surface of the base has a recess recessed from the annular support portion side toward the skirt portion so as to surround the skirt portion of the operation portion, and the deepest portion of the recess is closer to the hem than the annular support portion side. It is formed biased to the position
The pointing stick, wherein the plurality of sensor elements are arranged on the lower surface of the base portion at positions corresponding to the deepest portions of the plurality of flexure portions.
Priority Applications (2)
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JP2013001961U JP3184250U (en) | 2013-04-08 | 2013-04-08 | Pointing stick |
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JP2013001961U JP3184250U (en) | 2013-04-08 | 2013-04-08 | Pointing stick |
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Family Applications (1)
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- 2014-04-01 CN CN201420155974.2U patent/CN203849690U/en not_active Expired - Fee Related
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