JP3183890U - エア漏れ検査具 - Google Patents

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Abstract

【課題】工場内における各圧縮エア使用設備のエア漏れを簡易迅速に検査できるエア漏れ検査具を提供する。
【解決手段】エア漏れ検査具5は、工場内における圧縮エア源、その圧縮エア源からの圧縮エアの供給を行う供給配管、その供給配管と各圧縮エア使用設備とに対して着脱可能に接続される供給ホースが存在する環境下において、圧縮エア使用設備と供給ホースとの要素間で用いられる。このエア漏れ検査具5は、その収納ケース6内にデジタル式流量計7、接続パイプ8,9等の軽いもののみが収納される構造とされていると共に、接続パイプ8,9がフレキシブルパイプとされ、しかも、その各接続パイプ9,8に取付けられた継手90,80がワンタッチ式の雄、雌型継手とされていている。これにより、当該エア漏れ検査具5は、携帯性、持ち運び性、使用時の組付け容易性が高められる。
【選択図】図3

Description

本考案は、圧縮エアを使用する圧縮エア使用設備のエア漏れを検査するエア漏れ検査具に関する。
ワークの漏れ検査装置として、特許文献1に示すように、配管に流量計を介装し、その配管の一端をワークに対する接続端とする一方、その配管の他端に圧縮気体源を接続したものが提案されている。このものによれば、配管の一端にワークを接続して、そのワーク内を圧縮気体源により圧縮気体を充填した状態に維持すれば、そのワークからの圧縮気体の漏れに起因する気体の流動量を流量計により測定することができ、その流量計の測定結果に基づきワークに漏れがあるか否かを判断することができる。
ところで、工場では、多くの圧縮エア使用設備において圧縮エアが使用されている。具体的には、工場内においては、圧縮エア源から圧縮エアを供給するための供給配管が張り巡らされ、その供給配管を介して圧縮エア源の圧縮エアが各圧縮エア使用設備に供給されている。このため、各圧縮エア使用設備においては、圧縮エアの未使用時には、圧縮エアが外部に放出されないことに基づき圧縮エアの圧力が一定に保たれる一方、圧縮エアの使用時には、圧縮エアが外部に放出されることに伴い圧縮エアが補給され、圧縮エアの圧力は一定に保たれる。
このような工場における各圧縮エア使用設備に対する圧縮エアの供給構造上、圧縮エア使用設備にエア漏れを生じているときには、圧縮エアは外部に無駄に放出され続けることになり、その無駄に外部に放出される圧縮エア量は、エア漏れを生じている圧縮エア使用設備の数が多ければ多いほど、多量となる。このことから、工場における各圧縮エア使用設備において、エア漏れを生じないようにすることは重要なことといえ、各圧縮エア使用設備にエア漏れ検査装置をそれぞれ備えることは好ましい。
特開平2005−291924号公報
しかし、各圧縮エア使用設備は、使用において圧縮エアを放出されるものであるものの、基本的にエア漏れを起こすものではなく、エア漏れの可能性が低いにもかかわらず、そのような各圧縮エア使用設備に対してエア漏れ検査装置をそれぞれ備え付けることは、現実的とはいえない。
仮に、特許文献1に係るエア漏れ検査装置を用いてエア漏れ検査を行うとした場合、そのエア漏れ検査装置には、具体的には、圧縮エア源、配管、バルブ類等が必要となり、ある程度大型化せざるを得ない。このようなエア漏れ検出装置を工場における多数の各圧縮エア使用設備にそれぞれ備え付けることは、各圧縮エア使用設備の作業空間を制約するのみならず、多大な設置、維持費用の発生を招くことになる。
本考案は、上記実情に鑑み、工場内における圧縮エア源、工場内に張り巡らされて圧縮エア源からの圧縮エアの供給を各個所に行う供給配管、その供給配管と各圧縮エア使用設備とに対して着脱可能に接続されてその供給配管内の圧縮エアを各圧縮エア使用設備に供給する供給ホース等の存在、利用に着目してなされたもので、その目的は、工場内における各圧縮エア使用設備のエア漏れを簡易迅速に検査できるエア漏れ検査具を提供することにある。
前記目的を達成するために本考案(請求項1に係る考案)にあっては、
圧縮エア源から圧縮エアを供給する供給配管と、該供給配管との間で供給ホースが着脱可能に接続されて該供給配管から該供給ホースを介して圧縮エアが供給される圧縮エア使用設備との間で用いられるエア漏れ検査具であって、
収納ケースが備えられ、
前記収納ケース内にデジタル式流量計が収納され、
前記流量計の流出入口の一方及び他方に接続パイプがそれぞれ接続され、
前記各接続パイプの先端部に接続具が、前記収納ケースの外部に配置された状態で接続され、
前記接続パイプのうちの少なくとも一方の接続パイプが、フレキシブルパイプとされた状態の下で、前記収納ケースを貫通して外部に延出され、
前記接続パイプのうちの一方の接続パイプの接続具が、前記圧縮エア使用設備と前記供給ホースとの要素間接続部又は該供給ホースと前記供給配管との要素間接続部のいずれかにおける一方の要素の接続具に着脱可能に接続されるように設定され、
前記接続パイプのうちの他方の接続パイプの接続具が、前記一方の要素に対する相手方要素の接続具に着脱可能に接続されるように設定されている構成とされている。この請求項1の好ましい態様としては、請求項2以下の記載の通りとなる。
本考案(請求項1に係る考案)によれば、工場内における圧縮エア源、その圧縮エア源からの圧縮エアの供給を行う供給配管、その供給配管と各圧縮エア使用設備とに対して着脱可能に接続されてその供給配管内の圧縮エアを各圧縮エア使用設備に供給する供給ホースが存在する環境下において、圧縮エア使用設備と供給ホースとの要素間又は供給ホースと供給配管との要素間に、当該エア漏れ検査具を、その各接続パイプの接続具、少なくとも一方の接続パイプ(フレキシブルパイプ)の柔軟性を利用して迅速に組み込むことができる。これにより、工場内における圧縮エア源を利用して、圧縮エア使用設備内を圧縮エアで充填した状態に維持でき、その圧縮エア使用設備からの圧縮エアの漏れに起因するエアの流動量を当該エア漏れ検査具の流量計により測定することができ、その流量計の測定結果に基づき圧縮エア使用設備に漏れがあるか否かを判断することができる。
このように、圧縮エア源、供給配管等について、工場内におけるものを利用する一方、当該エア漏れ検査具においては、収納ケース内に流量計等の軽いもののみが収納される構造となっていることから、全体重量を極めて軽くして携帯性、持ち運び性を高めることができ、さらには、各接続パイプの接続具、少なくとも一方の接続パイプ(フレキシブルパイプ)の柔軟性を利用することにより、当該エア漏れ検査具の使用に際しての組み付けを容易にすることができる。このため、当該エア漏れ検査具を用いれば、工場内における各圧縮エア使用設備のエア漏れを簡易迅速に検査できる。
請求項2に係る考案によれば、他方の接続パイプの接続具が、外部に露出した状態で収納ケースに固定されていると共に、圧縮エア使用設備における接続具又は供給配管における接続具に着脱可能に接続されるように設定されていることから、収納ケースに固定された接続具と、圧縮エア使用設備に固定された接続具又は供給配管に固定された接続具とを接続することにより、収納ケースを、固定設備である圧縮エア使用設備又は供給配管に保持できることになり、以後、収納ケースの状態を考慮することが必要でなくなる。このため、作業者は、両手をもって、一方の接続パイプ(フレキシブルパイプ)の接続作業を行うことができ、接続作業性を向上させることができる。
請求項3に係る考案によれば、他方の接続パイプの接続具が、圧縮エア使用設備の接続具又は供給配管の接続具に対して相対回転不能に接続されるように設定され、収納ケースは、他方の接続パイプの接続具を利用して圧縮エア使用設備の接続具又は供給配管に保持されたとき、収納ケースの特定個所において、流量計の測定結果を表示する表示部を外部に対して視認できるように設定されていることから、収納ケースを圧縮エア使用設備又は供給配管に固定して当該エア漏れ検査具の接続作業性を高めることができるだけでなく、収納ケースの特定個所において流量計の表示部を視認してエア漏れの検査結果を的確に把握できる。
請求項4に係る考案によれば、収納ケースが、両端が閉塞され且つ手で握る程度の径とされた筒体として形成され、一方の接続パイプが、筒体の一端面から外部に延出され、他方の接続パイプの接続具が、筒体の他端面に外部に露出した状態で保持されていることから、収納ケースの形状、大きさに基づき、圧縮エア使用設備又は供給配管に対する当該エア漏れ検査具の接続作業性、持ち運び性を高めることができる。
請求項5に係る考案によれば、他方の接続パイプの接続具が、外部に露出した状態で収納ケースにスライド可能に保持されていることから、収納ケースを圧縮エア使用設備又は供給配管に互いの接続具を利用して保持した後、収納ケースをその自重を利用して床面に降ろすことができ、収納ケースを極めて安定した状態をもって固定できる。これにより、一方の接続パイプの接続作業性を、一層高めることができる。
請求項6に係る考案によれば、収納ケースに、片手で握ることができる取っ手部が設けられていることから、当該エア漏れ検査具の持ち運び性を向上させることができる。
請求項7に係る考案によれば、取っ手部が、収納ケースに該収納ケースの周囲を拡張するように設けられ、取っ手部の周面に、前記接続パイプを収納するための溝が形成されていることから、当該エア漏れ検査具の持ち運び時に、溝に接続パイプを収納することができ、取っ手部を握って当該エア漏れ検査具を持ち運ぶ際、接続パイプも併せて握ることができ、接続パイプが収納ケースから延出されている当該エア漏れ検査具の持ち運び性を向上させることができる。
請求項8に係る考案によれば、取っ手部に、流量計の測定を実行させる作動スイッチが設けられていることから、取っ手部を握ることにより、また、取っ手部を握った状態で親指で作動スイッチをON,OFFすることができ、当該エア漏れ検査具が軽量で比較的小型であっても、作動スイッチを的確に操作できる。
請求項9に係る考案によれば、収納ケース内に、デジタル式流量計を作動させる電源として、乾電池が収納され、収納ケースの外面に、押圧時にのみ、乾電池をデジタル式流量計に作用させる作動スイッチが設けられていることから、電源として乾電池を用いることにより携帯性、持ち運び性を高めることができるだけでなく、その乾電池の消費量を極力抑えて、多くの圧縮エア使用設備に対してエア漏れ検査を行うことができる。
請求項10に係る考案によれば、デジタル式流量計からの出力値が入力されて圧縮エアの漏れ量に対する金額を演算する演算部と、演算部の演算結果としての金額を表示する表示部と、が備えられていることから、圧縮エアの漏れ量を損失金額を通じて認識することができ、圧縮エア使用設備における圧縮エアの漏れに対する認識度合を高めることができる。
工場における圧縮エア源、供給配管、供給ホース及び圧縮エア使用設備の配置関係を示す図。 圧縮エア源と圧縮エア使用設備との間に実施形態に係るエア漏れ検査具が介装されてエア漏れ検査が行われている状態を示す説明図。 第1実施形態に係るエア漏れ検査具を示す斜視図。 デジタル流量計を説明する説明図。 圧縮エア使用設備における接続具と実施形態に係る実施形態に係るエア漏れ検査具における接続具との接続関係を示す説明図。 第2実施形態に係るエア漏れ検査具を示す斜視図。 第3実施形態に係るエア漏れ検査具を示す説明図。 第4実施形態に係るエア漏れ検査具を示す斜視図。 第5実施形態に係るエア漏れ検査具を説明する説明図。 図9に係るエア漏れ検査具の左側面図。 第6実施形態に係るエア漏れ検査具を説明する説明図。
以下、本考案の実施形態について、図面に基づいて説明する。
工場敷地内においては、図1に示すように、圧縮エア源1、圧縮エアを使用する圧縮エア使用設備2が配置されている。圧縮エア源1からは圧縮エアを供給するための供給配管3が工場内に張り巡らされており、その供給配管3と各圧縮エア使用設備2とは供給ホース4を介してそれぞれ接続されている。
この場合、各圧縮エア使用設備2においては、接続具としての継手20(図2参照)が固定された状態で設けられ、供給配管3においても、接続具としての継手(図示略)が、圧縮エア使用設備2毎にそれぞれ固定された状態で設けられている。供給ホース4は、4m前後の長さを有し、その両端部には、相手方継手(供給配管3及び圧縮エア使用設備2における各継手)に対応した継手が取付けられており、その継手は、接続すべき各相手方継手に対していわゆるワンタッチをもって雄雌嵌合できることになっている。
本実施形態においては、圧縮エア使用設備2には雌型継手20が固定され、供給ホース4の下流端にはそれに対応した雄型継手40bが取付けられている。また、供給配管3には雄型継手(図示略)が固定され、供給ホース4の上流端にはそれに対応した雌型継手(図示略)が取付けられている。
このような工場の状況の下において、各圧縮エア使用設備2のエア漏れを検査するために、例えば図2に示すように、圧縮エア使用設備2と供給ホース4の下流端との間でエア漏れ検査具5が用いられる。エア漏れ検査具5は、図3に示すように、収納ケース6と、その収納ケース6内に収納されるデジタル式流量計7と、その流量計7に接続される一対の接続パイプ8,9と、その各接続パイプ8(9)の先端部にそれぞれ取付けられる接続具としての継手80,90と、を備えている。
前記収納ケース6は、図3に示すように、一対の平面視矩形状の箱体10,11がヒンジ部12を介して連結されることにより構成されている。各箱体10(11)は、平面視矩形状の底壁部42の周囲から周壁部13が起立する構造とされ、その周壁部13は、平面視上、長辺とされる対向する一対の対向壁部14と、平面視上、短辺とされる対向する一対の対向壁部19とをもって形成されている。この各箱体10(11)は、一方の対向壁部14aの先端部同士がヒンジ部12により連結されており、そのヒンジ部12を中心とした箱体10,11の相対回動により、各箱体10(11)は、その内部空間を外部に開放したり、該両箱体10,11同士の周壁部13先端面が重なって閉空間を形成したりすることになる。
他方、各箱体10(11)における他方の対向壁部14bには、留め具15が設けられている。この留め具15は、両箱体10,11の周壁部13先端面が重なったとき(閉空間を形成したとき)、各箱体10(11)における他方の対向壁部14b同士を連結できることになっており、そのときには、両箱体10,11は開くこと(相対回動して離間すること)が規制される。
この収納ケース6を構成する各箱体10(11)としては、本実施形態においては、対抗壁部14の長さ(長辺)が150mm前後、対抗壁部19の長さ(短辺)が100mm前後、対抗壁部14,19の高さ(周壁部13の高さ)が50mm前後のものが用いられている。
前記各箱体10(11)における他方の対向壁部14bには、図3に示すように、切欠き16がそれぞれ形成されている。各切欠き16は、対向壁部14bの延び方向中央部に位置されており、その両切欠き16は、両箱体10,11が重なったときには、協働して長方形状の開口17を形成することになっている。
前記収納ケース6には、図3に示すように、当該エア漏れ検査具5を持ち運ぶために、取っ手部18が設けられている。具体的には、各箱体10(11)においては、各対向壁部19が他方の対向壁部14bを超えて延長されることにより、立ち上がり部20がそれぞれ形成され、その両立ち上がり部20の先端部が取っ手主部21によって連結されることにより、取っ手構成部22が構成されている。この両取っ手構成部22は、両箱体10,11が重なることにより隣接することになり、その両取っ手構成部22の隣接状態を前述の留め具15をもって保持することにより、取っ手部18が構成されることになっている。
前記デジタル式流量計7は、図3に示すように、一方の箱体10の底壁部42の内面に取付け具23を用いて固定されている。本実施形態においては、流量計7として、平面視長方形状であって扁平状に形成されたケース24を備えたものが用いられており、そのケース24の長手方向一端面には、流量計7の測定結果を表示する表示部25が設けられている。この流量計7は、一方の箱体10の長手方向中央部に配置され、その流量計7の表示部25は、前述の開口17を介して外部に臨むように配置されている。
この流量計7には、図4に示すように、熱式の流量センサ26が備えられている。具体的には、流量計7内部には、主管27と、その主管27をバイパスするようにして設けられるバイパス管28とが備えられており、流量センサ26は、バイパス管28に、温度センサとしての抵抗体Rus,Rdsが上流側と下流側とに巻き付けられ、その上流側抵抗体Rus,下流側抵抗体Rdsには、測定時(検査時)に、電源としての乾電池32に基づく電流が、作動スイッチ29の押圧操作(押圧操作のときにのみON)により流される(発熱する)ことになっている。このため、作動スイッチ29がON操作されている場合において、主管27内及びバイパス管28内を圧縮エアが流れないときには、上流側抵抗体Rus,下流側抵抗体Rds共に、同じ温度でバランスする一方、圧縮エアが主管27内及びバイパス管28内を流れたときには、上流側抵抗体Rusの熱が圧縮エアの流れにより奪われ、その熱が下流側抵抗体Rdsに与えられることになり、上流側抵抗体Rusと下流側抵抗体Rdsとの間には、温度差が生じることになる。この温度差が圧縮エアの質量流量に対して関数関係にあり、それに着目し、上流側抵抗体Rus,下流側抵抗体Rdsの各々の抵抗値の変化がブリッジ回路30から電気信号として取り出され、それが増幅回路31をもって増幅、補正されることにより質量流量として出力される。この質量流量としての出力値が表示部25に表示されることになる。
上記流量計7(流量センサ26)自体については、既知であるので、これ以上の説明を省略すると共に、図4において、上記バイパス管28へ流れるバイパス流の比率を決める主管27内のフローエレメント等について図示を省略する。
前記一対の各接続パイプ8(9)は、図3、図4に示すように、その各一端が前記流量計7における主管27の各端に接続されている。各接続パイプ8(9)としては、いずれも全長200mm前後のフレキシブルチューブが用いられ、その各接続パイプ8(9)の他端側は、その各接続パイプ8(9)が存在する側の箱体10の対向壁部19を貫通して外部に延出されている。このため、フレキシブルな各接続パイプ8(9)を利用することにより、圧縮エア使用設備2、供給ホース4に対する各接続パイプ8(9)の接続作業性は高いものとされている。
前記一方の接続パイプ8先端部の継手80としては、図2に示すように、前記供給ホース4下流端における雄型継手40bとのいわゆるワンタッチ接続を可能とすべく、雌型継手が用いられ、前記他方の接続パイプ9先端部の継手90としては、図2、図5に示すように、前記圧縮エア使用設備2における雌型継手20とのいわゆるワンタッチ接続を可能とすべく、雄型継手が用いられている。
前記収納ケース6の外面には、図3に示すように、押圧時にのみ、前記乾電池に基づく電流を前記流量計7に供給する作動スイッチ29が設けられている。この作動スイッチ29は、前記箱体10における対向壁部19に、前記立ち上がり部20の近傍において設けられている。これにより、取っ手部18を手で握りつつ、作動スイッチ29を押圧することができ、作動スイッチ29の連続的な押圧操作を的確に行うことができる。
したがって、例えば、圧縮エア使用設備2と供給ホース4との間に当該エア漏れ検査具5を組み込んでエア漏れ検査を行う場合には、その各接続パイプ8,9の継手80,90、接続パイプ(フレキシブルパイプ)8,9の柔軟性を利用しつつ、その組み付け(接続)を行うことができる。このため、工場内における圧縮エア源1を利用して、圧縮エア使用設備2内を圧縮エアで充填した状態に維持でき、その圧縮エア使用設備2からの圧縮エアの漏れに起因するエアの流動量を当該エア漏れ検査具5の流量計7により測定することができ、その流量計7の測定結果に基づき圧縮エア使用設備2に漏れがあるか否かを判断することができる。
このように、圧縮エア源1、供給配管3等について、工場内におけるものを利用する一方、当該エア漏れ検査具5においては、収納ケース6内にデジタル式流量計7等の軽いもののみが収納される構造となっており、携帯性、持ち運び性は極めて高い。しかも、各接続パイプ8(9)のいわゆるワンタッチタイプの継手80(90)、接続パイプ(フレキシブルパイプ)8,9の柔軟性を利用することができ、当該エア漏れ検査具5を使用するに際して、その組み付けを容易にすることができる。このため、当該エア漏れ検査具5を用いれば、工場内における各圧縮エア使用設備2のエア漏れを簡易迅速に検査できる。
図6は第2実施形態、図7は第3実施形態、図8は第4実施形態、図9、図10は第5実施形態、図11は第6実施形態を示す。各実施形態において、前記第1実施形態と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示す第2実施形態は、第1実施形態の変形例を示す。この第2実施形態においては、取っ手部18の外表面及び収納ケース6の周壁部13,13外表面に溝33が連続的に形成されている。このため、当該エア漏れ検査具5を持ち運ぶ際には、接続パイプ8,9を溝33に収納することができ、接続パイプ8,9がばらけることを防ぐことができる。これにより、当該エア漏れ検査具5の持ち運び性を高めることができる。
また、作動スイッチ29が、取っ手部18(立ち上がり部)の側面に設けられており、取っ手部18を握った手の親指で作動スイッチ29を押圧することができることになっている。このため、作動スイッチ29の押圧操作性についても、使い勝手のよいものとなっている。
図7に示す第3実施形態は、当該エア漏れ検査具5の接続(組付け)作業性を高めたものを示している。
この第3実施形態においては、一方の接続パイプ8が収納ケース6の外方に延出されてその先端部の継手80が収納ケース6の外部に位置されている一方、他方の接続パイプ9の継手90(本実施形態においては雄型継手)は、外部に突出した状態で収納ケース6(箱体10)における対向壁部19に固定され、その継手90は、圧縮エア使用設備2における継手20(本実施形態においては雌型継手)にいわゆるワンタッチで着脱可能とされている。
これにより、収納ケース6に固定されている継手90と、圧縮エア使用設備2に固定されている継手20とを接続することによって、収納ケース6を、固定設備である圧縮エア使用設備2に保持できることになり、以後、収納ケース6の状態を考慮する必要がなくなる。このため、作業者は、両手をもって、一方の接続パイプ(フレキシブルパイプ)を供給ホース4下流端の継手40b(図2参照)に対して接続作業を行うことができ、接続作業性を向上させることができる。
この場合、継手20と継手90との嵌合関係は、両者20,90の嵌合時における相対回転抵抗、圧縮エアの作用等により、基本的に相対回転しにくいものとなるが、回り止め治具等を用いたりすることにより、継手20と継手90とを相対回転不能とすることがより好ましい。
図8に示す第4実施形態は、第3実施形態の変形例を示す。この第4実施形態においては、箱体10,11として、両端が閉塞された円筒体を半割形状に形成したものを用意し、その半割形状の箱体10,11をヒンジ部(図10では図示略)をもって連結することにより、開閉可能な円筒状の収納ケース6が形成されている。この円筒状の収納ケース6においては、一方の接続パイプ8が、収納ケース6の一端面から外部に延出されて継手80が収納ケース6の外方に配置される一方、他方の接続パイプ9が収納ケース6内に収納され、その他方の接続パイプ9先端部における継手90が、収納ケース6の他端面に外部に露出した状態で固定されている。しかもこの円筒状の収納ケースの径は、手で握る程度の径とされ、具体的には、10〜15cm程度とされている。
これにより、円筒状の収納ケース6が握り易くなり、当該エア漏れ検査具5の持ち運び時は勿論、当該エア漏れ検査具5のその接続作業時に、その円筒状の収納ケース6を握りながら、その他端面に固定された継手90を、圧縮エア使用設備2に固定された継手20にいわゆるワンタッチで嵌合(接続)でき、接続作業性を向上させることができる。
図9、図10に示す第5実施形態は、第3実施形態の変形例を示す。この第5実施形態においては、他方の接続パイプ9における継手90が収納ケース6に対して相対的にスライド可能に保持されている。
具体的には、収納ケース6おいては、その収納ケース6(箱体10,11)の対向壁部19にスリット35が形成されていると共に、その収納ケース6(箱体10,11)の底壁部42内面に、スリット35の幅方向両側において一対のガイド壁36が設けられてその間にガイド溝37が形成されている。一方、継手90は、スリット35の区画面に摺動可能に保持された状態で収納ケース6外方に突出されていると共に、その継手90の基端部外周にフランジ部38が設けられて、そのフランジ部38が上記ガイド溝37により案内されることになっている。
これにより、収納ケース6における継手90を圧縮エア使用設備2に固定されている継手20に接続すると、収納ケース6は、その自重に基づき下方に移動し、収納ケース6は床面39に着座することになり(図9、図10仮想線参照)収納ケース6は、床面39に支えられると共に、継手20(圧縮エア使用設備2)と継手90とにより倒伏が規制されることになる。このため、収納ケース6を極めて安定した状態をもって固定でき、この後、行われる一方の接続パイプ8の接続作業性を、一層向上させることができる。
図11に示す第6実施形態は、第1実施形態の変形例を示す。この第6実施形態においては、圧縮エア使用設備2における圧縮エアの漏れ量を損失金額として表示部25に表示する内容を示している。
具体的には、当該エア漏れ検査具5に演算部40が設けられ、その演算部40の演算結果が表示部25において表示されることになっている。演算部40には、デジタル式流量計7からの出力値(圧縮エアの流量(漏れ量))と、記憶部41に予め記憶されている演算のための情報、例えば単位漏れ量当たりの金額等とが入力されることになっており、演算部40は、それら入力情報に基づき、圧縮エアの漏れ量の損失金額を演算し、その演算結果を表示部25に出力することになっている。表示部25は、圧縮エア使用設備2における圧縮エアの漏れの有無の他に、演算部40での演算結果としての損失金額を表示することになる。
これにより、圧縮エアの漏れ量を損失金額を通じて認識することができることになり、圧縮エア使用設備2における圧縮エアの漏れに対する認識度合を高めることができる。
勿論この場合、演算部40が記憶部を有する場合には、演算部40自体に、演算のための情報を記憶しておいてもよい。
以上実施形態について説明したが本発明にあっては、当該エア漏れ検査具5を、圧縮エア使用設備2と供給ホース4との間だけでなく、供給ホース4と供給配管3との間で用いてもよい。
1 圧縮エア源
2 圧縮エア使用設備
3 供給配管
4供給ホース
5 エア漏れ検査具
6 収納ケース
7 デジタル式流量計
8 一方の接続パイプ
9 他方の接続パイプ
18 取っ手部
20 圧縮使用設備の継手(接続具)
29 作動スイッチ
33 溝
40 演算部
40b 供給ホース下流端の継手(接続具)
80 一方の接続パイプ先端部における継手(接続具)
90 他方の接続パイプ先端部における継手(接続具)

Claims (10)

  1. 圧縮エア源から圧縮エアを供給する供給配管と、該供給配管との間で供給ホースが着脱可能に接続されて該供給配管から該供給ホースを介して圧縮エアが供給される圧縮エア使用設備との間で用いられるエア漏れ検査具であって、
    収納ケースが備えられ、
    前記収納ケース内にデジタル式流量計が収納され、
    前記流量計の流出入口の一方及び他方に接続パイプがそれぞれ接続され、
    前記各接続パイプの先端部に接続具が、前記収納ケースの外部に配置された状態で接続され、
    前記接続パイプのうちの少なくとも一方の接続パイプが、フレキシブルパイプとされた状態の下で、前記収納ケースを貫通して外部に延出され、
    前記接続パイプのうちの一方の接続パイプの接続具が、前記圧縮エア使用設備と前記供給ホースとの要素間接続部又は該供給ホースと前記供給配管との要素間接続部のいずれかにおける一方の要素の接続具に着脱可能に接続されるように設定され、
    前記接続パイプのうちの他方の接続パイプの接続具が、前記一方の要素に対する相手方要素の接続具に着脱可能に接続されるように設定されている、
    ことを特徴とするエア漏れ検査具。
  2. 請求項1において、
    前記他方の接続パイプの接続具が、外部に露出した状態で前記収納ケースに固定されていると共に、前記圧縮エア使用設備における接続具又は前記供給配管における接続具に着脱可能に接続されるように設定されている、
    ことを特徴とするエア漏れ検査具。
  3. 請求項2において、
    前記他方の接続パイプの接続具が、前記圧縮エア使用設備の接続具又は前記供給配管の接続具に対して相対回転不能に接続されるように設定され、
    前記収納ケースは、前記他方の接続パイプの接続具を利用して前記圧縮エア使用設備の接続具又は前記供給配管に保持されたとき、該収納ケースの特定個所において、前記流量計の測定結果を表示する表示部を外部に対して視認できるように設定されている、
    ことを特徴とするエア漏れ検査具。
  4. 請求項2又は3において、
    前記収納ケースが、両端が閉塞され且つ手で握る程度の径とされた筒体として形成され、
    前記一方の接続パイプが、前記筒体の一端面から外部に延出され、
    前記他方の接続パイプの接続具が、前記筒体の他端面に外部に露出した状態で保持されている、
    ことを特徴とするエア漏れ検査具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記他方の接続パイプの接続具が、外部に露出した状態で前記収納ケースにスライド可能に保持されている、
    ことを特徴とするエア漏れ検査具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記収納ケースに、片手で握ることができる取っ手部が設けられている、
    ことを特徴とするエア漏れ検査具。
  7. 請求項6において、
    前記取っ手部が、前記収納ケースに該収納ケースの周囲を拡張するように設けられ、
    前記取っ手部の周面に、前記接続パイプを収納するための溝が形成されている、
    ことを特徴とするエア漏れ検査具。
  8. 請求項6において、
    前記取っ手部に、前記流量計の測定を実行させる作動スイッチが設けられている、
    ことを特徴とするエア漏れ検査具。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記収納ケース内に、前記デジタル式流量計を作動させる電源として、乾電池が収納され、
    前記収納ケースの外面に、押圧時にのみ、前記乾電池を前記デジタル式流量計に作用させる作動スイッチが設けられている、
    ことを特徴とするエア漏れ検査具。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項において、
    前記デジタル式流量計からの出力値が入力されて圧縮エアの漏れ量に対する金額を演算する演算部と、
    前記演算部の演算結果としての金額を表示する表示部と、が備えられている、
    ことを特徴とするエア漏れ検査具。
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