JP3183847B2 - 作業手順表作成装置および作業手順表作成方法 - Google Patents

作業手順表作成装置および作業手順表作成方法

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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の作業主体が
各々単独にあるいは共同して実行する作業の手順を表す
作業手順表および作業手順表作成装置および作業手順表
作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、製造現場での製造工程の明確化・
効率化や、社内におけるサンプル出荷、取引契約、設備
新設、不適合品処理等の手順の明確化を行うために、作
業手順の標準化が進められている。製造企業やその他の
企業において、国際標準化機構に従ったISO−900
0やISO−14000等の取得を目的として、作業手
順を定めた書類(ISO文書)の作成が積極的に進めら
れている。従来、多機能にまたがる複雑な作業手順を文
書によって表すことで、作業手順を定めた書類の作成が
行われている。これでは実際の作業手順がわかりにく
く、添付資料としてさらに図22に示すような表を付け
ている。すなわち、作業手順を表す作業手順表として図
22に示すように、作業主体を項目として、ある軸に沿
って並べて表示するとともに、その軸に直交するように
作業内容を表す欄を設け、その欄に作業内容における目
的事項、例えば「月間生産計画表」等を四角で囲み、そ
の作業内容における作業動作を脚注として箇条書きにし
ている。なお、これら作業手順を表した文書や図22の
ような作業手順表は、手書き、または、ワードプロセッ
サーを用いて作成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の作業手
順を表した文書では、文書作成のために多くの時間がか
かるとともに、作業手順の変更があった場合のメインテ
ナンスも容易でない。さらに、この作業手順を表した文
書を第3者が理解するためにも多くの時間がかかり、そ
の結果定めた標準が徹底しにくい。例えば、図22のよ
うな作業手順表を用いても作業内容を確認するためには
脚注を読まなければならず、一見して作業手順が分かる
ようにはなっていない。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、 1)作成が短時間で済み、 2)メインテナンスが容易で、 3)標準化しやすく、 4)一見して作業手順が理解できる 作業手順表および作業手順表作成装置および作業手順表
作成方法を提供することを目的とする。
【0005】
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、作業内容に対応する作業記号、および、
該作業記号の作業順を示すための移行記号を納めた記号
テーブルを記憶した記憶手段と、作業手順表を作成する
ため選択された作業主体を識別する名称を項目とし、該
項目を一の座標軸に沿って並べて表示してなる作業主体
項目表示欄と、前記作業主体が実行する作業内容を前記
座標軸に直交する他の座標軸に沿って並べて表示してな
る作業内容表示欄とを設定する表項目設定手段と、入力
動作に応じて、前記作業内容表示欄に、該作業内容に対
応する前記記号テーブル内の作業記号を前記他の座標軸
に沿って時間の経過にしたがって設定する作業記号設定
手段と、前記作業記号設定手段により設定された作業記
号間を、前記記号テーブル内の移行記号により作業順を
示すように設定する移行記号設定手段とを備え、前記作
業記号は、作業の目的事項を区別する内部記号と作業動
作を表す記号を組み合わせた記号であることを特徴とす
る作業手順表作成装置である。また、本発明は、上記の
業手順表作成装置において、前記作業記号設定手段
が、前記作業主体項目表示欄に表示される作業主体をさ
らに特定したい場合、作業主体をさらに特定するための
作業記号についての特殊表記方に基づいて、前記作業記
号を設定することを特徴としている。
【0008】また、本発明は、上記の作業手順表作成装
置において、前記作業記号設定手段が、作業が複数の作
業主体により行われる場合、作業が複数の作業主体によ
り行われる場合の特殊表記法に基づいて、前記作業記号
を設定することを特徴としている。また、本発明は、上
記の作業手順表作成装置において、前記移行記号設定手
段が、該移行記号により結ばれた作業内容を表す作業記
号間で、連絡手段を特定したい場合、該移行記号ととも
に、該連絡手段を設定することを特徴としている。ま
、本発明は、上記の作業手順表作成装置において、前
記記号テーブルが、前記作業記号の構成要素で、目的事
項を表すための内部記号をさらに納め、前記表項目設定
手段が、前記他の座標軸に並行して備考欄をさらに設
け、前記作業記号設定手段が、前記備考欄に前記記号テ
ーブルに納められた内部記号を用いて、備考内容の設定
を行うことを特徴としている。
【0009】次に、本発明は、作業内容に対応する作業
記号、および、該作業記号間の作業順を示すための移行
記号を納めた記号テーブルを記憶手段に予め記憶する工
程と、作業手順表を作成するため選択された作業主体を
識別する名称を項目とし、該項目を一の座標軸に沿って
並べて表示してなる作業主体項目表示欄と、前記作業主
体が実行する作業内容を前記座標軸に直交する他の座標
軸に沿って並べて表示してなる作業内容表示欄とを設定
する表項目設定工程と、入力動作に応じて、前記作業内
容表示欄に、該作業内容に対応する前記記号テーブル内
作業記号を前記他の座標軸に沿って時間の経過にした
がって設定する作業記号設定工程と、前記作業記号設定
工程により設定された作業記号間を、前記記号テーブル
内の移行記号により作業順を示すように設定する移行記
号設定工程とを含み、前記作業記号は、作業の目的事項
を区別する内部記号と作業動作を表す記号を組み合わせ
た記号であることを特徴とするコンピュータによる作業
手順表作成方法である。また、本発明は、上記の作業手
順表作成方法において、前記作業記号設定工程が、前記
作業主体項目表示欄に表示される作業主体をさらに特定
したい場合、作業主体をさらに特定するための作業記号
についての特殊表記法に基づいて、前記作業記号を設定
することを特徴としている。
【0010】また、本発明は、上記の作業手順表作成方
法において、前記作業記号設定工程が、作業が複数の作
業主体により行われる場合、作業が複数の作業主体によ
り行われる場合の特殊表記法に基づいて、前記作業記号
を設定することを特徴としている。また、本発明は、上
記の作業手順表作成方法において、前記移行記号設定工
程が、該移行記号により結ばれた作業内容を表す作業記
号間で、連絡手段を特定したい場合、該移行記号ととも
に、該連絡手段を設定することを特徴としている。ま
た、本発明は、上記の作業手順表作成方法において、
記記号テーブルが、前記作業記号の構成要素で、目的事
項を表すための内部記号をさらに納め、前記表項目設定
工程は、前記他の座標軸に並行して備考欄をさらに設
け、前記作業記号設定工程は、前記備考欄に前記記号テ
ーブルに納められた内部記号を用いて、備考内容の設定
を行うことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
作業手順表および作業手順表作成装置および作業手順表
作成方法を図面を参照して説明する。なお、以下の説明
において、「□□が××を○○する。」といった作業
で、”□□”を「作業主体」、”××”を目的事項、”
○○”を「作業動作」と呼ぶ。また、「目的事項」およ
び「作業動作」をまとめて、「作業内容」と呼ぶ。また
本発明の実施の形態において作成される作業手順表の一
例を図19に示す。ここで、手順表として仕上がったも
のを「作業手順表」と呼ぶものとする。また、図19に
おいて、符号g3に示すような作業主体を識別する名称
を一の座標軸に沿って並べて表示してなる欄を「作業主
体項目表示欄」と呼び、符号g4に示すような作業主体
が実行する作業内容を前記座標軸に直交する他の座標軸
に沿って並べて表示してなる欄を「作業内容表示欄」と
呼ぶものとする。そして、この作業内容表示欄には、符
号g1に示すような作業内容に対応する記号が、前記他
の座標軸に沿って時間の経過にしたがって表示される。
このような記号を「作業記号」と呼ぶ。また、符号g5
に示すような作業記号間における作業順を示すための記
号を「移行記号」と呼ぶ。すなわち、作業手順表は、以
上の作業主体項目表示欄と、それに直交した作業内容表
示欄を備えた表に、これら作業記号、移行記号を組み合
わせることで構成されている。なお、「作業記号」、
「移行記号」の詳細は別途説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態による作業手
順表作成装置の構成を表した図である。同図において符
号1は同装置を構成する各装置部を制御する制御部を、
符号2はハードディスクドライブ、光磁気ディスクドラ
イブ等の記憶装置を、符号3はCRT(Cathode Ray Tu
be)もしくは液晶表示装置等の表示装置を、符号4はキ
ーボードやマウス等で構成され作業手順表作成装置の使
用者(以下「装置使用者」と記載する)の入力手段とな
る入力装置を、符号5はプリンタ等の出力装置を、符号
6は各装置を接続するためのバスを表している。また、
制御部1内には、作業手順表を作成するために必要とな
る各種処理部、すなわち、アクション判断手段11、表
項目設定手段12、作業記号設定手段13、移行記号設
定手段14が設けられている。なお、このアクション判
断手段11、表項目設定手段12、作業記号設定手段1
3、移行記号設定手段14は、専用のハードウェアによ
り実現されるものであっても、プログラムとして提供さ
れ制御部1を構成するCPU(中央演算装置)により実
行されることにより、その機能が実現されるものであっ
てもよい。一方、記憶装置2には、作業の主体となる作
業主体に関する情報をまとめた作業主体テーブル15、
図形と文字との組み合わせで構成され、作業内容別にあ
らかじめ定められた作業の目的事項および作業動作を表
す作業記号、および、作業記号間を作業順を示すための
移行記号等を納めた記号テーブル16が記憶されてい
る。さらに、作業手順表作成装置により作成された作業
手順表17が記憶装置2に随時記憶されていく。
【0013】まずはじめに、図19に示すような作業手
順表を作成するために必要となる、作業主体テーブル1
5、および、記号テーブル16について説明する。作業
主体テーブル15とは、作成する作業手順表に応じて、
その作業の主体となる作業主体を識別する名称をあらか
じめ登録したテーブルである。これは、表項目設定手段
12により、図19の作業主体項目表示欄g3等を作成
する際の、作業主体の選択を容易にするために設けられ
ている。例えば、顧客から注文計画書を受けた場合の作
業手順を表すための主体として、この作業主体テーブル
15に「顧客」、「営業部門」、「生産部門A」、「生
産部門B」、・・・が登録されている。また、この作業
主体テーブル15には登録された作業主体の関連度に関
する情報も併せて持ち合わせ、作業内容表示欄g4の作
成の際に図19の符号e1〜e3に示すような罫線の種
類を特定するのに利用される。例えば、この関連度に関
する情報として、関連の強い順に”A”、”B”、”
C”の3ランクあり、「顧客」と「営業部門」の関連度
は”C”、「営業部門」と「各生産部門」との関連度
は”B”、各生産部門間の関連度は”A”のように登録
されているものとする。この作業主体テーブル15に
は、上述のような顧客から注文計画書を受けた場合の作
業主体のほか、工場で製品を製造する際の作業主体等、
作業別に複数の作業主体の登録がなされているものとす
る。なお、このテーブルに作業主体の追加も可能である
ものとする。
【0014】記号テーブル16とは、作業記号および移
行記号等を納めたテーブルである。ここで、「作業記
号」とは、図形と文字との組み合わせで構成され、作業
内容別にあらかじめ定められた作業の目的事項および作
業動作を表す記号である。一方、「移行記号」とは、作
業記号間を作業順を示すための記号である。この記号テ
ーブル16は、作業主体による作業内容および作業順を
設定するために作業記号設定手段13および移行記号設
定手段14により利用される。以下、この記号テーブル
16に登録されている各種記号について詳細に説明す
る。図2および図3は、注文計画書を受けたとき、サン
プル出荷のとき、取引契約のとき、設備新設のとき等の
社内における作業手順の分析を行い、その分析結果に基
づいて作業毎に定めらた作業記号の一例を示す図であ
る。図2、図3において、「記号の種類」31を見る
と、作業内容として「決裁を要する作業」、「一般作
業」、「コンピュータ作業」、「判定作業」、「他の手
順に従う作業」に大きく分類され、さらにこれら大分類
された作業がさらに細かく分類されていることが分か
る。そして、各作業内容に応じて、「作業記号」32が
定められ、さらに、この「作業記号」32の「書き方」
33および「内容」34が定められていることが分か
る。符号35の「決裁を要する作業」の「審査」である
作業記号を例にして説明すると、この作業記号35は、
「内容」34より作業主体がC部門であるときには「C
部門が×××シートを審査する」ことを意味するものと
して定義されていることが分かる。なお、”×××”は
作業記号35内の”×××”を意味し、この”×××”
に記入される文字によりシート名が特定される。また、
作業記号35における「書き方」33を参照すると「会
議体で審査する場合は○○に会議体名を記入する」もの
としている。この”○○”は作業記号35内の”○○”
を意味し、この”○○”に記入される文字により会議体
名が特定される。
【0015】同様にして、各作業記号は、図形と文字と
で構成され、”×××シート”等の目的事項はおもに記
入される文字により、作業動作はおもに図形により判断
でき、その作業記号の意味する作業内容が一見して分か
るようになっている。また、目的事項として記号に記入
する文字は必要最低限の単語で済むようになっている。
なお、作業記号35では、”×××シート”に対する処
理としているが、図4のうように”シート”のほか”フ
ァイル”、”コンピュータディスプレイ”を表す作業記
号内の内部記号36が定められ、これら内部記号36に
よりさらに”シート”、”ファイル”等の区別が一見し
て分かるようになっている。図2、図3は、社内におけ
る注文計画書を受けたとき等の作業手順の分析を行い、
その分析結果にもとづいて作業毎にあらかじめ定められ
た作業記号を示しているが、例えば工場内ので製品製造
の手順においては、これら図に示す作業記号での作業手
順表の作成は難しい。よって、作業の種類に応じて作業
手順の分析が行われ、その作業にあった作業記号が定め
られるものとする。
【0016】ところで、図19に示す作業手順表におい
て、作業主体の作業内容を、作業内容項目欄g4に作業
記号を利用して表すが、その作業の作業主体が部門の部
門長であるか実行責任が担当者であるか等を、さらに詳
しく区別したい場合がある。また、複数の作業主体によ
り作業が行われる場合、一部の作業主体がその作業に参
加しなくてよい場合がある。そこで、このような場合に
対応するために作業記号の特殊表記法が定められてい
る。図5は、作業記号に特殊な意味を持たせるための特
殊表記法を表した図であり、同図を用いてこの特殊表記
法を説明する。符号41で示す特殊表記法は、同一作業
で関連の部門(作業主体)がある場合の表記法であり、
符号41のように、関連のない部門は波印により空白と
する。例えば図19において、販売会議が「営業部
門」、「生産部門B」、「生産部門D」、「生産部門
E」において行われる場合には、符号g1のように作業
記号を表記する。これにより、同一作業で関連のある作
業主体と関連ない作業主体とを一見して区別することが
できる。また、図5において、作業主体をさらに分類す
るために符号42、符号43で示すように、実行責任者
が担当の場合には作業記号を塗りつぶし、部門長の場合
には透明にするといった特殊表記法が定められている。
これにより、作業主体項目欄に示される作業主体をさら
に区分することができる。なお、作業主体項目表示欄に
示される作業主体を特定するための特殊表記法はこれに
限定されるのではなく、作業記号に対する塗りつぶし、
塗りつぶしなし、ハッチング等と、これにより特定され
る主体が何であるか事前に決められていればよい。
【0017】次に、移行記号について説明する。図6
は、作業手順表に設定記入された作業記号を作業順を示
すための移行記号の一例を示す図である。「記号の種
類」45より移行記号は作業の移行のみを表す場合と、
連絡業務を伴って作業の移行を表す場合の2つが定めら
れていることが分かる。また、連絡業務を伴う移行記号
49では、「書き方」47より『△△には「TEL」
「FAX」「ORIGIN」「COPY」等の連絡手段
を記入する』ことで、「内容」48に記載されるように
「矢印前の資料を△△で連絡する。」ことを意味するこ
とが分かる。このように、移行記号49において”△
△”に記載される文字により、作業順が分かると共に、
その際の連絡手段も一見して分かるようになる。なお、
作業手順表を作成するに当たって、作業が順次行われる
のでなく、ページ内で不連続になる場合がある。また、
1ページで作業手順表が完結しない場合がある。そのよ
うな場合に対応するために、図7に示すような移行記号
の特殊表記法である特殊記号が定められている。同図に
おいて、符号51に示す特殊記号は、同ページにおいて
作業順を示すために、図6に示す移行記号では不都合な
場合に用いられる。図20は、作業手順表の一部を例示
しているが、例えば符号g9、g10のようにして用い
られる。図7の符号52に示す特殊記号は、作業手順表
が複数のページにまたがる場合に用いられ、図19の符
号g6のようにして用いられる。なお、図19の符号g
6では、2ページの番号「A」につながることを意味し
ている。また、図7の符号53に示す特殊記号は、判定
作業の後、次の作業を必要とせず終了する場合の表示法
である。また、図7の符号54に示す特殊記号は、図2
0の符号g8に示すように、つながれる作業記号の中間
に他の記号等が入る場合に用いられる。
【0018】ここで、作業記号および移行記号について
まとめると図21のようになる。すなわち、作業記号は
作業内容を表示するために用いらる。また、必要に応じ
て目的事項を示すために図4に示す内部記号が用いられ
る。そして、この作業記号の特殊表記法としては、図5
の符号42や43に示す作業主体を特定する表記法およ
び、符号41に示す複数の作業主体にまたがる作業内容
の表記法が定められている。一方の、移行記号は作業の
移行順を示すために用いられる。そして、その特殊表記
法として、図6の符号49に示すような連絡手段の設定
が行われたり、図7に示すような接続(符号51や5
2)、作業終了(符号53)、中間ラインの省略(符号
54)といった移行を示す特殊記号が用いられる。な
お、図2、図3に示す作業記号、図4に示す作業記号を
構成する内部記号、図6に示す移行記号、図7に示す特
殊記号は、図8に示すデータ構成のテーブルとして、記
憶装置2内の記号テーブル16に納められている。ここ
で、「作業記号」、「移行記号」を総称して「記号」と
呼ぶものとする。図8の記号テーブルのデータ構成にお
いて、「記号番号」a1は、その記号を一意に表す番号
である。「種類データ」a2は、例えば図2の「記号の
種類」31で示される記号の種類を表すデータである。
「記号データ」a3は、例えば図2の作業記号35にお
いて”×××”や”○○”といった文字記入部分を除い
た図形を描くためのベクトルデータ等が納めらている。
「目的事項位置データ」a4とは、例えば図2の作業記
号において図形における”×××”や”○○”という文
字の記入位置に関するデータを納めたものである。な
お、文字の記入が必要でない記号に関しては、この項目
のデータは無いことになる。「内容説明データ」a5
は、装置使用者が記号の意味を作業手順表作成装置上で
ヘルプ情報として確認できるようにするために、図2の
「書き方」33や「内容」34で示される情報を納めた
ものである。
【0019】次にこの作業手順表作成装置の動作を説明
する。図9は、本実施の形態の作業手順表作成装置の動
作を表すフローチャートである。はじめに、表項目設定
手段12により、作業手順表を作成するため選択された
作業主体を識別する名称を項目とした作業主体項目表示
欄と、作業記号等を設定するための作業内容表示欄を作
成する(ステップS1)。このとき、表項目設定手段1
2は、記憶装置2の作業主体テーブル15に登録された
作業主体に関する情報を表示し、装置使用者が作業主体
の選択をできるようにする。これにより表の作成に必要
となる作業主体項目が容易に設定できるようになる。図
10は、図19に示す作業手順表を作成する過程で、こ
のステップS1により設定された表項目が表示装置3に
表示された例である。図10において、符号d1が以下
のステップで利用される記号選択領域であり、符号d2
が作成されている作業手順表のイメージを表示する表領
域である。なお、記号選択領域d1は、スクロール可能
で、これにより記号テーブル16に登録されている記号
の選択が可能であるものとする。
【0020】なお、この表項目設定手段12は、作業主
体テーブル15に納められた作業主体間の関連度に関す
る情報に基づき、作業内容表示欄g4を分ける罫線の種
類を図10の符号e1〜e3のように区別して設定す
る。なお、符号e1の2重線で示す罫線は、「顧客」と
「営業部門」の関連度が低いため設定され、符号e2の
1重線で示す罫線は、「営業部門」と「生産部門A」の
関連度が中程度のため設定され、符号e3の点線で示す
罫線は、各生産部門の関連度が高いため設定されたもの
である。また、この表項目設定手段12は、このステッ
プS1で設定した作業主体項目等に関する情報を、制御
部1を構成するRAM(Random Access Memory)に記憶
させ、表の再構成が可能となるようにしている。
【0021】以下は、作業内容表示欄に記号を設定して
いくことにより、作業内容および作業順を設定してくス
テップとなる。まず、アクション判断手段11により、
装置使用者が入力装置4を用いてどのアクション、すな
わち入力動作を行ったか判断する(ステップS2)。こ
こで、判断されるアクションとしては”作業記号設定ア
クション”、”移行記号追加変更アクション”、”作業
記号変更アクション”等がある。
【0022】”作業記号設定アクション”とは、図10
の記号選択領域d1より、設定したい記号を入力装置4
であるマウスを用いてドラッグし、表領域d2のその作
業が行われる作業主体に対応する作業内容項目欄に、そ
の記号をドロップすることをいう。なお、”ドラッグ”
とは、マウスのボタンを押しながら移動させることをい
い、”ドロップ”とは押していたボタンを離すことでド
ラッグ状態を解放することをいう。なお、ここで記号選
択領域d1より選ばれる記号は、作業記号であるものと
する。
【0023】”移行記号追加変更アクション”とは、移
行記号の変更を行うために、表領域d2に設定された移
行記号をダブルクリックすることや、移行記号の追加を
行うために、記号選択領域d1より、必要とする移行記
号や、移行記号の特殊表記法である特殊記号をマウスを
用いてドラッグし、表領域d2の作業記号を設定したい
位置にドロップすることをいう。なお、”ダブルクリッ
ク”とは、マウスのボタンを2度連続して押すことをい
う。”作業記号変更アクション”とは、作業記号や特殊
記号の変更を行うために、表領域d2に設定されたこれ
ら記号をダブルクリックすることをいう。これらアクシ
ョンがアクション判断手段11により判断され、判断結
果に応じて、ステップS3〜S5のいずれかに進む。
【0024】”作業記号設定アクション”の場合には、
作業記号設定手段13により、作業記号の設定が行われ
る(ステップS3)。このステップS3の動作をより詳
細に示したフローチャートが図11であり、この図を用
いてステップS3を説明する。はじめに、図10におけ
る表領域d2の作業内容表示欄にドロップされた記号の
記号番号a1(図8参照)および、ドロップされた位置
を取得し、表上にその記号を設定する(ステップS3
1)。次に、ステップS31で設定された記号の前に、
別の記号が設定されている場合には、その直前に設定さ
れた記号と今回設定された記号とを移行記号で結ぶため
に、移行記号設定手段14を呼び出し、この2つの記号
間を移行記号で結ぶ(ステップS32)。なお、移行記
号の設定は、移行記号を表示した後、「最初にクリック
した作業記号」から「2番目にクリックした作業記号」
に向けて表示されるようにしてもよいが、作業記号の設
定は主に作業順に行われることから、直前に設定された
作業記号と今回設定された作業記号とを自動的に移行記
号で結ぶことで、効率的な移行記号の設定ができるよう
になる。ステップS31で得た記号番号a1を用いて記
号テーブル16を検索することにより、図8の目的事項
位置データa4が設定されているか判断することで、目
的事項の設定が必要な記号であるか否かの判断を行い、
目的事項の設定が必要ならば、装置使用者に設定を促
し、目的事項の設定を行う(ステップS33)。
【0025】次に、装置使用者がオプション設定を必要
としているか判断を行う(ステップS34)。ここ
で、”オプション”とは、図5に示す特殊表記法による
表記の設定のことを言う。なお、設定が必要な場合、装
置使用者が図10に図示しないオプション設定ボタンを
マウスを用いて押すものとする。オプション設定が必要
な場合は、図12に示すようなウィンドウを表示装置3
に表示し、装置使用者にオプションの選択を促し、オプ
ションの設定を行う(ステップS35)。図12におい
て、例えば、装置使用者が主体を実行責任者として特定
したい場合には、マウスを用いてボタンh1を押すもの
とする。また、ステップS31で設定した作業を生産部
門Aおよび生産部門Dで行うものとして設定したい場合
にはボタンh2、h3を押すものとする。
【0026】なお、このステップS3の処理により1つ
の記号が設定され、制御部1を構成するRAM内に、図
14(a)に示すようなメモリ構成の情報が記憶される
ととに、その情報は図10の表領域d2に反映して表示
される。なお、図14(a)は、ステップS3で設定さ
れた作業記号もしくは特殊記号を表すためのメモリ構成
例であり、「ID」b1は、設定された記号を識別する
ために、自動的に振られる識別番号を納める項目であ
る。また、「記号番号」b2は設定された記号の記号番
号を表す項目であり図11のステップS31で取得され
た値となる。なお、この「記号番号」b2は、記号テー
ブルに納められた図8の「記号番号」a1に対応してい
る。「位置データ」b3は、図11のステップS31で
取得された記号の設定される位置を納める項目である。
また、「目的事項1」b4、「目的事項2」b5は、図
11のステップS33において目的事項の設定があった
場合にその目的事項に関する情報を納める項目である。
「オプション情報」b6は、ステップS35において、
オプションの設定があった場合に、そのオプションに関
する情報を納める項目である。
【0027】なお、ステップS32で設定された移行記
号は、図14(b)に示すようなメモリ構成でRAMに
記憶される。この図において、「ID」c1は、設定さ
れた移行記号を識別するために自動的に振られる識別番
号を納める項目である。「前の記号ID」c2、「次の
記号ID」c3は、移行記号により結ばれる2つの記号
の「ID」b1(図14(a)参照)に対応する値を納
める項目である。「連絡手段」c4は、図6の移行記号
49が設定された場合の連絡業務に関する情報を納める
項目である。ところで、図7に示す移行記号における特
殊記号の場合には、図14(b)の「前の記号ID」c
2、「次の記号ID」c3の一方のみでよい場合があ
る。このような場合、不必要となる項目は空欄となる。
なお、図11のステップS32で移行記号が設定される
と、移行記号設定手段14により、図14(b)のメモ
リ構成にもとづいてこの情報が制御部1を構成するRA
Mに記憶されることになる。
【0028】次に、図9において、”移行記号追加変更
アクション”の場合には、移行記号設定手段14によ
り、移行記号の追加・変更が行われる(ステップS
4)。移行記号の追加とは、例えば図3における判定作
業を表す作業記号のように、図11のステップS32の
自動的な移行記号の設定で対応できないときに、装置使
用者のアクションにより図7に示す特殊記号を含む移行
記号の追加がなされる場合をいう。また、移行記号の変
更とは、例えば、設定された移行記号の位置を移動した
い場合や、連絡手段の設定、変更を行う必要がある場合
をいう。なお、装置使用者が、図10に図示しない連絡
手段設定ボタンをマウスを用いて押すと、図13に示す
ようなウィンドウを表示装置3に表示し、連絡手段の設
定を容易にできるようにしてもよい。このステップで設
定・変更された情報に基づいて、移行記号設定手段14
が、制御部1を構成するRAM上に新たにその情報を記
憶、もしくは、この情報に基づいた変更を行う。なお、
作業記号設定手段13は、ステップS3やステップS4
により移行記号の追加・変更が行われた場合には、移行
記号により結ばれた2つの作業記号の位置関係を確認す
る。そして、確認の結果、後の作業内容を表す作業記号
の方が、直前の作業内容を表す作業記号より作業主体項
目表示欄に近い場合には、時間の経過に従った作業記号
の設定がなされていないものと判断し、後の作業内容を
表す作業記号を、作業主体項目欄の並ぶ軸に対して、直
前の作業記号の位置と等距離、もしくは、より遠い距離
となるように位置修正する。これにより、作業記号が時
間の経過に従って並べられることになる。
【0029】次に、図9において、”作業記号変更アク
ション”の場合には、作業記号設定手段13により、作
業記号の変更が行われる(ステップS5)。作業記号の
変更とは、例えばステップS3で設定した目的事項の変
更を行いたい場合等をいう。このステップで変更された
情報に基づいて、作業記号設定手段13は、RAM上に
記憶された記号に関する情報の変更を行う。最後に、ア
クション判断手段11が、作表が終了したかを装置使用
者のアクションにもとづいて判断し(ステップS6)、
終了していない場合にはステップS2に進み、記号の設
定を順次進め、終了した場合には、処理を終了する。な
お、処理の終了とともに、RAM上に作成された情報
は、記憶装置2に作業手順表17として記憶され、後の
作業手順表の修正・変更を可能にする。また、作表が終
了した時点で作成した作業手順表を出力装置5により印
刷出力してもよい。
【0030】次に、図19に示す作業手順表を作成する
場合の具体例を、図15から図18を用いて説明する。
まずはじめに、装置使用者が作業手順表を作成するため
に作業主体を選択すると、表項目設定手段12が、符号
g3に示すような作業主体項目表示欄およびg4に示す
ような作業内容表示欄が設定された表を、図10の表領
域d2に示すように作成する(ステップS1)。次に、
装置使用者が記号選択領域d1から”一般作業”を表す
作業記号をドラッグし、”顧客”を表す作業主体項目表
示欄に対応する作業内容表示欄でドロップし、この作業
記号の目的事項として”注文計画”を設定すると、作業
記号設定手段13により図15の作業記号f1に示され
るように、この作業記号が設定される(ステップS
3)。
【0031】次に、装置使用者が記号選択領域d1か
ら”窓口業務”を表す作業記号をドラッグし、”営業部
門”を表す作業主体項目表示欄に対応する作業内容表示
欄でドロップすると、作業記号設定手段13により、図
16の作業記号f2に示されるように作業記号が設定さ
れる(ステップS3)。なお、このとき図11のステッ
プS32により図16に示すような移行記号f3が自動
的に設定される。さらに、装置使用者が”移行記号追加
変更アクション”を行い、連絡手段を設定すると、移行
記号設定手段14により、図16に示すように連絡手段
f4が追加変更される(ステップS4)。次に、装置使
用者が記号選択領域d1から”立案”を表す作業記号を
ドラッグし、”営業部門”を表す作業主体項目表示欄に
対応する作業内容表示欄でドロップし、この作業記号の
目的事項として”販売計画”を設定すると、作業記号設
定手段13により図17の作業記号f5に示されるよう
に、この作業記号が設定される(ステップS3)。
【0032】次に、装置使用者が記号選択領域d1か
ら”審査”を表す作業記号をドラッグし、”営業部門”
を表す作業主体項目欄に対応する作業内容表示欄でドロ
ップし、この作業記号の目的事項として”販売計画”お
よび”販売会議”を設定し、さらにオプションとして”
営業部門”、”生産部門B”、”生産部門D”、”生産
部門E”を担当部門として選択すると、作業記号設定手
段13により、図18の作業記号f6のように、この作
業記号が設定される(ステップS3)。さらに、装置使
用者が”移行記号追加変更アクション”を行い、連絡手
段として”ORIGIN”を設定すると、移行記号設定
手段14により、図18の連絡手段f7のように、追加
変更される(ステップS4)。このように、順次設定を
繰り返していくことで、最終的に図19に示すような作
業手順表を作成することができる。
【0033】以上のように、図形と文字との組み合わせ
で構成され、作業内容別にあらかじめ定められた作業の
目的事項および作業動作を表す作業記号を用いると、作
業内容が一見して分かる。また、作業記号ごとに作業内
容が明確に定義づけられるため、作業手順表の作成が短
時間で済むとともに、メインテナンスが容易で、標準化
しやすくなり、一見して作業手順が理解でる作業手順表
とすることができる。
【0034】なお、上記実施の形態における作業手順表
作成装置として、装置使用者による入力動作を”アクシ
ョン”として、例示したが、この例示されたアクション
に限定されるものではなく、記号の設定変更ができる入
力動作であれば、他の入力動作であってもよい。また、
上記実施の形態における作業手順表において、表項目設
定手段12により、図20の符号g2に示すような備考
欄を設け、追加説明したい情報を入力できるようにして
もよい。このとき、図19の符号g7に示すように、作
業記号設定手段13により、作業記号を構成する内部記
号を用いて、その備考内容を設定できるようにしてもよ
い。これにより、図19の例では「販売計画シート」に
対する備考である、といったように一見して何に対する
備考であるかが分かるようになるからである。さらに、
作業記号を構成する内部記号を用いることから、どの作
業記号と関連した備考であるかも分かりやすくなる。
【0035】また、上記実施の形態において、図9に示
すように、最初にステップS1で作業手順表作成に必要
となるすべての作業主体を選択しているが、これに限定
されるものではなく、表を作成する過程で新たな作業主
体が必要となるたびに、表項目設定手段12を起動し、
新たな作業主体に対する作業主体項目表示欄および、こ
の作業主体項目表示欄に対応する作業内容表示欄を随時
追加できるようにしてもよい。また、上記実施の形態に
おいて、作業主体項目として複数の作業主体の場合を例
にして説明したが、作業主体が1主体の場合でもよい。
また、上記実施の形態における移行記号として、図6の
移行記号49に文字で記入する連絡手段は、図6の「書
き方」欄に示されるものに限定されるものではなく、作
業に適した連絡業務が設定されるものとする。また、図
1におけるアクション判断手段11、表項目設定手段1
2、作業記号設定手段13、移行記号設定手段14を実
現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータに読
み込ませ、実行することにより作業手順表の作成を行っ
てもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による作業
手順表作成装置および作業手順表作成方法によって作成
された作業手順表によれば、下記の効果を得ることがで
きる。本発明によれば、作業内容に対応する作業記号を
用いて、作業内容表示欄に、この作業内容に対応する作
業記号を設定している。このように、作業記号を用いる
と、作業内容が一見して分かるようになる。また作業記
号ごとに、作業内容号が明確に定義づけられるため、作
業手順表の作成が短時間で済むとともに、メインテナン
スが容易で、標準化しやすくなり、一見して作業手順が
理解でる作業手順表とすることができる。
【0037】また、本発明によれば、作業主体をさらに
特定したい場合、作業主体をさらに特定するための作業
記号についての特殊表記法に基づいて、作業記号を記載
・設定している。これにより、作業主体項目欄に示され
る作業主体をさらに区分することができる。
【0038】また、本発明によれば、作業が複数の作業
主体により行われる場合、作業が複数の作業主体により
行われる場合の特殊表記法に基づいて、作業記号を記載
・設定している。これにより、同一作業で関連のある作
業主体と関連ない作業主体とを一見して区別することが
できる。
【0039】また、本発明によれば、移行記号により結
ばれた作業記号間で、連絡手段を特定したい場合には、
この移行記号とともに、連絡手段を記載・設定してい
る。これにより、作業順が分かると共に、その際の連絡
手段も一見して分かるようになる。
【0040】また、本発明によれば、作業手順表には、
作業内容表示欄に並行して備考欄が設けられ、この備考
欄に作業記号を構成する内部記号を用いて、備考内容を
示す。このように、作業記号を構成する内部記号を用い
ることから一見して何に対する備考であるかや、どの作
業記号と関連した備考であるかが分かりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による作業手順表作成装
置の構成を表した図である。
【図2】 作業毎に定められた作業記号の一例を示す図
である。
【図3】 作業毎に定められた作業記号の一例を示す図
である。
【図4】 作業記号内の内部記号の一例を示す図であ
る。
【図5】 作業記号に特殊な意味を持たせるための特殊
表記法を説明するための図である。
【図6】 作業順を表すための移行記号の一例を示す図
である。
【図7】 作業手順が複数のページに渡る場合等に用い
られる特殊記号の一例を示す図である。
【図8】 各記号の記憶形式を示す図である。
【図9】 図1の作業手順表作成装置の動作を表すフロ
ーチャートである。
【図10】 表示装置への表示の一例を表す図である。
【図11】 作業記号の設定をより詳細に表したフロー
チャートである。
【図12】 作業記号の設定における特殊表記法に関す
る設定画面の一例を表した図である。
【図13】 移行記号の設定における連絡手段に関する
設定画面の一例を表した図である。
【図14】 設定された作業記号や移行記号の記憶形式
の一例を示した図である。
【図15】 作業手順表の作成手順の一例を説明するた
めの図である。
【図16】 作業手順表の作成手順の一例を説明するた
めの図である。
【図17】 作業手順表の作成手順の一例を説明するた
めの図である。
【図18】 作業手順表の作成手順の一例を説明するた
めの図である。
【図19】 作業手順表の一例を示す図である。
【図20】 作業手順表の一部を示す図である。
【図21】 作業記号と移行記号の目的および特殊表記
法をまとめた図である。
【図22】 作業手順を表わす作業手順表の一従来例を
示す図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 記憶装置 3 表示装置 4 入力装置 5 出力装置 11 アクション判断手段 12 表項目設定
手段 13 作業記号設定手段 14 移行記号設
定手段 15 作業主体テーブル 16 記号テーブ
ル 17 作業手順表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 G06F 17/60 G05B 23/00 G05B 19/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業内容に対応する作業記号、および、
    該作業記号間の作業順を示すための移行記号を納めた記
    号テーブルを記憶した記憶手段と、 作業手順表を作成するため選択された作業主体を識別す
    る名称を項目とし、該項目を一の座標軸に沿って並べて
    表示してなる作業主体項目表示欄と、前記作業主体が実
    行する作業内容を前記座標軸に直交する他の座標軸に沿
    って並べて表示してなる作業内容表示欄とを設定する表
    項目設定手段と、 入力動作に応じて、前記作業内容表示欄に、該作業内容
    に対応する前記記号テーブル内の作業記号を前記他の座
    標軸に沿って時間の経過にしたがって設定する作業記号
    設定手段と、 前記作業記号設定手段により設定された作業記号間を、
    前記記号テーブル内の移行記号により作業順を示すよう
    に設定する移行記号設定手段とを備え、 前記作業記号は、作業の目的事項を区別する内部記号と
    作業動作を表す記号を組み合わせた記号であることを特
    徴とする作業手順表作成装置。
  2. 【請求項2】 前記作業記号設定手段は、 前記作業主体項目表示欄に表示される作業主体をさらに
    特定したい場合、作業主体をさらに特定するための作業
    記号についての特殊表記法に基づいて、前記作業記号を
    設定することを特徴とする請求項1に記載の作業手順表
    作成装置。
  3. 【請求項3】 前記作業記号設定手段は、 作業が複数の作業主体により行われる場合、作業が複数
    の作業主体により行われる場合の特殊表記法に基づい
    て、前記作業記号を設定することを特徴とする請求項1
    に記載の作業手順表作成装置。
  4. 【請求項4】 前記移行記号設定手段は、 該移行記号により結ばれた作業内容を表す作業記号間
    で、連絡手段を特定したい場合、該移行記号とともに、
    該連絡手段を設定することを特徴とする請求項1に記載
    の作業手順表作成装置。
  5. 【請求項5】 前記記号テーブルは、前記作業記号の構
    成要素で、目的事項を表すための内部記号をさらに納
    め、 前記表項目設定手段は、前記他の座標軸に並行して備考
    欄をさらに設け、 前記作業記号設定手段は、前記備考欄に前記記号テーブ
    ルに納められた内部記号を用いて、備考内容の設定を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の作業手順表作成装
    置。
  6. 【請求項6】 作業内容に対応する作業記号、および、
    該作業記号間の作業順を示すための移行記号を納めた記
    号テーブルを記憶手段に予め記憶する工程と、 作業手順表を作成するため選択された作業主体を識別す
    る名称を項目とし、該項目を一の座標軸に沿って並べて
    表示してなる作業主体項目表示欄と、前記作業主体が実
    行する作業内容を前記座標軸に直交する他の座標軸に沿
    って並べて表示してなる作業内容表示欄とを設定する表
    項目設定工程と、入力動作に応じて、 前記作業内容表示欄に、該作業内容
    に対応する前記記号テーブル内の作業記号を前記他の座
    標軸に沿って時間の経過にしたがって設定する作業記号
    設定工程と、 前記作業記号設定工程により設定された作業記号間を、
    前記記号テーブル内の移行記号により作業順を示すよう
    に設定する移行記号設定工程とを含み、 前記作業記号は、作業の目的事項を区別する内部記号と
    作業動作を表す記号を組み合わせた記号であることを特
    徴とするコンピュータによる作業手順表作成方法。
  7. 【請求項7】 前記作業記号設定工程は、 前記作業主体項目表示欄に表示される作業主体をさらに
    特定したい場合、作業主体をさらに特定するための作業
    記号についての特殊表記法に基づいて、前記作業記号を
    設定することを特徴とする請求項6に記載の作業手順表
    作成方法。
  8. 【請求項8】 前記作業記号設定工程は、 作業が複数の作業主体により行われる場合、作業が複数
    の作業主体により行われる場合の特殊表記法に基づい
    て、前記作業記号を設定することを特徴とする請求項6
    に記載の作業手順表作成方法。
  9. 【請求項9】 前記移行記号設定工程は、 該移行記号により結ばれた作業内容を表す作業記号間
    で、連絡手段を特定したい場合、該移行記号とともに、
    該連絡手段を設定することを特徴とする請求項6に記載
    の作業手順表作成方法。
  10. 【請求項10】 前記記号テーブルは、前記作業記号の
    構成要素で、目的事項を表すための内部記号をさらに納
    め、 前記表項目設定工程は、前記他の座標軸に並行して備考
    欄をさらに設け、 前記作業記号設定工程は、前記備考欄に前記記号テーブ
    ルに納められた内部記号を用いて、備考内容の設定を行
    うことを特徴とする請求項6に記載の作業手順表作成方
    法。
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